JPH05328573A - シールドケーブルのクランプ構造 - Google Patents

シールドケーブルのクランプ構造

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JPH05328573A
JPH05328573A JP4149935A JP14993592A JPH05328573A JP H05328573 A JPH05328573 A JP H05328573A JP 4149935 A JP4149935 A JP 4149935A JP 14993592 A JP14993592 A JP 14993592A JP H05328573 A JPH05328573 A JP H05328573A
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JP
Japan
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shield
shielded cable
conductive
shield part
showing
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JP4149935A
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English (en)
Inventor
Masaaki Hara
正昭 原
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用する導電性クランプの種類が少なくて済
み、ケーブル本数,シールド部の太さ,シールド部の変
形等に対しても緩むことなく、長期的に押圧力を保持し
て安定した電気的接触が保持できるシールドケーブルの
クランプ構造を提供する。 【構成】 両端が電子機器装置筐体13に取付けられ
て、シールドケーブル3のシールド部10を装置筐体1
3側に押圧して保持する導電性クランプ4の内側に可撓
性に富んだ波帯板状導電板5を、シールド部10の表面
側又は底面側又は両面側に位置し、この波帯板状導電板
5の貫通穴9を介して筐体底部13aにねじ締め固定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両端が電子機器装置に
取付けられて、シールドケーブルのシールド部を電子機
器装置側に押圧して保持するシールドケーブルのクラン
プ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の電子機器装置の一例を示
す外観図である。図において、1は電子機器装置で、内
部に種々の電子回路装置が実装された金属性の筐体(以
下、装置筐体という)13から成る。この種の装置1
と、図13に示すIO機器21等の外部装置とを互いに
接続して動作させるために、図13中の矢印で示した一
例のような信号ケーブルの接続が行われている。信号ケ
ーブルには通常ノイズ防止のためにシールドケーブル3
が使用され、図12の一例では、シールドケーブル3
が、装置筐体13の例えば底部の図示しないケーブル導
入口から導入され、内部の電子回路装置に接続される。
尚、図中の20は他端を接続するためのコネクタを示
す。このとき、シールドケーブル3をケーブル導入口で
導電性クランプにより装置筐体13に固定するととも
に、シールドケーブル3のシールド部を装置筐体13に
接地する必要がある。
【0003】図14は従来のシールドケーブルのクラン
プ構造の一例を示す側面図、図15はその斜視図であ
る。図において、13はシールド効果を有する金属製の
筐体(装置筐体13)で、内部に実装された例えばプリ
ント板等の電子回路装置2には、外部から上記シールド
ケーブル(信号ケーブル)3が導入され、その先端がコ
ネクタ14を用いて接続される。このシールドケーブル
(信号ケーブル)3の図示しない他端は、図12に示し
たコネクタ20等の接続部材を用いて他の電子機器装置
に接続される。又、シールドケーブル3は、装置筐体1
3の筐体底部13a(金属部分)に図に示すように導電
性クランプ4で固定されると同時にシールド部10が接
地される。図14及び図15の場合、シールドケーブル
3は、ポリエチレン等で作られた外被15が導電性クラ
ンプ4と係合する長さだけ剥離され、シールド編組等か
ら成るシールド部10が露出されている。一方、筐体底
部13a(金属部分)には導電性クランプ4を取付ける
ためのねじ穴8a,8bが所定のピッチで設けられてい
る。又、導電性クランプ4は金属製で、ハット状に成形
され、シールドケーブル3のシールド部10の径と略等
しい直径或いは高さ寸法を有する断面コ状の係合部16
を備えており、両端には、装置筐体底部13a(金属部
分)のねじ穴8a,8bと同ピッチの貫通穴7a,7b
を備えている。従って、シールドケーブル3の固定は、
露出したシールド部10に上記導電性クランプ4の係合
部16を係合させ、ねじ6a,6bを上記貫通穴7a,
7bを介してねじ穴8a,8bに締付けることにより行
う。この結果、シールドケーブル3のシールド部10が
導電性クランプ4で装置筐体13側に押圧して保持され
て、筐体底部13a(金属部分)に固定されるとともに
接地される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシールドケーブ
ルのクランプ構造は以上のように構成されていたが、電
子機器装置筐体13に固定及び接地されるシールドケー
ブル3は1本のみとは限らず、図13に示すように複数
本であったり、ケーブル太さが異なる等があって、図1
6ないし図17に示すように各シールドケーブル3のシ
ールド部10の太さに合致した係合部16を有する導電
性クランプ4を使い分けて用いなければならず、又、場
合によっては図18,図19に示したように余分に広い
取付けスペースが必要となっていた。一方、ケーブル太
さが異なったシールドケーブル3を、同一の導電性クラ
ンプ4で対応するには、図20に示したような段差を設
けた導電性クランプ4を用意する必要があった。又、図
19,図20の二点鎖線及び図21はシールド部10の
形状が経年によるへたり等で変形して電気的接触がなく
なった状態を示すが、一般にシールド部10は非常に柔
らかい構造となっており、長期間使用している間にシー
ルド部10の形状が変形し、押圧力がなくなり、接地等
の電気的接触が失われるという問題点があった。
【0005】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、使用する導電性クランプ4の
種類が少なくて済むとともに、シールドケーブル3の本
数が異なる場合、シールド部10の太さが異なる場合及
びシールド部10の経年による変形に対しても緩むこと
なく、押圧力を保持し、安定した電気的接触を保持でき
るシールドケーブルのクランプ構造を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るシールドケ
ーブルのクランプ構造は、可撓性に富んだ波帯板状導電
板5を、シールド部10の表面側又は底面側又は両面側
に位置させて固定した。
【0007】
【作用】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構造
では、可撓性に富んだ波帯板状導電板5により、シール
ド部10の表面側又は底面側又は両面側からシールド部
10を締め込む力が働くので、緩むことなく、長期的に
押圧力を保持する。
【0008】
【実施例】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構
造の一実施例を図1,図2,図3に示す。図中、図15
と同じものは同一の符号を付して説明を省略する。図に
おいて、5は可撓性に富んだ波帯板状導電板であり、導
電性のバネ材等を用いて構成され、緩やかな波形部を形
成する複数の山部11,谷部12が所定のピッチで設け
られるとともに、この波帯板状導電板5の山部11の中
央部分には上記導電性クランプ4を従来と同様筐体底部
13a(金属部分)のねじ穴8a,8bにねじ締めする
際に使用するねじ6a,6bが貫通する貫通穴9が複数
穿設され、脱落を防ぐようにしてある(図3参照)。こ
の波帯板状導電板5は、シールド部10の表面側又は底
面側又は両面側に位置してねじ締め固定される。図1で
は表面側に位置して固定される例を示した。
【0009】次に、図6ないし図11を用いて波帯板状
導電板5の作用について説明する。図6はシールドケー
ブル3が3本の場合、図7はシールドケーブル3が1本
の場合、図10は複数本のシールドケーブル3の太さが
異なった場合を示す断面図である。尚、図6ないし図1
0では、上記波帯板状導電板5はシールド部10の底面
側に位置して固定した例を示し、シールド部10の表面
側に位置した場合も同様の作用であるのでここでは省略
する。図11は波帯板状導電板5をシールド部10の両
面側に位置して固定した場合を示す断面図である。例え
ば図6の例では、係合部16の長さの長い複数本用の導
電性クランプ4により装置筐体13の底部13a側に押
圧され、シールド部10の底面側に位置して固定された
波帯板状導電板5の上記谷部12に3本のシールド部1
0がそれぞれ係合する。導電性クランプ4と、波帯板状
導電板5とはその両端が貫通孔7a,7b及びこの貫通
孔7a,7bに対応する貫通穴9を介してねじ穴8a,
8bに螺入されるねじ6a,6bでネジ止めされる。こ
の波帯板状導電板5は十分に可撓性があることから、シ
ールド部10に沿って周りから締め込むように密着し、
かつシールド部10のズレを防止することができる。
又、従来、問題となっていたシールド部10の経年変化
に対しては、シールド部10のへたりで例えば正円形か
ら楕円形に変形するような場合でも、波帯板状導電板5
の可撓性のために常に締め込む力が働くので緩むことな
く、長期的に押圧力を保持することになる。よって、安
定した電気的接触が保持できる。
【0010】図8及び図9はシールド部10の太さが異
なった場合における波帯板状導電板5の波形部(谷部1
2)の曲率形状変化を示した図であり、シールド部10
の太さに合わせて波形部巾L1,L2が伸縮し、波形部
高さH1,H2が変化することを示す。従って、波形部
巾L1,L2は細いシールド部10に合わせて加工して
おき、複数本のシールド部10の太さが異なった場合に
は、図10に示すごとく、シールド部10に合わせて波
形部巾L1,L2が伸縮する結果、シールド部10を締
め込む波形部高さH1,H2も可変となり、適切に押圧
力を保持することができ、上記と同様の効果が得られ
る。
【0011】又、図11に示すように、この波帯板状導
電板5を2枚用いるとともに、シールド部10の両面側
に位置して固定することにより、シールド部10との接
触面が2倍となり、より安定した電気的接触を長期的に
保持できる。
【0012】図4は波帯板状導電板5の他の一例を示す
断面図で、シールド部10係合側に突出する凸部17が
貫通穴9の周縁にバリとして設けられる。又、図5は波
帯板状導電板5のさらに他の一例を示す断面図で、係合
するシールド部10の長方向に沿って複数の突起18が
設けられる。上記凸部17及び突起18は導電性を有
し、シールド部10のシールド編組に喰い込むことか
ら、電気的接触の向上が図れ、かつシールド部10の横
ズレを防止することができる。
【0013】本発明のシールドケーブルのクランプ構造
に使用される導電性クランプ4の種類は、ケーブル本数
が1本のときシールド部10の太さに応じた導電性クラ
ンプ4を必要とせず、ケーブル本数が複数本でシールド
部10の太さが異なるとき段差を有する導電性クランプ
4を種々必要とせず、複数本用の導電性クランプ4に1
本だけクランプしてもよいという利点がある。つまり、
導電性クランプ4を種々用いる必要はなく、複数本用の
導電性クランプ4にできる限り統一しながら、1本ない
し複数本まで共用できるという利点がある。
【0014】応用として、上記波帯板状導電板5を連続
板状のまま、その可撓性を生かしてロール状(うず巻
状)とし、適当な長さに切断しての使用可能としてもよ
い。
【0015】尚、本発明に係る波帯板状導電板5の固定
方法としてはねじ締めによる固定を例示したが、他の方
法を用いて固定するように構成してもよく、上記実施例
と同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、可撓性に富んだ波帯板
状導電板を、シールド部の表面側又は底面側又は両面側
に位置させて固定したので、使用する導電性クランプの
種類が少なくて済み、ケーブル本数が1本でも複数本で
も、シールド部の太さが異なっても、シールド部が経年
等により変形しても、緩むことなく、長期的に押圧力を
保持して安定した電気的接触が保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構造
の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る波帯板状導電板の一例を示す斜視
図である。
【図3】本発明に係る波帯板状導電板の一例を示す断面
図である。
【図4】本発明に係る波帯板状導電板の他の一例を示す
断面図である。
【図5】本発明に係る波帯板状導電板のさらに他の一例
を示す断面図である。
【図6】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構造
の一実施例を示す断面図である。
【図7】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構造
の一実施例を示す断面図である。
【図8】本発明に係る波帯板状導電板の作用を説明する
ための図である。
【図9】本発明に係る波帯板状導電板の作用を説明する
ための図である。
【図10】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構
造の一実施例を示す断面図である。
【図11】本発明に係るシールドケーブルのクランプ構
造の一実施例を示す断面図である。
【図12】従来の電子機器装置の一例を示す外観図であ
る。
【図13】従来の電子機器装置間のケーブル接続の一例
を示すブロック図である。
【図14】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例を示す側面図である。
【図15】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例を示す斜視図である。
【図16】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例を示す概略図である。
【図17】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例を示す概略図である。
【図18】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例を示す概略図である。
【図19】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例及びシールド部の形状変化の一例を示す断面図であ
る。
【図20】従来のシールドケーブルのクランプ構造の一
例及びシールド部の形状変化の一例を示す断面図であ
る。
【図21】従来のシールドケーブルのクランプ構造にお
けるシールド部10の形状変化の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子機器装置 3 シールドケーブル 4 導電性クランプ 5 波帯板状導電板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が電子機器装置に取付けられて、シ
    ールドケーブルのシールド部を上記電子機器装置側に押
    圧して保持する導電性クランプを有するシールドケーブ
    ルのクランプ構造において、可撓性に富んだ波帯板状導
    電板を、上記シールド部の表面側又は底面側又は両面側
    に位置させて固定したことを特徴とするシールドケーブ
    ルのクランプ構造。
JP4149935A 1992-05-18 1992-05-18 シールドケーブルのクランプ構造 Pending JPH05328573A (ja)

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