JP6226792B2 - 開閉弁及びガスメータ - Google Patents

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本発明は、閉位置と開位置とにスライド移動する弁体を収納する弁ケーシングに、流入口部と流出口部とが、夫々の中心軸心が平行しかつ前記弁体のスライド方向に位置を異ならせた状態で、且つ、前記弁体の両側に振り分ける状態で設けられた開閉弁、及び、その開閉弁を緊急遮断弁として備えるガスメータに関する。
かかる開閉弁は、弁体を閉位置と開位置とにスライド移動させることにより、流路を開閉するものであり、このような形態の開閉弁は、緊急遮断弁としてガスメータに装備されることが多い。
すなわち、ガスメータは、ガス流量が過大となる異常、ガスが継続して流れる時間が過大となる異常、地震等により大きく振動する異常、ガス供給圧が過大となる異常等の諸々の異常が発生すると、ガス供給を緊急遮断するために緊急遮断弁を備えることになる。
ガスメータの開閉弁(遮断弁)の従来例として、弁ケーシングに、弁体のスライド方向に沿う円筒状でかつ周部が流入口部に連通する上手側流路部分とその上手側流路部分の端部から直角に屈曲して流出口部に向かう下手側流路部分とからなる屈曲状流路が形成され、円盤状に形成された弁体が、開位置において上手側流路部分の流路長手方向の中央箇所に位置しかつ閉位置において上手側流路部分の下手側流路部分の存在側の端部に位置する形態でスライドするように構成され、上手側流路部分の端部側箇所に、閉位置の弁体が接当する環状の弁座が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1においては、弁ケーシングが、ガスメータのケーシングと一体に形成されているが、ガスメータのケーシングとは別体に形成した弁ケーシングを、ガスメータに組付ける形態のガスメータもある(例えば、特許文献2参照。)。
ちなみに、ガスメータの開閉弁(遮断弁)は、閉位置に復帰付勢された弁体を開位置に保持して、異常発生時には、弁体の保持を解除して、閉位置に付勢移動させることになるが、閉位置に移動された弁体を開位置に復帰させる操作を、特許文献1においては、駆動力を用いて自動的に行い、特許文献2においては、弁体を押し移動する復帰操作具を用いて手動で行うようになっている。
尚、特許文献1においては、閉位置に移動された弁体を、駆動力を用いて開位置に復帰させることができない場合の対策として、ガスメータのケーシングに螺合する形式の開放用冶具にて、弁体を開位置に押し移動させることが記載されている。
特開平10−78341号公報 特開2012−137402号公報
従来の開閉弁は、屈曲状流路を通して、流入口部から流入したガスを流出口部に流動させるものであること、及び、開位置において上手側流路部分の流路長手方向の中央箇所に位置する弁体の周囲を通して、流入口部から流入したガスを流出口部に流動させるものであることに起因して、圧力損失が大きい不都合がある。
そして、従来の開閉弁は、圧力損失が大きいため、緊急遮断弁としてガスメータに装備した場合において、ガスメータの圧力損失が大きくなる不都合があり、また、従来の開閉弁は、圧力損失が大きいため、大流量でガスを流動させる必要がある大型のガスメータには適用し難いものであった。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、圧力損失を減少させることができる開閉弁を提供する点にある。
また、本発明の別の目的は、圧力損失を低減できるガスメータを提供する点にある。
本発明の開閉弁は、閉位置と開位置とにスライド移動する弁体を収納する弁ケーシングに、流入口部と流出口部とが、夫々の中心軸心が平行しかつ前記弁体のスライド方向に位置を異ならせた状態で、且つ、前記弁体の両側に振り分ける状態で設けられたものであって、その第1特徴構成は、
前記弁ケーシングに、前記弁体のスライド方向と傾斜する姿勢で前記流入口部と前記流出口部とを直線状に接続する傾斜状流路が備えられ、
前記弁体が、前記開位置において前記傾斜状流路の側方に退避しかつ前記閉位置において前記傾斜状流路の内部に突入して前記傾斜状流路を閉じる形態でスライドするように構成され、
前記開位置の前記弁体の前記傾斜状流路に対向する流路対向部が、前記傾斜状流路の流路内面に沿う傾斜面状に形成されている点を特徴とする。
すなわち、流入口部と流出口部とを接続する傾斜状流路を通して、流入口部から流入したガスを流出口部に流動させるものであり、傾斜状流路が、直線状であるため、圧力損失を減少させた状態で流入口部から流入したガスを流出口部に流動させることができる。
しかも、閉位置において傾斜状流路の内部に突入して前記傾斜状流路を閉じる弁体が、開位置においては傾斜状流路の側方に退避することになり、加えて、開位置の弁体の傾斜状流路に対向する流路対向部が、傾斜状流路の流路内面に沿う傾斜面状に形成されているから、傾斜状流路の弁体設置部分においては、弁体の流路対向部が傾斜状流路の内面と連なる状態となって、乱れ少なく滑らかにガスが流動し易いものとなるため、傾斜状流路の弁体設置部分において、圧力損失が増加することを抑制できる。
したがって、流入口部から流入したガスを、傾斜状流路を通して、圧力損失を低減させる状態で流出口部に流動させることができ、しかも、傾斜状流路の弁体設置部分においても、圧力損失が増加することを抑制できるものであるから、全体として、圧力損失を的確に減少させることができる。
要するに、本発明の開閉弁の第1特徴構成によれば、圧力損失を減少させることができる開閉弁を提供できる。
本発明の開閉弁の第2特徴構成は、上記第1特徴構成において、
前記弁体の外周部に設けた環状の接当部が、前記閉位置において、前記傾斜状流路の周部に沿って設けた環状の弁座に接当するように構成されている点を特徴とする。
すなわち、弁体の外周部に設けた環状の接当部を、閉位置において、傾斜状流路の周部に沿って設けた環状の弁座に接当させるようにするものであるから、傾斜状流路の内部には、弁座が大きく突出しないものとなる。
このように、傾斜状流路の内部には、弁座が大きく突出しないものとなるから、弁座がガスの流動に抵抗を与えることを減少して、圧力損失を一層適切に低減させることができる。
要するに、本発明の開閉弁の第2特徴構成によれば、上記した第1特徴構成による作用効果に加えて、圧力損失を一層適切に低減させることができる開閉弁を提供できる。
本発明の開閉弁の第3特徴構成は、上記した第2特徴構成に加えて、
前記傾斜状流路が、前記弁体のスライド方向に伸びる姿勢の円筒状の上手側室部の内部に形成される上手側流路部分と、当該上手側室部の端部から前記流出口部に向けて傾斜姿勢で伸びる円筒状の下手側室部の内部に形成される下手側流路部分とから構成され、
前記弁体が、前記上手側室部にスライド自在に収納され、
前記弁座が、前記上手側室部における前記下手側室部の接続側の端部に相当する箇所に設けられている点を特徴とする。
すなわち、弁体のスライド方向に伸びる姿勢の円筒状の上手側室部の内部に形成される上手側流路部分と、当該上手側室部の端部から流出口部に向けて傾斜姿勢で伸びる円筒状の下手側室部の内部に形成される下手側流路部分とから傾斜状流路が構成される。
そして、上手側室部に、弁体をスライド自在に収納し、上手側室部における下手側室部の接続側の端部に相当する箇所に、弁座を設けるものであるから、上手側室部を用いて弁体をスライド自在に適切に支持しながら、弁体の外周部に設けた環状の接当部を弁座に適切に接当させるようにする形態で、傾斜状流路を構成することができる。
つまり、弁体をスライド自在に適切に支持して、弁体の外周部に設けた環状の接当部を弁座に適切に接当させることができるようにしながら、流入口部と流出口部とを直線状に接続する傾斜状流路を適切に形成することができる。
要するに、本発明の開閉弁の第3特徴構成によれば、上記した第2特徴構成による作用効果に加えて、弁体を開閉自在に適切に支持しながら、傾斜状流路を適切に形成できる開閉弁を提供できる。
本発明のガスメータの第1特徴構成は、入口部からガスを流入する入口側ガス流動室と出口部からガスを流出する出口側ガス流動室との間に、ガス流量を計測する計測ユニットが設けられ、
上記第1〜第3特徴構成のいずれかに記載の開閉弁が、異常発生時に遮断する緊急遮断弁として、前記入口部と前記入口側ガス流動室との間に配設されている点を特徴とする。
すなわち、ガスが流入する入口部と入口側ガス流動室との間に、異常発生時に遮断する緊急遮断弁として、前記第1〜第3特徴構成のいずれかに記載の開閉弁が配設されるものであるから、入口部から流入するガスを、圧力損失を低減させた状態で、入口側ガス流動室に流動させて、入口側ガス流動室と出口側ガス流動室との間に設けた計測ユニットにて、ガス流量を適切に計測することができる。
ちなみに、計測ユニットとしては、ガス流量を超音波センサにて検出する超音波式の計測ユニットが適用できるが、超音波式とは異なる形式の計測ユニットを用いてもよい。
要するに、本発明のガスメータの第1特徴構成によれば、圧力損失を低減できるガスメータを提供できる。
本発明のガスメータの第2特徴構成は、上記ガスメータの第1特徴構成に加えて、
前記入口側ガス流動室と前記出口側ガス流動室との間に、複数の前記計測ユニットが並列状態で装着されている点を特徴とする。
すなわち、複数の計測ユニットを、入口側ガス流動室と出口側ガス流動室との間に並列状態で装着することにより、入口側ガス流動室から出口側ガス流動室に向けて大流量のガスを流動させながら、ガスの流量を計測することができるため、集合住宅や工場等において設置する最大流量が大きなガスメータを構成することができる。
そして、ガスが流入する入口部と入口側ガス流動室との間には、異常発生時に遮断する緊急遮断弁として、第1〜第3特徴構成のいずれかに記載の開閉弁が配設されるものであるから、入口部から大流量のガスが流入しても、その大流量のガスを、圧力損失を回避しながら適切に入口側ガス流動室に流動させることができるため、最大流量が大きなガスメータを適切に構成することができる。
要するに、本発明のガスメータの第2特徴構成によれば、最大流量が大きなガスメータを適切に構成することができる。
本発明のガスメータの第3特徴構成は、上記ガスメータの第1又は第2特徴構成に加えて、
前記流路対向部に接当して、前記閉位置の前記弁体を前記開位置に復帰操作する弁体押し操作具が設けられている点を特徴とする。
すなわち、異常発生時に閉位置に操作される弁体を、弁体押し操作具にて閉位置から開位置に復帰操作できる。
そして、弁体押し操作具が、弁体の流路対向部に接当して、閉位置の弁体を開位置に復帰操作するものであるから、傾斜状流路に露出する流路対向部を有効利用した簡素な構成で、閉位置の弁体を開位置に復帰操作できる。
要するに、本発明のガスメータの第3特徴構成によれば、傾斜状流路に露出する流路対向部を有効利用した簡素な構成で、閉位置の弁体を開位置に復帰操作できる。
ガスメータの切欠正面図 ガスメータの切欠側面図(遮断弁開き状態) 遮断弁を示す縦断側面図(遮断弁開き状態) 遮断弁の閉じ状態を示す縦断側面図 遮断弁の開き操作状態を示す縦断側面図 遮断弁の流路構成を示す概略斜視図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(ガスメータの全体構成)
図1及び図2に示すように、上部ケーシング1Aと下部ケーシング部分1Bとからなるケーシング1が設けられ、上部ケーシング1Aには、ガスを導入する入口部としての入口側口金部2と、ガスを排出する出口部としての出口側口金部3とが設けられ、ケーシング1の内部に、入口側口金部2を通して流入したのち出口側口金部3から外部に流出する形態で流動するガスの流量を検出する6個の超音波式の流量計測ユニットUが設けられている。
ちなみに、例示はしないが、6個の流量計測ユニットUの計測結果に基づいて、入口側口金部2を通して流入したのち出口側口金部3から外部に流出する形態で流動するガスの積算量を演算する運転制御部が設けられ、その運転制御部が、上部ケーシング1Aの前面部に設けた表示部に、ガスの積算量を表示するように構成されている。
尚、本実施形態のガスメータは、一つの流量計測ユニットUの計測可能なガス流量の最大流量が10m3/Hであるため、ガスの最大流量が50m3/Hの設備に設置可能である。
(ケーシングの内部構成)
図1及び図2に示すように、入口側口金部2の下部に、遮断弁Vを備えた入口側流路構成体4が接続され、その入口側流路構成体4の下部に、入口側室形成部材5が接続されている。
また、出口側口金部3の下部に、出口側流路構成体6が接続され、その出口側流路構成体6の下部に、出口側室形成部材7が接続されている。
尚、遮断弁Vは、ガス流量が過大となる異常、ガスが継続して流れる時間が過大となる異常等の諸々の異常発生時に遮断されることになる。
入口側室形成部材5は、図1に示すように、入口部5aからガスが流入する入口側ガス流動室Mを形成するものであって、有底筒状の本体5Aと、板状の蓋5Bとから構成されている。
出口側室形成部材7は、図1に示すように、出口部7aからガスを流出する出口側ガス流動室Nを形成するものであって、有底筒状の本体7Aと、板状の蓋7Bとから構成されている。
そして、6個の流量計測ユニットUが、入口側室形成部材5と出口側室形成部材7との間に、換言すれば、入口側ガス流動室Mと出口側ガス流動室Nとの間に、並列状態で装着されている。
具体的には、6個の流量計測ユニットUが、上下方向に2段に並び、かつ、各段の夫々において左右方向に3個ずつ並ぶ状態で、入口側室形成部材5と出口側室形成部材7との間に装着されている。
(遮断弁の構成)
図2及び図3に示すように、遮断弁Vは、入口側流路構成体4の一部を弁ケーシングとして用いて構成されるものであって、弁体8が、閉位置(図4参照)と開位置(図2、図3参照)とにスライド移動自在に、入口側流路構成体4に収納されている。
入口側流路構成体4の弁ケーシングを構成する部分には、円筒状の流入口部9と円筒状の流出口部10とが、夫々の中心軸心X、Yが平行しかつ弁体8のスライド方向に位置を異ならせた状態で、且つ、弁体8の上下両側に振り分ける状態で設けられている。
ちなみに、流入口部9の上部には、入口側口金部2の存在側に伸びる円筒状の接続用筒部11が、流入口部9よりも大径となる状態で設けられ、流出口部10の下方には、入口側室形成部材5の入口部5aに向けてガスを案内するガス案内部12が、流出口部10よりも大径となる状態で設けられている。
入口側流路構成体4には、弁体8のスライド方向と傾斜する姿勢で流入口部9と流出口部10とを直線状に接続する傾斜状流路Rが備えられている。
そして、弁体8が、開位置において傾斜状流路Rの側方に退避しかつ閉位置において傾斜状流路Rの内部に突入して傾斜状流路Rを閉じる形態でスライドするように構成されている。
図3に示すように、開位置の弁体8の傾斜状流路Rに対向する流路対向部8Aが、傾斜状流路Rの流路内面に沿う傾斜面状に形成され、弁体8の外周部に、傾斜状流路Rの周部に沿って設けた環状の弁座に接当する環状の接当部8Bが設けられている。
すなわち、図6に示すように、弁体8は、円柱状の本体8Hの一端部を、流路対向部8Aとして、傾斜状に形成し、本体8Hの他端部を、接当部8Bとして、環状に突出させる形状に形成されている。
(入口側流路構成体の具体構成)
図6に示すように、入口側流路構成体4の弁ケーシングの構成する部分が、弁体8のスライド方向に伸びる姿勢の円筒状の上手側室部4Aと、その上手側室部4Aの端部から流出口部に向けて傾斜姿勢で伸びる円筒状の下手側室部4Bとを備えるように構成され、上手側室部4Aの上部には、流入口部9が接続され、下手側室部4Bの下部には、流出口部10が接続されている。
ちなみに、図6は、上手側室部4A及び下手側室部4Bの形態を模式的に示すものであり、また、上手側室部4A及び下手側室部4Bの形態を理解し易くするために、流入口部9の上方に位置する接続用筒部11及び流出口部10の下方に位置するガス案内部12の記載を省略する。
下手側室部4Bは、詳しくは、上手側室部4Aに連通する横向きの開口を、上方部に備え、流出口部10に連通する下向きの開口を、下方部に備える形態に構成されるものであって、図2及び図3に示す側面視においては、3角形に近い形状となる。
尚、上手側室部4A及び下手側室部4Bは、その内面形状が円筒状に形成されていればよく、その外形の形状はどのような形状でもよい。
そして、図3に示すように、傾斜状流路Rが、上手側室部4Aの内部に形成される上手側流路部分R1と、下手側室部4Bの内部に形成される下手側流路部分R2とから構成されている。
また、弁体8が、上手側室部4Aにスライド自在に収納され、弁座13が、上手側室部4Aにおける下手側室部4Bの接続側の端部に相当する箇所に設けられている。
ちなみに、本実施形態においては、弁体8の流路対向部8Aが、平坦面状に形成される場合を例示するが、弁体8の流路対向部8Aを、傾斜状流路Rの下手側流路部分R2の円筒状の内面に沿う曲面状に形成してもよい。
また、本実施形態においては、傾斜状流路Rの下手側流路部分R2の径を十分大きくするために、図3に示すように、下手側室部4Bの内面形状を、弁体8から離れる側に湾曲する形状に形成する場合を例示するが、下手側室部4Bの内面形状を、直線状に形成する形態で実施してもよい。
(弁体の操作構成)
弁体8は、閉位置側に復帰付勢され、且つ、電磁保持部14にて開位置に保持されるものであって、上述した運転制御部が、電磁保持部14の通電を制御して、通常は、弁体8を開位置に保持することになる。
そして、運転制御部は、ガス流量が過大となる異常、ガスが継続して流れる時間が過大となる異常、地震等により大きく振動する異常、ガス供給圧が異常となる等の諸々の異常が発生した場合において、電磁保持部14に対する通電を停止して、弁体8を閉位置に操作することになる(図4参照)。
閉位置の弁体8を開位置に復帰操作する弁体押し操作具15が、その操作部15aをケーシング1の外部に突出させた状態で設けられている。この弁体押し操作具15は、弁体8の流路対向部8Aに接当して、閉位置の弁体8を開位置に復帰操作するように構成されている。
そして、上述の異常が解除された後に、図5に示すように、閉位置の弁体8を弁体押し操作具15にて開位置に押し移動させることにより、電磁保持部14にて弁体8を開位置に保持する状態に復帰させることができるようになっている。
ちなみに、弁体押し操作具15の構成は周知であるので、本実施形態においては、弁体押し操作具15の詳細な説明を省略する。
(実施形態のまとめ)
上述の通り、遮断弁Vが、流入口部9と流出口部10とを直線状に接続する傾斜状流路Rを通して、流入口部9から流入したガスを流出口部10に流動させるものであり、しかも、開位置の弁体8の傾斜状流路Rに対向する流路対向部8Aが、傾斜状流路Rの流路内面に沿う傾斜面状に形成されているから、流入口部9から流入したガスを、圧力損失を低減させる状態で流出口部10に流動させることができる。
したがって、遮断弁Vが、流入口部9から流入したガスを、圧力損失を低減させる状態で流出口部10に流動させることができるものであるから、ガスの最大流量が大きな大型のガスメータを適切に構成できる。
ちなみに、本実施形態の遮断弁Vにおける圧力損失と、上述の背景技術の欄にて説明した特許文献1に記載の形態の遮断弁の圧力損失とを、シミュレーションにより対比したところ、本実施形態の遮断弁Vにおける圧力損失は、特許文献1に記載の形態の遮断弁の圧力損失較べて、6分の1程度であった。
〔その他の別実施形態〕
次に、その他の別実施形態を説明する。
(イ)上記の実施形態においては、一つの流量計測ユニットUの計測可能なガス流量の最大流量が10m3/Hである場合を例示したが、一つの流量計測ユニットUが計測可能なガス流量の最大流量を、10m3/Hよりも増減させた形態で実施してもよい。
(ロ)上記の実施形態においては、装着する複数の流量計測ユニットUが、互いに同一となる状態に構成される場合を例示したが、計測可能なガス流量の最大流量が異なる複数種の流量計測ユニットUを構成して、それら複数種の流量計測ユニットUを装着する形態で実施してもよい。
また、流量計測ユニットUとしては、超音波式に代えて、フルイディスク式等の他の形式のものを用いてもよい。
(ハ)上記実施形態においては、6個の流量計測ユニットUが装着されて、計測可能なガス流量の最大流量が大きな大型のガスメータを構成する場合を例示したが、7個以上の流量計測ユニットUを装備する形態で大型のガスメータを構成してもよく、また、流量計測ユニットUを1個又は2個程度装着して、計測可能なガス流量の最大流量が小さな小型のガスメータを構成してもよい。
(ニ)上記実施形態においては、閉位置の弁体8を弁体押し操作具15にて開位置に押し操作する形態に構成する場合を例示したが、電磁保持部14にて閉位置の弁体8開位置に操作する等、閉位置の弁体8を自動的に開位置に復帰操作する形態で実施してもよい。
(ホ)上記の実施形態においては、本発明の開閉弁を、ガスメータの遮断弁Vとして用いる場合を例示したが、本発明の開閉弁は、その他の各種用途に使用できる。
2 入口部
3 出口部
4 弁ケーシング
4A 上手側室部
4B 下手側室部
8 弁体
8A 流路対向部
8B 接当部
9 流入口部
10 流出口部
13 弁座
15 弁体押し操作具
M 入口側ガス流動室
N 出口側ガス流動室
R 傾斜状流路
U 計測ユニット
V 遮断弁
X 中心軸心
Y 中心軸心

Claims (6)

  1. 閉位置と開位置とにスライド移動する弁体を収納する弁ケーシングに、流入口部と流出口部とが、夫々の中心軸心が平行しかつ前記弁体のスライド方向に位置を異ならせた状態で、且つ、前記弁体の両側に振り分ける状態で設けられた開閉弁であって、
    前記弁ケーシングに、前記弁体のスライド方向と傾斜する姿勢で前記流入口部と前記流出口部とを直線状に接続する傾斜状流路が備えられ、
    前記弁体が、前記開位置において前記傾斜状流路の側方に退避しかつ前記閉位置において前記傾斜状流路の内部に突入して前記傾斜状流路を閉じる形態でスライドするように構成され、
    前記閉位置の前記弁体の前記傾斜状流路に対向する流路対向部が、前記傾斜状流路の流路内面に沿う傾斜面状に形成されている開閉弁。
  2. 前記弁体の外周部に設けた環状の接当部が、前記閉位置において、前記傾斜状流路の周部に沿って設けた環状の弁座に接当するように構成されている請求項1記載の開閉弁。
  3. 前記傾斜状流路が、前記弁体のスライド方向に伸びる姿勢の円筒状の上手側室部の内部に形成される上手側流路部分と、当該上手側室部の端部から前記流出口部に向けて傾斜姿勢で伸びる円筒状の下手側室部の内部に形成される下手側流路部分とから構成され、
    前記弁体が、前記上手側室部にスライド自在に収納され、
    前記弁座が、前記上手側室部における前記下手側室部の接続側の端部に相当する箇所に設けられている請求項2記載の開閉弁。
  4. 入口部からガスを流入する入口側ガス流動室と出口部からガスを流出する出口側ガス流動室との間に、ガス流量を計測する計測ユニットが設けられ、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の開閉弁が、異常発生時に遮断する緊急遮断弁として、前記入口部と前記入口側ガス流動室との間に配設されているガスメータ。
  5. 前記入口側ガス流動室と前記出口側ガス流動室との間に、複数の前記計測ユニットが並列状態で装着されている請求項4記載のガスメータ。
  6. 前記流路対向部に接当して、前記閉位置の前記弁体を前記開位置に復帰操作する弁体押し操作具が設けられている請求項4又は5に記載のガスメータ。
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