JP6226304B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本開示は、拡張ユニットに装着することで、各種情報の処理機能を拡張することができる電子機器に関する。
拡張ユニットにコンピュータを装着する電子機器システムとしては特許文献1がある。この特許文献1は、モデムを内蔵した筐体を有し、この筐体の背面に第1の拡張コネクタが配置されたコンピュータと、コンピュータが取り外し可能に装着される載置面を有し、この載置面に第1の拡張コネクタに接続される第2の拡張コネクタを有する拡張ユニットとを備えている。また、コンピュータは、モデムに電気的に接続された第1の中継コネクタを備え、拡張ユニットは、通信回線が接続される通信用コネクタと、この通信用コネクタに接続された第2の中継コネクタとを備える。コンピュータを載置面に装着した時に、この第2の中継コネクタは、第2の拡張コネクタと同一側面で、第2の拡張コネクタと独立した第1の中継コネクタに電気的に接続される電子機器システムを開示している。
特開平07−306737号公報
本開示は、接続端子数を同一面に集中させず、かつ、単一の拡張ユニットと接続可能な電子機器の提供を目的とする。
本開示における電子機器は、第一の接続端子が配置される面と、第二の接続端子が配置される背面とを有し、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子とは同一の基材上に形成され、前記面と前記背面とがなす縁は前記基材によって形成され、第一の接続端子に接続される第一の被接続端子および前記第二の接続端子に接続される第二の被接続端子を有し、底面に配置される前記第一の被接続端子と、後面に配置される前記第二の被接続端子とは、相隣接する位置である拡張ユニットと接続される。
本開示における電子機器は拡張ユニットとの互換性を保ちつつ、端子電極面積の集中化を抑制でき、電子機器を小型化することができる。
図1Aは、タブレット型コンピュータ(PC)の正面図である。 図1Bは、PCの背面図である。 図1Cは、PCの下側面図である。 図1Dは、接続端子の正面図である。 図2Aは、拡張ユニットの斜視図である。 図2Bは、同拡張ユニットの接続端子の正面図である。 図3Aは、PCを拡張ユニットに装着する過程の斜視図である。 図3Bは、PCを拡張ユニットに装着した斜視図である。 図4Aは、別の拡張ユニットの側断面図である。 図4Bは、同拡張ユニットの側断面図である。 図4Cは、同拡張ユニットにPCを装着した側断面図である。 図5は、拡張ユニットにおける被接続端子の他の構成の斜視図である。 図6Aは、同被接続端子の接続過程の側断面図である。 図6Bは、同被接続端子の接続後の側断面図である。 図7は、PCにおける他の接続端子の斜視図である。 図8Aは、PCにおける別の接続端子の斜視図である。 図8Bは、同接続端子の要部正面図である。 図9Aは、拡張ユニットの別の構成における斜視図である。 図9Bは、同被接続端子の要部正面図である。 図9Cは、同拡張ユニットの位置決め凸部の斜視図である。
上述した、第一の接続端子が配置される底面と、第二の接続端子が配置される背面とを有し、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子とは同一の基材上に形成され、前記底面と前記背面とがなす縁は前記基材によって形成され、第一の接続端子に接続される第一の被接続端子および前記第二の接続端子に接続される第二の被接続端子を有する拡張ユニットと接続される電子機器(第1の構成の電子機器とする)の他に、次のような電子機器を構成することも可能である。
例えば、第1の構成の電子機器において、前記第一の接続端子および前記第二の接続端子のいずれか一方はデータ通信機能が統合され、他方は充電機能が統合される、第2の構成の電子機器とすることができる。これにより、当該電子機器が装着される拡張ユニットについて、充電機能と拡張機能の片一方にしか対応しない拡張ユニットのサイズを小さく形成することが可能になる。
また例えば、第1の構成の電子機器において、前記第一の接続端子および前記第二の接続端子はいずれも、端子の変位を伴わずに前記被接続端子と接続される、第3の構成の電子機器とすることができる。これにより、第一の接続端子および第二の接続端子をそれぞれ対応する被接続端子に容易に電気的に接続させることができる。
また例えば、第1の構成の電子機器において、前記第一の被接続端子および前記第二の被接続端子はバネ性を有し、前記拡張ユニットと接続された際に、前記第一の被接続端子によって前記底面側から前記背面側に反発力を受け、前記第二の被接続端子によって前記背面側から前記底面側に反発力を受ける、第4の構成の電子機器とすることができる。このような構成により、底面側から背面側への反発力によって第一の接続端子と第一の被接続端子との電気的な接続を確実にするとともに第二の接続端子と第二の被接続端子との電気的な接続を補助することができ、背面側から底面側への反発力によって第二の接続端子と第二の被接続端子との電気的な接続を確実にするとともに、第一の接続端子と第一の被接続端子との電気的な接続を補助することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、電子機器の一例として、表示パネルにタッチ機能を備えるいわゆるタブレット型パーソナルコンピュータ(以下「PC」と言う)と、このPCの機能を拡張するポートリプリケータやドッキングステーションと称される拡張ユニットを挙げて説明する。なお、PCはタブレット型に限定されるものではない。本開示は電子機器に広く適用可能である。例えば本開示はコンパーチブル型やクラムシェル型と称される表示パネルと操作筐体とが回動可能に係合しているコンピュータに適用することも出来る。
(実施の形態1)
[PCの構成]
本実施形態におけるPC1の外形構成を、図1A乃至図1Dに示す。PC1は、表示パネル2を備える正面1a、正面1aの反対面の背面1b、下面1c、上面1d、正面1aおよび背面1bの間隙を構成する右面1eおよび左面1fで構成される。このようにPC1は薄型で箱体の形状を有する。なお、表示パネル2を使用者が視認する際に、図1Aの状態で上側となる面を上面1d、下側となる面を下面1c、右側となる面を右面1e、左側となる面を左面1fと定義する。なお、正面1aと背面1bとの間隙には、通常の携帯型コンピュータと同様に、PC1を駆動する電子部品を実装する回路基板、表示パネル2や電子部品等を駆動する二次電池等を搭載している。
PC1の背面1bおよび下面1cには、背面電極3、および下電極4が配置されている。背面電極3、および下電極4は後述する拡張ユニット5の後面電極7、および底面電極6に対して、電気的に接続される。また、本実施の形態では、背面電極3および下電極4は、背面1bと下面1cとが成す交線に沿って配置される。背面電極3および下電極4は同一の基材上に形成され、例えばここでは同一の外装材料上に形成されており、少なくともPC1背面と面がなす縁は当該基材によって形成され、ここでは当該外装材料で形成されている。なお、この構成は一例であり、背面電極3および下電極4は、下面1cの中央以外に配置されても良い。例えば、背面電極3および下電極4は右面1eまたは左面1fの何れかの側に偏って配置されていてもよい。なお、図1Bでは下電極4における電極4bの図示は省略されている。その理由は、電極4bを図1Bに図示すると背面1bと下面1cとの境界線と重なり煩雑となるためである。正確には、電極4bは図1Dに示されるように面1c側に突出している。同様の理由で、図1Cにおいても背面電極3における電極3bを省略した。
図1Dに示したように、本実施の形態における背面電極3は、絶縁体3aで周囲を覆われた電極3bを備える。また、図1Cに示したように、本実施の形態における下電極4は、絶縁体4aで周囲を覆われた電極4bを備える。そして、絶縁体3aおよび絶縁体4aは同一の絶縁体基板上に構成されている。なお、本実施の形態では背面電極3および下電極4は同一の絶縁体基板上に構成された。しかし、これは一例であり、背面電極3と下電極4とを独立して構成してもよい。ただし、背面電極3と下電極4とを同一の絶縁基板上に構成した場合は、各電極を一度に絶縁基板上に形成できる為、コスト面で有利である。また、下電極4の電極4bの長手方向に対し直交方向には、一対の固定部4cを配置した。この固定部4cは、PC1の外郭を構成する例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂中に下面1cを埋没させて構成すること(図1Cに示した本実施の形態の構成)や、ネジで下面1cに螺結して構成することによって形成することができる。なお、本実施の形態では一対の固定部4cを下電極4の付近に形成したが、背面電極3における電極3bの長手方向に対し直交方向に一対備える構成や、下電極4および背面電極3の周囲それぞれに一対ずつ備える構成であってもよい。
[拡張ユニットの構成]
上述したように、PC1は、PC1の機能を拡張することができる拡張ユニット5に装着されることができる。拡張ユニット5は、図2Aに示したように、前面5a、底面5c、前面5aと対向する後面5b、底面5cと対向する上壁5k、右側面5eおよび左側面5fを備える。また、拡張ユニット5は、前面5aに対し前側で対向する前壁5g、後面5bに対し後側で対向する後壁5h、右側面5eに対し右側で対抗する右壁5i、左側面5fに対し左側で対向する左壁5jを備える。さらに、底面5cおよび後面5bには、底面電極6および後面電極7を備える。また、上述したように底面電極6はPC1の下電極4に接続し、後面電極7はPC1の背面電極3に接続される。
なお、拡張ユニット5に、図1A乃至図1Cに示したPC1を装着することで、PC1の機能を拡張することができる。PC1は、拡張ユニット5と接続されることで、拡張ユニット5の後壁5hに配置された端子類と通信可能になる。拡張ユニット5が有する端子の1例には、PC1を駆動する電源の供給端子、PC1が内蔵する二次電池の充電端子、外部キーボードの入力を行うキーボード端子、およびPC1と他の外部機器との間での情報通信を行うUSB(Universal Serial Bus)端子や有線および無線LAN(Local Area Network)端子やケーブルコネクタ端子等が挙げられる。
また、本実施形態における底面電極6および後面電極7は、図2Bに示したように、相独立した2つの端子電極が、相隣接する底面5cおよび後面5bに配置されて構成される。底面電極6の電極6bは絶縁体6aで絶縁される。一対の固定部6cは電極6bの長手方向に対し直交する方向に配置される。また、後面電極7は、電極7bが絶縁体7aで絶縁される。一対の固定部7cは電極7bそれぞれの長手方向に対し直交する方向に配置される。二対の固定部6cおよび7cそれぞれは、拡張ユニット5の外郭を構成する例えばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂中に面5cおよび後面5bを埋没させて構成(図2Aに示した本実施の形態の構成)することや、ネジで面5cおよび後面5bに螺結して構成することによって形成することができる。なお、本実施の形態では拡張ユニット5における底面電極6と後面電極7とはそれぞれ独立した構成であるが、後面5bと底面5cとが成す交線を縁部(この場合、絶縁体6aと7aとが成す交線を縁部とする)として一体に構成してもよい。底面電極6と後面電極7とを一体に構成した場合は、拡張ユニット5を形成する部品点数を少なくすることが出来る。よって底面電極6と後面電極7とを一体に構成した場合はコスト面で有利である。
[PCと拡張ユニットとの装着]
図3Aおよび図3Bは拡張ユニット5にPC1を装着する過程を示した図である。底面電極6および後面電極7を備える拡張ユニット5に、図3Aに示したように、PC1が矢印A方向に挿入される。このとき、PC1の右面1eは拡張ユニット5の右側面5eに案内される。そして、PC1の左面1fは拡張ユニット5の左側面5fに案内される。右側面5eおよび左側面5fに案内されたPC1は、拡張ユニット5の底面電極6に対してPC1の下電極4が位置決めされる。そして、拡張ユニット5の後面電極7に対してPC1の背面電極3が位置決めされる。
拡張ユニット5の右側面5eおよび左側面5fが位置決めされたPC1は、図3Bに示したように、拡張ユニット5に装着される。このとき、PC1の背面1bは拡張ユニット5の後面5bに摺動することで案内される。そして、PC1の正面1aは拡張ユニット5の前面5aに当接する。以上のように位置決めされたPC1が拡張ユニット5に装着されると、底面電極6と下電極4とが電気的に接続される。また、同時に後面電極7と背面電極3とが電気的に接続される。結果として、PC1と拡張ユニット5とが電気的に接続される。本実施の形態においては底面電極6、後面電極7、下電極4および背面電極3はいずれも、形状の変化を生起することなくそれぞれが接触、いわゆる平板状電極同士の接触で電気的に接続する。
なお、拡張ユニット5とPC1とは、図3Bに示した矢印B方向にPC1を引き抜くことで、接続を解除することができる。
[効果、他]
PC1は、下面1cに配置する下電極4に加え、PC1の背面1bに備える背面電極3を備える。このように構成することで、PC1の多機能化に伴い外部装置と接続する端子電極数が不足し、例えば下電極4の端子電極数を増加すると面積が増大し下面1cに収まらないといった課題を、端子電極数の増加分だけ背面1bに背面電極3として設けるだけで解消することができる。つまり、例えば図1Cの右面1eと左面1f間(Y方向)に沿って端子電極を増加すると、下電極4の面積が増大する。すると、下電極4におけるY方向の平面性にバラつきが出易くなる。結果とて、接続不良が発生するおそれがある。また、下面1cのY方向が長くなることでPC1が大型化することとなる。また、図1Cの正面1aと背面1b間(X方向)に沿って端子電極の長さを短くすると接続不良が生じ易くなる。また、端子電極の長さを維持して例えば2列に配置するとPC1のX方向が厚くなる。結果としてPC1が大型化することとなる。これに対して、下電極4に加え背面電極3を増加したPC1では、PC1の下面1cの面積を大型化することなく、端子電極の接続性を良好に維持することができる。また、PC1の多機能化に応じて下電極4の数に対し増加した端子電極数を背面電極3に配置した構成では、PC1の下面1cの面積を増大する必要がない。よって、多機能化により増加した機能を使わない場合には、例えば多機能化されてはいない従来構成のタブレット型コンピュータ専用の拡張ユニットに対しても装着させることができる。
なお、PC1の多機能化とは、接続する外部機器の種類、無線通信の種類等が挙げられる。例えば外部機器としては、PC1が備える表示パネル2の視認性を向上する外部表示装置、PC1に制御信号等を入力する外部キーボード、PC1が内蔵するハードディスクドライブと他のPCや外部ハードディスクドライブとに送受信等がある。また、通信の種類としては、無線LAN(Local Area Network)、無線WAN(Wide Area Network)、Bluetooth(登録商標)、WiМAX(Worldwide Interoperability for Мicrowave Access)等の規格が通信範囲に応じて規定されている。このようにPC1の多様化に伴いそれぞれ専用の端子として、接続電極端子(下電極4および底面電極6、背面電極3および後面電極7)が割り振られる。その結果、例えばPC1の通信の種類を増加することで接続端子数が増加する。このように、増加した接続端子を背面電極3として備える構成では、通信の種類の増加に対応していない従来のタブレット型コンピュータに対応する拡張ユニットへの装着と、通信の種類の増加に対応した拡張ユニット5への装着とに対応することができる。すなわち、従来構成の拡張ユニットへの装着には下電極4および底面電極6の接続だけで対応することができ、増加した通信機能を用いる場合には、拡張ユニット5に装着することで背面電極3と後面電極7とが接続することで、PC1が備える通信機能に対応させることができる。なお、上述の説明では、多機能化していない従来構成のPCは、下電極4のみの構成としたが、背面電極3のみの場合でも同様である。
上述ではPC1の構成について説明したが、拡張ユニット5でも同様であり、底面電極6の端子電極数の不足数を後面電極7として配置するだけで、拡張ユニット5の大型化を抑制することができる。つまり、例えば図2Aの右側面5eおよび左側面5fの間(Y方向)に沿って端子電極の数を増加すると、底面電極6の面積が増大し、Y方向の平面性にバラつきが出易くなる。結果として、接続不良が発生するおそれがある。また、底面5cのY方向を長くすると、拡張ユニット5が大型化することとなる。また、例えば前面5aおよび後面5bの間(X方向)に沿って端子電極を複数列配置すると、底面電極6の面積が増大し、X方向を長くする。結果として、拡張ユニット5が大型化する。また、拡張ユニット5の底面5cにおけるX方向の長さを維持するため、底面電極6の長さを短くすると、電気的な接続不良を招く可能性がある。これに対して拡張ユニット5は、底面電極6の電極6bの増加数を後面電極7の電極7bとする構成とすることで、多機能化したPC1に対応することができる。なお、上述の説明では、多機能化していない従来構成の拡張ユニットは底面電極6のみの構成としたが、後面電極7のみの場合でも同様である。
また、拡張ユニット5において、底面5cと前面5aとが成す角度、および底面5cと後面5bとが成す角度それぞれは、PC1における下面1cと正面1aとが成す角度、および下面1cと背面1bとが成す角度に応じて設定することができる。なお、PC1における下面1cと正面1aとの結合部、および下面1cと背面1bとの接合部は、図3Aおよび図3Bに示したように、なだらかに面取りされている。しかしながら、PC1における下面1cに対する正面1aの角度、および下面1cに対する背面1bの角度はそれぞれ90度である。したがって、図4Aや図4Bに示したように、拡張ユニット5における底面8cに対する前面8aの角度、および底面8cに対する後面8bの角度も90度とすると、拡張ユニット5は、例えばPC1以外の下電極4を備える他のPCに対しても装着させて使用することができる。
なお、本実施の形態では、PC1が内蔵する二次電池を充電する充電端子や、USB端子等のように、PC1を装着した拡張ユニット5に備える基本的な接続端子は、従来構成と同様にPC1の下電極4と拡張ユニット5の底面電極6とにそれぞれ配置した。また、前述したように、多機能化に伴い増加したPC1の端子電極は、電極3bとして背面電極3に配置した。また、PC1の多機能化で増加した端子電極と電気的に接続する拡張ユニット5の接続端子は、後面電極7に配置した。つまり、充電端子のようにPC1が本来備える接続端子群は一般的なタブレット型パーソナルコンピュータおよび拡張ユニットと共通化して下電極4および底面電極6とし、追加された機能に係る接続端子群はデータ通信に係る接続端子群として新たに追加した背面電極3および底面電極6に集約することで統合した。より望ましくは、充電機能を有する端子群と、データ通信機能を有する端子群とはPC1の別々の面に統合されることが望ましい。例えば背面電極3には通信機能を有する端子が統合され、下電極4には充電機能を有する端子が統合されることが望ましい。このように構成することで、充電機能と拡張機能の片一方にしか対応しない拡張ユニットのサイズを小さく形成することが可能になる。
また、本実施の形態では、図1B乃至図1Dおよび図2Bに示したように、PC1に配置した背面電極3の電極3bおよび下電極4の電極4bと、拡張ユニット5に配置した後面電極7の電極7bおよび底面電極6の電極6bとは、接触するだけで電気的に導通する平板状電極形状とした。この平板状電極形状とすることで、PC1の自重で、PC1と拡張ユニット5とを容易に電気的に接続させることができる。また、PC1の電極3bおよび電極4bを拡張ユニット5の電極7bおよび6bに載置する構成であるため、例えば凸形状の雄コネクタと凹形状の雌コネクタのように機械的に嵌合させて接続する従来の構成よりも、例えば拡張ユニット5に装脱着するときに発生するPC1の横ずれに対し、耐性を生じさせることができる。上記コネクタの例のような差込み型の接続では、嵌合部のような接続ガイドにおいて端子どうしを変位させる誘導過程を経て接続の完了状態に達する。これに対して、電極3bと電極7bとの間、および電極4bと電極6bとの間で行われるような接触型の接続では、接続完了状態へ誘導するための端子の変位を伴わずに接続が達せられる。
また、本実施の形態では、図1Dに示したように、背面電極3の絶縁体3aと下電極4の絶縁体4aとを同一絶縁体で構成した。この構成とすることで、PC1に取り付けるだけで、背面電極3に配列した電極3bと下電極4に配列した電極4bとを位置決めすることなく配置することができる。これは一例であり、別部材としてもよい。また、図2Aおよび図2Bに示したように、本実施の形態では拡張ユニット5の後面電極7の絶縁体7aと底面電極6の絶縁体6aとはそれぞれ別部材としたが、これは一例であり、同一絶縁体で構成することもできる。
(実施の形態2)
[拡張ユニットの構成]
図4Aおよび図4Bは、本実施の形態におけるPC1を装着する拡張ユニット8の断面側面図を示した図である。拡張ユニット8は、前面8a、後面8b、底面8c、右側面8e、前壁8g、後壁8h、右壁8i、上壁8k、下壁8l、および本体8mで構成される。後面8bは、底面8cを隔てて前面8aと対向して配置される。右側面8eは、前面8aにおける底面8cに対向する端部から、後面8bにおける底面8cと対向する上壁8kにかけて配置され、底面8c側に湾曲した形状を備える。なお、右側面8eに対し平行に対向する左側面8fも備えるが、図4Aおよび図4Bは断面図であるため図4Aおよび図4Bにおいては表記されてはいない。また、前壁8gは、前面8aの前側で対向して配置される。後壁8hは、後面8bの後側で対向して配置される。右壁8iは、右側面8eの右側で対向して配置される。なお、右壁8iに対し平行に対向する左壁8jも備えるが、図4Aおよび図4Bは断面図であるため図4Aおよび図4Bにおいては表記されていない。上壁8kは、底面8cの上側に配置される。さらに、底面8cおよび後面8bには、底面電極6および後面電極7が配置される。上述したように底面電極6はPC1の下電極4に接続される。後面電極7はPC1の背面電極3に接続される。なお、拡張ユニット8の上述した構成は、基本的に図2Aを参照した拡張ユニット5と同様である。
拡張ユニット8は、前壁8g、前面8a、底面8c、後壁8h、後面8b、および下壁8lが、本体8mと別部材で構成される。すなわち、底面8cの下側で対向する下壁8lは、拡張ユニット8の本体8mに対し、回動軸9で回動可能に支持されている。また、回動軸9は、後壁8hと本体8mとの境界の後壁8h側に形成される。後面8bが押圧されると、図4Bに示すように本体8mに対し底面8cが傾斜する。あるいは、後述するように、PC1を図4Aの状態の拡張ユニット8に装着した後、PC1の上面1d(図3B参照)近傍を押圧することでも本体8mに対し底面8cが傾斜する。なお、回動軸9は、図4Bに示した傾斜姿勢で底面8cが止まるように、例えばトルク機構またはギア等の通常の回転停止機構を備え構成されている。
PC1の下電極4と背面電極3、および拡張ユニット8の底面電極6と後面電極7の構成は、実施の形態1と同様であるため説明は割愛する。
[PCと拡張ユニットとの装着]
拡張ユニット8にPC1を装着する過程の一例を、図4A乃至図4Cに示す。拡張ユニット8は、図4Aの状態から図4Bの状態に、本体8mに対して底面8cおよび後面8bを傾斜させる。この状態で図4Cに示したように、PC1を矢印A方向に挿入する。このとき、PC1の背面1bは拡張ユニット8の後面8bに案内される。なお、PC1の右面1eは、拡張ユニット8の右側面8e(同様にPC1の左面1fは拡張ユニット8の左側面8f)に案内される。後面8b、右側面5eおよび左側面5fに案内されたPC1は、拡張ユニット8の底面電極6に対してPC1の下電極4が位置決めされる。同様に、拡張ユニット8の後面電極7に対してPC1の背面電極3が位置決めされる。
図4Cに示したように、PC1は、拡張ユニット8の後面8b、右側面8eおよび左側面8fで位置決めされて拡張ユニット8に装着される。PC1が、拡張ユニット8に案内され、電極が接触する様子は実施の形態1と同様なので省略する。本実施の形態では実施の形態に比べて、拡張ユニット8の底面8cおよび後面8bが本体8mに対して傾斜している。このため、本体8mに対する拡張ユニット8の傾き角度に応じたPC1の自重の分力で、下電極4と底面電極6および背面電極3と後面電極7とをより確実に接続させることができる。
なお、拡張ユニット8とPC1とは、図4Cに示した矢印B方向にPC1を引き抜くことで、接続を解除させることができる。
[効果、他]
PC1の下面1cに配置する下電極4に加え、PC1の背面1bに備える背面電極3を備えた。このように構成することで、実施の形態1と同様の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施の形態における、拡張ユニット8は、本体8mに対し底面8cおよび後面8bを傾斜させる構成とした。拡張ユニット8を傾斜させることで、PC1の自重が、傾斜角度に応じる分力を生起する。当該分力によって背面電極3と後面電極7とは電気的により確実に接続される。また、PC1の背面1bと拡張ユニット8の後面8b、PC1の右面1eと拡張ユニット8の右側面8e、およびPC1の左面1fと拡張ユニット8の左側面8fそれぞれが係合し、PC1を拡張ユニット8に確実に装着させることができる。なお、この傾斜角度は、背面電極3と後面電極7との確実な接続性に加え、PC1の表示パネル2を使用者が視認し易い角度に設定させることができる。したがって、下壁8lと本体8mとが成す角度は、例えば30度(表示パネル2の傾き角度は120度)に設定すると、底面電極6に対する下電極4の荷重はPC1の自重のcos30度、後面電極7に対する背面電極3の荷重はPC1の自重のsin30度でそれぞれ押圧する。このようにPC1の自重の分力で端子電極同士を押圧するため、確実な接続が得られる。つまり、PC1の正面1aが成す角度は、拡張ユニット8の本体8mに対し鈍角に構成すると、使用者が表示パネル2を視認し易い構成にすることができる。
なお、拡張ユニット8の傾斜角度は、本体8mに対しあらかじめ所定の角度(例えば上述の例では30度)に底面8cを傾斜させてもよい。この構成にすることで、拡張ユニット8に備える回動軸9を省略することができ、拡張ユニットを安価にすることができる。
本実施の形態の拡張ユニット8には、PC1の右面1eを案内する右側面8eに対し右側で対向する右壁8i(図示は省略したが、左面1fを案内する左側面8fに対し左側で対向する左壁8jも同様)を備える構成として説明した。しかしながらこれは一例であり、例えばPC1の右面1eおよび左面1fを案内する右側面8eおよび左側面8fを備えれば、右壁8iおよび左壁8jは省略することができる。このような構成では、拡張ユニット8の軽量化やコストを低減することができる。
(変形例1)
[拡張ユニットにおける電極の変形例]
上述した実施の形態に適用可能な変形例を以下に示す。上述した各実施の形態では、拡張ユニットや8における底面電極6および後面電極7は、接触することで電気的に接続する平板状電極の構成として説明した。すなわち、電極6bおよび電極7bは、端子電極同士の接続に際し、それぞれ形状の変化を生起することなく電気的に接続する。また、PC1の下電極4および背面電極3は、接触することで電気的に接続する平板状電極の構成として説明した。すなわち、電極4bおよび電極3bは、端子電極同士の接続に際し、それぞれ形状の変化を生起することなく電気的に接触する。しかしながら、この構成は一例であり、端子電極が機械的に復元性を有するいわゆるバネ性の構成とすることもできる。図5は、本実施の形態の拡張ユニット電極12の一例である。この拡張ユニット電極12は、拡張ユニット5および8(以下、本実施の形態では拡張ユニット5として説明する)に適応することができる。拡張ユニット電極12を構成する底面電極10は、絶縁体10a、この絶縁体10aで周囲を覆われると共に押圧に対し復元性を有する弾性電極10b、および弾性電極10bを収納する貫通孔10cで構成している。また、拡張ユニット電極12を構成する後面電極11は、絶縁体11a、この絶縁体11aで周囲を覆われると共に押圧に対し復元性を有する弾性電極11b、および弾性電極11bを収納する貫通孔11cで構成されている。なお、拡張ユニット電極12は、底面電極10および後面電極11を絶縁体10aと11aとの縁部12aで一体化した形状であるが、これは一例であり、絶縁体10aと11aとがそれぞれ独立した構成であっても適用することができる。また、縁部12aで一体化した底面電極10および後面電極11は、図1Dを参照して説明したように、例えば絶縁体10aの貫通孔10cが縁部12aに沿って配列するY方向に一対の固定部を備え、拡張ユニット5や8の底面5cや8cの外郭を形成する樹脂に埋没させること等で固定することができる。
[変形例にかかる電極の動作]
拡張ユニット電極12を配置した拡張ユニット5に、PC1を装着したときに端子電極がPC1に接続される過程を、底面電極10と下電極4との接続を一例として図6Aおよび図6Bに示す。図6Aおよび図6Bに示した図は、それぞれ図5におけるY方向に垂直に切断した断面である。図6Aに示すように、拡張ユニット5にPC1を矢印A方向に装着してゆくと、PC1の矢印A方向の侵入に伴い、電極4bが弾性電極10bにおける貫通孔10cから最も突出する位置で当接する。電極4bと弾性電極10bとが当接すると、図6Bに示すように、弾性電極10bはPC1の自重によって変形する。この変形に際して、弾性電極10bに、矢印B方向の復元力が生じる。弾性電極10bが矢印B方向の復元力を有するため、電極4bと弾性電極10bとは電気的により確実に接続される。なお、PC1を拡張ユニット5から脱着する際には、矢印B方向にPC1を引き抜くと、弾性電極10bは図6Aに示した状態に復元する。
本変形例では、弾性電極10bを片持ちバネで構成した。よって、弾性電極10bが有する復元力には、B方向の成分のみならず、B方向に直交する方向であるC方向への復元力も含まれる。本変形例ではこのC方向への復元力を後面電極11と背面電極3との接続を助成する方向となるように構成した。すなわち、弾性電極10bが有する復元力は弾性電極10bから下電極4の電極4b方向に作用すると共に、弾性電極11bから背面電極3の電極3b方向に作用する。つまり、PC1は、弾性電極10bによって面側から背面側に反発力を受ける。
なお、弾性電極10bの構成は、後面電極11と背面電極3との接続にも適用可能である。すなわち、後面電極11を例えば前記弾性電極11bのようにバネ性を有する材料で構成することで、より確実に電極を接続させることができる。また、例えば前記弾性電極11bで示される後面電極11を片持ちバネで構成し、復元力を水平方向のみならず、下方向へも発生させることで、下電極4が、底面電極6または、弾性電極10bと接触することを補助することができる。この場合に、弾性電極11bが、前記C方向と反対方向への復元力と前記A方向への復元力とを有するようにすることができる。これにより、PC1は、弾性電極11bによって背面側から面側に反発力を受ける。
また、変形に対して復元性を有する電極は、PC1の端子電極にも適用することができる。PC電極15に適用した例を図7に示す。PC電極15は、背面電極13と下電極14とで構成される。背面電極13は、絶縁体13a、この絶縁体13aで周囲を覆われると共に押圧に対し復元性を有する弾性電極13b、および弾性電極13bを収納する貫通孔13cで構成される。また、下電極14は、絶縁体14a、この絶縁体14aで周囲を覆われると共に押圧に対し復元性を有する弾性電極14b、および弾性電極14bを収納する貫通孔14cで構成される。なお、PC電極15は、背面電極13および下電極14を絶縁体13aと14aとの縁部15aで一体化した形状であるが、これは一例であり、絶縁体13aと14aとがそれぞれ独立した構成であっても適用することができる。また、縁部15aで一体化した背面電極13および下電極14は、例えば絶縁体14aの貫通孔14cが縁部15aに沿って配列するY方向に一対の固定部を備え、PC1の下面1cの外郭を形成する樹脂に埋没させる構成(本実施の形態における構成)やネジによる螺結等で固定することができる。
PC電極15を備えるPC1を、拡張ユニット5に装着させると、弾性電極13bおよび14bは、それぞれ対応する底面電極6の電極6bおよび後面電極7の電極7bと接続する。電極5bおよび7bへの接続に際し、弾性電極13bおよび14bの構成は、前述した弾性電極10bおよび11bと同様であるため説明は割愛する。なお、PC1に、このように電極を配置した場合は電極がPC1から突出する。この突出する電極を保護するために、弾性電極13bおよび14bをカバーで覆っても良い。
(変形例2)
上述した実施の形態に適用可能な変形例を以下に示す。
本変形例におけるPC1の外形構成を、図8Aおよび図8Bに示す。なお、PC1の外形構成自体は、実施の形態1、または実施の形態2と同様であるため説明は割愛する。本変形例では、PC1に背面電極3’および下電極4’を備えた。なお、背面電極3’の絶縁体3’aおよび電極3’の構成は、図1Bを参照した実施の形態1における背面電極3と同様であるため、説明は割愛する。また、下電極4’の絶縁体4’a、電極4’bおよび一対の固定部4’cの構成は、図1Cを参照した実施の形態1における下電極4と同様であるため、説明は割愛する。また、背面電極3’の電極3’bは、図8Aの状態でも現れているが、背面1bと下面1cの境界線と重なり煩雑となるため図示は省略した。本変形例における下電極4’の一対の固定部4’cそれぞれには、図8Bに示すように、絶縁体4’aから電極4’bが突出する方向に一対の位置決め凹部4’dを配置した。
[拡張ユニットの構成]
上述のPC1を装着できる拡張ユニット5の構成を、図9Aに示す。PC1は上述したように、一対の位置決め凹部4’dが存在するため、一対の位置決め凸部6’dを一対の固定部6’cそれぞれに備えている。位置決め凸部6’dの構成は、図9Cに示したように、凸本体部61と、凸本体部61を固定部6’cそれぞれに締結する凸部締結部62とを備える。なお、拡張ユニット5の構成自体は、例えば実施の形態1と同様であるため説明は割愛する。また、底面電極6’の絶縁体6’a、電極6’b、一対の固定部6’cの構成、および後面電極7’の絶縁体7’aと電極7’bとの構成は、図2Aを参照して説明した実施の形態1と同様であるため、説明は割愛する。また、本実施の形態では底面電極6’と面電極7’とを、図9Bに示したように絶縁体6’aと7’aとの縁部で一体に形成したが、これは一例であり、例えば図2Aで説明したように、それぞれ独立した構成であってもよい。
[効果、他]
変形例では、PC1の下面1cに一対の位置決め凹部4’dを配置し、拡張ユニット5の底面5cに一対の位置決め凸部6’dを配置した。この構成で、拡張ユニット5に対するPC1の位置決め精度を向上させることができ、下電極4’と底面電極6’とを確実に接続することができる。また、これにより背面電極3’と後面電極7’とをも確実に接続させることができる。すなわち、位置決め凸部6’の外径は、位置決め凹部4’dの頂部内周41よりも小さいため、PC1の下面1cと拡張ユニット5の底面5cとの相対位置を概略調整した後、PC1を拡張ユニット5に対して傾斜させることで確実に装着させることができる。
さらに、上述の下電極4’と底面電極6’との構成や、背面電極3’と後面電極7’との構成は本実施の形態に限定されるものではなく、例えば下電極4’に備える位置決め凹部4’dの構成にも円筒形状を適用する構成であっても適用できる。
また、上述の構成は、例えば実施の形態2で説明した本体8mに対し底面8cを傾斜させる構成でも、変形例1で説明した弾性電極(10b、11bや13bや14b)を備える構成にも適用することができる。
また、本変形例のように、拡張ユニット5に位置決め凸部6’および/または位置決め凸部7’を備える構成によれば、拡張ユニット5の右側面5e、右側壁5i、左側面5fおよび左側壁5jも省略することができる。この構成によれば、底面電極6’と底面電極6’の両端に備える一対の位置決め凸部6’d、および/または面電極7’と面電極7’の両端に備える一対の位置決め凸部7’dと嵌合するPC1であれば、右面1eおよび左面1fの距離を問わず装着することができる。しかも、この構成により、拡張ユニット5を軽量化させることができ、コストも低減できる。また、上記は拡張ユニット5のみならず、拡張ユニット8でも同様である。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、単一構成の接続電極に加え、単一電極を配置した面に隣接する面にも電極を配置した構成であり、この構成は上記で説明したタブレット型コンピュータに限定されず、例えばラップトップ型コンピュータ、携帯電話、ゲーム機、医療関連装置、在庫管理装置、顧客管理装置等の電子機器に適用することができる。
1 PC
1a 正面
1b 背面
1c 下面
1d 上面
1e 右面
1f 左面
2 表示パネル
3 背面電極
3a 絶縁体
3b 電極
3’ 背面電極
3’a 絶縁体
3’b 電極
3’d 位置決め凹部
31 凹部内周
33 頂部
4 下電極
4a 絶縁体
4b 電極
4c 固定部
4’ 下電極
4’a 絶縁体
4’b 電極
4’c 固定部
4’d 位置決め凹部
41 凹部内周
42 頂部内周
43 頂部
5 拡張ユニット
5a 前面
5b 後面
5c 底面
5e 右側面
5f 左側面
5g 前壁
5h 後壁
5i 右壁
5j 左壁
5k 上壁
6 底面電極
6a 絶縁体
6b 電極
6c 固定部
6’ 底面電極
6’a 絶縁体
6’b 電極
6’c 固定部
6’d 位置決め凸部
7 後面電極
7a 絶縁体
7b 電極
7c 固定部
7’ 後面電極
7’a 絶縁体
7’b 電極
7’d 位置決め凸部
8 拡張ユニット
8a 前面
8b 後面
8c 底面
8e 右側面
8f 左側面
8g 前壁
8h 後壁
8i 右壁
8j 左壁
8k 上壁
8l 下壁
8m 本体
9 回動軸
10 底面電極
10a 絶縁体
10b 弾性電極
10c 貫通孔
11 後面電極
11a 絶縁体
11b 弾性電極
11c 貫通孔
12 拡張ユニット電極
12a 縁部
13 背面電極
13a 絶縁体
13b 弾性電極
13c 貫通孔
14 下電極
14a 絶縁体
14b 弾性電極
14c 貫通孔
15 PC電極
15a 縁部

Claims (5)

  1. 第一の接続端子が配置される面と、
    第二の接続端子が配置される背面と、
    を有し、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子とは同一の基材上に形成され、
    前記面と前記背面とがなす縁は前記基材によって形成され、
    前記第一の接続端子に接続される第一の被接続端子および前記第二の接続端子に接続される第二の被接続端子を有し、底面に配置される前記第一の被接続端子と、後面に配置される前記第二の被接続端子とは、相隣接する位置である拡張ユニットと接続される電子機器。
  2. 前記電子機器は、前記拡張ユニットに接続される際に前記第一の接続端子と前記第二の接続端子との両者が傾斜した状態で接続される、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第一の接続端子および前記第二の接続端子のいずれか一方はデータ通信機能が統合され、他方は充電機能が統合される、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記第一の接続端子および前記第二の接続端子はいずれも、端子の変位を伴わずに前記被接続端子と接続される請求項1または2に記載の電子機器。
  5. 前記第一の被接続端子および前記第二の被接続端子はバネ性を有し、前記拡張ユニットと接続された際に、前記第一の被接続端子によって前記面側から前記背面側に反発力を受け、前記第二の被接続端子によって前記背面側から前記面側に反発力を受ける、請求項1または2に記載の電子機器。
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