JP6225185B2 - 複数の手術器具を同時に識別するためのデバイス及び方法 - Google Patents

複数の手術器具を同時に識別するためのデバイス及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1のプリアンブルによる複数の異なる手術器具又は器具グループを同時に識別するためのデバイス並びに請求項7のプリアンブルによる方法に関する。
公衆衛生の分野では、器具及び滅菌物の分野における各医療用品のトラッキングを可能とするとともに、使用頻度、保守点検間隔、又は現在の保管場所の確立及びトラッキングが行うことができるシングル・インスツルメント・トラッキング(single instrument tracking)に対する顕著なトレンドが増加してきている。例えば、器具の流通過程におけるほとんどの異なるステーションにおいて、バスケットの中身の欠落検査をすることは、滅菌物が完全かつ正しい形態で利用されることを保証するのに役立つ。
さらに、それらは、器具の多大なコスト損失の低減に役立つ。
それらはさらに、患者の安全にも特に役立つ。この点は、緊急手術の場合に、他の器具とは別に、時には約100個の押圧ロール及び40個のパッドが使用されるという背景を鑑みると重要性を増す。また、病院統計から、外科的処置後に、布又は綿球等の異物が患者の体内に残されるというケースが毎年平均3,000件生じている。
分類及び計数などの従来の手作業による技術は別として、これまで、手術器具の検出をアシストする又は完全に自動で行うためのあらゆる技術が用いられてきた。これらは、例えば、RFID(無線自動識別(radio frequency identification))技術を用いた無線識別、重量測定、光学式識別、バーコード検出等を含む。
従前の解決策は、主に、器具又は滅菌物をそれぞれ個々に読み出すことに基づくため、時間がかかる。従って、個々の器具の個々の手作業による検出は、自動化された器具の個別検出へと発展した。それに応じて、時間及びコストを省けるように、主に処理時間の短縮が前面に出てきた。時間及びコストを同時に省くための自動化を促進するためには、同様に高い処理安全性が不可欠である。器具の個別検出の欠点は、複数の物及び器具の場合に、読み取り処理がそれぞれ非常に時間のかかる点である。
従って、さらなる公知の解決策は、特に器具トラッキングにおける個々の読み取り(例えば、Data Matrix)とは対照的に、処理時間を短縮させるために、複数の器具を同時に検出することである。米国特許第7,118,029B2号明細書に提案されるように、1つのバスケット内に位置する、RFIDタグ(RFID器具)によって標識を付けられた複数の器具が同時に検出され、バスケットリストと比較され、場合によっては間違って分類された器具が識別される。
手術器具におけるRFIDトランスポンダーは、大きさを変えて構成することができないので、通常、RFIDリーダーによって生成される高周波電磁交流磁界によって作動されるパッシブRFIDタグを用いなければならない。距離と共に放射場が二次的に減少するので、幾分高い送信電力が適用されなければならない。とりわけ医療環境では、このことは、特に手術室において他の高感度デバイスとの起こり得る干渉を回避するために、限られた程度でのみ可能である。
この場合、バスケット又はコンテナ内の重なった及び遮蔽された器具のいわゆるバッチ検出は、検出されるべき器具の幾つかが、使用されたリーダーによって、間違って検出される又は全く検出されず、その結果、見落とされるという事実を伴い得る。さらに、それに関連した識別率の悪さ並びに処理信頼性の低さは、読み取り動作を自動化できないという事実につながる。その結果、この解決策を用いた場合でも、処理時間及びコストの増加を受け入れなければならない。
既に公知のシステムによれば、高い処理信頼性が処理速度を犠牲にして実現されるか、高い処理速度が処理信頼性、引いては自動化を犠牲にして実現されるかのどちらかであるので、読み取りシステムのさらなる開発活動が必要である。
上記背景に対して、本発明の基礎を成す目的は、複数の異なる器具を同時にかつ高い識別率で確実に検出するように構成されたデバイス及び方法を提供することである。
この目的は、デバイスに関しては請求項1の特徴によって、及び方法に関しては請求項7の特徴によって達成される。
デバイスの有利なさらなる発展形態は、請求項2〜6に記載される。
本発明によるデバイスでは、器具及び器具情報を検出するための第1の検出技術、特にRFID識別を有する第1の検出手段と、器具及び器具情報を検出するための第1の検出技術とは異なる第2の検出技術を有する第2の検出手段と、2つの検出技術の検出結果を比較するための比較デバイスとの組み合わせが使用される。比較された検出結果が一致する場合は、比較デバイスは、検出された器具の正確性に関する肯定的評価を出力するとともにそれぞれの検出結果を検証し、それに応じて、例えば、検出された器具を登録し、又は操作者に全ての器具が正しく検出された事実を報知する等のさらなるステップを行うことができる。
従って、このデバイスは、複数の異なる器具及び滅菌物それぞれのバッチ検出を可能にする。これは、例えば自動器具識別等におけるロジスティックプロセスにおいて、バスケット又はコンテナ内に位置する器具が、コストを分けて負うことなく同時に又は1つの読み取り動作で検出されるという利点を提供する。
さらに、器具流通又は器具プロセスの最も異なる位置における迅速なバッチ検出によって、各プロセスステーションより前及び/又は後の滞留時間等のこれまで利用できなかったプロセス情報が、大きな時間的支出なしに得られる。この評価可能情報を用いて、プロセスの信頼性及びプロセスサイクルの両方を改善できる。
また、少なくとも2つの異なる検出技術の使用によって、全ての被検出器具が検出されること、及び一方の技術の場合によっては検出不可能なエリア又は器具が他方の技術によって検出されること、又は、少なくとも識別率、引いてはプロセスの信頼性を実質的に向上できることが保証される。さらに、例えば、RFIDタグ又はバーコードが失われた場合や電流差により一般に第1の検出技術では識別不可能な器具は、第2の検出技術によって検出される。
従って、特にこれらの検出技術の利点は、各技術の利点の組み合わせによって生かされる。このように、複数の統合された器具検出システムを有する複合装置は、バスケットの中身の識別の確率を最大にする目的で提供される。従って、最初の2つの異なる検出技術による器具の重複検出は、検出結果が間違った結果として識別されることを可能とするとともに、操作者に知らせることを可能にする。
また、エラー出力の減少によって、正しい検出結果がもたらされるまでに必要とされる読み取り動作が減少することで、処理速度を向上でき、これによって、プロセス時間が確実に減少する。これは順に、器具識別の自動化を可能にする。
医用工学の分野、特に手術において、手術室に関して比較的厳しい要件が存在する。冒頭で述べたように、ここでは精密な技術装置が使用されるので、それらは、RFIDデバイスの無線出力によって決して干渉されてはならない。読み取りエネルギーの減少により、この検出技術の識別率も減少する。従って、厳密にそのような場合、手術室に存在する装置に対して影響を与えない又は影響の少ないさらなる技術によってRFID技術が支援されることが特に有利である。
本発明では、2つの技術の検出結果が比較デバイスによって比較されることが利点である。これは、全ての被検出器具が正確に検出及び識別され、間違った検出結果が識別されることを保証する。2つの結果間の偏差が判定されると、繰り返しの読み取り動作、被検出器具の数量又は位置の変化等のさらなる方策が開始され得る。
各検出技術は、場合によっては、ある特定の被検出器具に関して、より多い、もしくはより少ない情報を検出する。検出結果の検証後に、検出された器具に関してほぼすべての情報を提供する検出デバイスの検出結果をさらに使用又は処理してもよい。しかし、このようにして、ある特定の器具に関して検出デバイスによって検出された情報もまた、妥当な場合は、他方の検出デバイスによって確立された情報によって補足可能である。
従って、2つの異なる技術の使用及び互いに対する2つの検出結果の比較によって、本発明によるデバイスは、自立して、すなわち、デバイスがそれ自体でいわゆる妥当性テストを実行するので、所定の中身リストと比較することなく機能できる。
それでもやはり、さらなる発展形態では、比較デバイスは、2つの検出結果を所定のデータセット、特に、バスケットの中身が全てリストアップされた器具又はバスケットリストと比較することができ、比較デバイスは、2つの検出結果の少なくとも一方が所定のデータセットと一致する場合に肯定的評価を出力できる。
所定のデータセットは、所定の器具構成又はセットの個々の器具をそれぞれ含むデバイス又は器具リストに入力された外部生成リストでもよい。同様に、このリストは、前の読み取り動作に基づいて生成及び中間保存された、デバイス内で内的に生成されたリストでもよい。
これは、バスケットのパッキング作業の前、間、及び後の欠落検査において特に重要である。
特に器具管理システムにおいては、欠落検査は、それらが常に維持及び更新されなければならないので、特に重要である。
検出デバイスの少なくとも一方が器具リストにリストアップされた全ての器具を識別した場合、このデバイスの検出は正しいと仮定することができる。そのため、第1及び第2の検出結果を保管されたデータセットと比較した後に、少なくとも1つの検出結果がリストにリストアップされた全ての器具を検出したと判定されると、全てのさらなる読み取り動作がそれに従い取りやめられ、これは、さらなる時間の節約につながる。
さらに、複数の識別の場合、データリスト比較は、バスケット及びローンバスケットが用意された時に欠落検査を実施できるという利点を提供する。同様に、欠落検査は、特定のカスタマイズ構成を持つバスケットに対して実施できる。
特に保管されたリストとのダブルチェックは、部分的にコストの大きな器具及び/又は滅菌物の望ましくない損失を最小限に抑えるという効果で有利である。これは、各種の使用及び/又は洗浄作業等の前及び後に器具が検出されることで達成される。
特に利点となるのは、手術の前及び後における使用器具の欠落検査による患者の安全性の向上である。このようにして、一方では、使用され、いまだに見つかっていない器具が識別される。さらに、該当する場合、このようにして、使用されるべきであった提供された器具がまだ存在することが同様に判定される。この点は、特に、使用された器具が全て揃うまでは手術を終えてはならない及び特に多くの器具が使用される場合に手術の一瞬一瞬が高価であるという背景において大きな重要性を持つ。
さらなる発展形態では、検出結果の少なくとも1つの組み合わせが所定のデータセットと一致する場合に比較デバイスが肯定的評価を出力できるように、器具の同時識別のためのデバイスを構成することができる。
これは、被検出器具の一部が、例えば、好ましくない位置付けにより一方の検出技術によって検出できず、その一方で他の器具が他方の検出技術によって検出できない場合に特に有利である。このさらなる発展形態によって、検出された全ての器具が各データセットと比較される。2つの検出技術によって検出された各器具が少なくとも概要で所定のデータセットに対応する場合には、比較デバイスは、肯定的評価を出力する。
デバイスは、時間及び/又は場所に関して上流又は下流へ器具を分離するための振動手段及び/又はコンベアベルト手段と、振動及び/又はコンベアベルト手段を制御するための制御デバイスとを含み得ることが特に好ましい。後者は、所定の期間に、そして器具情報が繰り返し検出される及び比較デバイスによって比較される前に、振動及び/又はコンベアベルト手段を少なくとも一度動作させる。
従って、器具の読み取りが開始される前に、被検出器具がバスケット内で広く分布されるまで、振動及び/又はコンベアベルト手段を動作させることができる。この期間は、所定のものであることも、オペレーターによってモニタリングされることもできる。読み取り動作中及びその後にそれぞれ、デバイスは、例えば、現在の器具の順序を変えるために同様に動作してもよい。
通常、繰り返しの読み取り動作は、振動動作に続き、このサイクルは、最終的に全ての器具を検出するために、必要とされる回数、好ましくは数回繰り返すことができる。
互いに遮蔽された及び/又は重なった器具、並びに被検出器具の好ましくない位置が除去されることが利点である。これは、より高い識別率、引いてはプロセスの信頼性が達成されるという利点を伴う。さらに、否定的評価の場合に、器具を識別するための手段が、それ自体の修正手段、つまり、器具間の間隔を空けるための振動及び/又はコンベアベルト手段を動作させることを含む点で、複数の器具の複数の識別の読み取り動作のさらに良い自動化が得られる。
さらなる発展形態では、本発明は、検出結果の完全性及び正確性に関する評価並びに検出された器具を表示する表示デバイスを有していてもよい。さらに、不完全な検出の場合、現在の器具リストのどの器具がまだ検出されていないかをそれぞれ表示及び強調することができる。従って、オペレーターは、必要な場合、具体的にこれらの器具を探し、それらを手作業で加え、このようにして無事に読み取り動作を完了することができる。
また、ディスプレイにより、選択された器具の具体的な処理及び/又は取り扱い等のデータセット内で得られた製品特定追加情報を表示することができる。また、追加情報は、特定のさらなる器具が検出された器具に加えられなければならない又はその構成要素、例えば摩耗部品等が交換されなければならないという事実であり得る。
利点としては、例えば、検査が差し迫っている、器具がリース品である、又は器具が処分される必要があることが表示デバイス上に直接表示される。
また、検出された器具が手術室からもたらされた浄化されるべき器具である場合、及びこの目的のために取り外しが必要とされる場合、取り外しの説明又は図面等の役に立つ情報が表示される。例外として、具体的な洗浄プログラム又は清浄添加剤が加えられる必要がある場合、オペレーターは、そのように知らされる。
器具と検出デバイスとの相対的配向及び/又は相対的距離を変化させる手段をデバイスがさらに備える場合に特に有利であることが分かる。
肯定的評価をまだ出力できない場合における利点は、完全な読み出しの確率が上がるように少なくとも1つの検出手段及び/又は器具を移動させることによって、器具と検出デバイスとの配向及び距離を共に変えることができることである。この目的のために、検出デバイスは、器具ベース又はコンテナに対して移動可能であり、逆の場合も同じである。
その結果として、検出デバイスからさらに遠ざけられた又は遮蔽された器具もそれぞれ読み取り電力を増加させる必要なしに検出される。これは、特に、読み取り電力が可能な限り周囲に影響を与えないことが意図される場合に有利である。このようにして、器具は、検出デバイスが組み込まれたハウジングがシールドされる又はより強くシールドされる必要なしに完全に検出される。
検出結果が妥当性チェックを受けられるようにするために、本発明のデバイスはさらに、重量検出のためのスケールを含んでもよい。比較デバイスは、識別された器具及びデータセットに保管されたそれらの重量データに基づいて、検出された実際の重量を保管されたセット重量と比較することによって、評価の妥当性チェックを行う。妥当性チェックに基づいて、それは、実際の重量がセット重量に一致しない場合には否定的評価を出力し、実際の重量がセット重量に一致する場合には肯定的評価を出力する。
検出結果のさらなるチェックによってエラー出力が減少するので、重量検出によって自動化をさらに良く実現することができる。
特に好ましいさらなる発展形態では、デバイスは、それに又はその内部に少なくとも2つの、好ましくは全て異なる検出デバイスが配置されて1つの統合ユニットを形成するシールドされた又はシールド可能なハウジングを備えた、いわゆるトンネルリーダーとして構成されてもよい。このようにして、被検出器具は、トンネルリーダーによって一斉に検出することができる。さらに、トンネルリーダーは、外部エリア、特に手術エリアを害することのないように1つ又は複数のフラップを閉じることによって、読み取り動作中に周囲から完全にシールドされることが可能である。これは、読み取り電力を高くすることができ、その結果として識別率が向上するという利点を提供する。
スライドインケースは、フラップによって手動及び自動の両方で動作可能である。
代替的に、トンネルリーダーは、特に手術エリアで、開放された後壁を有する開口部形状で構成されてもよい。このようにして、滅菌物が直接検出されて手術エリアに入る。その後、手術エリアで使用された器具を同じ経路を辿って戻すことができる。このさらなる発展形態は、器具の使用直後に、欠落検査が行われ、それによって、患者の安全性が確実に向上するという利点を提供する。これは、手術中に器具の計数に対処しなければならない追加のスタッフメンバーを必要としないので、特に有利である。
開口部が片側、好ましくは手術エリアの側にだけロック可能なフラップを有する場合に、被読み取りバスケットを導入後に挿入ケースを閉じることができるように、トンネルリーダーが特に有利に設計されてもよい。その場合、トンネルリーダーの内部は、RFID識別の高ワット数の場合でさえ手術エリアが害されないように、読み取り動作の前に手術エリアから実質的に完全にシールドされることが可能である。
従ってそれは、トンネルリーダーが手術の過程で、特に患者の安全性を背景に適用される場合に、特に有利である。ただし、適用はこれに限られず、器具の輸送、清浄/殺菌作業又は滅菌作業の前後に、同様に好ましく使用することができる。これは、パッキング作業及び個々の器具の修理のための撤去に同様に適用される。
複数の、好ましくは異なる手術器具又は器具グループを同時に識別するための本発明による方法では、最初に、各器具が第1及び第2の検出デバイスによって検出され、後に比較デバイスによって互いに比較される第1及び第2の検出結果が出力され、この比較の肯定的評価は、2つの検出結果が一致する場合に出力される。
検出結果は、さらなるステップにおいて、第1の器具リストと有利に比較される。検出結果の少なくとも1つが器具リストと一致する場合、肯定的評価が出力される。
従って、肯定的評価は、検出結果の少なくとも1つが器具リストと一致する場合にも判定され得る。
検出結果の組み合わせが所定の器具リストと比較されるステップは、特別に有利である。この比較は、検出結果の少なくとも1つの組み合わせが器具リストと一致する場合に肯定的判定を伴う。
その結果、検出結果の少なくとも1つの組み合わせを除くいずれもが器具リストと一致しない場合に、肯定的評価が判定され得る。
上述の方法は、所定の期間動作し得る振動デバイスとの組み合わせで特に有利であることが分かる。このステップは、第1の検出ステップにおいて肯定的評価が判定されなかった場合に特に重要である。振動デバイスの作動に続き、検出結果が繰り返し検出される。
必要に応じて、振動デバイスの作動の継続時間、種類及び反復は、所定のパターンに応じて又は操作者によって自動的に制御することができる。このようにして、バスケットの中身への適応が可能である。
従って、この方法は、本発明によるデバイスに関連して冒頭に挙げた利点を同様に実現する。
以下、同封の図面を参照して、複数の異なる手術器具を同時に識別するための本発明によるデバイスの一実施形態を説明する。
本発明のトンネルリーダーの模式断面図を側面図で示す。 複数の手術器具又は器具グループの同時識別を示すフローチャートを示す。
図1は、複数の好ましくは異なる手術器具を同時に識別するためのトンネルリーダー2を側面図で例示する。ハウジング4は、トンネルリーダー2の長手方向において、その2つの側面の各々に、ハウジング4中の長手方向に延在し、かつ好ましくは長方形の断面を有するパッセージ8の2つの端部に形成された開口6を有し、実質的に立方体形状をとる。開口6は、それぞれのフラップ(不図示)によって閉じることができる。
トンネルリーダー2は、第1の検出デバイスとしてのRFIDリーダー10、第2の検出デバイスとしての光学式リーダー又はカメラ12、第3の検出デバイスとしてのバーコードスキャナー13、及び第4の検出デバイスとしてのスケール24を含み、これらは全て、比較デバイス14を用いてクロスリンクされ、データ交換される。デバイス10、12、13、14、24は、ハウジング4内に配置される。第1〜第3の検出デバイス10、12、13は、それらがトンネルリーダー2内に導入された容器又はバスケット16に対向するようにパッセージ8の上部に配置され、重量測定用のスケール24は、バスケット16の下に設けられる。
パッセージ8は、バスケット16を支持する底部を含み、前記底部は、好ましくは、コンベアベルト18として構成される。コンベアベルト18は、直接的にではなく、振動手段20を介してハウジング4に接続される。振動手段20は、好ましくは、コンベアベルト18の下又はその側面部分に取り付けられ、それに連結され、さらに後者を振動させるためにハウジング4に接続される。さらに、振動手段20は、比較デバイス14と通信する、振動手段20及びコンベアベルト18を制御するための制御デバイス21を含む。比較デバイス14の評価に応じて、制御デバイス21は、コンベアベルト18及び/又は振動手段20を制御する。このようにして、バスケット16内の器具の配向及び検出デバイス10、12、13に対するバスケット16全体の位置の両方を変えることができる。さらに、コンベアベルト18は、コンベアベルト18の方向における短く素早い連続的変化によってバスケット16を振動させることができる。
また、検出デバイス10、12、13は、電気モータ(不図示)を含むそれぞれの伸縮式保持固定具23によって、それらがバスケット16からの距離を短くするために個々に又は一緒に下げられるようにハウジング4に取り付けられる。この動作は、比較デバイス14からの信号に基づいて、制御デバイス21によって制御される。
振動手段20は、柱部22を介してハウジング4上に支持され、重量測定用の測定素子(スケール)24は、コンベアベルト18にかかる重量を検出できるように、柱部22に組み込まれる。
比較デバイス14が評価を表示するように構成されることが可能なように、それは、トンネルリーダー2に設けられた表示デバイス28に電子的に接続される。表示デバイスは、操作者にとってはっきりと見える位置に設けられる。好ましくは、トンネルリーダー2上に取り付けられるが、同様に、別個のデータ通信される操作手段の一部でもよい。この場合、情報は、アンテナデバイス30によって無線で、同様に無線の比較デバイス14に送信されてもよい。
使用場所に応じて、トンネルリーダー2は、支柱又は土台(不図示)上に配置されてもよい。
トンネルリーダー2は、隔壁に固定的に取り付けられてもよい。開放された後壁を有するこのような開口部システムは、適用可能な場合、特に手術エリアにおいて、スキャン済みの滅菌物を無菌の手術エリア内に移動させるのに役立ち、それは、完全な無菌エリアと汚れた非無菌エリアとの境界面として機能する。
図2は、複数の手術器具又は器具グループを同時に識別するためのトンネルリーダー2の流れを示すフローチャートを例示する。
以下、図2に示されたフローチャートを利用して、複数の手術器具を同時に識別するための識別制御が行われる時の検出プロセスを詳細に説明する。
自動器具識別の開始後、ステップS1において、トンネルリーダー2のパッセージ8に供給された器具が、検出デバイス10、12、13、24によって同時及び直ちに連続して検出され、4つの検出結果E〜Eが読み出される。第1の検出デバイス、すなわちRFIDリーダー10が、第1の検出結果Eを検出し、ここでは、情報の無線伝送によって各器具が一義的に識別される。RFIDリーダー10は、器具に対する障害のない視野を必要とせず、器具が露出される必要も、リーダーに面する必要もないので、器具検出にとって比較的信頼性のある技術であることが分かる。また、RFIDトランスポンダーには、単なる形状の識別によって検出されることができない、器具の指定及び部品番号等の複数の情報、並びにメーカー、実施された保守及び補修作業、使用頻度等に関する情報を保管することができる。
本発明のRFIDリーダー10は、異なる周波数範囲で作動できる。読み取り速度及び範囲等の要件に応じて、対応する周波数範囲に収まる範囲が選択される。好ましくは、RFIDリーダー10は、LF範囲(低周波)では約125kHzで、HF範囲(高周波)では約13.56MHzで、UHF範囲(極超短波)では約870MHzで、又はSAW(表面音響波)技術で動作する。
第2の検出デバイス、すなわち、光学式識別デバイス又はカメラ12は、ある種類の器具、引いては検出結果Eに割り当てられた器具画像を、その形状、サイズ及び比率に基づいた保管画像との比較によって検出する。従って、第2の検出デバイスは、カメラ12によって撮影された画像を用いて、ハサミ又は外科用メス等の器具の種類及びその数を識別するが、それらを一義的に識別することはできない。この状況では、被検出器具は、識別されるために、好ましくは露出されているべきであることに留意されたい。これは、好ましくは、振動手段20によって達成され得る。しかしながら、非常に多くの器具がバスケット16内に配置され、全被検出器具の実質的に完全な分離が不可能である場合には、それらをコンベアベルト18上に別個に置き、カメラ12によって検出することができる。
第3の検出デバイスとしてのバーコードスキャナー13は、検出結果Eを検出し、これは同様に一義的識別及び追加の器具特定情報の検出を可能にする。この状況では、バーコードがバーコードスキャナー13から見えなければならないことに留意されたい。バーコードリーダーは、一次元及び/又は二次元コード(Data Matrix)の読み取りに適したものでもよい。
第4の検出デバイスとしてのスケール24は、検出結果Eとして、被検出器具の重量を検出する。重量は、最も簡単に検出することができ、比較として、他の検出結果E〜Eと比べて、情報内容が最も少なく、好ましくは、下位の妥当性チェックとして機能する。
検出技術の検出結果は、数量に関する完全性をチェック及び確認できるように、検出された器具の数を表すことができる。それは、必要とされる物が正しい数量で存在することをチェックできるように、器具の種類及び器具のそれぞれの数のリスト(3枚の布及び2個のクリップ等)を同様に表すことができる。これは、特にカメラ12に当てはまる。
同様に、検出結果は、無線及びバーコードシステムによって容易となる、正確に識別された器具のリストでもよい。
ステップS2では、比較デバイス14は、検出結果E〜Eが一致するか否かを判定する。比較デバイス14がステップS2においてE〜Eが一致すると判定すると(ステップS2において「YES」)、制御デバイス21は、ステップS3に移る。従って、3つの検出デバイス10、12、及び13の各々によって同じ器具が検出される。さらに、その検出された総重量Eは、保管データと一致する。この場合、制御デバイス21は、検出されるべき器具が全て正しく検出されたとみなし、ステップS3において、全ての識別された器具を含む検出結果を保存する。
次に、制御デバイス21は、ステップS4において、表示デバイス28上に「正常な結果及び検出済み」の出力を命令し、サイクルが完了する。文字表示の代わりに、特定のシンボル又は単に緑色の光が表示されてもよい。
しかし、ステップS2において否定的評価が判定された場合(ステップS2において「NO」)、制御デバイス21は、ステップS5に移る。ここで、検出結果Eが比較デバイス14に保管された所定のデータセット又は器具リストLと一致するか否かが判定される。ステップS5においてEがLと一致していると判定された場合(ステップS5において「YES」)、制御デバイス21は、上記のようにステップS3及びS4に移り、サイクルが完了する。この場合、制御デバイス21によって、最も有効かつ最も信頼性のあるEが他の技術よりも優先される。
しかし、ステップS5において、否定的評価が判定された場合(ステップS5において「NO」)、制御デバイス21は、ステップS6に移る。
ステップS6において、比較デバイス14は、他の結果E及びEと共にEがリストLの中身を含むか否かを判定する。リストLの数個の器具がRFIDリーダー10によって検出されなかった場合、それでも肯定的結果を得るために、他の2つの結果が用いられる。
ステップS6において、肯定的評価が判定された場合(ステップS6において「YES」)、制御デバイス21は、上記のようにステップS3及びS4に移り、サイクルが完了する。
しかし、ステップS6において、否定的評価が判定された場合(S6において「NO」)、制御デバイス21は、現在識別済みの器具が中間結果として保存されるステップS7に移る。次のステップS8では、制御デバイス21によって、バスケット16内に存在する器具の現在の順番を変えるために、振動手段20が所定の期間作動される。このようにして、特に遮蔽された器具、ずなわち、カメラ12及びバーコードリーダー13には見えない器具が露出される。
次に、制御デバイス21は、ステップS1に移り、前述のサイクルがステップS1に進む。しかし、RFIDリーダーの第1の読み取り動作中に検出されなかった器具は、RFIDタグの故障により引き続き検出されず、重複するシステムが使用される場合があると想定されなければならない。ステップS2の後、4つの一致する検出結果E〜EあるいはステップS5の後、新しく検出されたEのLとの一致がもたらされると、サイクルは上記のようにステップS3及びS4に移り、サイクルが完了する。
ステップS2及びS5の両方における判定が否定的である場合、サイクルは、ステップS6に移る。このステップにおいて、比較デバイス14は、上記のように、検出結果E〜Eの組み合わせがリストLの中身を含むか否かを判定する。再度これが当てはまらない場合には、比較デバイス14は、リストLにリストアップされた全ての器具が識別され得たか否かの全検出結果の一覧において比較する。器具は、無線技術及びバーコードスキャナーによって一義的に識別されるので、複数の読み取り動作の検出結果を比較する場合でさえ、同じ器具は二度計数されない。
ステップS7及びS8のサイクル数に基づいて、異なる数の検出結果がもたらされる。完全な検出の繰り返しの試みが行われる回数は、予め記憶され又は操作者によって制御されてもよい。
上に示した実施形態とは異なり、トンネルリーダー2は、検出された器具を特定のバスケット16に割り当て可能であることが保証される限り、異なるサイズのバスケット16及び複数のバスケット16が一度にそろってトンネルリーダー2に収容可能であるように、その長さ及びその高さの両方が異なってもよい。
表示デバイス28において、比較デバイス14の評価と、必要な特別浄化プログラムの表示、必要な準備策(取り外し、前処理)の表示、検査指示、及び個々の器具の交換/処分指示等のさらなる情報との両方を表示することができる。この情報は、例えばトンネルリーダー2に配置されたアンテナ30を介して、レシーバーユニット(不図示)を含む表示デバイス28に送信されてもよい。
被検出物の重量測定用のスケール24は、支柱等のハウジング下側に配置され得る。
振動手段20は、ハウジング4の前又は後ろのエリアに配置されて、それに応じて、被検出器具がトンネルリーダー2の前又は後ろで振動されるようにしてもよい。振動手段20をハウジングの外に配置することによって、操作者は、振動プロセスを観察及び制御することができる。
電気モーターによって駆動される伸縮式デバイス23の代わりに、検出デバイスは、バスケット16の方向にケーブルを引くことによって下げられてもよく、必要であれば、それらの配向に関して異なってもよい。同様に、検出デバイスの各々は、トンネルリーダー2の長手方向に垂直に延在するレール上に配置されてもよく、このレールは、長手方向のその中心から2つの端部の方向の下方に曲がる。
さらに、検出デバイスの各々は、別個の読み取りユニットを、後者のみが移動可能かつ器具からの読み取り距離を変化させることが可能なように含んでもよい。
従って、本発明は、完全な器具バスケット一式の多段読み取りに適したデバイス及び方法を開示する。これは、特に、デバイス内で互いにクロスリンクされ、通信する異なる識別システムの組み合わせによって達成される。各検出結果は、所定の器具リストと同様に、互いに比較される。従って、このデバイスは、無線識別システム及び追加の光学式識別システム及び/又はバーコードスキャナーによって器具情報を検出し、スケールは、妥当性チェックによって検出結果をチェックする。それらのサポートとして、連続的及び/又は断続的等の非常に異なる方法で動作され得る振動システム及び/又はコンベアベルトシステムが使用される。複数の統合された器具検出システムを含む、このように組み合わせられたデバイスは、バスケットの中身の識別の確率を最大にする目的を有する。ほぼ100%の検出安全性により、読み取り動作を自動化することによって時間及びコストが省かれ、手術器具の取り扱い中の安全性が増す。
器具、バスケット及びコンテナによる金属環境にもかかわらず、このデバイスは、バスケット内の乱雑に配置されかつ部分的に又は完全に重なった器具を、各器具の数及び位置とは関係なく完全に検出することに適する。
以下の項目は、国際出願時の特許請求の範囲に記載の要素である。
[項目1]
複数の好ましくは異なる手術器具又は器具グループを同時に識別するデバイスであって、
器具及び場合によっては関連する器具特定情報(E )を検出するための、特にRFID技術である第1の検出技術を有する第1の検出デバイス(10)と、
器具及び場合によっては関連する器具特定情報(E )を検出するための、前記第1の検出技術とは異なる、特に光学式形状認識である第2の検出技術を有する第2の検出デバイス(12)と、
前記2つの検出デバイス(10、12)の検出結果(E 、E )を比較するための比較デバイス(14)と
を備えており、
前記比較デバイス(14)は、
前記2つの検出結果(E 、E )が一致する場合は、前記検出された器具の正確性に関して肯定的評価を出力する
ことを特徴とするデバイス。
[項目2]
前記比較デバイス(14)は、前記2つの検出結果(E 、E )を、特に器具リスト又はバスケットリストである所定のデータセット(L )と比較し、前記2つの検出結果(E 、E )の少なくとも一方又は前記2つの検出結果(E 、E )の少なくとも1つの組み合わせが前記所定のデータセット(L )と一致する場合に肯定的評価を出力することを特徴とする、項目1に記載のデバイス。
[項目3]
時間及び/又は場所に関して上流又は下流に配置された前記器具を分離させるための振動手段(20)及び/又はコンベアベルトデバイス(18)と、
前記器具情報が検出される又は繰り返し検出される前に、前記振動及び/又はコンベアベルト手段(20、18)を所定期間の間少なくとも一度動作させる、前記振動及び/又はコンベアベルト手段(20、18)を制御するための制御デバイス(21)と
をさらに備えることを特徴とする、項目1又は2に記載のデバイス。
[項目4]
評価及び製品特定情報を表示する表示デバイス(28)をさらに備えており、
前記データセット(L )は、前記各器具が識別されたときに前記表示デバイス(28)によって出力される、前記器具に関する具体的な処理及び/又は取り扱い等の追加情報を含む、項目2又は3に記載のデバイス。
[項目5]
前記器具と、前記検出デバイス(10、12)との間の相対的配向及び/又は相対的距離を変更する手段(23)をさらに備えることを特徴とする、項目1〜4のいずれか一項に記載のデバイス。
[項目6]
前記デバイスはトンネルリーダー(2)として構成されており、
前記トンネルリーダー(2)は、開口部形状のカプセル型ハウジング(4)であることを特徴とする、項目1〜5のいずれか一項に記載のデバイス。
[項目7]
複数の好ましくは異なる手術器具又は器具グループを同時に識別する方法であって、
第1の検出技術を用いて、第1の検出デバイス(10)によって器具を検出するステップと、
第2の検出技術を用いて、第2の検出デバイス(12)によって前記器具を検出するステップと、
2つの検出結果(E 、E )を比較するステップであって、前記2つの検出結果(E 、E )が一致する場合に肯定的評価が出力されるステップと
を含むことを特徴とする方法。
[項目8]
前記2つの検出結果(E 、E )を器具リスト(L )と比較するステップをさらに備え、
前記検出結果(E 、E )の少なくとも一方又は両検出結果(E 、E )の少なくとも1つの組み合わせが前記器具リスト(L )と一致する場合に肯定的評価が出力されることをさらに特徴とする、項目7に記載の方法。
[項目9]
肯定的評価を出力できない場合に、振動手段(20)を所定期間の間動作させるステップであって、前記振動手段(20)を動作させた後に、前記検出結果(E 、E )が繰り返し検出されるステップ、をさらに備えることを特徴とする、項目7又は8に記載の方法。
2:トンネルリーダー
4:ハウジング
6:開口
8:パッセージ
10:第1の検出デバイス又はRFIDリーダー
12:第2の検出デバイス又は光学式識別デバイス(カメラ)
13:バーコードスキャナー
14:比較デバイス
16:バスケット
18:プレート又はコンベアベルト
20:振動手段
21:制御デバイス
22:保持デバイス又は柱部
23:電気モータ(不図示)を含む伸縮式保持デバイス
24:スケール
28:表示デバイス又はディスプレイ
30:アンテナ

Claims (9)

  1. 複数の好ましくは異なる手術器具又は器具グループを同時に識別するデバイスであって、
    器具及び場合によっては関連する器具特定情報(E)を検出するための、特にRFID技術である第1の検出技術を有する第1の検出デバイス(10)と、
    器具及び場合によっては関連する器具特定情報(E)を検出するための、前記第1の検出技術とは異なる、光学式器具形状識別を含む第2の検出技術を有する第2の検出デバイス(12)と、
    前記2つの検出デバイス(10、12)の検出結果(E、E)を比較するための比較デバイス(14)と
    を備えており、
    前記比較デバイス(14)は、
    前記2つの検出結果(E、E)が一致する場合は、前記検出された器具の正確性に関して肯定的評価を出力する
    ことを特徴とするデバイス。
  2. 前記比較デバイス(14)は、前記2つの検出結果(E、E)を、特に器具リスト又はバスケットリストである所定のデータセット(L)と比較し、前記2つの検出結果(E、E)の少なくとも一方又は前記2つの検出結果(E、E)の少なくとも1つの組み合わせが前記所定のデータセット(L)と一致する場合に肯定的評価を出力することを特徴とする、請求項1に記載のデバイス。
  3. 時間及び/又は場所に関して上流又は下流に配置された前記器具を分離させるための振動手段(20)及び/又はコンベアベルトデバイス(18)と、
    前記器具情報が検出される又は繰り返し検出される前に、前記振動手段(20)及び/又はコンベアベルト手段(18)を所定期間の間少なくとも一度動作させる、前記振動手段(20)及び/又はコンベアベルト手段(18)を制御するための制御デバイス(21)と
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のデバイス。
  4. 評価及び製品特定情報を表示する表示デバイス(28)をさらに備えており、
    前記データセット(L)は、前記各器具が識別されたときに前記表示デバイス(28)によって出力される、前記器具に関する具体的な処理及び/又は取り扱い等の追加情報を含む、請求項2又は3に記載のデバイス。
  5. 前記器具と、前記検出デバイス(10、12)との間の相対的配向及び/又は相対的距離を変更する手段(23)をさらに備えることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス。
  6. 前記デバイスはトンネルリーダー(2)として構成されており、
    前記トンネルリーダー(2)は、開口部形状のカプセル型ハウジング(4)であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のデバイス。
  7. 複数の好ましくは異なる手術器具又は器具グループを同時に識別する方法であって、
    特にRFID技術である第1の検出技術を用いて、第1の検出デバイス(10)によって器具を検出するステップと、
    光学式器具形状識別を含む第2の検出技術を用いて、第2の検出デバイス(12)によって前記器具を検出するステップと、
    2つの検出結果(E、E)を比較するステップであって、前記2つの検出結果(E、E)が一致する場合に肯定的評価が出力されるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  8. 前記2つの検出結果(E、E)を器具リスト(L)と比較するステップをさらに備え、
    前記検出結果(E、E)の少なくとも一方又は両検出結果(E、E)の少なくとも1つの組み合わせが前記器具リスト(L)と一致する場合に肯定的評価が出力されることをさらに特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 肯定的評価を出力できない場合に、振動手段(20)を所定期間の間動作させるステップであって、前記振動手段(20)を動作させた後に、前記検出結果(E、E)が繰り返し検出されるステップ、をさらに備えることを特徴とする、請求項7又は8に記載の方法。
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