JPWO2019146019A1 - 医療用ゴミ容器、医療用ゴミ容器のためのラック及び医療用廃棄物検出システム - Google Patents

医療用ゴミ容器、医療用ゴミ容器のためのラック及び医療用廃棄物検出システム Download PDF

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Abstract

より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器(100)、ゴミ容器のためのラック及び廃棄物検出システム(1)を提供する。底壁と、前記底壁の周縁から立設された側壁とを含み、前記側壁上部に形成された開口より投入された所定の廃棄物を内部に収容可能な本体容器と、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一つに配置され、医療用廃棄物(400)の投入を検出するための検出センサ(104)と、を含む医療用ゴミ容器(100)である。

Description

本開示は、特定の物品の投入を検出可能なゴミ容器とそれを用いた廃棄物検出システム、及び廃棄物を投入可能なゴミ容器のためのラックとそれを用いた廃棄物検出システムに関する。
従来より、ゴミ容器等の容器に特定の物品が廃棄されてしまうと様々な問題を引き起こすことがあった。例えば、患者への治療や手術などを行う医療現場においては、ガーゼ等の医療用機器は患者の体内への残留がないことを確認するために使用した機器の個数をカウントして厳密に管理していた。その時に、上記のように誤ってゴミ容器に医療用機器が投入されてしまうと、投入されてしまった個数だけ数が合わずに、患者体内への残留がないことを別の方法を用いて確認する必要性が生じていた。特許文献1には、患者体内への残留がないことを確認するために、X線で検出可能な糸を編み込んだ手術用ガーゼが記載されている。
特開2003−111791号公報
そこで、上記のような技術を踏まえ、本開示では、より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器、ゴミ容器のためのラック及び廃棄物検出システムを提供する。
本開示の一態様によれば、「底壁と、前記底壁の周縁から立設された側壁とを含み、前記側壁上部に形成された開口より投入された所定の廃棄物を内部に収容可能な本体容器と、前記底壁及び前記側壁の少なくとも一つに配置され、医療用廃棄物の投入を検出するための検出センサと、を含む医療用ゴミ容器」が提供される。
本開示の一態様によれば、「本開示に係る医療用ゴミ容器と、前記医療用ゴミ容器に含まれる前記検出センサに接続された解析装置と、前記解析装置に接続された警報装置と、を含む、医療用廃棄物検出システム」が提供される。
本開示の一態様によれば、「底壁、及び前記底壁の周縁から立設された側壁を含み、前記側壁上部に形成された開口より投入された所定の廃棄物を内部に収容可能な本体容器と、を含む医療用ゴミ容器を支持するためのラックであって、前記ラックは、前記医療用ゴミ容器の前記底壁及び前記側壁の少なくとも一つに重畳するように配置され、医療用廃棄物の投入を検出するための検出センサと、を含む、ラック」が提供される。
本開示の一態様によれば、「本開示に係るラックと、前記ラックに含まれる前記検出センサに接続された解析装置と、前記解析装置に接続された警報装置と、を含む、医療用廃棄物検出システム」が提供される。
本開示の様々な実施形態によれば、より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器、ゴミ容器のためのラック及び廃棄物検出システムを提供することができる。
なお、上記効果は説明の便宜のための例示的なものであるにすぎず、限定的なものではない。上記効果に加えて、または上記効果に代えて、本開示中に記載されたいかなる効果や当業者であれば明らかな効果を奏することも可能である。
図1は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の構成を示す図である。 図2は、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造を示す図である。 図3は、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造を示す図である。 図4aは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。 図4bは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。 図4cは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。 図4dは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。 図5は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の構成を示すブロック図である。 図6は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の回路構成を示す回路図である。 図7aは、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。 図7bは、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。 図7cは、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。 図8は、本開示の第1実施形態に係るガーゼ400の構造を示す図である。 図9は、本開示の第1実施形態に係るガーゼ400の構造を示す図である。 図10は、本開示の第2実施形態に係る廃棄物検出システム1aの構成を示す図である。 図11は、本開示の第2実施形態に係るゴミ容器100d及びラック500の構造を示す図である。 図12は、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造を示す図である。 図13は、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造を示す図である。 図14aは、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造の変形例を示す図である。 図14bは、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造の変形例を示す図である。 図14cは、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造の変形例を示す図である。 図15は、本開示の第3実施形態に係る廃棄物検出システム1bの回路構成を示す回路図である。 図16aは、本開示の第3実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。 図16bは、本開示の第3実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。
添付図面を参照して本開示の様々な実施形態を説明する。なお、図面における共通する構成要素には同一の参照符号が付されている。
<本開示に係る廃棄物検出システムの概要>
本開示に係る廃棄物検出システムは、ゴミ容器に特定の廃棄物が投入されたことを検出可能なシステムに関する。当該システムが適用可能な例としては、以下にあげるものに限定するものではないものの、患者の治療や手術等を行う医療現場、工事や建築等を行う工事現場、車や飛行機等の車両、精密機器、衣類等の製造・修繕・メンテナンス現場などが挙げられる。すなわち、誤って廃棄されたり、不要な持ち出しがなされてしまうと様々な問題を引き起こすような現場において、好適に適用することができる。
このような廃棄物検出システムは、一例としては、ゴミ容器、当該ゴミ容器に接続された解析装置、特定の物品が投入されたことを通知するため警報装置(ディスプレイやスピーカ等)、場合によってはゴミ容器を支持するためのラックを含む。そして、このような構成を有する廃棄物検出システムは、ゴミ容器又はラックにセンサーを備え、当該センサからの出力を解析装置において解析して、特定の物品がゴミ容器に投入されたことを検出する。さらに、当該廃棄物検出システムは、警報装置を通じて特定の物品がゴミ容器に投入されたことを報知する。
なお、本開示において、廃棄物とはゴミ容器に投入されたのちに実際に廃棄されるか否かに関わらず、ゴミ容器に投入される得る物品のことを廃棄物という。すなわち、例えば、実際にゴミ容器に投入されなくとも、意図せず、又は意図的にゴミ容器に投入され得る物品や、ゴミ容器に投入されたものの実際に廃棄されずに別の場所へ移動されるような物品も廃棄物に含みうる。
このような本開示に係る廃棄物検出システムで検出される物品の例としては、医療用ガーゼ、シリンジ、外科手術等で用いられるエネルギーデバイス等の医療用機器、工事現場や製造・修繕・メンテナンス等に用いられる工具等が挙げられる。なお、上記はあくまで例示であって、誤って廃棄されたり、不要な持ち出しがなされてしまうと様々な問題を引き起こすような物品であれば、廃棄物検出システムを好適に適用することができる。このような物品には、センサ及び解析装置において検出可能にするために、コイルアンテナ等のアンテナエレメントが予め配置される。そして、当該アンテナエレメントが予め配置された物品がゴミ容器を通過したときに、ゴミ容器に予め配置されたコイル等のセンサにより生成された磁界の変化を解析装置で解析して、上記物品が投入されたことを検出する。これにより、例えば、本来ゴミ容器に捨てられるべきではなかった物品が誤ってゴミ容器に投入されてしまったことを使用者に報知することができる。
<第1実施形態>
1.第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の概要
第1実施形態に係る廃棄物検出システム1は、医療用ガーゼが医療用ゴミ容器に投入されたことを検出可能な医療用廃棄物検出システムに関する。
図1は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の構成を示す図である。図1によれば、廃棄物検出システム1は、検出センサ104が配置されたゴミ容器100、ゴミ容器100の検出センサ104に無線又は有線により通信可能に接続された解析装置200、解析装置200に無線又は有線により通信可能に接続されたディスプレイ300を含む。当該廃棄物検出システムは、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400がゴミ容器100に投入されたことによる磁界の変化を検出センサ104で検出してその出力を解析装置200に送信する。解析装置200は、受信した出力に基づいて医療用ガーゼ400が投入されたことを検知する。
2.第1実施形態に係るゴミ容器100の構造
図2は、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造を示す図である。具体的には、第1実施形態に係る廃棄物検出システム1に用いられるゴミ容器100の構成の例を示す。図2によると、ゴミ容器100は、ゴミ容器100の底面を構成する底壁101、底壁101の外周に沿った周縁101aから上方に立設された側壁102、側壁102の上部により形成され廃棄物が投入される開口103を有する本体容器と、医療用ガーゼ400の投入を検出するための検出センサ104とを含む。
このようなゴミ容器100は、公知の材質であればいずれでも良いが、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリカーボネイト等の各種樹脂材料、又はそれらの複合樹脂材料から製造される。
ゴミ容器100の本体容器は、上記のとおり、底壁101、側壁102、開口103を有する。図2の例においては、底壁101は、その外周に4つの辺から構成された周縁101aを有し、略四角形状をしている。したがって、側壁102は、各辺に対応して、側壁102a、側壁102b、側壁102c、及び側壁102dの4つの側壁を有する。そして、この4つの側壁102a〜102dによってその上部に開口103が形成されるため、この開口103も略四角形状をしている。
またゴミ容器100の側壁102a〜102dは、その内部にコイル状に形成された検出センサ104を含む。図2の例においては、検出センサ104は、側壁102aに向かって左下部から右上部を、側壁102bに向かっての左上部から右上部を、側壁102cに向かって左上部から右下部を、側壁102dに向かって左下部から右下部をそれぞれ結ぶ環状に形成された検出センサコイル104aと、側壁102aに向かって左上部から右下部を、側壁102bに向かって左下部から右下部を、側壁102cに向かって左下部から右上部を、側壁102dに向かって左上部から右上部をそれぞれ結ぶ環状に形成された検出センサコイル104bとを含む。すなわち、図2の例においては、検出センサコイル104a及び検出センサコイル104bがそれぞれ側壁102a〜102dの全周に沿って環状に配置される。そして、検出センサコイル104a及び検出センサコイル104bは、ゴミ容器100を側面から見て互いに略X字状に交差するように、各側壁102a〜102dに配置される。
本実施形態においては、外部に接続された解析装置200の発振装置から交流電圧が印加されることにより、検出センサコイル104aは矢印107aの方向に、検出センサコイル104bは矢印107bの方向にそれぞれ電流が流れており、ゴミ容器100の下方から上方に貫くような磁場が発生する。したがって、医療用ガーゼ400に備えられた物品側コイル404が形成される面が、ゴミ容器100に形成された磁場に対して垂直になったときに、十分な感度で磁場の変化を検出することが可能となる。さらに、ランダムに又は一定の時間間隔で、検出センサコイル104a及び検出センサコイル104bに流れる電流をそれぞれ逆方向に切り替えることで、発生する磁場の方向を90度回転させることが可能となる。したがって、ゴミ容器100の下方から上方に貫くような磁場が形成された場合に感度良く検出できなかった医療用ガーゼも検出することが可能となる。すなわち、ランダムに又は一定の時間間隔で各検出センサコイル104a及び104bに流す電流の向きを切り替えることによって、実質的にふたつの方向に感度をもつこととなり、検出性能が向上する。なお、この切替周期は、一例としては10m秒〜1秒周期であることが挙げられる。
図3は、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造を示す図である。具体的には、図3は、ゴミ容器100の側壁102のうち、検出センサコイル104a又は104bが配置された領域の断面図である。図3によると、側壁102は、その内部に、複数回巻き付けられたコイル細線104cと、コイル細線104cを被覆する固定層108と、コイル細線104c及び固定層108を被覆するシールド材105とを含む。シールド材105は、電場によるノイズの影響を軽減させるために目的で、公知のシールド材が利用される。コイル細線104cは、銅、銅合金、アルミニウム、金、ニッケル、鉄等の導体を含んで形成されたマグネットワイヤが好適に用いられる。固定層108は、側壁102と同種の材料で形成することが可能である。なお、図3の例では、シールド材105は、コイル細線104cから一定の距離(例えば、1cm)だけ離して形成している。しかし、特に固定層108を形成することなく、シールド材105でコイル細線104cを直接被覆するようにしてもよい。
図4a、図4b及び図4cは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。具体的には、図2においてゴミ容器の側壁102の全周に沿って検出センサコイル104aと検出センサコイル104bが配置された例を示したが、図4aは、側壁102の上部の全周に沿って検出センサコイル104dが配置された例を示す。また、図4bは、側壁102の一部、より具体的には、4つの側壁102a〜102dの内の一つの側壁(側壁102a)のみに検出センサコイル104eが配置された例を示す。また、図4cは、底壁101に検出センサコイル104fが配置された例を示す。
このように、図2の例は一例であって、検出する物品の種類、形態、形状、物品に配置されたコイルの形状、物品が投入される方向等に応じて、適宜ゴミ容器100に配置される検出センサコイルは変更することが可能である。
図4dは、本開示の第1実施形態に係るゴミ容器100の構造の変形例を示す図である。具体的には、図3においてゴミ容器100の側壁102の内部に検出センサコイル104が収納される場合について示したが、図4dは、側壁102の内面上又は外面上に、シールド材105で被覆されたコイル細線104cが配置される場合について示す。なお、図4dでは、側壁102の内面上又は外面上としたが、当然に底壁101の内面上又は外面上に配置することも可能である。
図2の例、及び図4a〜4cの例においては、底壁101は略四角形状をしていると記載したが、円形、三角形、五角形、六角形、それ以上の多角形など、いかなる形状をしてもよい。また、それに対応して、側壁102も4つの側壁に限らず、円柱状に形成してもよいし、2つ以上の複数の側壁を有してもよい。さらに、開口103も、底壁101及び側壁102の形状や数に対応して、円形、三角形、五角形、六角形、それ以上の多角形など、いかなる形状をしてもよい。また、その全体形状も、略柱状に形成される必要はなく、錐体状、錐台状、すり鉢状、球体状など、いかなる形状をしてもよい。
また、このようなゴミ容器100は、容量が10L以下の小型サイズのものから、10L〜40Lの中型サイズのもの、40L以上の大型サイズのものまで、その容量に関わらず好適に適用することができる。
3.第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の構成
図5は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の構成を示すブロック図である。既に説明したとおり、廃棄物検出システム1は、ゴミ容器100、解析装置200、ディスプレイ300を含み、互いに各種信号、指示命令、データ等を送受信可能に有線又は無線で接続されている。
このうち、解析装置200は、メモリ201、プロセッサ202、入力インターフェイス203、検出回路204、I/O回路205を少なくとも含み、各構成要素がデータラインを介して互いに電気的に接続されている。また、解析装置200は、図5に示す構成要素の全てを備える必要はなく、一部を省略した構成をとることも可能であるし、他の構成要素を加えることも可能である。また、解析装置200は、複数の装置に分散して各構成要素を配置させることも可能である。
メモリ201は、ROM、RAM、不揮発性メモリ、HDD等から構成され、記憶部として機能する。ROMは、本実施形態に係る解析処理等を実行するための指示命令や所定のOSをプログラムとして記憶する。RAMは、ROMに記憶されたプログラムがプロセッサ202により処理されている間、データの書き込み及び読み込みをするために用いられるメモリである。不揮発性メモリやHDDは、当該プログラムの実行によってデータの書き込み及び読み込みが実行されるメモリであって、ここに書き込まれたデータは、当該プログラムの実行が終了した後でも保存される。不揮発性メモリやHDDには、一例として、検出センサ回路に印加する電圧値等の各種設定値やパラメータ値、検知された様々な解析値等が記憶される。
プロセッサ202は、一例としてCPU(マイクロコンピュータ:マイコン)から構成され、メモリ201に記憶された指示命令(プログラム)を実行して、接続された他の構成要素を制御するための制御部として機能する。例えば、プロセッサ202は、メモリ201に記憶された様々な解析処理プログラムを実行して、ゴミ容器100に特定の物品が投入されたか否かを検知するとともに、その検知をディスプレイ300において報知するための制御を行う。なお、プロセッサ202は、単一のCPUで構成されても良いが、複数のCPUで構成されても良い。また、画像処理に特化したGPU等、他の種類のプロセッサを適宜組み合わせてもよい。
入力インターフェイス203は、タッチパネル及び/又はハードキー等から構成され、ユーザからの各種指示や入力を受け付ける操作部として機能する。入力インターフェイス203は、解析装置200の電源をオン・オフやディスプレイ300の表示設定をするために用いられる。
検出回路204は、ゴミ容器100に配置された検出センサ104(検出センサコイル104a及び104b)とともに検出回路を形成し、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400のゴミ容器100への投入を検知する。なお、当該検出回路の具体的な構成については後述する。
I/O回路205は、ディスプレイ300のI/O回路と接続され、解析装置200とディスプレイ300との間で情報の入出力をするための情報入出力部として機能する。具体的には、I/O回路205は、特定の物品の投入を報知するための情報を、プロセッサ202の制御に基づいて、ディスプレイ300に送信する。
なお、図5の例においては、警報装置としてディスプレイ300を記載したが、当該ディスプレイ300のみには限られない。例えば、警報装置としてスピーカーを設け、音により投入を報知してもよい。また、警報装置としてLED等の発光装置を設け、発光により投入を報知してもよい。また、警報装置としてバイブレーション装置を設け、振動により投入を報知してもよい。さらに、警報装置とは無線で接続して、投入の検知を無線で接続されたスマートフォンなどの携帯端末に通知して、当該携帯端末のディスプレイ、スピーカー、振動装置で投入を報知してもよい。つまり、この場合は、携帯端末を警報装置として利用することも可能である。
4.第1実施形態に係る検出回路の構成
図6は、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1の回路構成を示す回路図である。具体的には、図6は、解析装置200側の検出回路と、ゴミ容器100側の検出回路(検出センサ104)とが互いに電気的に接続されて一つの検出回路を形成しているが、当該検出回路の回路構成を示す。
図6によると、当該検出回路は、発振装置206、複数の可変抵抗211と、検出センサコイル104a又は104b及びコンデンサ(図示しない)を含む共振装置216とを含んで構成されるブリッジ回路、増幅装置207、乗算装置208a及び208b、整流装置209a及び209bを少なくとも含み、各構成要素が互いに電気的に接続されている。
図6に示す検出回路においては、メモリ201に記憶された解析装置の設定情報に基づいて、発振装置206により交流電圧がブリッジ回路に印加される。印加される交流電圧の周波数は、ブリッジ回路に含まれる検出センサコイル104a又は104bの共振周波数に共振可能な周波数が用いられる。典型的には、印加される交流電圧の周波数は、検出センサコイル104a又は104bの共振周波数と同じか略同じ周波数が用いられる。一例としては、印加される交流電圧の周波数は、0.1MHz〜20MHz、好ましくは0.5MHz〜5MHz、より好ましくは0.5MHz〜1MHzであることが望ましい。なお、当該周波数は、検出センサコイル104a及び104bのサイズと、生体組織による電磁波の吸収のとのバランスを考慮して適宜決定すればよい。
図6に示す検出回路においては、上記構成を有する発振装置206によってブリッジ回路へ交流電圧が印加されると、検出センサコイル104a又は104bに電流が流れ交流磁場(磁界)が発生する。ここで、医療用ガーゼ400に配置された物品側コイル404は、検出センサコイル104a又は104bと共振可能な共振周波数を有する。したがって、このような医療用ガーゼがゴミ容器100に投入されると、検出センサコイル104a又は104bによって形成された磁界が変化する。この変化を後段に続く回路を用いて検知することで、医療用ガーゼ400の投入を検知する。また、例えば鉗子、ハサミ、剪刀、ピンセット、メス等の少なくとも一部に金属を含む医療用機器がゴミ容器に投入された場合には、上記物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400とは異なる磁界の変化を生じる。したがって、この磁界の変化の相違を検知することによって、物品側コイル404を有していない医療用機器が投入されたことを、物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400とは区別して検知することが可能である。
以下、その方法を具体的に説明する。まず、検出センサコイル104a又は104bを含むブリッジ回路から得られた交流信号は、増幅装置207を経て増幅されたのち、発振装置206で生成された交流電圧と乗算される。なお、このとき利用される乗算装置は乗算装置208a及び乗算装置208bの二つ用意され、各乗算装置208a及び208bで乗算された交流信号が整流装置209a及び209bに送信され直流信号に変換される(乗算装置208a及び整流装置209aを通過する経路を経路21と、乗算装置208b及び整流装置209bを通過する経路を経路22とする。)。このとき、整流装置209aでは、乗算後の交流電信号の振幅が有する正のピーク値及び負のピーク値のうち、予め決めたいずれか一方のみを検出して(図7a〜図7cの例では「正」のピーク値)、直流信号へ変換する。一方、整流装置209bでは、「正」「負」を反転する処理を行った後、予め決めたいずれか一方のみを検出して(図7a〜図7cの例では「正」のピーク値)、直流信号へ変換する。変換された各直流信号は、各経路21及び22がそれぞれ接続されたポートから出力され、その後の解析のためにメモリ201に記憶される。なお、図6の例においては、可変抵抗211をグランド側に配置したが、発振装置206の出力側に配置することも可能である。また、共振回路216をブリッジ回路内に一つ配置したが、共振回路を複数配置することも可能である。
なお、本実施形態において、増幅装置207より後段は、乗算装置208a及び整流装置209aを通過する経路21と、乗算装置208b及び整流装置209bを通過する経路22の二つの経路が構成されている。これは、いずれか一方の経路によって、発振装置206で印加された交流電圧に対して位相ずれがないブリッジ回路から出力される交流電圧成分を検出し、残りの一方の経路によって、発振装置206で印加された交流電圧に対して位相ずれ(例えば180度)があるブリッジ回路から出力される交流電圧成分を検出するためである。
図7a、図7b、及び図7cは、本開示の第1実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。具体的には、図7aは、廃棄物検出システム1のゴミ容器100に配置された検出センサ104で何も検出されていない場合(通常状態)における、発振装置206で印加された交流電圧波形11、ブリッジ回路から出力される交流電圧波形12、整流装置209a又は209bから出力された交流電圧波形13を示す。また、図7bは、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400が投入された場合における、発振装置206で印加された交流電圧波形11、ブリッジ回路から出力される交流電圧波形12、整流装置209aから出力された交流電圧波形13を示す。また、図7cは、少なくとも一部に金属を有する他の医療用機器が投入された場合における、発振装置206で印加された交流電圧波形11、ブリッジ回路から出力される交流電圧波形12、整流装置209bから出力された交流電圧波形13を示す。
図7a及び図7bを参照すると、通常状態(図7a)に比して、検出センサコイル104a又は104bにより形成される磁界が物品側コイル404との共振により変化した影響によって、その位相に略変化はないものの、ブリッジ回路から出力される交流電圧波形12の振幅が増大する。その結果、発振装置206で印加された交流電圧信号とブリッジ回路から出力される交流電圧信号とが乗算されたのち、整流装置209aからは、図7bに示す通り、「正」の値が出力される(交流電圧波形13)。したがって、プロセッサ201は、経路21のポートから「正」の出力値を受信したことをメモリ201に記憶する。なお、図示はしていないが、乗算回路208bからの出力は反転されたのち「負」の値となるため、整流回路209bからは出力されない。すなわち、解析装置200では、経路21のポートから「正」の出力値を受信したことが検知されることによって、物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400の検出を可能とする。
一方、図7cを参照すると、通常状態(図7a)に比して、少なくとも一部に金属を含む医療用機器が投入された場合は、その金属部分に流れる渦電流の影響を受け、発振装置206で印加された交流電圧波形11の波形に対して、ブリッジ回路から出力される交流電圧波形12の位相にずれを生じる。図7cの例においては、交流電圧波形11に対して交流電圧波形12の位相が180度ずれた状態になる。したがって、乗算装置208bからの出力は反転されたのち「正」の値となり、整流装置209bからは「正」の値が出力される(交流電圧波形13)。なお、図示はしていないが、乗算回路208aからの出力は位相ずれにより「負」の値となるため、整流回路209aからは出力されない。すなわち、解析装置200では、経路22のポートから「正」の値を受信したことが検知されることによって、金属を含む医療用機器が投入されたこと検知する。つまり、医療用ガーゼ400が投入された場合には経路21のポートからの出力が検知されるが、金属を含む医療用機器が投入された場合には経路22のポートからの出力が検知される、この信号が出力されるポートの違いによって、金属を含む医療用機器が投入されたことを、物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400とは区別して、検出することができる。
上記検出回路を用いる場合、ブリッジ回路が平衡状態を保っていることが望ましい。そのため、メモリ201に記憶された直流信号に基づいてプロセッサ202の制御によりフィードバックをかけ、発振装置206の発振周波数、検出センサコイル104a又は104bの共振周波数、ブリッジ回路に含まれる可変抵抗211の抵抗値等の各種設定値を、平衡状態が保てるように制御することが可能である。
また、仮に医療用ガーゼ400と金属を含む他の医療用機器が同時に投入された場合や、物品側コイル404が配置された金属を含む医療用機器を検出したい場合には、物品側コイル404と金属の両方の影響を受けて、「正」と「負」両方の交流電圧波形が同時に得られることになる。したがって、互いに打ち消しあうことになり、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400等の投入を検出できない可能性がある。そのような場合には、検出センサコイル104a又は104bとは別に参照用コイルを新たに設けるか、共振装置216に含まれたコンデンサの静電容量値を変えて共振周波数を変更することにより、参照用コイル又は共振周波数が変更された検出センサコイル104a又は104bから直流信号を得る。そして、その得られた直流信号に基づいて、プロセッサ202により、金属を含む他の医療用機器から得られる直流信号が可能な限りゼロに近づくように、発振装置206の発振周波数、検出センサコイル104a又は104bの共振周波数、ブリッジ回路に含まれる可変抵抗211の抵抗値等の各種設定値を制御する。これにより、物品側コイル404と金属とが同時に存在した場合でも、それらを区別して検出することが可能となる。
5.第1実施形態に係る医療用ガーゼ400の構成
本実施形態においては、検出される特定の物品として、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400を例に挙げた。図8は、本開示の第1実施形態に係るガーゼ400の構造を示す図である。図8によると、医療用ガーゼ400は、そのガーゼ本体401の表面に、基板403と、基板403上に配置された物品側コイル404と、基板403及び物品側コイル404とを被覆するフィルム402が配置される。
医療用ガーゼ400のガーゼ本体401は、一例としては40番手の綿糸で作られた経糸と緯糸とを交互に交差するように、一定の間隔で編み込むことにより製造される。なお、糸の太さは、用途に応じて適宜変更することが可能である。また、糸の材料も、綿糸に限らず、セルロース繊維、合成繊維、又はそれらの組み合わせを利用することも可能である。
また、ガーゼ本体401には、X線によって医療用ガーゼ400の残留を検知するために、X線造影糸をその一部に編み込むことも可能である。X線造影糸としては、硫酸バリウム等のX線に非透過性の物質を含んだ合成樹脂繊維を利用することが可能である。合成樹脂には、シリコン系、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、スチレン系など、公知の材料を利用することが可能である。
また、物品側コイル404は、銅、銅合金、アルミニウム、金、ニッケル、鉄等の導体から構成され、基板403の外周に沿って環状に形成される。
基板403は、公知の絶縁性フィルムから構成される。絶縁性フィルムとしては、例えば、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン等を利用することが可能である。また、フィルム402としては、水分やホコリ等から内部の物品側コイル404を保護できればいずれでも良く、例えば、ポリ塩化ビニル、シリコーン、ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン等の材料が用いられる。
図9は、本開示の第1実施形態に係る医療用ガーゼ400の構造を示す図である。具体的には、図9は、医療用ガーゼ400のうち、物品側コイル404を含む領域の断面図を示す。図9によると、ガーゼ本体401の上側表面にフィルム402bが配置される。そして、当該フィルム402bの上に、基板403と、その両面に配置された物品側コイル404a及び404bが、配置される。なお、物品側コイル404a及び404bは、基板403に設けられたスルーホール(図示しない)を介して、互いに導通するように構成される。そして、基板403と物品側コイル404a及び404bとを被覆するようにフィルム402aが配置され、フィルム402a及び402bの各端部と、ガーゼ本体401とが、互いに公知の方法により接着される。また、ガーゼ本体401の下側表面には、フィルム402bに対応する位置に、フィルム402cが公知の方法により接着される。これにより、基板403と物品側コイル404a及び404bが配置される空間に、外部から水分やゴミ等が侵入するのを防止することができる。
以上、本実施形態に係る廃棄物検出システム1により、より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器を提供することが可能となる。具体的には、特定の物品がゴミ容器に投入されたことを検出して、ディスプレイ、スピーカー等の警報装置を介して報知することが可能となる。また、特定の物品がゴミ容器に投入された場合と、他の物品がゴミ容器に投入された場合とを区別して検出することが可能となる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、検出センサ104が配置されたゴミ容器100を用いた廃棄物検出システム1について説明した。しかし、第2実施形態では、ゴミ容器100には検出センサ104は配置されず、ゴミ容器100を支持するためのラック500に検出センサ504が配置された廃棄物検出システム1aについて説明する。なお、本実施形態は、以下で具体的に説明する点を除いて、第1実施形態における構成、処理、手順と同様である。したがって、それらの事項の詳細な説明は省略する。
図10は、本開示の第2実施形態に係る廃棄物検出システム1aの構成を示す図である。図10によれば、廃棄物検出システム1aは、ゴミ容器100、検出センサ504が配置され、ゴミ容器100を支持するためのラック500、検出センサ504に無線又は有線により通信可能に接続された解析装置200、解析装置200に無線又は有線により通信可能に接続されたディスプレイ300を含む。当該廃棄物検出システム1aは、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400がゴミ容器100に投入されたことによる磁界の変化をラック500の検出センサ504で検出してその出力を解析装置200に送信する。解析装置200は、受信した出力に基づいて医療用ガーゼ400が投入されたことを検知する。
図11は、本開示の第2実施形態に係るゴミ容器100d及びラック500の構造を示す図である。図11によると、ゴミ容器100dは、ゴミ容器100の底面を構成する底壁101、底壁101の外周に沿った周縁101aから上方に立設された側壁102、側壁102の上部により形成され廃棄物が投入される開口103を有する本体容器とを含む。すなわち、検出センサ104を含まない点を除いては、図2等で説明した第1実施形態にかかるゴミ容器100と同様の構成をとることが可能である。
ゴミ容器100dは、図11に示すように、例えばラック500の支持面に載置して利用される。このとき、検出センサ504は、図11の例では、検出センサコイル504aと検出センサコイル504bの二つのセンサコイルを含み、ラック500を側面から見て互いに略X字状に交差するように構成する。また、検出センサコイル504a及び504bは、ゴミ容器100dが載置された際に、ゴミ容器100dの側壁102a〜102dの外周に重畳する位置に配置される。
なお、本実施形態においては、ゴミ容器100dは、その開口103を被覆するための蓋106を設置することが可能である(第1実施形態のゴミ容器100も同様に設置することは可能である)。
また、特に詳細には説明しないが、第1実施形態と同様に、本実施形態においてもゴミ容器100dの形状はいかなる形状でも適用することが可能である。また、その形状に応じて、検出センサ504及びラック500の形状も適宜変更することが可能である。
図12は、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造を示す図である。図12によると、ラック500は、一定の剛性を有するステンレスやアルミ製の丸棒線を折り曲げ加工や溶接をして形成される。まず床面に接する位置に一対の棒状の支持棒511を設ける。そしてその上部に4本の丸棒線を略平行になるように折り曲げ加工して支持台501を形成する。支持台501にはゴミ容器100の底壁101が載置される。また、ラック500は、ゴミ容器100の蓋106を開閉するための開閉機構を有する。当該開閉機構は、平板長板状に形成されその略中央で上下方向に傾動可能に軸支された連結板512と、連結板512の一端側に設置されたペダル502と、蓋106の両端をそれぞれ把持するためのクリップ503a及び503bと、両クリップ503a及び503bを両端に設置し略中央部分でリンク機構515に連結されたアーム514と、リンク機構515と連結板512の他端側とを接続しペダル502の押下をアームに伝達するためのリンク棒513とを含む。これにより、使用者がペダル502を踏むことによって、アーム514及びクリップ503a及び503bが上方に回動する。すなわち、クリップ503a及び503bに蓋106が把持されている場合には、その上方への回転によって蓋106も上方に開閉する。
また、ラック500は、ラック500を側面から見て互いに略X字状に交差するように配置された検出コイルセンサ504a及び504bを有する。当該検出コイルセンサ504a及び504bは、互いに固定されるとともに、ラック500を構成する丸棒線にも固定される。
図13は、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造を示す図である。具体的には、図13は、ラック500の検出センサ504(検出コイルセンサ504a及び504b)の断面構造を示す。図13によると、各検出センサコイル504a及び504bは、一対のケース506a及び506bと、複数回周回巻き付けられたコイル細線505と、コイル細線505を被覆する固定層516と、コイル細線505及び固定層516を被覆し電場によるノイズの影響を軽減するためのシールド材508とを含む。ケース506a及び506bは、互いに凹部509と凸部510をそれぞれ対応する位置に有し、それらを嵌合・接着することによって互いに固定される。ケース506a及び506bは、公知の材質を利用することができるが、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ABS樹脂、ポリアミド、ポリカーボネイト等の各種樹脂材料、又はそれらの複合樹脂材料から製造される。
図14a、図14b、及び図14cは、本開示の第2実施形態に係るラック500の構造の変形例を示す図である。具体的には、図12において、ゴミ容器100の側壁102に重畳する位置に、略X字状に検出センサコイル504a及び504bを配置した例を示した。図14aは、ゴミ容器100の側壁102の上部に対応する位置に、その上部に重畳するように検出センサコイル504cが配置された例を示す。また、図14bは、ゴミ容器100の底壁101に対応する位置に、その底壁101に重畳するように検出センサコイル504dが配置された例を示す。また、図14cは、ゴミ容器100の側壁102の内の一つの側壁のみに対応する位置に、その側壁のみに重畳するように検出センサコイル504eが配置された例を示す。
このように、図12の例は一例であって、検出する物品の種類、形態、形状、物品に配置されたコイルの形状、物品が投入される方向等に応じて、適宜ラック500に配置される検出センサコイルは変更することが可能である。
以上、本実施形態に係る廃棄物検出システム1aにより、より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器のためのラックを提供することが可能となる。具体的には、特定の物品がゴミ容器に投入されたことを検出して、ディスプレイ、スピーカー等の警報装置を介して報知することが可能となる。また、特定の物品がゴミ容器に投入された場合と、他の物品がゴミ容器に投入された場合とを区別して検出することが可能となる。
<第3実施形態>
第1及び第2実施形態に係る廃棄物検出システム1及び1aでは、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400の投入、及び金属を含む他の医療用物品の投入を、乗算装置を用いて位相ずれを検出することにより検知した。しかし、第3実施形態では、物品側コイル404が配置された医療用ガーゼ400の投入、及び金属を含む他の医療用物品の投入を、排他的論理和(XOR)回路を用いて位相ずれを検出することにより検知する廃棄物検出システム1bについて説明する。なお、本実施形態は、以下で具体的に説明する点を除いて、第1実施形態における構成、処理、手順と同様である。したがって、それらの事項の詳細な説明は省略する。
図15は、本開示の第3実施形態に係る廃棄物検出システム1bの回路構成を示す回路図である。具体的には、図6の増幅装置207より後段部分と置き換えて用いられる排他的論理和回路を示す。図15によると、図6のブリッジ回路から出力された交流電圧信号212aと、図6の発振装置206から印加された交流電圧信号212bが、それぞれコンパレータ213a及び213bに入力する。このとき、コンパレータ213a及び213bにおいては、それぞれ入力した交流電圧信号212a及び212bを、それぞれ基準電圧との比較によってオン・オフの信号に変換する。変化された各信号はそれぞれ排他的論理和回路214に入力さる。当該排他的論理和回路214では、入力された両信号の間に位相ずれがある場合には、その位相ずれが起きている間オン信号を出力し、位相ずれがない場合には信号の出力を行わない。そして、出力された信号はローパスフィルター215を通じて直流信号に変換されメモリ201に記憶される。
図16a及び図16bは、本開示の第3実施形態に係る廃棄物検出システム1で検出される波形の例を示す図である。具体的には、図16aは物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400がゴミ箱に投入された場合の信号波形、図16bは金属を含む医療用機器がゴミ箱に投入された場合の信号波形をそれぞれ示す。なお、医療用ガーゼ400及び金属を含む医療用機器のいずれも投入されていない状態の信号波形は図示していない。このような状態では、例えば図7aの交流電圧波形12に例示されているように、ブリッジ回路からの交流電圧信号は非常に小さいものとなる。したがって、プロセッサ202は、まずブリッジ回路からの交流電圧信号の振幅を確認し、所定の振幅幅を超えていない場合には、医療用ガーゼ400及び金属を含む医療用機器のいずれも投入されていない状態であると判断する。一方、ブリッジ回路からの交流電圧信号の振幅が所定の振幅幅を超えた場合には、プロセッサ202は、医療用ガーゼ400か金属を含む医療用機器のいずれかが投入されたものと判断して、図16a及び図16bに記載した位相ずれによる検知を行う。
再び図16aに戻り、図16aは、上記の通り、物品側コイル404を有する医療用ガーゼ400がゴミ箱に投入された場合の信号波形をしめす。この場合は、図16aの上段のグラフからも明らかなとおり、ブリッジ回路から出力された交流電圧信号212aの振幅12、及び発振装置206から印加された交流電圧信号212bの振幅11との間に位相ずれがない。したがって、図16aの中段のグラフの通り、コンパレータ213a及び213bから出力された信号波形においても位相のずれは見られず、図16aの下段のグラフの通り、排他的論理和回路214からはオン信号は出力されない。
一方、図16bは、上記の通り、金属を含む医療用機器がゴミ箱に投入された場合の信号波形をしめす。この場合は、図16bの上段のグラフからも明らかなとおり、ブリッジ回路から出力された交流電圧信号212aの振幅12は、発振装置206から印加された交流電圧信号212bの振幅11に対して位相ずれを生じる。したがって、図16bの中段のグラフとのとおり、コンパレータ213a及び213bから出力された信号波形においても位相ずれが検知され、図16bの下段のグラフの通り、排他的論理和回路214からは位相のずれに応じたオン信号が出力される。
すなわち、医療用ガーゼ400が投入された場合には、排他的論理和回路214から出力される信号がオンになることなく推移する。つまり、オンになることなく信号が推移していることを検知することで、医療用ガーゼ400がゴミ容器100に投入されたことを検出することが可能となる。
一方、金属を含む医療機器が投入された場合には、位相ずれが生じるために排他的論理和回路214からオン信号が継続して出力されることとなる。つまり、オン信号が継続して出力されることを検知することで、ゴミ容器100に金属を有する医療用機器が投入されたこと検出することが可能となる。
以上、本実施形態に係る廃棄物検出システム1aにより、より簡便な方法でゴミ容器に特定の物品が投入されたことを管理可能なゴミ容器のためのラックを提供することが可能となる。具体的には、特定の物品がゴミ容器に投入されたことを検出して、ディスプレイ、スピーカー等の警報装置を介して報知することが可能となる。また、特定の物品がゴミ容器に投入された場合と、他の物品がゴミ容器に投入された場合とを区別して検出することが可能となる。
<他の実施形態>
第1〜第3実施形態においては、検出センサ104又は504としてコイルを用いて物品側コイル404が配置された物品の投入を検出した。しかし、これに限らず、アンテナ等を利用して特定の物品の投入を検知してもよい。
第1〜第3実施形態においては、物品側コイル404が配置された特定の物品が、医療用ガーゼ400の場合について説明した。しかし、医療用ガーゼに限らず、シリンジ、外科手術等で用いられるエネルギーデバイス等の医療用機器、工事現場や製造・修繕・メンテナンス等に用いられる工具等にも物品側コイル404を配置して、ゴミ容器への投入を検出することが可能である。なお、上記はあくまで例示であって、誤って廃棄されたり、不要な持ち出しがなされてしまうと様々な問題を引き起こすような物品であれば、物品側コイル404を好適に適用することができる。
第1及び第2実施形態においては、解析装置200において検出センサコイル104又は504の位相ずれを、乗算装置208a及び208bを用いて検知した。また、第3実施形態においては、位相ずれを排他的論理和回路214を用いて検知した。しかし、これらに限らず、位相ずれを他の公知の方法によって検知することも可能である。
各実施形態で説明した各要素を適宜組み合わせるか、それらを置き換えてシステムを構成することも可能である。
100 ゴミ容器
200 分析装置
300 警報装置
400 医療用ガーゼ
500 ラック

Claims (19)

  1. 底壁と、前記底壁の周縁から立設された側壁とを含み、前記側壁上部に形成された開口より投入された所定の廃棄物を内部に収容可能な本体容器と、
    前記底壁及び前記側壁の少なくとも一つに配置され、医療用廃棄物の投入を検出するための検出センサと、
    を含む医療用ゴミ容器。
  2. 前記検出センサは、前記底壁に配置される、請求項1に記載の医療用ゴミ容器。
  3. 前記検出センサは、前記側壁に配置される、請求項1に記載の医療用ゴミ容器。
  4. 前記検出センサは、前記側壁の全周に沿って配置される、請求項1に記載の医療用ゴミ容器。
  5. 前記底壁は四角形状に形成され、
    前記側壁は、四角形状に形成された前記底壁の各辺から立設された第1〜第4の側壁を含み、
    前記検出センサは、前記第1〜第4の側壁の全てに沿って配置される、請求項1に記載の医療用ゴミ容器。
  6. 前記検出センサは、第1のコイルを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療用ゴミ容器。
  7. 前記第1のコイルは、0.1MHz〜20MHzの共振周波数を有する、請求項6に記載の医療用ゴミ容器。
  8. 前記検出センサは、第2のコイルを含む第1の医療用廃棄物が投入されたことを検知するための解析装置に接続される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療用ゴミ容器。
  9. 前記検出センサは、前記第2のコイルを含まない第2の医療用廃棄物が投入されたことを、前記第1の医療用廃棄物が投入されたこととは区別して検知するための解析装置に接続される、請求項8に記載の医療用ゴミ容器。
  10. 前記第1の医療用廃棄物は、医療用ガーゼである、請求項8又は9に記載の医療用ゴミ容器。
  11. 前記第2の医療用廃棄物は、その少なくとも一部に金属を含む、請求項9に記載の医療用ゴミ容器。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の医療用ゴミ容器と、
    前記医療用ゴミ容器に含まれる前記検出センサに接続された解析装置と、
    前記解析装置に接続された警報装置と、
    を含む、医療用廃棄物検出システム。
  13. 前記解析装置は、第2のコイルを含む第1の医療用廃棄物が投入されたことを検知する、請求項12に記載の医療用廃棄物検出システム。
  14. 前記解析装置は、前記第1の医療用廃棄物とは異なる第2の医療用廃棄物が投入されたことを、前記第1の医療用廃棄物が投入されたこととは区別して検知する、請求項13に記載の医療用廃棄物検出システム。
  15. 前記検出センサは前記第2のコイルと共振可能な共振周波数を有する第1のコイルを含み、
    前記解析装置は、前記第1の医療用廃棄物が投入されることにより生じる磁界の変化を検知することにより、前記第1の医療用廃棄物が投入されたことを検知する、請求項13又は14に記載の医療用廃棄物検出システム。
  16. 前記解析装置は、前記第1のコイルの共振周波数に共振可能な周波数の交流電圧を前記第1のコイルに印加する発振回路を含み、
    前記解析装置は、前記第2の医療用廃棄物が投入されることにより生じる、前記第1のコイルにより生成される交流電圧と、前記発振回路により印加された前記交流電圧との位相ずれを検知することにより、前記第2の医療用廃棄物が投入されたことを検知する、請求項15に記載の医療用廃棄物検出システム。
  17. 前記警報装置は、前記解析装置において検出された前記第1の医療用廃棄物の投入を示す表示を行う、請求項13〜16のいずれか一項に記載の医療用廃棄物検出システム。
  18. 底壁、及び前記底壁の周縁から立設された側壁を含み、前記側壁上部に形成された開口より投入された所定の廃棄物を内部に収容可能な本体容器と、を含む医療用ゴミ容器を支持するためのラックであって、
    前記ラックは、前記医療用ゴミ容器の前記底壁及び前記側壁の少なくとも一つに重畳するように配置され、医療用廃棄物の投入を検出するための検出センサと、
    を含む、ラック。
  19. 請求項18に記載のラックと、
    前記ラックに含まれる前記検出センサに接続された解析装置と、
    前記解析装置に接続された警報装置と、
    を含む、医療用廃棄物検出システム。
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