JP2004093518A - 検体指示情報作成システム及び検体ラック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検体情報を記憶する第1のRFIDタグを有する複数の検体容器を収容する検体ラック10と、検体ラックの各収容部に対応して設けられた複数のRFIDタグ配置部に、該RFIDタグ配置部の検体ラック上における位置情報が記憶された第2のRFIDタグが配置されたRFIDタグ配置部材14と、検体ラックがRFIDタグ配置部材上に位置した状態で、第1のRFIDタグから送信さる検体情報及び第2のRFIDタグから検体容器により遮断される状態で送信される位置情報を受信する第1のアンテナ16と、受信された検体情報及び位置情報に基づいて、検体ラックの各収容部に収容されている検体容器の検体情報と該検体容器の検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成するPC22とを備える。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、検体ラックに収容されている検体の検体情報と該検体の検体ラック上の位置情報を関連付けた検体指示情報を作成する検体指示情報作成システム及び検体指示情報を有する検体ラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、血液、血漿、血清等の検体を収容する検体容器は、検体の検査等を行う検査機関に搬送され、検査機関において受付処理が行われた後に検体ラックに収容して保管される。即ち、まず、受付処理、例えば、検査機関に搬送された検体を収容した検体容器に、検体番号、受付日等を含む検体情報を記載したラベル等の貼り付けが行われる。次に、受付処理が行われた検体は、検体ラックに収容され、例えば、ラックの収容部の位置番号とそのラックに保管されている検体の検体情報等を関連付ける(紐付ける)ことによって検体指示情報が作成され、この検体指示情報に基づいて検体の保管が行われると共に検体の検査等が行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
検体ラックに保管されている検体は、再検査や廃棄を指示された場合には、検体指示情報に基づいて検体ラックから抜き取られ、再検査や廃棄が行われる。また、検査が終了し、再検査等に備えて保管が指示された場合には、検体ラックに差し込まれ保管される。なお、検体ラックから検体を抜き取る際に、抜き取りを指示された検体か否かの確認は、ラベルに記載されている検体番号等の目視により行われている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−285855号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように検体は、再検査や廃棄を指示された場合には、検体指示情報に基づいて検体ラックから抜き取られ、再検査や廃棄が行われることから、正確な検体指示情報の作成が必要になるが、従来は、検体に付されている検体情報と検体が収容された検体ラックの位置情報とを、検体ラックに検体を収容する毎に作業員が確認して、パソコン等に入力することにより検体指示情報の作成を行っていたため、検体指示情報の作成に多大な労力を必要としていた。また、検体指示情報に基づいて、必要な検体を探し出し、検体ラックから抜き取る検体を目視で確認しているため、本来抜き取るべき検体と異なる検体を抜き取ってしまうという抜き取りミスが生じる場合もある。
【0006】
この発明の課題は、検体ラック単位で容易に検体の管理を行うための検体指示情報を作成する検体指示情報作成システム、及び該検体指示情報を有する検体ラックを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の検体指示情報作成システムは、検体情報を記憶する第1のRFIDタグを有する複数の検体容器を収容する検体ラックと、前記検体ラックの各収容部に対応して設けられた複数のRFIDタグ配置部に、該RFIDタグ配置部の前記検体ラック上における位置情報が記憶された第2のRFIDタグが配置されたRFIDタグ配置部材と、前記検体ラックが前記RFIDタグ配置部材上に位置した状態で、前記第1のRFIDタグから送信さる前記検体情報及び前記第2のRFIDタグから前記検体容器により遮断される状態で送信される前記位置情報を受信する第1のアンテナと、前記第1のアンテナにより受信された前記検体情報及び前記位置情報に基づいて、前記検体ラックの各収容部に収容されている前記検体容器の検体情報と該検体容器の前記検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成する検体指示情報作成手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
この請求項1記載の検体指示情報作成システムによれば、検体容器に付されている第1のRFIDタグから送信さる検体情報及びRFIDタグ配置部材に配置されている第2のRFIDタグから送信される位置情報に基づいて、検体指示情報作成手段により、検体ラックの各収容部に収容されている検体容器の検体情報と該検体容器の検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成する。従って、正確な検体指示情報を容易に作成することができる。
【0009】
また、請求項2記載の検体指示情報作成システムは、前記検体ラックが該検体ラックに収容されている前記検体容器に関する前記検体指示情報を記憶する検体指示情報記憶手段を備えることを特徴とする。
【0010】
この請求項2記載の検体指示情報作成システムによれば、検体ラックが該検体ラックに収容されている検体容器に関する検体指示情報を記憶する検体指示情報記憶手段を備えるため、検体ラック単位で検体と検体指示情報を一体として管理することができる。
【0011】
また、請求項3記載の検体指示情報作成システムは、前記RFIDタグ配置部材が電波を遮断することが可能な部材により構成され、前記RFIDタグ配置部には、タグ収容凹部が形成され、前記タグ収容凹部の各々に前記第2のRFIDタグが収容されていることを特徴とする。
【0012】
この請求項3記載の検体指示情報作成システムによれば、隣接する複数のRFIDタグから位置情報が送信される場合であっても、各RFIDタグから送信される電波等が電波を遮断することが可能な部材により遮断されるため、各RFID間での電波等の干渉を防止することができる。
【0013】
また、請求項4記載の検体指示情報作成システムは、前記検体指示情報記憶手段が第3のRFIDタグにより構成され、前記第3のRFIDタグとの間で前記検体指示情報を送受信する第2のアンテナを更に備えることを特徴とする。
【0014】
この請求項4記載の検体指示情報作成システムによれば、検体ラックに収容されている検体に関する検体指示情報を非接触で一括して検体ラックに設けられている第3のRFIDタグに書き込むことができる。
【0015】
また、請求項5記載の検体指示情報作成システムは、前記第1のRFIDタグ及び前記第2のRFIDタグがマイクロ波方式のRFIDタグであることを特徴とする。
【0016】
この請求項5記載の被検出物感知システムによれば、前記第2のRFIDタグがマイクロ波方式のRFIDタグにより構成され、マイクロ波方式のRFIDタグを用いて被検出物の有無を検出している。即ち、マイクロ波方式のRFIDタグは、アンテナとRFIDタグの間に液体が存在すると電波の送信が遮断されるため、検体が液体である場合に、ラックの収容部に収容されている検体容器の有無を検出することができる。
【0017】
また、請求項6記載の検体指示情報作成システムは、前記第3のRFIDタグが電磁誘導方式のRFIDタグであることを特徴とする。
【0018】
この請求項6に記載の検体指示情報作成システムによれば、第3のRFIDタグが電磁誘導方式であるため、記憶容量が大きく、検体ラックの各収容部に収容されている検体の検体指示情報を一つの第3のRFIDタグに記憶させることができる。
【0019】
また、請求項7記載の検体指示情報作成システムは、前記検体ラックと前記RFIDタグ配置部材とが相対移動を行うための移動手段と、前記検体ラックと前記RFIDタグ配置部材との相対位置を検出する位置検出手段を更に備え、前記位置検出手段により前記検体ラックの各収容部が前記RFIDタグ配置部材の前記検体ラックの各収容部に対応して設けられた前記RFIDタグ配置部上に位置したことが検出された場合に、前記第1のアンテナにより前記検体情報及び前記位置情報を受信することを特徴とする。
【0020】
この請求項7記載の検体指示情報作成システムによれば、位置検出手段により検体ラックの各収容部がRFIDタグ配置部材のRFIDタグ配置部上に位置したことが検出された場合に、第1のアンテナにより検体情報及び位置情報を受信することにより、検体ラックにおける検体が収容されている位置を確実に検出することができる。従って、検体情報と検体位置情報との関連付けを確実に行うことができる。
【0021】
また、請求項8記載の検体ラックは、検体情報を記憶する第1のRFIDタグを有する複数の検体容器を収容する検体ラックであって、前記検体容器の前記第1のRFIDタグに記憶されている検体情報と該検体容器の前記検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を記憶する検体指示情報記憶手段を備えることを特徴とする。
【0022】
また、請求項9記載の検体ラックは、前記検体指示情報記憶手段が第3のRFIDダグにより構成されることを特徴とする。
【0023】
また、請求項10記載の検体ラックは、前記第1のRFIDタグがマイクロ波方式のRFIDタグにより構成され、前記第3のRFIDタグが電磁誘導方式のRFIDタグにより構成されることを特徴とする。
【0024】
この請求項8〜請求項10記載の検体ラックによれば、検体ラックの収容部に収容されている検体容器の検体指示情報が、検体指示情報記憶手段に記憶されているため、検体ラック単位で検体と検体指示情報とを一体として管理することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムについて説明する。なお、以下においては、検体容器に収容されている血液、血漿、血清等の検体に関する検体指示情報を作成する場合を例として説明する。
【0026】
図1は、この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システム2の構成を示す図である。図1に示すように、第1RFID(Radio Frequency Identification)タグを有する検体容器(図6参照)を収容する検体ラック10がラックステーション4の第2RFIDタグ12が配置されたRFIDタグ配置部材14上に移動可能に構成されている。また、RFIDタグ配置部材14と第1アンテナ16は、所定の距離を隔てて対向するように配置されている。ここで、検体容器が有する第1RFIDタグには、受付日及び検体番号を含む検体情報が記憶されている。また、第2RFIDタグ12には、RFIDタグ配置部材14の収容凹部14a(図2参照)に付された位置番号に紐付けられているユニークなIDが記憶されている。
【0027】
また、検体ラック10がRFIDタグ配置部材14上に位置したときに、検体ラック10の外側面に配置されている第3RFIDタグ18と対向する位置に第2アンテナ20が配置されている。ここで第3RFIDタグ18には、検体ラックに収容されている検体容器に関する検体指示情報、即ち検体情報と検体容器の検体ラック10上の位置を関連付けた(紐付けた)情報が記憶される。
【0028】
更に、検体ラック10をRFIDタグ配置部材14上に移動させ、またRFIDタグ配置部材14上から退避させるための検体ラック駆動部24及び検体ラック10がRFIDタグ配置部材14上に位置したことを検出するための位置センサ26が設けられている。
【0029】
上述の第1アンテナ16、第2アンテナ20、検体ラック駆動部24及び位置センサ26は、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)22に接続されており、第1アンテナ16、第2アンテナ20は、PC22の制御により、第1RFIDタグ及び第2RFIDタグ12との間でデータの送受信を行う。また、検体ラック駆動部24は、PC22からの制御信号に基づいて、検体ラック10の駆動制御を行う。更に、位置センサ26は、検体ラック10の位置を検出し、検出信号をPC22に入力する。
【0030】
ここで、RFIDタグは、記憶されている情報の読み取り及び書き換えを非接触で行うことができる自動認識タグである。このRFIDタグには、電磁誘導作用を利用した電磁結合方式、静電気による誘導作用を利用した静電結合方式、電磁誘導を利用した電磁誘導方式、マイクロ波帯の電波を利用したマイクロ波方式及び赤外線等の光を利用した光方式等が存在する。
【0031】
第1RFIDタグ及び第2RFIDタグ12には、マイクロ波方式のRFIDタグが用いられる。このマイクロ波方式のRFIDタグは、2.45GHz帯のマイクロ波を利用して情報の送受信を行う。このマイクロ波方式のRFIDタグは、2.45GHzという非常に高い周波数を使用しているため、外来ノイズ(雑音)による通信の影響が少ない。また、このマイクロ波方式のRFIDタグはアンテナとRFIDタグの間に液体が存在する場合には、情報の送受信を行うことができないという特性を有している。
【0032】
また、第3RFIDタグ18には、電磁誘導方式のRFIDタグが用いられる。この電磁誘導方式のRFIDタグは、主に250KHz以下、あるいは13.56MHz帯の長・中波長の電磁波を利用する。電磁誘導方式のRFIDタグのアンテナとしてはコイルを用い、2つのコイルの誘導磁束による誘起電圧を利用して情報の送受信を行う。この電磁誘導方式のRFIDタグには、記憶できる情報量が数バイトのものから数百バイトのものまで存在する。また、アンテナとRFIDタグの間に非導電体、即ち、人体、プラスチック、木材、ガラス、紙等が存在していても情報の送受信を行うことができる。
【0033】
更に、RFIDタグは、使用形態に応じて様々な形状、例えば、ラベル形、コイン形、カード形等にすることができる。このうち、第1RFIDタグにはラベル形が用いられ、第2RFIDタグ12にはコイン形が用いられ、第3RFIDタグ18にはラベル形又はカード形が用いられる。
【0034】
図2は、RFIDタグ配置部材14の詳細を説明するための図である。RFIDタグ配置部材14は、金属製の部材により構成されており、図2(a)に示すように、検体ラック10の各収容部に対応して設けられた複数のRFIDタグ配置部の各々にタグ収容凹部14aが形成されている。このタグ収容凹部14aは、コイン形の第2RFIDタグ12を収容するために、下部が閉じた円筒状の形状を有している。また、タグ収容凹部14aは、検体ラック10の各収容部に対応して、即ち、左から右方向に10個設けられた列が前から後方に5列、合計50個設けられている。
【0035】
図2(b)は、RFIDタグ配置部材14(図2(a))のA−A断面図である。この図2(b)に示すように、タグ収容凹部14aはRFIDタグ配置部材14の表面から所定の深さを有しており、各タグ収容凹部14aの底部に第2RFIDタグ12が収容されている。
【0036】
即ち、図3に示すように、RFIDタグ配置部材14の各タグ収容凹部14aの奥側、1列目の左から右方向へ順に検体位置番号「01」、「02」、「03」、…、が付されており、奥側から2列目、3列目、4列目及び5列目においても左から右方向へ順に検体位置番号が付されている。また、各検体位置番号が付されている各タグ収容凹部14aに収容されている第2RFIDタグ12には、図4に示すようなユニークなIDが記憶されている。従って、PC22において各検体位置番号に対応させて各第2RFIDタグ12に記憶されているユニークなIDを記憶しておくことにより、各第2RFIDタグ12から送信されるユニークなIDを受信することによって、検体ラック10上の検体の位置を検出することができる。
【0037】
ここで、第2RFIDタグ12は、金属製の部材により構成されるRFIDタグ配置部材14に設けられたタグ収容凹部14aに収容されるため、垂直方向にのみ電波を送信する。即ち、各第2RFIDタグ12から送信される電波は、金属性の部材により水平方向への電波が遮断され、垂直方向へのみ送信される。従って、隣接する第2RFIDタグ12間での電波の干渉を防止することができる。
【0038】
図5は、検体容器を収容している検体ラック10を示す図である。検体ラック10は、ポリプロピレン等の樹脂製であり、図5に示すように検体容器を収容する複数の収容部28が設けられている。この検体ラック10には、左から右方向に10個の収容部28を有する列が前から後方に5列設けられており、合計50個の収容部28が設けられている。
【0039】
また、図5に示すように、ラックの外側面には、第3RFIDタグ18が配置されている。この第3RFIDタグ18は、第1アンテナ10とRFIDタグ配置部材14との間に検体ラック10が位置した際に、第2アンテナ20に対向する。この第3RFIDタグ18には、検体ラック10に収容されている検体容器の検体指示情報が記憶される。
【0040】
また、図5に示すように、検体ラック10の各収容部28には、位置番号が付されている。即ち、検体ラック10の奥側から1列目の収容部28には、左から右方向に「01」、「02」、「03」、…と付されており、検体ラック10の奥側から2列目の収容部28には、左から右方向に「11」、「12」、「13」、…と位置番号が付されている。また、検体ラック10の奥側から3列目、4列目、5列目の収容部28にも、同様に位置番号が付されている。即ち、RFIDタグ保持部材14の対応するタグ収容凹部14aに付されている番号と同一の番号が付されている。
【0041】
図6は、検体ラック10に収容される検体容器30を示すものである。この検体容器30は、一端が閉じ他端に開口部を有する円筒状の形状を有しており、開口部の近傍の外壁に第1RFIDタグ32が貼り付けられている。
【0042】
図7は、この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムのブロック構成図である。検体指示情報作成システム2は、医療機関等において採取された検体の検査を行う検査機関等に設置されている。この検体指示情報作成システム2は、検体指示情報の作成等の処理を行うPC22を備えている。このPC22には、検体の受付処理や検査の管理等を行う基幹システム等との間の通信を制御する通信制御部34が接続されている。
【0043】
また、PC22には、第1アンテナ16及び第2アンテナ20が接続されている。第1アンテナ16は、第1RFIDタグ32に記憶されている検体情報、及び第2RFIDタグ12に記憶されている位置情報、即ち、検体ラック10の各収容部28に対応してRFIDタグ配置部材14に設けられた複数のタグ収容凹部14aの検体ラック10上における位置情報を受信する。また、第2アンテナ20は、第3RFIDタグ18に記憶されている検体指示情報、即ち、検体ラック10に収容されている検体の検体指示情報を第3RFIDタグ18から受信すると共に、PC22において作成された検体指示情報を第3RFIDタグ18に送信する。
【0044】
PC22は、検体指示情報の作成等の処理を行うデータ処理部22aを備え、このデータ処理部22aには、第1アンテナ16を介して受信された検体情報及び位置情報、更に第2アンテナ20を介して送受信される検体ラック10の収容部に収容されている検体の検体指示情報等を記憶するデータ記憶部22bが接続されている。また、データ処理部22aには、検体ラック10の収容部28に収容されている検体の検体指示情報等を表示する表示部22cが接続されている。
【0045】
次に、図8のフローチャートを参照して実施の形態に係る検体指示情報作成システムによる検体指示情報の作成処理について説明する。
【0046】
まず、検体が収容された検体容器30が検査機関に搬入される。搬入の際には、検体容器30の第1RFIDタグ32に、該検体容器に収容されている検体の検体情報(受付日、検体ID)が記憶されている。
【0047】
作業者は、PC22を用いて作業者名、作業時間等の登録を行う(ステップS10)。即ち、作業者番号が記憶されているカードの読み込み、又は作業者番号を示すバーコードを読み込むことにより作業者名の登録を行うとともに、作業者名の登録を行った時間を登録することにより作業時間の登録を行う。
【0048】
次に、検体ラック10をラックステーション4のRFIDタグ保持部材14上から退避させた状態で、検体ラック10に1本の検体容器30を立てる(図9参照)。なお、図9においては、検体容器30を検体ラック10の位置番号「01」の収容部28に立てている。そして、PC22から検体ラック駆動部24に制御信号を出力し、検体ラック10をRFIDタグ保持部材14上に移動させる(ステップS11)。
【0049】
次に、位置センサ26により検体ラック10の各収容部28がRFIDタグ配置部材14の検体ラックの各収容部に対応して設けられたRFIDタグ配置部14a上に位置したことが検出されると(ステップS12)、第1のアンテナ16により検体容器30の第1RFIDタグ32に記憶されている検体情報及びRFIDタグ配置部材14の各RFIDタグ配置部14aに配置された第2RFIDタグ12に記憶された位置情報を受信する(ステップS13)。
【0050】
ここで、マイクロ波方式の第2RFIDタグ12は、第2RFIDタグ12と第1アンテナ16との間に液体が存在する場合には位置情報の送信が遮断される。従って、検体ラック10の中で検体を収容した検体容器30が収容されていない収容部28の位置情報のみが受信される。即ち、検体ラック10に1本の検体容器を立てた時点においては、検体容器30が存在しない位置の第2RFIDタグ12に記憶されているユニークなIDが受信される。従って、PC22は、ユニークなIDに紐付けられている検体位置番号(図4参照)と検体情報とを関連付けることにより検体指示情報を作成し(ステップS14)、データ記憶部22bに記憶する。
【0051】
次に、検体ラック10に収容可能な50本の検体容器のすべてについて検体情報の作成が行われたか否か判断を行い(ステップS15)、まだ50本の検体容器のすべてについて検体情報の作成が行われていない場合には、ステップS11に戻って、次の検体容器についての検体指示情報を作成する。即ち、PC22から検体ラック駆動部24に制御信号を出力し、検体ラック10をラックステーション4のRFIDタグ保持部材14上から退避させる。検体ラック10をRFIDタグ保持部材14上から退避させた状態で、検体ラック10に2本目の検体容器30を立てる。即ち、位置番号「02」の収容部28に検体容器30を立てる。
【0052】
そして、PC22から検体ラック駆動部24に制御信号を出力し、検体ラック10をRFIDタグ保持部材14上に移動させ(ステップS11)、位置センサ26により検体ラック10の各収容部がRFIDタグ配置部材14の検体ラックの各収容部に対応して設けられたRFIDタグ配置部14a上に位置したことが検出されると(ステップS12)、第1のアンテナ16により検体容器30の第1RFIDタグ32に記憶されている検体情報及びRFIDタグ配置部材14の各RFIDタグ配置部14aに配置された第2RFIDタグ12に記憶されたユニークなIDを受信する(ステップS13)。この場合には、検体容器30が存在しない位置の第2RFIDタグ12に記憶されているユニークなIDが受信されることから、新たに検体容器30が収容された検体ラック10上の位置を認識することができる。従って、受信したユニークなID及び検体情報に基づいて検体指示情報を作成しデータ記憶部22bに記憶する。
【0053】
ステップS11〜ステップS14の処理を繰り返すことにより、検体ラック10に収容可能な50本の検体容器30のすべてについて検体指示情報の作成が行われたと判断された場合には(ステップS15)、データ記憶部22bに記憶された検体指示情報及び検体ラック10のラック番号を第2アンテナ20を介して第3RFIDタグ18に送信し、検体指示情報及びラック番号の書き込みを行う(ステップS16)。即ち、図10に示す検体容器50本分の検体指示情報(検体位置番号に検体情報を紐付けた検体指示情報)及びラック番号が、検体ラック10の外側面に配置された第3RFIDタグ18に記憶される。
【0054】
次に、検査、再検査等の為に検体を冷蔵庫等に保管する場合等においては、図11のフローチャートに示すように検体指示情報の作成処理が行われる。
【0055】
まず、作業者は、PC22を用いて作業者名、作業時間等の登録を行う(ステップS20)。即ち、作業者番号が記憶されているカードの読み込み、又は作業者番号を示すバーコードを読み込むことにより作業者名の登録を行うとともに、作業者名の登録を行った時間を登録することにより作業時間の登録を行う。
【0056】
次に、第2のアンテナ20により検体ラック10の第3RFIDタグ18に記憶されている、検体ラック10に収容されている検体容器30の検体指示情報を受信し(ステップS21)、受信した検体指示情報に基づいて、PC22の表示部22cにおいて検体配置図を表示するとともに、上位システム等から抜き取り指示が出ている検体を検体配置図上に識別可能に表示する(ステップS22)。作業者は、PC22の表示部22cにおいて抜き取り指示が出ている検体を確認し、検体ラック10から検体の抜き取りを行う。
【0057】
次に、検体ラック10をラックステーション4のRFIDタグ保持部材14上に移動させて、位置センサ26により検体ラック10の各収容部28がRFIDタグ配置部材14の検体ラックの各収容部に対応して設けられたRFIDタグ配置部14a上に位置したことが検出されると、第1のアンテナ16により検体容器30の第1RFIDタグ32に記憶されている検体情報及びRFIDタグ配置部材14の各RFIDタグ配置部14aに配置された第2RFIDタグ12に記憶されたユニークなID位置情報を受信する(ステップS23)。
【0058】
ここで、マイクロ波方式の第2RFIDタグ12は、第2RFIDタグ12と第1アンテナ16との間に液体が存在する場合には位置情報の送信が遮断される。従って、検体ラック10の中で検体を収容した検体容器30が収容されていない収容部28の第2RFIDタグ12が記憶しているユニークなIDのみが受信される。
【0059】
次に、ステップS23において受信したユニークなIDに基づいて、抜き取り指示が出ている検体が正しく抜き取られたか否かの判断を行い(ステップS24)、誤った検体が抜き取られている場合には、警告を行う(ステップS25)。
【0060】
一方、抜き取り指示が出ている検体が正しく抜き取られた場合には、検体指示情報を更新し、更新した検体指示情報を第2アンテナ20を介して第3RFIDタグ18に送信し、検体指示情報の書き込みを行う(ステップS26)。なお、新たに検体容器30を検体ラック10に収容する場合には、ステップS23で受信された検体情報とユニークなIDに基づいて検体指示情報が作成され、ステップS26において第3RFIDタグ18に書き込まれる。
【0061】
この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、検体容器に付されている第1RFIDタグ32から送信さる検体情報及びRFIDタグ配置部材14に配置されている第2RFIDタグ12から送信される位置情報に基づいて、検体ラック10の各収容部28に収容されている検体容器30の検体情報と該検体容器の検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成する。従って、正確な検体指示情報を上位システムに頼らず容易に作成することができることから、検体や検体ラック主導で検査指示や検体管理を行うことができる。
【0062】
また、この実施の形態にかかる検体ラックによれば、検体ラック10の収容部28に収容されている検体容器の検体指示情報が、第3RFIDタグ18に記憶されているため、検体ラック単位で検体と検体指示情報とを一体として管理することができる。
【0063】
なお、上述の実施の形態に係る検体指示情報作成システムにおいては、PC22により検体ラック駆動部24を駆動することによって検体ラック10を、RFIDタグ配置部材14上に移動させ、またRFIDタグ配置部材14上から退避させているが、手動により検体ラック10を、RFIDタグ配置部材14上に移動させ、またRFIDタグ配置部材14上から退避させるようにしてもよい。また、RFIDタグ配置部材14を駆動することにより、検体ラック10をRFIDタグ配置部材14上に移動させ、またRFIDタグ配置部材14上から退避させるようにしてもよい。
【0064】
また、上述の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、検体ラック10の位置番号「01」の収容部、「02」の収容部、「03」の収容部、……の順番に検体容器30を収容しているが、検体容器を1本づつ収容するのであれば、検体容器を収容する収容部の順番は、これに限定されるものではない。
【0065】
また、上述の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、RFIDタグ配置部材14が金属製の部材により構成されているが、金属製の部材に限らず電波を遮断することが可能な他の部材、例えば、上述の実施の形態におけるRFIDタグ配置部材14と同様な形状のRFIDタグ配置部材をプラスチックにより形成し、内部に液体を充填したもの等を用いてもよい。この場合においても、各第2RFIDタグ12から送信される電波は、水平方向への電波が遮断され垂直方向へのみ送信される。従って、隣接する第2RFIDタグ12間での電波の干渉を防止することができる。
【0066】
また、上述の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、第2RFIDタグ12がマイクロ波方式のRFIDタグにより構成されているが、マイクロ波方式以外のRFIDタグ、例えば、電磁誘導作用を利用した電磁結合方式、静電気による誘導作用を利用した静電結合方式、電磁誘導を利用した電磁誘導方式及び赤外線等の光を利用した光方式等のRFIDタグを用いてもよい。更に、RFIDタグ配置部材14に配置されるマイクロ波方式の第2RFIDタグ12に代えて、検体容器の有無を検出することができる赤外線センサ、光センサ、超音波センサ等を用いてもよい。この場合には、各センサにセンサ配置部材上の平面位置情報が付与されることになる。
【0067】
また、上述の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、第1RFIDタグ12がマイクロ波方式のRFIDタグにより構成され、第3RFIDタグが電磁誘導方式のRFIDタグにより構成されているが、RFIDタグの方式は、これを限定するものではない。例えば、電磁誘導作用を利用した電磁結合方式、静電気による誘導作用を利用した静電結合方式、電磁誘導を利用した電磁誘導方式、マイクロ波を用いるマイクロ波方式及び赤外線等の光を利用した光方式等のRFIDタグのいずれかを用いるようにしてもよい。
【0068】
【発明の効果】
この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムによれば、検体容器に付されている第1のRFIDタグから送信さる検体情報及びRFIDタグ配置部材に配置されている第2のRFIDタグから送信される位置情報に基づいて、検体指示情報作成手段により、検体ラックの各収容部に収容されている検体容器の検体情報と該検体容器の検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成する。従って、正確な検体指示情報を容易に作成することができる。
【0069】
また、この発明の検体ラックによれば、検体ラックの収容部に収容されている検体容器の検体指示情報が、検体指示情報記憶手段に記憶されているため、検体ラック単位で検体と検体指示情報とを一体として管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムの構成図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るRFIDタグ配置部材を説明するための図である。
【図3】この発明の実施の形態に係るRFIDタグ配置部材のRFIDタグ配置部の位置番号を説明するための図である。
【図4】この発明の実施の形態に係るRFIDタグ配置部材の各RFIDタグ配置部に配置されている各RFIDタグに記憶されているユニークなIDを説明するための図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る検体ラックを説明するための図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る検体容器を説明するための図である。
【図7】この発明の実施の形態に係る検体指示情報作成システムのブロック構成図である。
【図8】この発明の実施の形態に係る検体指示情報の作成処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】この発明の実施の形態に係る検体ラックに検体容器を立てた状態を説明するための図である。
【図10】この発明の実施の形態に係る検体指示情報を説明するための図である。
【図11】この発明の実施の形態に係る検体指示情報の作成処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2…検体指示情報作成システム、4…ラックステーション、10…検体ラック、12…第2RFIDタグ、14…RFIDタグ配置部材、14a…タグ収容凹部、16…第1アンテナ、18…第3RFIDタグ、20…第2アンテナ、22…PC、22a…データ処理部、22b…データ記憶部、22c…表示部、24…検体ラック駆動部、26…位置センサ、30…検体容器、32…第1RFIDタグ。
Claims (10)
- 検体情報を記憶する第1のRFIDタグを有する複数の検体容器を収容する検体ラックと、
前記検体ラックの各収容部に対応して設けられた複数のRFIDタグ配置部に、該RFIDタグ配置部の前記検体ラック上における位置情報が記憶された第2のRFIDタグが配置されたRFIDタグ配置部材と、
前記検体ラックが前記RFIDタグ配置部材上に位置した状態で、前記第1のRFIDタグから送信さる前記検体情報及び前記第2のRFIDタグから前記検体容器により遮断される状態で送信される前記位置情報を受信する第1のアンテナと、
前記第1のアンテナにより受信された前記検体情報及び前記位置情報に基づいて、前記検体ラックの各収容部に収容されている前記検体容器の検体情報と該検体容器の前記検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を作成する検体指示情報作成手段と
を備えることを特徴とする検体指示情報作成システム。 - 前記検体ラックは、該検体ラックに収容されている前記検体容器に関する前記検体指示情報を記憶する検体指示情報記憶手段を備えることを特徴とする請求項1記載の検体指示情報作成システム。
- 前記RFIDタグ配置部材は、電波を遮断することが可能な部材により構成され、
前記RFIDタグ配置部には、タグ収容凹部が形成され、前記タグ収容凹部の各々に前記第2のRFIDタグが収容されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の検体指示情報作成システム。 - 前記検体指示情報記憶手段は、第3のRFIDタグにより構成され、
前記第3のRFIDタグとの間で前記検体指示情報を送受信する第2のアンテナを更に備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の検体指示情報作成システム。 - 前記第1のRFIDタグ及び前記第2のRFIDタグは、マイクロ波方式のRFIDタグにより構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の検体指示情報作成システム。
- 前記第3のRFIDタグは、電磁誘導方式のRFIDタグにより構成されることを特徴とする請求項4に記載の検体指示情報作成システム。
- 前記検体ラックと前記RFIDタグ配置部材とが相対移動を行うための移動手段と、
前記検体ラックと前記RFIDタグ配置部材との相対位置を検出する位置検出手段を更に備え、
前記位置検出手段により前記検体ラックの各収容部が前記RFIDタグ配置部材の前記検体ラックの各収容部に対応して設けられた前記RFIDタグ配置部上に位置したことが検出された場合に、前記第1のアンテナにより前記検体情報及び前記位置情報を受信することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の検体指示情報作成システム。 - 検体情報を記憶する第1のRFIDタグを有する複数の検体容器を収容する検体ラックであって、
前記検体容器の前記第1のRFIDタグに記憶されている検体情報と該検体容器の前記検体ラック上の位置情報とを関連付けた検体指示情報を記憶する検体指示情報記憶手段を備えることを特徴とする検体ラック。 - 前記検体指示情報記憶手段は、第3のRFIDダグにより構成されることを特徴とする請求項8記載の検体ラック。
- 前記第1のRFIDタグは、マイクロ波方式のRFIDタグにより構成され、前記第3のRFIDタグは、電磁誘導方式のRFIDタグにより構成されることを特徴とする請求項9記載の検体ラック。
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