JP6225000B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラに代表される撮像装置に関し、特に撮影時に発生する蛍光灯等による外光変化(一般的にはフリッカーと呼ばれる)による露光ムラの補正技術に関するものである。
従来、撮像装置によるフリッカー光源下の撮影では、レリーズ前に行う測光動作において、測光センサーがフリッカーの影響を受けて測光結果が安定しないという問題があった。このような問題に対し、測光センサーの蓄積時間をフリッカーの発光周期の整数倍に制御するか、もしくは所定の時間間隔で間欠的に蓄積を行うことで、フリッカー環境下であっても、その平均的な明るさを、安定して測光可能としている。
一方、近年のデジタルカメラの高感度化に伴い、フリッカーの発生する人工光源下でも高速シャッターで撮影可能になってきている。室内スポーツの撮影などでブレのない写真を撮影できるメリットがある一方、フリッカー光源下での高速シャッター撮影では、フリッカーの影響により、フレーム毎に画像の明るさや色温度のバラツキが発生してしまうことがある。
このような問題に対して、特許文献1では、フリッカーを検出し、明暗の変化が最も少ない、フリッカーのピーク位置での露光を行うことで、フリッカーの影響を軽減している。
特開平6−209427号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術は、動画撮影を前提としたものであり、静止画撮影を考えた場合に同様のピーク位置での露光を行うと、フリッカーのタイミング次第でレリーズタイムラグが長くなってしまう。そこで、ピーク位置撮影を行う/行わないをユーザーが選択可能な構成にした場合、フリッカーのピーク位置撮影を行う場合と、そうでない場合とで、撮影に最適な露出条件が変わってしまう。
図6は一般的な、商用電源(50Hz)の場合に発生するフリッカー環境下の測光出力である。フリッカーのピークで得られる測光値AE_peakと、平均的な測光値AE_aveにはΔの測光差がある。そのため、ピーク位置撮影を行う場合に、上述のようにAE_aveを元に算出した露出条件で撮影を行うと、Δだけ露出オーバーとなってしまう。また、測光完了後からレリーズまでの間に、測光結果から決定される露出条件を、ユーザーが確認できるよう表示する機能を有する場合も、ピーク位置撮影を行う場合と、行わない場合で、表示すべき適正露出条件が、変わってきてしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フリッカー光源の有無にかかわらず、良好な露出で撮影を行うことができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮像手段と、被写体を測光する測光手段と、ユーザにより、周囲の環境光のフリッカーの影響を低減する所定のタイミングで前記撮像手段の露光を実行する第1の撮像制御を実行するか、当該第1の撮像制御とは異なる第2の撮像制御を実行するかを設定可能な設定手段と、前記測光手段の出力に基づく測光値を用いて露出制御値を決定する決定手段と、を有し、前記決定手段は、前記設定手段によって前記第1の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値と、前記2の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値とを、異なる測光値を用いて決定することを特徴とする。
本発明によれば、フリッカー光源の有無にかかわらず、良好な露出で撮影を行うことができる撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの断面図である。 一実施形態のカメラの動作を示すフローチャートである。 一実施形態のプラグラム線図である。 フリッカー検出動作時の測光出力を表す図である。 フリッカーのピーク測光値とそのタイミングの算出方法を説明する図である。 フリッカー環境下で得られる測光値を表す図である。
以下、本発明をデジタル一眼レフカメラに適用した一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの断面図である。図2(a)において101はカメラ本体であり、その前面には撮影レンズ102が装着される。撮影レンズ102は交換可能であり、またカメラ本体101と撮影レンズ102はマウント接点群112を介して電気的にも接続される。さらに撮影レンズ102の中には、絞り113が配置されており、カメラ内に取り込む光量を調整できるようになっている。また、フォーカシングレンズ116は光軸上を移動することで焦点調節を行う。
103はメインミラーであり、ハーフミラーとなっている。メインミラー103はファインダー観察状態では撮影光路上に斜設され、撮影レンズ102からの撮影光束をファインダー光学系へと反射する一方、透過光はサブミラー104を介してAFユニット105へと入射する。また撮影状態では撮影光路外に退避する。
AFユニット105は位相差検出方式のAFセンサーである。位相差方式による焦点検出については公知の技術であるため、具体的な制御に関してはここでは省略するが概略的には次のような動作を行う。撮影レンズ102の二次結像面を焦点検出ラインセンサー上に形成することによって、撮影レンズ102の焦点調節状態を検出し、その検出結果をもとにフォーカシングレンズ116を駆動して自動焦点検出を行う。
108は撮像素子であり、106はローパスフィルター、107はフォーカルプレーンシャッターである。109はファインダー光学系を構成する撮影レンズ102の予定結像面に配置されたピント板であり、110はファインダー光路変更用のペンタプリズムである。114はアイピースであり、撮影者はここからピント板109を観察することによって、破線で示したように撮影画面を確認することができる。また111はAEセンサーであり、測光を行う際に使用する。AEセンサー111は、実線で示したようにピント板からの光を受光することにより、被写体の明るさを測る(被写体を測光する)ことができる。さらに115は撮影情報表示用の内蔵LCDである。ユーザーがアイピース114を覗いている間も、露出条件など撮影に関連する情報を確認することができるよう、設置されるものである。図1(a)中の一点鎖線で示すように、アイピースから覗いた場合に、ユーザーから見て画面下側に各種情報を表示することができる。
ディスプレイユニット117は一般的には液晶パネルによって構成され、撮影者が撮影した画像や、撮像素子108で得られた画像信号をリアルタイムに表示することによって、被写体の様子を観察することができるようになっている。
図1(b)は、本実施形態のデジタル一眼レフカメラを上から見た図である。119はレリーズボタンであり、半押し、全押しの状態を持つ二段押し込み式のスイッチである。レリーズボタン119が半押しされることによって、AE、AF動作などの撮影前の準備動作が行われ、全押しされることによって、撮像素子108が露光されて撮影処理が行われる。以下、半押しされた状態をS1がONした状態、全押しした状態をS2がONした状態、と記すことにする。また118は外付けLCDであり、内蔵LCD115と同様に、カメラの設定や露出条件など、撮影に関連する各種情報を表示するものである。
次に、本実施形態のデジタル一眼レフカメラの動作について図2のフローチャートを参照して説明する。
S1がONされたことを受けてステップS301で測光動作を開始すると、ステップS302でAEユニット111を駆動して測光動作を行う。なお、測光に際しては、仮にフリッカー光源があった場合にも、周囲の環境光のフリッカーによる明暗の変化に対して測光値がばらつかないよう、フリッカーによる明暗の変化に合わせて変動する測光値の平均値を測光出力値として得られるようにする。これには、測光センサー111の蓄積時間を、フリッカーの周期の整数倍に設定すると、蓄積のタイミングに関わらず、一定の出力が得られることを利用する。ここで、フリッカー光源の明暗が変化する周波数は、商用電源の周波数の2倍になることから、電源周波数が50Hzの電源地域では周波数100Hzとなり、その発光周期は10msとなる。同様に電源周波数が60Hzの地域では周波数120Hz、周期8.33msとなる。つまり、例えばAEセンサー111の蓄積時間を、8.33msと10msの間の9msに設定すると、電源周波数が50、60Hzのどちらであろうと、ほぼフリッカーの1周期分を蓄積することになるので、フリッカーがある場合でも、その平均値を測光することができる。ここで得られた測光値を元に、暫定の露出条件である絞り値AV1、シャッタースピードTV1、ISO感度ISO1を決定する。AV1、TV1、ISO1の決定に際しては、カメラ内部に予め記憶されたプログラム線図を利用して決定する。プログラム線図の例を図3に示す。図3はISO100の場合の例で、図3のようなプログラム線図と測光値が決まれば、AVとTVが一意に決定される。
ステップS302で暫定露出制御値AV1、TV1、ISO1が決定されると、ステップS303に進む。ステップS303では、フリッカー対策モードがONになっているかを確認する。仮にフリッカーが検出された場合、この後の処理でフリッカーのピークに同期してレリーズするが(フリッカー軽減露光制御)、ピークに同期させるためには若干の待ち時間が発生する。そのため、フリッカー対策を行うと、レリーズタイムラグが長くなってしまうというデメリットがある。よって、本実施形態のカメラでは、ユーザーがフリッカー対策を行う/行わない、を設定できるようになっている。ステップS303では、フリッカー対策モードがOFFである場合は、通常の撮影シーケンスであるステップS311に進み、ONの場合はフリッカー対策シーケンスであるステップS304に進む。なお、本実施形態において、フリッカーのピークに同期してレリーズするというのは、露光期間の中心をフリッカー光源の光量がピークとなるタイミング近傍に合わせて露光することを表している。
ステップS304は、フリッカーの検出を行い、検出された場合には、その明暗の周期を検出し、ピーク同期信号を生成するステップである。これらを実現するため、蓄積時間1.66ms(所定時間)の蓄積を連続して12回行う(複数回行う)。仮に50Hzの商用電源のフリッカーが存在した場合の蓄積制御と出力測光値を図4(a)に示す。n回目の蓄積を「蓄積n」、蓄積nの結果の読み出しを「読み出しn」、読み出しnの結果から得られる測光値を「AE(n)」と記述することとし、図4(a)に示した。各測光値の取得時間に関しては、蓄積は有限の時間を持って行われるため、蓄積期間中の中央値で代表させた。なお、図4(a)では、n=1とn=2のプロットのみ記載したが、n=3〜12のプロットに関しても同様である。フリッカー発光周期は10msであり、10÷1.66≒6であるから、図4(a)に示すように、蓄積のタイミングによらず、6回周期でほぼ同じ測光値が得られる。すなわち、AE(n)=AE(n+6)の関係となる。
同様に、商用電源60Hz時のフリッカーは、発光周期が8.33msであり、8.33/1.66≒5であるため、図4(b)に示すように、5回周期でほぼ同じ測光値が得られ、AE(n)=AE(n+5)の関係となる。一方で、フリッカーがない環境下では、nによらずAE(n)はほぼ一定である。以上より、
Figure 0006225000
として評価値F50、F60をそれぞれ定義し、所定の閾値F_thを用いると、
(1)F50<F_th、かつ、F60<F_thが成り立つ場合
⇒フリッカーなし
(2)F50<F_th、かつ、F60≧F_thが成り立つ場合
⇒発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカー環境下
(3)F50≧F_th、かつ、F60<F_thが成り立つ場合
⇒発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカー環境下
と判定することができる。また、パンニングや被写体が動いてしまったことによって、F50とF60の両方がF_thを超えてしまう場合も考えられ。その場合は、F50とF60の大きさを比較し、F50の方が小さい場合は発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカー環境下、F60の方が小さい場合は発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカー環境下と判定する。すなわち、
(4)F50≧F_th かつ F60≧F_thが成り立つ場合
F50≦F60⇒発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカー環境下
F50>F60⇒発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカー環境下
とする。
さらにステップS304では、フリッカーが存在する場合はピーク同期信号を生成する。基本的には、得られた12個の測光値を補間し、ピークを取る時間t(peak)を算出する処理である。図5(a)はピークタイミングを算出する方法の一例を説明する図である。AE(1)〜AE(12)の中で最大の出力を得た点をP2(t(m),AE(m))とし、その1つ前の測光結果の点をP1(t(m−1),AE(m−1))、1つ後の測光結果の点をP3(t(m+1),AE(m+1))とする。AE(m−1)とAE(m+1)の小さい方を取る点(図5(a)の例ではP3)と点P2の2点を通る直線をL1=at+bとして求める。また、AE1とAE3の大きい方を取る点(図5(a)の例ではP1)を通り、傾き−aの直線をL2として、L1とL2の交点を求めると、ピークタイミングt(peak)と、ピーク時の測光値AE(peak)を算出することができる。また、ここまででフリッカーの発光周期Tも判明しているため、t=t(peak)+nT(nは自然数)のタイミング毎に変化する図5(b)のようなピーク同期信号を生成する。ステップS304でフリッカーの有無、フリッカー有りだった場合はその発光周期、ピーク測光値、およびピーク同期信号を生成したら、ステップS305へ進む。
ステップS305はS304で判定されたフリッカーの有無で分岐するステップである。フリッカーが検出されなかった場合は、通常の撮影シーケンスであるステップS311に進み、検出された場合はステップS306へ進む。
ステップS306は、暫定露出条件のシャッタースピードTV1を評価するステップである。本実施形態では、撮影時の露光タイミングをフリッカーのピーク近傍に合わせることで、明るさの変動の少ない時間領域で露光を行う。そのため、シャッタースピードが非常に速い場合は有効であるが、シャッタースピードがフリッカー周期に対して長い場合は、明暗の変動が平均化され、もともと撮影画像に対してフリッカーの影響がほとんど出ないので、あまり有効ではない。そのため、所定の比率αをカメラ内に所持し、暫定のシャッタースピードTV1とフリッカーの発光周期Tの比を評価する。すなわち、フリッカーの周期であるTに対する露光時間TV1の割合であるTV1/Tを所定値αと比較する。そして、
TV1/T>α
を満たす場合は、シャッタースピードが発光周期Tに対して十分長く、撮影画像に対してフリッカーの影響が十分小さいとして通常の撮影シーケンスであるステップS311に進む。逆に、
TV1/T≦α
を満たす場合は、ピークに同期して露光を行う必要があるため、S307に進む。
なお、暫定のシャッタースピードTV1とフリッカーの発光周期Tの比を評価する方法ではなく、TV1とフリッカーの発光周期Tの差を評価する方法であってもよい。あるいは、発行周期Tとは別の値を基準値にして、シャッタースピードTV1との比を評価する方法やTV1との差を評価する方法であってもよい。
ステップS307は、撮影時の露光タイミングをフリッカーのピーク近傍に合わせるピーク同期撮影を前提とし、測光値を見直すステップである。ここまでのシーケンスの暫定露出条件AV1、TV1、ISO1は、ステップS302で取得したフリッカー光源の光量の平均値を測光した結果に基づくものである。それに対し、ピーク同期撮影では、フリッカーのピーク時に露光を行うため、測光もピーク時の測光値を用いるべきである。ピーク時の測光値はステップS304でAE(peak)として算出済みであるため、AE(peak)と図3のプログラム線図より、新たな露出条件AV2、TV2、ISO2を求め、これを正式な露出条件としてS307で設定する。
ここまでで正式な露出条件が確定したため、ステップS308では、内蔵LCD115、外付けLCD118に、AV2、TV2、ISO2を表示する。これによりユーザーは、ピーク同期撮影時でも適切な露出条件を撮影前に確認できる。そしてステップS309でユーザーからの露光指示であるS2信号を待ち、S2がONされたことを受けたら、ステップS304で生成したピーク同期信号に同期させて、TV2を用いて露光を行う。ピークに同期して露光を行うことで、明暗の変動の少ないタイミングで露光が行われるので、フリッカーの影響の少ない撮影画像を、ピークの輝度に対して適切な露出条件で得ることができる。
ステップS311〜S314は、フリッカー対策を行わない場合の、通常の撮影シーケンスである。ステップS311では、暫定露出条件AV1,TV1、ISO1を、正式な露出条件として確定する。S312、S313はS308、S309と同様であり、S314ではS2のONでフリッカーのピークを待つことなく露光動作を行う。
以上のように、本実施形態では、フリッカー対策モードがON(第1の撮像制御)の際の露出制御値と、フリッカー対策モードがOFF(第2の撮像制御)の際の露出制御値とを、異なる測光値を用いて決定している。
なお、上記のフローチャートでは、S1がONされたことを受けて測光動作を開始するが、S1がONされなくても周期的に自動で測光動作を開始する構成であっても構わない。
また、上記のフローチャートでは、正式な露出条件が確定したあとにフリッカー対策モードのONとOFFが変更された場合については記載されていないが、モードが変更されたらS303に戻って以降の処理を行えばよい。
このように、フリッカー対策モードのONとOFFが変更されたことに応じて正式な露出条件を切り替えるので、フリッカー光源の有無にかかわらず、良好な露出で撮影を行うことができる。さらに、フリッカー対策モードのONとOFFが変更されたことに応じて表示させる露出条件を切り替えるので、フリッカー光源の有無にかかわらず、撮影時に用いられる露出条件をユーザーが正確に確認できる。そのため、ユーザーの意図する露出条件に変更することが容易であり、ユーザーにとって良好な露出で撮影を行うことができる。
また、上記の実施形態では、フリッカー対策モードで撮影時の露光タイミングをフリッカーのピーク近傍に合わせているが、ピーク近傍でなくてもフリッカーの影響を軽減できる所定のタイミングであればよい。例えば、フリッカー光源の光量の増減が変化するタイミングは、光量が最大となるタイミング(ピーク)と光量が最小となるタイミング(ボトム)の2つある。そのため、フリッカー対策モードで撮影時の露光タイミングをフリッカーのボトム近傍に合わせてもフリッカーの影響を軽減できる。
また、上記の実施形態では、測光方式について特に説明はないが、評価測光、スポット測光、平均測光など周知の測光方式から、手動または自動で測光方式が設定される構成でもよい。そのような構成において、フリッカー対策モードのONとOFFとで異なる測光方式が設定される場合、測光方式の違いも加味して露出条件を変更すればよい。例えば、フリッカー対策モードがONのときは、スポット測光など局所的な測光値を求める測光方式ではフリッカーが精度よく検出できないため平均測光が自動で設定されるとする。フリッカー対策モードがOFFのときはそのような制限がないため、平均測光以外の測光方式も設定される。このように、フリッカー対策モードがONのときの測光方式を固定にする構成であれば、フリッカー対策モードがOFFのときと測光方式が異りやすいので、上記のように測光方式の違いも加味して露出条件を変更することが好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (10)

  1. 撮像手段と、
    被写体を測光する測光手段と、
    ユーザにより、周囲の環境光のフリッカーの影響を低減する所定のタイミングで前記撮像手段の露光を実行する第1の撮像制御を実行するか、当該第1の撮像制御とは異なる第2の撮像制御を実行するかを設定可能な設定手段と、
    記測光手段の出力に基づく測光値を用いて露出制御値を決定する決定手段と、を有し、
    前記決定手段は、前記設定手段によって前記第1の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値と、前記2の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値とを、異なる測光値を用いて決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記測光手段の出力に基づく測光値を用いて周囲の環境光のフリッカーの有無を検出する検出手段をさらに有し、
    前記決定手段は、前記設定手段によって前記第1の撮像制御を実行することが設定された場合であって、前記検出手段によってフリッカーが検出された場合に、前記所定のタイミングに対応する測光値を用いて露出制御値を決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の撮像制御を実行するか前記第2の撮像制御を実行するかを切り替える制御手段をさらに有し、該制御手段は、前記決定手段により決定された露出制御値に対応した露光時間の、前記検出手段により検出されたフリッカーの周期に対する割合が所定値より小さい場合に、前記第1の撮像制御を行い、前記決定手段により決定された露出制御値に対応した露光時間の、前記検出手段により検出されたフリッカーの周期に対する割合が所定値以上の場合に、前記第2の撮像制御を行うように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記検出手段は、前記測光手段にフリッカーの光量変化の1周期よりも短い所定時間の蓄積を複数回行わせ、該複数回の蓄積から得られる測光値の変化に基づいて、フリッカーの有無を検出することを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記決定手段は、前記設定手段によって前記第1の撮像制御を実行することが設定された場合であって、前記検出手段によってフリッカーが検出されない場合に、前記複数回の蓄積に基づく測光値の平均値を用いて露出制御値を決定することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記所定のタイミングは、前記複数回の蓄積に基づく各測光値のうちの、フリッカーピークになるタイミングであることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記露出制御値を表示する表示手段をさらに有し、該表示手段は、前記第1の撮像制御が行われる場合と前記第2の撮像制御が行われる場合とで、表示する露出制御値を切り替えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 撮像手段と、被写体を測光する測光手段とを備える撮像装置を制御する方法であって、
    ユーザにより、周囲の環境光のフリッカーの影響を低減する所定のタイミングで前記撮像手段の露光を実行する第1の撮像制御を実行するか、当該第1の撮像制御とは異なる第2の撮像制御を実行するかを設定可能な設定工程と、
    前記測光手段の出力に基づく測光値を用いて露出制御値を決定する決定工程と、を有し、
    前記決定工程は、前記設定工程において前記第1の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値と、前記2の撮像制御を実行することが設定された場合の露出制御値とを、異なる測光値を用いて決定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 請求項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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