JP6399843B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に関し、特にフリッカ(撮影時に発生する外光変化)による露光ムラを改良する技術に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、近年の高ISO化に伴い、フリッカの発生する人工光源下でも高速シャッタが切れるようになってきている。高速シャッタ撮影では、室内スポーツの撮影などでブレのない写真を撮影できるメリットがある一方、フリッカ光源下では、フリッカの影響により、フレーム毎に画像の露出や色温度のバラツキが発生してしまうことがある。
このような問題に対して、フリッカを検出し、明暗の変化が最も少ない、フリッカのピーク位置での露光を行うことで、フリッカの影響を軽減する技術が提案されている(特許文献1)。
また、所定のタイミングで順次撮像し、それぞれの信号レベルを判定して、判定結果に基づき基準となる信号レベルの画像を決定し、決定した基準画像と各画像の信号レベルの比率に応じて各画像の信号レベルを補正する技術が提案されている(特許文献2)。この提案では、前記比率が所定範囲を超えている場合は、基準画像のみを出力するようにしている。
特開平6−209427号公報 特開2008−199144号公報
しかし、上記特許文献1では、静止画撮影の場合、フリッカのピーク位置で露光を行うと、フリッカのタイミング次第でレリーズタイムラグが生じてしまう。よって、静止画の連写撮影では、毎コマともフリッカのピーク位置を待ってレリーズすることになるため、1コマを露光し終えるまでの時間がフリッカのタイミング次第で延びることもあり、コマ速の低下につながる可能性がある。また、上記特許文献2では、画像にゲインをかけることで各画像の信号レベルを補正しているため、画像中のノイズが発生して画質低下につながる可能性がある。
そこで、本発明は、連写撮影時において、コマ速の低下を抑えつつ、フリッカの影響を軽減した高品質な画像を得ることができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置であって、撮像素子と、撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、フリッカのピークタイミングを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替え手段と、前記第2の露光で得られた撮影画像を補正する補正手段と、を備え、前記切り替え手段は、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに基づいて、前記第1の露光と前記第2の露光とを切り替えることを特徴とする。
また、本発明は、設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置であって、撮像素子と、撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、フリッカのピークタイミングを検出する検出手段と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替え手段と、前記通常露光で得られた撮影画像を補正する補正手段と、を備え、前記切り替え手段は、前記設定されたコマ速が規定速度以下の場合には、前記第1の露光に切り替え、前記設定されたコマ速が前記規定速度を超える場合には、前記第2の露光に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、連写撮影時において、コマ速の低下を抑えつつ、フリッカの影響を軽減した高品質な画像を得ることができる。
本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのシステム構成例を示す概略図である。 (a)はカメラ本体を背面側から見た斜視図、(b)はカメラ本体を正面側から見た斜視図である。 デジタル一眼レフカメラの撮影動作を説明するフローチャート図である。 商用電源50Hz時のフリッカが存在した場合の蓄積制御と出力測光値との関係を示すグラフ図である。 商用電源60Hz時のフリッカが存在した場合の蓄積制御と出力測光値との関係を示すグラフ図である。 フリッカのピークタイミングを算出する方法の一例を説明するグラフ図である。 ピーク同期信号に基づきピーク同期露光を行う際のシャッタ制御を説明するグラフ図である。 フリッカと露光タイミングとの関係を説明するグラフ図である。 フリッカにより取得画像に現れる横縞を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を説明する。
図1は、本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタル一眼レフカメラのシステム構成例を示す概略図である。
本実施形態のデジタル一眼レフカメラは、図1に示すように、カメラ本体100に対して交換用のレンズ鏡筒200が着脱可能に装着されている。
カメラ本体100は、カメラ全体の制御を司るカメラCPU101を有し、カメラCPU101には、RAMやROM等のメモリ102が接続されている。メインミラー105及びサブミラー111は、ファインダ観察時に、撮影光路に進入してレンズ鏡筒200を通過した被写体光束をピント板106に導き、撮影時に、撮影光路から退避して被写体光束を撮像素子103に導く。メインミラー105は、ハーフミラーで構成され、サブミラー111は、メインミラー105を透過した被写体光束の一部を反射してAFユニット110へ導く。
ペンタダハプリズム109は、ピント板106に結像した被写体光束を正立正像の被写体像に変換し、変換された被写体像は、AEセンサ108に導かれるとともに、光学ファインダを通して観察される。表示素子107は、PN液晶等のAF測距枠を表示し、ユーザが光学ファインダを覗いたときにどの位置で合焦しているか等を示す。
撮像素子103は、CCDセンサやCMOSセンサ等で構成され、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含む。撮像素子103は、撮影時にレンズ鏡筒200を通過して結像した被写体像を光電変換して画像信号を出力する。シャッタ104は、非撮影時には撮像素子103を遮光し、撮影時には開いて撮像素子103へ被写体光を導く。
AEセンサ108は、CCDセンサやCOMSセンサ等の撮像素子を用いることで、測光だけでなく、顔検出などのシーン認識やフリッカ検出を行う。なお、本実施形態では、フリッカを検出する手段として、AEセンサ108を例示するが、撮像素子103をフリッカ検出手段として用いてもよい。
ICPU112は、AEセンサ108の駆動制御や画像処理・演算用のCPUである。ICPU112は、顔検出の演算や追尾の演算、測光演算等の他に、後述するフリッカの周波数やフリッカのピークタイミングの検出も行う。ICPU112には、RAMやROM等のメモリ113が接続されている。なお、本実施形態では、AEセンサ108の専用のICPU112を用いているが、ICPU112の処理のすべてをカメラCPU101で行うようにしてもよい。LPU201は、レンズ鏡筒200内のCPUであり、被写体との距離情報等をカメラCPU101に送る。
図2(a)はカメラ本体100を背面側から見た斜視図、図2(b)はカメラ本体100を正面側から見た斜視図である。
図2(a)に示すように、カメラ本体100の背面側には、LCD等で構成される表示装置114が設けられ、表示装置114の図の右側には、各種操作ボタン群115が設けられる。表示装置114は、撮影中のライブビュー映像や撮影画像の再生、メニュー設定画面や各種情報を表示する。操作ボタン群115は、ユーザがメニューの選択、設定、キャンセル等の操作やズーム操作等を行う各種ボタン群からなる。
また、図2(b)に示すように、カメラ本体100を正面側から見て左上部には、レリーズボタン116が設けられる。レリーズボタン116が半押し操作されると不図示のレリーズスイッチSW1がオンしてAFやAE等の撮影準備動作が行われ、レリーズボタン116が全押し操作されると、不図示のレリーズスイッチSW2がオンして撮影指示がなされて撮影動作が行われる。
次に、図3乃至図9を参照して、上記構成のデジタル一眼レフカメラの撮影動作例について説明する。図3は、デジタル一眼レフカメラの撮影動作を説明するフローチャート図である。なお、図2での各処理は、カメラCPU101の制御により、メモリ113のROM等に格納されたプログラムがRAMに展開されて各部により実行される。
連写モードにおいて、ステップS302では、カメラCPU101は、レリーズスイッチSW1がオンされると、ステップS303へ進む。
ステップS303では、ICPU112は、フリッカの検出処理、及び検出されたフリッカの明暗の周期とピーク同期信号を生成し、ステップS304に進む。具体的には、ICPU112は、AEセンサ108にて蓄積時間1.66msの蓄積を連続して12回行う。
図4は、商用電源50Hz時のフリッカが存在した場合の蓄積制御と出力測光値との関係を示すグラフ図である。図4において、n回目の蓄積を「蓄積n」とし、蓄積nの結果の読み出しを「読み出しn」とし、読み出しnの結果から得られる測光値を「AE(n)」とする。また、各測光値の取得時間に関しては、蓄積は有限の時間で行われるため、蓄積期間中の中央値で代表させることとし、AE(n)を取得した時間を「t(n)」とする。なお、図4では、n=1とn=2のプロットのみ記載したが、n=3〜12のプロットに関しても同様である。
商用電源50Hz時のフリッカの発光周期は10msであり、10÷1.66≒6であるから、図4に示すように、蓄積のタイミングによらず、6回周期で同じ測光値が得られる。すなわち、AE(n)=AE(n+6)の関係となる。
同様に、商用電源60Hz時のフリッカの発光周期は8.33msであり、8.33/1.66≒5であるため、図5に示すように、5回周期で同じ測光値が得られ、AE(n)=AE(n+5)の関係となる。
一方、フリッカが存在しない環境下では、nによらずAE(n)は一定である。以上より、評価値F50及び評価値F60をそれぞれ次式(1)及び(2)で定義し、閾値Fthを用いることで、フリッカが存在するか否か、存在する場合には、そのフリッカの周波数(発光周期)がいくつであるかを判定することができる。

即ち、F50<FthかつF60<Fthが成り立つ場合は、フリッカが存在しない環境下であると判定することができる。また、F50<FthかつF60≧Fthが成り立つ場合は、発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカ環境下であると判定することができる。更に、F50≧FthかつF60<Fthが成り立つ場合は、発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカ環境下であると判定することができる。
また、パンニングや被写体が動いてしまったことによって、F50とF60の両方がFthを超えてしまう場合も考えられる。この場合、F50とF60の大きさを比較し、F50の方が小さい場合は、発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカ環境下と判定し、F60の方が小さい場合は、発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカ環境下と判定する。
即ち、F50≧FthかつF60≧Fthが成り立つ場合、F50≦F60では、発光周期T=10ms(電源周波数50Hz)のフリッカ環境下と判定し、F50>F60では、発光周期T=8.33ms(電源周波数60Hz)のフリッカ環境下と判定する。このように、F50とF60の評価値を演算することで、撮影環境にフリッカが存在するのか、存在するとすれば電源周波数は50/60Hzのいずれであるのか、更にその際の発光周期Tを計算することができる。そして、フリッカが存在する場合、ピークの同期信号を生成する。基本的には、得られた12個の測光値を補間し、フリッカのピークを取る時間t(peak)を算出する処理である。
図6(a)は、フリッカのピークタイミングを算出する方法の一例を説明するグラフ図である。
図6(a)において、AE(1)〜AE(12)の中で最大の出力を得た点をP2(t(m),AE(m))とし、その1つ前の測光結果の点をP1(t(m−1),AE(m−1))とし、1つ後の測光結果の点をP3(t(m+1),AE(m+1))とする。
まず、AE(m−1)とAE(m+1)の小さい方を取る点(図6(a)の例ではP3)と点P2との2点を通る直線をL1=at+bとして求める。また、AE(m−1)とAE(m+1)との大きい方を取る点(図6(a)の例ではP1)を通り、傾き−aの直線をL2として、L1とL2との交点を求めると、ピークタイミングt(peak)と、ピーク時の測光値AE(peak)を算出することができる。
また、ここまででフリッカの発光周期Tも判明しているため、図6(b)に示すように、t=t(peak)+nT (nは自然数)のタイミング毎に変化するピーク同期信号を生成する。以上より、ステップS303では、ICPU112は、フリッカの有無、フリッカが存在する場合は、その発光周期、ピーク測光値、及びピーク同期信号を生成し、ステップS304へ進む。
図3に戻って、ステップS304では、撮影に先立ち、AE/AF動作を行う。まず、AE動作に関しては、ICPU112は、AEセンサ108にて蓄積、読み出しを行い、得られた測光値とメモリ113のROM等に記憶されたプログラム線図から、露出条件を決定する。また、カメラCPU101は、AF動作に関しては、AFユニット110を用いて位相差検出方式による自動焦点検出を行い、AE/AF動作が完了したら、ステップS305に進む。
ステップS305では、カメラCPU101は、ステップS303でフリッカが検出された場合は、ステップS306へ進み、フリッカ対策をしつつ連写を行うシーケンスを実行する。一方、カメラCPU101は、ステップS303でフリッカが検出されなかった場合には、通常の連写を行うステップS321へ進む。
ステップS321以降は通常の連写撮影であり、カメラCPU101は、ステップS321でレリーズスイッチSW2がオンされるのを待って、ステップS322において、ステップS304のAE動作で決定された露出条件で露光を行う。また、カメラCPU101は、レリーズスイッチSW2がオンのままであれば撮影準備動作(ステップS324)と通常の(フリッカのピークタイミングに同期しない)露光動作(ステップS325)を繰り返し、レリーズスイッチSW2がオフされると、連写撮影を終了する。以下、フリッカのピークタイミングに同期させることなく行う露光動作を「通常露光(第2の露光)」、フリッカのピークタイミングに同期させた露光動作を「ピーク同期露光(第1の露光)」とする。なお、フリッカのピークタイミングに同期させた露光動作とは、ピークタイミングと露光開始タイミングが一致する露光動作のことを表すのではなく、ピークタイミングが露光期間に含まれるようにピークタイミングに合わせて行う露光動作を表す。
ステップS306では、カメラCPU101は、ステップS304で決定された露出条件の一つであるシャッタスピードTVを評価する。ピーク同期露光は、撮影時の露光タイミングをフリッカのピーク近傍に合わせることで、明るさの変動の少ない時間領域で露光を行うのが狙いである。そのため、シャッタスピードTVが非常に速い場合は有効であるが、シャッタスピードTVがフリッカ周期に対して長い場合は、明暗の変動が平均化され、撮影画像に対してフリッカの影響がほとんど出ない。そのため、あらかじめ所定の比率αをメモリ102のRAM等に保持し、シャッタスピードTVとフリッカの発光周期Tの比を評価する。
すなわち、ステップS306では、カメラCPU101は、TV/T>αを満たす場合は、シャッタスピードTVが発光周期Tに対して十分長く、撮影画像に対してフリッカの影響が十分小さいとして通常露光を行うシーケンスであるステップS321に進む。また、カメラCPU101は、TV/T≦αを満たす場合は、ピーク同期露光の効果が得られるため、ステップS307に進む。
そして、カメラCPU101は、ステップS307でレリーズスイッチSW2がオンされると、ステップS308でピーク同期露光を行い、ステップS309に進む。ステップS308では、カメラCPU101は、ステップS303で生成されたピーク同期信号に基づきピーク同期露光を行う。具体的には、図7に示すように、シャッタスピードがTVの場合、時刻t(peak)−TV/2からt(peak)+TV/2まで露光を行い、TVの中心が時刻t(peak)に一致するように制御する。これにより、明暗の変化が少ないタイミングで露光を行うことができる。
ステップS309では、カメラCPU101は、レリーズスイッチSW2がオフであれば、連写撮影を終了し、オンであれば、2コマ目以降を連写撮影すべく、ステップS310へ進む。
ステップS310からステップS312では、カメラCPU101は、撮影準備動作に要した時間を計測する。即ち、カメラCPU101は、ステップS310でカメラCPU101に内蔵されたタイマをスタートし、ステップS311でミラーアップ/ダウン動作とAE/AF処理を行い、ステップS312でタイマを止める。これによって、撮影準備動作に要した時間を計測し、ステップS313に進む。
ステップS313では、カメラCPU101は、ステップS306と同様に、TV/T>αを満たす場合は、シャッタスピードTVが発光周期Tに対して十分長く、撮影画像に対してフリッカの影響が十分小さいとして通常露光を行うシーケンスであるステップS320に進む。また、カメラCPU101は、TV/T≦αを満たす場合は、ピーク同期露光の効果が得られるため、ステップS314に進む。
ステップS314〜ステップS316では、カメラCPU101は、コマ速を維持したままフリッカのピークタイミングに同期してレリーズできるかを判断するため、時間に関する演算を行う。
図8を参照して、具体的に説明する。ます、ステップS314では、カメラCPU101は、余裕時間(露光動作まで待てる最大の待ち時間)を算出する。コマ速を維持するためには、1コマ当たりの周期の時間内に、撮影準備動作と露光動作を終える必要がある。ここで、コマ周期をC[ms]とし、ステップS312で計測した撮影準備動作に要する時間をP[ms]とし、ステップS311でのAE動作により決定されたシャッタスピードをTV[ms]とし、時間tの原点を露光準備開始のタイミングとする。
フリッカのピークに同期して露光する際は、ピークタイミングに露光時間の中心が来るようにしたとする。この場合、図8(a)に示すように、時刻P+TV/2からC−TV/2の間のC−P−TV[ms]の期間中に、フリッカのピークタイミングが来れば、コマ速を落とすことなくピーク同期露光が可能であり、この期間が余裕時間となる。フリッカのピークタイミングは、予めステップS303でピーク同期信号を生成しているため、余裕時間内にピークが来るかを判定可能である。図7(a)の例では、t=X〔ms〕のタイミングのフリッカのピークに同期して、余裕時間内に露光動作を行うことができる。
一方、図8(b)は、コマ速が図8(a)より速い場合の例を示すグラフ図である。図8(b)の場合、コマ周期C′は、コマ周期Cよりも短くなる。このため、仮にシャッタスピードTVや撮影準備動作に要する時間Pが図8(a)と同じだとしても、余裕時間は短くなり、余裕時間中にフリッカのピークタイミングは来ないので、コマ速を落とさない限りピーク同期露光はできないことになる。
このように、ステップS314〜ステップS316において、コマ速を落とさずフリッカのピークに同期して露光できると判断された場合は、ステップS317へ進んでピーク同期露光を行い、それ以外の場合は、ステップS318へ進む。
ステップS318では、カメラCPU101は、通常露光を行うが、この露光で得られた撮影画像は、フリッカの影響を受けてしまう。そこで、カメラCPU101は、後に画像処理による補正を行うため、フリッカの明暗に対して通常露光したタイミングを記憶する処理を行う。
図8(b)の例では、ピーク同期露光できないため、撮影準備動作に要する時間経過直後から実際の露光を始めたとする。その場合、カメラCPU101は、最後にフリッカのピークを検出したタイミングから実際に露光を開始するタイミングまでの時間R[ms]をメモリ102のRAM等に記憶し、通常露光の終了後、ステップS319へ進む。
ステップS319では、カメラCPU101は、フリッカの影響を受けた画像を画像処理により補正する。本実施形態では、実際のシャッタ走行時は、フォーカルプレーンシャッタ107の先幕と後幕が時間をずらしてスリットを形成して、画面を垂直方向に上から下まで走行する。よって、画面の上部と下部では露光タイミングが異なるため、フリッカ環境下では横縞が発生する。しかし、ステップS303でフリッカの明暗を実際に1.66ms間隔で測光した結果を保持しており、また、通常露光したタイミングもRとしてステップS318で取得しているため、画面に現れる横縞を数値的に算出することができる。
図9を参照して、具体的に説明する。図9は、ステップS303で取得したフリッカ検出のための12回の測光結果を示すグラフ図である。図9では、フリッカのピークからR[ms]だけ遅れた時間からシャッタが走行するので、例えば画面一番上のラインは時刻Rs1〜Rs2の測光値を積分した明るさになり、画面一番下のラインは、Re1〜Re2間の測光値を積分した明るさとなる。
したがって、図9の例では、画面上部が明るく、画面下部に向かって暗くなる画像が取得される。以上より、ステップS303で取得した12回の測光結果を関数(例えば|Sin(t)|)で補間し、画面上部から下部までのライン毎にシャッタの走行タイミングに対応した時間区間の測光値を積分すれば、画面の垂直方向位置ごとの明るさを得ることができる。よって、例えば最も明るくなるラインの明るさを基準にライン毎に明るさの比をとり、その逆数を補正値として各ラインに乗算すれば、フリッカの影響を改善した画像を得ることができる。
ステップS317、ステップS319、及びステップS320で露光や補正を終えたら、ステップS309へ戻って次のコマのシーケンスを実行する。
以上説明したように、本実施形態では、連写撮影時において、レリーズタイムラグが許容できるときは、ピーク同期露光を行い、許容できないときは、通常露光の後、フリッカにより輝度ムラが生じた画像を画像処理で補正している。これにより、コマ速の低下を抑えつつ、フリッカの影響を軽減した高品質な画像を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、ステップS314からステップS316で余裕時間内にフリッカのピークが来るかどうかでピーク同期露光と通常露光を切り替える場合を例示したが、これに限定されない。例えば、設定されたコマ速が規定速度以下の場合はピーク同期露光に切り替え、設定されたコマ速が規定速度を超える場合は通常露光に切り替えるようにしてもよい。ここで、規定速度は、設定されたコマ速が維持できるように撮影準備時間の長さに応じて設定されればよく、例えば7コマ/秒を規定速度としてもよい。
また、上記実施形態では、ピーク同期露光ではフリッカのピークタイミングを基準に露光タイミングを設定しているが、フリッカの光量変化が減少から増加に緩やかに遷移するのであれば、ボトムタイミングを基準にしてもよい。つまり、フリッカの光量変化が極値となるタイミングを基準に露光タイミングを設定してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウェア(プログラム)をパーソナルコンピュータ(CPU,プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
101 CPU
103 撮像素子
104 シャッタ
108 AEセンサ
112 ICPU

Claims (5)

  1. 設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、
    フリッカのピークタイミングを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替え手段と、
    前記第2の露光で得られた撮影画像を補正する補正手段と、を備え、
    前記切り替え手段は、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに基づいて、前記第1の露光と前記第2の露光とを切り替えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記切り替え手段は、連写撮影の際に、1コマ当たりの周期の時間内で、前記設定されたコマ速を維持できる前記露光までの待ち時間に前記検出手段により前記フリッカのピークが検出されたときは、前記第1の露光に切り替え、前記設定されたコマ速を維持できる前記露光までの待ち時間に前記フリッカのピークが検出されないときは、前記第2の露光に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、
    フリッカのピークタイミングを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出手段により検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替え手段と、
    前記第2の露光で得られた撮影画像を補正する補正手段と、を備え、
    前記切り替え手段は、前記設定されたコマ速が規定速度以下の場合には、前記第1の露光に切り替え、前記設定されたコマ速が前記規定速度を超える場合には、前記第2の露光に切り替えることを特徴とする撮像装置。
  4. 撮像素子と、撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、を有し、設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置を制御する方法であって、
    フリッカのピークタイミングを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出ステップで検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替えステップと、
    前記第2の露光で得られた撮影画像を補正する補正ステップと、を備え、
    前記切り替えステップは、前記検出ステップで検出されたフリッカのピークタイミングに基づいて、前記第1の露光と前記第2の露光とを切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  5. 撮像素子と、撮影指示に応じて前記撮像素子の露光を行う露光手段と、を有し、設定されたコマ速で連写撮影が可能な撮像装置を制御する方法であって、
    フリッカのピークタイミングを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップで検出されたフリッカのピークタイミングに合わせて前記露光手段により露光動作を行う第1の露光と、前記検出ステップで検出されたフリッカのピークタイミングに合わせることなく前記露光手段により露光動作を行う第2の露光とを切り替える切り替えステップと、
    前記第2の露光で得られた撮影画像を補正する補正ステップと、を備え、
    前記切り替えステップは、前記設定されたコマ速が規定速度以下の場合には、前記第1の露光に切り替え、前記設定されたコマ速が前記規定速度を超える場合には、前記第2の露光に切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
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