JP6223931B2 - 光増幅装置 - Google Patents

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本発明は、光アクセスシステムにおける光伝送距離を伸ばすための光増幅装置に関する。
近年の通信トラフィック量の爆発的増大により、設備センタとユーザ間を接続するアクセスネットワークにはより高い高速性が求められている。また同時に、既存のサービスに比べてサービス提供価格を上昇させないための高い経済性も求められている。この高速性と経済性を両立可能なアクセスネットワークシステムとしてPON(Passive Optical Network)がある。PONは光ファイバを用いた光信号の変調に基づくネットワークであり、従来のメタル配線を用いたネットワークよりも高い高速性を得ることができる。また、PONでは、設備センタに収容される通信用インタフェース(以下PON−IF)1枚あたりに対し、光ファイバ線路途中に配置された光スプリッタによる光分岐のみによって多ユーザを収容することができることから、経済性にも優れたネットワークといえる。
このPONは従来、最大1Gbpsの帯域を32ユーザで共有するGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標) PON)が主流であった。これに対し、次世代PONとして、最大10Gbpsの帯域を有し、GE−PONとの共存が可能な10G−EPON(10Gbps Ethernet(登録商標) PON)の標準化、および研究開発が行われている(非特許文献1)。このシステムを用いることで、通信トラフィック量の増大にも対応可能なアクセスネットワークを、既存のGE−PON向け設備を利用して経済的に構築することができる。
一方、多ユーザ収容のために光ファイバの多分岐化を行うと、その際に発生する分岐損により、設備センタに収容可能なユーザまでの距離(アクセス可能距離)を短縮させる。このアクセス可能距離の短縮は、ユーザの位置分布に合わせて設備センタを密に配置しなければならないことを意味するため、設備投資を増加させ、結果としてPONの持つ優れた特長の一つである経済性を損なってしまう。従って、1つのPON−IFに対して多ユーザを収容しても、アクセス可能距離を短縮させない工夫が必要である。
この課題を解決する方法として、強度が減衰した光バースト信号を光アンプによって増幅させる方法がある。これによって、アクセス可能距離を長延化することができ、より経済性に優れたアクセスネットワークを構築することができる。光増幅器を用いてアクセスネットワークを長延化した例が特許文献1である。この発明は光アンプ、光バンドパスフィルタ(BPF:Band pass filter)、フィードフォワード制御部、可変アッテネータ(VOA:Variable optical amplifier)の4つの構成要素からなる。アンプに入力されるパワーは、ONUの設置距離や通信用レーザの個体間毎にパワーが大きく異なるため、フィードフォワード制御部でパワーを検出し、VOAの挿入損失量を増減させる。光アンプ部で増幅された信号はBPFで自然放出(ASE:Amplified spontaneous emission)ノイズが除去された後にVOA段でパワーが一定になるよう、バースト信号毎に自動レベル制御(ALC:Auto level control)される。この場合、フィードフォワード的に入力光パワーを監視し、後段の可変光アッテネータの挿入損失量を決定するだけであるから制御系が単純となり、安定かつ高速に出力パワーを制御することができる。この機構によって、様々な入力パワーを有するバースト信号を増幅し、かつ一定の出力パワーで光増幅してシステムの長延化を実現することができる。
特許4834164号公報
IEEE 802.3−2012,Section Five,Annex 75A
しかしながら、ASEノイズ除去のためには以下の2つの課題がある。
1つ目は、10G−ONUとGE−ONUの混在である。GE−PONにおいて最も広く普及しているPX10規格では低コスト化を図るため、ONU側送信段に対し安価なファブリーペローレーザを用いている。このファブリーペローレーザは仕様上1310nm±50nmの広い波長範囲において、くし形の上り発振スペクトルを有する。これに対し10G−EPONのONU送信段にはDFB(Distributed feedback)レーザを使用しているため、仕様上1270nm±10nmの急峻な上り発振スペクトルを有する。GE・10Gデュアルレートで長延化を図るには、この2つの特徴的なスペクトルを有する上り信号を1台の光増幅装置で増幅させる必要がある。
特許文献1における光増幅器でGE−ONU(PX10)、10G−ONU両方の上り信号のデュアルレート増幅を行うと、GE−ONU(PX10)のスペクトルに合わせてASEノイズ除去用光バンドパスフィルタ(BPF)の幅を設定しなければならなくなる。従って、10G−ONUが急峻なスペクトルを有するにも関わらず、光バンドパスフィルタのウィンドウ幅を狭めることができなくなり、光中継増幅装置から出力される信号は多くのASEノイズを含むようになる。これは結果として信号品質の劣化をもたらし、トランシーバ受光感度に一定のペナルティを与える。この結果として光アンプに長延化効果を減少、あるいは無効化させてしまう。
2つ目は、波長の個体差及び時間変動である。例えば、10G−EPONのONUは仕様上1270nm±10nmの波長を有するが、瞬時的な波長は20nmの範囲に対しては線スペクトルとなる。同じONUであっても温度等の外乱による波長変動や、ONUの個体差による発信波長の差異があり、結果として20nm幅のASEノイズ除去用BPFが必要となる。GE−ONUにしても同様で、中心波長に個体差、時間変動を有している。これは結果として、信号品質の劣化をもたらし、トランシーバ受光感度に一定のペナルティを与える。この結果として光アンプに長延化効果を減少、あるいは無効化させてしまう。
したがって、10G−ONUとGE−ONUをデュアルレートで増幅し、バースト信号の波長をより狭帯域のBPFで抜き出し、ASEノイズの影響をできるだけ減少させなければならない。
本発明では上記課題に鑑み、光バースト信号毎に波長幅、中心波長の異なる帯域通過機能を適応的に実現することができ、ASEノイズの影響を大幅に低減することを目的とする。
本発明の光増幅装置は、
複数の波長区間を有するバースト信号を増幅する光アンプと、
前記光アンプで増幅されたバースト信号を前記区間ごとに分波する分波器と、
前記波長区間ごとに備わり、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りする複数の光スイッチと、
前記複数の光スイッチで入り切りされた光信号を合波する合波器と、
前記合波器で合波されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号強度を検出する検出部と、
前記検出部が信号を検出した波長区間の前記光スイッチを入りにし、前記検出部が検出しない波長区間の前記光スイッチを切りにする制御部と、
を備える。
本発明の光増幅装置では、前記制御部は、前記検出部の検出する信号強度が一定時間にわたって一定以上低下するか、或いは前記検出部の検出する信号強度が特定のパターンを示したことをもって、前記バースト信号が終了したことを判定し、前記光スイッチの少なくとも一部を入りにしてもよい。
本発明の光増幅装置では、前記光アンプは、バースト信号の開始又は終了を検出し、
前記制御部は、前記光アンプの検出するバースト信号の開始又は終了のときに前記光スイッチの少なくとも一部を入りにしてもよい。
本発明の光増幅装置では、前記制御部は、前記バースト信号が終了する前に、前記検出部の検出する信号強度が一定時間にわたって一定以上低下した場合、入り状態の光スイッチの隣接波長に対応する切り状態の1つ以上のスイッチを入りにしてもよい。
本発明の光増幅装置では、
前記光アンプで増幅されたバースト信号を2以上のm個に電力分配する電力分配器と、
前記電力分配器で電力分配されたバースト信号を電力合成する電力合成器と、
をさらに備え、
前記分波器、前記複数の光スイッチ及び前記合波器を、前記電力分配器の電力分配したm個のバースト信号ごとに備え、
前記分波器は、前記電力分配器の電力分配したバースト信号を、波長区間ごとに、前記波長区間の波長間隔をm分割した波長ずつずれた通過波長で分波し、
前記複数の光スイッチは、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りし、
前記合波器は、前記光スイッチで入り切りされた光信号を、前記電力分配器の電力分配したバースト信号ごとに合波し、
前記電力合成器は、前記合波器で合波されたm個のバースト信号を電力合成し、
前記検出部は、前記電力合成器で電力合成されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号の有無を検出し、
前記制御部は、前記検出部が信号を検出した波長区間の前記光スイッチを入りにし、前記検出部が検出しない波長区間の前記光スイッチを切りにしてもよい。
ここで、前記電力分配器と前記分波器の間の光路に、バースト信号を増幅する光アンプをさらに備えてもよい。
本発明の光増幅装置の制御方法は、
複数の波長区間を有するバースト信号を増幅する光アンプと、
前記光アンプで増幅されたバースト信号を前記区間ごとに分波する分波器と、
前記波長区間ごとに備わり、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りする複数の光スイッチと、
前記複数の光スイッチで入り切りされた光信号を合波する合波器と、
前記合波器で合波されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号強度を検出する検出部と、
前記検出部が信号を検出した信号強度に基づいて、前記光スイッチの入り切りを制御する制御部と、
を備える光増幅装置の制御方法であって、
前記制御部は、
前記光スイッチのすべてを入り状態にした後に、1つ以上の前記光スイッチを順に切り状態にしながら信号強度を観測し、信号強度が予め定められた一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうちのすべてまたは一部を切り状態から入り状態に戻す第1の手順と、
前記第1の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうちのすべてまたは一部を切り状態から入り状態に戻す第2の手順と、
前記第2の手順で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合において、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第3の手順と、
前記第3の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態に戻す第4の手順と、
前記第1の手順から前記第4の手順の後又は前記第1の手順から前記第4の手順における光スイッチの操作と交互または同時に、前記第1の手順から前記第4の手順で行った側とは異なる側の波長から1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第5の手順と、
前記第5の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態もどす第6の手順と、
前記第6の手順で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合において、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第7の手順と、
前記第7の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態もどす第8の手順と、
を有する。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明によれば、光バースト信号毎に波長幅、中心波長の異なる帯域通過機能を適応的に実現することができ、ASEノイズの影響を大幅に低減することが可能となる。
実施形態1に係る光増幅装置の構成の一例を示す。 実施形態1における分波器及び合波器の波長特性の一例を示す。 光アンプに入力されるバースト信号の一例を示す。 光アンプで増幅後のバースト信号の一例を示す。 合波器から出力されるバースト信号の一例を示す。 実施形態6に係る光増幅装置の構成の一例を示す。 実施形態6における分波器及び合波器の波長特性の一例を示す。 実施形態8に係る光増幅装置の構成の一例を示す。 実施形態10に係る光増幅装置の構成の一例を示す。 信号強度と波長配置の一例を示す。 光スイッチの制御方法の第1例の疑似コードを示す。 光スイッチの制御方法の第1例の制御結果の一例を示す。 スイッチング時間の増大を回避するための制御方法の疑似コードを示す。 光スイッチの制御方法の第2例の疑似コードを示す。 光スイッチの制御方法の第2例の制御結果の一例を示す。 光スイッチを完全にOFFにしない場合の光スイッチの制御方法の第2例の制御結果の一例を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係る光増幅装置の構成の一例を示す。本実施形態に係る光増幅装置は、光アンプ11と、分波器12と、複数の光スイッチ13と、合波器14と、検出部として機能するPD15と、制御部として機能する制御器16と、を備える。
光増幅装置は、コンピュータを、制御器16として機能させることで実現してもよい。この場合、光増幅装置内のCPU(Central Processing Unit)が、記憶部(不図示)に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで、各構成を実現する。
光アンプ11は、入力光バースト信号を増幅する。分波器12は、光アンプ11で増幅された光信号を2以上のn個の波長区間で分波する。光スイッチ13は、分波後の光信号を波長区間ごとに入り切りする。合波器14は、分波した波長で光信号を合波する。分波器12及び合波器14は、例えば、図2のよう特性を持ち、AWG(Arrayed waveguide grating)などを用いることができる。
まず、複数台接続されたGE−ONU及び10G−ONUからのバースト信号が該光増幅器へ入力される場合を考える。GE−ONUは1310nm±50nmの波長範囲においてくし形の上り発振スペクトルを、10G−ONU送信段は1270nm±10nmの波長範囲において急峻な上り発振スペクトルを有することとし、同一のONU種別でも個体間で中心波長が仕様の範囲内でばらつくこととする。
入力されたバースト信号(図3)は、光アンプ11で増幅される(図4)。この光アンプ11は、光バースト信号が増幅可能なように、その入力信号や出力信号を用いてその増幅度をフィードフォワード制御やフィードバック制御を用いて適切に制御してもよい。
光アンプ11で増幅され、ASE成分を含む光バースト信号は、波長スペクトルの波長区間ごと(λ〜λ,λ〜λ,…,λn−1〜λ)に分波器12を用いて分波される。なお、すべてのkに対して、λ−λk−1は一定でなくてもよい。kはn以下の自然数である。
分波器12で分波された信号はそれぞれ光スイッチ13を通過し、波長区間ごと(λ〜λ,λ〜λ,…,λn−1〜λ)に合波器14を用いて合波される。なお、ASE成分のみの波長区間に対応する光スイッチを切り状態にし、信号成分のある波長区間を入り状態にする(図5)。
各光スイッチは、数ナノ〜数十ナノ秒以下の応答速度が求められることから電気光学効果を用いる方式を採用することが望ましい。また、光スイッチとしてVOA(Variable Optical Attenuator)やSOA(Semiconductor Optical Amplifier)や変調器を用いてもよい。このような入り状態と切り状態の中間的な出力状態が設定できるデバイスでは、光スイッチの一時的な操作状態においては、完全に切り状態にせずに、一定程度出力を弱める操作を行なったあとで、状態確定時において完全に切り状態にしても構わない。
この光スイッチ制御のために、本光増幅装置は、波長合波後に信号強度を検出する検出部と、検出部で検出された信号強度に基づき光スイッチを制御する制御部と、を備えてもよい。具体的には合波器14の後段で数分の1から数十分の1程度の一部の光を分岐出力し、それを検出部であるPD15で電気信号に変換し、制御器16に入力する。制御器16から各光スイッチの入り/切りを制御する。
この制御器16は、光バースト信号毎に全光スイッチまたは指定の光スイッチを入りにし、バースト開始時にバースト光の波長のみを通過する光スイッチのみ入りにしてもよい。
異なるバースト信号では、多くの場合ONUが異なるため、信号の波長が異なる。そのため、バースト信号が途絶えると、一旦、すべての光スイッチを入り状態にして、全波長通過状態にする。その上で、PD15でバースト信号に含まれる各波長区間の信号強度をモニタし、バースト信号の波長が通過する光スイッチのみ入り状態になるよう、その他の光スイッチを切り状態に遷移させる。
なお、このときONUからの発信される波長が本光増幅装置の対応する波長λ〜λよりも狭いことが既知である場合、バースト信号毎に全光スイッチを入り状態にする必要はなく、より狭い範囲の波長の光スイッチのみを入り状態にしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る光増幅装置は、バースト信号毎に波長幅、中心波長の異なるBPF機能を適応的に実現することで、ASEノイズの影響を大幅に低減できる。これにより、本実施形態に係る光増幅装置は、10G−ONUとGE−ONUをデュアルレートで増幅し、光伝送距離を伸ばすことが可能な光増幅装置を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態では、バースト信号の受信開始時における制御器16の制御アルゴリズムの一形態を説明する。制御器16は、第1の手順である手順1と、第2の手順である手順2と、第3の手順である手順3と、第4の手順である手順4と、手順5と、第5の手順である手順6と、第6の手順である手順7と、第7の手順である手順8と、第8の手順である手順9と、手順10と、を備えることを特徴としてもよい。手順6は、手順1〜5の完了後または、手順1〜4における光スイッチの操作と交互または同時に行う。
手順1では、制御器16が、バースト信号の開始時に入り状態の光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする。
手順1の操作途中で観測されたバースト信号の強度が一定以上低下した場合に手順2を行う。手順2では、制御器16が、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態にもどす。
手順2で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合、手順3を行う。手順3において、制御器16が、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする。
手順3の操作途中で観測されたバースト信号の強度が一定以上低下した場合に、手順4を行う。手順4では、制御器16が、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態にもどす。
手順5では、手順3及び手順4を必要に応じ繰り返す。
手順6では、制御器16が、バースト信号の開始時に入り状態の光スイッチのうち最もその対応する波長の短いもの、または、最もその対応する波長の長いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする。
手順6の操作途中で観測されたバースト信号の強度が一定以上低下した場合に、手順7を行う。手順7では、制御器16が、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態にもどす。
手順7で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合に手順8を行う。手順8では、制御器16が、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする。
手順8の操作途中で検出されたバースト信号の強度が一定以上低下した場合に手順9を行う。手順9では、制御器16が、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態にもどす。
手順10では、手順8及び手順9を必要に応じ繰り返す。
波長がλ〜λ16に、またそれぞれの波長区間に対応する光スイッチとして光スイッチ13〜1316を具備し、バースト信号の波長がλ〜λ11にわたって分布する場合の光スイッチの制御方法について、より具体的に図10を用いて説明する。λ〜λ11に対応する光スイッチは13〜1311であり、バースト信号を抜き出すには、光スイッチ13〜1311を入り状態に、その他の光スイッチを切り状態に制御することが目標となる。
制御方法の1例の疑似コードを図11に示す。本方法は、バースト開始時に一旦すべての光スイッチを入り状態にした後、短波長側もしくは、長波長側から1つずつ光スイッチを切り状態にして信号強度が一定値以下になった場合に、その光スイッチの対応する波長区間にバースト信号が含まれているものとして入り状態に戻す。
なお、図11に示した疑似コードでは、短波長側から走査しているが、長波長側から走査しても構わない。また、本疑似コードでは、短波長側に続き長波長側と片側ずつ走査をしているが、両側から同時に走査しても構わない。両側から走査を行う場合は、バースト信号の強度の低下判定時に、どちら波長側か分からないため、戻し操作を片側ずつ行い。その後、バースト信号光の波長を含まない側の波長の光スイッチは片側と同様に走査を続ける。
このようにして図10の波長を走査し、光スイッチを制御した結果を図12に示す。0回目は、バースト信号の検知時の光スイッチ状態である。1回目では短波長側の光スイッチ13をOFF(切り状態)にし、順次9回目までに光スイッチ13までOFFにする。この時点で、バースト信号光を含む光スイッチ13をOFFにしたことで強度が低下するため、10回目では光スイッチ13をON(入り状態)に戻し短波長側からの走査を終了する。11回目では、長波長側からの走査を短波長側と同様に行い17回目に光スイッチ1311をONに戻して走査を完了する。
なお、VOAやSOAや変調器を光スイッチとして用いた場合は、各操作の途中では、光スイッチを完全にOFFにはせず、PD15で強度の変化を検出できる程度に中間的な状態とすることもできる(図13)。例えば、9回目の光スイッチ操作ではバースト信号を含む波長に対応する光スイッチ13をOFFにする。これにより、バースト信号の疎通が阻害される可能性がある。そこで、9回目の操作の段階では、バースト信号の疎通が阻害されず、また同時にPD15での強度変化を検出できる程度の通過損失を光スイッチ13に設定することができる(MID状態)。
したがって、例えば1回目の光スイッチ13のOFFでも中間程度の通過損失(MID)であり、2回目の操作において、光スイッチ13は通過損失が最大状態のいわゆるOFF状態に以降し、光スイッチ13は1回目の光スイッチ13と同様に中間状態(MID)に設定される。以降n+1回目の操作時に新たに操作する光スイッチは中間状態に、n回目の光スイッチの状態を確定しOFFへと移行させることもできる。
上記の手法では、すべての光スイッチの操作を完了する時間のO(n)のオーダが必要となる。バースト信号は可能な限り、早く出力を安定させる必要があり、スイッチング時間は可能な限り短縮しなければならない。
このスイッチング時間の増大を回避するための制御方法の疑似コードを図13に示す。この方法が図11に示した方法と異なるのは、切り状態にする、または入り状態にするスイッチ数である。初期ではできるだけ多くの光スイッチを同時に操作し、徐々に光スイッチを操作する数を減らしていく。初期状態では、スイッチ数の半分を操作し、その後、その数を入り状態または切り状態への操作毎に半分に減らす。
このような制御を行うことでスイッチング時間をO(Log n)オーダに減ずることができる。これにより、多数の光スイッチを用いても現実的なスイッチング時間を実現できる。なお、図14に示した疑似コードでは、短波長側から走査しているが、長波長側から走査しても構わない。
図15に、図14の制御を行った結果を示す。0回目は、バースト信号の検知時のスイッチ状態である。1回目では短波長側の光スイッチ13〜光スイッチ13の8個の光スイッチをまとめてOFF(切り状態)にする。2回目では1回目の半分の4個の光スイッチ〜光スイッチ1312をOFFにする。3回目では、光スイッチ13〜光スイッチ1311に対応する波長にはバースト信号が含まれているため、2個の光スイッチ1311及び1312をONにする。この状態でもバースト信号の波長をOFF状態にしたままであるため、4回目では光スイッチ1310を、続いて5回目では光スイッチ13をONに戻し、短波長側の走査が完了する。続いて、6回目に長波長側の半分である4個の光スイッチ1313〜1316をOFFにし、続いて7回目では2個の光スイッチ1311、1312をOFFにする。光スイッチ1311の対応する波長にはバースト信号が含まれているため、8回目では光スイッチ1311をONに戻し走査を完了する。
なお、VOAやSOAや変調器を光スイッチとして用いた場合は、各操作の途中では、光スイッチを完全にOFFにはせず、PD15で強度の変化を検出できる程度に中間的な状態とすることもできる(図16)。
例えば1回目の光スイッチ13〜13の操作では中間程度の通過損失(MID)状態にし、2回目の操作でOFFに移行する。2回目の操作では光スイッチ13〜1312がMIDとなり、状態が確定するまでの3回目、4回目も13と1310のMIDは維持される。同様に6回目では、光スイッチ1313〜1316がMIDになり、7回目の操作で光スイッチ1313〜1316はOFFで、光スイッチ1311と光スイッチ1312がMIDとなり、8回目の操作で光スイッチ1311はONに戻り光スイッチ1312はMIDのままであり、9回目にOFFへ移行させることもできる。
(実施形態3)
また、制御器16は、バースト信号の途中であって、検出されたバースト信号の強度が一定時間にわたって一定以上低下した場合に、またはバースト信号の強度が特定のパターンを示した場合に、全光スイッチまたは指定の光スイッチを入りにしてもよい。特定のパターンは、例えばEOB(End of Block)のパターンである。
応答速度の遅いPD15または制御器16の場合は、バースト信号がなくなれば信号強度が一定以下に低下することから、その低下をもってバーストの終了と見なすことができる。一方で、応答速度が速いPD15または制御器16であれば、PON信号のEOBを読みとり、このEOBのパターンを発見した場合にバーストの終了と見なすこともできる。
(実施形態4)
光アンプ11は、バーストの終了または開始を検知可能なバースト対応増幅器であってもよい。この場合、制御器16は、光アンプ11からのバースト終了または開始信号を得る手順と、どちらかの情報を基に、全光スイッチ13または指定の光スイッチ13を入りにする手順と、を備える。つまり、制御器16は、PD15の信号のみに依存して、バーストの終了を検知しなくてもよく、光アンプ11におけるバースト検知の信号をそのまま活用することもできる。
(実施形態5)
また、制御器16は、PD15で検出されたバースト信号の強度が一定時上間にわたって一定以低下した場合、バースト信号の途中であっても、入り状態の光スイッチの隣接波長に対応する切り状態の1つ以上の光スイッチを順に入り状態にする手順を備えてもよい。
バースト信号の途中に緩やかに波長が変化する場合については、バースト信号の開始時点の光スイッチの入り/切り状態の確定動作だけでは、そのバースト中に光スイッチの対応する波長区間からバースト信号の波長が外れて信号が読み取れなくなる。そこで、波長が外れかかり、信号が弱くなった場合には、入り状態の隣の波長であり切り状態の波長に対応する光スイッチを入り状態にしてもよい。
なお、入り状態の波長区間の長波長側か、短波長側かを判別するために、長波長側か、短波長側別々に光スイッチを入り状態にして、波長のこの時にバースト信号の強度に一定以上変化がないときは切り状態に戻し操作を行い、反対側の波長の光スイッチを入り状態にしてもよい。
(実施形態6)
本実施形態の光増幅装置について、図6を用いて説明する。本実施形態に係る光増幅装置は、実施形態1の構成に加えて、光アンプ11と分波器12を通過する信号を2以上のm個に電力分配可能な電力分配器21と、合波器からの信号を2以上のm個に電力合成可能な電力合成器22と、を備える。ここで、電力分配器のm個の出力にそれぞれに、それぞれの通過波長がΔλ/mずれ、2以上のn区間、Δλの間隔の波長で分波可能である分波器が接続され、前記分波器に対応する波長で合波可能なm個の合波器から合成器に接続されてもよい。本実施形態では、理解の容易のため、mが2である場合について説明する。
本実施形態に係る光増幅装置は、光アンプ11と、電力分配器として機能する光スプリッタ21と、分波器12及び12と、複数の光スイッチ130,1〜130,nと、合波器14,14と、出力検出部として機能するPD23,PD23と、電力合成器として機能する光カプラ22と、制御部として機能する制御器24と、を備える。
ここで、図6における分波器12/合波器14と分波器12/合波器14の波長の透過率をそれぞれ図7に示す。分波器12/合波器14では一般に透過波長の足し合わせが均一になっていない場合がある。例えば、分波器12/合波器14では、波長λ0,1、λ0,2・・・λ0,n−1近傍では、どの分岐においても透過波長になっていない阻止波長になっている場合である。これら分波器/合成器の阻止波長でONUのレーザが発振していた場合、実施形態1で示す光増幅装置は十分な強度の光バースト信号が得られない。
そこで、光アンプ11で増幅した後に一旦電力分配器(光スプリッタ)でバースト信号光を分配する。図6はm=2の2分配した場合である。分配した光はそれぞれ、分波器12と分波器12に入力される。ここで2分配の場合は図7で示すように分波器12/合波器12と分波器12/合波器14はΔλ/2ずつずらすことになる。なお、λ0,k−λ0,k−1=λ1,l−λ1,l−1=Δλであるとする。ここでk,lはn以下の自然数である。なお、本構成ではλ=λ0,0、λ=λ1,nを想定している。また合波も同様の波長で行われる。
なお、波長は短いものから、λ0,0、λ1,0、λ0,1、λ1,1、λ0,2、λ1,2、・・・λ0,n、λ1,n、のように並ぶ。このように接続することで、阻止波長をなくすことができる。その結果、光スイッチが全て入り状態であれば、本実施形態に係る光増幅装置は出力として平坦な波長特性を得ることができる。
(実施形態7)
光増幅装置の制御器23は、PD23で検出された強度と、PD23で検出された強度とを各光スイッチ130,x(xは1からn)と各光スイッチ131,x(xは1からn)とそれぞれ前述の実施形態に記載の制御方法を適用してもよい。つまり、光スイッチ130,x(xは1からn)群と、各光スイッチ131,x(xは1からn)群をそれぞれ独立に前述の実施形態に記載の方法を適用することができる。
ただし、バースト信号光の波長がλ0,y(yは1からn−1)のいずれかの波長の場合、光スイッチ130,x(xは1からn)群では、全ての光スイッチを入りにしても、バースト信号光を検知できず、前述の実施形態に記載の方法を単純に適用できない場合がある。この場合は、初期状態においてPD23で検出された強度が一定値以下であれば、この光スイッチ130,x(xは1からn)群には通過波長がないものと判定し、全ての光スイッチ130,x(xは1からn)を切り状態にしてもよい。
バースト信号光の波長がλ1,y(yは1からn−1)のいずれかの波長の場合は、同様に光スイッチ131,x(xは1からn)群を制御する。
(実施形態8)
本実施形態の光増幅装置について、図8を用いて説明する。本実施形態に係る光増幅装置は、合波器14,14における電力合成後に信号強度を検出することで総出力検出部として機能するPD23と、PD23で検出された強度と各分波器からの出力の検出部で検出された強度に基づき光スイッチを制御する制御器24と、を備え、実施形態6に記載の波長合波後に信号強度を検出するm個のPD23を備えなくともよい。
具体的には、光カプラ22の後段で数分の1から数十分の1程度の一部の光を分岐出力し、それを総出力検出部であるPD23で電気信号に変換し、制御器24に入力する。制御器24から各光スイッチ13の入り/切りを制御する。ただし、合波器14の後段と合波器14の後段に個別にPD15を持つ必要は無い。
(実施形態9)
光増幅装置の制御器23は、全ての光スイッチの対応する波長に対して一括して、前述の実施形態に記載の制御方法を適用してもよい。つまり光スイッチ130,0、光スイッチ131,0、光スイッチ130,1、光スイッチ131,1、・・・光スイッチ130,n、光スイッチ131,n、を、実施形態1における一連の光スイッチとして制御を行う。これは実施形態8の構成のPD23を用いることで、実施形態1から5記載と同様の制御方法を制御器24に適用することができるということである。
(実施形態10)
本実施形態に係る光増幅装置について、図9を用いて説明する。
本実施形態に係る光増幅装置は、実施形態6の光増幅装置において、電力分配器と分波器を通過する信号を増幅する光アンプ25及び25をさらに備える。光アンプ25は、光スプリッタ21と分波器12を通過する信号を増幅する。光アンプ25は、光スプリッタ21と分波器12を通過する信号を増幅する。
光アンプ11がバースト信号に対応した光アンプであるが、光スプリッタ21で分配数を増やすほどその出力段出力は低下し、光アンプ11の増幅による効果を低減させる。図9に示す2分岐の場合、光スプリッタ21と光カプラ22により、1/(2×2)=1/4(約−6dB)のペナルティが発生する。つまりm分配の場合は、1/(2m)のペナルティとなりペナルティは無視できなくなる。
そこで、光アンプ25と光アンプ25を追加することで、そのペナルティを補うことができる。この時バースト信号用の増幅器である光アンプ11以外の光アンプ25と光アンプ25は、バースト非対応で構わない。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11、25:光アンプ
12:分波器
13:光スイッチ
14:合波器
15、23:PD
16、24:制御器
21:光スプリッタ
22:光カプラ

Claims (7)

  1. 複数の波長区間を有するバースト信号を増幅する光アンプと、
    前記光アンプで増幅されたバースト信号を前記区間ごとに分波する分波器と、
    前記波長区間ごとに備わり、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りする複数の光スイッチと、
    前記複数の光スイッチで入り切りされた光信号を合波する合波器と、
    前記合波器で合波されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号強度を検出する検出部と、
    前記検出部が信号を検出した波長区間の前記光スイッチを入りにし、前記検出部が検出しない波長区間の前記光スイッチを切りにする制御部と、
    を備える光増幅装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部の検出する信号強度が一定時間にわたって一定以上低下するか、或いは前記検出部の検出する信号強度が特定のパターンを示したことをもって、前記バースト信号が終了したことを判定し、前記光スイッチの少なくとも一部を入りにする、
    請求項1に記載の光増幅装置。
  3. 前記光アンプは、バースト信号の開始又は終了を検出し、
    前記制御部は、前記光アンプの検出するバースト信号の開始又は終了のときに前記光スイッチの少なくとも一部を入りにする、
    請求項1又は2に記載の光増幅装置。
  4. 前記制御部は、前記バースト信号が終了する前に、前記検出部の検出する信号強度が一定時間にわたって一定以上低下した場合、入り状態の光スイッチの隣接波長に対応する切り状態の1つ以上のスイッチを入りにする、
    請求項1から3のいずれかに記載の光増幅装置。
  5. 前記光アンプで増幅されたバースト信号を2以上のm個に電力分配する電力分配器と、
    前記電力分配器で電力分配されたバースト信号を電力合成する電力合成器と、
    をさらに備え、
    前記分波器、前記複数の光スイッチ及び前記合波器を、前記電力分配器の電力分配したm個のバースト信号ごとに備え、
    前記分波器は、前記電力分配器の電力分配したバースト信号を、波長区間ごとに、前記波長区間の波長間隔をm分割した波長ずつずれた通過波長で分波し、
    前記複数の光スイッチは、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りし、
    前記合波器は、前記光スイッチで入り切りされた光信号を、前記電力分配器の電力分配したバースト信号ごとに合波し、
    前記電力合成器は、前記合波器で合波されたm個のバースト信号を電力合成し、
    前記検出部は、前記電力合成器で電力合成されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号の有無を検出し、
    前記制御部は、前記検出部が信号を検出した波長区間の前記光スイッチを入りにし、前記検出部が検出しない波長区間の前記光スイッチを切りにする、
    請求項1から4のいずれかに記載の光増幅装置。
  6. 前記電力分配器と前記分波器の間の光路に、バースト信号を増幅する光アンプをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の光増幅装置。
  7. 複数の波長区間を有するバースト信号を増幅する光アンプと、
    前記光アンプで増幅されたバースト信号を前記区間ごとに分波する分波器と、
    前記波長区間ごとに備わり、前記分波器で分波されたバースト信号を波長区間ごとに入り切りする複数の光スイッチと、
    前記複数の光スイッチで入り切りされた光信号を合波する合波器と、
    前記合波器で合波されたバースト信号に含まれる各波長区間の信号強度を検出する検出部と、
    前記検出部が信号を検出した信号強度に基づいて、前記光スイッチの入り切りを制御する制御部と、
    を備える光増幅装置の制御方法であって、
    前記制御部は、
    前記光スイッチのすべてを入り状態にした後に、1つ以上の前記光スイッチを順に切り状態にしながら信号強度を観測し、信号強度が予め定められた一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうちのすべてまたは一部を切り状態から入り状態に戻す第1の手順と、
    前記第1の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうちのすべてまたは一部を切り状態から入り状態に戻す第2の手順と、
    前記第2の手順で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合において、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第3の手順と、
    前記第3の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態に戻す第4の手順と、
    前記第1の手順から前記第4の手順の後又は前記第1の手順から前記第4の手順における光スイッチの操作と交互または同時に、前記第1の手順から前記第4の手順で行った側とは異なる側の波長から1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第5の手順と、
    前記第5の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態もどす第6の手順と、
    前記第6の手順で2つ以上の光スイッチの操作を同時に行った場合において、直前に同時に操作を行った光スイッチのうち最もその対応する波長の長いもの、または、最もその対応する波長の短いものから1つずつまたは2つ以上同時に順に光スイッチを切り状態にする第7の手順と、
    前記第7の手順で観測された信号強度が一定以上低下した場合に、直前に切り状態に遷移させる操作を行った光スイッチのうち1つずつまたは2つ以上を切り状態から入り状態もどす第8の手順と、
    を有することを特徴とする光増幅装置の制御方法。
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