JP6223759B2 - 被覆ローラ具 - Google Patents

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本発明は、保持具に回転自在に取り付けた円筒状の芯ローラの外周面に、その芯ローラ外周面を被覆する被覆材を密着状態で取り付けてある被覆ローラ具に関する。
この種の被覆ローラ具には、洗浄用、清掃用、塗装用、シミ落とし用、マッサージ用など種々の用途のものがあり、また、芯ローラの外周面を被覆する被覆材も、その用途に応じて、表面を起毛繊維で形成したブラシ状の被覆材や、表面に凸部を形成した被覆材、あるいは、表面を粘着面にした被覆材など種々のものがあるが、いずれのものにしても、従来、この種の被覆ローラ具において芯ローラの外周面に対して被覆材を密着状態に取り付けるには、次の如き取り付け方式が採られていた。
被覆材を内周径が芯ローラの外周径とほぼ同径の円筒状体や袋状体に加工しておき、これら円筒状や袋状の加工被覆材に対して円筒状の芯ローラを圧入することで、被覆材を芯ローラの外周面に対して密着状態に取り付ける方式。
又は、接着剤や面ファスナーなどの貼付け手段を施した芯ローラの外周面に対してシート状の被覆材を巻き付けることで、被覆材を貼付けにより芯ローラの外周面に対して密着状態に取り付ける方式。
あるいはまた、芯ローラに巻き付けたシート状被覆材の巻き付け端部どうしをファスナーなどの専用締結具により引き寄せ状態で連結したり、芯ローラに巻き付けたシート状被覆材を専用固定具により巻き付け状態で芯ローラに対して固定したりすることで、被覆材を芯ローラの外周面に対して密着状態に取り付ける方式。
しかし、円筒状や袋状に加工した被覆材に対して円筒状の芯ローラを圧入する取り付け方式では、その圧入操作が難しくて被覆材の取り付けに手間と時間を要する問題があった。
一方、芯ローラの外周面に貼付け手段を施しておく取り付け方式、シート状被覆材の巻き付け端部どうしをファスナーなどの専用締結具により連結する取り付け方式、あるいは、シート状被覆材を専用固定具により芯ローラに対して巻き付け状態で固定する取り付け方式では、被覆材の取り付けを比較的容易に行えるものの、貼付け手段、専用締結具、専用固定具といった専用の付帯手段を要することで製作費用が嵩む問題があった。
このような実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な取り付け構成を採ることで上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
本発明の第1特徴構成は被覆ローラ具に係り、その特徴は、
保持具に回転自在に取り付けた円筒状の芯ローラの外周面に、その芯ローラ外周面を被覆する被覆材を密着状態で取り付けてある被覆ローラ具であって、
前記芯ローラを、それの周方向における連続を断つ1つの割断部を形成してある拡縮変形可能な弾性材製の芯ローラから構成し、
前記被覆材を前記芯ローラの外周面に配置して、その被覆材のうち芯ローラ外周面に対する密着状態での被覆において余剰となる余剰部を、前記芯ローラの弾性復元力に抗した前記割断部の芯ローラ周方向への拡開を伴い前記割断部を通じ前記芯ローラの内側空間に引き入れた状態で、前記芯ローラの弾性復元力により前記芯ローラの前記割断部において生じる割断端縁どうしによる前記被覆材の挟圧をもって前記余剰部を抜け止めしてある点にある。
つまり、上記構成によれば、被覆材を芯ローラの外周面に配置した状態において、その被覆材のうち芯ローラ外周面に対する密着状態での被覆において余剰となる余剰部を、上記割断部の拡開を伴い、その割断部を通して芯ローラの内側空間に引き入れることにより、芯ローラの外周面に対して被覆材を緊密に密着させることができ、また、被覆材の余剰部を芯ローラの内側空間に格納した状態にして被覆ローラ具の使用にあたり被覆材の余剰部が支障にならないようにすることができる。
さらに、このように芯ローラの外周面に対し被覆材を緊密に密着させた状態において、余剰部の引き入れに伴う割断部の拡開で生じる芯ローラの弾性復元力をもって被覆材が割断部における割断端縁どうしにより挟圧保持されて、その挟圧保持により被覆材の余剰部が抜け止めされることで、芯ローラの外周面に対する緊密な密着を保ったままの状態で被覆材を芯ローラの外周面に固定することができる。
即ち、上記構成によれば、割断部を通じて被覆材の余剰部を芯ローラの内部空間に引き入れる操作だけで簡単かつ容易に被覆材を緊密な密着状態にして芯ローラ外周面に取り付けることができ、これにより、被覆材の取り付けに要する手間や時間を効果的に低減することができる。
また、上記構成によれば、芯ローラに1つの割断部を設けるだけで、この被覆材の取り付けにおいて前記した貼付け手段、専用締結具、専用固定具などの専用付帯手段を要しないことから、製作費用も安価にすることができ、さらに、被覆材を芯ローラ外周面に対し緊密な密着状態にして固定できることで、被覆ローラ具の使用において被覆材のたるみに原因する被覆材の芯ローラに対する相対的な摺動も効果的に防止することができて被覆ローラ具の使用性も高めることができる。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記芯ローラの前記割断部における前記割断端縁を鋸刃状に形成してある点にある。
つまり、上記構成によれば、芯ローラの弾性復元力により生じる割断部での割断端縁どうしによる被覆材の挟圧において、鋸刃状の割断端縁における各刃部が被覆材における被挟圧部に対して噛み付く状態にすることができ、これにより、被覆材の余剰部を割断部において一層確実に抜け止めすることができる。
また、このように余剰部の抜け止めを確実にすることができる分、芯ローラの材質面や構造面で弾性復元力が小さな芯ローラで済ませるようにして、割断部の拡開を伴う芯ローラ内側空間への被覆材余剰部の引き入れ操作を容易にすることができ、これにより、芯ローラ外周面への被覆材の取り付けを一層容易にすることもできる。
本発明の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記被覆材は、前記割断部における前記割断端縁どうしの挟圧により被挟圧部が括れ状に弾性圧縮変形する弾性体にしてある点にある。
つまり、上記構成によれば、芯ローラの弾性復元力により生じる割断部での割断端縁どうしによる被覆材の挟圧において、被覆材における被挟圧部が括れ状に弾性変形することで、割断部における割断端縁が被覆材の被挟圧部に対して食い込んだ状態にすることができ、これにより、被覆材の余剰部を割断部において一層確実に抜け止めすることができる。
また、このように余剰部の抜け止めを確実にすることができる分、芯ローラの材質面や構造面で弾性復元力が小さな芯ローラで済ませるようにして、割断部の拡開を伴う芯ローラ内側空間への被覆材余剰部の引き入れ操作を容易にすることができ、これにより、芯ローラ外周面への被覆材の取り付けを一層容易にすることもできる。
本発明の第4特徴構成は、第3特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記被覆材は、前記芯ローラへの被覆状態において最も外側に位置させる接触機能層と、その接触機能層よりも内側に位置させるスポンジ製のクッション層とを備える積層構造の弾性体にしてある点にある。
つまり、上記構成によれば、積層構造の被覆材において最も外側に位置させる接触機能層を例えばシミ落とし用の起毛繊維層などの目的に応じたものにしながらも、その接触機能層の性状にかかわらず、接触機能層よりも内側に位置させるスポンジ製のクッション層が持つ高い圧縮性により、割断部における割断端縁を被覆材の被挟圧部に対して効果的に食い込ませることができ、これにより、上述の第3特徴構成による作用効果を一層効果的に得ることができる。
本発明の第5特徴構成は、第1〜第4特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
シート状の前記被覆材を前記芯ローラの外周面に対し巻きつけた状態で、そのシート状被覆材の両端部を前記余剰部として前記割断部を通じ前記芯ローラの内側空間に引き入れてある点にある。
つまり、上記構成によれば、被覆材が単なるシート状のもので済むことで、被覆材を円筒状や袋状に加工するのに比べ製作費用を安価にすることができる。
本発明の第6特徴構成は、第1〜第5特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記保持具に対して回転自在に連結するキャップ部材を、それに形成した嵌入部を前記芯ローラの端部開口に嵌入した状態で前記芯ローラの端部に取り付けてある点にある。
つまり、上記構成によれば、芯ローラの端部開口に嵌入したキャップ部材の嵌入部により芯ローラをその内方側から支持して保形することができ、これにより、被覆ローラ具の使用において芯ローラが歪に変形することを効果的に防止することができる。
本発明の第7特徴構成は、第6特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記キャップ部材における前記嵌入部には、前記割断部を通じて前記芯ローラの内側空間に引き入れてある前記被覆材の前記余剰部を前記芯ローラの端部開口に対する前記嵌入部の嵌入操作において受け入れる切欠き部を形成してある点にある。
つまり、上記構成によれば、キャップ部材の嵌入部に形成した切欠き部による被覆材余剰部の受け入れ長さだけキャップ部材の嵌入部を芯ローラの軸芯方向へ深く嵌入することができ、その分、その芯ローラの内側に位置させる嵌入部の長さ寸法を大きくして芯ローラに対する嵌入部の支持範囲を大きくすることができ、これにより、被覆ローラ具の使用において芯ローラが歪に変形することを一層効果的に防止することができる。
本発明の第8特徴構成は、第7特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記キャップ部材の前記嵌入部における前記切欠き部は、前記芯ローラの端部開口に対する前記嵌入部の嵌入操作に伴い、前記切欠き部の両側縁が前記被覆材の前記余剰部を芯ローラ周方向において挟圧する状態で前記被覆材の前記余剰部を受け入れる構成にしてある点にある。
つまり、上記構成によれば、キャップ部材における嵌入部の切欠き部が芯ローラの内側空間に引き入れられた被覆材の余剰部を芯ローラ周方向に挟圧することで、その余剰部の抜け止めを一層強固にすることができる。
本発明の第9特徴構成は、第1〜第8特徴構成の好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記芯ローラの外周面には、前記芯ローラの外周面に取り付けた前記被覆材に対してずれ止め作用する凸部を形成してある点にある。
つまり、上記構成によれば、上記凸部のずれ止め作用により、被覆ローラ具の使用において被覆材の弾性変形により被覆材が芯ローラに対し部分的に相対移動することを効果的に防止することができ、これにより、被覆ローラ具の使用性を高めることができる。
被覆ローラ具の使用状態図 被覆ローラ具の分解斜視図 芯ローラへの被覆材及びキャップ部材の取り付け方を示す説明図 芯ローラへの被覆材及びキャップ部材の取り付け状態を示す側面断面図 キャップ部材と保持具との連結状態を示す拡大断面図 別実施形態における被覆ローラ具の芯ローラを示す平面図
図1は、衣服などのシミ落としに用いる被覆ローラ具1を示し、被覆ローラ具1は、図2に示すように、接触機能層としてシミ落とし用の起毛繊維層2aを設けた矩形シート状の被覆材2、被覆材2を取り付ける円筒状の芯ローラ3、芯ローラ3に取り付けるキャップ部材4、キャップ部材4を介して芯ローラ3を回転自在に支承する保持具5、キャップ部材4と保持具5との連結に用いる連結軸棒6、連結軸棒6を隠蔽する軸蓋7から構成される。
被覆材2は、芯ローラ3への被覆状態において最も外側に位置させるシミ落とし用の起毛繊維層2aとスポンジ製のクッション層2bとの積層構造からなり、起毛繊維層2aとクッション層2bとは接着剤や熱融着などにより貼り合わせる。
また、矩形シート状の被覆材2は、幅寸法が芯ローラ3の中心軸芯方向における長さとほぼ等しく、芯ローラ3に対する巻き付け方向の長さが芯ローラ3の周長より長いものにしてあり、これにより、被覆材2には芯ローラ3の外周面3bに対する密着状態での被覆において余剰となる余剰部Rが被覆材2の両端部2cに生じるようにしてある。
硬質弾性材で形成した芯ローラ3には、図2に示すように、その周方向における連続を断つ1つの割断部3aを形成し、この割断部3aを融通とする状態での芯ローラ3の弾性的な拡縮変形を可能にしてあり、換言すれば、この割断部3aは芯ローラ3の弾性復元力に抗して芯ローラ周方向に弾性的に拡開できるものにしてある。なお、割断部3aの割断端縁3cは直線状にしてある。
被覆材2の芯ローラ3への取り付けについては、図3に示すように、被覆材2の両端部2cを前記余剰部Rとして割断部3aを通じ芯ローラ3の内部空間Iに引き入れることで、被覆材2を芯ローラ外周面3bに対する緊密な密着を保って固定する。
具体的には、クッション層2bが内側となり、且つ、被覆材両端部2cが割断部3aの外側に位置するように被覆材2を芯ローラ外周面3bに配置し、その被覆材2の両端部2cを、割断部3aの拡開を伴う状態で割断部3aを通して芯ローラ3の内部空間Iに引き入れることで、芯ローラ外周面3bに被覆材2を緊密に密着させるとともに余剰部Rとしての被覆材料端部2cを芯ローラ3の内部空間Iに格納する。
そして、この引き入れ操作を行うことで、芯ローラ外周面3bに被覆材2を緊密に密着させた状態において、被覆材両端部2cの引き入れに伴う割断部3aの拡開により生じる芯ローラ3の弾性復元力をもって割断部3aの割断端縁3cどうしにより被覆材2が挟圧保持されて、この挟圧保持により被覆材両端部2c(余剰部R)が抜け止めされ、この挟圧保持による被覆材両端部2cの抜け止めにより芯ローラ外周面3bに対し緊密な密着を保った状態で被覆材2が芯ローラ外周面3bに固定される。
このようにして被覆材2を芯ローラ3に対し取り付けるが、被覆材2を芯ローラ外周面3bに対し緊密な密着状態にして固定できることで、被覆ローラ具1の使用において被覆材2のたるみに原因する被覆材2の芯ローラ3に対する相対的な摺動を防止することができる。
また、被覆材2がスポンジ製のクッション層2bを含むことにより、図4(a)に示すように、割断端縁3cどうしによる被覆材2の挟圧保持において被覆材2の被挟圧部2eが括れ状に変形して割断端縁3cが被挟圧部2eに食い込んだ状態になるようにしてあり、これにより、割断部3aを通じて芯ローラ3の内側空間Iに引き入れた余剰部Rとしての被覆材両端部2cに対する抜け止めを確実かつ強固にする。
なお、被覆材2の両端部2cを引き入れていない自由状態での割断部3aの開口幅は、割断部3aの割断端縁3cどうしが被覆材2を挟圧保持できる程度の弾性復元力が前記引き入れ操作に伴う割断部3aの拡開により芯ローラ3に生じる幅に設定してある。
また、芯ローラ3の外周面3bには中心軸芯P方向において一端から他端まで延びる凸条3dを周方向に等間隔に配置して複数並設し、この凸条3dを芯ローラ外周面3bと緊密な密着状態にある被覆材2に対しずれ止め作用させることで、被覆ローラ具1の使用において被覆材2の弾性変形により被覆材2が芯ローラ3に対し部分的に相対移動することを防止する。
キャップ部材4は、図2、3に示すように、円盤状の蓋部4aと芯ローラ3の端部開口3eに嵌入する円筒状の嵌入部4bとからなり、キャップ部材4はその嵌入部4bを芯ローラ3の端部開口3eに対して中心軸芯P方向に嵌入することにより芯ローラ3に取り付ける。
また、キャップ部材4の芯ローラ3への取り付けに伴い、芯ローラ3の端部開口3eに嵌入した嵌入部4bが芯ローラ3を内方側から支持することで芯ローラ3が保形され、これにより、被覆ローラ具1の使用において芯ローラ3が歪に変形することが防止される。
嵌入部4bの周壁には、嵌入部4bの先端から蓋部4aの内側面まで延びる切欠き部4cを設けてあり、図3(c)に示すように、芯ローラ3の内側空間Iに引き入れられた被覆材先端部2c(余剰部R)が切欠き部4cにより受け入れられるように嵌入部4bの嵌入操作を行うことで、キャップ部材4における蓋部4aの内側面が芯ローラ3の端部にあたるまで嵌入部4bを芯ローラ3の端部開口3eに嵌入させる。
また、切欠き部4cの周方向における開口幅は、嵌入部4bの先端部4dを除いて、嵌入部4bの嵌入操作において切欠き部4cが被覆材先端部2c(余剰部R)を受け入れるに伴い切欠き部4cの両端縁が被覆材先端部2c(余剰部R)を芯ローラ3の周方向において挟圧する幅に設定し、図4(b)に示すように、被覆材先端部2c(余剰部R)を挟圧状態で切欠き部4cに受け入れさせるようにしてあり、これにより、被覆材先端部2cの抜け止めを一層確実にする。
さらに、嵌入部4bの先端部4dについては、先端側ほど嵌入部4bの外周径を小さくし、且つ、先端側ほど切欠き部4cの開口幅を大きくしてあり、これにより、芯ローラ3の端部開口3eに嵌入部4bを嵌入する嵌入操作の初期においては、嵌入部4bにおける先端部4cの外周面と芯ローラ3の内周面との間に遊びを生じさせ、且つ、切欠き部4cの両端縁と被覆材先端部2c(余剰部R)との間にも遊びを生じさせて、嵌入部4bと芯ローラ3における端部開口3eとの細かな位置調整、及び、切欠き部4cと被覆材先端部2c(余剰部R)との細かな位置調整を要することなく嵌入操作を行えるようにしてある。
そして、その後の嵌入操作においては、嵌入部4bの先端部4dにおける外周面と切欠き部4cの先端部4dにおける開口縁4eとにより嵌入部4bを適切位置まで案内させることで、芯ローラ3の端部開口3eに対する嵌入部4bの嵌入操作を容易に行えるようにしてある。
また、図5に示すように、蓋部4aの内側面中心に設けた凸部4fに対して蓋部4aの外周面から穿設した状態で、蓋部4aの外側面中心において軸方向に開口する軸穴4gを設け、キャップ部材4と保持具5との連結では、この軸穴4gに連結軸棒6を取り付ける。
保持具5は、図1に示すように、円柱状の取手部5aと、先端を二股に分岐させた取付部5bとからなる左右対称のY字状具であり、また、取手部5aの底部5cを平面状にするとともに、その平面状底部5cの面積を大きくすることで、保持具5の自立を可能にしてある。
また、図5に示すように、取付部5bの両先端には軸蓋7を収納する凹部5dを設け、この凹部5dの底面には連結軸棒6挿通用の軸孔5eを設けてある。
キャップ部材4と保持具5との連結は、芯ローラ3に被覆材2及びキャップ部材4を取り付けた後に行い、図5に示すように、連結軸棒6をキャップ部材4の軸穴4gと保持具5の軸孔5dに挿通することで、保持具5に芯ローラ3を回転自在に取り付け、その上で、軸蓋7を保持具5の凹部5dにはめ込んで保持具5の軸孔5eを蓋する。
被覆ローラ具1の細部構成は以上のようなものであり、この被覆ローラ具1では、被覆材2を芯ローラ外周面3bに取り付けるにあたり、芯ローラ3の割断部3aを通じて被覆材2の両端部2c(余剰部R)を芯ローラ3の内部空間Iに引き入れる操作だけで被覆材2を緊密な密着状態にして芯ローラ外周面3bに取り付けることができ、被覆材2の取り付けに要する手間や時間を低減することができる。
〔別実施形態〕
前述の実施形態において、シミ落とし用の起毛繊維層2aを被覆材2の接触機能層とする例を示したが、これに限らず、被覆材2の接触機能層は、洗浄用、清掃用、塗装用、マッサージ用など、どのような用途のものであってもよく、また、その用途に応じて材質や構造も、表面に凸部を形成した接触機能層、あるいは表面を粘着性にした接触機能層などどのような材質のものであってもよい。
前述の実施形態において、被覆材2は起毛繊維層2aとクッション層2bとからなる2層構造のものとしたが、これに限らず、被覆材は、実質的に接触機能層の1層だけからなる単層構造のものであってもよく、また、3層以上の積層構造のものであってもよい。
前述の実施形態において被覆材2はシート状のものにしたが、これに限らず、被覆材2は、被覆材2の芯ローラ外周面3bに対する密着状態での被覆において割断部3aを通じ芯ローラ3の内側空間に引き入れることができる余剰部Rが生じるものであれば、円筒状や袋状など、どのような構造のものであってもよい。
図6に示すように、割断部3aの割断端縁3cを鋸刃状に形成し、これにより、割断端縁3cどうしによる被覆材2の挟圧において、鋸刃状の割断端縁3cにおける各刃部3fが被覆材2の被挟圧部2eに対して噛み付く状態にして、被覆材2の余剰部Rに対する割断部3aでの抜け止めを一層確実にするようにしてもよい。
なお、割断部3aの割断端縁3cを鋸刃状に形成するのは割断端縁3cの中央部のみとしたり、割断端縁3cの端部のみとするなど、割断端縁3cの一部のみであってもよい。
前述の実施形態では、被覆材2に対してずれ止め作用する凸部として複数の凸条3dを芯ローラの外周面に並設する例を示したが、このずれ止め用凸部の具体的形状、構造は種々の変更が可能である。
その他、本発明の実施において、芯ローラ3と保持具5との連結構造や保持具5の形状構造など、細部の形状構造については、前述の実施形態で示した形状構造に限らず、種々の変更が可能である。
本発明の被覆ローラ具は、各種分野において種々の用途の被覆ローラ具に適用することができる。
5 保持具
3 芯ローラ
3b 芯ローラ外周面
2 被覆材
1 被覆ローラ具
3a 割断部
R 余剰部
I 芯ローラの内側空間
3c 割断端縁
2e 被挟圧部
2a 起毛繊維層(接触機能層)
2b クッション層
2c 被覆材の両端部
4 キャップ部材
4b 嵌入部
3e 芯ローラの端部開口
4c 切欠き部
3d 凸条(凸部)

Claims (9)

  1. 保持具に回転自在に取り付けた円筒状の芯ローラの外周面に、その芯ローラ外周面を被覆する被覆材を密着状態で取り付けてある被覆ローラ具であって、
    前記芯ローラを、それの周方向における連続を断つ1つの割断部を形成してある拡縮変形可能な弾性材製の芯ローラから構成し、
    前記被覆材を前記芯ローラの外周面に配置して、その被覆材のうち芯ローラ外周面に対する密着状態での被覆において余剰となる余剰部を、前記芯ローラの弾性復元力に抗した前記割断部の芯ローラ周方向への拡開を伴い前記割断部を通じ前記芯ローラの内側空間に引き入れた状態で、前記芯ローラの弾性復元力により前記芯ローラの前記割断部において生じる割断端縁どうしによる前記被覆材の挟圧をもって前記余剰部を抜け止めしてあり、
    前記被覆材は、前記割断部における前記割断端縁どうしの挟圧により被挟圧部が括れ状に弾性圧縮変形する弾性体にしてある被覆ローラ具。
  2. 前記芯ローラの前記割断部における前記割断端縁を鋸刃状に形成してある請求項1記載の被覆ローラ具
  3. 記被覆材は、前記芯ローラへの被覆状態において最も外側に位置させる接触機能層と、その接触機能層よりも内側に位置させるスポンジ製のクッション層とを備える積層構造の弾性体にしてある請求項記載の被覆ローラ具。
  4. シート状の前記被覆材を前記芯ローラの外周面に対し巻きつけた状態で、そのシート状被覆材の両端部を前記余剰部として前記割断部を通じ前記芯ローラの内側空間に引き入れてある請求項1〜のいずれか1項に記載の被覆ローラ具。
  5. 前記保持具に対して回転自在に連結するキャップ部材を、それに形成した嵌入部を前記芯ローラの端部開口に嵌入した状態で前記芯ローラの端部に取り付けてある請求項1〜のいずれか1項に記載の被覆ローラ具。
  6. 前記キャップ部材における前記嵌入部には、前記割断部を通じて前記芯ローラの内側空間に引き入れてある前記被覆材の前記余剰部を前記芯ローラの端部開口に対する前記嵌入部の嵌入操作において受け入れる切欠き部を形成してある請求項記載の被覆ローラ具。
  7. 前記キャップ部材の前記嵌入部における前記切欠き部は、前記芯ローラの端部開口に対する前記嵌入部の嵌入操作に伴い、前記切欠き部の両側縁が前記被覆材の前記余剰部を芯ローラ周方向において挟圧する状態で前記被覆材の前記余剰部を受け入れる構成にしてある請求項記載の被覆ローラ具。
  8. 前記芯ローラの外周面には、前記芯ローラの外周面に取り付けた前記被覆材に対してずれ止め作用する凸部を形成してある請求項1〜のいずれか1項記載の被覆ローラ具。
  9. 保持具に回転自在に取り付けた円筒状の芯ローラの外周面に、その芯ローラ外周面を被覆する被覆材を密着状態で取り付けてある被覆ローラ具であって、
    前記芯ローラを、それの周方向における連続を断つ1つの割断部を形成してある拡縮変形可能な弾性材製の芯ローラから構成し、
    前記被覆材を前記芯ローラの外周面に配置して、その被覆材のうち芯ローラ外周面に対する密着状態での被覆において余剰となる余剰部を、前記芯ローラの弾性復元力に抗した前記割断部の芯ローラ周方向への拡開を伴い前記割断部を通じ前記芯ローラの内側空間に引き入れた状態で、前記芯ローラの弾性復元力により前記芯ローラの前記割断部において生じる割断端縁どうしによる前記被覆材の挟圧をもって前記余剰部を抜け止めしてあり、
    前記保持具に対して回転自在に連結するキャップ部材を、それに形成した嵌入部を前記芯ローラの端部開口に嵌入した状態で前記芯ローラの端部に取り付けてあり、前記キャップ部材における前記嵌入部には、前記割断部を通じて前記芯ローラの内側空間に引き入れてある前記被覆材の前記余剰部を前記芯ローラの端部開口に対する前記嵌入部の嵌入操作において受け入れる切欠き部を形成してある被覆ローラ具。
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