JP6222627B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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従来の吸収性物品としては、表面シートと、多数の小吸収部を有する吸収体との間に、厚さが一定の中間シートを配することで、吸収部が位置していない部位での液残りが起きづらい吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、吸収体が肌当接面からみた平面視において分立した複数の小吸収部により構成され、吸収体と表面シートとの間には液体に接触し濡れることで伸長する伸長性シートが配設され、小吸収部間の形状にそって厚さが一定の伸長性シートが挿入されている吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
本発明は、液の透過性が低下することや液残りが発生するという問題を解決することに関する。
上記吸収体3には、溝5が配されている。この溝5は、吸収体3を厚さ方向に貫通するもので、吸収性本体4の幅方向(x方向)中央で長手方向(y方向)に配されている。すなわち、吸収性物品100の排尿領域Aに相当する位置を通るように配されている。
表面シート1は、液透過性不織布で形成されることが好ましい。液透過性不織布としては、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、立体賦形不織布と呼ばれている不織布で、その繊維がポリプロピレンの単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等で親水化処理が施された繊維が好ましく使用できる。
そのような性能を有するシートとしては、例えば親水性を有する繊維を含むか、もしくは親水性油剤等で処理した繊維を含む不織布やフィルム、または多孔質体等が挙げられる。中間シート用の繊維の例として、(1)針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維、(2)レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、(3)ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維、(4)ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維を界面活性剤により親水化処理したもの等が挙げられ、これらの1種を単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
特に、ある程度の厚さ、すなわち、ある程度の坪量を有するもので、例えばエアスルー不織布が好ましい。
例えば、厚さは、凸形状6tが溝5の内部に入り込むという観点で0.3mm以上、好ましくは0.5mm以上、さらに好ましくは0.8mm以上である。そして、不織布内部に液を残らせないという観点で2.5mm以下、好ましくは2.0mm以下、さらに好ましくは1.8mm以下である。具体的には、0.3〜2.5mm、好ましくは0.5〜2.0mm、さらに好ましくは0.8〜1.8mmである。
また坪量は、凸形状6tが溝5の内部に入り込むという観点で15g/m2以上、好ましくは18g/m2以上、さらに好ましくは20g/m2以上である。そして、不織布内部に液を残存させないという観点で40g/m2以下、好ましくは30g/m2以下、さらに好ましくは25g/m2以下である。具体的には、15〜40g/m2、好ましくは18〜30g/m2、さらに好ましくは20〜25g/m2である。
また、輪郭がはっきりとした凸形状6tでなくともよい。凸形状6tとなる凸部62が一定の密度以上であれば複数本の繊維が入り込んだ状態であってもよい。その入り込み量は、特に規定はしないが、凸部の繊維が溝5の壁部に接しており吸収体3へ液の移行がスムーズに行われるだけの量として、少なくとも複数本の繊維が0.1mm以上溝5に入り込む必要である。
一方、液透過性および液残り性という観点から、凸部62の密度は、0.005g/cm3以上、好ましくは0.008g/cm3以上、さらに好ましくは0.01g/cm3以上である。そして0.02g/cm3以下、好ましくは0.018g/cm3以下、さらに好ましくは0.015g/cm3以下である。具体的には、0.005〜0.02g/cm3、好ましくは0.008〜0.018g/cm3、さらに好ましくは0.01〜0.015g/cm3である。
そして、平面部61と凸部62の密度差は、0.001g/cm3以上、好ましくは0.002g/cm3以上、さらに好ましくは0.005g/cm3以上である。そして0.02g/cm3以下、好ましくは0.015g/cm3以下、さらに好ましくは0.01g/cm3以下である。具体的には、0.001〜0.02g/cm3、好ましくは0.002〜0.015g/cm3、さらに好ましくは0.005〜0.01g/cm3である。
上記液透過性とは、供給された液が中間シートを厚さ方向に透過する時間で規定され、透過時間は短いほうが好ましい。上記液残り性とは、中間シート6上に所定量の液体を供給した際の表面上に残る液量で規定され、残る液量が少ないほど好ましい。
図2(a)に示すように、上記吸収性物品100に液Lが供給されると、表面シート1、図示しないコアラップシートを通過し、中間シート6に到達する。そして図2(b)に示すように、中間シート6に達した液Lの一部は、中間シート6の密度が疎な凸部62を通過し、吸収体3に引き込まれる。また図2(c)に示すように、液Lの残りの部分は、密度が疎な凸部62から密度が密な平面部61に移行し、さらに吸収体3に吸収されていく。このため、中間シート6の肌当接面側Z1に液残りが生じることがないので液残り性に優れる。また、凸部62の密度が疎であるため液透過性に優れる。
一方、図2(d)に示すように、中間シート6の肌当接面側Z1に窪み6hが生じていると、その窪み6hによって表面シート1との間に空間ができる。このため、この部分に液Lが溜まり、液残りを生じる。
また、中間シート6は、吸収体3の肌当接面側Z1の面に接する平面部61と、溝5側に凸形状6tを成す凸部62とを有し、平面部61の方が凸部62よりも密度が高くなっている。さらに凸部62の厚さが、平面部61よりも厚くなっている。
その他の構成は、前述の第1実施形態の吸収性物品100aと同様である。
なお、本明細書において「分立した」とは本実施形態のような各吸収部が分断されて個々に独立した状態のものだけでなく、断面視して、溝5の底部において互いの吸収部31が連結された連続体で構成されているが機能的に独立した状態を含むものとする。
また、平面視における上記溝5の形態は、図示したような構成であっても、格子であっても、斜め格子であっても、さらにはそれらのいくつかを組み合わせた形態であってもよい。
また、中間シート6は、吸収体3の肌当接面側Z1の面に接する平面部61と、溝5側に凸形状6tを成す凸部62とを有し、平面部61の方が凸部62よりも密度が高くなっている。さらに凸部62の厚さが、平面部61よりも厚くなっている。
その他の構成は、前述の第1実施形態の吸収性物品100aと同様である。
その他の構成は、前述の第1実施形態の吸収性物品100aと同様である。
前記吸収体は肌当接面側に溝を有し、
少なくとも、前記溝上に中間シートを備え、
前記中間シートは、前記吸収体の肌当接面側の面に接する平面部と、前記溝内に入り込んでいる凸部とを有している吸収性物品。
<2>前記中間シートと前記溝の縁部が接着されている<1>に記載の吸収性物品。
<3>前記中間シートは、前記平面部の方が前記凸部よりも密度が高い<1>または<2>に記載の吸収性物品。
<4>前記中間シートは前記凸部の厚さが、前記平面部よりも厚い<3>に記載の吸収性物品。
<5>肌当接面側から見た平面視において前記溝の位置に前記凸部が一致して配されている<3>または<4>に記載の吸収性物品。
<6>前記吸収体に前記溝が複数配されている<1>〜<5>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<7>前記吸収体に前記溝がその長手方向に平行に2本以上、好ましくは3本以上配されている<6>に記載の吸収性物品。
<8>前記吸収体に前記溝が縦横に連続して配されている<1>〜<5>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<9>前記吸収体は、分立した複数の吸収部からなる<8>に記載の吸収性物品。
<10>前記中間シートは、前記吸収体を包むコアラップシートと前記吸収体との間に配されている<1>〜<9>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<11>前記吸収体は、150g/m2以上、そして、500g/m2以下の坪量の繊維集合体を含む<1>〜<10>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<12>前記中間シートは親水性を有する繊維を含む<1>〜<11>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<13>前記中間シート用の繊維として、(1)針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維、(2)レーヨン、キュプラ等の再生セルロース繊維、(3)ポリビニルアルコール繊維、ポリアクリロニトリル繊維等の親水性合成繊維、(4)ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリエチレン(PE)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維、ポリエステル繊維等の合成繊維を界面活性剤により親水化処理したもの、から選ばれる、1種を単独でまたは2種以上を混合して用いる<12>に記載の吸収性物品。
<14>前記中間シートは、親水性油剤等で処理した繊維を含む不織布やフィルム、または多孔質体である<1>〜<13>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<15>前記中間シートは、エアスルー不織布、ケミカルボンド不織布、サーマルボンド不織布、エアレイド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、ニードルパンチ不織布、ステッチボンド不織布から選ばれる不織布である<1>〜<14>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<16>前記中間シートは、エアスルー不織布である<15>に記載の吸収性物品。
<17>前記中間シートの厚さは、0.3mm以上、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは0.8mm以上である<1>〜<16>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<18>前記中間シートの厚さは、2.5mm以下、好ましくは2.0mm以下、より好ましくは1.8mm以下である<1>〜<17>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<19>前記中間シートの坪量は、15g/m2以上、好ましくは18g/m2以上、より好ましくは20g/m2以上である<1>〜<18>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<20>前記中間シートの坪量は、40g/m2以下、好ましくは30g/m2以下、より好ましくは25g/m2以下である<1>〜<19>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<21>前記中間シートの平面部の密度は、0.01g/cm3以上、好ましくは0.013g/cm3以上、より好ましくは0.015g/cm3以上である<1>〜<20>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<22>前記中間シートの平面部の密度は、0.03g/cm3以下、好ましくは0.025g/cm3以下、より好ましくは0.02g/cm3以下である<1>〜<21>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<23>前記中間シートの凸部の密度は、0.005g/cm3以上、好ましくは0.008g/cm3以上、より好ましくは0.01g/cm3以上である<1>〜<22>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<24>前記中間シートの凸部の密度は、0.02g/cm3以下、好ましくは0.018g/cm3以下、より好ましくは0.015g/cm3以下である<1>〜<23>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<25>前記中間シートの平面部と凸部の密度差は、0.001g/cm3以上、好ましくは0.002g/cm3以上、より好ましくは0.005g/cm3以上である<1>〜<24>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<26>前記中間シートの平面部と凸部の密度差は、0.02g/cm3以下、好ましくは0.015g/cm3以下、より好ましくは0.01g/cm3以下である<1>〜<25>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<27>前記溝は、前記吸収体を厚さ方向に貫通する<1>〜<26>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<28><1>〜<27>のいずれか1に記載の吸収性物品の製造方法であって、
溝が配された吸収体上に中間シートを重ね、それをコアラップシートで包み、肌当接面側のコアラップシート上に表面シートを載せた状態で、加圧ロールによって圧力をかける吸収性物品の製造方法。
吸収性物品100の吸収性本体4は、長さ190mm、幅70mmの平面視において略長円形の外観形状を有している。
表面シート1には、親水性油剤で処理された繊度2.4dtexのPET/PE芯鞘繊維を、エアスルー法により作製した坪量25g/m2の不織布を用いた。
裏面シート2には、ポリエチレン製の坪量が20g/m2の透湿シートを使用した。
吸収体3には、前記図1に示したもので、パルプと吸収性ポリマーが混合状態で配された厚さが4.0mmのものを用いた。また吸収体3には、吸収体3を貫通する溝5が、幅10mm、長さ60mmに配されている。
中間シート6は、平面部61の厚さが1.4mm、密度が0.018g/cm3、凸部62の厚さが2.3mm、密度が0.01g/cm3であり、エアスルー法により作製された親水処理が施された繊度2.4dtexのPET/PE芯鞘繊維の不織布をローラ加圧により作製したものを用いた。
中間シート6に、吸収体3および溝5上に凸部を有しない厚さ2.1mm、密度0.012g/cm3の平面部61のみで構成されたものを用いた以外、実施例1と同様の構成とした。
中間シート6に、溝5上の肌当接面側が凹状に窪み、非肌当接面側が凸状に出っ張った厚さ2.3mm、密度0.01g/cm3に構成されたものを用いた以外、実施例1と同様の構成とした。
<厚さの測定法>
測定台に直径56.4mm、質量12.5gの円形プレートを載置する。載置した状態での円形プレートの上面の位置を測定の基準点Aとする。次に円形プレートを取り除き、測定台に測定対象となる直径25mmのサンプルを置き、その上に円形プレートを再び載置する。この状態での円形プレート上面の位置をBとする。AとBとの差から0.5cN/cm3圧力下での不織布の厚みを求める。測定機器にはレーザ変位計((株)キーエンス製、CCDレーザ変位センサーLK−080)を用いた。
測定したい部位(表面材、吸収体、高坪量部、低坪量部)を10cm×10cmに切断し、その部位の質量を測定することで求めた。なお、10×10cmに切り取れない部位においては2×2cmに切断して求めた。
密度は、測定したい部位の坪量を上述の方法で測定し、前述の方法で測定した厚さで割り算して求めた。
水平に拡げたパッド(吸収性本体)上に、10cm四方の板の中央に内径45mmの円筒が付いた測定器(荷重14g/cm3)を載せ、人工尿30gを円筒の中に入れ、入れ始めてから液が表面からなくなるまでの時間をストップウォッチで計測し、液透過時間とする。荷重を14g/cm3としたのは体荷重を想定してのことである。液透過時間が17秒未満の場合は液透過性が優れているとしてAと表し、液透過時間が17秒以上の場合は液透過性が劣るとしてBと表した。液透過性が劣る場合、液残り量が悪化する上、尿がパッドから溢れて漏れる可能性がある。
人工尿の組成は、尿素1.94質量%、塩化ナトリウム0.795質量%、硫酸マグネシウム0.11質量%、塩化カルシウム0.062質量%、硫酸カリウム0.197質量%、赤色2号(染料)0.010質量%、イオン交換水96.88質量%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(0.07%)であり、表面張力を53±1mN/m(23℃)に調整したものである。
パッド(吸収性本体)を水平に置き、表面シート側の面における吸収体の中央部に、人工尿30gを、5g/秒の速度で注入した。注入後10秒後に、市販のティッシュペーパー(日本製紙クレシア製:クリネックス(登録商標))2枚を縦115mm×横45mmになるように縦、横3回折ったものを載せた。さらにその上に圧力が0.4kPaになるように重りを載せて、5秒間加圧した。ティッシュペーパーを取り出し、加圧前後のティッシュペーパーの質量を測定して、液残り量とした。
液残り量が1600mg未満の場合、液残り量が少ないとしてAと表し、液残り量が1600mg以上2000mg未満の場合、液残り量が多いとしてBと表し、液残り量が2000mg以上の場合、液残り量が非常に多いとしてCと表した。液残り量が多い場合には、手で触ったときの感覚からして不快感を強く感じると予想される。
吸収性物品の溝部を含む領域の厚さ方向の断面を、光学顕微鏡により200〜500倍にて観測する。
実施例1は、液残り量が1590gであった。一方、比較例1は液残り量が1920mg多く、比較例2は2929mgと非常に多かった。
実施例1は、比較例1に比べ中間シート6が吸収体3の溝5に対応する位置に平面部61よりも密度が低い凸部62を配していることから、凸部62における液透過性が優れたものとなり、中間シート6の肌当接面側に供給された液を溝5内から吸収体3に素早く透過させることができる。さらに、平面部61が凸部62より密度が高いことから、凸部62から平面部61に液の移行が素早くでき、さらに平面部61から吸収体3への液の移行が円滑にできる。
よって、吸収性物品100は、液残り量が少なく液の移行が素早くできるので、肌荒れのしやすいようなところに用いることができ、しかも長時間にわたって着用しても、ドライ感に優れている。
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性本体
5 溝
6 中間シート
6s 平面
6t 凸形状
7 コアラップシート
10 吸収性物品
61 平面部
62 凸部
L 液
Claims (5)
- 肌当接面側に配置される表面シート、非肌当接面側に配置される裏面シート、およびそれらの間に吸収体を有し、
前記吸収体は肌当接面側に溝を有し、
少なくとも、前記溝上に中間シートを備え、
前記中間シートは、肌当接面側の全面が平面をなし、前記吸収体の肌当接面側の面に接する平面部と、該中間シートの非肌当接面側の面の一部に有し該非肌当接面側の面から突出した凸形状が前記溝の肌当接面側から非肌当接面側に向かって前記溝内に入り込んでいる凸部とを有し、
前記中間シートと前記溝の縁部が接着されている吸収性物品。 - 肌当接面側に配置される表面シート、非肌当接面側に配置される裏面シート、およびそれらの間に吸収体を有し、
前記吸収体は肌当接面側に溝を有し、
少なくとも、前記溝上に中間シートを備え、
前記中間シートは、肌当接面側の全面が平面をなし、前記吸収体の肌当接面側の面に接する平面部と、該中間シートの非肌当接面側の面の一部に有し該非肌当接面側の面から突出した凸形状が前記溝の肌当接面側から非肌当接面側に向かって前記溝内に入り込んでいる凸部とを有し、
前記中間シートは、前記平面部の方が前記凸部よりも密度が高い吸収性物品。 - 肌当接面側に配置される表面シート、非肌当接面側に配置される裏面シート、およびそれらの間に吸収体を有し、
前記吸収体は肌当接面側に溝を有し、
少なくとも、前記溝上に中間シートを備え、
前記中間シートは、肌当接面側の全面が平面をなし、前記吸収体の肌当接面側の面に接する平面部と、該中間シートの非肌当接面側の面の一部に有し該非肌当接面側の面から突出した凸形状が前記溝の肌当接面側から非肌当接面側に向かって前記溝内に入り込んでいる凸部とを有し、
前記溝が複数配され、もしくは前記溝が縦横に連続して配され、肌当接面側から見た平面視において前記溝の少なくとも一部の位置に前記凸部が一致して配されている吸収性物品。 - 前記中間シートは前記凸部の厚さが、前記平面部よりも厚い請求項1〜3いずれか1項に記載の吸収性物品。
- 前記中間シートは、前記吸収体を包むコアラップシートと前記吸収体との間に配されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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