JP6222378B2 - X線装置 - Google Patents
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Description
この発明は、X線を照射するX線照射手段を備えたX線装置に関する。
従来のX線装置は、X線を発生させるX線管や、当該X線管へ高電圧を供給する高電圧発生装置が設けられ、これら構成要素に対して電源を供給する電源手段を有している。
しかし、X線撮影を行わないときにも上記構成要素に対して電力を供給し続けると、例えばX線管のフィラメント電流などによる待機電力が消費されてしまうという問題があった。
この点、特許文献1には、待機モードの時には、フィラメント電流をオフにするために、電源とX線管との接続を遮断する発明が開示されている。
X線管や高電圧発生装置への電力供給を遮断するには、一般的に大容量のコンタクタを用いる。しかしながら、大容量のコンタクタは、それ自体が大きな待機電力を消費するので、十分な省エネ効果が得られていなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、待機電力がより一層低減されたX線装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係るX線装置は、X線を照射するX線照射手段を備えたX線装置であって、前記X線照射手段への電力供給ラインの開閉を行う電磁スイッチと、当該電磁スイッチに対する電力供給、及び、当該電磁スイッチの開閉を制御する制御回路とを備えるとともに、前記X線照射手段を待機モードにすべきか否かを判断する判断手段を備え、 前記制御回路は、前記判断手段が待機モードにすべきと判断している間、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記電磁スイッチを開放することを特徴とするものである。
この発明に係るX線装置によれば、上述した無操作時間の間は、X線照射手段のみならず、電磁スイッチへの電力供給までもが低減もしくは遮断されるので、より一層、待機モードにおける待機電力を低減させることができる。特に、X線管でX線照射手段を構成する場合や、高電圧発生装置(X線発生機構)などのX線照射手段に供給する電力を遮断することのできる電磁スイッチは、容量が大きく、待機電力も大きくなるが、その待機電力を適切に抑制することができる。
すなわち、この発明に係るX線装置は、X線を照射するX線照射手段を備えたX線装置であって、前記X線照射手段への電力供給ラインの開閉を行う電磁スイッチと、当該電磁スイッチに対する電力供給、及び、当該電磁スイッチの開閉を制御する制御回路とを備えるとともに、前記X線照射手段を待機モードにすべきか否かを判断する判断手段を備え、 前記制御回路は、前記判断手段が待機モードにすべきと判断している間、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記電磁スイッチを開放することを特徴とするものである。
この発明に係るX線装置によれば、上述した無操作時間の間は、X線照射手段のみならず、電磁スイッチへの電力供給までもが低減もしくは遮断されるので、より一層、待機モードにおける待機電力を低減させることができる。特に、X線管でX線照射手段を構成する場合や、高電圧発生装置(X線発生機構)などのX線照射手段に供給する電力を遮断することのできる電磁スイッチは、容量が大きく、待機電力も大きくなるが、その待機電力を適切に抑制することができる。
特に、X線管でX線照射手段を構成する場合には、X線管は、撮影前に予備加熱を要するので、電力の供給が停止された状態から撮影を再開させようとすると、予備加熱に時間を要する。
この点、この発明に係るX線装置における前記判断手段を、操作者による無操作時間が閾値を超えている場合に、待機モードにすべきと判断するようすれば、撮影中は操作性を低下させず、かつ、不使用時の待機電力を適切に低減させることができる。
この点、この発明に係るX線装置における前記判断手段を、操作者による無操作時間が閾値を超えている場合に、待機モードにすべきと判断するようすれば、撮影中は操作性を低下させず、かつ、不使用時の待機電力を適切に低減させることができる。
また、前記電磁スイッチは、所定の電力が供給されている間だけ、閉じられる構造を有し、前記制御回路は、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断することにより、前記電磁スイッチを遮断するようにしてもよい。
または、前記電磁スイッチは、電力を供給するための電力供給端子と、開閉の信号を供給するための開閉信号端子とを有し、前記制御回路は、前記電力供給端子への電力を低減または遮断することで、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記開閉信号端子への信号を制御することで、前記電磁スイッチの開閉を制御するようにしてもよい。
または、前記電磁スイッチは、電力を供給するための電力供給端子と、開閉の信号を供給するための開閉信号端子とを有し、前記制御回路は、前記電力供給端子への電力を低減または遮断することで、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記開閉信号端子への信号を制御することで、前記電磁スイッチの開閉を制御するようにしてもよい。
この発明に係るX線装置によれば、上述した無操作時間の間は、X線照射手段のみならず、電磁スイッチへの電力供給までもが低減もしくは遮断されるので、より一層、待機モードにおける待機電力を低減させることができる。特に、X線管でX線照射手段を構成する場合や、高電圧発生装置(X線発生機構)などのX線照射手段に供給する電力を遮断することのできる電磁スイッチは、容量が大きく、待機電力も大きくなるが、その待機電力を適切に抑制することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。図1は、実施例に係るX線装置の概略斜視図であり、図2は、実施例に係るX線装置のブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係るX線装置1は、被検体(図示省略)を載置する天板10と、その被検体に向けてX線を照射するX線管21を有したX線管装置20と、X線発生機構30とを備えている。その他に、図1では、X線管装置20を支持する支柱40と、支柱40に沿って設置された電力供給ラインからなる電源ケーブル50と、X線フィルム(図示省略)やフラットパネル型X線検出器(FPD: Flat Panel Detector)(図示省略)を装填するカセッテ60を備えている。X線管21は、この発明におけるX線照射手段に相当し、電源ケーブル50は、この発明における電力供給ラインに相当する。
X線管装置20は支柱40に沿って鉛直方向に昇降移動可能であり、支柱40は水平方向に移動可能である。支柱40に沿って鉛直方向に昇降移動可能にX線管装置20を構成することでX線管装置20を所望の位置に昇降移動させることができ、水平方向に移動可能に支柱40を構成することで、支柱40に支持されたX線管装置20を所望の位置に水平方向に移動させることができる。
電源ケーブル50でX線管装置20とX線発生機構30とを電気的に接続している。本実施例では、X線装置1は、図1に示すように操作部70および通信ケーブル80をさらに備えている。通信ケーブル80でX線発生機構30と操作部70とを電気的に接続している。
図2に示すように、X線発生機構30は、制御回路31と複数のコンタクタ(図2では2つのコンタクタ32,33)と複数の構成要素(図2では2つの構成要素34,35)とインバータ36と高圧トランス37とを備えている。X線装置1の外部に電源部Sが設けられている。電源部Sと制御回路31とが電源ケーブル50によって電気的に接続されており、コンタクタ32を介在して電源部Sとインバータ36とが電源ケーブル50によって電気的に接続されており、コンタクタ33を介在して電源部Sと2つの構成要素34,35とが電気的に接続されている。制御回路31は、この発明における制御回路に相当し、コンタクタ32,33は、この発明における電磁スイッチに相当する。
また、インバータ36と高圧トランス37とが電源ケーブル50によって電気的に接続されており、高圧トランス37とX線管装置20とが電源ケーブル50によって電気的に接続されている。このように電気的に接続することで、コンタクタ32がONに閉じているときには、電源部Sから、インバータ36,高圧トランス37,X線管装置20の順に電力が供給される。同じく、コンタクタ33がONに閉じているときには、電源部Sから構成要素34,35に電力がそれぞれ供給される。
X線管装置20は、上述したようにX線管21(図1を参照)を有している。X線管21以外は、X線管装置20は、X線管21のX線発生による発熱で高温となるのを防止するためにX線管21に冷媒(例えば絶縁油)を循環供給する循環路(図示省略)や冷媒を冷却する冷却器(図示省略)などを備えている。
制御回路31は、時間を監視するタイマ31Aを備えている。本実施例では、タイマ31Aは、後述する無操作時間を監視して、無操作時間が閾値(予め設定された時間)を超えている場合に、待機モードにすべきと判断する。上述したように制御回路31と操作部70とが通信ケーブル80によって電気的に接続されており、通信ケーブル80を介して操作部70からの信号が制御回路31に入力される。この他にも、X線装置1の外部に設けられたコンピュータ(図示省略)や画像処理装置(図示省略)と、制御回路31とが通信ケーブル80によって電気的に接続されており、これらのコンピュータや画像処理装置からの各信号が制御回路31にそれぞれ入力される。なお、制御回路31とコンタクタ32,33とも通信ケーブル80によって電気的に接続されている。図1および図2では、操作部70をX線装置1に備えたが、X線装置1の外部に操作部を設けてもよい。タイマ31Aは、この発明における判断手段に相当する。
コンタクタ32,33は、電磁接触器で構成されている。後述するように、無操作時間が、予め設定された時間を過ぎたことをタイマ31Aが検知した場合にコンタクタ32,33をOFFにそれぞれ遮断するように、制御回路31はコンタクタ32,33をそれぞれ制御する。例えば、コンタクタ32,33は、所定の電力が供給されている間だけ、閉じられる構造を有し、制御回路31は、コンタクタ32,33への電力の供給を低減もしくは遮断することにより、コンタクタ32,33を遮断する。もしくは後述する図4のような電力供給端子32A,33Aや電力供給端子32B,33Bを有してもよい。図4の構造については後述する。本実施例では、電磁スイッチとしてコンタクタ32,33を例に採って説明しているが、電磁スイッチの機能を有するものであれば、必ずしもコンタクタ(電磁接触器)に限定されない。例えば、過負荷保護のためのサーマルリレーを搭載した電磁開閉器(マグネットスイッチ)を電磁スイッチとして使用してもよい。また、本実施例では、待機電力低減のために、複数のコンタクタとして2つのコンタクタ32,33を備えたが、少なくともX線管装置20の待機電力を低減させればよいので、待機電力低減のために、X線管装置20に接続されたコンタクタのみを備えてもよいし、3つ以上のコンタクタを備えてもよい。
構成要素34は、例えば中央演算処理装置(CPU)である。構成要素35は、例えばX線管装置20や支柱40(図1を参照)やカセッテ60(図1を参照)の駆動機構あるいは制動機構(ブレーキ)などである。本実施例では、X線管21(図1を参照)に関連する構成要素(例えばインバータ36や高圧トランス37)以外の構成要素として、2つの構成要素34,35を備えたが、各種のX線装置の構成に応じて、構成要素は1つのみであってもよいし、3つ以上であってもよい。
次に、無操作時間の監視や待機モードへの判断や待機電力低減の機能や電力供給の復帰を含んだX線装置の電力供給の制御について、図3を参照して説明する。図3は、X線装置の電力供給の制御に関するタイミングチャートである。なお、図3では、前回の信号が制御回路31(図2を参照)に入力された状態を開始(図3では「Start」で表記)時点として、コンタクタ32,33(図2を参照)が閉止してONになっている状態から、ステップS1に移行する。
(ステップS1)信号の入力?
制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。次の信号が制御回路31に入力されたら一連のX線装置の電力供給の制御を終了する。次の信号が制御回路31に入力されていなければ、次のステップS2に進む。
制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。次の信号が制御回路31に入力されたら一連のX線装置の電力供給の制御を終了する。次の信号が制御回路31に入力されていなければ、次のステップS2に進む。
制御回路31に入力される信号としては、例えば外部のコンピュータや画像処理装置(フラットパネル型X線検出器:FPDを用いる場合にはデジタルラジオグラフィ装置(デジタルX線撮影装置))からの撮影条件(X線管の管電圧や管電流やX線の照射時間など)や、操作部70(図1および図2を参照)からの操作信号などがある。その他に、当該信号としては、CPUからなる構成要素34(図2を参照)からの制御信号や、駆動機構や制動機構などからなる構成要素35(図2を参照)からの操作信号などがある。
(ステップS2)無操作時間の監視
制御回路31に入力された前回の信号から次に入力される信号までの時間を「無操作時間」と呼ぶ。制御回路31のタイマ31A(図2を参照)は、この無操作時間を監視(計測)する。
制御回路31に入力された前回の信号から次に入力される信号までの時間を「無操作時間」と呼ぶ。制御回路31のタイマ31A(図2を参照)は、この無操作時間を監視(計測)する。
(ステップS3)設定された時間が経過?
待機電力低減の機能では、操作部70から待機電力低減のための設定時間(閾値)を予め設定しておく。設定時間(閾値)については、特に限定されず、例えばユーザが15分,30分,…と選択可能に設定してもよい。ステップS2で監視(計測)された無操作時間が、操作部70にて予め設定された時間を過ぎたか否かを制御回路31が判断する。設定された時間が経過していない場合には、ステップS1に戻ってステップS1にて制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。設定された時間が経過した場合には、待機モードにすべきと判断して、ステップS4に進む。
待機電力低減の機能では、操作部70から待機電力低減のための設定時間(閾値)を予め設定しておく。設定時間(閾値)については、特に限定されず、例えばユーザが15分,30分,…と選択可能に設定してもよい。ステップS2で監視(計測)された無操作時間が、操作部70にて予め設定された時間を過ぎたか否かを制御回路31が判断する。設定された時間が経過していない場合には、ステップS1に戻ってステップS1にて制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。設定された時間が経過した場合には、待機モードにすべきと判断して、ステップS4に進む。
(ステップS4)コンタクタの遮断
ステップS3で無操作時間が、予め設定された時間を過ぎたことをタイマ31Aが検知した場合にコンタクタ32,33をOFFにそれぞれ遮断するように、制御回路31がコンタクタ32,33をそれぞれ制御する。
この時、図4に示すように、コンタクタ32,33は、電力を供給する電力供給端子32A,33Aと、開閉を制御するための開閉信号端子32B,33Bとが設けられており、制御回路31は、コンタクタ32,33の開閉信号端子32B,33Bに制御信号を伝達して、コンタクタ32,33を遮断するとともに、電力供給端子32A,33Aへの電力供給を遮断する。
これにより、X線発生機構30(図1および図2を参照)の各構成要素(インバータや高圧トランスも含む)やX線管装置20(図1および図2を参照)への電力供給を遮断する。なお、電力供給端子32A,33Aへ遮断のみならず、電力供給端子32A,33Aへの電力を低減することで、コンタクタ32,33への電力の供給を低減するとともに、開閉信号端子32B,33Bへの制御信号を伝達することで、コンタクタ32,33の開閉を制御することも可能である。
ステップS3で無操作時間が、予め設定された時間を過ぎたことをタイマ31Aが検知した場合にコンタクタ32,33をOFFにそれぞれ遮断するように、制御回路31がコンタクタ32,33をそれぞれ制御する。
この時、図4に示すように、コンタクタ32,33は、電力を供給する電力供給端子32A,33Aと、開閉を制御するための開閉信号端子32B,33Bとが設けられており、制御回路31は、コンタクタ32,33の開閉信号端子32B,33Bに制御信号を伝達して、コンタクタ32,33を遮断するとともに、電力供給端子32A,33Aへの電力供給を遮断する。
これにより、X線発生機構30(図1および図2を参照)の各構成要素(インバータや高圧トランスも含む)やX線管装置20(図1および図2を参照)への電力供給を遮断する。なお、電力供給端子32A,33Aへ遮断のみならず、電力供給端子32A,33Aへの電力を低減することで、コンタクタ32,33への電力の供給を低減するとともに、開閉信号端子32B,33Bへの制御信号を伝達することで、コンタクタ32,33の開閉を制御することも可能である。
(ステップS5)信号の入力?
ステップS4でコンタクタ32,33がOFFに遮断となっている状態で、制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。次の信号が制御回路31に入力されていなければ、ステップS4に戻って、コンタクタ32,33がOFFに遮断となった状態を継続しつつ、次の信号が制御回路31に入力されるまでステップS4,S5をループして待機する。次の信号が制御回路31に入力されたら次のステップS6に進む。なお、信号の入力の有無の替わりに、解除信号の入力に同期して、次のステップS6に進んでもよい。
ステップS4でコンタクタ32,33がOFFに遮断となっている状態で、制御回路31に、次に入力される信号があるか否かを制御回路31が判断する。次の信号が制御回路31に入力されていなければ、ステップS4に戻って、コンタクタ32,33がOFFに遮断となった状態を継続しつつ、次の信号が制御回路31に入力されるまでステップS4,S5をループして待機する。次の信号が制御回路31に入力されたら次のステップS6に進む。なお、信号の入力の有無の替わりに、解除信号の入力に同期して、次のステップS6に進んでもよい。
ステップS1でも述べたように、制御回路31に入力される信号としては、例えばデジタルラジオグラフィ装置(デジタルX線撮影装置))からの撮影条件や、操作部70からの操作信号などがある。その他に、当該信号としては、CPUからの制御信号や、駆動機構や制動機構からの操作信号などがある。
(ステップS6)コンタクタの閉止
ステップS5で制御回路31に次の信号が入力されると、電力供給端子32A,33Aに電力を供給するとともに、制御回路31が、コンタクタ32,33の開閉信号端子32B,33Bに制御信号を伝達することで、コンタクタ32,33をONにそれぞれ閉じるように制御する。コンタクタの閉止により、X線発生機構30の各構成要素やX線管装置20への電力供給を復帰させる。
ステップS5で制御回路31に次の信号が入力されると、電力供給端子32A,33Aに電力を供給するとともに、制御回路31が、コンタクタ32,33の開閉信号端子32B,33Bに制御信号を伝達することで、コンタクタ32,33をONにそれぞれ閉じるように制御する。コンタクタの閉止により、X線発生機構30の各構成要素やX線管装置20への電力供給を復帰させる。
上述の本実施例に係るX線装置1によれば、ユーザによる(制御回路31に入力された前回の信号から次に入力される信号までの時間を示す)無操作時間の間は、X線照射手段(本実施例ではX線管21)のみならず、電磁スイッチ(本実施例ではコンタクタ32,33)への電力供給までもが低減もしくは遮断されるので、より一層、待機モードにおける待機電力を低減させることができる。特に、本実施例のようなX線管21でX線照射手段を構成する場合や、高電圧発生装置(X線発生機構30)などのX線照射手段(X線管21)に供給する電力を遮断することのできる電磁スイッチ(コンタクタ32,33)は、容量が大きく、待機電力も大きくなるが、その待機電力を適切に抑制することができる。
特に、本実施例のようなX線管21でX線照射手段を構成する場合には、X線管21は、撮影前に予備加熱を要するので、電力の供給が停止された状態から撮影を再開させようとすると、予備加熱に時間を要する。この点、判断手段(本実施例ではタイマ31A)を、上述した無操作時間が閾値を超えている場合に、待機モードにすべきと判断するようすれば、撮影中は操作性を低下させず、かつ、不使用時の待機電力を適切に低減させることができる。
特に、本実施例のようなX線管21でX線照射手段を構成する場合には、X線管21は、撮影前に予備加熱を要するので、電力の供給が停止された状態から撮影を再開させようとすると、予備加熱に時間を要する。この点、判断手段(本実施例ではタイマ31A)を、上述した無操作時間が閾値を超えている場合に、待機モードにすべきと判断するようすれば、撮影中は操作性を低下させず、かつ、不使用時の待機電力を適切に低減させることができる。
本実施例のように、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)は、所定の電力が供給されている間だけ、閉じられる構造を有し、制御回路31は、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)への電力の供給を低減もしくは遮断することにより、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)を遮断するようにしてもよい。
または、図4に示すように、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)は、電力を供給するための電力供給端子32A,33Aと、開閉の信号を供給するための開閉信号端子32B,33Bとを有し、制御回路31は、電力を供給するための電力供給端子32A,33Aと、開閉の信号を供給するための開閉信号端子32B,33Bとを有し、制御回路31は、電力供給端子32A,33Aへの電力を低減または遮断することで、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)への電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、開閉信号端子32B,33Bへの信号を制御することで、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)の開閉を制御するようにしてもよい。
または、図4に示すように、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)は、電力を供給するための電力供給端子32A,33Aと、開閉の信号を供給するための開閉信号端子32B,33Bとを有し、制御回路31は、電力を供給するための電力供給端子32A,33Aと、開閉の信号を供給するための開閉信号端子32B,33Bとを有し、制御回路31は、電力供給端子32A,33Aへの電力を低減または遮断することで、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)への電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、開閉信号端子32B,33Bへの信号を制御することで、電磁スイッチ(コンタクタ32,33)の開閉を制御するようにしてもよい。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、X線装置は、被検体を人体として医療用X線装置に用いられていたが、実装基板などを対象とした非破壊検査装置に適用してもよい。また、上述したX線フィルムを用いたアナログラジオグラフィ装置(アナログX線撮影装置)に適用してもよいし、上述したフラットパネル型X線検出器(FPD)を用いたデジタルラジオグラフィ装置(デジタルX線撮影装置)に適用してもよい。その際に、画像処理装置等もX線装置に備えてもよい。
(2)上述した実施例では、X線装置は、図1に示すような支柱40に沿って鉛直方向に昇降移動可能に構成されたX線管装置20を備えた構造であったが、X線装置の構造については、図1に示す構造に限定されない。例えば、被検体を水平姿勢あるいは立位姿勢で撮影あるいは透視を行うX線装置に適用してもよいし、断層画像を取得するX線断層撮影装置やX線CT装置などのX線装置に適用してもよい。
(3)上述した実施例では、X線照射手段は管状のX線管であったが、X線を照射する構造であれば、X線管に限定されない。例えば、被検体の周囲を取り囲むリング状からなるX線照射手段を設置して、断層撮影や様々な方向からの撮影や透視を行ってもよい。
(4)上述した実施例では、図2に示すように、制御回路31内に判断手段(実施例ではタイマ31A)が内蔵されていたが、制御回路と判断手段とを互いに別々にして備えてもよい。
(5)判断手段は、ユーザからの待機モード指示を検出するものであってもよい。例えば、図示しないコンソールの表示器などに、待機モードスイッチを設け、ユーザなどの操作者により待機モードスイッチが押されたときに、待機モードと判断し、別途設けた解除スイッチを押すことにより、待機モードを解除するように構成することができる。
(6)上述したようにコンタクタ32,33として、電力供給端子に電力供給がない状態では解放状態となり、かつ、電力供給がある時には閉じられた状態となる素子を用いることとしてもよい。この場合、コンタクタ32,33への電力供給のみの制御によって、コンタクタ32,33の開閉を制御することができる。
1 … X線装置
21 … X線管
31 … 制御回路
31A … タイマ
32,33 … コンタクタ
32A,33A … 電力供給端子
32B,33B … 開閉信号端子
50 … 電源ケーブル
21 … X線管
31 … 制御回路
31A … タイマ
32,33 … コンタクタ
32A,33A … 電力供給端子
32B,33B … 開閉信号端子
50 … 電源ケーブル
Claims (4)
- X線を照射するX線照射手段を備えたX線装置であって、
前記X線照射手段への電力供給ラインの開閉を行う電磁スイッチと、
当該電磁スイッチに対する電力供給、および当該電磁スイッチの開閉を制御する制御回路と
を備えるとともに、
前記X線照射手段を待機モードにすべきか否かを判断する判断手段を備え、
前記制御回路は、前記判断手段が待機モードにすべきと判断している間、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記電磁スイッチを開放することを特徴とするX線装置。 - 請求項1に記載のX線装置において、
前記判断手段は、操作者による無操作時間が閾値を超えている場合に、待機モードにすべきと判断することを特徴とするX線装置。 - 請求項1または請求項2に記載のX線装置において、
前記電磁スイッチは、所定の電力が供給されている間だけ、閉じられる構造を有し、
前記制御回路は、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断することにより、前記電磁スイッチを遮断することを特徴とするX線装置。 - 請求項1または請求項2に記載のX線装置において、
前記電磁スイッチは、電力を供給するための電力供給端子と、開閉の信号を供給するための開閉信号端子とを有し、
前記制御回路は、前記電力供給端子への電力を低減または遮断することで、前記電磁スイッチへの電力の供給を低減もしくは遮断するとともに、前記開閉信号端子への信号を制御することで、前記電磁スイッチの開閉を制御することを特徴とするX線装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2014/078987 WO2016067432A1 (ja) | 2014-10-30 | 2014-10-30 | X線装置 |
Publications (2)
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