JP6221861B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、転写手段を転写材搬送路に対して上側に配し、転写手段から定着装置に転写材を吸着搬送させる転写搬送装置を有し、この転写搬送装置の定着装置側出口に、転写材搬送面に対して所定の角度下方に傾斜した案内ガイドを具備した画像形成装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、定着装置の定着ローラ対のニップ位置を案内ガイドの延長線上よりも下方に配置し、且つ定着ローラのニップ部に対する接線は転写搬送装置の転写材搬送面に対して所定の角度下方に傾斜している(特許文献1を参照)。
特許文献2には、画像を保持して循環移動する像保持体と、この像保持体上の画像を記録材に転写する転写手段と、この転写手段による転写後の記録材を予め決められた部位へ向けて案内する転写後案内手段と、記録材の位置を検出する位置検出器と、制御装置と、を備える画像形成装置に関する技術が開示されている。この先行技術では、転写後案内手段は、転写後の記録材を案内する案内部材と、案内部材の姿勢又は速度を変化させる可変機構とを有している。制御装置は、位置検出器による記録材の検出情報に基づいて記録材の移動位置を認識し、転写後の記録材が案内部材に突入して接触するときには、案内部材の姿勢又は速度を変化させることで案内部材に対する記録材の面方向に作用する反力を低減すると共に、記録材が案内部材に突入して接触した後には、案内部材の姿勢又は速度を本来の状態に戻している(特許文献2を参照)。
特開2005−18029号公報 特開2013−246199号公報
本発明は、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みを生じさせることが目的である。
請求項1の記録媒体の搬送装置は、現像剤像保持部材に保持された現像剤像を記録媒体に転写させる転写手段と、前記記録媒体に転写された前記現像剤像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、の間に設けられ、前記記録媒体を吸着させて前記転写手段から前記定着手段に搬送する吸着搬送手段と、前記吸着搬送手段を、前記転写手段の出口と前記定着手段の入口とを結ぶ線分よりも下側に位置する下側位置と、前記下側位置よりも前記線分に近い上側位置との間で移動させる移動手段と、前記記録媒体の種類に応じて、前記上側位置で前記記録媒体を前記吸着搬送手段に吸着させたのち、且つ前記記録媒体が前記定着手段に搬送される前に、前記下側位置に向かって前記吸着搬送手段移動して停止するように前記移動手段を制御するモードを有する制御手段と、を備える。
請求項2の記録媒体の搬送装置は、前記制御手段は、前記上側位置で前記記録媒体を前記吸着搬送手段に吸着させたのち、且つ前記記録媒体が前記定着手段に搬送される前に、前記下側位置よりも上側で且つ前記上側位置よりも下側の中間位置で前記吸着搬送手段が停止するように前記移動手段を制御する。
請求項3の記録媒体の搬送装置は、前記吸着搬送手段は、吸着力が可変とされ、前記制御手段は、前記記録媒体の種類に応じて、前記吸着搬送手段の吸着力を制御する。
請求項4の記録媒体の搬送装置は、前記移動手段は、前記吸着搬送手段を、前記転写手段の出口と前記定着手段の入口とを結ぶ線分と直交する方向に移動させる。
請求項5の画像形成装置は、現像剤像を保持する現像剤像保持部材と、前記現像剤像保持部材に保持された前記現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された前記現像剤像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、前記転写手段と前記定着手段との間に設けられた請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体の搬送装置と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、上側位置で記録媒体を吸着搬送手段に吸着させたのち、下側位置に向かって吸着搬送手段が移動しない場合と比較し、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みを生じさせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、下側位置よりも上側の中間位置で吸着搬送手段が停止しない場合と比較し、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みを生じさせることができる。
請求項3に記載の発明によれば、記録媒体の種類に応じて、吸着搬送手段の吸着力が制御されない場合と比較し、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みを生じさせることができる。
請求項4に記載の発明によれば、移動手段は、吸着搬送手段を、転写手段の出口と定着手段の入口とを結ぶ線分と直交する方向に移動させることで、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みを生じさせる。
請求項5に記載の発明によれば、転写手段と定着手段との間に請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体の搬送装置以外の搬送装置が設けられている場合と比較し、転写手段と定着手段との間を搬送される記録媒体に撓みが生じていないことに起因する転写不良を防止することができる。
本実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 図1の画像形成装置の要部を示す拡大概略構成図である。 普通紙が下側位置に配置されたベルト部材で搬送されている状態を示す図2に対応する拡大概略構成図である。 小サイズのコート紙が下側位置に配置されたベルト部材で搬送されている状態を示す図2に対応する拡大概略構成図である。 大サイズのコート紙が上側位置に配置されたベルト部材に吸着された状態を示す図2に対応する拡大概略構成図である 大サイズのコート紙が上側位置に配置されたベルト部材に吸着されたのち、中間位置に移動した状態を示す図2に対応する拡大概略構成図である (A)は吸着搬送ユニットのベルト部材を示す斜視図であり、(B)は吸着搬送ユニットの概略構成を示す側面図である。 (A)は搬送装置の概略構成を示す側面図であり、(B)は正面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
<全体構成>
まず、画像形成装置の全体構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10は、電子写真方式により各色のトナー像が形成される複数の画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kと、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kにより形成された各色トナー像を中間転写ベルト15に順次転写(一次転写)させる一次転写部17と、中間転写ベルト15上に転写された重畳トナー像を記録媒体の一例であるシート部材Pに転写(二次転写)させる二次転写装置20と、二次転写された画像をシート部材P上に定着させる定着装置60と、を備えている。
画像形成装置10は、後述する搬送装置100及びその他の装置の動作を制御する制御部40を有している。また、画像形成装置10、各種操作や情報を入力する操作パネル41を有している。
画像形成装置10の各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、表面にトナー像を保持する像保持体の一例としての矢印A方向に回転する感光体11を、それぞれ備えている。
各感光体11の周囲には、帯電器12、潜像形成手段の一例としてのレーザ露光器13、現像器14、一次転写ロール16、及び感光体クリーナ18の電子写真用デバイスが、回転方向に沿って順次配設されている。
帯電器12は感光体11の表面を帯電させ、レーザ露光器13は帯電した感光体11に露光ビームBmを照射し感光体11に静電潜像を形成する。現像器14は、各色成分トナーが収容されており、このトナーによって感光体11上の静電潜像を現像し、トナー像を形成する(トナーにより静電潜像を可視像化する)。そして、一次転写ロール16は、感光体11上に形成された各色のトナー像を一次転写部17にて中間転写ベルト15に転写する。また、感光体クリーナ18は、一次転写されずに感光体11上に残留した残留トナーを除去する。
そして、このような構成の画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、中間転写ベルト15の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、略直線状に配置されている。
中間転写ベルト15は、ポリイミドやポリアミド等の樹脂をベース層として、カーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させた無端状のベルト部材で構成されている。また、中間転写ベルト15は、各種ロールによって、図に示すB方向に定められた速度で周回移動するように構成されている。
なお、上述する各種ロールは、定速性に優れたモータ(図示せず)により駆動されて中間転写ベルト15を回転させる駆動ロール31、各感光体11の配列方向に沿って略直線状に延びる中間転写ベルト15を支持する支持ロール32、中間転写ベルト15に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト15の蛇行を防止する補正ロールとして機能する張力付与ロール33、二次転写装置20に設けられた背面ロール25、中間転写ベルト15上の残留トナーを掻き取る中間転写ベルトクリーナ35に設けられたクリーニング背面ロール34などである。
一次転写部17は、中間転写ベルト15を挟んで感光体11に対向して配置される一次転写ロール16で構成されている。一次転写ロール16は、シャフトと、シャフトの外周に設けられた弾性層とで構成されている。シャフトは、鉄やステンレス等の金属で構成された導電性の円柱状の棒である。弾性層は、カーボンブラック等の導電剤を配合したNBRとSBRとEPDMとのブレンドゴム等の半導電性の部材で構成されている。
一次転写ロール16には、トナーの帯電極性(本実施形態では、マイナス極性)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体11上のトナー像が中間転写ベルト15の表面(おもてめん(トナー像保持面))15Aに順次転写され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成される。
図2に示すように、二次転写装置20は、中間転写ベルト15の裏面15Bに接触する背面ロール25と、中間転写ベルト15の表面15Aに接触する二次転写ロール22と、を有している。
背面ロール25は、シャフト25Aと、シャフト25Aの周囲に設けられた弾性体からなる半導電性層(下地層)25Bと、半導電性層25Bの外周に形成された表面層25Cと、で構成されている。シャフト25Aは鉄やステンレス等の金属で構成された導電性の円柱状の棒である。半導電性層25Bはカーボンブラックやイオン導電材料等の導電剤を配合したゴム等の半導電性の弾性体で構成されている。また、表面層25Cはカーボンブラックやイオン導電材料等の導電剤を配合したゴム等で構成されている。
また、背面ロール25の外周面25Dには、二次転写バイアスが印加される金属製の給電ロール26が接触している。
一方、二次転写ロール22は、シャフト22Aと、シャフト22Aの外周に設けられた弾性体からなる半導電性層(下地層)22Bと、半導電性層22Bの外周に形成された表面層22Cと、で構成されている。シャフト22Aは鉄やステンレス等の金属で構成された導電性の円柱状の棒である。半導電性層22Bはカーボンブラックやイオン導電材料等の導電剤を配合したゴム等の半導電性の弾性体で構成されている。また、表面層22Cはカーボンブラックやイオン導電材料等の導電剤を配合したゴム等で構成されている。
二次転写ロール22は、中間転写ベルト15の表面15Aに接触し、シャフト22Aが接地されている。
シャフト22Aが接地された二次転写ロール22の外周面22Dと、給電ロール26から給電された背面ロール25を介して電圧が印加される中間転写ベルト15との間には、転写電界が形成される(ニップ部Nにおいて転写電界が形成される)。そして、この転写電界によって二次転写装置20に搬送されるシート部材P上にトナー像が、二次転写される。
図1に示すように、中間転写ベルト15の二次転写装置20の下流側には、二次転写後の中間転写ベルト15上の残留トナーや紙粉を除去し、中間転写ベルト15の表面15Aをクリーニングする中間転写ベルトクリーナ35が設けられている。
イエローの画像形成ユニット1Yの上流側には、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kにおける画像形成タイミングをとるための基準となる基準信号を発生する基準センサ(ホームポジションセンサ)42が配設されている。また、黒の画像形成ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ43が設けられている。
基準センサ42は、中間転写ベルト15の裏側に設けられたマークを認識して基準信号を発生しており、この基準信号の認識に基づく制御部40からの指示により、各画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは画像形成を開始するように構成されている。
また、本実施形態に係る画像形成装置10は、シート部材Pを搬送する搬送手段として、シート部材Pを収容する用紙収容部50、この用紙収容部50に集積されたシート部材Pを予め定められたタイミングで取り出して搬送する給紙ロール51、給紙ロール51により取り出されたシート部材Pを搬送する搬送ロール52、搬送ロール52により搬送されたシート部材Pを二次転写装置20へと送る搬送ガイド53、二次転写されたシート部材Pを吸着して定着装置60へと搬送する吸着搬送ユニット110を有する搬送装置100、シート部材Pを定着装置60に導く定着入口ガイド56等を備えている。また、搬送ガイド53の搬送方向上流側には、レジストロール対90が設けられている(図2も参照)。
なお、シート部材Pを吸着して搬送する吸着搬送ユニット110を有する搬送装置100についての詳細は後述する。
定着装置60は、加熱ロール61と加圧ベルト62と加圧ベルト62の内面に接して摺動する摺動シート64とを備えている。定着装置60は、熱や圧力等の定着処理を行うことでシート部材Pにトナー像を定着する(図2も参照)。
(作像プロセス)
次に、本実施形態に係る画像形成装置の基本的な作像プロセスについて説明する。
本実施形態に係る画像形成装置では、図示していない画像読取装置やパーソナルコンピュータ等から出力される画像データを、図示していない画像処理装置によって画像処理を施し、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kによって作像作業が実行される。
図示してない画像処理装置で施された画像データは、Y、M、C、Kの4色の色材階調データに変換され、各色に対応したレーザ露光器13に出力される。
各レーザ露光器13では、入力された色材階調データに応じて、露光ビームBmを画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各々の感光体11に照射する。画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各感光体11では、帯電器12によって表面が帯電された後、レーザ露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各現像器14によって、Y、M、C、Kの各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各感光体11上に形成された各色のトナー像は、各感光体11と中間転写ベルト15とが接触する一次転写部17において、一次転写ロール16により、中間転写ベルト15の表面(おもてめん(トナー像保持面))15Aに順次一次転写され、重ね合わされる。
トナー像が中間転写ベルト15の表面15Aに順次一次転写された後、中間転写ベルト15が移動することでトナー像が二次転写装置20に移動する。
一方、搬送手段では、トナー像が二次転写装置20に移動するタイミングに合わせて給紙ロール51が回転し、用紙収容部50からシート部材Pが取り出される。給紙ロール51により取り出されたシート部材Pは、搬送ロール52により搬送され、搬送ガイド53を経て二次転写装置20に搬送される。
シート部材Pが二次転写装置20に到達する前に、シート部材Pはレジストロール対90によって一旦停止される。そして、中間転写ベルト15が保持したトナー像の移動タイミングに合わせて、レジストロール対90が回転を開始することで、シート部材Pの位置とトナー像の位置との位置合わせがなされる。
二次転写装置20にタイミングを合わせて搬送されたシート部材P(図1参照)は、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれ、ニップ部Nを通過する。シート部材Pがニップ部Nを通過する際には、給電ロール26からトナーの帯電極性(マイナス極性)と同極性の電圧(二次転写バイアス)が背面ロール25に印加され、二次転写ロール22と中間転写ベルト15との間に転写電界が形成される。そして、この転写電界によって中間転写ベルト15の表面15Aに保持されたトナー像がシート部材Pに二次転写される。
二次転写装置20でトナー像が転写されたシート部材Pは、中間転写ベルト15から剥離され搬送方向下流側に設けられた搬送装置100によって定着装置60に搬送される。なお、搬送装置100によるシート部材Pの搬送についての詳細は後述する。
定着装置60に搬送されたシート部材Pのトナー像は、定着装置60によって熱や圧力等の定着処理を受けることでシート部材Pに定着する。そして、トナー像が定着したシート部材Pは、図示してない排出部に設けられた排紙収容部に排出される。
一方、シート部材Pへの転写が終了した後、中間転写ベルト15上に残った残留トナーは、中間転写ベルト15の回転に伴って中間転写ベルトクリーナ35に移動し、中間転写ベルトクリーナ35によって中間転写ベルト15上から除去される。
<搬送装置>
つぎに、搬送装置100の詳細について説明する。
図1に示すように、搬送装置100は、吸着搬送ユニット110と、吸着搬送ユニット110を上下方向(正確には、後述するように最短経路Eと直交する方向(斜め方向))に移動させる移動装置150と、を含んで構成されている。
吸着搬送ユニット110は、二次転写装置20の搬送方向下流側に配置され、トナー画像が二次転写されたシート部材Pを定着装置60に搬送する。
図7(A)及び図7(B)に示すように、吸着搬送ユニット110は、搬送方向から見た形状がU字形状(上側と搬送方向両側とが開口した形状)の筐体70(図7(B))に軸端部が支持された回転駆動する駆動ロール72及び従動ロール74と、駆動ロール72と従動ロール74とに巻き掛けられた複数のベルト部材76と、を有している。なお、図示されていないが、ベルト部材76間の隙間はガイド部材が設けられシールされている。
更に、図7(B)に示すように、ファン79を有するファンユニット78がベルト部材76の内側に設けられ、吸着搬送ユニット110の筐体70に固定されている。
図7(A)に示すように、ベルト部材76には、複数の貫通孔76Aが形成されている。よって、図7(B)に示すファンユニット78のファン79を駆動させることで、貫通孔76Aから空気がベルト部材76の内側に吸い込まれる。
このような構成により、吸着搬送ユニット110は、シート部材P(図1参照)をベルト部材76に吸着させ、駆動ロール72を回転駆動させベルト部材76を回転させることで、シート部材Pを搬送方向下流側(定着装置60(図2参照))に搬送するようになっている。
なお、ファン79の回転速度は可変とされ、制御部40(図1参照)によって回転速度が制御されている。つまり、制御部40によって、吸着力の大きさが制御されている。
また、図8(B)に示すように、ファンユニット78には、ダクト112が設けられている。ダクト112は、画像形成装置10(図1参照)の外装57に形成された排気口19に接続されている。また、排気口19とダクト112との間には、上下方向に沿って設けられた蛇腹状の伸縮部118で接続されている。
図2に示すように、移動装置150(図1参照)は、吸着搬送ユニット110全体(図2ではベルト部材76のみを図示)を上下方向、正確には後述する最短経路Eと直交する方向に移動させる。具体的には、吸着搬送ユニット110を、ベルト部材76が下側位置76L、上側位置76U、及び中間位置76Mになるように移動させる。下側位置76Lは、二次転写装置20の出口20Eと定着装置60の入口60Eとを結ぶ線分である最短経路Eよりも下方の位置とされ、上側位置76Uは最短経路Eの下側に近接した位置とされ、中間位置76Mは下側位置76Lと上側位置76Uとの間の位置とされている。
また、本実施形態では、吸着搬送ユニット110は、ベルト部材76の上面76Bと最短経路Eとが平行になるように配置されると共に、ベルト部材76が平行移動するように構成されている。
なお、図8(B)に示す蛇腹状の伸縮部118が伸縮することで、吸着搬送ユニット110の上下方向の移動にダクト112が追従するようになっている。
(移動装置)
つぎに、移動装置150の一例を説明する。
図8(A)及び図8(B)に示すように、吸着搬送ユニット110の筐体70の側面70Aの両外側には、それぞれ最短経路Eと直交する方向に沿って配置された二本のレール160A、160Bが間隔をあけて設けられている(各側面70Aの外側に合計四本のレール160A、160Bが設けられている)。
吸着搬送ユニット110の筐体70の側面70Aには、レール160A,160Bに沿って間隔をあけて配置された軸部114A、114Bが突出し、それぞれレール160A、160Bに挿入されている。よって、吸着搬送ユニット110は、レール160A、160Bに沿って平行移動が可能となっている。つまり、吸着搬送ユニット110は、ベルト部材76の上面76Bと最短経路Eとが平行になった状態で平行移動が可能となっている。
吸着搬送ユニット110の筐体70の下側には、回転中心となる回転軸172が円板の中心位置から変位して配置された偏芯カム170が設けられている。そして、この偏芯カム170をモータ176で回転させることで、吸着搬送ユニット110全体が最短経路Eと直交する方向に移動するようになっている。
なお、吸着搬送ユニット110は図示していない付勢手段によって下方に付勢され、これにより筐体70の下面70Bが偏芯カム170に押し当てられている。また、モータ176は、制御部40によって回転角度が制御されている。よって、吸着搬送ユニット110は、下側位置76Lと上側位置76Uとの間の中間位置76Mに停止することができる。
また、図2に示すように、搬送装置100の吸着搬送ユニット110と二次転写装置20の出口20Eとの間には、シート部材Pを検知する検知センサ98が設けられている。なお、検知結果(検知信号)は制御部40(図1参照)に送られる。
(搬送装置によるシート部材の搬送)
つぎに、搬送装置100による二次転写装置20でトナー像が転写されたシート部材Pの定着装置60への搬送についての詳細を説明する。
ここで、パーソナルコンピュータからのデータや操作パネル41(図1参照)に入力された情報によって、シート部材Pの種類及びサイズが選択されている。
本実施形態では、シート部材Pの種類は、所謂普通紙P1と所謂コート紙P2とが選択されるようになっている。なお、普通紙P1よりもコート紙P2の方が厚く所謂コシが強く撓みにくい。また、シート部材Pのサイズは小サイズ(例えば、A4サイズ)と大サイズ(例えば、A3サイズ)とが選択されるようになっている。
なお、上述のシート部材Pの種類及びサイズは、以下の説明を判り易くするための一例であって、これに限定されるものではない。複数の異なる種類及びサイズが選択できるようになっていてもよい。
また、本実施形態の定着装置60は、制御部40(図1参照)によって、選択されたシート部材Pの種類に応じて搬送速度(定着速度)が制御されている。具体的には、普通紙P1よりもコート紙P2の方が、搬送速度(定着速度)が遅くなるようになるように制御されている。これは、コート紙P2は厚く必要とする定着エネルギーが大きいため搬送速度を遅くする必要があるためであり、普通紙P1は薄く紙シワが発生し易いので搬送速度を速くする必要があるためである。
なお、二次転写装置20における搬送速度をV1とし、定着装置60におけるコート紙P2の搬送速度をV2Aとし普通紙P1の搬送速度をV2Bとし、搬送装置100における吸着搬送ユニット110のベルト部材76の搬送速度V3とすると、
V1<V3<V2A<V2B
となるように制御部40(図1参照)によって制御されている。
また、本実施形態では、シート部材Pの種類に応じて、吸着搬送ユニット110のファン79の回転速度(すなわち吸着力)が制御部40(図1参照)によって制御されている。具体的には、普通紙P1よりもコート紙P2の方がファン79の回転速度が速くなるように、すなわち、吸着力が大きくなるように制御されている。
これは、コート紙P2は厚くコシが強いので必要とする吸着力が大きいためであり、また、普通紙P1は薄いので吸着力が大きすぎると、定着前のトナー像が乱れる虞があるためである。
(普通紙P1)
まず、普通紙P1の場合の搬送について説明する。普通紙P1の場合は、サイズによることなく固定モードとなる。
図3に示すように、搬送装置100の吸着搬送ユニット110は、下側位置76Lに配置されている。二次転写装置20から搬送された普通紙P1は、自重によって先端部P1A側が下がって撓み、吸着搬送ユニット110のベルト部材76に吸着される。そして、ベルト部材76に吸着した状態で、定着装置60に搬送される。このとき普通紙P1は最短経路Eよりも下側にあり、普通紙P1は湾曲し撓んだ状態となる。具体的には、普通紙P1の先端側は定着装置60に向かって傾斜し、後端側は二次転写装置20に向かって傾斜した所謂バスタブカーブのような搬送経路となる。
前述したように
V1<V3<V2B
である。
よって、定着装置60に搬送された普通紙P1は、定着装置60に引っ張られ、搬送されるに従ってベルト部材76から離れ最短経路Eに接近して行き撓み量が少なくなっていく(撓みが消費されていく)。
しかし、普通紙P1が大サイズでも、普通紙P1の撓みが無くなる前(最短経路Eになる前)に、普通紙P1の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出されるようになっている。
(コート紙P2)
つぎに、コート紙P2の場合の搬送について説明する。
コート紙P2の場合は、前述したようにファン79の回転速度を速く、すなわち、吸着力が大きくなる。また、定着装置60の搬送速度(定着速度)が遅くなる。
[小サイズ]
コート紙P2が小サイズの場合は、普通紙P1と同じく固定モードとされているので図4に示すように、搬送装置100の吸着搬送ユニット110は、下側位置76Lに配置されている。
二次転写装置20から搬送されたコート紙P2は厚くコシが強く撓みにくいので、先端部P2Aはベルト部材76の搬送方向下流側に着地する。よって、吸着搬送される距離が短く、撓み量が少ない。
前述したように、
V1<V3<V2A
である。
よって、定着装置60に搬送されたコート紙P2は、定着装置60に引っ張られ、搬送されるに従って最短経路Eに接近して行き撓み量が少なくなる。
前述したように、コート紙P2は吸着搬送される距離が短く撓み量が少ないが、小サイズであるので、コート紙P2の撓みが無くなる前(最短経路Eになる前)に、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される。或いは、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出されたのちに、定着装置60に搬送される。
[大サイズ]
コート紙P2が大サイズの場合は、移動モードとなり、図5に示すように、搬送装置100の吸着搬送ユニット110は、上側位置76Uに移動する。
二次転写装置20から搬送されたコート紙P2は、吸着搬送ユニット110のベルト部材76に吸着される。そして、コート紙P2がベルト部材76に吸着され、下側位置76Lに向かって吸着搬送ユニット110が移動し、中間位置76Mで停止する。
なお、コート紙P2が吸着されたのち、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)が下側に向かって移動を開始するタイミングは、検知センサ98がコート紙P2の先端部P2Aを検知した検知結果から制御部40(図1参照)が算出している(検知センサ98が検知してから予め定められた時間経過後に移動を開始する)。
そして、ベルト部材76に吸着した状態で、定着装置60に搬送される。このときコート紙P2は最短経路Eよりも下側にあり、コート紙P2は湾曲し撓んだ状態となる。普通紙P1と同様に所謂バスタブカーブのような搬送経路になる。
前述したように、
V1<V3<V2A
である。
よって、定着装置60に搬送されたコート紙P2は、定着装置60に引っ張られ、搬送されるに従ってベルト部材76から離れ最短経路Eに接近して行き撓み量が少なくなっていく(撓みが消費される)。
コート紙P2を吸着搬送させることで、図4の吸着搬送ユニット110が下側位置76Lに配置されている場合よりも撓み量が大きいので、大サイズでも、コート紙P2の撓みが無くなる前(最短経路Eになる前)に、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される。
なお、吸着搬送ユニット110は、中間位置76Mであるので撓み量は、下側位置76Lよりも少ない。
しかし、前述したように
V1<V2A<V2B
である。
つまり、定着装置60の搬送速度(定着速度)は普通紙P1の場合よりも遅い(二次転写装置20と定着装置60の搬送速度差が小さい)。よって、吸着搬送ユニット110が中間位置76Mで撓み量が下側位置76Lよりも少なくても、コート紙P2の撓みが無くなる前(最短経路Eになる前)に、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される。
<作用及び効果>
つぎに、作用及び効果について説明する。
二次転写装置20から定着装置60にシート部材Pを搬送する搬送装置100は、ベルト部材76にシート部材Pを吸着させて搬送を行う。
仮に、二次転写装置20の出口20Eと定着装置60の入口60Eとを結ぶ直線状の最短経路Eに沿ってシート部材Pを搬送する場合、駆動系の回転むら等の速度変動が生じるとシート部材Pが引っ張られる、或いは押し込まれ、二次転写装置20での転写画質が低下する。よって、二次転写装置20の搬送速度と定着装置60の搬送速度とを高精度に制御する必要がある。
よって、本実施形態では、搬送装置100のベルト部材76を最短経路Eよりも下側位置76Lに設定することで、バスタブカーブのような搬送経路としシート部材Pに撓みを生じさせると共に、二次転写装置20の搬送速度よりも定着装置60の搬送速度が速くなるように設定している。このように二次転写装置20の搬送速度よりも定着装置60の搬送速度が速くなるように設定することで、速度制御が容易になる(要求される速度制御の精度が低くなる)。また、上述したように、二次転写装置20と定着装置60との搬送速度差によってシート部材Pが引っ張られるが、シート部材Pの撓みを消費することで、二次転写装置20での転写画質の低下が防止されている。
ここで、図4に示すように、コート紙P2は厚くコシが強く撓みにくいので、先端部P2Aはベルト部材76の搬送方向下流側に着地するため撓み量が少ない。小サイズの場合は、撓み量が少なくても、コート紙P2の撓みが無くなる前に、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される。或いは、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出されたのちに、定着装置60に吸着搬送される。
しかし、仮に大サイズも固定モードとした場合は、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される前に、コート紙P2の撓みが無くなり、コート紙P2が引っ張られ二次転写装置20での転写画質が低下する。つまり、シート部材Pに撓みが生じていないことに起因する転写不良が発生する。
そこで、本実施形態では、前述したうように、移動モードとし、図5に示すように搬送装置100の吸着搬送ユニット110を上側位置76Uに移動させてコート紙P2を吸着搬送ユニット110のベルト部材76に吸着させたのち、図6に示すように下側位置76Lに向かって吸着搬送ユニット110を移動させ、中間位置76Mで停止させている。
よって、コート紙P2はベルト部材76に吸着した状態で、定着装置60に搬送されるので、コート紙P2の撓み量が確保される。したがって、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出されるまで、コート紙P2に撓みが生じているので、シート部材Pに撓みが生じていないことに起因する転写不良が防止される。
また、コート紙P2はコシが強いので、下側位置76Lまで移動させると、吸着が維持されずにコート紙P2がベルト部材76から離れ、撓み量が確保されない虞がある。よって、本実施形態では、中間位置76Mで停止し、コート紙P2がベルト部材76に吸着した状態を維持し撓み量を確保している。
なお、前述したように、中間位置76Mでの撓み量は、下側位置76Lよりも少ない。しかし、コート紙P2は、定着装置60の搬送速度(定着速度)が普通紙P1よりも遅い。よって、撓み量が下側位置76Lよりも少なくても、コート紙P2の撓みが無くなる前(最短経路Eになる前)に、コート紙P2の後端が二次転写装置20の出口20Eから排出される。
また、コート紙P2の場合は、前述したようにファン79の回転速度を速く、すなわち、吸着力が大きくなるように制御されている。よって、コート紙P2がベルト部材76に吸着力不足による吸着不良が防止され、撓み量が確保される。
<その他>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、シート部材Pは、普通紙P1とコート紙P2との二種類であり、小サイズと大サイズとの二つのサイズであったがこれに限定されない。複数の異なる種類及びサイズが選択できるようになっていてもよい。
また、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)の移動及び吸着力は、種類及びサイズに応じて適宜対応すればよい。例えば、普通紙P1よりも厚くコシが強いがコート紙P2よりも薄くコシが弱い記録用紙P3の場合、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)を中間位置76Mよりも下側で停止してもよいし、下側位置76Lまで移動してもよい。また、吸着力を普通紙P1とコート紙P2との中間の強さにしてもよい。
要は、記録媒体の種類及びサイズに応じて、停止位置と吸着力とをそれぞれ制御してもよい。
また、上記実施形態では、パーソナルコンピュータからのデータや操作パネル41(図1参照)に入力される情報によって、シート部材Pの種類及びサイズが選択されたが、これに限定されない。
例えば、シート部材Pの坪量、厚さ、サイズ等を判別する判別装置を有し、この判別装置の判別結果に基づいて、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)の移動及び吸着力を制御してもよい。また、シート部材Pの坪量、厚さ、サイズが予め決められた規定値以上のときには、上記実施形態の大サイズのコート紙P2のように、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)を移動する移動モードとし、規定値未満の場合は、下側位置76Lの状態のままの固定モードとするようにしてもよい。
また、コート紙P2であっても吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)を下側位置76Lまで下げても吸着維持される場合(吸着搬送可能)であれば、下側位置76Lまで下げてもよい。
また、普通紙P1及び小サイズのコート紙P2であっても、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76)を上側位置76Uで吸着させたのち下側に下げてもよい。すなわち、シート部材の種類やサイズによることなく、シート部材Pを上側位置76Uでベルト部材76に吸着させたのち、下側に下げてもよい。
また、上記実施形態では、吸着搬送ユニット110が下側に向かって移動を開始するタイミングは、検知センサ98がコート紙P2の先端部P2Aを検知した検知結果から制御部40が算出したが、これに限定されない。検知センサ98を、二次転写装置20とレジストロール対90との間に配置してもよい。また、レジストロール対90の給紙タイミングの信号から制御部40が算出してもよい。
また、上記実施形態では、移動装置150、吸着搬送ユニット110(ベルト部材76
)は上下方向に平行移動させたが、これに限定されない。例えば、従動ロール74を回転軸として、駆動ロール72側を上下方向に回転するようにしてもうよい。
また、上記実施形態では、ファン79によって吸着搬送ユニット110のベルト部材76にシート部材Pを吸着させたが、これに限定されない。例えば、静電気力でベルト部材76にシート部材Pを吸着させてもよい。
また、上記実施形態では、二次転写装置20から定着装置60にシート部材Pを搬送すう搬送装置100に本発明を適用したが、これに限定されない。例えば、中間転写ベルトを有しない構成の場合、一次転写装置と定着装置との間の搬送装置100に本発明を適用してもよい。
画像形成装置の構成としては、上記実施形態の構成に限られず種々の構成とすることが可能である。更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 画像形成装置
15 二次転写ベルト(現像剤像保持部材の一例)
20 二次転写装置(転写手段の一例)
20E 出口
40 制御部(制御手段の一例)
60 定着装置(定着手段の一例)
60E 入口
76 ベルト部材(吸着搬送手段の一例)
76L 下側位置
76M 中間位置
76U 上側位置
100 搬送装置
150 移動装置(移動手段の一例)
E 最短経路(線分の一例)
P シート部材(記録媒体の一例)

Claims (5)

  1. 現像剤像保持部材に保持された現像剤像を記録媒体に転写させる転写手段と、前記記録媒体に転写された前記現像剤像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、の間に設けられ、前記記録媒体を吸着させて前記転写手段から前記定着手段に搬送する吸着搬送手段と、
    前記吸着搬送手段を、前記転写手段の出口と前記定着手段の入口とを結ぶ線分よりも下側に位置する下側位置と、前記下側位置よりも前記線分に近い上側位置との間で移動させる移動手段と、
    前記上側位置で前記記録媒体を前記吸着搬送手段に吸着させたのち、且つ前記記録媒体が前記定着手段に搬送される前に、前記下側位置に向かって前記吸着搬送手段移動して停止するように前記移動手段を制御するモードを有する制御手段と、
    を備える記録媒体の搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記上側位置で前記記録媒体を前記吸着搬送手段に吸着させたのち、且つ前記記録媒体が前記定着手段に搬送される前に、前記下側位置よりも上側で且つ前記上側位置よりも下側の中間位置で前記吸着搬送手段が停止するように前記移動手段を制御する請求項1に記載の記録媒体の搬送装置。
  3. 前記吸着搬送手段は、吸着力が可変とされ、
    前記制御手段は、前記記録媒体の種類に応じて、前記吸着搬送手段の吸着力を制御する請求項1又は請求項2に記載の記録媒体の搬送装置。
  4. 前記移動手段は、前記吸着搬送手段を、前記転写手段の出口と前記定着手段の入口とを結ぶ線分と直交する方向に移動させる、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の記録媒体の搬送装置。
  5. 現像剤像を保持する現像剤像保持部材と、
    前記現像剤像保持部材に保持された前記現像剤像を記録媒体に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に転写された前記現像剤像を前記記録媒体に定着させる定着手段と、
    前記転写手段と前記定着手段との間に設けられた請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の記録媒体の搬送装置と、
    を備える画像形成装置。
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