JP6220652B2 - 医療器具用洗浄剤組成物 - Google Patents

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本発明は、優れた洗浄力を有し、低起泡性で、低腐食性の、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物に関する。
近年、院内感染の問題が大きくなってきており、感染リスクを低減させることが病院においての必須課題となっている。一般的に医療器具は高価であるため、可能な限り洗浄リサイクルが行われる。感染因子となる細菌やウイルスが存在している可能性のある血液等の体液が付着した医療器具は、洗浄不足による感染リスクを低減させるため、通常、洗浄(第1工程)と消毒(第2工程)の二工程を経て洗浄リサイクルが行われる。この場合、第1工程の洗浄が適切に行われないと、第2工程の消毒の効果が損なわれることがあるため、より洗浄力の高い医療器具用洗浄剤が求められている。
特許文献1には、(a)酸性物質、(b)塩基性物質、(c)タンパク質分解酵素、並びに(d)ポリリジン、クロロヘキシジン及び第4級アンモニウム塩型殺菌剤から選ばれる一種以上を、(a)+(b)が0.5モル/kg以上となるように配合してなる医療用殺菌洗浄剤組成物が記載されている。
特許文献2には、有機アルカリ化合物(A)を1〜30質量%、ヒドロキシ基を分子中に4〜10個有する化合物(B)を1〜50質量%、酵素(C)、及び水を1〜30質量%含有し、25℃のpHが10.5〜13である医療器具用洗浄剤組成物が記載されている。
特許文献3には、(A)非イオン性界面活性剤及び/又はアニオン性界面活性剤から選ばれる少なくても1種の界面活性剤3.5〜20質量%、(B)メチルグリシン二酢酸のアルカリ金属塩・アルカノールアミン塩及び/又はグルタミン酸二酢酸のアルカリ金属塩・アルカノールアミン塩2〜10質量%、(C)モノイソプロパノールアミン1〜15質量%を含有し、且つ(A)成分/(B)成分の質量比が0.7〜7.0であることを特徴とする医療器具用洗浄剤組成物が記載されている。
また、近年、医療器具を洗浄する方法として、簡便性、洗浄性、作業環境の観点から、従来の用手洗浄、超音波洗浄に変えて、スプレーノズルから高圧で洗浄液を噴出させ汚れを落とすジェット洗浄が用いられている。
本発明者らが検討したところ、ジェット洗浄において、特許文献1の医療用殺菌洗浄剤組成物を使用した場合、腐食の発生がないものの洗浄力不足の問題があること、特許文献2の医療器具用洗浄剤組成物を使用した場合、pH10を超える強アルカリ性であるため、腐食の問題に加え、作業環境にも問題があること、特許文献3の医療器具用洗浄剤組成物を使用した場合、腐食、作業環境の問題に加え、活性剤に起因する泡が、器具の内腔をふさぎ洗浄液が汚れに到達することを妨げ、器具の内腔内側の効果的な洗浄を妨げるといった問題や、ジェット洗浄機中の水流及び洗浄液の循環を妨害するといった問題があることを見出した。
特開2006−193684号公報 特開2012−140484号公報 特開2011−219610号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた洗浄力を有し、低起泡性で、低腐食性の、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。特にジェット洗浄において優れた洗浄力を有し、低起泡性で、低腐食性の、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(A)モノカルボン酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種、(B)ポリカルボン酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種、(C)酵素、及び水を含有し、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001〜5質量%になるよう水で希釈したときの20℃におけるpHが6.5〜9.5であることを特徴とする医療器具用洗浄剤組成物に関する。
前記(A)成分が0.5〜30質量%、前記(B)成分が2〜40質量%、前記(C)成分が0.5〜30質量%であることが好ましい。また、前記(A)成分が、ギ酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。また、前記(B)成分が、ポリアクリル酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。また、前記(C)成分が、プロテアーゼであることが好ましい。さらに、本発明の医療器具用洗浄剤組成物には(D)水溶性溶剤を含有することが好ましい。また、(E)酵素安定化剤を含有することが好ましい。
本発明によれば、血液等の体液の洗浄力に優れ、低起泡性で、低腐食性の、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することが可能となる。特にジェット洗浄において、血液等の体液の洗浄力に優れ、低起泡性で、低腐食性の、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することが可能となる。
以下に、本発明を実施の形態に即して詳細に説明する。
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、(A)モノカルボン酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種、(B)ポリカルボン酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種、(C)酵素、及び水を含有し、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001〜5質量%になるよう水で希釈したときの20℃におけるpHが6.5〜9.5であることを特徴とするものである。
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、さらに(D)水溶性溶剤及び(E)酵素安定化剤を含有することができる。また、本発明の効果を損なわない範囲で、界面活性剤、着色剤、香料、防食剤等を配合することもできる。
<(A)成分>
本発明の(A)成分のモノカルボン酸及びその塩の具体的な例としては、ギ酸、酢酸、ヒドロキシ酢酸、プロパン酸等の、ヒドロキシ基を有していてもよい炭素数1〜3のモノカルボン酸(炭素数はカルボキシル基を含む)及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、エタノールアミン塩等が挙げられる。
これらの中でも洗浄性、酵素の安定性の観点からギ酸、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、ギ酸エタノールアミン塩が好ましい。(A)成分は、1種又は2種以上を使用することが出来る。
(A)成分は、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に0.5〜30質量%含有することが好ましく、1〜15質量%含有することがより好ましく、2〜10質量%含有することがさらに好ましい。0.5質量%未満では十分な洗浄性が得られないおそれがあり、30質量%を超える場合にはそれ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。
<(B)成分>
本発明の(B)成分のポリカルボン酸及びその塩の具体的な例としては、ポリアクリル酸、ポリクロトン酸、ポリイタコン酸、ポリマレイン酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−クロトン酸共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体、無水マレイン酸−アクリル酸エステル共重合体及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、エタノールアミン塩等が挙げられる。
これらの中でも洗浄性の観点からポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウム、ポリアクリル酸エタノールアミン塩が好ましい。(B)成分の重量平均分子量は、洗浄性の観点から1,500〜200,000が好ましく、3,000〜100,000がより好ましい。重量平均分子量は、リン酸緩衝液を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)でポリエチレングリコールを標準物質として求めることが出来る。(B)成分は、1種又は2種以上を使用することが出来る。
(B)成分は、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に2〜40質量%含有することが好ましく、3〜30質量%含有することがより好ましく、4〜20質量%含有することがさらに好ましい。(B)成分が2質量%未満では十分な洗浄性が得られないおそれがあり、40質量%を超える場合にはそれ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。
<(A)成分と(B)成分との比率>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、(A)成分と(B)成分との比率(質量基準)が、(A):(B)=10:90〜40:60であることが好ましい。(A)成分と(B)成分との比率が、この範囲外である場合には十分な洗浄性が得られないおそれがあり好ましくない。
<(C)成分>
本発明の(C)成分の酵素の具体的な例としては、プロテアーゼ、リパーゼ、アミラーゼが挙げられる。プロテアーゼとしては例えば、サビナーゼ、エスペラーゼ、(以上、ノボザイムズジャパン(株)製)、プロペラーゼ、ビオプラーゼ(以上、ナガセケムテックス(株)製)等が挙げられる。
リパーゼとしては例えば、リポラーゼ(ノボザイムズジャパン(株)製)等が挙げられる。アミラーゼとしては例えばターマミル、ステインザイム(以上、ノボザイムズジャパン(株)製)等が挙げられる。中でも洗浄性の観点からプロテアーゼが好ましい。(C)成分は、1種又は2種以上を使用することが出来る。
(C)成分は、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に0.5〜30質量%含有することが好ましく、1〜15質量%含有することがより好ましく、2〜10質量%含有することがさらに好ましい。(C)成分が0.5質量%未満では十分な洗浄性が得られないおそれがあり、30質量%を超える場合にはそれ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。
<水>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物に含まれる水はイオン交換水、又は蒸留水を好適に用いることができる。
<pH>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001〜5質量%になるよう水で希釈したときの20℃におけるpHが、6.5〜9.5である。pHが6.5未満では十分な洗浄性が得られず、9.5を超える場合には、医療器具を腐食させ、作業環境、及び自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することが不可能となる。
<(D)成分>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、配合安定性と酵素安定性の観点から(D)水溶性溶剤を含有することが好ましい。(D)成分の具体的な例としては、炭素数1〜4のアルコール類、炭素数2〜6の多価アルコール類、炭素数3〜8のグリコールエーテル類が好ましく、これらの中でも酵素安定性の観点からエチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、グリセリン、ソルビトールが好ましく、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールがさらにより好ましい。(D)成分は、1種又は2種以上を使用することが出来る。
(D)成分は、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に1〜60質量%含有することが好ましく、3〜50質量%含有することがより好ましく、5〜40質量%含有することがさらに好ましい。(D)成分が1質量%未満では十分な配合安定性、及び酵素安定性が得られないおそれがあり、60質量%を超える場合には配合安定性の向上、及び組成物中の酵素安定性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。
<(E)成分>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、酵素安定性の観点から(E)酵素安定化剤を含有することが好ましい。
本発明の(E)成分の具体的な例としては、塩化カルシウム、乳酸カルシウム等の25℃における溶解度が1g/100g水以上の水溶性カルシウム塩;ホウ酸、ホウ砂等のホウ素化合物;アセトアミド;グリシン;マルトデキストリン等が挙げられ、これらの中でも酵素の安定性の点から塩化カルシウム、ホウ酸、ホウ砂が好ましい。さらに環境問題から非ホウ素が好ましく塩化カルシウムがより好ましい。(E)成分は、1種又は2種以上を使用することが出来る。
(E)成分が、水溶性カルシウム塩の場合、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に、0.01〜0.9質量%含有することが好ましく、0.02〜0.5質量%含有することがより好ましく、0.05〜0.3質量%含有することがさらに好ましい。水溶性カルシウム塩が、0.01質量%未満では十分な酵素安定性が得られないおそれがあり、0.9質量%を超える場合には配合安定性が低下するおそれ、及び洗浄性が低下するおそれがある。
ホウ素化合物の場合、組成物中に0.1〜10質量%含有することが好ましく、0.5〜7質量%含有することがより好ましく、1〜5質量%含有することがさらに好ましい。
ホウ素化合物が0.1質量%未満では十分な酵素安定性が得られないおそれがあり、10質量%を超える場合には配合安定性が低下するおそれがある。
<その他の配合可能な成分>
さらに本発明の医療器具用洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、界面活性剤、着色剤、香料、防食剤等を配合することができる。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられ、酵素安定性、浸透性の観点から非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤が好ましい。
非イオン界面活性剤としてはポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリアルキレングリコール、アルキルアミンオキシド、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸ソルビタンエステル等が挙げられる。
このような非イオン界面活性剤の中でも、低起泡性の観点から、一般式(1)で表されるポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。
RO−(AO)n−H (1)
(Rは炭素数6〜24のアルキル基、Aは炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜40の数である。)
Rは医療器具細部への浸透性の向上と低起泡性の観点から炭素数7〜10のアルキル基が好ましく、分枝鎖を有する炭素数7〜10のアルキル基がより好ましい。nは医療器具細部への浸透性の向上と低起泡性の観点から1〜8が好ましい。
陰イオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルケニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アルケニルエーテルカルボン酸塩、アルファスルホ脂肪酸エステル塩、石鹸等が挙げられる。このような陰イオン界面活性剤の中でも、医療器具細部への浸透性の向上と低起泡性の観点から、炭素数7〜9のアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数8〜18の石鹸が好ましい。
界面活性剤は、本発明の医療器具用洗浄剤組成物中に20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。界面活性剤が20質量%を超える場合には低泡性の観点から好ましくない。
<組成物の製造方法>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物を製造する方法は、(C)以外の成分を混合均一とし、20℃のpHを6.5〜9.5に調整した後、(C)成分を添加し混合均一とし、再度pHを6.5〜9.5に調整する方法が好ましい。pHが6.5未満の場合は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエタノールアミン等のアルカリで調整することができる。pHが9.5を超える場合は、塩酸、硫酸、乳酸、ギ酸、クエン酸等の酸で調整することができる。中でも、ギ酸、クエン酸が好ましい。
<組成物の形態>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物の形態は、洗浄機における供給のしやすさや、溶け残りを防ぐという観点から、液体組成物(分散粒子を含んでいてもよい)であることが好ましい。
<医療器具用洗浄剤組成物の使用方法>
本発明の医療器具用洗浄剤組成物はそのまま使用してもよいが、通常、該組成物を水で希釈して前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が所定の濃度になるよう調製した処理液を洗浄に用いる。
処理液の濃度は、前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.001〜5質量%であることが好ましく、0.002〜4質量%であることがより好ましく、0.005〜3質量%であることがさらに好ましい。前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001質量%未満では十分な洗浄性が得られないおそれがあり、5質量%を超える場合には、それ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001〜5質量%になるよう水で希釈したときの20℃におけるpHは6.5〜9.5であるが、7.0〜9.0がより好ましい。処理液のpHは通常6.5〜9.5の範囲外となることはないが、範囲外となった場合は上記と同様にしてpHを調整すればよい。
また、処理液のタンパク質分解活性(プロテアーゼ力価)は、1〜4,000PUN/mlが好ましく、2〜3,200PUN/mlがより好ましく、5〜2,000PUN/mlがさらに好ましい。タンパク質分解活性(プロテアーゼ力価)が1PUN/ml未満では十分な洗浄性が得られないおそれがあり、4,000PUN/mlを超える場合にはそれ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。タンパク質分解活性(プロテアーゼ力価)は、ミルクカゼインを基質として、プロテアーゼを作用させ、L−チロジンの呈するFolin呈色度を基準として求めることが出来る。
また、洗浄時の温度は30〜70℃であることが好ましく、40〜60℃がより好ましく、45〜55℃がさらに好ましい。温度が、30℃未満では酵素の活性が不十分であるおそれがあり、70℃を超える場合には酵素の失活のおそれがある。
洗浄時間は、1〜60分間であることが好ましく、3〜30分間がより好ましく、5〜15分間がさらに好ましい。洗浄時間が、1分間未満では汚れへの洗浄剤の浸透が不十分で、十分な洗浄性が得られないおそれがあり、60分間を超える場合にはそれ以上の洗浄性の向上は少なく、経済性の観点からも好ましくない。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの具体例によって限定されるものではない。
1)試験方法
まず、実施例で用いた評価方法を説明する。本発明の医療器具用洗浄剤組成物の効果を確認するために、洗浄性試験、起泡性試験、及びアルミニウム、真鍮、銅、ステンレスに対する腐食性試験を行った。
(1)洗浄性試験
<洗浄条件>
使用洗浄機:テーブルトップウォッシャーディスインフェクターPico((株)モレーンコーポレーション)
洗浄温度:50℃
洗浄時間:5分間
すすぎ:なし
処理液濃度:前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量(質量%)として各表に記載の濃度
<被洗物>
市販の洗浄インディケーター[製品名:TOSI((株)ニチオン販売)]を使用した。
<洗浄性評価方法>
前記洗浄インディケーター(製品名:TOSI)を洗浄ラックの所定の位置に設置し、前記洗浄条件で洗浄した。このインディケーターの血液汚れの落ち具合を目視にて下記評価基準に従い評価した。試験は10回行い平均値をとった。
6:洗浄率100%〜90%以上
5:洗浄率90%未満〜80%以上
4:洗浄率80%未満〜70%以上
3:洗浄率70%未満〜60%以上
2:洗浄率60%未満〜50%以上
1:洗浄率50%未満
(2)起泡性試験
<洗浄条件>
使用洗浄機:テーブルトップウォッシャーディスインフェクターPico((株)モレーンコーポレーション)
洗浄温度:50℃
洗浄時間:5分間
すすぎ:1分間、3回
処理液濃度:前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量(質量%)として各表に記載の濃度
<起泡性評価方法>
前記洗浄条件でウォッシャーディスインフェクターを運転し、洗浄中の泡立ち状態、すすぎ3回目直後の消泡状態を目視にて下記評価基準に従い評価した。試験は10回行い平均値をとった。
洗浄中の泡立ち状態
4:泡立ちが見られない
3:わずかに泡が立つ
2:泡立ちが見られるが運転に支障がない
1:激しい泡立ちが見られ運転に支障がある
すすぎ3回目直後の消泡状態
4:泡立ちが見られない
3:すすぎ後、泡が消える
2:すすぎ後、泡がわずかに残る
1:すすぎ後、泡がかなり残る
(3)腐食性試験
前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量(質量%)として各表に記載の濃度の処理液に、テストピースを60℃で24時間浸漬した。浸漬後風乾し、浸漬面の外観変化を目視にて下記評価基準にて評価した。
4:変色なし
3:わずかに変色
2:全面に変色
1:全面にひどい変色
<テストピース>
アルミニウム板(JIS−A5012)
銅板(JIS−C1100P)
真鍮板(JIS−C3713P)
ステンレス板(SUS304)
いずれも25×50×1mm
(4)酵素残存活性の測定方法(40℃×30日間後)
反応液(0.6%ミルクカゼイン(メルク(株)製)、0.55%リン酸水素二ナトリウム(pH7.5))5mlに洗浄剤組成物1mlを加え、30℃で10分間反応させる。反応後、トリクロロ酢酸液(トリクロロ酢酸 17.97g/l、無水酢酸ナトリウム 18.04g/l、酢酸 19.81g/l)5mlを加えて、30℃で30分間放置後、ろ紙(アドバンテック社No.5C)でろ過する。ろ液2mlに0.55M炭酸ナトリウム5ml、Folin試薬(Folin試薬:イオン交換水 1:2)1mlを加えて30℃で30分間放置後、吸光度(660nm)を測定してL−チロジンの呈するFolin呈色度を基準として酵素力価を算出した。酵素残存活性(40℃×30日後)は以下の計算式により求める。
酵素残存活性(40℃×30日後)(%)=(40℃×30日保管後の洗浄剤組成物の酵素力価÷調製直後の洗浄剤組成物の酵素力価)×100
(5)ポリカルボン酸平均重量分子量測定方法
装置本体:HLC−8120(東ソー(株)製)
カラム:TSKgelG5000PW XL−G3000PW XL(東ソー(株)製)
展開溶媒:0.025M、Na2HPO4−0.025M、KH2PO4
カラム温度:40℃
流量:1.0ml/分
(6)pH測定方法
pH測定機器:pH METER F−52((株)堀場製作所)
測定温度:20℃
2)実施例1〜21及び比較例1〜10の組成物の製造
〔実施例1〜18〕
実施例1〜18の医療器具用洗浄剤組成物は、それぞれ表1〜3に記載した含量の成分(A)〜(E)を含んでいる。
(C)以外の成分を混合均一とし、炭酸カリウムでpHを8.3に調整した後、(C)成分を添加し混合均一とした。pHは8.3であった。これらの医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った。処理液のpHは8.3であった。結果を表1〜3に示した。
〔実施例19〕
実施例4の医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.0175質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った。処理液のpHは8.3であった。結果を表4に示した。
〔実施例20〕
実施例4の医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.035質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った。処理液のpHは8.3であった。結果を表4に示した。
〔実施例21〕
実施例4の医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.175質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った
。処理液のpHは8.3であった。結果を表4に示した。
〔比較例1及び2〕
比較例1及び2の医療器具用洗浄剤組成物は、それぞれ表5に記載した含量の成分(A)、(B)、(D)及び(E)を含んでいる。各成分を混合均一とし、炭酸カリウムでpHを8.3に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分及び前記(B)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った。処理液のpHは8.3であった。結果を表5に示した。
〔比較例3〜5〕
比較例3〜5の医療器具用洗浄剤組成物は、それぞれ表5〜6に示した含量で成分(A)又は(B)及び成分(C)〜(E)を含んでいる。(C)以外の成分を混合均一とし、炭酸カリウムでpHを8.3に調整した後、(C)成分を添加し混合均一とした。pHは8.3であった。これらの医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分又は前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈して調製した処理液で各試験を行った。処理液のpHは8.3であった。結果を表5〜6に示した。
〔比較例6〕
比較例6の医療器具用洗浄剤組成物は、表5に記載した含量の成分(A)〜(E)を含んでいる。
(A)及び(C)以外の成分を混合均一とし、炭酸カリウム又はギ酸でpHを5.9に調整した後、(A)及び(C)成分を添加し混合均一とし、再度pHを炭酸カリウムで6.0に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈し、炭酸カリウム又はクエン酸でpHを6.0に調整した処理液で各試験を行った。医療器具用洗浄剤組成物の(A)ギ酸量は、pH調整用に使用したギ酸量を除いた量を配合した。結果を表6に示した。
〔比較例7〕
比較例7の医療器具用洗浄剤組成物は、表6に記載した含量の成分(A)〜(E)を含んでいる。(C)以外の成分を混合均一とし、炭酸カリウムでpHを9.4に調整した後、(C)成分を添加し混合均一とし、再度pHを炭酸カリウムで9.5に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈し、炭酸カリウムでpHを10.0に調整した処理液で各試験を行った。結果を表6に示した。
〔比較例8〕
比較例8の医療用殺菌洗浄剤組成物は、表7に記載した含量の成分(F)、(H)及び(I)を含んでおり、特許文献1に記載の公知の洗浄剤組成物に対応している。各成分を混合均一とし、炭酸ナトリウム又はクエン酸でpHを8.5に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(F)成分、前記(H)成分、及び前記(I)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈し、炭酸ナトリウム又はクエン酸でpHを8.5に調整した処理液で各試験を行った。結果を表7に示した。
〔比較例9〕
比較例9の医療器具用洗浄剤組成物は、表7に記載した含量の成分(H)及び(J)を含んでおり、特許文献2に記載の公知の洗浄剤組成物に対応している。各成分を混合均一とし、モノエタノールアミン又は塩酸でpHを12.0に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(H)成分及び前記(J)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈し、モノエタノールアミン又は塩酸でpHを10.0に調整した処理液で各試験を行った。結果を表7に示した。
〔比較例10〕
比較例10の医療器具用洗浄剤組成物は、表7に記載した含量の成分(G)及び(J)を含んでおり、特許文献3に記載の公知の洗浄剤組成物に対応している。各成分を混合均一とし、1−アミノ−2−プロパノール又は塩酸でpHを11.5に調整して製造した。この医療器具用洗浄剤組成物の前記(G)成分及び前記(J)成分の合計量が0.0875質量%になるよう希釈し、1−アミノ−2−プロパノール又は塩酸でpHを11.0に調製した処理液で各試験を行った。結果を表7に示した。
3)結果
試験結果を表1〜7に示す。
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表1〜4に示されたように、本願発明の医療器具用洗浄組成物の実施例1〜21は、いずれも優れた洗浄力と低起泡性と低腐食性を示した。
これに対して、表5及び6に示されたように、比較例1〜5では、いずれの場合も本願発明の組成物に比べて洗浄力が低下していた。
また、表6に示されたように、処理液のpHが6.0である比較例6では、本願発明の組成物に比べて、洗浄力が低下しており、処理液のpHが10.0である比較例7では、腐食性が高かった。
さらに、表7に示されたように、それぞれ公知の洗浄剤組成物である、比較例8では、本願発明の組成物に比べて洗浄力が極めて弱く、比較例9及び比較例10では、いずれも本願発明の組成物に比べると起泡性が高くかつ腐食性も高かった。
以上説明したように、本発明によれば、医療器具に対して優れた洗浄力を有し、低起泡性、低腐食性で、作業環境と自然環境にやさしい医療器具用洗浄剤組成物を提供することが可能となる。したがって、本発明の医療器具用洗浄剤組成物は、洗浄手段に特に制限はなく、例えば、用手洗浄、超音波洗浄機、ジェット洗浄機等に用いることができるが、中でもジェット洗浄機用の洗浄剤として好適に用いることができる。
ジェット洗浄機としてはウォッシャーディスインフェクター等が挙げられる。また、鋼製類、樹脂類、あるいは洗浄機自体に対し低腐食性であるため、鉗子、鑷子、剪刀等の鋼製器具類、カテーテル、チューブ等の樹脂性器具類の幅広い医療器具の洗浄に対して非常に有用である。

Claims (7)

  1. (A)ヒドロキシ基を有していてもよい炭素数1〜3のモノカルボン酸(炭素数はカルボキシル基を含む)、並びにそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及びエタノールアミン塩からなる群から選択される、モノカルボン酸及びその塩少なくとも一種、
    (B)ポリアクリル酸、ポリクロトン酸、ポリイタコン酸、ポリマレイン酸、アクリル酸−マレイン酸共重合体、アクリル酸−クロトン酸共重合体、無水マレイン酸−エチレン共重合体及び無水マレイン酸−アクリル酸エステル共重合体、並びにそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩及びエタノールアミン塩からなる群から選択される、ポリカルボン酸及びその塩少なくとも一種、
    (C)酵素、及び水を含有し、
    前記(A)成分、前記(B)成分、及び前記(C)成分の合計量が、0.001〜5質量%になるよう水で希釈したときの20℃におけるpHが6.5〜9.5であることを特徴とする、医療器具用洗浄剤組成物。
  2. 前記(A)成分が0.5〜30質量%、前記(B)成分が2〜40質量%、前記(C)成分が0.5〜30質量%であることを特徴とする請求項1に記載の医療器具用洗浄剤組成物。
  3. 前記(A)成分が、ギ酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療器具用洗浄剤組成物。
  4. 前記(B)成分が、ポリアクリル酸及びその塩からなる群から選択される少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の医療器具用洗浄剤組成物。
  5. 前記(C)成分が、プロテアーゼであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の医療器具用洗浄剤組成物。
  6. さらに、(D)水溶性溶剤を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の医療器具用洗浄剤組成物。
  7. さらに、(E)酵素安定化剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の医療器具用洗浄剤組成物。
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