JP6218672B2 - 前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車や自動二輪車等の二輪車に取り付けられる前照灯に関するものである。
自転車や自動二輪車等の二輪車には一般に、そのハンドルや前ホーク、またはバスケット下方などの場所に前照灯が取り付けられている。
ところで、特許文献1には、ハンドル取付けタイプの前照灯に関し、ハンドルに取付けられた取付け部に対して照明具本体をワンタッチで着脱可能な構成とし、自転車から離れる際は照明具本体をバッグ等に入れて持ち歩くことのできる前照灯が開示されている。
この前照灯は、振動センサと光センサの働きにより、暗がりで走行する際に自動で点灯する自動点灯機能を備えているが、バッグ等に入れて携帯する場合においても暗がりと振動を検知して点灯してしまい、電池を消耗してしまうことを解決課題としている。
この課題を解消するべく、特許文献1で開示される前照灯は、照明具本体を取付け部から取外した際に回路が強制的に開放される連動スイッチを備えている。
このように特許文献1で開示される前照灯は、自転車に搭載されて文字通り前照灯として機能するほかに、自転車から取り外されて携帯用の電灯としても機能する。
しかしながら、前照灯として機能する場合と携帯用の電灯として機能する場合のそれぞれの場合において、照明を点灯状態、点滅状態、調光、照明の色変更など、多様なモード変更をおこなうことのできる前照灯とはなっていない。
前照灯が上記する多様な照明モードを備えていることにより、前照灯として使用される場合も携帯用の電灯として使用される場合もその商品価値が高まり、用途もさらに広がることは容易に想定される。
しかしながら、自転車の前照灯として使用される場合に、点滅状態もしくは赤や青などの色付照明では、自転車の被視認性や走行方向前方の路面を照らす照度が低下するおそれがある。
したがって、安全を期すれば、前照灯が文字通り自転車の前照灯として使用される場合は点灯モードに設定され、自転車から取り外されて前照灯以外の他の用途に適用される場合は、点滅モードや照明の色変更など、多様なモード変更が可能な状態に設定されるのが好ましい。
そして、上記するように、自転車に前照灯が取り付けられた際には前照灯モードに自動的に設定され、自転車から前照灯が取り外された際には他のモード(本明細書ではランプモードと称する)に自動的に設定されるようになっていれば、モードごとの使い勝手がよく、商品価値が一層高まるものと考えられる。
特開2004−189127号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、自転車に前照灯が取り付けられた際には前照灯モードに自動的に設定され、自転車から前照灯が取り外された際には他のモード(ランプモード)に自動的に設定される前照灯を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による前照灯は、前照灯モードとランプモードのいずれかのモードに切替え自在な制御部を備え、二輪車に取り付けられている際には前記制御部にて前照灯モードに設定されるものである。
本発明の前照灯は、自転車や自動二輪車等の二輪車に取り付けられて文字通り前照灯として機能することの他にも、二輪車から取り外された際に、携帯用の懐中電灯のほか、テーブル等に載置されるランタンとしても機能する、すなわち、多様な用途を備えた前照灯である。したがって、本明細書において「ランプモード」の「ランプ」には、携帯用の懐中電灯やランタン等が包含される。
また、「前照灯モード」とは、前照灯が自転車等に取り付けられ、文字通り前照灯として機能するモードである。この前照灯モードは、白色光もしくは淡黄色の光を点灯し、点滅は実行されない。また、赤色や青色、虹色などの他の光色への色変更は実行されない。ただし、たとえば強点灯と弱点灯の切替えなど、光の強弱の変更は実行可能である。
一方、「ランプモード」とは、前照灯が自転車等から取り外され、携帯用の懐中電灯として、あるいはランタンとして、さらには子供の遊具として機能するモードであり、照明の点灯のみならず点滅も実行でき、赤色や青色、虹色などの他の光色への色変更も実行でき、さらには、点灯照明における調光も実行できる。なお、「調光」とは、照度100%〜所定の下限照度までの間で徐々に照度を変化させ、所望の照度に調整することである。
本発明の前照灯は、前照灯モードとランプモードのいずれかのモードに切替え自在な制御部を備えている。そして、二輪車に取り付けられた際には、この制御部にて自動的に前照灯モードへの設定がおこなわれる。したがって、前照灯が二輪車に取り付けられた際には、この前照灯は点灯と消灯の操作や、点灯の中でも強点灯と弱点灯の間の切替え等が実行可能であるものの、点滅させたり、色変更させることはできなくなる。したがって、二輪車運転者が運転中に間違って照明を点滅等させる危険性はない。
また、制御部にて前照灯が二輪車から取り外されていることが検知されると、ランプモードが選択され、操作によって点灯から点滅への変更や、白色光から赤色、青色等への色変更、さらには、調光制御が実行可能になる。
たとえば、前記前照灯には、メイン操作部とサブ操作部が備えてあり、メイン操作部では、前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行され、サブ操作部では、ランプモードにおいて色変更が実行される実施の形態を挙げることができる。ここで、操作部とは、操作レバーや操作ボタンを意味している。
すなわち、この実施の形態では、前照灯モードの際にはメイン操作部のみが操作対象となり、ランプモードの際にはメイン操作部とサブ操作部の双方が操作対象となる。
なお、ランプモードにおいて、既述する調光制御を実行することもできる。たとえば、メイン操作部(メイン操作ボタン)を押し続けることにより、100%照度から徐々に照度が減少して所定の下限照度に至り、一定の時間を経て、下限照度から徐々に照度が上がって100%照度に至る、といった照度変化を繰り返すことができる。
また、本発明による前照灯の他の実施の形態において、前記前照灯の前面には、前照灯モードにおいて照明を発する透光窓が設けられ、前記前照灯の背面には、二輪車に固定されているブラケットに対して該前照灯が取り付けられているか否かを検出する検出部が設けられており、前記検出部が前記前照灯の取付けを検出した際に前記制御部にて前照灯モードに切替え制御が実行され、前記検出部が前記前照灯の取外しを検出した際には前記制御部にてランプモードに切替え制御が実行されるものである。
この実施の形態では、ブラケットに対して前照灯の背面を装着するといった簡易な取り付け方法にて前照灯をブラケットを介して二輪車に取り付けることができ、かつ、同様に二輪車から前照灯を容易に取り外すことができる。そして、ブラケットに対して前照灯を取り付けると同時に前照灯モードに自動的に切替えがおこなわれ、また、ブラケットから前照灯を取り外すと同時にランプモードに自動的に切替えがおこなわれることから、二輪車運転者によるモード切替え操作は一切不要である。
以上の説明から理解できるように、本発明による前照灯によれば、自転車等に前照灯が取り付けられた際には前照灯モードに自動的に設定され、自転車等から前照灯が取り外された際にはランプモードに自動的に設定され、さらに、前照灯モードでは点滅や照明の色変更が実行できないように制御され、ランプモードでは点灯から点滅への切替えや色変更、調光制御などを自由に実行できることから、前照灯による自動制御にて二輪車運転時には必要な照明を確保しながら、多様な切替えモードを備えて商品価値の高い前照灯を提供することができる。
自転車に前照灯ユニットが取り付けられている状態を示した斜視図である。 (a)は前照灯の閉じ姿勢を示した斜視図であり、(b)は前照灯の開き姿勢を示した斜視図である。 (a)は図2のIIIa−IIIa矢視図であり、(b)はIIIb−IIIb矢視図である。 (a)は前照灯本体に対して電池蓋が固定されている状態を示した斜視図であり、(b)は電池蓋を回動している状態を示した斜視図である。 前照灯本体から電池蓋が取り外された状態を示した斜視図である。 ブラケットの構成を説明した斜視図である。 ブラケットに対し、前照灯を取り付ける前の状態を示した斜視図である。 ブラケットに対し、前照灯を取り付けている状況を説明した斜視図である。 ブラケットに対して前照灯が取り付けられ、前照灯ユニットが形成された状態を示した斜視図である。 前照灯を構成する検出ボタン、メイン操作部、サブ操作部、第一、第二発光素子および制御部に関するブロック図である。 前照灯モードとランプモードにおけるフローチャートである。 ランプモードにおける照明の色変更を含むフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の前照灯の実施の形態を説明する。なお、図示例は前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットの固定される二輪車として自転車が示されているが、自動二輪車に前照灯ユニットが固定されてもよいことは勿論のことである。また、図示例は自転車の前ホークに前照灯ユニットが固定されている形態であるが、ハンドルやバスケット下面等に前照灯ユニットが固定される形態であってもよいことは勿論のことである。さらに、図示例は、側方照射部が第一本体に固定され、脚を備えた第二本体が側方照射部に対して相対的にスライドする形態であるが、側方照射部が第二本体に固定され、第一本体が側方照射部に対して相対的にスライドする形態であってもよいことは勿論のことである。
(前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットが自転車に取り付けられている態様)
まず、図1を参照して本発明の前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットが自転車に取り付けられている状態を説明する。
前照灯ユニット100は、自転車のヘッドパイプ2に回転自在に支持されて不図示のハンドルと一体に回転する前ホーク1に取り付けられるブラケット20と、ブラケット20に対してその背面15aが取り付けられる前照灯10とから構成される。
なお、前ホーク1において前照灯ユニット100の上方には不図示のバスケットが取り付けられてもよい。
自転車の前ホーク1に前照灯ユニット100が取り付けられた状態において、前照灯10の透光窓12bを介して照明が透過され(X1方向)、前照灯として供される。
(前照灯の詳細な説明)
図2〜図5を参照して、前照灯10の詳細な構成と、前照灯10の閉じ姿勢と開き姿勢について説明する。ここで、図2aは前照灯10の閉じ姿勢を示した図であり、図3aはその縦断面図である。また、図2bは前照灯10の開き姿勢を示した図であり、図3bはその縦断面図である。さらに、図4a、b、図5は順に、前照灯本体から電池蓋を取り外す状況を示した図である。
前照灯10は、照明機器16と電池17を収容し、端部に第一開口11aを有する筒状の第一本体11と、第一本体11に対して相対的にスライド自在であり(Y1方向)、第一本体11の第一開口11aに対して当接自在な第二開口12aを備え、第二開口12aの反対側に透光窓12bを備えた筒状の第二本体12と、第一本体11と第二本体12の内部に収容され、透明で筒状の側方照射部13と、電池蓋15とから大略構成されている。なお、本明細書では、第一本体11と第二本体12と側方照射部13をまとめて前照灯本体14と称し、電池蓋15と区別するものとする。
第一本体11は、側面にメイン操作部11cとサブ操作部11dが備えてある。メイン操作部11cでは、後述するように、前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行される。一方、サブ操作部11dでは、ランプモードにおいて色変更が実行される。なお、各操作部11c、11dは、図示例の操作ボタンのほか、操作レバー等であってもよい。
照明機器16は、基板16aと、基板16aに搭載された白色光や淡黄色光を発する第一発光素子16b、不図示の赤色光、青色光、虹色光等を発する第二発光素子16dから構成されており、基板16aの背面にある電池17を電源とする。第一、第二発光素子16b、16dとしては、たとえば1WのLEDを使用することができる。
第二本体12は、筒状の本体側方から四本の脚12cが張り出し、脚の先端12c’は、図3a、bで示すように透光窓12bよりも長さtだけ突出している。
また、第二本体12の第二開口12aには第三係合突起12a’が内側に張り出している。
側方照射部13はたとえば透明の筒体であり、その一端が第一開口11aを介して第一本体11の内部に嵌まり込んでおり、さらに、側方照射部13のうち、第一本体11に対して第二本体12がスライドする方向(Y1方向)の二箇所には、第一係合突起13aと第二係合突起13bが設けられている。
図2a、図3aで示すように、第一本体11の第一開口11aと第二本体12の第二開口12aが当接した閉じ姿勢では、側方照射部13は外部から視認できず、透光窓12bを介して照明が前方(X1方向)に発せられる自転車用前照灯(前照灯モード)や前方のみ照射する懐中電灯(ランプモード)としての機能を果たす。
一方、図2b、図3bで示すように、第一開口11aと第二開口12aが離れた開き姿勢では、側方照射部13が外部に臨み、照明が前方(X1方向)と側方(X2方向)に発せられる。開き姿勢は主に、図1で示す前照灯ユニット100の状態から前照灯10がブラケット20から取り外され、携帯用として使用される場合(ランプモード)に機能を果たす。その具体的態様は、携帯用の懐中電灯やランタンである。
前照灯10がランタンとして使用される場合は、たとえば不図示のテーブルに脚の先端12c’が載置され、使用される。この際、図3a、bで示すように、透光窓12bと脚の先端12c’の間に離間tが存在することから、側方照射部13から360度側方に照明が照射されることに加えて、透光窓12bを介した間接照明を照射することができる。
なお、脚12cは、図示例のように四脚でなく、前照灯10が安定的に載置されるように120度間隔で三脚の形態などであってもよい。
また、自転車に前照灯10が取り付けられて前照灯として使用される場合において、図2b、図3bで示すように前照灯10を開き姿勢として使用することもできる。この使用形態では、側方照射部13からの照射も実行されることから、夜間や暗がりにおいて自転車の側方からの被視認性を向上させることができる。
また、図2a、図3aで示す前照灯として機能する閉じ姿勢においては、側方照射部13の第一係合突起13aと第二本体12の第三係合突起12a’が係合し、閉じ姿勢を保持することができる。
一方、図2b、図3bで示すランタン等のランプとして機能する開き姿勢においては、側方照射部13の第二係合突起13bと第二本体12の第三係合突起12a’が係合し、開き姿勢を保持することができる。なお、図示を省略するが、係合突起同士の係合によって姿勢保持を図る形態のほかにも、たとえば側方照射部13の側面と第二本体12の内壁面の間の摩擦係合により、姿勢保持を図る形態などであってもよい。
第一本体11の後方には電池蓋15が着脱自在に取り付けられている。電池蓋15は、図4aで示すように、その表面中央に凹部15bを有し、凹部15bの開口エッジには、歯抜け部15c’を有する第二フランジ15cが備えてある。また、凹部15bの中央位置には、二輪車に固定されているブラケット20に対して前照灯10が取り付けられているか否かを検出する検出ボタン15dが設けられている。さらに、電池蓋15の表面の直径線状の2箇所に不図示の紐を引っ掛ける爪15eが備えてあり、前照灯10をたとえば携帯用の懐中電灯として使用する場合に、爪15eに紐を引っ掛け、紐を首や腕にぶら下げる等して使用することができるようになっている。
図4bで示すように、前照灯本体14に対して電池蓋15を回動することにより(Z1方向)、図5で示すように前照灯本体14から電池蓋15を取り外すことができ、第一本体11内に収容されている電池17の交換をおこなうことができる。
図5で示すように、電池蓋15はその端部に第三フランジ15fを備えている。一方、第一本体11はその端部に第三フランジ15fが通過する歯抜け部11b’を備えた第四フランジ11bを備えている。
第一本体11に対して電池蓋15を取り付ける際は、第三フランジ15fを歯抜け部11b’を介して第四フランジ11bの背面に挿入し、前照灯本体14に対して電池蓋15を回動し、第三フランジ15fを第四フランジ11bに係合させることで双方の固定を図ることができる。そして、前照灯本体14から電池蓋15を取り外す際は、この逆の操作により、電池蓋15を回動させて第四フランジ11bから第三フランジ15fを係合解除し、第三フランジ15fを歯抜け部11b’を介して引き抜くことで電池蓋15の取り外しが実行できる。
また、図5で示すように、電池蓋15と前照灯本体14との係合部の径r2は、電池蓋15に設けられた凹部15bの内径r1よりも大きくなっている。このことにより、後述するように、ブラケット20から前照灯10を取り外すためにブラケット20に対して前照灯10を相対的に回動させた際に、電池蓋15が回動して前照灯本体14から外れることを解消できる。
(ブラケットの構成とブラケットに対して前照灯を取り付ける方法の説明)
図6〜9を参照して、ブラケットの構成と、ブラケットに対して前照灯を取り付ける方法を説明する。
図6で示すように、ブラケット20は、自転車の前ホーク1に固定される固定片21と、固定片21の前ホーク1とは反対側の端部に設けられた取り付け片23と、取り付け片23の前面に設けられた筒状の凸部24と、凸部24の内側に設けられた押圧突起25とから大略構成されている。このように、前照灯10の背面15aが取り付けられるブラケット20は、従来の前照灯を包囲するホルダに比して格段に小型であり、したがって、ブラケット20から前照灯10が取り外された状態においてブラケット20が自転車全体の外観性に与える影響は極めて少ない。
筒状の凸部24は、その一部に側方に広がる第一フランジ24’を備えている。
図7で示すように、ブラケット20に対して前照灯10を取り付ける際は、ブラケット20の第一フランジ24’と電池蓋15の第二フランジ15cの歯抜け部15c’を位置決めし、凸部24に対して凹部15bを挿入していき(Y2方向)、図8で示すように第二フランジ15cの歯抜け部15c’を介して第一フランジ24’を凹部15b内に挿入する。
次に、図9で示すようにブラケット20に対して前照灯10を回動させることにより(Z2方向)、第一フランジ24’と第二フランジ15cが係合し、ブラケット20に対する前照灯10の固定が図られ、前照灯ユニット100が形成される。
図9で示す前照灯ユニット100では、少なくともメイン操作部11cが操作し易い位置等、予め決められた位置に位置決めされるように設定されている。メイン操作部11cの位置決め位置としては、ブラケット20に対して取り付けられた前照灯10の側面の頂上や左右横、左右斜め上方が挙げられる。たとえば前照灯ユニット100の上に不図示のバスケットがある場合、メイン操作部11cが前照灯10の頂上にあるとバスケットがメイン操作部11cの操作の邪魔になるため、このような場合は前照灯10の側面の左右横や、左右斜め上方など、操作の際にバスケットが邪魔にならず、かつ指が届いて操作し易い位置がメイン操作部11cの位置決め位置として設定される。
また、ブラケット20と前照灯10、前照灯本体14と電池蓋15はいずれも、一方に対して他方を回動させて着脱する構成となっている。ここで、電池蓋15と前照灯本体14との係合部の径r2が電池蓋15の背面15aの凹部15bの内径r1よりも大きく設定されていることから、ブラケット20から前照灯10を回動させて取り外そうとした際には、相対的に小径の凹部15bと凸部24との回動に要するトルクは大径の電池蓋15と前照灯本体14との回動に要するトルクより小さいため、前照灯本体14に対して電池蓋15が回動されることなく、ブラケット20に対して前照灯10が回動されることになる。したがって、ブラケット20から前照灯10を取り外すためにブラケット20に対して前照灯10を相対的に回動させた際に、電池蓋15が回動して前照灯本体14から外れることはない。なお、電池交換の際には、ブラケット20から前照灯10が取り外され、次いで電池蓋15を回動させて前照灯本体14から電池蓋15を取り外すことにより、電池交換をおこなうことができる。
図8で示すように、第一フランジ24’が凹部15b内に挿入された際に、押圧突起25が凹部15b内にある検出ボタン15dを押圧する。
検出ボタン15dが押圧されることにより、前照灯10内にある制御部にて前照灯モードへの切替えが実行される。すなわち、ブラケット20に対して前照灯10が取り外されている状態では検出ボタン15dは押圧されず、したがって前照灯10はランプモードとなる。以下、前照灯10内にある制御部の構成を説明するとともに、前照灯モードとランプモードをフローチャートを用いて説明する。
(制御部の構成、および前照灯モードとランプモードについて)
図10は前照灯を構成する検出ボタン15d、メイン操作部11c、サブ操作部11d、第一発光素子16b、第二発光素子16dおよび制御部に関するブロック図である。また、図11は前照灯モードとランプモードにおけるフローチャートであり、図12はランプモードにおける照明の色変更を含むフローチャートである。
図10で示すように、前照灯10内に内蔵されている制御部は、検出ボタン15dとバスを介して接続されているモード切替え部と、モード切替え部に接続されている前照灯モード内切替え部およびランプモード内切替え部と、これら各種の切替え部にバスを介して接続されているCPUから大略構成されている。
前照灯モード内切替え部はメイン操作部11cにバスを介して接続されており、ランプモード内切替え部はメイン操作部11cのほかにもサブ操作部11dにバスを介して接続されている。
また、前照灯モード内切替え部は白色光や淡黄色光を発する第一発光素子16bに接続され、ランプモード内切替え部は第一発光素子16bのほか、赤色光、青色光、虹色光等を発する第二発光素子16dにも接続されている。
図11で示すように、ブラケット20に対して前照灯10が取り付けられると検出ボタン15dがONされ(ステップS10)、制御部内におけるモード切替え部によって前照灯モード選択が実行される(ステップS20)。
前照灯モードが選択されると、前照灯10の操作対象はメイン操作部11cのみとなる。メイン操作部の1回目の操作により、前照灯は強点灯モードとなり(ステップS21)、メイン操作部の2回目の操作により、前照灯は弱点灯モードに切替わる(ステップS22)。さらにメイン操作部の3回目の操作により、前照灯は消灯する(ステップS23)。そして、メイン操作部の4回目の操作をおこなうと、前照灯は強点灯モードに再度移行する(ステップS21)。
一方、ブラケット20から前照灯10が取り外されると、制御部内におけるモード切替え部によってランプモード選択が実行される(ステップS30)。
ランプモードが選択された後、メイン操作部の1回目の操作により、前照灯10は白色点灯モード(もしくは淡黄色モード)となり(ステップS31)、メイン操作部の2回目の操作により、前照灯は白色点滅モードに切替わる(ステップS32)。さらにメイン操作部の3回目の操作により、前照灯は消灯する(ステップS33)。そして、メイン操作部の4回目の操作をおこなうと、前照灯は白色点灯モードに再度移行する(ステップS31)。
上記するメイン操作部11cの操作は、メイン操作ボタンを押すことによっておこなわれる。ここで、白色点灯モードにおいてメイン操作ボタンを長押しする(メイン操作部の異種操作)と、この白色点灯での調光モードに切替わる(ステップS34)。
調光モードにてメイン操作ボタンを押し続けると、100%照度から徐々に照度が減少して所定の下限照度に至り、一定の時間を経て、下限照度から徐々に照度が上がって100%照度に至る、といった照度変化が繰り返される。自転車運転者は、好みの照度でメイン操作ボタンから手を離すことで照度決定がなされる(ステップS35)。ここで、メイン操作ボタンを押すと白色点滅モードに切替わる(ステップS32)。
また、ランプモード選択時、白色点灯モード(ステップS31)の状態からサブ操作部(サブ操作ボタン)の1回目の操作により、白色光から赤色へ色変更が実行され、赤色灯モードに切替わる(ステップS40)。
図12で示すように、赤色灯モードにおいて、サブ操作部の2回目の操作により、赤色光から青色光へ色変更が実行され、青色灯モードに切替わり(ステップS41)、サブ操作部の3回目の操作により、青色光から白色光へ色変更が実行され、白色灯モードに再度切替わる(ステップS31)。
このように、サブ操作部の操作により、色変更の切替えが実行される。そして、各色モードにおいて、メイン操作部を操作すると、点灯モードから点滅モードへのモード切替えが実行される(ステップS32,43,44)。
また、各光色の点滅モードにおいてメイン操作部を操作することにより、点滅モードから消灯モードにモード切替えが実行され(ステップS33)、さらにメイン操作部を操作すると消灯モードから白色点灯モードへの切替えが実行される(ステップS31)。
このように、図示する前照灯10によれば、前照灯10が前照灯モードとランプモードのいずれかのモードに切替え自在な制御部を備えていて、二輪車に取り付けられている際には制御部にて前照灯モードに自動設定されることから、人手によることなく、前照灯10による自動制御にて二輪車運転時に必要な照明を確保することができる。さらに、前照灯モードの際は勿論のこと、ランプモードにおいては多様な切替えモードが用意されていることから、商品価値の高い前照灯10となる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…前ホーク、2…ヘッドパイプ、10…前照灯、11…第一本体、11a…第一開口、11b…第四フランジ、11b’…歯抜け部、11c…メイン操作部、11d…サブ操作部、12…第二本体、12a…第二開口、12a’…第三係合突起、12b…透光窓、12c…脚、12c’…脚の先端、13…側方照射部、13a…第一係合突起、13b…第二係合突起、14…前照灯本体、15…電池蓋、15a…背面、15b…凹部、15c…第二フランジ、15c’…歯抜け部、15d…検出ボタン(検出部)、15e…爪、15f…第三フランジ、16…照明機器、16a…基板、16b…第一発光素子(LED)、16d…第二発光素子(LED)、17…電池、20…ブラケット、21…固定片、23…取り付け片、24…凸部、24’…第一フランジ、25…押圧突起、100…前照灯ユニット

Claims (3)

  1. 前照灯モードとランプモードのいずれかのモードに切替え自在な制御部を備え、二輪車に取り付けられている際には前記制御部にて前照灯モードに設定され
    メイン操作部とサブ操作部が備えてあり、
    メイン操作部では、前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行され、
    サブ操作部では、ランプモードにおいて色変更が実行される前照灯。
  2. 前記前照灯の前面には、前照灯モードにおいて照明を発する透光窓が設けられ、前記前照灯の背面には、二輪車に固定されているブラケットに対して該前照灯が取り付けられているか否かを検出する検出部が設けられており、
    前記検出部が前記前照灯の取付けを検出した際に前記制御部にて前照灯モードに切替え制御が実行され、
    前記検出部が前記前照灯の取外しを検出した際には前記制御部にてランプモードに切替え制御が実行される請求項1に記載の前照灯。
  3. 前記ランプモードでは、点灯照明と点滅照明の切替え、点灯照明および点滅照明における色変更、点灯照明における調光、の各種制御が実行される請求項1または2に記載の前照灯。
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