JP6218673B2 - 前照灯 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車や自動二輪車等の二輪車に取り付けられる前照灯に関するものである。
自転車や自動二輪車等の二輪車には一般に、そのハンドルや前ホーク、またはバスケット下方などの場所に前照灯が取り付けられている。
ところで、特許文献1には、前照灯を収容する筒状のホルダに前照灯を収容して固定するとともに、ホルダから前照灯を取り外し、携帯用の懐中電灯として使用可能な前照灯が開示されている。
このように特許文献1で開示される前照灯は、文字通りの前照灯のみならず、携帯用の懐中電灯としての用途も備えていることから、優れた前照灯ではあるものの、さらにその他の用途に適用可能な構成を備えていない。
特開2013−180592号公報
本発明は上記する問題に鑑みてなされたものであり、二輪車に取り付けられる前照灯に関し、前照灯に適用された際に従来の前照灯にはない効用を発揮するとともに、その用途が前照灯や携帯用の懐中電灯のみならず、さらに他の用途を備えている前照灯を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による前照灯は、照明機器と電池を収容し、端部に第一開口を有する筒状の第一本体と、前記第一本体に対して相対的にスライド自在であり、該第一本体の前記第一開口に対して当接自在な第二開口を備え、該第二開口の反対側に透光窓を備えた筒状の第二本体と、前記第一本体と前記第二本体の内部に収容され、透明で筒状の側方照射部と、から構成され、前記第一開口と前記第二開口が当接した閉じ姿勢では、前記側方照射部が外部から視認できず、前記透光窓を介して照明が前方に発せられ、前記第一開口と前記第二開口が離れた開き姿勢では、前記側方照射部が外部に臨み、照明が前方と側方に発せられ、前記第二本体において、前記透光窓の周囲には突出部があり、該突出部の先端が該透光窓よりも突出しているものである。
本発明の前照灯は、自転車や自動二輪車等の二輪車に取り付けられて文字通り前照灯として機能することの他にも、二輪車から取り外された際に、携帯用の懐中電灯のほか、テーブル等に載置されるランタンとしても機能する、すなわち、多様な用途を備えた前照灯である。したがって、本明細書において「ランプ」とは、携帯用の懐中電灯やランタン等が包含される。
前照灯の構成は、相対的にスライド自在な第一本体と第二本体の内部に透明で筒状の側方照射部が収容されている。第一本体と第二本体の端部同士を当接させた閉じ姿勢では、第二本体の透光窓を介して照明が前方に照射される、通常の二輪車走行時の前照灯として機能する。
これに対し、第一本体と第二本体を開き姿勢とした際には、透明で筒状の側方照射部が外部に臨み、この側方照射部を介して前照灯の側面から360度方向に照明を照射することができる。
さらに、本発明の前照灯は、第二本体において、透光窓の周囲に突出部があり、突出部の先端が透光窓よりも突出している構成を備えている。ここで、透光窓の周囲に配設される突出部の実施の形態としては、第二本体の周方向に複数配置される脚を挙げることができ、たとえば前照灯がランタン等に使用される際に、複数の脚がテーブルに直接載置される。
この構成により、前照灯をランタンとして使用するに当たり、たとえばテーブルに脚の先端を載置して使用する際に、透光窓と脚の先端の間に離間が存在することから、側方照射部から360度側方に照明が照射されることに加えて、透光窓を介した間接照明を照射することができる。さらに、透光窓へのキズ付きや汚れを防止することができる。
また、自転車に前照灯が取り付けられて文字通り前照灯として使用される場合において、前照灯を開き姿勢として使用することにより、前方への照射に加えて側方照射部からの照射も実行されることから、夜間や暗がりにおいて自転車の側方からの被視認性を向上させることができる。
また、本発明による前照灯の実施の形態において、前記側方照射部が前記第一本体に固定され、該側方照射部のうち該第一本体に対して前記第二本体がスライドする方向の二箇所には第一係合突起と第二係合突起が設けられており、前記第二本体の前記第二開口には第三係合突起が設けられており、前記閉じ姿勢において第一係合突起と第三係合突起が係合して該閉じ姿勢が保持され、前記開き姿勢において第二係合突起と第三係合突起が係合して該開き姿勢が保持されるものである。
前照灯が文字通り前照灯として機能する閉じ姿勢においては、側方照射部の第一係合突起と第二本体の第三係合突起が係合することにより、閉じ姿勢を安定的に保持することができる。一方、前照灯がランタン等のランプとして機能する開き姿勢においては、側方照射部の第二係合突起と第二本体の第三係合突起が係合し、開き姿勢を安定的に保持することができる。なお、開き姿勢として二輪車の前照灯に適用した場合でも、開き姿勢が安定的に保持されることから、走行時の振動等によっても第一本体と第二本体ががたついたりしない。
また、前照灯を構成する第一本体には、紐を引っ掛ける爪が備えてあるのがよい。前照灯をたとえば携帯用の懐中電灯として使用する場合に、爪に紐を引っ掛け、紐を首や腕にぶら下げる等して使用することができる。
さらに、本発明による前照灯の他の実施の形態において、自転車等の二輪車に着脱可能とされ、二輪車装着時は前照灯モードであり、二輪車取り外し時はランプモードであって、前記第一本体には、メイン操作部とサブ操作部が備えてあり、前記メイン操作部では、前記前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、前記ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行され、前記サブ操作部では、前記ランプモードにおいて色変更が実行され、前記照明機器は、前照灯用およびランプ用の第一発光素子と、ランプ用であって第一発光素子と色の異なる第二発光素子と、これらの発光素子を搭載した基板とからなるものである。
「前照灯モード」とは、前照灯が自転車等に取り付けられ、文字通り前照灯として機能するモードである。一方、「ランプモード」とは、前照灯が自転車等から取り外され、携帯用の懐中電灯として、あるいはランタンとして、さらには子供の遊具として機能するモードである。メイン操作部により、前照灯モードにおいては点灯と消灯の切替えが実行され、ランプモードにおいては点灯と点滅と消灯の切替えが実行される。また、たとえば二輪車本体に固定されたブラケットから前照灯を取り外して携帯用懐中電灯やランタン等のランプとして、あるいは子供がランプを光らせながら遊ぶ遊具として使用するランプモードにおいては、サブ操作部を操作することにより、点灯モードや点滅モードにおける光色変更、すなわち、白光色や淡黄色光から赤色や青色、虹色等に光色を変更することができる。
なお、照明機器の構成要素である、基板の上に搭載される発光素子等の光源としては、第一発光素子として白色光や淡黄色光を発するLEDが適用でき、第二発光素子として赤色
、青色、虹色等の光を発するLEDが適用できる。
以上の説明から理解できるように、本発明による前照灯によれば、二輪車に取り付けられて前照灯として使用される用途においても従来の前照灯にはない効用を発揮するとともに、携帯用の懐中電灯としての用途のほか、ランタン等に使用した際にも優れた効用を発揮することができる。
自転車に前照灯ユニットが取り付けられている状態を示した斜視図である。 (a)は前照灯の閉じ姿勢を示した斜視図であり、(b)は前照灯の開き姿勢を示した斜視図である。 (a)は図2のIIIa−IIIa矢視図であり、(b)はIIIb−IIIb矢視図である。 (a)は前照灯本体に対して電池蓋が固定されている状態を示した斜視図であり、(b)は電池蓋を回動している状態を示した斜視図である。 前照灯本体から電池蓋が取り外された状態を示した斜視図である。 ブラケットの構成を説明した斜視図である。 ブラケットに対し、前照灯を取り付ける前の状態を示した斜視図である。 ブラケットに対し、前照灯を取り付けている状況を説明した斜視図である。 ブラケットに対して前照灯が取り付けられ、前照灯ユニットが形成された状態を示した斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の前照灯の実施の形態を説明する。なお、図示例は前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットの固定される二輪車として自転車が示されているが、自動二輪車に前照灯ユニットが固定されてもよいことは勿論のことである。また、図示例は自転車の前ホークに前照灯ユニットが固定されている形態であるが、ハンドルやバスケット下面等に前照灯ユニットが固定される形態であってもよいことは勿論のことである。さらに、図示例は、側方照射部が第一本体に固定され、脚を備えた第二本体が側方照射部に対して相対的にスライドする形態であるが、側方照射部が第二本体に固定され、第一本体が側方照射部に対して相対的にスライドする形態であってもよいことは勿論のことである。
(前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットが自転車に取り付けられている態様)
まず、図1を参照して本発明の前照灯とブラケットからなる前照灯ユニットが自転車に取り付けられている状態を説明する。
前照灯ユニット100は、自転車のヘッドパイプ2に回転自在に支持されて不図示のハンドルと一体に回転する前ホーク1に取り付けられるブラケット20と、ブラケット20に対してその背面15aが取り付けられる前照灯10とから構成される。
なお、前ホーク1において前照灯ユニット100の上方には不図示のバスケットが取り付けられてもよい。
自転車の前ホーク1に前照灯ユニット100が取り付けられた状態において、前照灯10の透光窓12bを介して照明が透過され(X1方向)、前照灯として供される。
(前照灯の詳細な説明)
図2〜図5を参照して、前照灯10の詳細な構成と、前照灯10の閉じ姿勢と開き姿勢について説明する。ここで、図2aは前照灯10の閉じ姿勢を示した図であり、図3aはその縦断面図である。また、図2bは前照灯10の開き姿勢を示した図であり、図3bはその縦断面図である。さらに、図4a、b、図5は順に、前照灯本体から電池蓋を取り外す状況を示した図である。
前照灯10は、照明機器16と電池17を収容し、端部に第一開口11aを有する筒状の第一本体11と、第一本体11に対して相対的にスライド自在であり(Y1方向)、第一本体11の第一開口11aに対して当接自在な第二開口12aを備え、第二開口12aの反対側に透光窓12bを備えた筒状の第二本体12と、第一本体11と第二本体12の内部に収容され、透明で筒状の側方照射部13と、電池蓋15とから大略構成されている。なお、本明細書では、第一本体11と第二本体12と側方照射部13をまとめて前照灯本体14と称し、電池蓋15と区別するものとする。
第一本体11は、側面にメイン操作部11cとサブ操作部11dが備えてある。メイン操作部11cでは、前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行される。一方、サブ操作部11dでは、ランプモードにおいて色変更が実行される。なお、各操作部11c、11dは、図示例の操作ボタンのほか、操作レバー等であってもよい。
照明機器16は、基板16aと、基板16aに搭載された白色光や淡黄色光を発する第一発光素子16b、不図示の赤色光、青色光、虹色光等を発する第二発光素子から構成されており、基板16aの背面にある電池17を電源とする。発光素子16bとしては、たとえば1WのLEDを使用することができる。なお、前照灯として機能する場合は、メイン
操作部11cを押圧することによって白色光や淡黄色光が点灯され、照射される。一方、携帯用の懐中電灯やランタン等のランプとして、あるいは子供が遊びの一環として使用する場合は、メイン操作部11cを押圧することによって点灯モードから点滅モードに切替えが実行され、サブ操作部11dを押圧することによって白光色や淡黄色光から赤色や青色、虹色への光色変更が実行される。また、メイン操作部11cを押圧することにより、点灯と消灯の間で調光をおこなうこともできる。たとえばメイン操作部11cが操作ボタンからなる場合、操作ボタンを押すことで点灯と消灯の切替えや、点灯と点滅と消灯の切替えが実行され、操作ボタンを長押しすることで調光制御を実行することができる。
第二本体12は、筒状の本体側方から四本の脚12c(突出部)が張り出し、脚の先端12c’は、図3a、bで示すように透光窓12bよりも長さtだけ突出している。
また、第二本体12の第二開口12aには第三係合突起12a’が内側に張り出している。
側方照射部13はたとえば透明の筒体であり、その一端が第一開口11aを介して第一本体11の内部に嵌まり込んでおり、さらに、側方照射部13のうち、第一本体11に対して第二本体12がスライドする方向(Y1方向)の二箇所には、第一係合突起13aと第二係合突起13bが設けられている。
図2a、図3aで示すように、第一本体11の第一開口11aと第二本体12の第二開口12aが当接した閉じ姿勢では、側方照射部13は外部から視認できず、透光窓12bを介して照明が前方(X1方向)に発せられる自転車用前照灯(前照灯モード)や前方のみ照射する懐中電灯(ランプモード)としての機能を果たす。
一方、図2b、図3bで示すように、第一開口11aと第二開口12aが離れた開き姿勢では、側方照射部13が外部に臨み、照明が前方(X1方向)と側方(X2方向)に発せられる。開き姿勢は主に、図1で示す前照灯ユニット100の状態から前照灯10がブラケット20から取り外され、携帯用として使用される場合(ランプモード)に機能を果たす。その具体的態様は、携帯用の懐中電灯やランタンである。
前照灯10がランタンとして使用される場合は、たとえば不図示のテーブルに脚の先端12c’が載置され、使用される。この際、図3a、bで示すように、透光窓12bと脚の先端12c’の間に離間tが存在することから、側方照射部13から360度側方に照
明が照射されることに加えて、透光窓12bを介した間接照明を照射することができる。
また、透光窓12bへのキズ付きや汚れを防止することができる。
なお、脚12cは、図示例のように四脚でなく、前照灯10が安定的に載置されるように120度間隔で三脚の形態などであってもよい。
また、自転車に前照灯10が取り付けられて前照灯として使用される場合において、図2b、図3bで示すように前照灯10を開き姿勢として使用することもできる。この使用形態では、側方照射部13からの照射も実行されることから、夜間や暗がりにおいて自転車の側方からの被視認性を向上させることができる。
また、図2a、図3aで示す前照灯として機能する閉じ姿勢においては、側方照射部13の第一係合突起13aと第二本体12の第三係合突起12a’が係合し、閉じ姿勢を保持することができる。
一方、図2b、図3bで示すランタン等のランプとして機能する開き姿勢においては、側方照射部13の第二係合突起13bと第二本体12の第三係合突起12a’が係合し、開き姿勢を保持することができる。なお、図示を省略するが、係合突起同士の係合によって姿勢保持を図る形態のほかにも、たとえば側方照射部13の側面と第二本体12の内壁面の間の摩擦係合により、姿勢保持を図る形態などであってもよい。
第一本体11の後方には電池蓋15が着脱自在に取り付けられている。電池蓋15は、図4aで示すように、その表面中央に凹部15bを有し、凹部15bの開口エッジには、歯抜け部15c’を有する第二フランジ15cが備えてある。また、凹部15bの中央位置には、二輪車に固定されているブラケット20に対して前照灯10が取り付けられているか否かを検出する検出ボタン15dが設けられている。さらに、電池蓋15の表面の直径線状の2箇所に不図示の紐を引っ掛ける爪15eが備えてあり、前照灯10をたとえば携帯用の懐中電灯として使用する場合に、爪15eに紐を引っ掛け、紐を首や腕にぶら下げる等して使用することができるようになっている。
図4bで示すように、前照灯本体14に対して電池蓋15を回動することにより(Z1方向)、図5で示すように前照灯本体14から電池蓋15を取り外すことができ、第一本体11内に収容されている電池17の交換をおこなうことができる。
図5で示すように、電池蓋15はその端部に第三フランジ15fを備えている。一方、第一本体11はその端部に第三フランジ15fが通過する歯抜け部11b’を備えた第四フランジ11bを備えている。
第一本体11に対して電池蓋15を取り付ける際は、第三フランジ15fを歯抜け部11b’を介して第四フランジ11bの背面に挿入し、前照灯本体14に対して電池蓋15を回動し、第三フランジ15fを第四フランジ11bに係合させることで双方の固定を図ることができる。そして、前照灯本体14から電池蓋15を取り外す際は、この逆の操作により、電池蓋15を回動させて第四フランジ11bから第三フランジ15fを係合解除し、第三フランジ15fを歯抜け部11b’を介して引き抜くことで電池蓋15の取り外しが実行できる。
また、図5で示すように、電池蓋15と前照灯本体14との係合部の径r2は、電池蓋15に設けられた凹部15bの内径r1よりも大きくなっている。このことにより、後述するように、ブラケット20から前照灯10を取り外すためにブラケット20に対して前照灯10を相対的に回動させた際に、電池蓋15が回動して前照灯本体14から外れることを解消できる。
(ブラケットの構成とブラケットに対して前照灯を取り付ける方法の説明)
図6〜9を参照して、ブラケットの構成と、ブラケットに対して前照灯を取り付ける方法を説明する。
図6で示すように、ブラケット20は、自転車の前ホーク1に固定される固定片21と、固定片21の前ホーク1とは反対側の端部に設けられた取り付け片23と、取り付け片23の前面に設けられた筒状の凸部24と、凸部24の内側に設けられた押圧突起25とから大略構成されている。このように、前照灯10の背面15aが取り付けられるブラケット20は、従来の照明灯を包囲するホルダに比して格段に小型であり、したがって、ブラケット20から前照灯10が取り外された状態においてブラケット20が自転車全体の外観性に与える影響は極めて少ない。
筒状の凸部24は、その一部に側方に広がる第一フランジ24’を備えている。
図7で示すように、ブラケット20に対して前照灯10を取り付ける際は、ブラケット20の第一フランジ24’と電池蓋15の第二フランジ15cの歯抜け部15c’を位置決めし、凸部24に対して凹部15bを挿入していき(Y2方向)、図8で示すように第二フランジ15cの歯抜け部15c’を介して第一フランジ24’を凹部15b内に挿入する。
次に、図9で示すようにブラケット20に対して前照灯10を回動させることにより(Z2方向)、第一フランジ24’と第二フランジ15cが係合し、ブラケット20に対する前照灯10の固定が図られ、前照灯ユニット100が形成される。
図9で示す前照灯ユニット100では、少なくともメイン操作部11cが操作し易い位置等、予め決められた位置に位置決めされるように設定されている。メイン操作部11cの位置決め位置としては、ブラケット20に対して取り付けられた前照灯10の側面の頂上や左右横、左右斜め上方が挙げられる。たとえば前照灯ユニット100の上に不図示のバスケットがある場合、メイン操作部11cが前照灯10の頂上にあるとバスケットがメイン操作部11cの操作の邪魔になるため、このような場合は前照灯10の側面の左右横や、左右斜め上方など、操作の際にバスケットが邪魔にならず、かつ指が届いて操作し易い位置がメイン操作部11cの位置決め位置として設定される。
また、ブラケット20と前照灯10、前照灯本体14と電池蓋15はいずれも、一方に対して他方を回動させて着脱する構成となっている。ここで、電池蓋15と前照灯本体14との係合部の径r2が電池蓋15の背面15aの凹部15bの内径r1よりも大きく設定されていることから、ブラケット20から前照灯10を回動させて取り外そうとした際には、相対的に小径の凹部15bと凸部24との回動に要するトルクは大径の電池蓋15と前照灯本体14との回動に要するトルクより小さいため、前照灯本体14に対して電池蓋15が回動されることなく、ブラケット20に対して前照灯10が回動されることになる。したがって、ブラケット20から前照灯10を取り外すためにブラケット20に対して前照灯10を相対的に回動させた際に、電池蓋15が回動して前照灯本体14から外れることはない。なお、電池交換の際には、ブラケット20から前照灯10が取り外され、次いで電池蓋15を回動させて前照灯本体14から電池蓋15を取り外すことにより、電池交換をおこなうことができる。
図8で示すように、第一フランジ24’が凹部15b内に挿入された際に、押圧突起25が凹部15b内にある検出ボタン15dを押圧する。
図示を省略するが、前照灯10内には、前照灯モードとランプモードの2つのモードに切替える制御部が備えられており、検出ボタン15dが押圧されると、制御部にて前照灯モードに切替え制御が実行される。そして、この前照灯モードにおいては、点滅や色変更ができず、たとえば白色光による点灯のみが実行されることになる。すなわち、サブ操作部11dを押圧しても点滅モードへの変更や色変更は実行できない。なお、たとえばメイン操作部11cを操作することにより、点灯状態において強点灯と弱点灯の切替え等をおこなうことは可能である。
一方、検出ボタン15dが押圧されていない際には、制御部にてランプモードに切替え制御が実行される。ランプモードでは、サブ操作部11dによる操作が実行可能となる。
既述するように、メイン操作部11cを押圧することによって点灯モードから点滅モードに切替えが実行され、メイン操作部11cをたとえば長押しすることで調光制御が実行され、サブ操作部11dを押圧することによって白光色や淡黄色光から赤色や青色、虹色への光色変更が実行される。
このように、図示する前照灯10によれば、文字通り前照灯として使用される場合において、開き姿勢として使用することにより、前方への照射に加えて側方照射部13からの照射も実行されることから、夜間や暗がりにおいて自転車の側方からの被視認性を向上させることができる。さらに、前照灯10を携帯用の懐中電灯のほかにもランタンとして使用することができ、このランタンとしての使用に当たり、たとえばテーブルに脚の先端12c’を載置して使用する際に、透光窓12bと脚の先端12c’の間に離間tが存在す
ることから、側方照射部13から360度側方に照明が照射されることに加えて、透光窓12bを介した間接照明を照射することができ、ランタンとして優れた効用を発揮することができる。また、透光窓12bへのキズ付きや汚れを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
1…前ホーク、2…ヘッドパイプ、10…前照灯、11…第一本体、11a…第一開口、11b…第四フランジ、11b’…歯抜け部、11c…メイン操作部、11d…サブ操作部、12…第二本体、12a…第二開口、12a’…第三係合突起、12b…透光窓、12c…脚(突出部)、12c’…脚の先端、13…側方照射部、13a…第一係合突起、13b…第二係合突起、14…前照灯本体、15…電池蓋、15a…背面、15b…凹部、15c…第二フランジ、15c’…歯抜け部、15d…検出ボタン、15e…爪、15f…第三フランジ、16…照明機器、16a…基板、16b…発光素子(LED)、17
…電池、20…ブラケット、21…固定片、23…取り付け片、24…凸部、24’…第一フランジ、25…押圧突起、100…前照灯ユニット

Claims (4)

  1. 照明機器と電池を収容し、端部に第一開口を有する筒状の第一本体と、
    前記第一本体に対して相対的にスライド自在であり、該第一本体の前記第一開口に対して当接自在な第二開口を備え、該第二開口の反対側に透光窓を備えた筒状の第二本体と、 前記第一本体と前記第二本体の内部に収容され、透明で筒状の側方照射部と、から構成され、
    前記第一開口と前記第二開口が当接した閉じ姿勢では、前記側方照射部が外部から視認できず、前記透光窓を介して照明が前方に発せられ、
    前記第一開口と前記第二開口が離れた開き姿勢では、前記側方照射部が外部に臨み、照明が前方と側方に発せられ、
    前記第二本体において、前記透光窓の周囲には突出部があり、該突出部の先端が該透光窓よりも突出しており、
    前記突出部は前記第二本体の周方向に複数配置される脚である前照灯。
  2. 前記側方照射部が前記第一本体に固定され、該側方照射部のうち該第一本体に対して前記第二本体がスライドする方向の二箇所には第一係合突起と第二係合突起が設けられており、
    前記第二本体の前記第二開口には第三係合突起が設けられており、
    前記閉じ姿勢において第一係合突起と第三係合突起が係合して該閉じ姿勢が保持され、 前記開き姿勢において第二係合突起と第三係合突起が係合して該開き姿勢が保持される請求項1に記載の前照灯。
  3. 前記第一本体に紐を引っ掛ける爪が備えてある請求項1または2に記載の前照灯。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の前照灯において、二輪車に着脱可能とされ、二輪車装着時は前照灯モードであり、二輪車取り外し時はランプモードであって、
    前記第一本体には、メイン操作部とサブ操作部が備えてあり、
    前記メイン操作部では、前記前照灯モードにおいて点灯と消灯の切替えが実行され、前記ランプモードにおいて点灯と点滅と消灯の切替えが実行され、
    前記サブ操作部では、前記ランプモードにおいて色変更が実行され、
    前記照明機器は、前照灯用およびランプ用の第一発光素子と、ランプ用であって第一発光素子と色の異なる第二発光素子と、これらの発光素子を搭載した基板とからなる前照灯。
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