JP6218558B2 - コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、ポーラスコンデンサに関する。
近年、新しいタイプのコンデンサとしてポーラスコンデンサが開発されている。ポーラスコンデンサは、アルミニウム等の金属表面に形成される金属酸化物がポーラス(細孔の貫通孔)構造を形成する性質を利用してポーラス内に内部電極を形成し、金属酸化物を誘電体としてコンデンサとしたものである。
誘電体の表面及び裏面にはそれぞれ外部導電体が積層され、ポーラス内に形成される内部電極は表面の外部導電体と裏面の外部導電体のいずれか一方に接続される。内部電極と接続されない側の外部導電体との間は、空隙又は絶縁性材料によって絶縁される。これにより内部電極は、誘電体を介して対向する対向電極(正極又は負極)として機能する。
例えば、特許文献1には、このような構成を有するポーラスコンデンサが開示されている。誘電体層に設けれられた第1の孔及び第2の孔の孔内には、それぞれ第1電極及び第2電極が形成されており、第1電極及び第2電極は誘電体層の表裏両面に積層された導電体層のいずれかに接続されている。
特許4493686号公報 特開2009−76850号公報
特許文献1に記載のようなポーラスコンデンサは、実装基板に実装されて利用されることが想定される。ここで、MLCC(Multi-Layered Ceramic Capacito:積層セラミックコンデンサ)等のチップ部品は、チップの表裏面のみならず側面も導体で被覆された構造を有し、当該導体を接続端子として実装基板に実装される。このため、ポーラスコンデンサにおいても、MLCC等のチップ部品と同様の接続端子を設けることにより、これらと同様の実装方法で実装基板に実装することが可能となる。
しかしながら、このような接続端子を備えるポーラスコンデンサを形成することは困難であった。ポーラスコンデンサはその構造上、多数のポーラスコンデンサを含む構造体を製造し、これを個片化することによって製造される。このため、ポーラスコンデンサの側面に接続端子となる導体を形成するためには、個々のポーラスコンデンサを切り離し、側面を露出させた上で個々のポーラスコンデンサの方向や位置を備える必要がある。接続端子となる導体層は、精確に配置する必要があり、多数のポーラスコンデンサを高精度に整列させるには、非常に困難である。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、実装対象物への実装に適した端子配置を有するコンデンサを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るコンデンサは、誘電体層と、第1の導体層と、第2の導体層と、第1の内部電極と、第2の内部電極と、第1の外電用電極層と、第2の外電用電極層と、第1の外部電極と、第2の外部電極とを具備する。
上記誘電体層は、誘電性材料からなり、第1の主面と、上記第1の主面と反対側の第2の主面と、側面とを有し、上記第1の主面と上記第2の主面に連通する複数の貫通孔とを備える。
上記第1の導体層は、導電性材料からなり、上記第1の主面に配設されている。
上記第2の導体層は、導電性材料からなり、上記第2の主面に配設されている。
上記第1の内部電極は、導電性材料からなり、上記複数の貫通孔内に形成され、上記第1の導体層に接続されている。
上記第2の内部電極は、導電性材料からなり、上記複数の貫通孔内に形成され、上記第2の導体層に接続されている。
上記第1の外電用電極層は、導電性材料からなり、上記第1の主面に配設され、上記第1の導体層に接続されている。
上記第2の外電用電極層は、導電性材料からなり、上記第2の主面に配設され、上記第2の導体層に接続されている。
上記第1の外部電極は、金属メッキからなり、上記第1の外電用電極層上及び上記誘電体層の側面に配設されている。
上記第2の外部電極は、金属メッキからなり、上記第2の外電用電極層上及び上記誘電体層の側面に配設されている。
本発明に係るコンデンサの斜視図である。 同コンデンサの断面図である。 同コンデンサが備える誘電体層の斜視図である。 同コンデンサが備える誘電体層の断面図である。 同コンデンサが備える誘電体層の平面図である。 同コンデンサが備える誘電体層の斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す断面図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す断面図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す断面図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの構成の一部を示す斜視図である。 同コンデンサの拡大斜視図である。 同コンデンサの斜視断面図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサの製造プロセスを示す模式図である。 同コンデンサが生成されるコンデンサ構造体の製造プロセスを示す斜視図である。 同コンデンサが生成されるコンデンサ構造体の製造プロセスを示す斜視図である。 本発明の変形例に係るコンデンサが備える誘電体層の平面図である。
本発明の一実施形態に係るコンデンサは、上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るコンデンサは、誘電体層と、第1の導体層と、第2の導体層と、第1の内部電極と、第2の内部電極と、第1の外電用電極層と、第2の外電用電極層と、第1の外部電極と、第2の外部電極とを具備する。
上記誘電体層は、誘電性材料からなり、第1の主面と、上記第1の主面と反対側の第2の主面と、側面とを有し、上記第1の主面と上記第2の主面に連通する複数の貫通孔とを備える。
上記第1の導体層は、導電性材料からなり、上記第1の主面に配設されている。
上記第2の導体層は、導電性材料からなり、上記第2の主面に配設されている。
上記第1の内部電極は、導電性材料からなり、上記複数の貫通孔内に形成され、上記第1の導体層に接続されている。
上記第2の内部電極は、導電性材料からなり、上記複数の貫通孔内に形成され、上記第2の導体層に接続されている。
上記第1の外電用電極層は、導電性材料からなり、上記第1の主面に配設され、上記第1の導体層に接続されている。
上記第2の外電用電極層は、導電性材料からなり、上記第2の主面に配設され、上記第2の導体層に接続されている。
上記第1の外部電極は、金属メッキからなり、上記第1の外電用電極層上及び上記誘電体層の側面に配設されている。
上記第2の外部電極は、金属メッキからなり、上記第2の外電用電極層上及び上記誘電体層の側面に配設されている。
この構成によれば、誘電体層の側面に第1の外部電極及び第2の外部電極が配設されているため、MLCC等のチップ部品と同様の実装方法で実装基板等に実装することが可能である。また、第1の外部電極及び第2の外部電極は金属メッキからなるため、これらが導電性ペーストからなる場合に比べ、コンデンサの外形形状が安定する。即ち、上記構成を有するコンデンサは、実装対象物への実装に適している。
上記誘電体層は、上記複数の貫通孔の一部を含み上記側面から離間する容量領域と、上記複数の貫通孔の一部を含み上記側面を含む導通領域とを備え、
上記第1の内部電極は、上記容量領域において上記複数の貫通孔内に形成され、
上記第2の内部電極は、上記容量領域において上記複数の貫通孔内に形成され、
上記コンデンサは、導電性材料からなり、上記導通領域において上記複数の貫通孔内に形成され、上記誘電体層の側面において一部が露出する貫通導電部をさらに含んでもよい。
この構成によれば、誘電体層の側面において一部が露出する貫通導電部を、第1の外部電極及び第2の外部電極を形成する際のメッキ給電体として利用することが可能である。貫通導電部は、第1の内部電極及び第2の内部電極を貫通孔内に形成する製造工程において、これらと同時に作成することが可能であるため、上記構成を備えるコンデンサは、側面に外電用電極としての貫通導電部が設けられていないコンデンサと同等の製造工程数で製造することが可能である。
上記誘電体層は、上記容量領域と上記導通領域の間に設けられ、上記複数の貫通孔の一部を含む絶縁領域をさらに備え、
上記コンデンサは、上記絶縁領域において上記複数の貫通孔に形成された、空隙又は絶縁性材料からなる絶縁部
をさらに具備してもよい。
この構成によれば、第1の導体層及び第2の導体層を誘電体層上に配設する際に、絶縁領域をパターニングの余地領域として利用することができる。容量領域と導通領域の間に絶縁領域を設けない場合、容量領域と導通領域が隣接するため、第1の導体層及び第2の導体層のパターニング精度が低いと、これらが導通領域にはみ出し、貫通導電部と接触して短絡するおそれがある。ここで、上記構成によれば、絶縁領域によってこの短絡を防止することが可能である。即ち、上記構成を有するコンデンサは、高い絶縁信頼性を有する。
上記コンデンサは、
導電性材料からなり、上記第1の主面に配設され、上記貫通導電部を介して上記第2の外電用電極層に電気的に接続された第3の外電用電極層と、
導電性材料からなり、上記第2の主面に配設され、上記貫通導電部を介して上記第1の外電用電極層に電気的に接続された第4の外電用電極層と
をさらに具備してもよい。
この構成によれば、第1の内部電極と接続された外電用電極層(第1の外部電極層及び第4の外部電極層)と、第2の内部電極と接続された外電用電極層(第2の外部電極層及び第3の外部電極層)のいずれもコンデンサの表裏両面に形成されるため、第1の内部電極と接続された外部電極(第1の外部電極)と第2の内部電極と接続された外部電極(第2の外部電極)を表裏両面に備えたコンデンサとすることが可能である。即ち、このコンデンサを実装対象物に実装する際、コンデンサの表裏両面を考慮することなく実装が可能となる。
上記誘電体層は、酸化アルミニウムからなり、
上記コンデンサは、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂のいずれかの材料を含み、上記第1の導体層を被覆する第1の保護層と、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂のいずれかの材料を含み、上記第2の導体層を被覆する第2の保護層と
をさらに具備してもよい。
誘電体層を構成する酸化アルミニウム(Al)は、高湿度環境下において水和反応が進行し、ベーマイト等の水和物が生成する性質を有する。この水和物は、絶縁性に劣り、コンデンサの短絡故障を引き起こすおそれがある。第1の保護層及び第2の保護層を上記の耐湿性に優れた材料を含むものとすることにより、酸化アルミニウムの水和反応を防止し、コンデンサの短絡故障を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係るコンデンサについて説明する。
[コンデンサの構造]
図1は、本実施形態に係るコンデンサ100の斜視図である。これらの図に示すように、コンデンサ100は、第1外部電極114及び第2外部電極115を備える。第1外部電極114及び第2外部電極115はそれぞれ、コンデンサ100の正極又は負極に電気的に接続されており、コンデンサ100を実装対称物(実装基板等)に実装する際に端子として機能する。
第1外部電極114及び第2外部電極115は図1に示すように、コンデンサ100の表裏両面のみならず側面にも形成されており、コンデンサ100の実装対象物への容易な実装を可能とする。以下、このような第1外部電極114及び第2外部電極115を備えるコンデンサ100の構造について説明する。
図2は、コンデンサ100の断面図である。同図に示すようにコンデンサ100は、誘電体層101、第1内部電極102、第2内部電極103、第1導体層104、第2導体層105、絶縁部106、第1保護層107、第2保護層108、貫通導電部109、第1外電用電極層110、第2外電用電極層111、第3外電用電極層112、第4外電用電極層113、第1外部電極114及び第2外部電極115を具備する。
誘電体層101は、コンデンサ100の誘電体として機能する。図3は、誘電体層101の斜視図であり、図4は誘電体層101の断面図である。誘電体層101は、誘電性材料であって、自己組織化によってポーラス(細孔)を形成する材料を利用することができる。このような材料としては、酸化アルミニウム(Al)を挙げることができる。誘電体層101の厚みは特に限定されないが、例えば数μm〜数百μmとすることができる。
図3及び図4に示すように、誘電体層101には、複数の貫通孔101aが形成されている。誘電体層101の層面方向に平行な表面を第1の主面101bとし、その反対側の面を第2の主面101cとすると、貫通孔101aは第1の主面101b及び第2の主面101cに垂直な方向(誘電体層101の厚み方向)に沿って形成され、第1の主面101b及び第2の主面101cに連通するように形成されている。なお、図3等に示す貫通孔101aの数や大きさは便宜的なものであり、実際のものはより小さく、多数である。また、貫通孔101aは分岐を有してもよく、隣接する貫通孔101aと合流していてもよい。また、誘電体層101において第1の主面101b及び第2の主面101cに対する側面を側面101dとする。
図5は誘電体層101の平面図であり、図6は誘電体層101の斜視図である。なお、図5において貫通孔101aは一部のみ図示し、図6において貫通孔101aは図示を省略する。図4乃至図6に示すように、誘電体層101は、容量領域101e、絶縁領域101f及び導通領域101gを有する。容量領域101eは、側面101dから離間し、誘電体層101の大部分を占める領域である。導通領域101gは誘電体層101の側面101dを含み、図5及び図6に示すように、分離した2領域からなる。絶縁領域101fは、容量領域101eと絶縁領域101fの間に位置し、両領域を離間させる。
図5に示すように、各領域はそれぞれ複数の貫通孔101aを含む領域である。各領域においては貫通孔101a内に形成される構造が異なり、それについては後述する。
第1内部電極102は、コンデンサ100の一方の対向電極として機能する。図7は、コンデンサ100の一部の構成を示す断面図である。同図に示すように第1内部電極102は、容量領域101eに含まれる貫通孔101aの内部に形成されている。第1内部電極102は導電性材料、例えば、In、Sn、Pb、Cd、Bi、Al、Cu、Ni、Au、Ag、Pt、Pd、Co、Cr、Fe、Zn等の純金属やこれらの合金からなるものとすることができる。
第1内部電極102は、第1導体層104に接続され、第2導体層105とは離間して形成されている。第1内部電極102と第2導体層105の間には、図7に示すように絶縁性材料からなる絶縁部102aが形成されている。また、絶縁部102aは第1内部電極102と第2導体層105の間に設けられた空隙であってもよい。
第2内部電極103は、コンデンサ100の他方の対向電極として機能する。図7に示すように第2内部電極103は、容量領域101eに含まれる貫通孔101aの内部に形成されている。第2内部電極103は導電性材料、例えば、In、Sn、Pb、Cd、Bi、Al、Cu、Ni、Au、Ag、Pt、Pd、Co、Cr、Fe、Zn等の純金属やこれらの合金からなるものとすることができる。
第2内部電極103は、第2導体層105に接続され、第1導体層104とは離間して形成されている。第2内部電極103と第1導体層104の間には、図7に示すように絶縁性材料からなる絶縁部103aが形成されている。また、絶縁部103aは、第2内部電極103と第1導体層104の間に設けられた空隙であってもよい。
第1内部電極102と第2内部電極103は、図7では交互に配列するように表されているが、必ずしも交互でなくてもよく、ランダムに配列されてもよい。第1内部電極102と第2内部電極103が誘電体層101を介して対向配置されていれば、コンデンサが構成されるためである。第1内部電極102と第2内部電極103の数は同等でなくてもよいが、同等のほうがコンデンサ容量が大きくなり、好適である。
第1導体層104は、第1内部電極102と第1外電用電極層110を電気的に接続する(図2参照)。図8は、第1導体層104を示す斜視図である。第1導体層104は図7及び図8に示すように、容量領域101eにおいて第1の主面101b上に配設されている。なお、第1導体層104は、少なくとも容量領域101e上に配設されていればよく、一部が絶縁領域101f上に配設されていてもよい。
第1導体層104は導電性材料、例えば、Cu、Ni、Cr、Ag、Pd、Fe、Sn、Pb、Pt、Ir、Rh、Ru、Al、Ti等の純金属やこれらの合金であるものとすることができる。第1導体層104の厚さは例えば数十nm〜数μmであるものとすることができる。また、第1導体層104は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
第2導体層105は、第2内部電極103と第2外電用電極層111を電気的に接続する(図2参照)。図9は、第2導体層105を示す斜視図である。第2導体層105は、図7及び図9に示すように、容量領域101eにおいて第2の主面101c上に配設されている。なお、第2導体層105は、少なくとも容量領域101e上に配設されていればよく、一部が絶縁領域101f上に配設されていてもよい。
第2導体層105は、第1導体層104と同様の導電性材料からなるものとすることができ、その厚さは例えば数nm〜数μmであるものとすることができる。第2導体層105の構成材料は第1導体層104の構成材料と同一でもよく異なっていてもよい。また、第2導体層105は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
絶縁部106は、絶縁領域101fを形成する。図10は、コンデンサ100の一部の構成を示す断面図である。同図に示すように絶縁部106は、絶縁領域101fに含まれる貫通孔101aの内部に形成されている。絶縁部106は、合成樹脂等の絶縁性材料からなるものとすることができる。また絶縁部106は貫通孔101a内に何も充填されることなく形成された空隙であってもよい。
第1保護層107は、第1導体層104を被覆し、第1導体層104と第3外電用電極層112とを絶縁する(図2参照)。図11は、第1保護層107を示す斜視図である。第1保護層107は、絶縁領域101fの一部及び導通領域101gの一部において第1の主面101b上に配設され、さらに第1導体層104上に配設されている。第1保護層107には、図10及び図11に示すように、第1導体層104上において開口107aが形成され、開口107aから第1導体層104が露出するように構成されている。開口107aの形状や大きさ、数は特に限定されない。
第2保護層108は、第2導体層105を被覆し、第2導体層105と第4外電用電極層113とを絶縁する(図2参照)。図12は、第2保護層108を示す斜視図である。第2保護層108は、絶縁領域101fの一部及び導通領域101gの一部において第2の主面101c上に配設され、さらに第2導体層105上に配設されている。第2保護層108には、図10及び図12に示すように、第2導体層105上において開口108aが形成され、開口108aから第2導体層105が露出するように構成されている。開口108aの形状や大きさ、数は特に限定されない。
第1保護層107及び第2保護層108は、絶縁性材料からなり、特に耐湿性に優れた材料が好適である。耐湿性の指標として、吸湿性が2%以下、透湿性が1μm厚さあたり1mg/mm以下であるものが好適である。このような材料としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂又はポリオレフィン樹脂を挙げることができる。第1保護層107及び第2保護層108を耐湿性が優れた材料からなるものとすることにより、外部環境からの水分が第1保護層107及び第2保護層108によって遮蔽される。
誘電体層101を構成する酸化アルミニウム(Al)は、高湿度環境下において水和反応が進行し、ベーマイト等の水和物が生成する性質を有する。この水和物は、絶縁性に劣り、コンデンサ100の短絡故障を引き起こすおそれがある。第1保護層107及び第2保護層108を耐湿性に優れた材料からなるものとすることにより、酸化アルミニウムの水和反応を防止し、コンデンサ100の短絡故障を防止することが可能となる。
貫通導電部109は、導通領域101gを形成する。図13は、コンデンサ100の一部の構成を示す断面図である。同図に示すように貫通導電部109は、導通領域101gに含まれる貫通孔101aの内部に形成されている。
貫通導電部109の一部は、第1外電用電極層110及び第4外電用電極層113に接続され、両者を電気的に接続する。貫通導電部109の他の一部は、第2外電用電極層111及び第3外電用電極層112に接続され、両者を電気的に接続する。貫通導電部109は導電性材料、例えば、In、Sn、Pb、Cd、Bi、Al、Cu、Ni、Au、Ag、Pt、Pd、Co、Cr、Fe、Zn等の純金属やこれらの合金からなるものとすることができる。
第1外電用電極層110は、第1導体層104と第1外部電極114とを電気的に接続する(図2参照)。図14は、第1外電用電極層110を示す斜視図である。第1外電用電極層110は、図13及び図14に示すように、第1の主面101bに配設され、さらに第1保護層107上に配設されている。第1外電用電極層110は、第1保護層107に設けられた開口107aを介して第1導体層104に接続されている。
第1外電用電極層110は導電性材料、例えば、Cu、Ni、Cr、Ag、Pd、Fe、Sn、Pb、Pt、Ir、Rh、Ru、Al、Ti等の純金属やこれらの合金であるものとすることができる。第1外電用電極層110の厚さは例えば数十nm〜数μmであるものとすることができる。また、第1外電用電極層110は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
第2外電用電極層111は、第2導体層105と第2外部電極115とを電気的に接続する(図2参照)。図15は、第2外電用電極層111を示す斜視図である。第2外電用電極層111は、図13及び図15に示すように、第2の主面101cに配設され、さらに第2保護層108上に配設されている。第2外電用電極層111は、第2保護層108に設けられた開口108aを介して第2導体層105に接続されている。
第2外電用電極層111は導電性材料、例えば、Cu、Ni、Cr、Ag、Pd、Fe、Sn、Pb、Pt、Ir、Rh、Ru、Al、Ti等の純金属やこれらの合金であるものとすることができる。第2外電用電極層111の厚さは例えば数十nm〜数μmであるものとすることができる。また、第2外電用電極層111は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
第3外電用電極層112は、貫通導電部109と第2外部電極115とを電気的に接続する(図2参照)。第3外電用電極層112は、図13及び図14に示すように、第1の主面101bに配設され、さらに第1保護層107上に配設されている。第3外電用電極層112は、第1保護層107によって第1導体層104及び第1外電用電極層110と絶縁されている。
第3外電用電極層112は導電性材料、例えば、Cu、Ni、Cr、Ag、Pd、Fe、Sn、Pb、Pt、Ir、Rh、Ru、Al、Ti等の純金属やこれらの合金であるものとすることができる。第3外電用電極層112の厚さは例えば数十nm〜数μmであるものとすることができる。また、第3外電用電極層112は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
第4外電用電極層113は、貫通導電部109と第1外部電極114とを電気的に接続する(図2参照)。第4外電用電極層113は、図13及び図15に示すように、第2の主面101cに配設され、さらに第2保護層108上に配設されている。第4外電用電極層113は、第2保護層108によって第2導体層105及び第2外電用電極層111と絶縁されている。
第4外電用電極層113は導電性材料、例えば、Cu、Ni、Cr、Ag、Pd、Fe、Sn、Pb、Pt、Ir、Rh、Ru、Al、Ti等の純金属やこれらの合金であるものとすることができる。第4外電用電極層113の厚さは例えば数十nm〜数μmであるものとすることができる。また、第4外電用電極層113は、複数層の導電性材料が積層されたものとすることも可能である。
上述のように、第1外電用電極層110と第4外電用電極層113は貫通導電部109によって電気的に接続され、第2外電用電極層111と第3外電用電極層113は貫通導電部109によって電気的に接続されている。ここで、貫通導電部109が形成される導通領域101gは、上述のように誘電体層101の側面101dを含む。このため、誘電体層101の最外周に位置する一部の貫通導電部109は側面101dに露出する。
図16は、側面101dに露出する貫通導電部109を示す断面図であり、図14の拡大図である。同図に示すように、貫通導電部109は、側面101dのうち導通領域101g(図5参照)に含まれる領域において露出する。また、側面101dのうち絶縁領域101fに含まれる領域においては、絶縁部106が露出する。ただし、絶縁部106は必ずしも側面101dに露出していなくてもよい。
第1外部電極114は、コンデンサ100の正極又は負極(第1内部電極102又は第2内部電極103)のうち一方の端子として機能する。第1外部電極114は、図1及び図2に示すように、第1外電用電極層110及び第4外電用電極層113上に配設され、かつ、第1外電用電極層110と第4外電用電極層113の間における側面101d上に配設されている。第1外部電極114は、第1外電用電極層110及び第1導体層104を介して第1内部電極102と電気的に接続されており、即ち、第1内部電極102と外部とを接続する端子として機能する。
第1外部電極114は、金属メッキからなるものとすることができ、第1外電用電極層110、第4外電用電極層113、及び側面101dに一部が露出する貫通導電部109(図16参照)をメッキ給電体とする電解メッキにより形成することが可能である。上述のように、側面101dに貫通導電部109が露出していることによって、側面101d上に第1外部電極114を配設することが可能となっている。
第2外部電極115は、コンデンサ100の正極又は負極のうち他方の端子として機能する。第2外部電極115は、図1及び図2に示すように、第2外電用電極層111及び第3外電用電極層112上に配設され、かつ、第2外電用電極層111と第3外電用電極層112の間における側面101d上に配設されている。第2外部電極115は、第2外電用電極層111及び第2導体層105を介して第2内部電極103と電気的に接続されており、即ち、第2内部電極103と外部とを接続する端子として機能する。
第2外部電極115は、金属メッキからなるものとすることができ、第2外電用電極層111、第3外電用電極層112、及び側面101dに一部が露出する貫通導電部109(図16参照)をメッキ給電体とする電解メッキにより形成することが可能である。上述のように、側面101dに貫通導電部109が露出していることによって、側面101d上に第2外部電極115を配設することが可能となっている。
コンデンサ100は以上のような構成を有する。図17は、コンデンサ100の斜視断面図である。図1及び図17に示すうように、コンデンサ100においては、誘電体層101の側面101d上にも第1外部電極114及び第2外部電極115が配設されている。このような外部電極(端子)の配置は、MLCC(Multi-Layered Ceramic Capacitor:積層セラミックコンデンサ)等のチップ部品の端子配置と同様であるため、コンデンサ100はこれらのチップ部品と同様の実装方法で実装基板等に実装することが可能である。
また、第1外部電極114及び第2外部電極115は、金属メッキからなるため、コンデンサ100の外形形状が安定する。従来はポーラスコンデンサの外電用電極(端子)は導電性ペーストからなるものが一般的であったが、導電性ペーストの塗布の際や硬化の際に厚みが不均一となる。これに対し、コンデンサ100では第1外部電極114及び第2外部電極115が金属メッキからなるため、これらの厚みを均一とすることが可能である。さらにコンデンサ100は、次に説明する製造方法により、ハンドリング等の困難性なく製造することが可能である。
[コンデンサの製造方法]
コンデンサ100の製造方法について説明する。なおコンデンサ100は、複数のコンデンサ100を含む構造体(以下、コンデンサ構造体)を作製し、それを各コンデンサ100に分割することによって製造することが可能である。図18〜図28は、コンデンサ構造体のうち一つのコンデンサ100に相等する部分の製造プロセスを示す断面図である。図29〜図30は、コンデンサ構造体の製造プロセスを示す斜視図であり、四つのコンデンサ100が生成される構造体を示す。実際には、一つのコンデンサ構造体からは数個から数万個のコンデンサ100を生成することが可能である。
図18(a)は、誘電体層101の元となる基材301を示す。基材301は、誘電体層101となる金属酸化物の酸化前の金属であり、金属酸化物を酸化アルミニウムとする場合、基材301は金属アルミニウムとすることができる。
基材301に陽極酸化を施すと、図18(b)に示すように、基材301が酸化され、金属酸化物302が形成される。この際、金属酸化物302の自己組織化作用によって、金属酸化物302に孔Hが形成される。孔Hは酸化の進行方向、即ち基材301の厚み方向に向かって成長する。陽極酸化は、例えば15℃〜20℃に調整されたシュウ酸(0.1mol/l)溶液中で、基材301を陽極として電圧を印加することにより行うことが可能である。印加電圧は数V〜数100V、処理時間は数分〜数日とすることができる。例えば、印加電圧を40Vとすると、孔径が100nmの孔Hが形成される。
なお、陽極酸化の前に基材301に規則的なピット(凹部)を形成しておき、このピットを基点として孔Hを成長させてもよい。このピットの配置により孔Hの配列を制御することが可能となる。ピットは、例えば基材301にモールド(型)を押圧することによって形成することが可能である。
上記陽極酸化がある程度進行した段階で、基材301への印加電圧を大きくすると、図18(c)に示すように、一部の孔Hのピッチ(孔径及び孔間距離)が拡大するように自己組織化が進行する。一方で、孔Hのピッチが拡大したことによって、他の孔Hについては孔の形成が停止する。以下、孔の形成が停止した孔Hを孔H1とし、孔の形成が継続した(孔径が拡大した)孔Hを孔H2とする。
このときの印加電圧は上記電圧の数倍、処理時間は数分〜数十分とすることができる。例えば、印加電圧を80Vとすると、孔径H2の孔径が200nmに拡大される。図18(b)に示す1段階目の陽極酸化における印加電圧と、図18(c)に示す2段階目の陽極酸化における印加電圧を上述した範囲内とすることにより、孔H1と孔H2の数を概ね同等とすることが可能である。また、2段階目の電圧印加の処理時間を上述の範囲内とすることにより、孔H2のピッチ変換が十分に完了しつつ、2段階目の電圧印加によって底部に形成される金属酸化物302の厚さを小さくすることができる。2段階目の電圧印加で形成される金属酸化物302は、後の工程で除去されるため、できるだけ薄いことが好ましい。
続いて、図19(a)に示すように、酸化されていない基材301を除去する。基材301の除去は、例えばウェットエッチングによってすることができる。以降、金属酸化物302の孔Hが形成された側の面を表面302aとし、その反対側の面を裏面302bとする。
続いて、図19(b)に示すように、表面302aに導電性材料からなる第1導体層303を配設する。第1導体層303は、スパッタ法、真空蒸着法等の各種成膜方法によって配設することが可能である。
続いて、図19(c)に示すように、裏面302bの一部領域にエッチングレジストR1を配設する。エッチングレジストR1は、例えばフォトリソグラフィによってパターニングすることが可能である。
エッチングレジストR1の配設領域が、上述した誘電体層101の容量領域101e及び絶縁領域101fとなる。図29(a)は、コンデンサ構造体における、誘電体層101上の領域分布を示す。容量領域101e及び絶縁領域101fは、同図に示すように、部分的に導通領域101gによって区分されており、図19(c)においてエッチングレジストR1が配設されない領域が導通領域101gとなる
続いて、図20(a)に示すように、裏面302b側から金属酸化物302を所定の厚さで除去する。これは例えば反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)によってすることができる。裏面302bのうちエッチングレジストR1によって被覆されている領域の金属酸化物302は除去されない。除去の厚さは、孔H1が裏面302bに連通する程度の厚さとする。
続いて、図20(b)に示すように、エッチングレジストR1をさらにパターニングし、エッチングレジストR2を形成する。このパターニングは、例えばフォトリソグラフィによってすることができる。エッチングレジストR2の配設領域は、上述した誘電体層101の絶縁領域101fとなる(図29(a)参照)。
続いて、図20(c)に示すように、再度、裏面302b側から金属酸化物302を所定の厚さで除去する。これは例えばRIEによってすることができる。裏面302bのうちエッチングレジストR2によって被覆されている領域の金属酸化物302は除去されない。除去の厚さは、未開口のまま残存する孔H2が裏面302bに連通する程度の厚さとする。
続いて、図21(a)に示すように、裏面302bに連通した孔H1及び孔H2内に第1メッキ導体M1及び第2メッキ導体M2を配設する。第1メッキ導体M1及び第2メッキ導体M2は、導電性材料からなり、第1導体層303をメッキ給電体として金属酸化物302に電解メッキを施すことによって配設することが可能である。裏面302bに連通していない孔H1及び孔H2内にはメッキ液が侵入しないため、これらの孔内にはメッキ導体が形成されない。
続いて、図21(b)に示すように、再度、裏面302b側から金属酸化物302を所定の厚さで除去する。これは例えばRIEによってすることができる。裏面302bのうちエッチングレジストR2によって被覆されている領域の金属酸化物302は除去されない。除去の厚さは、未開口のまま残存する孔H1が裏面302bに連通する程度の厚さとする。
続いて、図21(c)に示すように、孔H1及び孔H2内に第3メッキ導体M3、第4メッキ導体M4及び第5メッキ導体M5を配設する。第3メッキ導体M3、第4メッキ導体M4及び第5メッキ導体M5は、導電性材料からなり、第1導体層303をメッキ給電体として金属酸化物302に電解メッキを施すことによって配設することが可能である。
第3メッキ導体M3は、第1メッキ導体M1上に形成され、第4メッキ導体M4は第2メッキ導体M2上に形成される。第5メッキ導体M5は、第1導体層303上に形成される。このため、第3メッキ導体M3と第4メッキ導体M4の先端は同等の位置となり、第5メッキ導体M5の先端は、これらより第1導体層303に近接した位置となる。裏面302bに連通していない孔H1及び孔H2内にはメッキ液が侵入しないため、これらの孔内にはメッキ導体が形成されない。
なお、以降の説明において、第5メッキ導体M5を第1内部導体304とし、第1メッキ導体M1と第3メッキ導体M3を合わせて第2内部導体305とする。また、第2メッキ導体M2と第4メッキ導体M4を合わせて第3内部導体306とする。さらに、第1内部導体304、第2内部導体305及び第3内部導体306を合わせて内部導体等と表す。
続いて、図22(a)に示すように、エッチングレジストR2を除去する。エッチングレジストR2の除去は、例えばウェットエッチングによってすることができる。
続いて、図22(b)に示すように、裏面302b側から金属酸化物302を所定の厚さで除去する。これは例えばRIEによってすることができる。除去の厚さは、未開口のまま残存する孔H1が裏面302bに連通する程度の厚さとする。
続いて、図22(c)に示すように、孔H1及び孔H2の空隙に絶縁性材料Zを充填する。孔H1及び孔H2の一部には、予め内部電極等が形成されているため、絶縁性材料Zは内部電極等から孔H1又は孔H2の開口まで充填される。内部電極等が形成されていない孔H1及び孔H2については、孔全体に絶縁性材料Zが充填される。絶縁性材料Zは例えば、孔H1及び孔H2の開口に充分な量をスクリーン印刷で供給すれば、毛細管現象によって容易に孔H1及び孔H2に充填することができる。
続いて、図23(a)に示すように、金属酸化物302を裏面302bから所定の厚さで再度除去する。この除去は、例えばCMP(chemical mechanical polishing)によってすることができる。この際、第2内部導体305が裏面302bに露出し、第1内部導体304が裏面302bに露出しない程度の厚さで金属酸化物302を除去する。第2内部導体305上に充填されていた絶縁性材料Zはこれにより除去される。一方、第1内部導体304上に充填されていた絶縁性材料Zは残存する。
続いて、図23(b)に示すように、裏面302bに導電性材料からなる第2導体層307を配設する。第2導体層307は、スパッタ法、真空蒸着法等の各種成膜方法によって配設することが可能である。
続いて、図23(c)に示すように、第1導体層303を除去する。第1導体層303の除去は、例えばCMPによってすることができる。
続いて、図24(a)に示すように、表面302aのうち第3内部導体306が形成されている領域にエッチングレジストR3を配設する。エッチングレジストR3は、例えばフォトリソグラフィによってパターニングすることが可能である。
続いて、第2導体層307を利用して、表面302a側から金属酸化物302に電解エッチングを施す。これにより図24(b)に示すように、第2内部導体305の表層部分が除去される。第1内部導体304は、絶縁性材料Zによって第2導体層307と絶縁されているため、電解エッチングによって除去されない。第3内部導体306は、エッチングレジストR3によって保護されているため、電解エッチングによって除去されない。
続いて、図24(c)に示すように、孔H2の空隙に絶縁性材料Zを充填する。絶縁性材料Zは第3内部導体305の先端から孔H2の開口まで充填される。また、ウェットエッチング等によってエッチングレジストR3を除去する。
続いて、図25(a)に示すように、表面302aに導電性材料からなる第3導体層308を配設する。第3導体層308は、スパッタ法、真空蒸着法等の各種成膜方法によって配設することが可能である。
続いて、図25(b)に示すように、第2導体層307及び第3導体層308のうち、第1内部導体304及び第2内部導体305が形成されている領域にエッチングレジストR4を配設する。エッチングレジストR4は、例えばフォトリソグラフィによってパターニングすることが可能である。
続いて、図25(c)に示すように、エッチングレジストR4を利用して、第2導体層307及び第3導体層308をパターニングする。パターニングは、ウェットエッチング、ドライエッチング、イオンミリング、CMP等の各種パターニング方法によってすることができる。
続いて、図26(a)に示すように、エッチングレジストR4を除去する。エッチングレジストR4の除去は、例えばウェットエッチングによってすることができる。
図29(b)は、コンデンサ構造体における、第3導体層308の配置を示す斜視図である。同図に示すように、第3導体層308は、コンデンサ100毎に分離して配置される。第2導体層307の配置も第3導体層308と同様である。
続いて、図26(b)に示すように、第3導体層308上に第1保護層309を配設し、第2導体層307上に第2保護層310を配設する。第1保護層309及び第2保護層310は、第3導体層308上及び第2導体層307上に樹脂材料を塗布し、フォトリソグラフィ等によってパターニングすることにより形成することが可能である。パターニングの際に第1保護層309に第3導体層308が露出する開口部309aを形成し、第2保護層310に第2導体層307が露出する開口部310aを形成する。
図29(c)は、コンデンサ構造体における、第1保護層309の配置を示す斜視図である。同図に示すように、第1保護層309は、コンデンサ100毎に第3導体層308を被覆するように配置され、隣接するコンデンサ100用の第1保護層309とは離間して形成されている。第2保護層310の配置も第1保護層309と同様である。これらの保護層の材料としてはエポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂のいずれかの材料を含むように選択すれば、湿度に対する絶縁信頼性を向上することができる。
続いて、図26(c)に示すように、表面302a側の全面上に第4導体層311を配設し、裏面302b側の全面上に第5導体層312を配設する。第4導体層311及び第5導体層312は、スパッタ法、真空蒸着法等の各種成膜方法よって配設することが可能である。
続いて、図27(a)に示すように、第4導体層311及び第5導体層312上にエッチングレジストR5を配設する。エッチングレジストR5は、例えばフォトリソグラフィによってパターニングすることが可能である。
続いて、図27(b)に示すように、エッチングレジストR5を利用して、第4導体層311及び第5導体層312をパターニングする。これにより、第4導体層311は中央部に第1保護層309が露出するように加工されて第6導体層313及び第7導体層314が形成され、第5導体層312は中央部に第2保護層310が露出するように加工されて第8導体層315及び第9導体層316が形成される。なお、第4導体層311から形成された導体層のうち、第6導体層313は第3導体層308に接続された導体層であり、第7導体層314は第3導体層308に接続されない導体層である。また、第5導体層312から形成された導体層のうち、第8導体層315は第2導体層307に接続された導体層であり、第9導体層316は第2導体層307に接続されない導体層である。パターニングは、ウェットエッチング、ドライエッチング、イオンミリング、CMP等の各種パターニング方法によってすることができる。
続いて、図27(c)に示すように、エッチングレジストR5を除去する。エッチングレジストR5の除去は、例えばウェットエッチングによってすることができる。
図30(a)は、コンデンサ構造体における、各導体層の配置を示す斜視図である。同図に示すように、第6導体層313は隣接するコンデンサ100の第6導体層313と連続して形成され、第7導体層314は隣接するコンデンサ100の第7導体層314と連続して形成されるものとすることができる。また、隣接するコンデンサ100の間で第6導体層313と第7導体層314は連続して形成されるものとすることができる。第8導体層315及び第9導体層316の配置も第6導体層313及び第7導体層314と同様である。
続いて、図28(a)、図30(a)及び図30(b)に示すように、コンデンサ構造体をコンデンサ100毎に分割する。分割は例えばダイシングやレーザースクライブによってすることができる。この分割によって分割断面に第3内部導体306が露出する(図16参照)。図30(b)は、四つに分割されたコンデンサ構造体を示す斜視図である。同図に示すように、金属酸化物302、第6導体層313、第7導体層314、第8導体層315及び第9導体層316が切断され、構造体が分割されるものとすることができる。
続いて、図28(b)に示すように、第1外部電極317及び第2外部電極318を配設する。第1外部電極317及び第2外部電極318は、構造体に電解メッキを施すことにより形成することが可能である。具体的には、第6導体層313、第9導体層316及びこれらを接続する第3内部導体306を電解メッキの給電体として、第1外部電極317が形成され、第7導体層314、第8導体層315及びこれらを接続する第3内部導体306を電解メッキの給電体として、第2外部電極318が形成される。
上述した分割工程における分割断面に第3内部導体306が露出しているため、この露出する第3内部導体306を電解メッキの給電体として利用することにより、当該分割断面にも第1外部電極317及び第2外部電極318を配設することが可能である。
コンデンサ100は以上のようにして製造することが可能である。なお、金属酸化物302は誘電体層101に、第1内部導体304は第1内部電極102に、第2内部導体305は第2内部電極103にそれぞれ対応する。第3導体層308は第1導体層104に、第2導体層307は第2導体層105に、第1保護層309は第1保護層107に、第2保護層310は第2保護層108にそれぞれ対応する。
また、第6導体層313は第1外電用電極層110に、第8導体層315は第2外電用電極層111に、第7導体層314は第3外電用電極層112に、第9導体層316は第4外電用電極層113にそれぞれ対応する。第1外部電極317は第1外部電極114に、第2外部電極318は第2外部電極115にそれぞれ対応する。貫通穴全体に充填された絶縁性材料Zは絶縁部106に、第1内部導体304又は第2内部導体305と共に貫通孔に充填された絶縁性材料Zは絶縁部102a又は絶縁部103aにそれぞれ対応する。
上述したコンデンサ100の製造工程のうち、コンデンサ構造体の分割後に必要な工程は、電解メッキ工程のみであり、電解メッキ工程においては構造体の表裏面のいずれかが給電端子に接触していればよいため、構造体の位置合わせが不要である。即ち、この製造方法によれば、個片化したコンデンサの位置合わせ等の困難性の伴なう工程を要することなく、コンデンサ100を製造することが可能である。さらに、電解メッキを利用することにより、第1外部電極114及び第2外部電極115をスパッタにより形成する場合に比較して工程数の削減が可能である。
[変形例]
誘電体層101における、容量領域101e、絶縁領域101f及び導通領域101gの配置は上述のものに限られない。図31は、変形例に係る各領域の配置を示す誘電体層101の平面図である。同図に示すように、容量領域101eと導通領域101gの間には絶縁領域101fが設けられないものとすることも可能である。
一方で、容量領域101eと導通領域101gの間に絶縁領域101fを設けない場合、容量領域101eと導通領域101gが隣接するため、第1導体層104と第2導体層105を高精度に配設する必要がある。第1導体層104及び第2導体層105のパターニング精度が低いと、これらが導通領域101gにはみ出し、貫通導電部109と接触して短絡するおそれがある。このため、容量領域101eと導通領域101gの間に絶縁領域101fを設けた方が、絶縁信頼性を向上させる上で好適である。
また、貫通導電部109は、第1外電用電極層110及び第4外電用電極層113又は第2外電用電極層111及び第3外電用電極層112に接続されるものとしたが、貫通導電部109の全てがこれらの外電用電極層に接続されていなくてもよい。貫通導電部109のうち、少なくとも誘電体層101の側面101dに露出するものが外電用電極層に接続されていれば、電解メッキによる第1外部電極114及び第2外部電極115の形成が可能だからである。
また、外部電極は図2に示すように外電用電極層の全面に形成される必要はなく、外電用電極層の一部に外部電極が形成されていてもよい。
100…コンデンサ
101…誘電体層
102…第1内部電極
103…第2内部電極
104…第1導体層
105…第2導体層
106…絶縁部
107…第1保護層
108…第2保護層
109…貫通導電部
110…第1外電用電極層
111…第2外電用電極層
112…第3外電用電極層
113…第4外電用電極層
114…第1外部電極
115…第2外部電極

Claims (4)

  1. 誘電性材料からなり、第1の主面と、前記第1の主面と反対側の第2の主面と、側面とを有し、前記第1の主面と前記第2の主面に連通する複数の貫通孔とを備え、前記複数の貫通孔の一部を含み前記側面から離間する容量領域と、前記複数の貫通孔の一部を含み前記側面を含む導通領域とを有する誘電体層と、
    導電性材料からなり、前記第1の主面に配設された第1の導体層と、
    導電性材料からなり、前記第2の主面に配設された第2の導体層と、
    導電性材料からなり、前記容量領域において前記複数の貫通孔内に形成され、前記第1の導体層に接続された第1の内部電極と、
    導電性材料からなり、前記容量領域において前記複数の貫通孔内に形成され、前記第2の導体層に接続された第2の内部電極と、
    導電性材料からなり、前記第1の主面に配設され、前記第1の導体層に接続された第1の外電用電極層と、
    導電性材料からなり、前記第2の主面に配設され、前記第2の導体層に接続された第2の外電用電極層と、
    金属メッキからなり、前記第1の外電用電極層上及び前記誘電体層の側面に配設された第1の外部電極と、
    金属メッキからなり、前記第2の外電用電極層上及び前記誘電体層の側面に配設された第2の外部電極と
    導電性材料からなり、前記導通領域において前記複数の貫通孔内に形成され、前記誘電体層の側面において一部が露出する貫通導電部と
    を具備するコンデンサ。
  2. 請求項に記載のコンデンサであって、
    前記誘電体層は、前記容量領域と前記導通領域の間に設けられ、前記複数の貫通孔の一部を含む絶縁領域をさらに備え、
    前記コンデンサは、前記絶縁領域において前記複数の貫通孔に形成された、空隙又は絶縁性材料からなる絶縁部
    をさらに具備するコンデンサ。
  3. 請求項1に記載のコンデンサであって、
    導電性材料からなり、前記第1の主面に配設され、前記貫通導電部を介して前記第2の外電用電極層に電気的に接続された第3の外電用電極層と、
    導電性材料からなり、前記第2の主面に配設され、前記貫通導電部を介して前記第1の外電用電極層に電気的に接続された第4の外電用電極層と
    をさらに具備するコンデンサ。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のコンデンサであって、
    前記誘電体層は、酸化アルミニウムからなり、
    エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂のいずれかの材料を含み、前記第1の導体層を被覆する第1の保護層と、
    エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリオレフィン樹脂のいずれかの材料を含み、前記第2の導体層を被覆する第2の保護層と
    をさらに具備するコンデンサ。
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