JP6217956B1 - 運動器具 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の好適な形態に係る運動器具1の構成を例示する斜視図であり、図2は、運動器具1の三面図(正面図,左側面図,右側面図)である。また、図3は、運動器具1の上面図であり、図4は、運動器具1の背面図である。本実施形態の運動器具1は、利用者が着席した姿勢で両脚を交互に屈伸することでペダルを回転させる自転車型の健康器具(フィットネスバイク)であり、利用者の健康の維持または増進のために使用される。図1から図4には、利用者が実際に使用する状態(以下「使用状態」という)にある運動器具1が開示されている。図1から図4に例示される通り、本実施形態の運動器具1は、筐体部11とフレーム部材12と支柱部13と前脚部14と後脚部15と支持軸21とサドル22と手摺部23とを具備する。なお、以下の説明では、運動器具1が設置される平面(例えば床面または地面)を「設置面」と表記する。
以上に例示した形態は多様に変形され得る。前述の形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
以上に例示した形態から、例えば以下の構成が把握される。なお、各態様の理解を容易にするために、以下では、図面の参照符号を便宜的に括弧書で付記するが、本発明を図示の態様に限定する趣旨ではない。
本発明の好適な態様(態様1)に係る運動器具(1)は、サドル(22)が設置された支持軸(21)と、前記支持軸(21)の軸方向(D)に長尺な部材であり、当該支持軸(21)を前記軸方向(D)に移動可能に支持するフレーム部材(12)と、ペダル(312R,312L)が設置されたクランク(311)を支持する軸受部(32)と前記クランク(311)の回転に負荷を付与する負荷機構(33)とを含む機構部(30)とを具備し、前記機構部(30)は、前記クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて、前記支持軸(21)の軸方向(D)における前記フレーム部材(12)の両端間の範囲(R1)に少なくとも一部が重なるように、当該フレーム部材(12)に設置される。以上の態様では、クランク(311)の回転軸(315)の方向(軸受部(32)の中心軸の方向)からみて、支持軸(21)の軸方向(D)におけるフレーム部材(12)の両端間の範囲(R1)に機構部(30)の少なくとも一部が重なる。したがって、機構部(30)が当該範囲(R1)に重ならない構成と比較して、運動器具(1)を小型化することが可能である。
<態様2>
態様1の好適例(態様2)において、前記機構部(30)の少なくとも一部は、前記クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて、前記支持軸(21)における前記サドル(22)とは反対側の端部(G)が移動可能な範囲(R2)に重なる。以上の態様では、クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて、支持軸(21)の端部(G)が移動可能な範囲(R2)に機構部(30)の少なくとも一部が重なる。したがって、機構部(30)が当該範囲(R2)に重ならない構成と比較して、運動器具(1)を小型化することが可能である。
<態様3>
態様1または態様2の好適例(態様3)において、前記軸受部(32)は、前記フレーム部材(12)に接触した状態、または、前記フレーム部材(12)に形成された切欠部(123)の内周面に接触した状態で当該フレーム部材(12)に固定された円筒状の部材である。以上の態様では、軸受部(32)がフレーム部材(12)に接触した状態で固定される。したがって、例えば軸受部(32)およびフレーム部材(12)とは別体の部材を介して軸受部(32)をフレーム部材(12)に固定した構成と比較して、フレーム部材(12)に対する軸受部(32)の位置の誤差を低減することが可能である。また、軸受部(32)がフレーム部材(12)に近接するから、軸受部(32)がフレーム部材(12)から離間した構成と比較すると、サドル(22)の高さを変更した場合でも、利用者の股関節とクランク(311)の回転軸(315)とを結ぶ直線の角度が変化し難い。したがって、サドル(22)の高さを変更した場合でも、利用者が同様の運動を実行することが可能である。なお、フレーム部材(12)に形成された切欠部(123)の内周面に軸受部(32)を接触させる構造によれば、支持軸(21)の軸方向(D)におけるフレーム部材(12)と軸受部(32)との位置関係が確定する。したがって、フレーム部材(12)に切欠部(123)を形成しない構成と比較して、支持軸(21)の軸方向(D)におけるフレーム部材(12)と軸受部(32)との位置の誤差を低減することが可能である。
<態様4>
態様3の好適例(態様4)において、前記フレーム部材(12)は、前記支持軸(21)が挿入される開口(121)を前記サドル(22)側の端部(E1)に有し、前記フレーム部材(12)の管内の断面形状は、前記サドル(22)側の端部(E1)から前記軸受部(32)までの範囲において前記開口(121)と同形状である。以上の態様では、フレーム部材(12)の管内の断面形状がサドル(22)側の端部(E1)から軸受部(32)までの範囲において開口(121)と同形状である。したがって、例えばフレーム部材(12)におけるサドル(22)側の端部(E1)から軸受部(32)までの途中の位置に設置された要素により支持軸(21)の進入が阻害される構成と比較して、支持軸(21)の移動範囲を確保し易いという利点がある。
<態様5>
態様1から態様4の何れかの好適例(態様5)において、前記負荷機構(33)は、前記クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて前記フレーム部材(12)に重ならない。クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて負荷機構(33)がフレーム部材(12)に重なる構成では、支持軸(21)の移動が負荷機構(33)により阻害される可能性がある。クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて負荷機構(33)がフレーム部材(12)に重ならない態様5によれば、支持軸(21)の移動が負荷機構(33)により阻害されないから、支持軸(21)の移動範囲を確保し易いという利点がある。
<態様6>
態様1から態様5の何れかの好適例(態様6)において、前記負荷機構(33)は、前記軸受部(32)からみて、前記支持軸(21)の軸方向(D)における前記サドル(22)側に設置される。以上の態様では、軸受部(32)が負荷機構(33)に対して鉛直方向の下方側に位置するから、軸受部(32)が負荷機構(33)の上方に位置する構成と比較して、ペダル(312R,312L)の位置が運動器具(1)の設置面(地面)に近い。したがって、利用者の乗降が容易であるという利点がある。
<態様7>
態様1から態様6の好適例(態様7)において、前記機構部(30)は、前記軸受部(32)に軸支されて前記クランク(311)の回転を前記負荷機構(33)に伝達するプーリー(313)を含み、前記支持軸(21)は、前記サドル(22)とは反対側の端部(G)が、前記クランク(311)の回転軸(315)の方向からみて前記プーリー(313)に重なる位置まで移動可能である。以上の態様では、支持軸(21)の端部(G)がプーリー(313)に重なる位置まで移動可能であるから、支持軸(21)の端部(G)がプーリー(313)に重ならない構成と比較して支持軸(21)の移動範囲を広く確保し易いという利点がある。
<態様8>
態様1から態様7の何れかの好適例(態様8)において、前記フレーム部材(12)に対して折畳み可能な支柱部(13)を具備し、前記支柱部(13)は、前記フレーム部材(12)の外周面から突出する取付部(16)に回転可能に支持される。以上の態様では、フレーム部材(12)に対して折畳み可能な支柱部(13)を具備するから、使用状態ではフレーム部材(12)を所定の角度に保持しながら、不使用状態(例えば収納状態)では支柱部(13)をフレーム部材(12)に対して折畳むことで運動器具(1)を小型化することが可能である。なお、支柱部(13)がフレーム部材(12)の内部空間まで到達する構成では、支柱部(13)により支持軸(21)の移動が阻害される可能性がある。フレーム部材(12)の外周面から突出する取付部(16)に支柱部(13)が支持された前述の態様によれば、フレーム部材(12)の内部空間に影響することなく支柱部(13)を設置することが可能である。したがって、支持軸(21)の移動範囲を広く確保し易いという利点がある。
<態様9>
態様1から態様7の何れかの好適例(態様9)において、前記フレーム部材(12)に対して折畳み可能な支柱部(13)を具備し、前記機構部(30)は、前記フレーム部材(12)を挟んで前記支柱部(13)とは反対側に設置される。以上の態様では、フレーム部材(12)に対して折畳み可能な支柱部(13)を具備するから、使用状態ではフレーム部材(12)を所定の角度に保持しながら、不使用状態(例えば収納状態)では支柱部(13)をフレーム部材(12)に対して折畳むことで運動器具(1)を小型化することが可能である。また、機構部(30)と支柱部(13)とがフレーム部材(12)を挟んで相互に反対側に位置するから、機構部(30)に阻害されることなく支柱部(13)をフレーム部材(12)に対して回転する(折畳む)ことが可能である。したがって、機構部(30)と支柱部(13)とがフレーム部材(12)からみて片側に設置された構成と比較して、支柱部(13)の可動範囲を広く確保し易いという利点がある。
Claims (5)
- サドルが設置された支持軸と、
前記支持軸の軸方向に長尺な部材であり、当該支持軸を前記軸方向に移動可能に支持するフレーム部材と、
ペダルが設置されたクランクを支持する軸受部と前記クランクの回転に負荷を付与する負荷機構とを含む機構部とを具備し、
前記機構部は、前記クランクの回転軸の方向からみて、前記支持軸の軸方向における前記フレーム部材の両端間の範囲であって前記軸方向に直交する方向に延在する帯状の範囲に少なくとも一部が重なるように、当該フレーム部材に設置され、
前記負荷機構は、前記クランクの回転軸の方向からみて前記フレーム部材に重ならない
運動器具。 - 前記機構部の少なくとも一部は、前記クランクの回転軸の方向からみて、前記支持軸における前記サドルとは反対側の端部が移動可能な範囲であって前記軸方向に直交する方向に延在する帯状の範囲に重なる
請求項1の運動器具。 - 前記軸受部は、前記フレーム部材に接触した状態、または、前記フレーム部材に形成された切欠部の内周面に接触した状態で当該フレーム部材に固定された円筒状の部材である
請求項1または請求項2の運動器具。 - 前記機構部は、前記軸受部に軸支されて前記クランクの回転を前記負荷機構に伝達するプーリーを含み、
前記支持軸は、前記サドルとは反対側の端部が、前記クランクの回転軸の方向からみて前記プーリーに重なる位置まで移動可能である
請求項1から請求項3の何れかの運動器具。 - 前記フレーム部材に対して折畳み可能な支柱部を具備し、
前記機構部は、前記フレーム部材を挟んで前記支柱部とは反対側に設置される
請求項1から請求項4の何れかの運動器具。
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