JP2002306629A - 運動機器 - Google Patents

運動機器

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JP2002306629A
JP2002306629A JP2001111069A JP2001111069A JP2002306629A JP 2002306629 A JP2002306629 A JP 2002306629A JP 2001111069 A JP2001111069 A JP 2001111069A JP 2001111069 A JP2001111069 A JP 2001111069A JP 2002306629 A JP2002306629 A JP 2002306629A
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pedal
swing
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JP2001111069A
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English (en)
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Masahiro Umeda
昌弘 梅田
Kiichiro Miyata
喜一郎 宮田
Manabu Yoshimura
学 吉村
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でバランスのよい総合的な運動を
可能とする運動機器を提供する。 【解決手段】 揺動ステップバー2の一端を、ステップ
バー回転軸21によって、フロントベースに対して軸支
する。揺動ステップバー2の上面側にスライド機構4を
設け、ペダル3を揺動ステップバー2に対してスライド
自在とする。ペダル位置決めバー5の一端側を、ペダル
位置決めバー回転軸51によって、センターベースに対
して軸支し、かつ、他端側を、ペダル3に対して揺動自
在に軸支する。シリンダ6の一端をフロントベースに対
して揺動自在に軸支し、かつ、その他端を同様に揺動ス
テップバー2に対して揺動自在に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行運動などの足
踏み運動を行う運動機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の運動機器としては、たと
えば、図14に示すような踏み込み運動機器(ステッ
パ)や、図15に示すような振子運動機器(スカイウォ
ーカ)や、図16に示すような楕円運動機器があった。
これらの運動機器について、それぞれ説明する。
【0003】図14は従来技術に係る運動機器(踏み込
み運動機器)の外観斜視図である。
【0004】この踏み込み運動機器100は、概略、基
体(土台)となるフロントベース103及びリアベース
104と、フロントベース103から略鉛直方向に伸び
るハンドルポスト102と、ハンドルポスト102の端
部に設けられるハンドル101と、基体に対して上下運
動可能に設けられた、左右一対のペダル105と、これ
ら一対のペダル105の上下運動に対して負荷抵抗をか
ける負荷装置106と、から構成される。
【0005】このように構成された踏み込み運動機器1
00を使用する使用者は、左右一対のペダル105に両
足を乗せて、ハンドル101を握りながら、その場で足
踏みを行う。これにより、ペダル105を踏む際に負荷
装置106による負荷がかかるため、足踏み運動を行う
ことが可能となる。
【0006】なお、踏み込み運動機器としては、例え
ば、特開平11−262543号公開公報に開示された
技術なども知られている。
【0007】図15は従来技術に係る運動機器(振子運
動機器)の外観斜視図である。
【0008】この振子運動機器200は、概略、基体
(土台)となるフロントベース202及びリアベース2
03と、これらフロントベース202及びリアベース2
03の結合部に設けられるハンドル201と、基体に対
して前後運動(振子運動)可能に設けられた、左右一対
のペダルポスト204と、これらペダルポスト204の
端部に各々固定される左右一対のペダル205と、から
構成される。
【0009】ここで、フロントベース202及びリアベ
ース203は、いずれも略コ字状の部材で構成されてお
り、設置面に対して設置する土台としての機能と、各部
材を支える支柱としての機能のいずれも備えている。
【0010】また、これらフロントベース202及びリ
アベース203は図示のように側面側から見て、逆V字
となるように両端部が各々連結されており、この連結し
た部分にハンドル201を固定すると共に、ペダルポス
ト204を揺動自在に軸支している。
【0011】このように構成された振子運動機器200
を使用する使用者は、左右一対のペダル205に両足を
乗せて、ハンドル201を握りながら、その場で左右の
足を交互に振り出すことにより、前後運動(振子運動)
を行うことが可能となる。
【0012】図16は従来技術に係る運動機器(楕円運
動機器)の外観斜視図である。
【0013】この楕円運動機器300は、概略、基体
(土台)となるフロントベース302及びリアベース3
03と、フロントベース303から略鉛直方向に伸びる
ハンドル301と、基体に対して楕円運動可能に設けら
れた、左右一対のペダル304と、これら一対のペダル
304を楕円運動可能とする機構305と、から構成さ
れる。
【0014】このように構成された楕円運動機器300
を使用する使用者は、左右一対のペダル304に両足を
乗せて、ハンドル301を握りながら、その場でペダル
304を踏み込む。これにより、機構305によってペ
ダル304は楕円を描きながら動くため、楕円運動を行
うことが可能となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0016】上記図14に示す踏み込み運動機器の場合
には、ペダル105は上下運動のみ行うため、想定され
る具体的な運動としては階段昇降運動等である。踏み込
み運動の場合には、一回の運動量は大きいが、体幹を上
下運動させる方向である鉛直方向のみに運動が規制され
てしまうため、膝や腰に重力による圧縮力が働き、膝や
腰の負担が大きかった。
【0017】また、上記図15に示す振子運動機器の場
合には、両足を前後に振り出す方向のみの運動であるた
め、臀部の筋に活動が集中してしまう傾向にあった。
【0018】ここで、一般的な運動機器(脚部の運動機
器)の場合、活動する主な脚部の筋は、屈筋(間接を曲
げる筋)と伸筋(間接を伸ばす筋)に大別できる。従っ
て、これらの筋が交互にバランス良く行われる運動が総
合的な運動であると考えられる。
【0019】しかし、上述の踏み込み運動機器の場合に
は、膝関節伸筋群や足間接伸筋群に活動が集中してしま
うため、偏った疲労が蓄積しやすく、長時間の運動には
不向きであり、長時間運動を続けると、膝に痛みを感じ
たり、関節症を引き起こしたりする可能性もあった。
【0020】また、振子運動機器の場合にも、膝関節の
屈伸が行われず、臀部の筋に活動が集中してしまうた
め、バランスのとれた総合的な運動はできなかった。
【0021】これらの運動機器に対して、上記図16に
示す楕円運動機器の場合には、両足の動きが楕円を描く
ため、比較的バランスのとれた総合的な運動が可能であ
った。
【0022】しかし、楕円運動機器の場合には、ペダル
304を楕円運動可能とする機構305を必要とするた
め、ペダル304の楕円型軌跡の実現をするために機構
305が複雑化するため技術的な困難性を有していた。
【0023】また、機構305が複雑化することから構
造が大型化してしまう傾向にあり、装置が大型化してし
まい、設置スペースを広くしなければならないという問
題もあった。
【0024】また、特に図示はしないが、ウォーキング
ミルの場合にも、使用者が歩くあるいは走る動きに応じ
て回転するベルト機構を必要とするため、装置が大型化
し、設置スペースを広くしなければならないという問題
があった。
【0025】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成でバランスのよい総合的な運動を可能とする運動
機器を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の運動機器にあっては、基体に対してそれぞれ
揺動自在に設けられ、略鉛直方向に揺動可能な左右一対
の揺動部材と、これらの揺動部材に対して各々スライド
自在に設けられ、略前後方向にスライド可能な一対の足
踏みペダルと、前記各揺動部材が揺動運動を行う際に、
該揺動運動に対して負荷抵抗をかける負荷手段と、を備
えることを特徴とする。
【0027】ここで、基体とは、装置を設置するための
土台となる部材や、各種部材を支持するための支持部材
(支柱等)などをいう(以下、同様である)。また、前
後方向とは、使用者が足踏みペダルに両足を乗せた状態
における体の向きに対する前後方向をいう(以下、同様
である)。また、負荷抵抗とは力学的な力の抵抗をいう
(以下、同様である)。
【0028】本発明の構成によれば、略鉛直方向の足踏
み運動と、前後方向に両足を交互に繰り出す運動を同時
に行うことができる。また、これらの運動を、揺動部材
に対して足踏みペダルをスライド自在に設けるというよ
うな簡易な構成で実現できる。
【0029】前記揺動部材の揺動と、前記足踏みペダル
のスライドは、各々独立に行われるとよい。
【0030】このような構成によれば、自由度の大きい
運動が可能となる。
【0031】前記揺動部材の揺動と、前記足踏みペダル
のスライド動作を連動させる連動機構を設けるとよい。
【0032】このような構成によれば、略鉛直方向の足
踏み運動と、前後方向に両足を交互に繰り出す運動を、
バランス良く同時に行うことができる。
【0033】また、本発明の運動機器にあっては、基体
に対してそれぞれ揺動自在に設けられ、略鉛直方向に揺
動可能な左右一対の第1揺動部材と、これらの第1揺動
部材に対して各々スライド自在に設けられ、略前後方向
にスライド可能な一対の足踏みペダルと、一端側が前記
第1揺動部材とは異なる位置で前記基体に対して揺動自
在に設けられ、かつ、他端側が前記各足踏みペダルに対
して揺動自在に設けられる、左右一対の第2揺動部材
と、前記第1揺動部材,第2揺動部材及び足踏みペダル
が連動して揺動運動を行う際に、該揺動運動に対して負
荷抵抗をかける負荷手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0034】本発明の構成によれば、足踏みペダルの足
踏みを行うと、足踏みペダルは、第1揺動部材に対して
揺動しつつ、第2揺動部材の揺動にしたがって、第1揺
動部材に対してスライドする。これにより、略鉛直方向
の足踏み運動と、前後方向に両足を交互に繰り出す運動
を同時に行うことができる。
【0035】また、これらの運動を、第1揺動部材に対
して足踏みペダルをスライド自在に設け、かつ、足踏み
ペダル及び基体に対して揺動自在な第2揺動部材を設け
るというような簡易な構成で実現できる。また、第1揺
動部材,第2揺動部材及び足踏みペダルは連動する構造
であるので、一つの負荷手段により各部の運動に対して
同時に負荷抵抗を与えることが可能となる。
【0036】前記第1揺動部材,第2揺動部材及び足踏
みペダルの配置関係は、前記足踏みペダルを下降させる
と、該足踏みペダルが後方にスライドし、かつ、該足踏
みペダルを上昇させると、該足踏みペダルが前方にスラ
イドする関係にあるとよい。
【0037】これにより、略鉛直方向の足踏み運動と、
前後方向に両足を交互に繰り出す運動を円滑に行うこと
ができる。
【0038】前記負荷手段は、シリンダであるとよい。
【0039】これにより、コンパクトなものでも十分な
負荷を与えることができる。
【0040】前記一対の足踏みペダルは、各々独立にス
ライド自在に設けられるとよい。
【0041】これにより、足を交互に繰り出す際におい
て、上下あるいは前後においてその速度が異なるような
運動が可能となる。
【0042】前記一対の足踏みペダルを連動させる連動
機構を備えるとよい。
【0043】これにより、左右バランス良く運動が可能
となる。
【0044】前記基体を構成するフレームの少なくとも
一箇所が、折り畳み自在に構成されているとよい。
【0045】これにより持ち運びが便利となる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0047】(第1の実施の形態)図1〜図12を参照
して、本発明の第1の実施の形態に係る運動機器につい
て説明する。
【0048】まず、図1〜図7を参照して、本発明の第
1の実施の形態に係る運動機器の全体構成等について説
明する。
【0049】図1〜図5は、本発明の第1の実施の形態
に係る運動機器の外観図であり、図1はその前方斜視図
であり、図2はその後方斜視図であり、図3はその側面
図であり、図4はその平面図であり、図5はその正面図
である。
【0050】また、図6および図7は本発明の第1の実
施の形態に係る運動機器の折り畳み状態を示す外観図で
あり、図6はその前方斜視図であり、図7は後方斜視図
である。
【0051】本実施の形態に係る運動機器1は、概略、
基体となる、フロントベース7,センターベース15,
リアベース8及びハンドルポスト9と、ハンドルポスト
9の端部に設けられるハンドル10と、基体に対して揺
動自在に設けられる第1揺動部材(以下、揺動ステップ
バー2と称する)及び第2揺動部材(以下、ペダル位置
決めバー5と称する)と、揺動ステップバー2に対して
スライド自在に設けられる足踏みペダル(以下、ペダル
3と称する)と、ペダル3を踏み込む際に負荷抵抗を与
える負荷手段としてのシリンダ6と、から構成される。
【0052】フロントベース7,センターベース15及
びリアベース8は、装置の土台として機能する部材であ
り、通常の使用状態においては、設置部に対して装置が
水平となるように設置される。
【0053】ここで、リアベース8は折り畳み機構13
によって、図6及び図7に示すように、センターベース
15に対して、略垂直に折り畳むことができるようにな
っている。従って、運動機器1を持ち運んだり、スペー
スの狭い所に片付けたりする際に便利である。
【0054】また、ハンドルポスト9は、その端部にハ
ンドル10を支持するための部材であり、支柱としての
機能も発揮する。なお、ハンドルポスト9を伸縮可能な
構成にすれば、ハンドル10の高さを調整できるので、
より好適である。
【0055】左右一対に設けられた揺動ステップバー2
は、基体の一部を構成するフロントベース7に対して揺
動自在に軸支されており、運動機器1の設置状態におい
て、略鉛直方向に揺動するように構成されている。
【0056】また、同じく左右一対に設けられたペダル
位置決めバー5も、その一端側が、基体の一部を構成す
るセンターベース15に対して揺動自在に軸支されてお
り、運動機器1の設置状態において、略鉛直方向に揺動
するように構成されている。
【0057】ただし、揺動ステップバー2の基体に対す
る揺動軸の軸心と、ペダル位置決めバー5の基体に対す
る揺動軸の軸心は平行かつ離れた位置となる。
【0058】左右一対に設けられたペダル3は、スライ
ド機構4によって、揺動ステップバー2に対してスライ
ド自在に設けられている。また、ペダル位置決めバー5
の他端側が、ペダル3に対して揺動自在に設けられてい
る。
【0059】このような構成により、揺動ステップバー
2,ペダル位置決めバー5及びペダル3は連動すること
になる。この連動機構に関する詳細は後述する。
【0060】シリンダ6は、揺動ステップバー2,ペダ
ル位置決めバー5及びペダル3が連動する場合に、その
運動に対して力学的な力の負荷抵抗を付与するものであ
る。なお、シリンダ6は往路及び復路のいずれの場合で
も負荷を発生するタイプのものを利用してもよいし、往
路か復路のいずれかのみ負荷を発生するタイプのものを
利用してもよい。
【0061】例えば、往路及び復路のいずれの場合にも
負荷を発生することができ、かつ、小型のものでも大き
な負荷を発生可能であって、かつ、負荷抵抗値を調整で
きる油圧シリンダを好適に適用できる。
【0062】なお、図示の例では、揺動ステップバー2
に対してシリンダ6を取り付けて、揺動ステップバー2
の揺動動作に対して負荷を与える構成としているが、上
記の通り、揺動ステップバー2,ペダル位置決めバー5
及びペダル3は連動するため、いずれかの動きに対して
負荷を与えれば、連動自体に対して負荷抵抗を与えるこ
とができる。
【0063】従って、ペダル位置決めバー5に対してシ
リンダ等の負荷手段を取り付けて、ペダル位置決めバー
5の揺動動作に対して負荷を与える構成とした場合であ
っても、ペダル3に対してシリンダ等の負荷手段を取り
付けて、ペダル3のスライド動作に対して負荷を与える
構成とした場合であっても、連動動作に対して負荷抵抗
を与えることが可能となる。
【0064】なお、負荷手段としては、シリンダに限る
ものではなく、その他の公知の負荷手段(力学的な力の
負荷を与えるもの)を利用することもできる。
【0065】また、図示の例では、プーリ12に巻回さ
れたペダル連結ワイヤ11が備えられている。このペダ
ル連結ワイヤ11の一端は、一対の揺動ステップバー2
のうちの一方に固定され、他端は他方に固定されてい
る。
【0066】従って、左右一対の揺動ステップバー2
は、ペダル連結ワイヤ11によって連動するため、左右
一対のペダル3も連動する構成となっている。これによ
り、左右の運動をバランス良くすることが可能となる。
【0067】ただし、これらプーリ12及びペダル連結
ワイヤ11を設けない構成とすることもできる。これら
を設けない構成とすれば、左右一対のペダル3は連動し
ないため、各々自由に運動させることが可能となる。従
って、この場合には、左右の足を繰り出す(踏み込む)
際における、足を前に出す速度と後ろに下げる速度、あ
るいは、足を下降させる速度と上昇させる速度を異なら
すことが可能となる。
【0068】また、図示の例では、ハンドル10の中央
部付近に表示装置14が設けられている。例えば、不図
示のカウンタにより計測した踏み込み回数や、不図示の
タイマにより計測した運動時間や、不図示の演算装置に
より踏み込み回数等から演算した消費カロリー等を、こ
の表示装置14に表示させることができる。
【0069】なお、踏み込み回数を計測するカウンタと
しては、例えば、磁界変動を検知するセンサ,光センサ
あるいは機械的なスイッチのオンオフを検知するセンサ
など、適宜公知技術を適用することができる。
【0070】次に、揺動ステップバー2,ペダル位置決
めバー5及びペダル3の連動機構について、特に、図8
〜図12を参照して詳しく説明する。
【0071】図8は連動機構における各部材の様子(ペ
ダルの軌跡)を示す動作説明図である。なお、この図8
では説明を容易にするために、プーリやシリンダを取り
外した状態の図を示している。
【0072】図9は使用者が装置を使用する場合におけ
る足の指先と踵の軌跡を説明する説明図である。図10
は連動機構部(右ペダル側)の外観斜視図であり、図1
1はその部品展開図である。図12はペダルのスライド
機構の一例を示す模式図である。
【0073】まず、第1揺動部材である揺動ステップバ
ー2は、その一端がステップバー回転軸21によって、
フロントベース7に対して軸支されている。なお、回転
軸21には軸受となるブッシュ22が設けられている。
【0074】揺動ステップバー2の下面側には、ペダル
連結ワイヤ11の端部を固定するためのワイヤ固定用ブ
ラケット23が備えられている。また、揺動ステップバ
ー2の他端側にはエンドキャップ24が取り付けられて
いる。
【0075】そして、揺動ステップバー2の上面側には
スライド機構4が設けられている。
【0076】スライド機構4は、互いがスライドする2
つのレール(第1レール41及び第2レール42)を備
えている。
【0077】そして、このうちの一方の第1レール41
と揺動ステップバー2は固定されている。固定方法は特
に限定されないが、例えば、複数のネジによって固定す
ればよい。
【0078】一方、他方の第2レール42と、ペダル3
に固定されたスライド機構固定用ブラケット31は固定
されている。固定方法は特に限定されないが、例えば、
複数のネジによって固定すればよい。
【0079】このような構成により、第1レール41と
第2レール42は互いにスライド可能な構成であること
から、第2レール42側に固定されたペダル3は、第1
レール41側に固定された揺動ステップバー2に対して
スライド自在となる。
【0080】なお、第1レール41と第2レール42の
スライド機構に関しては、適宜公知技術を用いればよい
が、例えば、図12に示すように、各レールの幅方向の
両端に、それぞれ複数のボール43を介してこれら第1
レール41及び第2レール42を連結固定する、いわゆ
るボールベアリング構造を適用することができる。
【0081】ボールベアリング構造を用いれば、簡易な
構成で、第1レール41と第2レール42を滑らかにス
ライドさせることが可能となる。
【0082】第2揺動部材であるペダル位置決めバー5
は、その一端側がペダル位置決めバー回転軸51によっ
て、センターベース15に対して軸支されている。な
お、回転軸51には軸受となるブッシュ54が設けられ
ている。
【0083】また、ペダル位置決めバー5は、その他端
側がペダル3に固定されたスライド機構固定用ブラケッ
ト31に設けられた、ペダル位置決めバー回転軸52に
軸支されている。これにより、ペダル位置決めバー5の
他端側はペダル3に対して揺動自在に軸支されることに
なる。なお、回転軸52には軸受となるブッシュ54が
設けられている。
【0084】シリンダ6は、その一端がシャフト61に
よってフロントベース7に対して揺動自在に軸支され、
かつ、その他端が同様に揺動ステップバー2に対して揺
動自在に軸支されている。
【0085】以上のように構成された連動機構につい
て、その動作を説明する。
【0086】まず、ペダル位置決めバー5は、回転軸5
1を中心に揺動するので、他端側の回転軸52は円弧状
の軌跡を描く。
【0087】従って、ペダル3における回転軸52の設
けられた部分は円弧状の軌跡を描くことになるが、回転
軸52によってペダル3は回転軸52の回りを回転自在
であるので、軌跡を描く過程において、ペダル3はその
傾きを変えることは可能である。
【0088】一方、揺動ステップバー2は、回転軸21
を中心に揺動する。そして、この揺動ステップバー2に
対してスライド自在に設けられたペダル3も、揺動ステ
ップバー2と共に揺動する。つまり、ペダル3と揺動ス
テップバー2の傾き(水平面に対する傾き)は同一であ
る。
【0089】以上のことから、ペダル3は揺動ステップ
バー2と共に揺動し、かつ、ペダル3における回転軸5
2の設けられた部分は、ペダル位置決めバー5の揺動に
より描かれる円弧を描くように移動することになる。
【0090】その結果、ペダル3は、揺動ステップバー
2と共に揺動し、かつ、揺動ステップバー2に対してス
ライドするように移動することになるので、揺動ステッ
プバー2,ペダル位置決めバー5及びペダル3は連動す
ることになる。
【0091】また、これら揺動ステップバー2,ペダル
位置決めバー5及びペダル3の位置関係は、一つの部材
の位置が決まれば他の2部材の位置も定まる関係にあ
る。なお、シリンダ6も同様である。
【0092】そして、本実施の形態においては、図8に
示すように、ペダル3を下降させると、ペダル3は後方
にスライドし、ペダル3を上昇させると、ペダル3は前
方にスライドするように、揺動ステップバー2,ペダル
位置決めバー5及びペダル3の配置関係(寸法や配置位
置)が定められている。
【0093】なお、図8においては、ペダル3が最も上
昇した状態(A)と、中間状態(B)と、最も下降した
状態(C)を示している。
【0094】また、この場合において、使用時における
足の指先の軌跡Xと、踵Yの軌跡を図9に示している。
【0095】次に、運動機器1の使用方法について説明
する。
【0096】使用者は、左右一対のペダル3に両足を乗
せる。また、必要に応じてハンドル10を握る。そし
て、両足を交互に踏み込む。
【0097】すると、上記の通り、ペダル3は揺動ステ
ップバー2により揺動するため、略鉛直方向の踏み込み
運動を行うことができると同時に、ペダル3は揺動ステ
ップバー2に対してスライドするため、前後に足を繰り
出す運動を行うことができる。
【0098】より具体的には、上記の通り、ペダル3を
踏み込むと、ペダル3は後方にスライドし、足を上げて
ペダル3を上げると、ペダル3は前方にスライドする。
【0099】このように、本実施の形態に係る運動機器
1を用いて、脚部の運動を行うと、上下と前後の運動を
同時に行うことが可能となり、特定の部位に負担が集中
することを防止でき、屈筋と伸筋を交互にバランス良
く、総合的な運動を行うことが可能となる。
【0100】また、2つの揺動部材と1つのスライド機
構により、上下と前後の運動を同時に可能としており、
更に、1つの負荷手段のみで上下と前後の運動に対して
同時に負荷を与えているので、構成は非常に簡易なもの
であり、かつ、小型の装置を実現できる。
【0101】(第2の実施の形態)図13には、第2の
実施の形態が示されている。上記第1の実施の形態で
は、第1揺動部材(揺動ステップバー2)と第2揺動部
材(ペダル位置決めバー5)と足踏みペダル(ペダル
3)が連動する機構を示したが、本実施の形態では、第
2揺動部材を設けない構成として、第1揺動部材の揺動
と、足踏みペダルのスライドが独立する構成について示
す。
【0102】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0103】図13は本発明の第2の実施の形態に係る
運動機器の外観を示す後方斜視図である。
【0104】図示のように、本実施の形態に係る運動機
器1aにおいては、上記第1の実施の形態の運動機器1
を構成する第2揺動部材(ペダル位置決めバー5)は設
けられていない。
【0105】従って、揺動ステップバー2の揺動動作
と、ペダル3のスライド動作は連動することなく、これ
らは各々独立に行われる。なお、本実施の形態では、ス
ライド機構4におけるスライド範囲を規制するために、
ストッパー45が設けられている。
【0106】このような構成により、使用者は、両足を
ペダル3に乗せて足踏み運動を行う場合に、上下及び前
後に自由な運動を行うことができ、上記第1の実施の形
態の場合に比べると、運動のバランスの点では劣ると考
えられるものの、より自由な運動を行うことが可能とな
り、かつ、より構成の簡略化を図ることが可能となる。
【0107】なお、図示の例では、揺動ステップバー2
に対してのみ、シリンダ6による負荷を与えているが、
スライド機構4においても、例えば、スプリング等のば
ねや小型シリンダなどによって負荷を与えるようにする
ことも好適である。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、簡易な
構成で、略鉛直方向の足踏み運動と、前後方向に両足を
交互に繰り出す運動を同時に行うことができ、バランス
のよい総合的な運動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の外
観を示す前方斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の外
観を示す後方斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の外
観を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の外
観を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の外
観を示す正面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の折
り畳み状態における外観を示す前方斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る運動機器の折
り畳み状態における外観を示す後方斜視図である。
【図8】連動機構における各部材の様子(ペダルの軌
跡)を示す動作説明図である。
【図9】使用者が装置を使用する場合における足の先と
踵の軌跡を説明する説明図である。
【図10】連動機構部(右ペダル側)の外観斜視図であ
る。
【図11】図10における部品展開図である。
【図12】ペダルのスライド機構の一例を示す模式図で
ある。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る運動機器の
外観を示す後方斜視図である。
【図14】従来技術に係る運動機器(踏み込み運動機
器)の外観斜視図である。
【図15】従来技術に係る運動機器(振子運動機器)の
外観斜視図である。
【図16】図16は従来技術に係る運動機器(楕円運動
機器)の外観斜視図である。
【符号の説明】
1,1a 運動機器 2 揺動ステップバー 21 (揺動ステップバー)回転軸 22 ブッシュ 23 ワイヤ固定用ブラケット 24 エンドキャップ 3 ペダル 31 スライド機構固定用ブラケット 4 スライド機構 41 第1レール 42 第2レール 43 ボール 45 ストッパー 5 ペダル位置決めバー 51,52 (ペダル位置決めバー)回転軸 54 ブッシュ 6 シリンダ 61 シャフト 7 フロントベース 8 リアベース 9 ハンドルポスト 10 ハンドル 11 ペダル連結ワイヤ 12 プーリ 13 折り畳み機構 14 表示装置 15 センターベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 喜一郎 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内 (72)発明者 吉村 学 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 株式会社オムロンライフ サイエンス研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体に対してそれぞれ揺動自在に設けら
    れ、略鉛直方向に揺動可能な左右一対の揺動部材と、 これらの揺動部材に対して各々スライド自在に設けら
    れ、略前後方向にスライド可能な一対の足踏みペダル
    と、 前記各揺動部材が揺動運動を行う際に、該揺動運動に対
    して負荷抵抗をかける負荷手段と、を備えることを特徴
    とする運動機器。
  2. 【請求項2】前記揺動部材の揺動と、前記足踏みペダル
    のスライドは、各々独立に行われることを特徴とする請
    求項1に記載の運動機器。
  3. 【請求項3】前記揺動部材の揺動と、前記足踏みペダル
    のスライド動作を連動させる連動機構を設けることを特
    徴とする請求項1に記載の運動機器。
  4. 【請求項4】基体に対してそれぞれ揺動自在に設けら
    れ、略鉛直方向に揺動可能な左右一対の第1揺動部材
    と、 これらの第1揺動部材に対して各々スライド自在に設け
    られ、略前後方向にスライド可能な一対の足踏みペダル
    と、 一端側が前記第1揺動部材とは異なる位置で前記基体に
    対して揺動自在に設けられ、かつ、他端側が前記各足踏
    みペダルに対して揺動自在に設けられる、左右一対の第
    2揺動部材と、 前記第1揺動部材,第2揺動部材及び足踏みペダルが連
    動して揺動運動を行う際に、該揺動運動に対して負荷抵
    抗をかける負荷手段と、を備えることを特徴とする運動
    機器。
  5. 【請求項5】前記第1揺動部材,第2揺動部材及び足踏
    みペダルの配置関係は、 前記足踏みペダルを下降させると、該足踏みペダルが後
    方にスライドし、かつ、該足踏みペダルを上昇させる
    と、該足踏みペダルが前方にスライドする関係にあるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の運動機器。
  6. 【請求項6】前記負荷手段は、シリンダであることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の運動機
    器。
  7. 【請求項7】前記一対の足踏みペダルは、各々独立にス
    ライド自在に設けられることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか一つに記載の運動機器。
  8. 【請求項8】前記一対の足踏みペダルを連動させる連動
    機構を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    一つに記載の運動機器。
  9. 【請求項9】前記基体を構成するフレームの少なくとも
    一箇所が、折り畳み自在に構成されていることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか一つに記載の運動機器。
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