JP6217478B2 - 制御システムおよび制御装置 - Google Patents
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Description
図1は、本実施の形態の制御システム1のネットワーク構成を示す模式図である。図1(a)を参照して、制御システム1は、マスタ装置10と、通信ラインを介してマスタ装置10に接続された複数のスレーブ装置20_1,20_2,20_3,20_4(以下、「スレーブ装置20」とも総称する。)とを含む。マスタ装置10は、典型的には、PLCの主演算装置(第1の制御装置)に相当し、1つ以上のスレーブ装置20は、IO装置などの各種フィールド装置(第2の制御装置)に相当する。マスタ装置10と複数のスレーブ装置20とは、デジチェーン接続されており、各装置は、ダウンリンク(以下、「DL」とも記載する。)およびアップリンク(以下、「UL」とも記載する。)を介して隣接する装置と通信可能に接続されている。すなわち、スレーブ装置20の各々は、通信ラインの少なくとも一部を他のスレーブ装置20と共有するように構成されている。
各スレーブ装置20は、制御システム1のネットワークを伝搬する時刻配信パケット(以下、「同期フレーム」とも称する。)を受信してその中に格納されている時刻を予め指定されている補正値で補正した上で、自局の計時手段(タイマ)を補正する。この補正値として必要な時間について説明する。
ts1:同期フレームが送信され始める時刻
ts2:同期フレームが目的のスレーブ装置で受信され始める時刻
ts3:同期フレームが目的のスレーブ装置で受信完了された時刻
ts4:スレーブ装置で同期フレームに格納されている時刻がラッチされる時刻
この補正値について、ts4−ts0=(ts1−ts0)+(ts2−ts1)+(ts3−ts2)+(ts4−ts3)と分解できる。各要素の値は、以下のようになる。
tm1:コマンドが送信され始めた時刻
tm2:コマンドが目的のスレーブで受信され始められた時刻
tm3:コマンドが目的のスレーブで受信完了された時刻
これらの時刻tm0〜tm3を用いて、遅延時間ΔT1,ΔT2,ΔT3を以下のように算出できる。
伝搬遅延時間ΔT2=通信ケーブルとスレーブ装置20での局遅延=tm2−tm1
受信処理に係る遅延時間ΔT3=tm3−tm2
図2は、本実施の形態の制御システム1における伝搬遅延時間の計測方法を概略する模式図である。図2を参照して、制御システム1では、マスタ装置10が複数のスレーブ装置20の全部または一部に対して、レスポンスを要求するコマンドを送信する。全部のスレーブ装置20に対してコマンドを送信する場合には、ブロードキャストまたはマルチキャストが用いられる。このコマンドは、伝搬遅延時間を計測するための専用のものであってもよいが、別の用途に用いられるものであってもよい。例えば、マスタ装置10がスレーブ装置20のステータスを問い合わせるコマンドであってもよいし、マスタ装置10がスレーブ装置20に対して何らかのデータを送信する、あるいはスレーブ装置20から何らかのデータを取得するコマンドであってもよい。
図3は、本実施の形態の制御システム1における装置構成を示す模式図である。図3には、マスタ装置10およびスレーブ装置20の通信に関する要部のみを示す。
各スレーブ装置20での受信処理に要する時間(図2参照)は、主として、受信部23がデータを受信して共有メモリ24に書き込む処理に要する時間と、送信部25が共有メモリ24からデータを読み出してデータフレームを生成して出力する処理に要する時間とからなる(図3参照)。
マスタ装置10は、マスタ装置10での受信動作として、スレーブ装置20がコマンドを受信して応答を送信する動作と同等な動作を実行するように構成されている。すなわち、マスタ装置10は、レスポンスを要求するコマンドを送信するとともに、自己折り返し受信を実施する。以下、自己折り返し受信を行うための構成の一例について説明する。
次に、レスポンスのフレーム長さについて説明する。
本実施の形態の制御システム1においては、各スレーブ装置20は、マスタ装置10からのコマンドに従ってレスポンスを送信する。そのため、マスタ装置10は、任意のタイミングで、伝搬遅延時間を計測することができる。また、マスタ装置10がスレーブ装置20からのデータ伝送を完全に制御できる構成においては、ダウンリンクおよびアップリンクのいずれにおいても、他のデータフレームが伝送されることを停止した上で、伝搬遅延時間の計測に必要なコマンドを送出することができる。
図6は、本実施の形態の制御システム1のマスタ装置10が実行する伝搬遅延時間の計測に係る処理手順である。図6を参照して、伝搬遅延時間の計測が必要になると(ステップS2においてYES)、マスタ装置10は、レスポンスを要求するコマンドを送信する(ブロードキャストまたはマルチキャストする)(ステップS4)。併せて、マスタ装置10は、自己折り返しによって内部的にレスポンスを生成し、自装置が生成したレスポンスを受信する(ステップS6)。自装置が生成したレスポンスの受信後、マスタ装置10は、伝搬遅延計測用のタイマを起動する(カウントを開始する)(ステップS8)。
本実施の形態によれば、より簡素な構成を維持しつつ、装置間で同期をとることができる。すなわち、本実施の形態の制御システム1においては、マスタ装置10から各スレーブ装置20に対してレスポンスを要求するコマンドを送信するとともに、マスタ装置10自身においてもコマンドの送信に対して、自己折り返し受信を行う。そして、マスタ装置10が内部的にデータを受信した(自己折り返しにより生じた疑似的なレスポンスを内部的に受信した)タイミングを基準にして、1または複数のスレーブ装置20からそれぞれの受信したレスポンスのタイミングを計測し、マスタ装置10といずれかのスレーブ装置20との間の通信に係る遅延時間、および/または、スレーブ装置20間の通信に係る遅延時間を決定する。
Claims (6)
- 第1の制御装置と、通信ラインを介して前記第1の制御装置に接続された複数の第2の制御装置とを備える制御システムであって、
前記複数の第2の制御装置の各々は、通信ラインの少なくとも一部を他の第2の制御装置と共有するように構成されており、
前記第1の制御装置は、
前記複数の第2の制御装置に対して応答を要求する第1のデータを送信する手段と、
前記第1のデータの送信に連動して、内部的なデータの受信動作を開始するとともに、内部的にデータを受信した第1のタイミングを格納する手段と、
前記第1のデータに応答して、前記複数の第2の制御装置からそれぞれ送信される応答を受信するとともに、それぞれを受信した第2のタイミングをそれぞれ格納する手段と、
前記第1のタイミングを基準にして、前記第2のタイミングの1つまたは複数から、前記第1の制御装置といずれかの第2の制御装置との間の通信に係る遅延時間、および、第2の制御装置の間の通信に係る遅延時間、のうち少なくとも一方を決定する手段とを含む、制御システム。 - 前記第1の制御装置は、前記受信動作として、前記第2の制御装置が前記第1のデータを受信して応答を送信する動作と同等な動作を実行するように構成されている、請求項1に記載の制御システム。
- 前記第1の制御装置は、
第2の制御装置からのデータを受信するための受信部と、
第2の制御装置へデータを送信するための送信部とを含み、
前記受信動作は、前記送信部から前記受信部へ内部的にデータを出力する処理を含む、請求項2に記載の制御システム。 - 前記第1の制御装置は、
第2の制御装置からのデータを受信するための受信部と、
第2の制御装置へデータを送信するための送信部と、
前記送信部および前記受信部で共有される記憶部とを含み、
前記受信動作は、前記受信部が前記記憶部へ内部的にデータを格納する処理を含む、請求項2に記載の制御システム。 - 前記第1の制御装置は、決定された遅延時間に基づいて、前記複数の第2の制御装置の各々の計時手段を補正するための情報を前記複数の第2の制御装置へそれぞれ送信する手段をさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の制御システム。
- 通信ラインを介して複数のスレーブ装置に接続可能な制御装置であって、前記複数のスレーブ装置の各々は、通信ラインの少なくとも一部を他のスレーブ装置と共有するように構成されており、
前記複数のスレーブ装置に対して応答を要求する第1のデータを送信する手段と、
前記第1のデータの送信に連動して、内部的なデータの受信動作を開始するとともに、内部的にデータを受信した第1のタイミングを格納する手段と、
前記第1のデータに応答して、前記複数のスレーブ装置からそれぞれ送信される応答を受信するとともに、それぞれを受信した第2のタイミングをそれぞれ格納する手段と、
前記第1のタイミングを基準にして、前記第2のタイミングの1つまたは複数から、自装置といずれかのスレーブ装置との間の通信に係る遅延時間、および、スレーブ装置の間の通信に係る遅延時間、のうち少なくとも一方を決定する手段とを備える、制御装置。
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JP2014052614A JP6217478B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 制御システムおよび制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014052614A JP6217478B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 制御システムおよび制御装置 |
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JP6217478B2 true JP6217478B2 (ja) | 2017-10-25 |
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JP2014052614A Active JP6217478B2 (ja) | 2014-03-14 | 2014-03-14 | 制御システムおよび制御装置 |
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2014
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