JP6216998B2 - 遊技用表示機及び遊技用装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の遊技機のそれぞれに対応して設置され、遊技機に関する所定の情報を表示する遊技用表示機及び遊技機に関する所定の情報を報知する遊技用装置に関する。
一般に、スロットマシンやパチンコ機などの遊技機に併設され、遊技機に関する所定の情報を報知する報知手段を備えた遊技用表示機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の遊技用表示機に属する具体的な装置として、例えば、LEDやランプなどの表示手段、音声や効果音を発するスピーカなどの音出力手段を、報知手段として備えるとともに、遊技者による操作に基づいて所定の呼出演出を行うことで遊技場の店員を呼び出す機能を備えた、いわゆる呼出ランプが挙げられる。
ところで、多数の遊技機が配置される遊技場においては、複数の遊技機を一列又は二列の列状に並べて収納できるように設計された島台と呼ばれる収納筐体を設置し、この島台に遊技機を収納して、多数の遊技機を配置するようにしている。
島台は、遊技機を収納するための開口部と、この開口部の上方に、外側に向かって開閉可能に取り付けられた幕板とを備え、さらに、これら幕板と開口部との間に、開閉しない平板状の欄間が配設されており、この欄間の表面に、上述した遊技用表示機が取り付けられる。
特開2009−233022号公報
本発明は、欄間に対して取付可能とする遊技用表示機及び遊技用装置の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の遊技用表示機は、遊技機の近傍に設けられるとともに遊技機に関する所定の情報を表示する遊技用表示機であって、当該遊技用表示機が取り付けられる取付面から離間する方向である前方向に、当該遊技用表示機の一部をスライド移動させるための移動機構を備え、移動機構は、取付面の上方に位置する上位部材が取付面よりも張り出している場合において、取付面に取り付けようとした遊技用表示機の上部が上位部材に当接することで当該遊技用表示機を取付面に取り付けることができないときに、この遊技用表示機が取付面に取り付け可能となるように、遊技用表示機の一部を上位部材から離間する方向である前方向にスライド移動させた後、下方向に回動させることが可能である構成としてある。
また、本発明の遊技用表示機は、遊技機の近傍に設けられるとともに遊技機に関する所定の情報を表示する遊技用表示機であって、当該遊技用表示機が取り付けられる取付面から離間する方向である前方向に、当該遊技用表示機の一部をスライド移動させるための移動機構を備え、移動機構は、取付面に遊技用表示機が取り付けられた場合において、取付面の上方に設けられた開閉可能な上位部材の前方に遊技用表示機の上部が位置することで、開こうとした上位部材が遊技用表示機の上部に当接してそれ以上開くことができないときに、上位部材が当接した位置よりも先に開扉可能となるように、遊技用表示機の一部を前方向にスライド移動させた後、下方向に回動させることが可能である構成としてある。
島台に配置される遊技機と呼出ランプの構成を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態における呼出ランプの構成を示す図であって、(i)は、上面図、(ii)は、正面図、(iii)は、側面図である。 呼出ランプの制御系の構成を示すブロック図である。 呼出ランプを斜め上方向から見た状態を示す外観斜視図であって、(i)は、付設部を最も押し込んだ状態を示す図、(ii)は、付設部を手前に引き出した状態を示す図、(iii)は、付設部を筐体の正面側に垂下させて状態を示す図である。 付設部と基部を斜め上方向から見た状態を示す外観斜視図である。 付設部と基部を斜め下方向から見た状態を示す外観斜視図である。 付設部と基部を斜め下方向から見た状態を示す分解斜視図である。 基部に対して付設部を押し込んだ状態を示す図であって、(i)は、底面図、(ii)は、縦方向断面図((i)のA−A断面図)である。 基部から付設部を引き出した状態を示す図であって、(i)は、底面図、(ii)は、縦方向断面図((i)のB−B断面図)である。 欄間よりも張り出した幕板に付設部が接触した状態を示す側面図(i)と、付設部を移動することで幕板への接触を回避して、呼出ランプを欄間に取付可能とした状態を示す側面図(ii)である。 開いた幕板が付設部に当接した状態を示す側面図(i)と、付設部を移動することで幕板の当接を回避した状態を示す側面図(ii)である。 位置決め部材の構成を示す外観斜視図である。 第一の移動防止機構を備えた付設部の構成を示す断面図であって、(i)は、通常状態を示す図、(ii)は、係止解除状態(付設部の移動が可能な状態)を示す図である。 第二の移動防止機構を備えた付設部の構成を示す断面図であって、(i)は、通常状態を示す図、(ii)は、係止解除状態(付設部の移動が可能な状態)を示す図である。 第三の移動防止機構を備えた付設部の構成を示す図であって、(i)は、側面図、(ii)は、背面図である。 摺動機構の構成を示す側面図である。 摺動機構の他の構成を示す側面図である。
以下、本発明に係る遊技用表示機及び遊技用装置の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
遊技機の近傍、例えば遊技機の上方や側方などに配置されるとともに、LEDやランプなどの表示手段、所定の音声や効果音を発するスピーカなどの音出力手段を、報知手段として備える遊技用表示機としては、様々な形態や種類のものがあるが、本実施形態では、これら表示手段と音出力手段を備えながらも、遊技者による操作に基づいて所定の呼出演出を行うことで遊技場の店員を呼び出す、いわゆる呼出ランプに本発明を適用した場合について説明する。
[呼出ランプ]
本実施形態の呼出ランプ1は、図1に示すように、当該呼出ランプ1の正面と遊技機2の正面とが略同一面上に並ぶように、その遊技機2の上方に設置され、かつ、その遊技機2の上方に立設された平板状の欄間3の表面に、この表面を取付面3cとして取り付けられる演出用装置であって、その欄間3の上方に設けられた上位部材である幕板4が欄間3よりも張り出しているときに、この幕板4に接触しないように、また、その幕板4が開閉するときに、この開閉を阻害しないように、呼出ランプ1の全体又は一部を、幕板4又は欄間3から離間する方向にスライド移動させることを可能とする移動機構を備えた構成となっている。
この呼出ランプ1は、図1に示すように、遊技場に設置された複数の遊技機2のそれぞれに対応して配置される。
遊技機2は、メダルや遊技球などの遊技媒体を使用して所定の遊技を実行する装置であり、具体的には、スロットマシン,パチンコ機,パロット、アレンジボール機,雀球機等の各種の遊技機が挙げられる。
これらの遊技機2からは、遊技の進行に伴って遊技信号が出力される。例えば、遊技機2がスロットマシンの場合には、当該スロットマシンへの遊技媒体の投入数を示すメダル投入信号、当該スロットマシンからの遊技媒体の払出数を示すメダル払出信号、遊技媒体を所定の割合で費やす通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態を示す特定遊技状態信号などが、遊技信号として出力される。
呼出ランプ1は、遊技機2から出力された遊技信号を受信すると、これら遊技信号に基づいて、LEDなどの表示手段と、所定の音声や効果音などをスピーカから発する音出力手段とからなる報知手段を駆動させて、所定の遊技情報を報知するように構成されている。
この呼出ランプ1は、図2(i)〜(iii)に示すように、所定の遊技データを表示するデータ表示部11と、このデータ表示部11を収納する筐体12と、この筐体12の外側周面に付設された付設部20と、を備えている。
データ表示部11は、図3に示すように、遊技機2から出力された遊技信号を受信する通信部111と、受信した遊技信号から所定の遊技データを生成する遊技データ生成部112と、生成された遊技データを表示する表示手段である7セグメントディスプレイ113と、この7セグメントディスプレイ113を駆動するドライバ回路114と、遊技機2に関する情報を音声や効果音からなる音出力パターンで報知する音出力手段である音出力部115と、CPUなどの中央演算処理装置、ROM、RAMなどの記憶手段を備えるコンピュータとして構成され、通信部111で受信された遊技信号や遊技データ生成部112で生成された遊技データに基づいて、ドライバ回路114と音出力部115と後述するLED121、221とを駆動制御する制御部116と、を備えている。
また、データ表示部11は、遊技場の店員を呼び出す際に押下される呼出ボタン117と、7セグメントディスプレイ113に表示されているデータの内容や種類を切り換える際に押下されるデータボタン118とを備えている。
呼出ボタン117が押下されたときには、制御部116は、データ表示部11に内蔵された音出力部115と筐体12に設けられたLED121とを駆動制御することにより、所定の呼出演出を実行する。また、データボタン118が押下されたときは、制御部116は、その押下の回数に応じて、7セグメントディスプレイ113に表示されているデータの内容や種類を切り換えて表示させるようになっている。
筐体12は、データ表示部11を収納可能な大きさで形成された中空で横長直方体状の箱型部材であって、この筐体12の周面内側には、発光素子である複数のLED121(光源)が配設されている。
LED121は、制御部116からの指示を受けたLEDドライバ回路126による点灯制御により、遊技機2に関する情報を所定の光出力パターンで発光することにより報知する。
付設部20は、所定の物品や所定のキャラクターなど(例えば、ピエロの帽子や手袋など)の形状と同一又は類似の形状に立体形成された装飾用の部品であって、例えば、合成樹脂などで形成されており、発光素子である複数のLED(光源)221が内部に配設されている。
LED221は、制御部116からの指示を受けたLEDドライバ回路222による点灯制御により、遊技機2に関する情報を所定の光出力パターンで発光することにより報知する。
この付設部20の背面21は、図2(i)、(iii)に示すように、垂直面(呼出ランプ1が欄間3の表面である取付面3cに取り付けられているときは、その取付面3c)に対して所定の角度θだけ傾斜した傾斜面211として形成されている。
また、筐体12においては、当該筐体12の背面122と上面123との間に位置する角部に、テーパ状の傾斜面124が形成されている。
これら付設部20の傾斜面211と筐体12の傾斜面124は、いずれも略同じ傾斜角度θを有する傾斜面として形成されており、筐体12の上面123に付設部20を取り付けたときに、それら傾斜面211と傾斜面124が連続した一連の斜面として構成される。
そして、これら連続した傾斜面211と傾斜面124は、筐体12の傾斜面124の下辺を起点としたときに、ここから上方に向かって、垂直面から離間する方向に傾斜した斜面として構成される。
これにより、当該呼出ランプ1が取り付けられた欄間3の上方に位置する幕板4が欄間3よりも張り出しているときに、この幕板4に接触しないようになっている。また、その幕板4を開いたときに当該幕板4の下辺が描く軌道から呼出ランプ1の付設部20を離間させることができ、これにより、その付設部20が幕板4の開扉を阻害しないようになっている。
ただし、上記のように付設部20に傾斜面211を形成し、かつ、筐体12に傾斜面124を形成しただけでは、欄間3よりも張り出した幕板4に接触するのを回避できない場合や、幕板4の開閉への阻害を回避できない場合がある。
例えば、欄間3に取り付けられた呼出ランプ1を正面側から見たときに、この呼出ランプ1の付設部20が欄間3の上辺を越えて幕板4に少しだけかかっている場合には、それら傾斜面211、124が形成されることにより、欄間3よりも張り出した幕板4への接触を回避でき、かつ、幕板4の開閉に対する阻害を回避できる。
ところが、幕板4に対して付設部20が大きくかかっている場合には、それら傾斜面211、124を形成したとしても、付設部20が、欄間3よりも張り出した幕板4に接触してしまうことがある(図10(i)参照)。このような場合は、呼出ランプ1の背面122を欄間3の取付面3cに面接触させることができなくなるので、この呼出ランプ1をその取付面3cに取り付けることができなくなってしまう。
また、幕板4に対して付設部20が大きくかかっている場合には、それら傾斜面211、124を形成したとしても、幕板4を開閉したときの当該幕板4の下辺の軌道Lと付設部20とが重なってしまうため(図11(i)参照)、開いた幕板4の下辺が付設部20の背面21に当接してしまう。
そこで、本実施形態の呼出ランプ1は、付設部20が幕板4に対して大きくかかっている場合でも、その付設部20が欄間3よりも張り出した幕板4に接触したり、幕板4の開閉を阻害したりしないように、当該呼出ランプ1の全体又は一部を、幕板4又は欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動させることが可能な移動機構を備えた構成となっている。
この移動機構の構成について、図4〜図11を参照しながら説明する。
[移動機構]
移動機構には、呼出ランプ1の一部である筐体12を欄間3の取付面3cに固定した状態で呼出ランプ1の他の一部である付設部20のみをスライド移動可能とするための付設部移動機構Aと、呼出ランプ1の全体を欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動可能とするための装置全体移動機構Bがある。
以下、これらの構成について、順に説明する。
(1)付設部移動機構
図4〜図11に示すように、付設部移動機構Aは、欄間3の取付面3cに固定される筐体12の上面123に設けられた固定側機構部である筐体側機構部A1と、その筐体12に対して付設部20を欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動させるために当該付設部20に設けられた移動側機構部である付設部側機構部A2とにより構成されている。
筐体側機構部A1は、所定の厚さを有した平面板状の部材を基部30として備えている。
この平面板状の基部30の上面311には、複数本の溝部32(本実施形態においては、四本の溝部321〜324)が形成されている。
溝部32は、細長い溝状に形成された凹部であって、複数本の溝部32が、基部30の上面311に、略等間隔で平行に形成されている(図5参照)。これら複数本の溝部32が並ぶ方向は、この基部30が筐体12の上面123に取り付けられたときにおける、この筐体12の背面122から当該筐体12の正面125(筐体12の前面)に向かう方向と略一致する。また、この方向は、当該呼出ランプ1が取り付けられた欄間3の取付面3cから直交する方向であって、当該取付面3cから離間する方向と一致する。
なお、本実施形態においては、呼出ランプ1が欄間3の取付面3cに取り付けられた場合において、その欄間3に最も近い位置に形成された溝部32を第一溝部321とし、欄間3から最も遠い位置に形成された溝部32を第四溝部324とする。
また、基部30は、溝部32が形成された上面311の面方向が水平方向となるように、筐体12の上面123の中央部分に載置固定される。
板状の基部本体31の四つの側面のうち、筐体12の正面125側に位置してその正面125の面方向に平行な側面を第一側面312とし、この第一側面312に隣接するとともに、呼出ランプ1を正面125から見たときに左側に位置する側面を第二側面313とし、第一側面312に隣接するとともに第二側面313に対向する側面であって、呼出ランプ1を正面125から見たときに右側に位置する側面を第三側面314とし、筐体12の背面122側に位置してその背面122の面方向に平行な側面を第四側面315とする。
このとき、第二側面313において、この第二側面313の横長形状の端部であって第一側面312の近傍には、この第二側面313から直交外方に向かって突設された円柱形状又は円筒形状の第一回転軸331が形成されている(図5、図7〜図9参照)。
また、第三側面314において、この第三側面314の横長形状の端部であって第一側面312の近傍には、この第三側面314から直交外方に向かって突設された円柱形状又は円筒形状の第二回転軸332が形成されている(図7〜図9参照)。
さらに、第四側面315には、当該基部30を筐体12に固定するために、断面L字状の第一係止部341と断面L字状の第二係止部342が形成されている(図5、図6参照)。これら第一係止部341と第二係止部342は、それぞれが筐体12の一部に係止することによって、当該基部30を筐体12の上面123に固定可能となっている。
付設部20は、LED221が実装された基板223を内蔵する点灯部22と、基部30の大部分を収容する中空の基部収容部23とを有して構成されている。
点灯部22は、透明若しくは半透明又は光透過率の高い合成樹脂などの材料で形成されており、LED221が光源として発光することで、当該点灯部22が内部から照明されて点灯するようになっている。
なお、点灯部22や基部収容部23が複数の部品で構成されているときは、これら各部品をネジ225などで螺着固定することができる(図7参照)。
基部収容部23は、図8(i)、(ii)、図9(i)、(ii)、図5、図7に示すように、基部30のうちの第一係止部341と第二係止部342以外の部分の大半が収容される収容空間231と、この収容空間231と当該付設部20の外部とを連通し、収容空間231に対する基部30の挿通口となる開口232と、収容空間231に収容された基部本体31の第二側面313に対向する第一側面対向部233と、基部本体31の第三側面314に対向する第二側面対向部234と、基部30の第一回転軸331の上面に当接する第一軸当接部235と、基部30の第二回転軸332の上面に当接する第二軸当接部236と、基部本体31の上面311に当接する上面当接部237と、基部本体31の下面316に当接する下面当接部238と、基部30の溝部32に係合する係合部24と、基部30が収容空間231から脱離した状態で基部30の第一回転軸331が係合する第一軸受251と、基部30の第二回転軸332が係合する第二軸受252とを、付設部側機構部A2として備えている。
収容空間231は、板状である基部本体31の大半を収容可能な形状例えば、直方体状に形成された中空の空間部分である。
この収容空間231の側面を構成する第一側面対向部233と第二側面対向部234との間隔は、基部30に形成された第一回転軸331と第二回転軸332のそれぞれの先端面同士の間隔と略同じ長さか、あるいは、これよりも若干長くなっている。
これにより、基部収容部23の収容空間231に収容された基部30は、第一側面対向部233に向かう方向に移動しようとしても、第一回転軸331の先端面が第一側面対向部233に当接するので、その第一回転軸331の突設方向への移動が制限されている。また、当該基部30は、第二側面対向部234に向かう方向に移動しようとしても、第二回転軸332の先端面が第二側面対向部234に当接するので、その第二回転軸332の突設方向への移動が制限されている。
さらに、収容空間231に基部30が収容された状態においては、基部30の第一回転軸331の上面に第一軸当接部235が当接し、基部30の第二回転軸332の上面に第二軸当接部236が当接し、基部30の上面311又は溝部32に係合部24が当接又は係合し、基部30の上面311に上面当接部237が当接し、基部30の下面316に下面当接部238が当接しているので、基部30は、それら第一軸当接部235と第二軸当接部236と係合部24と上面当接部237と下面当接部238とにより上下から挟み込まれた状態となるため、上下方向への移動が制限されている。
そして、これらのように、収容空間231に収容された状態の基部30は、第一回転軸331の突設方向への移動と第二回転軸332の突設方向への移動と上下方向への移動が制限されているが、開口232から収容空間231の内部へ向かって基部30を収容する方向と、この方向とは反対の方向への基部30の移動は、可能となっている。また、この基部30の移動可能な方向は、相対的に、この基部30に対する付設部20の移動可能な方向となっており、この移動方向は、当該呼出ランプ1が欄間3の取付面3cに取り付けられた場合においてこの取付面3cから直交する方向であって、当該取付面3cから離間する方向と略同一となっている。これにより、付設部20は、筐体12が欄間3の取付面3cに固定された状態で、当該付設部20の基部収容部23に収容された基部本体31の上面311の面方向のうち欄間3の取付面3cから離間する方向に移動可能となっている。しかも、付設部20は、当該付設部20の第一軸当接部235、第二軸当接部236、係合部24、上面当接部237、下面当接部238が、基部本体31の上面311等に接触又は近接した状態で、欄間3の取付面3cから離間する方向に、直線状にスライドしながら移動する。
なお、第一軸当接部235と第二軸当接部236の形状は、収容空間231に収容された基部30の第一回転軸331の上面又は第二回転軸332の上面に当接可能な形状であればよく、特定の形状に限定されるものではないが、本実施形態においては、付設部20の収容空間231においてそれら基部30の第一回転軸331の上面又は第二回転軸332の上面に対向する面に立設された板状の突部であって、この板状の突部の稜線部が第一回転軸331の上面又は第二回転軸332の上面に接触するような形状に形成されている。
また、下面当接部238の形状は、収容空間231に収容された基部本体31の下面316に当接可能な形状であればよく、特定の形状に限定されるものではないが、本実施形態においては、付設部20の収容空間231において基部30の下面316に対向する面に立設された板状の突部であって、この板状の突部の稜線部が基部30の下面316に接触するような形状に形成されている。
係合部24は、端部が下向きの鉤状に形成された凸部である。
この係合部24を備えることにより、付設部20と基部30は、次のような係合状態となる。
例えば、当該呼出ランプ1が取り付けられた欄間3に対して付設部20が最も近い位置にある場合、すなわち、付設部20が筐体12の上面123において図4(i)に示す状態にある場合、係合部24は、図8(ii)に示すように、複数の溝部32のうち欄間3に最も近い位置にある第一溝部321に係合する。この状態において、付設部20は、少しだけ力が加えられても、係合部24が第一溝部321に係合しているので、当該位置からは容易には移動しない。
また、係合部24が第一溝部321から脱離する程度に付設部20に力を加えて当該付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させた場合、係合部24は、第一溝部321から脱離し、その後、第二溝部322、第三溝部323、第四溝部324のそれぞれに対して順次係合していく。これにより、図4(i)に示す状態にあった付設部20が、図4(ii)に示す位置までスライド移動する。
例えば、図9(ii)に示すように、係合部24が第四溝部324に係合した状態で付設部20の移動を止めた場合、付設部20は、係合部24が第四溝部324に係合しているために、少しの力が加わった程度では当該位置からは容易には移動せず、この位置での静止状態が維持される。
付設部20の係合部24が基部30の第四溝部324に係合して当該付設部20が静止した後、さらにその付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させ、この付設部20の背面21が基部本体31の第一側面312の近傍に達すると、係合部24が基部30の溝部32に係合しない状態となり、また、付設部20の第一軸当接部235と第二軸当接部236がそれぞれ基部30の第一回転軸331又は第二回転軸332に当接しない状態となり、さらに、付設部20の下面当接部238が基部本体31の下面316に当接しない状態となる。そして、基部30の第一回転軸331が付設部20の第一軸受251に係合し、基部30の第二回転軸332が付設部20の第二軸受252に係合することで、付設部20は、それら第一回転軸331と第二回転軸332とを軸として、自重により下方向に回動する(図4(iii)、図5参照)。これにより、付設部20は、基部30の第一側面312から下方に垂下して、筐体12の正面125の中程を覆い隠す状態となる。
なお、付設部20の係合部24が基部30の第四溝部324に係合した後、さらにその付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させて、基部30の第一回転軸331が付設部20の第一軸受251に係合し、基部30の第二回転軸332が付設部20の第二軸受252に係合した状態では、付設部20が上方向に回動しないようになっている。その理由は、このような係合した状態で、付設部20を上方向に回動させる外力を加えると、付設部20の開口232の上辺である上面当接部237が基部本体31の上面311に当接するからである。
ここまで説明したように、本実施形態の呼出ランプ1は、付設部20と筐体12との間に付設部移動機構Aが設けられているために、付設部20が、筐体12の上面123上で、欄間3から離間する方向へのスライド移動が可能となっている(図4(i)→(ii))。また、付設部20は、欄間3から離間する方向にスライド移動した後に、その欄間3に近づく方向へのスライド移動も可能となっている(図4(ii)→(i))。さらに、欄間3から最も離間した位置まで付設部20をスライド移動させると、この付設部20が基部本体31の第一側面312から筐体12の正面125に向かって回動して垂下するようになっている(図4(iii))。このような付設部20の動きを可能としたことで、次のような効果を奏する。
例えば、図10(i)に示すように、幕板4が欄間3よりも張り出している場合において、欄間3の取付面3cに呼出ランプ1を取り付けようとしたときは、呼出ランプ1の付設部20の背面21が幕板4の下部に接触して、当該呼出ランプ1を欄間3に取り付けることができなくなることがある。
そこで、図10(ii)に示すように、付設部20を幕板4から離間する方向にスライド移動させる。しかも、この付設部20が幕板4に接触しなくなるところまで、当該付設部20をスライド移動させる。これにより、当該付設部20が幕板4に接触することなく当該呼出ランプ1を欄間3に取り付けることができる。
また、図10(ii)に示すように、付設部20を筐体12の正面125側に垂下させた場合には、付設部20を幕板4の下部から大きく離間させることができるので、当該呼出ランプ1を確実に欄間3に取り付けることができる。
また、例えば、図11(i)に示すように、呼出ランプ1が欄間3の取付面3cに取り付けられている場合において、幕板4を開閉したときの当該幕板4の下辺の軌道Lに対して付設部20が重なる位置にあるときは、開扉した幕板4の下辺が付設部20の背面21に当接するので、当該幕板4のそれ以上の開扉が阻害されてしまう。
そこで、図11(ii)に示すように、付設部20を欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動させる。しかも、この付設部20が軌道Lに重ならないところまでスライド移動させる。これにより、その幕板4の開閉に対して付設部20が阻害しなくなるので、幕板4の開閉をスムーズに行うことができる。
また、図11(ii)に示すように、付設部20を筐体12の正面125側に垂下させた場合には、幕板4の開閉軌道Lから付設部20を大きく離間させることができるので、幕板4の開閉を確実に行うことができる。
さらに、基部本体31の上面311には溝部32が複数形成されており、付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させていくにしたがって、付設部20の係合部24が、それら複数の溝部32に対して、順次係合していく。これにより、付設部20の背面21と欄間3の取付面3cとの間隔を、複数の間隔で段階的に切り替えながら、付設部20をスライド移動させることができる。
そして、係合部24が溝部32に係合した状態でスライド移動を停止させると、この状態で付設部20が静止し、この付設部20に少しだけ力を加えただけでは移動しない定位した状態となる。
特に、欄間3よりも張り出した幕板4に付設部20が接触しないように当該付設部20をスライド移動させる場合には、付設部20と欄間3との間隔が複数段階で切替可能となっている本発明の構造が、より効果的に作用する。すなわち、欄間3よりも張り出した幕板4の張り出し長さは、数mm〜十数cmオーダーであり、幕板4は、開閉されない限り、その張り出した状態で静止している。一方、呼出ランプ1に設けられた基部本体31に形成されている複数の溝部32の間隔は、数mm間隔であり、幕板4の張り出し長さに近似又はこれよりも短い間隔となっている。このため、付設部20は、スライド移動する距離を、幕板4の張り出し長さに応じて調整することができる。そして、調整後は、その幕板4に近接した箇所で定位させることができる。
しかも、上記のように、付設部20の背面21と欄間3の取付面3cとの間隔を複数の距離間隔で段階的に切り替えたり、付設部20を筐体12の正面125側に垂下したりすることが可能となっていることから、各遊技場ごとに欄間3や幕板4の寸法が異なって設計されている場合でも、それら遊技場ごとに設計された欄間3等の寸法に応じて、付設部20をスライド移動させる距離や移動後の静止位置を適宜決定することができる。これにより、いずれの遊技場においても、欄間3よりも張り出した幕板4への付設部20の接触を回避でき、かつ、幕板4の開閉を確実に実行可能とすることができる。
また、本発明の呼出ランプ1においては、幕板4への接触を回避可能な位置、又は、幕板4の開閉動作を確保可能な位置で、一旦位置決めされた付設部20が、欄間3に近づく方向へスライド移動するのを規制するために、以下に説明するような位置決め部材40を用いることができる。
位置決め部材40は、図12に示すように、棒状の本体部41の下部に一又は二以上の突状部42が形成されており、この突状部42が、基部30の本体31に穿設された嵌入孔35(351〜354)に挿入されることで、当該位置決め部材40が基部本体31の上面311に装着可能となっている。
嵌入孔35は、基部本体31においてその厚さ方向に穿設された貫通孔であって、基部本体31に複数穿設されている。
基部本体31において嵌入孔35が穿設される位置は、これら複数の嵌入孔35に装着された位置決め部材40に付設部20の背面21が接触しているときに、この付設部20の係合部24が基部30の複数の溝部32のいずれかに係合することが可能な位置となっている。このため、嵌入孔35は、溝部32の数に位置決め部材40の突状部42の数を乗算して得られた積と同数形成されている。具体的に、本実施形態においては、溝部32の数が四つであり、位置決め部材40の突状部42の数が二つであるため、嵌入孔35の数は、計八つとなっている。
位置決め部材40の装着と付設部20のスライド移動は、次の手順で行うことができる。なお、ここでは、欄間3よりも張り出した幕板4に接触しないところまで付設部20をスライド移動する場合の上記手順について説明する。
呼出ランプ1の筐体12を欄間3の取付面3cに取り付けようとした場合において、この呼出ランプ1の付設部20が、欄間3よりも張り出した幕板4に接触するとき、その呼出ランプ1を欄間3に取り付けていない状態で、付設部20を当該呼出ランプ1の筐体12の正面125に向かう方向にスライド移動させる。
このように付設部20をスライド移動させた後の呼出ランプ1を欄間3の取付面3cに取り付けてみて、その付設部20が幕板4に接触しない場合、この付設部20の背面21の直下に嵌入孔35が穿設されているときは、この嵌入孔35に位置決め部材40を装着する。一方、その直下に嵌入孔35が穿設されていないときは、さらに嵌入孔35が穿設されている位置まで、付設部20を筐体12の正面125に向かう方向へスライド移動させ、移動後の付設部20の背面21の直下にある嵌入孔35に位置決め部材40を装着する。これにより、位置決め部材40は、装着された位置を、付設部20が幕板4に接触しない接触回避位置として指示する。
そして、付設部20は、当該付設部20の背面21の下部が位置決め部材40に接触するとともに、係合部24が基部30の溝部32のいずれかに係合することで位置決めされる。
この手順を実行することにより、欄間3よりも張り出した幕板4に接触しない付設部20の位置が接触回避位置として位置決め部材40により機械的に記憶されるため、幕板4を開閉するたびに、付設部20のスライド位置を調整する必要がない。
また、接触回避位置で位置決めされた付設部20を他の店員が誤って欄間3に近づく方向にスライド移動させようとしても、この付設部20の背面21が位置決め部材40に当接するので、それ以上のスライド移動が制限される。よって、他の店員による当該行為を抑制できる。
さらに、付設部20が接触回避位置で静止固定された状態では、その付設部20の背面21が位置決め部材40に接触するとともに、付設部20の係合部24が複数の溝部32のいずれかに係合している状態となっている。これにより、付設部20のガタツキを防止できる。
なお、ここでは、欄間3よりも張り出した幕板4に接触しない位置まで付設部20をスライド移動させたときの位置決め部材40の装着について説明したが、開閉する幕板4に接触しない位置まで付設部20をスライド移動させたときの位置決め部材40の装着についても同様のことが言える。すなわち、後者の場合は、呼出ランプ1を欄間3の取付面3cに取り付けた後、開いた幕板4が当接しない位置まで、付設部20を欄間3から離間する方向へスライド移動させる。そして、この付設部20の背面21の直下に穿設された嵌入孔35に位置決め部材40を装着する。ただし、その直下に嵌入孔35が穿設されていない場合は、嵌入孔35が穿設されている位置まで、付設部20を欄間3から離間する方向へスライド移動させ、この移動後の付設部20の背面21の直下に位置する嵌入孔35に位置決め部材40を装着する。これにより、幕板4の開閉動作が確保され、かつ、このように幕板4の開閉動作を確保可能な付設部20の位置が接触回避位置として位置決め部材40により機械的に記憶されるため、幕板4を開閉するたびに、付設部20のスライド位置を調整する必要がない。
なお、位置決め部材40に関するここまでの説明においては、接触回避位置に穿設されている嵌入孔35に位置決め部材40を装着し、この位置決め部材40に接触する位置で付設部20を静止固定することとしたが、位置決め部材40の使用方法は、この方法に限るものではない。例えば、接触回避位置に穿設されている嵌入孔35に位置決め部材40を装着しておき、付設部20を、接触回避位置以外の箇所、具体的には、付設部20が欄間3の取付面3cから最大限離間した位置(例えば図4(ii)に示すように付設部20が下方に垂下可能な状態)から位置決め部材40の装着された接触回避位置までの間における任意の箇所に静止させておくようにすることもできる。このような使用方法を実施することにより、付設部20を静止させておく位置を、幕板4の開閉軌道Lに接触しない範囲で、自由に決めることができる。例えば、一の島台5に取り付けられ横一列に並設された複数の呼出ランプ1のそれぞれにおいて、欄間3から付設部20までの距離を揃えたい場合には、幕板4の開閉を阻害しない範囲で、それらの位置を揃えることができる。このとき、付設部20の背面21は、必ずしも位置決め部材40に接触している必要はない。そして、このように付設部20の位置を揃えた場合において、当該付設部20が誤って欄間3に近づく方向にスライド移動されたとしても、位置決め部材40が装着された位置よりも当該付設部20を欄間3に近づけることができないので、欄間3よりも張り出した幕板4に接触することがなく、かつ、幕板4の開閉を阻害することがない。
また、図6等においては、嵌入孔35が八つ穿設されているが、八つに限るものではなく、任意の数とすることができる。ただし、付設部20が接触回避位置で静止固定された状態では付設部20の係合部24が複数の溝部32のいずれかに係合していることが望ましいため、嵌入孔35の数は、溝部32の数の整数倍とすることが好ましい。
さらに、図12においては、位置決め部材40の突状部42の数を二つとしているが、二つに限るものではなく、一又は二以上とすることができる。
また、位置決め部材40の突状部42の形状は、図12においては、L字状となっているが、L字状に限るものではなく、例えば、T字状やロの字状など、嵌入孔35の形状に応じて、この嵌入孔35に挿入可能な形状とすることができる。
ここまで説明したように、本実施形態の呼出ランプ1は、付設部移動機構Aを備えることにより、筐体12を欄間3に固定した状態で付設部20のみをスライド移動可能な構成となっているが、付設部20のスライド移動は、本来、遊技場の店員が行うべきものであって、遊技場に来店した遊技客が悪戯にスライド移動させるべきものではない。
そこで、その呼出ランプ1には、付設部20のスライド移動が遊技客により安易に行われるのを防止するための移動防止機構を備えることができる。
この移動防止機構の具体的な構造について、図13(i)、(ii)〜図15(i)、(ii)を参照して説明する。
(a)第一の移動防止機構
第一の移動防止機構50は、図13(i)、(ii)に示すように、呼出ランプ1の基部30の本体31に形成された固定側被係合部である被係止孔51と、棒状の軸方向が垂直方向となるように付設部20に取り付けられ、下部端部が被係止孔51に係止する棒状部材52と、この棒状部材52を下方向に付勢する付勢部材53と、この付勢部材53をその上面から抑止する抑止部54とを備えた構成となっている。
被係止孔51は、基部本体31の厚さ方向に穿設された貫通孔であって、基部本体31の上面311に形成された溝部32(図5参照)の数と同数形成されている。また、被係止孔51は、付設部20の係合部24が複数の溝部32のいずれかに係合した状態で、棒状部材52の下部端部が係止可能な位置に形成されている。よって、欄間3から離間する方向又は欄間3に近づく方向に付設部20をスライド移動し、係合部24がいずれかの溝部32に係合したときは、棒状部材52が複数の被係止孔51のいずれかに係止できるようになっている。
棒状部材52は、棒状の軸方向が垂直方向となるように、付設部20に垂直方向に穿設された移動側被係合部である貫通孔212に移動可能に挿通(係合)されるとともに、上部が付設部20の外部に露出した状態でその貫通孔212に係合する移動側係合部として機能する。
また、棒状部材52は、付勢部材53により下方向に付勢されており、その下方に被係止孔51が位置している場合には、当該棒状部材52の下部端部がその被係止孔51に係止する固定側係合部として機能する。
この棒状部材52の上部を指でつまみながら上方向に引き上げると(図13(ii))、付勢部材53は、付勢方向とは反対の方向に力が加わって収縮し、棒状部材52の下部端部が被係止孔51から脱離する。これにより、棒状部材52の下部端部による被係止孔51への係止が解除されるので、付設部20は、欄間3から離間する方向へのスライド移動が可能となる。
この構成によれば、遊技場の遊技客が安易に付設部20をスライド移動させる行為を防止できる。
例えば、付設部20が欄間3に対して最も近づいた状態にある場合、すなわち、付設部20が図4(i)に示す状態の場合、この付設部20の係合部24が第一溝部321に係合しており、かつ、棒状部材52の下部端部が被係止孔51に係止する(図13(i)参照)。このように、棒状部材52の下部端部が被係止孔51に係止した状態では、欄間3から離間する方向に付設部20をスライド移動させようとしたときに、その棒状部材52の下部端部が被係止孔51の内側面に当接するため、そのスライド移動が制限される。
そして、このように、付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させようとしたときに、単にスライド移動させる方向に力を加えただけでは、そのスライド移動が制限されるので、遊技客による付設部20の安易な移動行為を防止できる。
また、棒状部材52を、付勢部材53の付勢方向に反する方向である上方向に引き上げて、棒状部材52の下部端部を被係止孔51から脱離させると、棒状部材52の下部端部による被係止孔51への係止が解除されるので、付設部20は、欄間3から離間する方向へのスライド移動が可能となる。
そして、その方向にスライド移動させた付設部20の係合部24がいずれかの溝部32に係合することで位置決めされて、当該付設部20が静止した状態となると、棒状部材52の下部端部が被係止孔51に係止可能な状態となる。このとき、棒状部材52の上方への引き上げを解除し、棒状部材52の下部端部を対応する被係止孔51に係止させることで、これ以上の付設部20のスライド移動を制限することができる。
このように、棒状部材52を上方へ引き上げるという操作を行って始めてその付設部20のスライド移動が可能となることから、この引き上げ操作を行うことを煩わしく感じる遊技客に対して、その付設部20の移動行為を躊躇させ、その移動行為を断念させて、当該移動の防止を図ることができる。
なお、棒状部材52の下部底面には、斜面状のテーパ部521が形成されている。テーパ部521は、棒状部材52の下部底面のうち、当該呼出ランプ1が取り付けられた欄間3に対向する側に形成されている。このため、欄間3から離間する方向にスライド移動させた付設部20を欄間3に近づく方向に押し込む場合において、棒状部材52の上方への引き上げを行わず、この棒状部材52の下部端部が被係止孔51に係止した状態となっているときでも、当該付設部20を欄間3に近づく方向に押し込んだときには、棒状部材52のテーパ部521が基部本体31の被係止孔51の上縁部に当接し、そのテーパ部521のテーパ面に沿って棒状部材52が上方へ持ち上がることで、被係止孔51から脱離する。よって、欄間3に近づく方向に付設部20を押し込むときは、棒状部材52を上方へ引き上げる操作を行うことなく、当該付設部20を当該方向へスライド移動させることができる。
ここまで説明した第一の移動防止機構50では、棒状部材52の下部端部が基部本体31の被係止孔51に係止しており、その棒状部材52を上方へ引き上げることで、被係止孔51への係止が解除されて、付設部20を欄間3から離間する方向へスライド移動させることができる。ただし、付設部20のスライド移動を防止する機構としては、このような構成に限るものではなく、例えば、棒状部材を下方へ押し込むことで、付設部20を欄間3から離間する方向へスライド移動する構成とすることもできる。
この構成を第二の移動防止機構60として、次に説明する。
(b)第二の移動防止機構
第二の移動防止機構60は、図14(i)、(ii)に示すように、呼出ランプ1の基部30の本体31に形成された固定側被係合部である被係止孔61と、一方の端部に下向き鉤状の鉤部621が形成されてこの鉤部621が被係止部61に係止する固定側係合部である棒状又は板状の可動部材62と、この可動部材62の水平状態を維持するための付勢部材63と、棒状の軸方向が垂直方向となるように付設部20に取り付けられ、可動部材62の他方の端部を上方から押下して、被係止孔61に対する可動部材62の鉤部621の係止を解除する棒状部材64とを備えた構成となっている。
被係止孔61は、第一の移動防止機構50の被係止孔51と同様、基部本体31の厚さ方向に穿設された貫通孔であって、基部本体31の上面311に形成された溝部32(図5参照)の数と同数形成されている。また、被係止孔61は、付設部20の係合部24が複数の溝部32のいずれかに係合した状態で、可動部材62の鉤部621が係止可能な位置に形成されている。よって、欄間3から離間する方向又は欄間3に近づく方向に付設部20を移動し、係合部24がいずれかの溝部32に係合したときは、可動部材62の鉤部621が複数の被係止孔61のいずれかに係止するようになっている。
可動部材62は、当該可動部材62を支持する軸65を中心として回動可能に付設部20に軸支されている。また、可動部材62は、付勢部材63により棒状の軸方向又は板状の長手方向が水平な状態で維持されている。さらに、可動部材62は、その水平状態で、一方の端部に形成された鉤部621が被係止孔61に係止するようになっている。
なお、付勢部材63には、例えば、つる巻きバネなどを用いることができる。
棒状部材64は、棒状の軸方向が垂直方向となるように、付設部20に垂直方向に穿設された移動側被係合部である貫通孔213に移動可能に挿通(係合)されるとともに、上部が付設部20の外部に露出した状態でその貫通孔213に係合する移動側係合部として機能する。
この棒状部材64の上部周面を指でつまんで(あるいは、上部端面を指で押して)、当該棒状部材64を下方へ押し下げると(図14(ii))、この棒状部材64の下部端面が可動部材62の他端に接触して当該他端を下方へ押し下げ、軸65を中心として可動部材62が回動し、当該可動部材62の一端が持ち上げられて、この一端に形成されている鉤部621が被係止孔61から脱離する。これにより、可動部材62の鉤部621による被係止孔61への係止が解除されるので、付設部20は、欄間3から離間する方向への移動が可能となる。
この構成によれば、遊技場の遊技客が安易に付設部20をスライド移動させる行為を防止できる。
例えば、付設部20が欄間3に対して最も近づいた状態にある場合、すなわち、付設部20が図4(i)に示す状態の場合、この付設部20の係合部24が第一溝部321に係合しており、かつ、可動部材62の鉤部621が被係止孔61に係止する(図14(i)参照)。このように、可動部材62の鉤部621が被係止孔61に係止した状態では、欄間3から離間する方向に付設部20をスライド移動させようとしたときに、可動部材62の鉤部621が被係止孔61の内側面に当接するため、そのスライド移動が制限される。
そして、このように、付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させようとしたときに、単にスライド移動させる方向に力を加えただけでは、そのスライド移動が制限されるので、遊技客による安易な付設部20の移動行為を防止できる。
また、棒状部材64を下方向に押し下げると、可動部材62の他端が押し下げられ、軸65を中心として当該可動部材62が回動し、鉤部621が被係止孔61から脱離するので、付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動が可能となる。
そして、その方向にスライド移動させた付設部20の係合部24がいずれかの溝部32に係合することで位置決めされて、付設部20が静止した状態となると、可動部材62の鉤部621が対応する被係止孔61に係止可能となる。このとき、棒状部材64の下方への押し下げを解除すると、付勢部材63による付勢により可動部材62が回動後の傾斜状態から水平状態に変移して、可動部材62の鉤部621が対応する被係止孔61に係止することで、これ以上の付設部20のスライド移動を制限することができる。
このように、棒状部材64を下方へ押し下げるという操作を行って始めてその付設部20のスライド移動が可能となることから、この押し下げ操作を行うことを煩わしく感じる遊技客に対して、その付設部20の移動行為を躊躇させ、その移動行為を断念させて、当該移動の防止を図ることができる。
なお、可動部材62の鉤部621のうち、欄間3に対向する面には、斜面状のテーパ部622が形成されている。このため、欄間3から離間する方向にスライド移動させた付設部20を欄間3に近づく方向に押し込む場合において、棒状部材64の下方へ押し下げを行わず、かつ、可動部材62の鉤部621が被係止孔61に係止した状態となっているときでも、当該付設部20を欄間3に近づく方向に押し込んだときには、可動部材62のテーパ部622の斜面が基部本体31の被係止孔61の上縁部に当接し、その斜面に沿って可動部材62の鉤部621が上方へ持ち上がることで、当該可動部材62の鉤部621が被係止孔61から脱離する。よって、欄間3に近づく方向に付設部20を押し込むときは、棒状部材64を押し下げる操作を行うことなく、当該付設部20を欄間3に近づく方向に移動させることができる。
ここまで説明した第一の移動防止機構50と第二の移動防止機構60は、いずれも、基部本体31の上面311である水平面に形成された被係止孔51、61に棒状部材64の下部端部又は可動部材62の鉤部621を係止することで、遊技客による安易な付設部20の移動を防止している。
ただし、被係止孔は、基部本体31の上面311に形成することに限るものではなく、例えば、基部本体31の上面311に立設した板状部に形成することもできる。
この構成を第三の移動防止機構70として、次に説明する。
(c)第三の移動防止機構
第三の移動防止機構70は、図15(i)、(ii)に示すように、基部本体31の上面311に立設形成された板状部71と、この板状部71の厚さ方向に貫通孔として穿設された固定側被係合部である被係止孔72と、一方の端部が鉤状の鉤部731として形成された固定側係合部である棒状又は板状の可動部材73と、この可動部材73の他方の端部を押すことでその可動部材73を傾倒させる棒状部材74とを備えた構成となっている。
被係止孔72は、板状部71に複数穿設されており、一の板状部71に形成される被係止孔72の数は、基部本体31の上面311に形成された溝部32(図5参照)の数と同数となっている。
また、被係止孔72は、複数の溝部32のいずれかに付設部20の係合部24が係合した状態で、可動部材73の鉤部731が係止可能な位置に形成されている。よって、欄間3から離間する方向又は欄間3に近づく方向に付設部20を移動し、係合部24がいずれかの溝部32に係合したときは、可動部材73の鉤部731が複数の被係止孔72のいずれかに係止するようになっている。
可動部材73は、当該可動部材73を支持する軸76を中心として回動可能に軸支されている。また、可動部材73は、棒状又は板状に形成されており、棒状の軸方向又は板状の長手方向が垂直方向となるように、第一付勢部材732により付勢されている。さらに、可動部材73は、その垂直状態のときに、一方の端部に形成された鉤部731が被係止孔72に係止するようになっている。
なお、第一付勢部材732には、例えばコイルばねなどを用いることができる。
棒状部材74は、棒状の軸方向が水平方向となるように、付設部20に水平方向に穿設された移動側被係合部である貫通孔214に移動可能に挿通(係合)されるとともに、この貫通孔214に係合する移動側係合部として機能する。また、棒状部材74は、一方の端部が可動部材73の他方の端部に接触しており、他方の端部が付設部20の外部に露出した状態となっている。さらに、棒状部材74は、例えば円筒形状かつ螺旋状に巻かれたコイルばねなどの第二付勢部材75により付設部20の外部に向かう方向に付勢されており、これにより、当該棒状部材74のうち他方の端部が所定の長さで付設部20の外部に露出した状態で維持されている。
この棒状部材74を、付設部20の内部に向かう方向、すなわち、第二付勢部材75による付勢の方向とは反対の方向に力を加えて押し込むと、この棒状部材74の一方の先端が、接触している可動部材73の他方の端部を押す。これにより、可動部材73は、軸76を中心として回動して垂直状態から傾倒し、鉤部731が被係止孔72から脱離する方向へ移動することで、可動部材73の鉤部731による被係止孔72への係止が解除される。
また、棒状部材74を押し込んでいた力を解除すると、この棒状部材74が、第二付勢部材75による付勢により、付設部20の外部へ向かう方向に移動し、可動部材73への押圧が解除される。これにより、可動部材73は、第一付勢部材732による付勢により、軸76を中心として傾倒状態から垂直状態へ回動し、鉤部731が板状部71の被係止孔72の一つに係止することで、付設部20の移動が抑制される。
この構成によれば、遊技場の遊技客が安易に付設部20をスライド移動させる行為を防止できる。
例えば、付設部20が欄間3に対して最も近づいた状態にある場合、すなわち、付設部20が図4(i)に示す状態の場合、この付設部20の係合部24が第一溝部321に係合しており、かつ、可動部材73の鉤部731が被係止孔72に係止する。このように、可動部材73の鉤部731が被係止孔72に係止した状態では、欄間3から離間する方向に付設部20をスライド移動させようとしたときに、可動部材73の鉤部731が被係止孔72の内側面に当接するため、そのスライド移動が制限される。
そして、このように、付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させようとしたときに、単にスライド移動させる方向に力を加えただけでは、そのスライド移動が制限されるので、遊技客による安易な付設部20の移動行為を防止できる。
また、棒状部材74を、付設部20の内部に向かう方向に押し込むと、可動部材73が軸76を中心として傾倒し、この可動部材73の鉤部731が被係止孔72から脱離して、可動部材73の鉤部731による被係止孔72への係止が解除されるので、付設部20は、欄間3から離間する方向へのスライド移動が可能となる。
そして、その棒状部材74を付設部20の内部に向かって押し込んだ状態を維持しながら、付設部20を欄間3から離間する方向へスライド移動させ、付設部20の係合部24がいずれかの溝部32に係合したところで、棒状部材74の押し込みを解除すると、可動部材73の鉤部731が対応する被係止孔72に係止する。これにより、付設部20をスライド移動させようとしても、可動部材73の鉤部731が被係止孔72に係止しているため、これ以上の付設部20のスライド移動が制限される。
このように、棒状部材74を押し込むという操作を行って始めてその付設部20のスライド移動が可能となることから、この押し込み操作を行うことを煩わしく感じる遊技客に対して、その付設部20の移動行為を躊躇させ、その移動行為を断念させて、当該移動の防止を図ることができる。
なお、ここまでの第三の移動防止機構70の説明においては、棒状部材74を付設部20の内部に向かって押し込みながら付設部20を欄間3から離間する方向にスライド移動させることについて説明したが、付設部20を欄間3に近づく方向にスライド移動させる場合にも、棒状部材74を付設部20の内部に向かって押し込みながらその移動を行うようになっている。
また、図15(ii)においては、板状部71が二つ図示されているが、板状部71は、二つに限るものではなく、一つでもよい。この場合、その省略した板状部71に対応する可動部材73等についても省略することができる。
ここまで説明したように、本実施形態の呼出ランプ1は、付設部移動機構Aを備えることにより、筐体12を欄間3に固定した状態で付設部20のみを移動可能な構成となっているが、この付設部20の内部には、点灯部22を点灯させるためのLED221と、このLED221に電流を流すためのケーブル224が配設されている。
ケーブル224は、データ表示部11の制御部116から付設部20のLED221に電流を流すための電気配線であって、一端に取り付けられた端子227が、LED221の搭載された基板223のコネクタ226に接続され(図8(ii)、図9(ii)参照)、他端に取り付けられた端子227(図示せず)が、データ表示部11に設けられた所定のコネクタ(図示せず)に接続されている。
このケーブル224が配設された付設部20を欄間3から離間する方向に移動させたとき(例えば、付設部20が図9(i)、(ii)に示す状態にあるとき)、この付設部20の点灯部22の内部に設けられた基板223に搭載されているコネクタ226が基部本体31の上面311から離れた位置にあるため、ケーブル224は、基部本体31の下面316に沿って、延伸した状態となる。
これに対し、付設部20を欄間3に近づく方向に移動させたとき(付設部20が図8(i)、(ii)に示す状態にあるとき)、この付設部20の点灯部22の内部に設けられた基板223に搭載されているコネクタ226が基部本体31の上面311に近づくため、ケーブル224は、付設部20の内部で撓んだ状態となる。
ケーブル224は、基部本体31の下面316に沿って配設されるが、このようにケーブル224を配設させるために、その下面316には、そのケーブル224を支持するガイド36が四つ形成されている(第一ガイド361〜第四ガイド364)。
これらのうち、第一ガイド361と第二ガイド362は、その下面316の中央に、そのケーブル224の配設経路に沿って併設されている。
そして、基部本体31の下面316とL字状の第一ガイド361との間、及び、基部本体31の下面316とL字状の第二ガイド362との間のそれぞれに、ケーブル224を通すことで、当該ケーブル224をその下面316に沿って配設することができる。
また、基部本体31の下面316において、第一ガイド361と基部本体31の第一側面312との間には、凵の字状の第三ガイド363が形成されている。
第三ガイド363は、ケーブル224の撓む方向が基部本体31の下面316から下方へ向かう方向とならないように、そのケーブル224の撓みを抑制するものである。
例えば、付設部20の第一軸受251に基部30の第一回転軸331が係合し、第二軸受252に第二回転軸331が係合しているとき(付設部20と基部30との位置関係が図6に示す状態にあるとき)、付設部20の開口232と第一ガイド361との間隔が広くなっている。
仮に、第三ガイド363が形成されていない場合に、付設部20を欄間3に近づく方向に移動させると、ケーブル224の端子227が接続されたコネクタ226が基部本体31の上面311に近づいて、それら開口232と第一ガイド361との間で、ケーブル224が基部本体31の下面316から下方へ向かう方向に撓むようになる。そして、開口232と第一ガイド361とが最も接近すると、この間にケーブル224が挟み込まれた状態となり、ケーブル224の絶縁被膜が損傷する可能性がある。
そこで、基部本体31の第一側面312と第一ガイド361との間に、第三ガイド363を設けることとした。
これにより、付設部20の開口232と第一ガイド361との間において、基部本体31の下面316から下方向へのケーブル224の撓みを抑制でき、この部分におけるケーブル224の挟み込みを回避して、当該ケーブル224の絶縁被膜の損傷を防止できる。
また、第三ガイド363に限らず、第一ガイド361や第二ガイド362の各間も、ケーブル224が基部本体31の下面316から下方向に撓むのを防止可能な間隔で配置されている。これにより、その基部本体31の下面316におけるケーブル224の挟み込みを回避でき、当該ケーブル224の損傷を防止できる。
なお、付設部20を図6に示す状態まで移動させた後、さらにその付設部20を欄間3に近づく方向に移動させたとき、ケーブル224は、図8(ii)に示すように、基部本体31の上面311から上方へ向かう方向に撓むようになる。このようにケーブル224が撓んだ方向の周囲では、付設部20と基部30がケーブル224を挟み込む構造とはなっていないため、ケーブル224の絶縁被膜が損傷することがない。
また、第二係止部342の中央部分には、L字状の第四ガイド364が形成されている。この第四ガイド364は、ケーブル224の配設経路を、筐体12の内側面に沿わせるとともに、この部分での撓みを抑制し、かつ、他のガイド361、362におけるケーブル224の外れを防止するためのものである。
以上の説明においては、呼出ランプ1の筐体12を欄間3の取付面3cに固定した状態で付設部20のみのスライド移動を可能とする付設部移動機構Aを備えた構成について詳述した。
ただし、幕板4への付設部20の接触や幕板4の開閉の阻害を回避するための手法としては、呼出ランプ1の一部である付設部20のみをスライド移動させる手法の他に、例えば、呼出ランプ1の全体を欄間3の取付面3cから離間する方向へスライド移動させるための装置全体移動機構を設けることが挙げられる。
この装置全体移動機構の構成について、図16を参照して説明する。
(2)装置全体移動機構
装置全体移動機構Bの具体例として、呼出ランプ1の全体を欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動可能とするための摺動機構80aについて説明する。
摺動機構80aは、図16に示すように、呼出ランプ1が取り付けられる取付面3cを有する部材である欄間3に設けられる固定側機構部であって円筒形状又は矩形筒状の筒状部材81aと、呼出ランプ1の筐体12に設けられた移動側機構部であって円柱形状又は角柱形状の柱状部材82aとを有して構成されている。
筒状部材81aは、欄間3の厚さ方向に穿設された貫通孔3aの内側に嵌合される筒状の部材であって、筒状の一方の開口が欄間3の一方の表面(呼出ランプ1が取り付けられる取付面3c)と略同一面をなし、筒状の他方の開口が欄間3の他方の表面(裏側面)から直交外方に突出した箇所に位置するようになっている。
柱状部材82aは、呼出ランプ1の筐体12の背面122から直交外方に向かって突設された円柱形状又は角柱形状の部材であって、筒状部材81aの内径と同じ長さの外径を有しており、筒状部材81aの内部に挿通されるとともに、その筒状部材81aの内面に当該柱状部材82aの周面が接しながら挿通方向に摺動可能となっている。
また、柱状部材82aは、この周面に、半球状の凸部83aが一又は二以上(図16においては、二つ)形成されており、筒状部材81aの内面に複数形成された凹部84aのいずれかに係合するようになっている。
この筒状部材81aの内面に形成された複数の凹部84aは、当該筒状部材81aの軸方向に沿って略等間隔で形成されている。この筒状部材81aの軸方向は、柱状部材82aの摺動方向であり、この柱状部材82aが突設された筐体12を有する呼出ランプ1が欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動する方向と一致する。
このような構成からなる摺動機構80aを備えることにより、呼出ランプ1は、次のようにスライド移動させることができる。
まず、前提として、呼出ランプ1の筐体12の背面122が欄間3に接触又は近接した状態となっているものとする。この状態では、柱状部材82aの凸部83aが、筒状部材81aの複数の凹部84aのうちの最も奥側に位置する凹部84aに係合する。
次に、呼出ランプ1の全体を欄間3から離間する方向へ少し引き出してスライド移動させる。これにより、柱状部材82aの凸部83aは、最初に係合していた筒状部材81aの凹部84aから脱離し、奥側から二番目に位置する凹部84aに係合する。
この状態で呼出ランプ1の移動を終了すると、柱状部材82aの凸部83aが上記の凹部84aに係合した状態で位置決めされて、この呼出ランプ1が静止する。
続いて、呼出ランプ1を欄間3から離間する方向へさらに引き出すと、柱状部材82aの凸部83aは、筒状部材81aの複数の凹部84aに対して順次係合していく。
そして、筒状部材81aの複数の凹部84aのうち最も手前側に位置する凹部84aに凸部83aが係合した状態になると、柱状部材82aの末端周面に突設された停止ピン85aが筒状部材81aの奥側の端面86aに当接し、これ以上の呼出ランプ1の引き出す方向へのスライド移動が制限されるとともに、この状態で位置決めされて、呼出ランプ1が静止する。
このような手順を実行することにより、呼出ランプ1の全体を欄間3の取付面3cから離間する方向にスライド移動させることができる。
なお、ここまでの説明は、呼出ランプ1を引き出す方向にスライド移動させたときの手順の詳細であるが、呼出ランプ1を引き出した後、押し込む方向にスライド移動させる場合には、上記の手順とは逆の手順が行われる。
このような構成を有する摺動機構80aを備えることにより、呼出ランプ1の全体を欄間3から離間する方向にスライド移動させることができる。このため、例えば、呼出ランプ1を正面125側から見たときに当該呼出ランプ1の付設部20が幕板4にかかっているような場合でも、当該呼出ランプ1をスライド移動させることにより、欄間3よりも張り出した幕板4への付設部20の接触を回避することができる。また、その付設部20を幕板4の開閉軌道Lから離間させることができ、その幕板4の開閉を支障なく行うことができる。
なお、図16に示した摺動機構80aは、欄間3の取付面3cに対して直交方向に呼出ランプ1を移動可能とするものであるが、例えば、呼出ランプ1をその取付面3cから斜め下方向に移動可能な摺動機構80bを呼出ランプ1及び欄間3に設けることもできる。
この摺動機構80bは、図17に示すように、欄間3に設けられる固定側機構部である筒状部材81bと、呼出ランプ1の筐体12の背面122に設けられる移動側機構部である柱状部材82bとを備えており、筒状部材81bは、内側面が下方向に傾斜した斜面となるように欄間3の貫通孔3bの内側に嵌合され、柱状部材82bは、呼出ランプ1の筐体12の背面122から斜め上方向に向かって突設されている。そして、この柱状部材82bを筒状部材81bに挿通するとともに、柱状部材82bの凸部83bを筒状部材81bの凹部84bに係合させながら、その筒状部材81bの内部で柱状部材82bを挿通方向に摺動することにより、呼出ランプ1の全体を欄間3から離間する方向あるいは欄間3に近づける方向にスライド移動させることができる。
しかも、この摺動機構80bを適用した呼出ランプ1は、欄間3の取付面3cから斜め下方向に移動するため、図16に示した摺動機構80aに比べて、呼出ランプ1の付設部20を幕板4からより遠い位置に移動させることができる。よって、欄間3よりも張り出した幕板4への付設部20の接触を回避でき、かつ、幕板4の開閉を確実に行うことができる。
なお、この摺動機構80bにおいても、柱状部材82bの末端周面に停止ピン85bを突設することができる。この停止ピン85bは、筒状部材81bの複数の凹部84bのうち最も手前側(欄間3の取付面3c側)に位置する凹部84bに凸部83bが係合した後、さらに、呼出ランプ1を手前側に引き出したときに、筒状部材81bの奥側の端面86bに当接するようになっている。これにより、呼出ランプ1の引き出し過ぎによる筒状部材81bからの柱状部材82bの脱離を防止できる。
以上説明したように、本実施形態の遊技用表示機によれば、当該遊技用表示機が移動機構を備えたことにより、この遊技用表示機の全体又は一部を欄間の取付面から離間する方向にスライド移動させることができる。これにより、この遊技用表示機を正面から見たときに、当該遊技用表示機の上部に装着された装飾部品である付設部が、当該遊技用表示機が取り付けられた欄間の上辺を越えて幕板にかかっている場合でも、幕板への付設部の接触を回避でき、かつ、その幕板の開扉を確実に行うことができる。
すなわち、上述した特許文献1に示されるような従来の遊技用表示機においては、次のような問題があった。
遊技用表示機の中には、所定の物品や所定のキャラクターなどの形状を立体的に表現した装飾部品をその表面に付したものが多い。この装飾部品には、LEDなどの発光素子を内蔵したものがあり、このLEDを点灯させることで発光による演出が可能となっている。そして、このような装飾部品を数多く付設したり、装飾部品自体の大きさを大きくしたりすることで華やかな演出が可能となり、演出効果を高めることができる。
ただし、遊技用表示機の筐体の上面に付設された装飾部品の大きさを大きくすると、当該遊技用表示機の高さが高くなり、この遊技用表示機を欄間に取り付けたときに、その装飾部品が欄間の上辺を越えて幕板の前方にまでかかってしまうことがある。
また、島台の中には、例えば、特開平8−71239号公報の図1等に示すように、幕板が欄間よりも前方に張り出しているものがあり、このような島台の欄間に対して呼出ランプを取り付けようとすると、その呼出ランプの裏面が欄間の表面に接触する前に、当該呼出ランプの装飾部品の裏面が幕板に接触してしまって、当該呼出ランプを欄間に取り付けることができなくなるという問題があった。
さらに、幕板が欄間よりも張り出しておらず、これら幕板と欄間が同一面となっている場合でも、次のような問題があった。
幕板は、前述したように開閉可能となっているが、欄間に呼出ランプを取り付けたときの当該呼出ランプの装飾部品が幕板に大きくかかっている場合、その幕板を開けようとしたときに、その幕板の下辺が装飾部品の背面に当接してしまって、その幕板を開けることができなくなるという問題があった。
これに対して、本発明の遊技用表示機によれば、移動機構により遊技用表示機の全体又は一部を移動させることができるので、幕板が欄間よりも前方に張り出している場合において、欄間に取り付けようとする遊技用表示機の装飾部品が欄間の上辺を越えて幕板にかかるために当該装飾部品がこの幕板に当接してしまうときでも、欄間よりも張り出した幕板に遊技用表示機の一部が接触するのを回避でき、かつ、開閉する上位部材である幕板が遊技用表示機に接触するのを回避できる。
したがって、遊技用表示機を欄間に対して取付可能とするとともに、その遊技用表示機の装飾部品が幕板にかかるときでも、この幕板の開閉を可能とする遊技用表示機を提供することができる。
以上、本発明の遊技用表示機の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技用表示機は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、遊技用表示機の具体例として呼出ランプを挙げたが、遊技用表示機は、呼出ランプに限定されるものではなく、遊技機に関する所定の情報を報知する報知機能を備えるとともに、遊技機に併設された装置を遊技用表示機として本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態では、呼出ランプのデータ表示部に設けられる表示手段の例として7セグメントディスプレイを挙げたが、表示手段は、7セグメントディスプレイに限るものではなく、液晶表示器などであってもよい。
さらに、図7においては、係合部が二つ形成されているが、二つに限るものではなく、一又は二以上とすることができる。
また、上述した実施形態では、基部本体に複数の溝部を形成し、付設部に鉤状の係合部を形成して、この係合部がいずれかの溝部に係合する構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、付設部に複数の溝部を形成し、基部に鉤状の係合部を形成して、この係合部がいずれかの溝部に係合する構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、基部本体に複数の溝部を形成し、付設部の係合部がいずれかの溝部に係合する構成としたが、この構成に限るものではなく、溝部や係合部を形成せず、無段階で付設部をスライド移動させる構成とすることもできる。
しかも、図5等に示す基部においては、嵌入孔が穿設され、この嵌入孔に位置決め部材が装着可能な構成となっているが、基部は、嵌入孔が穿設されておらず、位置決め部材の装着を想定しない形状のものであってもよい。
また、上述した実施形態では、欄間よりも幕板が張り出している場合において、呼出ランプの付設部を欄間から離間する方向へスライド移動させるときに、このスライド移動後の付設部の位置を、幕板に接触しない位置としたが、この位置に限るものではなく、その付設部をスライド移動させたことで当該呼出ランプが欄間の取付面に取り付け可能となったときに、その付設部の背面が幕板に接触する箇所に位置していてもよい。
さらに、上述した実施形態では、装置全体移動機構の摺動機構として呼出ランプの筐体の背面に柱状部材を設ける構成としたが、柱状部材に代えて筒状の部材を設ける構成としてもよい。この場合は、この筒状の部材が、欄間に嵌合された筒状部材の内部に摺動可能に挿入されて、呼出ランプの全体が欄間から離間する方向又は欄間に近づく方向にスライド移動可能となる。
また、上述した実施形態では、摺動機構の構成として、柱状部材の周面に凸部を設け、筒状部材の内面に複数の凹部を設ける構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、柱状部材の周面に複数の凹部を設け、筒状部材の内面に凸部を設けた構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、摺動機構の構成として、柱状部材の周面に凸部を設け、筒状部材の内面に複数の凹部を設ける構成としたが、これら凸部や凹部を設けない構成とすることもできる。
また、上述した実施形態における摺動機構の構成では、移動防止機構を備えない構成となっているが、摺動機構は、移動防止機構を備えた構成とすることができる。この場合、移動防止機構は、図13(i)、(ii)〜図15(i)、(ii)に示す構成のうちのいずれか一以上の構成を採用することができ、あるいは、図13(i)、(ii)〜図15(i)、(ii)に示す構成以外の構成であって、欄間の取付部から離間する方向に呼出ランプの全体をスライド移動させることを防止可能な構成を採用することができる。なお、図13(i)、(ii)〜図15(i)、(ii)に示す構成のうちのいずれか一以上の構成を採用する場合には、具体的に、次のような構造とすることができる。例えば、欄間の貫通孔に嵌合されている筒状部材の一方の開口端部を欄間の取付面から外方に突出させるようにし、図13(i)、(ii)に示す第一の移動防止機構の棒状部材を、その筒状部材の突出部分に形成された固定側被係合部である貫通孔に挿通して当該棒状部材を固定側係合部として機能させるとともに、この棒状部材の下部を柱状部材の移動側被係合部に係合させるようにする。そして、通常状態では、棒状部材の下部が固定側被係合部に係止することで柱状部材を摺動不能にして呼出ランプの安易なスライド移動を防止し、一方、棒状部材を上方へ引き上げて移動側被係合部に対する係合を解除することにより、呼出ランプのスライド移動を可能とすることができる。
さらに、上述した実施形態における摺動機構の構成では、位置決め部材を備えない構成となっているが、摺動機構は、位置決め部材を備えた構成とすることができる。この場合の具体的な構成として、例えば、柱状部材の周面に位置決め部材の突状部を嵌合可能な凹部を形成しておく。そして、呼出ランプを欄間から離間する方向にスライド移動させ、欄間よりも張り出した幕板に呼出ランプが接触しないところまで当該呼出ランプをスライド移動させた後、又は、開扉した幕板が呼出ランプに接触しないところまで当該呼出ランプをスライド移動させた後に、そのスライド移動を停止して、柱状部材の周面に形成された複数の凹部のうち筒状部材の端面に最も近い凹部に位置決め部材を嵌合する。これにより、その位置決め部材が嵌合された凹部の位置が接触回避位置となり、呼出ランプは、欄間に近づく方向へスライド移動しようとしても、位置決め部材が筒状部材の端面に接触するので、それ以上のスライド移動が制限される。よって、欄間よりも張り出した幕板への付設部の接触を回避でき、かつ、その幕板の開閉可能な状態が確保される。
また、図16、図17に示した装置全体移動機構では、当該移動機構を、呼出ランプの背面と欄間の取付面に設ける構成としたが、この構成に限るものではなく、呼出ランプの内部に当該移動機構を設ける構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、装置全体移動機構として摺動機構を挙げたが、これに限るものではなく、例えば、呼出ランプの背面と欄間とを接続するように二本の棒状部材又は二枚の板状部材を上下に平行配置してクランク状に呼出ランプを移動させるクランク機構や、断面が矩形C字状で長尺の鋼体レールの内部に同じく長尺の矩形棒状鋼体を挿入してスライドさせるスライドレール、周面に螺旋状のネジが施された棒状部材を回転させることでそのネジに沿って移動部材を移動させるボールねじなどを、装置全体移動機構として用いることができる。
1 呼出ランプ(遊技用表示機)
2 遊技機
3 欄間
3c 取付面
4 幕板(上位部材)
11 データ表示部
12 筐体
122 背面
20 付設部
21 背面
212〜214 貫通孔(移動側被係合部)
221 LED(発光素子)
224 ケーブル
24 係合部
251 第一軸受
252 第二軸受
30 基部
31 基部本体
312 第一側面
313 第二側面
314 第三側面
316 下面
32(321〜324) 溝部
331 第一回転軸
332 第二回転軸
36(361〜364) ガイド
40 位置決め部材
50、60、70 移動防止機構
51、61、72 被係止孔(固定側被係合部)
52 棒状部材(移動側係合部、固定側係合部)
62、73 可動部材(固定側係合部)
64、74 棒状部材(移動側係合部)
81a、81b 筒状部材
82a、82b 柱状部材
A 付設部移動機構
A1 筐体側機構部
A2 付設部側機構部
B 装置全体移動機構

Claims (4)

  1. 遊技機の近傍に設けられるとともに前記遊技機に関する所定の情報を表示する遊技用表示機であって、
    当該遊技用表示機が取り付けられる取付面から離間する方向である前方向に、当該遊技用表示機の一部をスライド移動させるための移動機構を備え、
    前記移動機構は、
    前記取付面の上方に位置する上位部材が前記取付面よりも張り出している場合において、前記取付面に取り付けようとした前記遊技用表示機の上部が前記上位部材に当接することで当該遊技用表示機を前記取付面に取り付けることができないときに、この遊技用表示機が前記取付面に取り付け可能となるように、前記遊技用表示機の一部を前記上位部材から離間する方向である前方向にスライド移動させた後、下方向に回動させることが可能である
    ことを特徴とする遊技用表示機。
  2. 遊技機の近傍に設けられるとともに前記遊技機に関する所定の情報を表示する遊技用表示機であって、
    当該遊技用表示機が取り付けられる取付面から離間する方向である前方向に、当該遊技用表示機の一部をスライド移動させるための移動機構を備え、
    前記移動機構は、
    前記取付面に前記遊技用表示機が取り付けられた場合において、前記取付面の上方に設けられた開閉可能な上位部材の前方に前記遊技用表示機の上部が位置することで、開こうとした前記上位部材が前記遊技用表示機の上部に当接してそれ以上開くことができないときに、前記上位部材が前記当接した位置よりも先に開扉可能となるように、前記遊技用表示機の一部を前方向にスライド移動させた後、下方向に回動させることが可能である
    ことを特徴とする遊技用表示機。
  3. 前記移動機構は、
    前記取付面を有する部材又は前記取付面に固定される前記遊技用表示機の一部に設けられた固定側機構部と、
    記取付面に固定された前記遊技用表示機の一部に対してスライド移動する前記遊技用表示機の他の一部に設けられた移動側機構部とを有し、
    前記移動側機構部が前記固定側機構部に接しながら前記取付面から離間する方向にスライド移動することで、前記移動側機構部が設けられた前記遊技用表示機の一部が前記取付面から離間する方向にスライド移動する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技用表示機。
  4. 第1部材と、当該第1部材の下部に位置する第2部材と、が設けられる遊技場において、当該第2部材に取り付け可能であり、且つ、遊技機に関する情報を報知可能な遊技用装置であって、
    前記遊技用装置の一部を、前方向にスライド移動させることが可能な移動機構を備え、
    前記移動機構は、前記遊技用装置の一部を前方向にスライド移動させた後、下方向に回動させることで、当該遊技用装置の一部が、前記第1部材に接触することを防止可能である
    ことを特徴とする遊技用装置。
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