JP6216039B2 - 信号伝送方法、装置、通信システム、端末、及び基地局 - Google Patents

信号伝送方法、装置、通信システム、端末、及び基地局 Download PDF

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Description

本発明は、通信技術に関し、また詳細には信号伝送方法及び装置、通信システム、端末、並びに基地局に関する。
直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:これ以降略してOFDMA)は、3Gシステム及び/又は4Gシステムのシステム・キー多元接続となっていると共に、ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution:略してLTE)/ロング・ターム・エボリューションアドバンスト(LTE−Advanced:略してLTE−A)システムによって用いられる多元接続技術であり、またこの多元接続技術において信号伝送に使用されるリソースは時間と周波数という2つの次元を含むような時間−周波数リソースである。時間の次元からは、無線フレーム1つは、10msの長さを有すると共に10個のサブフレームを含み、各サブフレームは1msの長さを有し、且つ各サブフレームは2つのタイムスロットを含み、各タイムスロットは、7つのノーマル巡回プレフィックス(Cyclic Prefix:これ以降略してCP)又は6つの直交周波数分割多元(Orthogonal Frequency Division Multiple:略してOFDM)シンボル(CPが拡張されている場合)を含む。周波数の次元からは、OFDMシンボルのサブキャリアをリソース・エレメント(Resource Element:これ以降略してRE)と呼んでおり、12個のサブキャリアと1つのタイムスロットによって1つのリソース・ブロック(Resource Block:これ以降略してRB)が形成されると共に、1つのサブフレームの2つのリソース・ブロックのことをリソース・ブロック対と呼んでいる。これを短くして、リソース・ブロックと呼ぶことが多い。リソース・ブロックは、物理リソース・ブロックと仮想リソース・ブロックとを含む。通信プロセスの間に、これらの時間−周波数リソースによってサービス・データとシステム情報の両方が伝送される。
従来技術では、物理ランダム・アクセス・チャネル(Physical Random Access Channel:略してPRACH)は1つ又は2つのサブフレームで伝送されると共にその最大送信時間が2サブフレーム(すなわち、2ms)であり、また物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Share Channel:略してPUSCH)は、1つのサブフレームで伝送されるのが一般的である。別法として、基地局がある端末について伝送時間間隔(Transmission Time Interval:略してTTI)バンドリングを構成した後で、そのバンドリング・タイムの数が指定され、端末がバンドリング・タイム内でPUSCHを送信し、且つPUSCHのTTIバンドリング・タイムの最大数を4とする、すなわち、最大送信時間が4サブフレーム(すなわち、4ms)である。
PRACHの最大送信時間とPUSCHの最大送信時間は両方共に短い一方、送信端の最大送信電力は固定のパラメータとなっており、したがってPRACHのエネルギーとPUSCHのエネルギーとは小さく、PRACH及びPUSCHを送達できる最大距離は短くカバー域が不十分であることが理解できよう。特に信号伝送環境が満足でない場合、例えば、伝送経路に多くの障害が存在する場合又は天候が悪い場合には、従来技術におけるPRACH及びPUSCHのカバー域は使用需要を満たすことができず、このため基地局などの受信端は、送信端によって送信された信号を正確に受信することが不可能である。
本発明は、信号伝送の方法及び装置、通信システム、端末、並びに基地局を提供し、これにより従来技術の信号伝送方法における不十分なチャネル・カバー域の問題を解決する。
第1の態様では、本発明の一実施形態は、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップと、
を含む信号伝送方法を提供する。
第1の態様の第1の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に、本方法は、
チャネルの周波数リソースを決定するステップをさらに含み、ここで
これに対応して、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップが具体的には、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を送信している。
第1の態様の第2の可能な実装方式では、チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である。
第1の態様の第2の可能な実装方式に従った第3の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、チャネルの周波数リソースを決定するステップが、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外1)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するステップ、又は
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外2)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外3)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するステップ、
を含む。
第1の態様の第3の可能な実装方式に従った第4の可能な実装方式では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は、1、2若しくは3、又はn/12(nは12未満の整数)である。
第1の態様の第2の可能な実装方式に従った第5の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、チャネルの周波数リソースを決定するステップが、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するステップを含む。
第1の態様の第5の可能な実装方式に従った第6の可能な実装方式では、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
第1の態様及び第1の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第7の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に、本方法は、
基地局によって送信された、チャネルの繰り返し係数を含む通知メッセージを受信するステップであって、このチャネルの繰り返し係数を決定するステップが具体的に、通知メッセージに含まれるチャネルの繰り返し係数を取得すると共に繰り返し係数を決定している、受信するステップ、又は
基地局によって送信された、拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信するステップであって、このチャネルの拡張シーケンスを決定するステップが具体的に、通知メッセージに含まれる拡張シーケンス識別子を取得すると共にこの拡張シーケンス識別子に従って拡張シーケンスを決定している、受信するステップ、
をさらに含む。
第1の態様の第7の可能な実装方式に従った第8の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHであり、且つ通知メッセージが、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外4)
Figure 0006216039
及びサブキャリア・オフセット
(外5)
Figure 0006216039
をさらに含む。
第1の態様の第7の可能な実装方式に従った第9の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHであり、且つ通知メッセージが、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示をさらに含む。
第1の態様の第7から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第10の可能な実装方式では、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する。
第1の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第11の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
第1の態様の第11の可能な実装方式に従った第12の可能な実装方式では、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。
第1の態様の第11の可能な実装方式に従った第13の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されている。
第1の態様の第7の可能な実装方式に従った第14の可能な実装方式では、基地局によって送信された通知メッセージを受信するステップが、
PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを受信するステップと、
PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するステップと、
を含む。
第1の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第15の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージがRRCメッセージ又はDCIメッセージである。
第1の態様の第15の可能な実装方式に従った第16の可能な実装方式では、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されている。
第1の態様の第15の可能な実装方式に従った第17の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されている。
第1の態様の第7の可能な実装方式に従った第18の可能な実装方式では、基地局によって送信された通知メッセージを受信するステップが、
PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを受信するステップと、
PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するステップと、
を含む。
第1の態様及び第1の態様の第1から第18の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第19の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップが、
基地局によって送信された、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを受信するステップと、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該チャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定するステップと、
諾の場合に、チャネルの繰り返し係数の決定、又は、チャネルの拡張シーケンスの長さの決定及びこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスの決定を行うステップと、
を含む。
第1の態様の第19の可能な実装方式に従った第20の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数の決定、又は、チャネルの拡張シーケンスの長さの決定及びこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスの決定を行うステップが、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、チャネルの繰り返し係数の決定、又は、チャネルの拡張シーケンスの長さの決定及びこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスの決定を行うステップを含む。
第1の態様及び第1の態様の第1から第20の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第21の可能な実装方式では、
当該拡張シーケンスがウォルシュ(Walsh)・シーケンスであるか、又は当該拡張シーケンスが疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成されたシーケンスである。
第1の態様の第21の可能な実装方式に従った第22の可能な実装方式では、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることが、
当該拡張シーケンスが、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、或いは
拡張シーケンスが、拡張シーケンス識別子、並びに端末が位置しているセルのセル識別子及び/又はセルの無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、
を含む。
第1の態様並びに第1の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第22の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第23の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップが、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するステップと、
を含む。
第1の態様の第23の可能な実装方式に従った第24の可能な実装方式では、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するステップが、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するステップと、
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うステップと、
を含む。
第1の態様並びに第1の態様の第1から第2、第5から第7、第9から第10及び第15から第22の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第25の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って時間領域リソースを決定するステップが、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームmとして使用すると共に、この開始サブフレームmから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するステップと、
を含む。
第1の態様並びに第1の態様の第1から第2、第5から第7、第9から第10、第15から第22及び第25の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第26の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップが、
サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信するステップであって、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、受信するステップと、
DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、サブフレームm1+k1(k1は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するステップと、
を含む。
第1の態様並びに第1の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第24の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第27の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップが、
時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定するステップであって、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり且つ、p2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、決定するステップと、
時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたランダム・アクセス応答RARを受信するステップと、
サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するステップと、
を含む。
第1の態様の第27の可能な実装方式に従った第28の可能な実装方式では、時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号wを決定するステップが、
t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとして、w=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するステップを含む。
第2の態様によれば本発明の一実施形態は、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップと、
を含む信号伝送方法を提供する。
第2の態様の第1の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に、本方法は、
チャネルの周波数リソースを決定するステップをさらに含み、ここで
これに対応して、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップが具体的に、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を受信している。
第2の態様の第1の可能な実装方式に従った第2の可能な実装方式では、チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である。
第2の態様の第2の可能な実装方式に従った第3の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、チャネルの周波数リソースを決定するステップが、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外6)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するステップ、又は
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外7)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外8)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するステップ、
を含む。
第2の態様の第3の可能な実装方式に従った第4の可能な実装方式では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は、1、2若しくは3、又はn/12(nは12未満の整数)である。
第2の態様の第2の可能な実装方式に従った第5の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、チャネルの周波数リソースを決定するステップが、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するステップを含む。
第2の態様の第5の可能な実装方式に従った第6の可能な実装方式では、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
第2の態様及び第2の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第7の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの後で、本方法は、
端末に対して、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを送信し、当該通知メッセージに従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように端末に指令するステップをさらに含む。
第2の態様の第7の可能な実装方式に従った第8の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHであり、且つ通知メッセージは、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外9)
Figure 0006216039
及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外10)
Figure 0006216039
をさらに含み、これにより端末が通知メッセージに従ってPRACHの周波数リソースを決定できるようにしている。
第2の態様の第7の可能な実装方式に従った第9の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHであり、且つ通知メッセージが、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示を端末に送信される通知メッセージ内に含まれるようにしてさらに含み、これにより端末が通知メッセージに従ってPUSCHの周波数リソースを決定できるようにしている。
第2の態様の第7から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第10の可能な実装方式では、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する。
第2の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第11の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
第2の態様の第11の可能な実装方式に従った第12の可能な実装方式では、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。
第2の態様の第11の可能な実装方式に従った第13の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されている。
第2の態様の第7の可能な実装方式に従った第14の可能な実装方式では、端末に通知メッセージを送信するステップが、
端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを送信するステップと、
端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するステップと、
を含む。
第2の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第15の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージがRRCメッセージ又はDCIメッセージである。
第2の態様の第15の可能な実装方式に従った第16の可能な実装方式では、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されている。
第2の態様の第16の可能な実装方式に従った第17の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、PUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されている。
第2の態様の第7の可能な実装方式に従った第18の可能な実装方式では、端末に通知メッセージを送信するステップが、
端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを送信するステップと、
端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するステップと、
を含む。
第2の態様及び第2の態様の第1から第18の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第19の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に、本方法は、
端末に対して、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを送信し、これにより端末がチャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該信号がそのチャネルにおいて繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより送信することを要するかどうかを判定できるようにするステップをさらに含む。
第2の態様の第19の可能な実装方式に従った第20の可能な実装方式では、システム・メッセージが、利用可能な繰り返し係数をさらに含むか、又は利用可能な拡張シーケンスの拡張シーケンス識別子をさらに含んでおり、且つ当該拡張シーケンス及び拡張シーケンス識別子は拡張シーケンスの長さに対応する。
第2の態様及び第2の態様の第1から第20の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第21の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスの数量が少なくとも2であり、且つ
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って時間領域リソースを決定するステップが、この少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームを決定するステップ、又は各拡張シーケンスの長さを決定すると共に伝送サブフレームを決定するステップを含み、且つ
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップが、チャネルの少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームにおいて又は拡張シーケンスの長さに従って決定された伝送サブフレームにおいて信号を受信するステップを含む。
第2の態様及び第2の態様の第1から第21の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第22の可能な実装方式では、
当該拡張シーケンスがウォルシュ(Walsh)・シーケンスであるか、又は当該拡張シーケンスが疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成されたシーケンスである。
第2の態様の第22の可能な実装方式に従った第23の可能な実装方式では、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることが、
当該拡張シーケンスが、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、或いは
当該拡張シーケンスが、拡張シーケンス識別子、並びに端末のサービングセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、
を含む。
第2の態様並びに第2の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第23の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第24の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップが、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するステップと、
を含む。
第2の態様の第24の可能な実装方式に従った第25の可能な実装方式では、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するステップが、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するステップと、
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うステップと、
を含む。
第2の態様並びに第2の態様の第1から第3、第5から第7、第9から第10及び第15から第23の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第26の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップが、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するステップと、
を含む。
第2の態様並びに第2の態様の第1から第3、第5から第7、第9から第10、第15から第23及び第26の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第27の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、伝送サブフレームにおいて信号を受信するステップが、
サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、端末に対して、基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことを指示するDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを送信するステップであって、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、送信するステップと、
サブフレームmがサブフレームp+4の前にあり且つk1が事前設定の整数であるとしてサブフレームm1+k1において、目下の伝送での信号の受信を停止するステップと、
を含む。
第2の態様並びに第2の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第25の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第28の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、伝送サブフレームにおいて信号を受信するステップが、
時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定するステップであって、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、決定するステップと、
時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、端末にランダム・アクセス応答RARを送信するステップと、
k2が事前設定の整数であるとしてサブフレームm2+k2において、目下の伝送での信号の受信を停止するステップと、
を含む。
第2の態様の第28の可能な実装方式に従った第29の可能な実装方式では、時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号wを決定するステップが、
t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p−t1又はw=n+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するステップを含む。
第3の態様によれば本発明の一実施形態は、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように構成された繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュールと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するように構成された伝送サブフレーム決定モジュールと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するように構成された送信モジュールと、
を含む信号伝送装置を提供する。
第3の態様の第1の可能な実装方式では、本装置は、
チャネルの周波数リソースを決定するように構成された周波数リソース決定モジュールをさらに含んでおり、ここで
これに対応して、送信モジュールは、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するように具体的に構成されている。
第3の態様の第2の可能な実装方式では、チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である。
第3の態様の第2の可能な実装方式に従った第3の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、周波数リソース決定モジュールは具体的に、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外11)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されるか、或いは
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外12)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外13)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されている。
第3の態様の第3の可能な実装方式に従った第4の可能な実装方式では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は、1、2若しくは3、又はn/12(nは12未満の整数)である。
第3の態様の第2の可能な実装方式に従った第5の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、周波数リソース決定モジュールは、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するように具体的に構成されている。
第3の態様の第5の可能な実装方式に従った第6の可能な実装方式では、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
第3の態様及び第3の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第7の可能な実装方式では、本装置は、
基地局によって送信された、チャネルの繰り返し係数を含む通知メッセージを受信するように構成された通知メッセージ受信モジュールをさらに備えると共に、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュールが、通知メッセージに含まれるチャネルの繰り返し係数を取得して繰り返し係数を決定するように具体的に構成されているか、或いは
基地局によって送信された、拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信するように構成された通知メッセージ受信モジュールをさらに備えると共に、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュールが、拡張シーケンス識別子に従って拡張シーケンスを決定するように具体的に構成されている。
第3の態様の第7の可能な実装方式に従った第8の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHであり、且つ通知メッセージが、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外14)
Figure 0006216039
及びサブキャリア・オフセット
(外15)
Figure 0006216039
をさらに含む。
第3の態様の第7の可能な実装方式に従った第9の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHであり、且つ通知メッセージが、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示をさらに含む。
第3の態様の第7から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第10の可能な実装方式では、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する。
第3の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第11の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
第3の態様の第11の可能な実装方式に従った第12の可能な実装方式では、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。
第3の態様の第11の可能な実装方式に従った第13の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されている。
第3の態様の第7の可能な実装方式に従った第14の可能な実装方式では、通知メッセージ受信モジュールが、
PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを受信するように構成されたSIB受信ユニットと、
PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するように構成されたDCI受信ユニットと、
を含む。
第3の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第15の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージがRRCメッセージ又はDCIメッセージである。
第3の態様の第15の可能な実装方式に従った第16の可能な実装方式では、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されている。
第3の態様の第15の可能な実装方式に従った第17の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、PUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されている。
第3の態様の第7の可能な実装方式に従った第18の可能な実装方式では、通知メッセージ受信モジュールが、
PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを受信するように構成されたRRC受信ユニットと、
PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するように構成されたDCI受信ユニットと、
を含む。
第3の態様及び第3の態様の第1から第18の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第19の可能な実装方式では、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュールが、
基地局によって送信された、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを受信するように構成された目標電力取得ユニットと、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該チャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定するように構成された判断ユニットと、
諾の場合に、チャネルの繰り返し係数の決定、又は、チャネルの拡張シーケンスの長さの決定及びこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスの決定を行うように構成された決定ユニットと、
を含む。
第3の態様の第19の可能な実装方式に従った第20の可能な実装方式では、決定ユニットが、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、チャネルの繰り返し係数の決定、又は、チャネルの拡張シーケンスの長さの決定及びこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスの決定を行うように具体的に構成されている。
第3の態様及び第3の態様の第1から第20の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第21の可能な実装方式では、当該拡張シーケンスがウォルシュ(Walsh)・シーケンスであるか、又は当該拡張シーケンスが疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成されたシーケンスである。
第3の態様の第21の可能な実装方式に従った第22の可能な実装方式では、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることが、
当該拡張シーケンスが、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、或いは
拡張シーケンスが、拡張シーケンス識別子、並びに端末が位置しているセルのセル識別子及び/又はセルの無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、
を含む。
第3の態様並びに第3の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第22の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第23の可能な実装方式では、伝送サブフレーム決定モジュールが伝送サブフレーム数決定ユニット及び伝送サブフレーム決定ユニットを含むと共に、当該チャネルがPRACHである場合に、
伝送サブフレーム数決定ユニットは、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って時間領域リソースの数Nを決定するように構成されており、且つ
伝送サブフレーム決定ユニットは、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するように構成されている。
第3の態様の第23の可能な実装方式に従った第24の可能な実装方式では、伝送サブフレーム決定ユニットは、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するように、且つ
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うように、
具体的に構成されている。
第3の態様並びに第3の態様の第1から第2、第5から第7、第9から第10及び第15から第22の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第25の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、
伝送サブフレーム数決定ユニットは、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されており、且つ
伝送サブフレーム決定ユニットは、原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームmとして使用すると共に、この開始サブフレームmから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するように構成されている。
第3の態様並びに第3の態様の第1から第2、第5から第7、第9から第10、第15から第22及び第25の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第26の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、送信モジュールは、
サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信するように構成されたHARQ−ACKメッセージ受信ユニットであって、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、HARQ−ACKメッセージ受信ユニットと、
DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、サブフレームm1+k1(k1は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するように構成された第1の終了ユニットと、
を含む。
第3の態様並びに第3の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14、第19及び第24の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第27の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、送信モジュールは、
時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定するように構成された時間ウィンドウ決定ユニットであって、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、時間ウィンドウ決定ユニットと、
時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたランダム・アクセス応答RARを受信するように構成されたRAR受信ユニットと、
サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するように構成された第2の終了ユニットと、
を含む。
第3の態様の第27の可能な実装方式に従った第28の可能な実装方式では、時間ウィンドウ決定ユニットは、
t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するように具体的に構成された時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニットを含む。
第4の態様によれば本発明の一実施形態は、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように構成された繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュールと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するように構成された伝送サブフレーム決定モジュールと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するように構成された受信モジュールと、
を含む信号伝送装置を提供する。
第4の態様の第1の可能な実装方式では、本装置は、
チャネルの周波数リソースを決定するように構成された周波数リソース決定モジュールをさらに含んでおり、ここで
これに対応して、受信モジュールは、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するように具体的に構成されている。
第4の態様の第1の可能な実装方式に従った第2の可能な実装方式では、チャネルが、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である。
第4の態様の第2の可能な実装方式に従った第3の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、周波数リソース決定モジュールは、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外16)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、又は
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外17)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外18)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、
具体的に構成されている。
第4の態様の第3の可能な実装方式に従った第4の可能な実装方式では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は、1、2若しくは3、又はn/12(nは12未満の整数)である。
第4の態様の第2の可能な実装方式に従った第5の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、周波数リソース決定モジュールは、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するように具体的に構成されている。
第4の態様の第5の可能な実装方式に従った第6の可能な実装方式では、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
第4の態様及び第4の態様の第1から第6の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第7の可能な実装方式では、本装置は、
端末に対して、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを送信し、これにより当該通知メッセージに従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように端末に指令するように構成された通知メッセージ送信モジュールをさらに含む。
第4の態様の第7の可能な実装方式に従った第8の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHであり、且つ通知メッセージが、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外19)
Figure 0006216039
及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外20)
Figure 0006216039
をさらに含み、これにより端末が通知メッセージに従ってPRACHの周波数リソースを決定できるようにしている。
第4の態様の第7の可能な実装方式に従った第9の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHであり、且つ通知メッセージが、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示を端末に送信される通知メッセージ内に含まれるようにしてさらに含み、これにより端末が通知メッセージに従ってPUSCHの周波数リソースを決定できるようにしている。
第4の態様の第7から第9の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第10の可能な実装方式では、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する。
第4の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第11の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
第4の態様の第11の可能な実装方式に従った第12の可能な実装方式では、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。
第4の態様の第11の可能な実装方式に従った第13の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されている。
第4の態様の第7の可能な実装方式に従った第14の可能な実装方式では、通知メッセージ送信モジュールが、
端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを送信するように構成されたSIB送信ユニットと、
端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するように構成されたDCI送信ユニットと、
を含む。
第4の態様の第7から第10の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第15の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージがRRCメッセージ又はDCIメッセージである。
第4の態様の第15の可能な実装方式に従った第16の可能な実装方式では、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されている。
第4の態様の第16の可能な実装方式に従った第17の可能な実装方式では、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、PUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されている。
第4の態様の第7の可能な実装方式に従った第18の可能な実装方式では、通知メッセージ送信モジュールが、
端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを送信するように構成されたRRC送信ユニットと、
端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するように構成されたDCI送信ユニットと、
を含む。
第4の態様及び第4の態様の第1から第18の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第19の可能な実装方式では、本装置は、
端末に対して、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを送信し、これにより端末がチャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該信号がそのチャネルにおいて繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより送信することを要するかどうかを判定できるように構成された目標電力送信モジュールをさらに含む。
第4の態様の第19の可能な実装方式に従った第20の可能な実装方式では、システム・メッセージが利用可能な繰り返し係数をさらに含むか、又は利用可能な拡張シーケンスの拡張シーケンス識別子をさらに含むと共に、当該拡張シーケンス及び拡張シーケンス識別子は拡張シーケンスの長さに対応する。
第4の態様及び第4の態様の第1から第20の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第21の可能な実装方式では、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスの数量が少なくとも2であり、且つ
伝送サブフレーム決定モジュールは、この少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームを決定するか、又は各拡張シーケンスの長さを決定すると共に伝送サブフレームを決定するように具体的に構成されており、且つ
受信モジュールは、チャネルの少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームにおいて又は拡張シーケンスの長さに従って決定された伝送サブフレームにおいて信号を受信するように具体的に構成されている。
第4の態様及び第4の態様の第1から第21の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第22の可能な実装方式では、
当該拡張シーケンスがウォルシュ(Walsh)・シーケンスであるか、又は当該拡張シーケンスが疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成されたシーケンスである。
第4の態様の第22の可能な実装方式に従った第23の可能な実装方式では、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることが、
当該拡張シーケンスが、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、或いは
当該拡張シーケンスが、拡張シーケンス識別子、並びに端末のサービングセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスであること、
を含む。
第4の態様並びに第4の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第23の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第24の可能な実装方式では、伝送サブフレーム決定モジュールが伝送サブフレーム数決定ユニット及び伝送サブフレーム決定ユニットを含むと共に、当該チャネルがPRACHである場合に、
伝送サブフレーム数決定ユニットは、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されており、且つ
伝送サブフレーム決定ユニットは、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するように構成されている。
第4の態様の第24の可能な実装方式に従った第25の可能な実装方式では、伝送サブフレーム決定ユニットが、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するように、且つ
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うように、
具体的に構成されている。
第4の態様並びに第4の態様の第1から第3、第5から第7、第9から第10及び第15から第23の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第26の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、
伝送サブフレーム数決定ユニットは、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されており、且つ
伝送サブフレーム決定ユニットは、原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するように構成されている。
第4の態様並びに第4の態様の第1から第3、第5から第7、第9から第10、第15から第23及び第26の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第27の可能な実装方式では、当該チャネルがPUSCHである場合に、受信モジュールが、
サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、端末に対して、基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことを指示するDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを送信するように構成されたHARQ−ACKメッセージ送信ユニットであって、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号であるHARQ−ACKメッセージ送信ユニットと、
サブフレームmがサブフレームp+4の前にあり且つk1が事前設定の整数であるとしてサブフレームm1+k1において、目下の伝送での信号の受信を停止するように構成された第1の終了ユニットと、
を含む。
第4の態様並びに第4の態様の第1から第4、第7から第8、第10から第14及び第19から第25の可能な実装方式のうちのいずれか1つに従った第28の可能な実装方式では、当該チャネルがPRACHである場合に、受信モジュールが、
時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定するように構成された時間ウィンドウ決定ユニットであって、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、時間ウィンドウ決定ユニットと、
時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて端末にランダム・アクセス応答RARを送信するように構成されたRAR送信ユニットと、
サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送での信号の受信を停止するように構成された第2の終了ユニットと、
を含む。
第4の態様の第28の可能な実装方式に従った第29の可能な実装方式では、時間ウィンドウ決定ユニットが、
t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p−t1又はw=n+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するように具体的に構成された時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニットを含む。
第5の態様によれば本発明の一実施形態は、少なくとも1つの端末と1つの基地局とを含む通信システムであって、この端末は、本発明の端末上に組み込み可能な信号伝送装置の実施形態のうちの任意の1つに従った信号伝送装置を含み、且つこの基地局は、本発明の基地局上に組み込み可能な信号伝送装置の実施形態のうちの任意の1つに従った信号伝送装置を含む、通信システムを提供する。
第6の態様によれば本発明の一実施形態は、受信機、送信機、メモリ及びプロセッサを含む端末であって、
このメモリは、命令を記憶するように構成されており、
このプロセッサはメモリと結合されており、このプロセッサはメモリに記憶された命令を実行するように構成されており、またこのプロセッサは本発明の方法実施形態のうちの任意の1つにおいて対応する端末によって実行される信号伝送方法を実行するように構成されている、端末を提供する。
第7の態様によれば本発明の一実施形態は、受信機、送信機、メモリ及びプロセッサを含む基地局であって、
このメモリは、命令を記憶するように構成されており、
このプロセッサはメモリと結合されており、このプロセッサはメモリに記憶された命令を実行するように構成されており、またこのプロセッサは本発明の方法実施形態のうちの任意の1つにおいて対応する基地局によって実行される信号伝送方法を実行するように構成されている、基地局を提供する。
本発明の実施形態によって提供される信号伝送の方法及び装置、通信システム、端末並びに基地局によれば、端末はチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定すると共に、この繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従ってチャネルの伝送サブフレームの数を増大させて、送信時間を長くし、これによりチャネルの送信エネルギーが増大すると共にチャネルのカバー域が拡大しており、また基地局はチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定すると共に、チャネルの受信のための伝送サブフレームの数を増大させて、受信時間を長くし、これによりチャネルの受信エネルギーが増大し、チャネルでの信号の復調が容易になると共に、通信品質が向上する。
本発明による信号伝送方法の第1の実施形態の信号伝達流れ図である。 Walsh・シーケンスの法則の概要図である。 本発明による信号伝送方法の第4の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第5の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第6の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第7の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第8の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第14の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第15の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送方法の第16の実施形態の流れ図である。 本発明による信号伝送装置の第1の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第2の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第3の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第4の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第5の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第5の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第6の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第7の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第8の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第9の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第10の実施形態の概要構造図である。 本発明による信号伝送装置の第10の実施形態の概要構造図である。 本発明による通信システムの一実施形態の概要構造図である。 本発明による端末の一実施形態の概要構造図である。 本発明による基地局の一実施形態の概要構造図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決法及び利点をより明瞭にするために、本発明の実施形態に関する添付の図面を参照しながら本発明の実施形態の技術的解決法について下記で明瞭且つ完全に説明することにする。記載した実施形態が実施形態の全部ではなく本発明の実施形態の一部であることは明らかであろう。本発明の実施形態に基づいて当業者により創造的作業を伴うことなく取得される他のすべての実施形態は本発明の保護域内に入るものとする。
カバー域とは、ある送信機、受信機及び伝送チャネルの条件下でチャネル伝送要件を満たす伝送距離を意味する。チャネルのカバー域性能は、送信時間、最大送信電力、受信時間、受信アルゴリズム、チャネル構造、その他を含む多くの要因による影響を受けており、また他の条件が変わらない場合において、送信時間が長いほど、チャネルに累積されるエネルギーがそれだけ多くなると共に、チャネルが備える送信可能距離がそれだけ長くなり、したがってカバー域が向上する。本発明の実施形態では、具体的にPRACH及びPUSCHのそれぞれに関して、この2つのチャネルのカバー域を改善するような送信時間を増大するための方法を提供する。本方法はまた他のチャネルにも適用可能であり、それは本発明の実施形態では限定されない。
本発明の一実施形態は、端末とし得る信号送信端と基地局とし得る信号受信端との間のやり取りのための方法を提供する。本発明のこの実施形態での事前設定の整数は、事前構成又は事前指定の整数を通じて取得される整数を含む。
本発明の一実施形態は、信号伝送方法を提供しており、端末によってこれに対応して実行される部分には、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップと、
を含み得る。
この実施形態による端末によって信号を送信するための方法の技術的効果としては、端末がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって且つ繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従ってチャネルの伝送サブフレームの数を増大させて、送信時間を長くし、これによりチャネルの送信エネルギーが増大すること、並びに前掲の方法を使用することによってチャネルのカバー域が拡張されること、がある。
さらに具体的な実装形態の間において、端末によるチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に本方法は、
チャネルの周波数リソースを決定するステップをさらに含み、ここで
これに対応して、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するステップが具体的には、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を送信している。
この実施形態による端末によって信号を送信するための方法の技術的効果としては、チャネルの周波数リソースを決定することによって端末が比較的狭い周波数リソースで信号を送信し、これにより単一リソース上での発生電力を向上させることが可能であると共に、単一リソース上での受信信号対雑音比を向上させることが可能であること、さらには、端末がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定すると共に繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従ってチャネルの伝送サブフレームの数を増大させて、送信時間を長くし、これによりチャネルの送信エネルギーが増大すること、並びに前掲の方法を使用することによってチャネルのカバー域が拡張されること、がある。
前掲の実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスは、基地局により決定されて端末に通知されることがあり、或いは計算を通じて端末によって取得されることがある。
本発明の一実施形態によって提供される信号伝送方法について、基地局によってこれに対応して実行される部分には、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップと、
を含み得る。
この実施形態による基地局によって信号を受信するための方法の技術的効果としては、基地局がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定すると共に、チャネルの受信のための伝送サブフレームの数を増大させて、受信時間を長くし、これによりチャネルの受信エネルギーが増大すると共に、チャネルでの信号の復調が容易になること、並びに前掲の方法を使用することによって通信品質が向上すること、がある。
さらに具体的な実装形態の間において、基地局によりチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップの前に本方法は、チャネルの周波数リソースを決定するステップをさらに含み、ここで
これに対応して、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップが具体的に、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を受信している。
この実施形態による基地局によって信号を受信するための方法の技術的効果としては、基地局がチャネルの周波数リソースを決定して比較的狭い周波数リソースで信号を受信し、これにより単一リソースでの受信電力を向上させることが可能であり且つ単一リソースでの受信信号対雑音比を向上させることが可能であること、さらには、基地局がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定してチャネルを受信する伝送サブフレームの数を増大させて、受信時間を長くし、これによりチャネルの受信エネルギーが増大すると共にチャネルでの信号の復調が容易になること、並びに前掲の方法を使用することによって通信品質が向上すること、がある。
図1は、本発明による信号伝送方法の第1の実施形態の信号伝達流れ図であり、本方法は任意の送信端デバイス(端末)及び任意の受信端デバイス(基地局)によって実装することができ、また本方法はハードウェア及び/又はソフトウェアによって実装することができる。本方法において、端末によってこれに対応して実行される部分を端末に組み入れることができ、また基地局によってこれに対応して実行される部分を基地局に組み入れることができる。図1に示したように、この実施形態での信号伝送方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ101:基地局がチャネルの周波数リソースを決定する。
具体的には基地局は、端末が位置しているセル内に存在する端末数、端末と基地局との間の距離、又は端末から基地局までの信号伝送経路の条件などの要因に従ってチャネルの周波数リソースを決定することがある。
具体的には、チャネルがPRACHである場合に、PRACHの周波数リソースは、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外21)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従って決定することができる。例えば、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外22)
Figure 0006216039
に従って、PRACHの第1の物理リソース・ブロックが
(外23)
Figure 0006216039
であると決定されることがあり、またPRACHのバンド幅がPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従って決定されることがある。
この方式において、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を整数とすることがあり、また例えば1、2又は3とすることがある。すなわち、この方式で決定される周波数リソースの最小の細分単位(granularity)は1リソース・ブロック(12サブキャリア)である。
別法として、PRACHの周波数リソースは、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外24)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するサブキャリアの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外25)
Figure 0006216039
に従って決定されることがある。例えば、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外26)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの第1の物理リソース・ブロックが
(外27)
Figure 0006216039
であると決定されることがあり、第1の物理リソース・ブロック中の第1のサブキャリアの位置がPRACHのサブキャリア・オフセット
(外28)
Figure 0006216039
に従って決定されることがあり、またPRACHのバンド幅がPRACHに対応するサブキャリアの数に従って決定されることがある。
この方式において、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を整数とすることがあり、或いはnを12未満の整数としてn/12とすることがある(例えば、1、2若しくは3とすることがあり、又は、1/4若しくは1/6とすることがある)。すなわち、この方式で決定される周波数リソースの最小の細分単位は1サブキャリアとなる。
チャネルがPRACHである場合、PUSCHの周波数リソースはPUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従って決定されることがある。PUSCHのリソース・エレメント・セット指示はリソース・エレメント・セット(例えば、1つ又は複数の仮想サブキャリア)を意味することがあり、或いは時間領域及び周波数領域での1組のリソース・エレメント(例えば、拡張リソース・ブロック群(Enhanced Resource Element Group:略してEREG)又は拡張制御チャネル・エレメント(Enhanced Control Channel Element:略してECCE))を意味することがある。仮想サブキャリアは、物理的サブキャリアの論理番号であり、タイムスロット番号又はサブフレーム番号によって様々となり得る。
さらに具体的には、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
具体的な実装形態の間において、PRACHでは、リソース・ブロックの数を一般に端末による事前設定とすることがあり、またPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外29)
Figure 0006216039
及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外30)
Figure 0006216039
が基地局によって端末に送信される通知メッセージに含まれ、これにより端末が通知メッセージに従ってPRACHの周波数リソースを決定できるようにすることがある。PUSCHでは、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示が基地局によって端末に送信される通知メッセージに含まれ、これにより端末が通知メッセージに従ってPUSCHの周波数リソースを決定できるようにすることがある。
ステップ102:基地局がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定する。
具体的には、基地局は、端末が位置しているセル、端末と基地局との間の距離、又は端末から基地局までの信号伝送経路の条件などの要因に従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定することがある。
繰り返し係数とは、チャネルで信号が反復伝送される回数(すなわち、チャネルの伝送サブフレーム数を増加させる倍数)を意味する。例えば、プリアンブル・フォーマットが2であるようなPRACHは本来2つのサブフレームで送信されており、繰り返し係数が4であればPRACHは8つのサブフレームで送信するように拡張されると共に、追加のサブフレームで送信される信号は2つのサブフレームで送信される原初信号と同じである。本発明のこの実施形態では、繰り返し係数を、拡張が実行されない場合を意味する1とすることや、或いは繰り返し係数を拡張が実行される場合を意味する別の整数値とすることがある。
拡張シーケンスはこの拡張シーケンスの数値を信号振幅重みとして使用することによって当該チャネルにおいて信号を反復して送信するために使用されており、またその反復回数がこの拡張シーケンスの数値(すなわち、拡張シーケンスの長さ)となる。例えば、プリアンブル・フォーマットが0であるようなPRACHは本来1サブフレームで送信されており、また拡張シーケンスが{1、−1、1、−1}であればPRACHは4サブフレームで送信するように拡張され、拡張後において、第1のサブフレーム及び第3のサブフレームの位相が原初信号の位相と同じになると共に、第2のサブフレーム及び第4のサブフレームの振幅は原初信号の振幅と同じ振幅値及び反対の位相を有することになる。
ステップ103:端末がチャネルの周波数リソースを決定する。
さらに具体的には、PRACHチャネルにおいて、端末は、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外31)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定することがあり、或いは
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外32)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外33)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定することがある。
PUSCHチャネルでは、端末はPUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定することがある。
さらに、チャネルの周波数リソースを決定するための前掲のパラメータは、基地局によって送信された通知メッセージを受信することによって端末によって取得されることがある。
ステップ104:端末がチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定する。
さらに具体的には、ステップ104において、端末によりチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するための方式は、基地局によって送信された通知メッセージの構成に従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定することがある。
さらに、チャネルの繰り返し係数を決定するステップが、
基地局によって送信された、チャネルの繰り返し係数を含む通知メッセージを受信することを含むことがある。
またさらに、通知メッセージに含まれる繰り返し係数は1つの数値とすることや、複数の数値とすることがあり、また端末はこれらの数値からの1つをチャネルの繰り返し係数としてランダムに選択することがある。
別法として、チャネルの拡張シーケンスを決定するステップが、
基地局によって送信された、拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信し、且つこの拡張シーケンス識別子に従って拡張シーケンスを決定するステップを含むことがある。
具体的な実装形態の間において、一群の拡張シーケンスについて基地局と端末によってあらかじめ合意されることがあり、また各拡張シーケンスが1つの拡張シーケンス識別子に対応することがある。例えば基地局は、複数の拡張シーケンス及び各拡張シーケンスの識別子を構成すると共に、拡張シーケンスと拡張シーケンス識別子との間のマッピングを、システム・メッセージを使用することによって端末に送信することがあり、この際にこのマッピングは、端末が電源オンとなったことを基地局が検出したとき又は端末が位置を更新したときに端末に送られることがある。一方、このマッピングは拡張シーケンスの長さをさらに含むことがある。例えば、拡張シーケンスは、各拡張シーケンスの長さが1つの拡張シーケンスに対応し、これにより拡張シーケンスの長さを拡張シーケンス識別子として直接使用できるように設計されることがあり、また拡張シーケンスはさらに1つの拡張シーケンスの長さが複数の拡張シーケンスに対応するようにして設計されることがある。この場合に、このマッピングは3次元であると共に、拡張シーケンス識別子と、拡張シーケンスと、拡張シーケンスの長さとの間の対応関係は確定的であり、これにより端末は拡張シーケンス識別子を使用することによって対応する拡張シーケンス及び拡張シーケンスの長さを見出すことが可能である。
さらに、ステップ102で基地局によって決定された繰り返し係数又は拡張シーケンスはチャネルの周波数リソースに対応することがあり、またこれに対応して、通知メッセージは、チャネルの周波数リソースと、この周波数リソースに対応する繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子と、を含むことがある。
ステップ105:端末が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定する。
拡張シーケンスの長さは拡張シーケンス中の数値の数であり、例えば拡張シーケンスが{1、1、2}であれば、拡張シーケンスは3つの数値を含む(すなわち、拡張シーケンスの長さは3である)。
具体的には、チャネルの原初伝送サブフレームの数が2であり且つ繰り返し係数が4であるか又は拡張シーケンスの長さが4である(すなわち、拡張シーケンスが4つの数値を含む)場合、拡張後におけるチャネルの伝送サブフレーム数は8であり、したがって無線フレームから8つのサブフレームが事前設定の規則に従って伝送サブフレームとして選択される。この際に、事前設定の規則もまた基地局と端末によってあらかじめ合意されたものとすることがあり、また具体的にどの事前設定の規則を使用することになるかは具体的なチャネルに関する後続の実施形態で説明することにする。
ステップ106:端末がチャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信する。
ステップ107:基地局が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定する。
ステップ108:基地局がチャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信する。
ステップ105からステップ108では、上のステップ105とステップ106、及びステップ107とステップ108が、端末と基地局によって同時に実行される2つのステップ群である。ここでは、ステップ105とステップ107の実行は絶対時間という意味では厳密には同期しないことがあるが、一方ステップ106とステップ108は絶対時間という意味で同期して実行される必要がある。
この実施形態では、端末は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従ってチャネルの伝送サブフレーム数を増大させて、送信時間を長くし、これによりチャネルの送信エネルギーを増大させると共にチャネルのカバー域を拡大しており、基地局は、チャネルを受信するための伝送サブフレームの数を増大させて、受信時間を長くし、これによりチャネルの受信エネルギーを増大させ、チャネルでの信号の復調を容易にし、且つ通信品質を向上させている。
前掲の実施形態では、そのチャネルを物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)とすることがある。
さらに、前掲の実施形態では、またさらに、拡張シーケンスをWalsh・シーケンスとすることがある。
Walsh・シーケンスは直交シーケンスであると共に、シーケンスは望ましい直交性を有する。図2は、Walsh・シーケンスの規則の概要図である。図2において、CはWalsh・シーケンスを意味しており、Cの下付き文字は拡張因子を意味しており、拡張因子の第2の位置はシーケンスの長さを意味しており、またCの下付き文字の第3の位置は同じ長さを有するWalsh・シーケンスのシーケンス番号を意味している。例えば、Cch,1,0は長さが1であるような第1のWalsh・シーケンスを意味し、またCch,4,1は長さが4であるような第2のWalsh・シーケンスを意味している。図2に示したように、Walsh・シーケンスの長さはnが整数であるとして1、2、4又は2nとすることができ、また長さがNであるようなWalsh・シーケンスの数はN個である。
別法として、拡張シーケンスを、疑似ノイズ(Pseudo−Noise:略してPN)シーケンスから作成されたシーケンスとすることがある。
PNシーケンスは、次式(1)のc(n)などの疑似ランダム・シーケンスである。
c(n)=(x(n+N)+x(n+N))mod2 (1)
上式において、Nは整数であり、また第1の一群のシーケンスxと第2の一群のシーケンスxとは下記の条件を満たす。
(n+3l)=(x(n+3)+x(n))mod2
(n+3l)=(x(n+3)+x(n+2)+x(n+1)+x(n))mod2
拡張シーケンスは、前掲のPNシーケンス内の第1の一群のシーケンスxと第2の一群のシーケンスxとを別々に初期化することによって作成されるシーケンスとすることがある。
さらに、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることは具体的には、
=1600であると仮定して、第1の一群のシーケンスxをx(0)=1、x(n)=0、n=1、2、...、30と初期化すると共に、第2の一群のシーケンスxを、初期化パラメータcinitを用いて、
Figure 0006216039
と初期化し、次いで式(1)にx及びxを代入することにより、次式が得られる。
Figure 0006216039
式(2)に従って得られるシーケンスr(m)を、拡張シーケンスとして使用することが可能である。
Repetitionは繰り返し係数であると共に整数値であり、またその値は反復がない場合に1とすることができ、mを中間パラメータとし、初期化パラメータcinitは、端末が位置しているセルのセル識別子
(外34)
Figure 0006216039
及び/又は無線ネットワーク一時的識別子nRNTIに従って決定された数値を用いることがある。例えば、cinitは式(3)又は(4)を使用することによって決定されることがある。
Figure 0006216039
又は
Figure 0006216039
さらに、初期化パラメータcinitはまたさらに、拡張シーケンス識別子、並びに端末が位置しているセルのセル識別子
(外35)
Figure 0006216039
及び/又は無線ネットワーク一時的識別子nRNTIに従って決定された数値を用いることがある。例えば、cinitは式(5)又は(6)を使用することによって決定されることがある。
Figure 0006216039
Figure 0006216039
上式において、nsequenceは拡張シーケンス識別子であり、またx、y及びzは事前設定の整数値である。
下記では、本発明による信号伝送方法の技術的解決法について、幾つかの具体的な実施形態を使用することによって詳細に説明することにする。
本発明の信号伝送方法の第2の実施形態では、前掲の実施形態に基づいて、端末によって繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するための具体的方法をPRACHチャネルを例として使用することによって説明する。この実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスが基地局によって決定されており、また端末は基地局によって送信されると共に繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信することによって繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定する。
さらに、通知メッセージはまたさらに、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外36)
Figure 0006216039
及びサブキャリア・オフセット
(外37)
Figure 0006216039
を含み、これにより端末はPRACHに対応する周波数リソースを決定することができる。
さらに、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する。
具体的には、通知メッセージを、システム情報ブロック(System Information Block:略してSIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(Downlink Control Information:略してDCI)メッセージとすることがある。PRACHは、競合型のPRACHと非競合型のPRACHとに分類される。一般に、非競合型のPRACHでは、通知メッセージとしてDCIメッセージを使用する必要がある。
さらに好ましくは、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。繰り返し係数を周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PRACH−ConfigInfoフィールド又はPRACH−ConfigInfoMTCフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する繰り返し係数の情報との両方を含むことがある。また拡張シーケンスを周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PRACH−ConfigInfoフィールド又はPRACH−ConfigInfoMTCフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する拡張シーケンス識別子との両方を含むことがある。
さらに好ましくは、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックス(Preamble Index)とのジョイント符号化又はDCIメッセージ中のPRACHのマスク・インデックス(PRACH Mask Index)のジョイント符号化を通じて指示されている。
さらに好ましくは、端末によって基地局が送信すると共に繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信するステップが、下記のステップを含むことがある。
ステップ1:PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを受信する。
ステップ2:PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信する。
前掲のタイプの通知メッセージの中で、チャネルの周波数リソースの情報又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子はまた、別のフィールドに配置されることや、別の方式で指示されることがあり、或いは別のタイプのメッセージを通知メッセージとして使用することができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
この実施形態においてPRACHチャネルでは、端末は、基地局によって送信され且つ繰り返し係数又は拡張コード識別子を含むSIBメッセージ又はDCIメッセージを受信することによって、PRACHチャネルの繰り返し係数又は拡張コードを取得する。
本発明の信号伝送方法の第3の実施形態では、前掲の実施形態に基づいて、端末によって繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するための具体的方法について、PUSCHチャネルを例として使用することによって説明する。この実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスが基地局によって決定されており、また端末は基地局によって送信されると共に繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信することによって繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定する。
さらに、通知メッセージはまたさらに、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示を含む。
具体的には、通知メッセージを、無線リソース制御(Radio Resource Control:略してRRC)メッセージ又はDCIメッセージとすることができる。
さらに好ましくは、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子は、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールドに配置されることや、又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されることがある。繰り返し係数を周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PUSCH−Configフィールド又はPUSCH−ConfigDedicatedフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する繰り返し係数の情報との両方を含むことがある。また拡張シーケンスを周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PUSCH−Configフィールド又はPUSCH−ConfigDedicatedフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する拡張シーケンス識別子との両方を含むことがある。
さらに好ましくは、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されることがあり、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、DCIメッセージ中のPUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されることがある。
さらに好ましくは、端末によって基地局が送信した通知メッセージを受信するステップが、下記のステップを含むことがある。
ステップ1:PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを受信する。
ステップ2:PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信する。
前掲のタイプの通知メッセージの中で、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子はまた、別のフィールドに配置されることや、別の方式で指示されることがあり、或いは別のタイプのメッセージを通知メッセージとして使用することができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
この実施形態においてPUSCHチャネルでは、端末は、基地局によって送信され且つ繰り返し係数又は拡張コード識別子を含むRRCメッセージ又はDCIメッセージを受信することによって、PUSCHチャネルの繰り返し係数又は拡張コードを取得する。
図3は、本発明による信号伝送方法の第4の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PRACHチャネルでは、この実施形態は、端末が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームを決定するための具体的な方法をさらに提供する。この実施形態は、端末によって実行される。図2に示したように、この実施形態による伝送サブフレームを決定するための方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ301:繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定する。
具体的には、0又は1のフォーマットを有するPRACHではその伝送サブフレームの数が1であり、また2又は3のフォーマットを有するPRACHではその伝送サブフレームの数が2である。繰り返し係数が4である、すなわち拡張シーケンスの長さが4である場合、0又は1のフォーマットを有するPRACHが拡張された後の伝送サブフレームの数は4である一方、2又は3のフォーマットを有するPRACHが拡張された後の伝送サブフレームの数は8である。
ステップ302:ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定する。
ランダム・アクセス構成インデックスの数値は、端末によってランダムに作成されることや、基地局によって事前構成されると共にSIBメッセージ、DCIメッセージを用いること又は別の方式で端末に伝達されることがある。
さらに、ステップ302は具体的には、下記のステップを含むことがある。
ステップ302a:ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定する。
ステップ302b:少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行う。
下記では、端末と基地局の両方によって記憶が可能な具体的なランダム・アクセス構成テーブルに関連させて伝送サブフレームを決定するための方法について具体的に説明することにする。
表1は、プリアンブル・フォーマットが0〜3のランダム・アクセス構成テーブルである。表1において、第1列はPRACH構成インデックスであり、また第2、第3及び第4列はこのPRACH構成インデックスに対応するプリアンブル・フォーマット、システム・フレーム番号及びサブフレーム番号である。
ステップ302aは具体的には下記の通りとすることがある。プリアンブル・フォーマット(すなわち、第2列のプリアンブル・フォーマット「Preamble Format」)とPRACHの可能な開始サブフレーム(すなわち、第4列のサブフレーム番号「Subframe number」)とがランダム・アクセス構成インデックスの数値に従って決定され、これによりPRACH伝送でのサブフレームの数を決定することができる。例えば、ランダム・アクセス構成インデックスが41であれば、そのプリアンブル・フォーマットは2であり、また拡張前のサブフレームの数は2であり、無線フレームのサブフレーム番号が{1、4、7}のサブフレームをPRACHの開始サブフレームとして選択することができる。
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さが8であれば、ステップ301に従って決定される拡張PRACHのサブフレーム数は16である。UEは、基地局の命令に従って、PRACH伝送に関する任意選択のサブフレームをランダムに選択(又は、単に選択)する。これに対応して、ステップ302bについて、利用可能なサブフレーム番号が、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定するために巡回式に使用されることがある。ステップ302の方法を前掲の例に適用するとき、{1、4、7、1、4、7、1、4}などの8つのサブフレームが開始サブフレームとして選択されることがあり、プリアンブル・フォーマットが2であるようなPRACHは2つのサブフレームを必要としており、したがってPRACHが実際に使用する16個のサブフレームを{1、2;4、5;7、8;1、2;4、5;7、8;1、2;4、5}とすることができる。別法として、無線フレーム内において、利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用することがあると共に、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームが伝送サブフレームとして選択され、前掲の例に対応して、{1、2、3、4、5、6、7、8、9、0、1、2、3、4、5、6}、{4、5、6、7、8、9、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9}、又は{7、8、9、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、0、1、2}などの16個のサブフレームを選択することができる。
Figure 0006216039
Figure 0006216039
この実施形態では、伝送サブフレームの数が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って決定されており、またチャネルが拡張された後の伝送サブフレームがランダム・アクセス構成テーブルの一部又は全部を参照し且つランダム・アクセス構成インデックスに従って決定される。
第4の実施形態で提供される伝送サブフレームを決定するための方法は好ましい方法の1つであること、並びに伝送サブフレームは別の方法を用いても決定することができ、それは本発明の実施形態では限定されないことに留意すべきである。
図4は、本発明による信号伝送方法の第5の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PUSCHチャネルでは、この実施形態は、端末が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームを決定するための具体的な方法をさらに提供する。この実施形態は、端末によって実行される。図4に示したように、この実施形態による伝送サブフレームを決定するための方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ401:繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定する。
ステップ402:原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択する。
PUSCHは拡張前では伝送サブフレームを1つだけしか有しておらず、したがって、PUSCHの原初伝送サブフレームを直接開始サブフレームとして使用することができる。
具体的には、ステップ401で決定される伝送サブフレームの数が4であり、拡張前のPUSCHの伝送サブフレームがサブフレーム2である場合、拡張後における{2、3、4、5}などの4つのサブフレームを選択することができる。
この実施形態では、伝送サブフレームの数が繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従い且つPUSCHのフォーマットに従って決定されており、また拡張後における原初サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームが伝送サブフレームとして選択される。
実施形態4で提供される伝送サブフレームを決定するための方法は好ましい方法の1つであること、並びに伝送サブフレームは別の方法を用いても決定することができ、それは本発明の実施形態では限定されないことに留意すべきである。
図5は、本発明による信号伝送方法の第6の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PUSCHチャネルでは、この実施形態は、端末によって伝送サブフレームで信号を送信するための具体的方法をさらに提供する。この実施形態は、端末によって実行される。図5に示したように、この実施形態による伝送サブフレームで信号を送信する方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ501:サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信する(ここで、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である)。
ステップ502:DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、サブフレームm1+k1(k1は事前設定の整数)において目下の伝送を終了する。
具体的には、k1を例えば3に設定することがある。k1のセットアップは、端末がDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージを受信した後のk1個のサブフレームの間に端末がDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージを解析し、これによりDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示されたかどうかを判定するために使用されることがある。
DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージが基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことを指示していない場合(例えば、端末が受信したDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージが別のチャネル又は目下のPUSCH伝送以外の伝送に関する応答メッセージである場合)、端末は目下のPUSCHに対するあらゆる処理を実行しないことがあり、また依然として例えば前掲の実施形態のステップ302で決定された伝送サブフレームで信号を送信する。
従来技術では、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージは一般に、サブフレームp1+4又はサブフレームp1+4の後のサブフレームで受信される。すなわち、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージは、あるPUSCH伝送の完了から少なくとも4ミリ秒(4サブフレーム)後に受信される。このため、端末の送信した信号を基地局がPUSCH伝送の完了前に首尾よく受信した場合であっても、基地局は依然として反復信号の受信を継続しており、これが信号伝送時間が長くなること、及び伝送リソースの無駄につながる。例えば、あるPUSCH伝送でのサブフレームの数は8であり、基地局は端末が送信した信号を第4のサブフレームで首尾よく受信することが可能である、しかし従来技術の解決法では、端末は少なくとも第12のサブフレームまで基地局によって送信された応答メッセージの受信を開始していない(すなわち、第4のサブフレーム後の8つのサブフレームでの伝送は実際には不要である)。
この実施形態では、DCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信する時点がサブフレームp1+4の前に繰り上げられており、且つDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、端末は目下のPUSCH伝送を前倒しで終了させ、これにより伝送リソースを節約することが可能である。
図6は、本発明による信号伝送方法の第7の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PRACHチャネルでは、この実施形態は、端末によって伝送サブフレームで信号を送信するための具体的方法をさらに提供する。この実施形態は、端末によって実行される。図6に示したように、この実施形態において伝送サブフレームで信号を送信するための方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ601:時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定する(ここで、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である)。
さらに具体的には、時間ウィンドウの開始サブフレームwは、t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って決定されることがある。例えば、あるPRACH伝送のサブフレームであるPRACH伝送のサブフレームのサブフレーム番号が不連続の整数(例えば、{7、8、9、0、1、2、3、4})であることがあり、またt1又はt2の数値は、時間ウィンドウの開始サブフレームwが目下のPRACH伝送で使用されるサブフレーム内にあり且つ目下のPRACH伝送の最終サブフレームから後の3サブフレーム内に配置されるように目下のPRACH伝送で使用されるサブフレームに対して適応させ、伝送リソースを節約するという目的を達成することが必要である。
ステップ602:時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたランダム・アクセス応答RARを受信する。
ステップ603:サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送を終了する。
具体的には、k2を例えば3に設定することがある。k2は、端末がRARを受信した後のk2個のサブフレームの間でRARを端末によって解析し、RARが目下のPRACH伝送に対する応答であるかどうか、及び基地局によって目下のPRACH伝送で信号が首尾よく受信されたことをRARが指示しているかどうかの判定が可能となるように設定される。
この実施形態では、ステップ601と従来技術の違いは、時間ウィンドウの開始サブフレームが従来技術ではp2+3の後に設定されている一方、この実施形態のステップ601では時間ウィンドウの開始サブフレームがp2+3の前に設定されるという点にある。従来技術では、基地局によって送信された応答メッセージを受信するための時間ウィンドウがPRACH伝送の完了から3ミリ秒(3サブフレーム)後まで有効化されていない。このため、受信端(すなわち、基地局)がPRACH伝送の完了前に送信端(すなわち、端末デバイス)が送信した信号を首尾よく受信した場合であっても、受信端は依然として反復信号の受信を継続しており、これが信号伝送時間が長くなること、及び伝送リソースの無駄につながる。
この実施形態では、RARの受信のための時間ウィンドウを繰り上げると共に、端末によって基地局が目下のPRACH伝送で信号を首尾よく受信したと判定された後に目下のPRACH伝送を前倒しで終了させ、これにより伝送リソースの節約を可能にしている。
図7は、本発明による信号伝送方法の第8の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態のうちの任意の1つに基づいて、この実施形態は、端末が信号を送信する前に繰り返し係数又は拡張シーケンスを選択するための方法をさらに説明する。この実施形態は、端末によって実行される。この実施形態では、端末は基地局によって送信された通知メッセージから可能な様々な繰り返し係数又は拡張シーケンスを取得することがあり、また信号を送信する前に端末は、ある種のアルゴリズムを使用することによる計算又は推定を実行し、信号を繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定することがある。図7に示したように、この実施形態による方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ701:基地局によって送信された、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを受信する。
ステップ702:チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該チャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定する。
諾であればステップ703が実行され、諾でなければステップ704が実行される。
ステップ703:チャネルの繰り返し係数を決定する、又はチャネルの拡張シーケンスの長さを決定し且つこの拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスを決定する。
具体的には、チャネルの繰り返し係数は端末と基地局によってあらかじめ合意された1つ又は複数の数値とすることがあり、またチャネルの拡張シーケンスもまた端末と基地局によってあらかじめ合意された1つ又は複数のシーケンスとすることがある(ただし、複数のシーケンスの長さは異なっていてもよい)。具体的な実装形態の間において、1つ若しくは複数の繰り返し係数又は1つ若しくは複数の拡張シーケンスは、ステップ701においてシステム・メッセージを使用することによって指定されることや、或いは第3の実施形態及び実施形態4の通知メッセージのうちの任意の1つを使用することによって指定されることや、或いは別の方式で指定されることができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
これに対応して、ステップ703は、1つ又は複数の指定された繰り返し係数から1つの係数を選択すること、或いは1つ又は複数の拡張シーケンスから1つのシーケンスを選択すること、とし得る。
さらに具体的には、ステップ703における、チャネルの繰り返し係数を決定する、又はチャネルの拡張シーケンスの長さを決定するステップが、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、チャネルの繰り返し係数を決定するステップ、又は拡張シーケンスの長さを決定し、次いでこの拡張シーケンスの長さに従って拡張シーケンスを選択するステップ、を含むことがある。例えば、端末の最大送信電力は23dBであり、経路損失は100dBであり、且つチャネルの目標受信電力は−60dBである。このケースでは、基地局によって受信される各サブフレームに13dBの電力差が存在すると共に、ワイヤレス通信の理論及び実験式に従って、20回にわたり伝送を反復すること(したがって、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さを20と設定し得る)によって受信端が信号を首尾よく受信可能である、ことを得ることができる。
ステップ704:チャネルを従来の方式で送信する。
前掲の例では、端末の最大送信電力が40dB以上であれば、繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用してチャネルを拡張しなくともよく、当該チャネルでは信号が従来方式で送信される。
この実施形態では、信号を送信する前に、端末は先ず、そのチャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによる拡張を必要とするかどうかを判定すると共に、計算を通じて最も適当な繰り返し係数又は拡張シーケンスを選択することが可能であり、これにより端末は伝送リソースをより合理的に用いることが可能である。
前掲の実施形態では、これに対応して、受信の前に基地局は、端末が繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用するかどうかを知ることは不可能であり、且つ端末によってどの繰り返し係数又は拡張シーケンスが選択されるかを知ることは不可能である。したがって、可能なすべての繰り返し係数又は拡張シーケンスに従って決定された伝送サブフレームで同時に受信を実行することが必要である。
下記では、本発明により提供される信号伝送方法の第1の実施形態においてこれに対応して基地局が実行する方法を説明する。本方法は、
チャネルの周波数リソースを決定するステップと、
チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するステップと、
繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するステップと、
を含む。
本発明の信号伝送方法の第9の実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスが決定された後で基地局がどのようにして端末に通知するかの方法が追加される。この実施形態では、基地局は、端末に通知メッセージを送信することによって、決定された繰り返し係数又は拡張シーケンスの情報を伝達する。具体的には、この通知メッセージは、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含み、これにより当該通知メッセージに従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように端末に指令している。
さらに具体的には、繰り返し係数又は拡張シーケンスをチャネルの周波数リソースに対応させており、したがって通知メッセージは、チャネルの周波数リソース、及びこの周波数リソースに対応する繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含むことがある。
本発明の信号伝送方法の第10の実施形態では、さらに具体的には、通知メッセージの具体的な形態についてPRACHチャネルを例として使用することによって説明する。PRACHチャネルでは、通知メッセージをSIBメッセージ又はDCIメッセージとすることがある。PRACHは競合型のPRACHと非競合型のPRACHとに分類される。一般に、非競合型のPRACHでは、通知メッセージとしてDCIメッセージを使用する必要がある。
さらに好ましくは、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子は、SIBメッセージのPRACH−ConfigInfoフィールド又はPRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されることがある。繰り返し係数を周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PRACH−ConfigInfoフィールド又はPRACH−ConfigInfoMTCフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する繰り返し係数の情報との両方を含むことがある。また拡張シーケンスを周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PRACH−ConfigInfoフィールド又はPRACH−ConfigInfoMTCフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する拡張シーケンス識別子との両方を含むことがある。
さらに好ましくは、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックス(Preamble Index)とのジョイント符号化又はDCIメッセージ中のPRACHのマスク・インデックス(PRACH Mask Index)のジョイント符号化を通じて指示されている。
さらに好ましくは、基地局によって端末に通知メッセージを送信するステップが、下記のステップを含むことがある。
ステップ1:端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを送信する。
ステップ2:端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信する。
前掲のタイプの通知メッセージの中で、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子はまた、別のフィールドに配置されることや、別の方式で指示されることがあり、或いは別のタイプのメッセージを通知メッセージとして使用することができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
この実施形態においてPRACHチャネルでは、基地局は、PRACHチャネルの繰り返し係数又は拡張コードについて、端末に送信され且つ繰り返し係数又は拡張コード識別子を含むSIBメッセージ又はDCIメッセージを使用することによって端末に通知する。
本発明の信号伝送方法の第11の実施形態では、前掲の実施形態に基づいて、基地局によって繰り返し係数又は拡張シーケンスについて端末に通知するための具体的方法について、PUSCHチャネルを例として使用することによって説明する。
具体的には、PUSCHチャネルでは、通知メッセージを、無線リソース制御(Radio Resource Control:略してRRC)メッセージ又はDCIメッセージとすることができる。
さらに好ましくは、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子は、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールドに配置されることや、又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されることがある。繰り返し係数を周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PUSCH−Configフィールド又はPUSCH−ConfigDedicatedフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する繰り返し係数の情報との両方を含むことがある。また拡張シーケンスを周波数リソースに対応させることがあり、したがって、PUSCH−Configフィールド又はPUSCH−ConfigDedicatedフィールドは、周波数リソースの情報とこの周波数リソースに対応する拡張シーケンス識別子との両方を含むことがある。
さらに好ましくは、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、DCIメッセージ中のPUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されることがある。
さらに好ましくは、端末に通知メッセージを送信するステップが、下記のステップを含むことがある。
ステップ1:端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを送信する。
ステップ2:端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信する。
前掲のタイプの通知メッセージの中で、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子はまた、別のフィールドに配置されることや、別の方式で指示されることがあり、或いは別のタイプのメッセージを通知メッセージとして使用することができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
この実施形態においてPUSCHチャネルでは、基地局は、PUSCHチャネルの繰り返し係数又は拡張コードについて、端末に送信され且つ繰り返し係数又は拡張コード識別子を含むRRCメッセージ又はDCIメッセージを使用することによって端末に通知する。
本発明の信号伝送方法の第12の実施形態では、基地局によって繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームを決定するための方法をPRACHに関して説明する。この実施形態は、基地局によって実行される。この実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従い且つ基地局によって実行される伝送サブフレームを決定するための方法は、本発明の信号伝送方法の第4の実施形態による繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従い且つ端末によって実行される伝送サブフレームを決定するための方法と同じであり、本発明の信号伝送方法の第4の実施形態及び図3に示した方法を参照することでここでは繰り返さない。
ステップ302において本発明の信号伝送方法の第4の実施形態では、ランダム・アクセス構成インデックスの数値は、端末によってランダムに作成されることや、又は基地局によって事前構成されると共にSIBメッセージ、DCIメッセージを用いること又は別の方式で端末に伝達されることがあり、また実施形態11では、ランダム・アクセス構成インデックスの数値はある種のアルゴリズムに従って基地局によって構成されることやランダムに作成されることがあることに留意すべきである。
本発明の信号伝送方法の第13の実施形態では、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って基地局によって伝送サブフレームを決定するための方法をPUSCHに関して説明する。この実施形態は、基地局によって実行される。この実施形態では、基地局によって実行される繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームを決定するための方法は、本発明の信号伝送方法の第5の実施形態において繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームを決定するために端末によって実行される方法と同じであり、本発明の信号伝送方法の第5の実施形態及び図4に示した方法を参照することでここでは繰り返さない。
図8は、本発明による信号伝送方法の第14の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PUSCHチャネルでは、この実施形態は、端末によって伝送サブフレームで信号を送信するための具体的方法をさらに提供する。この実施形態は、端末によって実行される。図8に示したように、この実施形態による伝送サブフレームで信号を送信するための方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ801:サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、端末に対して、基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく復調したことを指示するDCIメッセージ又はHARQ−ACK混成自動反復要求−肯定応答メッセージを送信する(ここで、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり、且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である)。
ステップ802:サブフレームm1+k1(k1は事前設定の整数)において、目下の伝送での信号の受信を停止する。
具体的には、k1を例えば3に設定することがある。k1のセットアップは、端末がDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージを受信した後のk1個のサブフレームの間にDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージを解析し、これによりDCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示されたかどうかを判定するために使用されることがある。
従来技術では、基地局は一般に端末に対して、DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージをサブフレームp1+4又はサブフレームp1+4の後のサブフレームで送信するが、この実施形態では、DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージを送信する時点がサブフレームp1+4の前に繰り上げられており、これによって基地局は、端末が伝送を終了できるように目下のPUSCH伝送で信号が首尾よく受信されたことを確認した後の時点で端末に通知を行っており、したがって、伝送リソースを節約することが可能となる。
図9は、本発明による信号伝送方法の第15の実施形態の流れ図である。前掲の実施形態に基づいて、PRACHチャネルでは、この実施形態は、基地局によって伝送サブフレームで信号を受信するための具体的方法をさらに提供する。この実施形態は、基地局によって実行される。図9に示したように、この実施形態による方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ901:時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定する(ここで、時間ウィンドウの開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である)。
ステップ901と従来技術の違いは、時間ウィンドウの開始サブフレームが従来技術ではp2+3の後に設定されている一方、この実施形態のステップ901では時間ウィンドウの開始サブフレームがp2+3の前に設定されるという点にある。
さらに具体的には、時間ウィンドウの開始サブフレームwは、t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って決定されることがある。例えば、あるPRACH伝送のサブフレームであるPRACH伝送のサブフレームのサブフレーム番号が不連続の整数(例えば、{7、8、9、0、1、2、3、4})であることがあり、またt1又はt2の数値は、フレーム時間ウィンドウの開始サブフレームwが目下のPRACH伝送で使用されるサブフレーム内にあり且つ目下のPRACH伝送の最終サブフレームから後の3サブフレーム内に配置されるように目下のPRACH伝送で使用されるサブフレームに対して適応させ、伝送リソースを節約するという目的を達成することが必要である。
ステップ902:時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、端末にランダム・アクセス応答RARを送信する。
ステップ903:サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送を終了する。
具体的には、k2を例えば3に設定することがある。k2は、端末がRARを受信した後のk2個のサブフレームの間でRARを端末によって解析し、RARが目下のPRACH伝送に対する応答であるかどうか及び基地局によって目下のPRACH伝送で信号が首尾よく受信されたことをRARが指示しているかどうかの判定が可能となるように設定される。
この実施形態では、RARの受信のための時間ウィンドウを繰り上げると共に、端末によって基地局が目下のPRACH伝送で信号を首尾よく受信したと判定された後に目下のPRACH伝送を前倒しで終了させ、これにより伝送リソースの節約を可能にしている。
図10は、本発明による信号伝送方法の第16の実施形態の流れ図である。この実施形態は、端末によって実行される方法の第8の実施形態に対応する。基地局によって実行される前掲の方法実施形態のうちの任意の1つに基づいて、基地局がそのチャネルで端末によって送信された信号をどのように受信するかの方法についてさらに説明する。図10に示したように、この実施形態での信号伝送方法は、下記のステップを含むことがある。
ステップ1001:端末に対して、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを送信し、これにより端末がチャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該信号がそのチャネルにおいて繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより送信することを要するかどうかを判定できるようにする。
具体的な実装形態の間において、1つ若しくは複数の利用可能な繰り返し係数又は1つ若しくは複数の拡張シーケンスについて基地局と端末によってあらかじめ合意されていることがある。
さらに、利用可能な繰り返し係数又は利用可能な拡張シーケンスの拡張シーケンス識別子はシステム・メッセージ中に含まれることがあり、或いはこの情報は前掲の実施形態9、実施形態10及び実施形態11の通知メッセージのうちの任意の1つの中に含まれることがある。利用可能な繰り返し係数又は利用可能な拡張シーケンスはまた、別の方式で指定されることができ、それは本発明の実施形態では限定されない。
ステップ1002:チャネルの可能な繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定する。
ステップ1003:各可能な繰り返し係数の伝送サブフレーム又はチャネルの各可能な拡張シーケンスの長さに対応する伝送サブフレームを決定する。
ステップ1004:チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信する。
基地局は、少なくとも1つの利用可能な繰り返し係数又は少なくとも1つの利用可能な拡張シーケンスをあらかじめ指定すると共に、端末に対して、この少なくとも1つの利用可能な繰り返し係数又は少なくとも1つの利用可能な拡張シーケンスを、例えばステップ1001のシステム・メッセージを使用することによって送信する。しかし、信号の受信の前に基地局は、端末が繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用するかどうかを知ることは不可能であり、且つ端末によってどの繰り返し係数又は拡張シーケンスが選択されるかを知ることは不可能である。したがって、可能なすべての繰り返し係数又は拡張シーケンスに従って決定された伝送サブフレームで信号を同時に受信することが必要である。この方式では、基地局が多くの伝送リソースを消費することになり、したがって具体的な実装形態の間において、限定された数の利用可能な繰り返し係数又は利用可能な拡張シーケンスが実際の条件に従って決定されることがある。
この実施形態では、基地局は、端末に対してチャネルの目標受信電力を含むメッセージを送信し、これにより端末はそのチャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによる拡張を必要とするかどうかを判定することが可能であり、また端末は適当な繰り返し係数又は拡張シーケンスを選択することが可能であり、これにより端末は伝送リソースをより合理的に使用することが可能である。
図11は、本発明による信号伝送装置の第1の実施形態の概要構造図である。この実施形態において装置1100は端末デバイスに組み込まれることがあると共に、対応する端末により実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図11に示したように、この実施形態の信号伝送装置は、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール11と、伝送サブフレーム決定モジュール12と、送信モジュール13と、を含むことがあり、ここで、
繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール11は、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように構成されており、
伝送サブフレーム決定モジュール12は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って、伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するように構成されており、且つ
送信モジュール13は、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するように構成されている。
この実施形態による装置の技術的効果としては、この信号伝送装置を組み込んだ端末によればチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより且つ繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って、チャネルの伝送サブフレームの数が増大されて、送信時間が長くなり、これによりチャネルの送信エネルギーが増大すると共にチャネルのカバー域が拡張されることがある。
図12は、本発明による信号伝送装置の第2の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1200は端末デバイスに組み込まれることがあると共に、対応する端末により実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図12に示したように、図11に示した装置に基づいてさらに、この実施形態の信号伝送装置は、チャネルの周波数リソースを決定するように構成された周波数リソース決定モジュール14をさらに含むことがあり、ここで
これに対応して、送信モジュール13は、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を送信するように具体的に構成されている。
さらに、チャネルを、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)とすることがある。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、周波数リソース決定モジュール14は、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外38)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、又は
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外39)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外40)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、
具体的に構成されることがある。
さらに、PRACHに対応するリソース・ブロックの数1、2若しくは3とすることがあり、又はn/12(nは12未満の整数)とすることがある。
具体的には、周波数リソース決定モジュール14がPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外41)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されているとき、PRACHに対応するリソース・ブロックの数の最小の細分単位はリソース・ブロック1つとなり、したがって、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を例えば、1、2又は3などの整数とすることがある。また周波数リソース決定モジュール14がPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外42)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外43)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されているとき、PRACHに対応するリソース・ブロックの数の最小の細分単位は1リソース・ブロックが12個のサブキャリアを含むようなサブキャリア1つとなり、したがって、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を、例えば1/12、1/2、1/4又は5/12などn/12とすることがある。
従来技術では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は一般に6であるが、この実施形態の信号伝送装置では、周波数リソース割当ての細分単位を、端末がより柔軟な信号を送信するときに、より細かくできることが確認できよう。
さらに、当該チャネルがPUSCHである場合に、周波数リソース決定モジュール14は、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するように具体的に構成されることがある。
さらに、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
図13は、本発明による信号伝送装置の第3の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1300は、端末デバイスに組み込まれることがあると共に、対応する端末により実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図13に示したように、前掲の装置に基づいてさらに、この実施形態の信号伝送装置は、通知メッセージ受信モジュール15をさらに含むことがあり、ここで
通知メッセージ受信モジュール15が、基地局によって送信された、チャネルの繰り返し係数を含む通知メッセージを受信するように構成されることがあり、且つ繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール11が、通知メッセージに含まれるチャネルの繰り返し係数を取得すると共に、繰り返し係数を決定するように具体的に構成されることがあり、或いは
通知メッセージ受信モジュール15が、基地局によって送信された、拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信するように構成されることがあり、且つ繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール11が拡張シーケンス識別子に従って拡張シーケンスを決定するように具体的に構成されることがある。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージは、PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外44)
Figure 0006216039
及びサブキャリア・オフセット
(外45)
Figure 0006216039
をさらに含み、これにより端末が物理リソース・ブロック・オフセット
(外46)
Figure 0006216039
及びサブキャリア・オフセット
(外47)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定できるようにすることがある。
さらに、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージは、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示をさらに含み、これにより、端末がPUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定できるようにすることがある。
さらに、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースは、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応することがある。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージをシステム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージとすることがある。
具体的には、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されることがある。
別法として、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されることがあり、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されることがある。
別法として、通知メッセージをSIBメッセージ又はDCIメッセージとすることがあり、且つ通知メッセージ受信モジュール15がSIB受信ユニット151と第1のDCI受信ユニット152とを含むことがあり、ここで、
SIB受信ユニット151は、PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを受信するように構成されることがあり、且つ
第1のDCI受信ユニット152は、PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するように構成されることがある。
さらに、別法として、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージをRRCメッセージ又はDCIメッセージとすることがある。
具体的には、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されることがある。
別法として、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されることがあり、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、PUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されることがある。
別法として、通知メッセージをRRCメッセージ又はDCIメッセージとすることがあり、且つ通知メッセージ受信モジュール15がRRC受信ユニット153と第2のDCI受信ユニット154とを含むことがあり、ここで、
RRC受信ユニット153はPUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを受信するように構成されることがあり、且つ
第2のDCI受信ユニット154は、PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するように構成されることがある。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図14は、本発明による信号伝送装置の第4の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1400は、端末デバイスに組み込まれることがあると共に、対応する端末により実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図14に示したように、前掲の装置に基づいて、この実施形態の信号伝送装置ではさらに、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール11は、目標電力取得ユニット111と、判断ユニット112と、決定ユニット113と、を含むことがあり、ここで
目標電力取得ユニット111は、基地局によって送信された、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを受信するように構成されることがあり、
判断ユニット112は、チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該チャネルが繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定するように構成されることがあり、且つ
決定ユニット113は、諾の場合に、チャネルの繰り返し係数を決定すること、又はチャネルの拡張シーケンスの長さを決定すると共に、この拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスを決定すること、を行うように構成されることがある。
さらに、決定ユニットは、
チャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、チャネルの繰り返し係数を決定すること、又はチャネルの拡張シーケンスの長さを決定すると共に、この拡張シーケンスの長さに対応する拡張シーケンスを決定すること、を行うように具体的に構成されることがある。
さらに、拡張シーケンスをウォルシュ(Walsh)・シーケンスとすることがあり、又は拡張シーケンスを疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成したシーケンスとすることがある。
さらに、拡張シーケンスがPNシーケンスから作成されたシーケンスであることは、
拡張シーケンスを、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスとし得ること、或いは
拡張シーケンスを、拡張シーケンス識別子、並びに端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスとし得ること、
を含むことがある。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図15A及び図15Bは、本発明による信号伝送装置の第5の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1500は、端末デバイスに組み込まれることがあると共に、対応する端末により実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図15A及び図15Bに示したように、前掲の装置に基づいて、この実施形態の信号伝送装置ではさらに、伝送サブフレーム決定モジュール12は、伝送サブフレーム数決定ユニット121と伝送サブフレーム決定ユニット122とを含むことがあり、ここで当該チャネルがPUSCHである場合に、
伝送サブフレーム数決定ユニット121は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って時間領域リソースの数Nを決定するように構成されることがあり、且つ
伝送サブフレーム決定ユニット122は、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するように構成されることがある。
さらに、伝送サブフレーム決定ユニット122は、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するように、且つ
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うように、
具体的に構成されることがある。
さらに、送信モジュール13は、時間ウィンドウ決定ユニット131と、RAR受信ユニット132と、第2の終了ユニット133と、を含んでおり、ここで
時間ウィンドウ決定ユニット131は、時間ウィンドウの開始サブフレームwがサブフレームp2+3の前にあり且つp2が1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号であるような時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定するように構成されることがあり、
RAR受信ユニット132は、時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたランダム・アクセス応答RARを受信するように構成されることがあり、且つ
第2の終了ユニット133は、サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するように構成されることがある。
さらに、時間ウィンドウ決定ユニット131は、時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニット1311を含むことがあり、ここで時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニット1311は、t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するように具体的に構成されることがある。
さらに、PUSCHチャネルをサポートするために、
伝送サブフレーム数決定ユニット121は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されることがあり、且つ
伝送サブフレーム決定ユニット122は、原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームmとして使用し、この開始サブフレームmから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するように構成されることがある。
さらに、送信モジュール13は、HARQ−ACKメッセージ受信ユニット134と第1の終了ユニット135とを含むことがあり、ここで
HARQ−ACKメッセージ受信ユニット134は、サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信するように構成されており、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号であり、且つ
第1の終了ユニット135は、DCIメッセージ又はHARQ−ACKメッセージによって基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、サブフレームm1+k1(k1は事前設定の整数)において目下の伝送を終了するように構成されている。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図16は、本発明による信号伝送装置の第6の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1600は、基地局に組み込まれることがあると共に、対応する基地局によって実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図16に示したように、この実施形態の信号伝送装置は、繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール21と、伝送サブフレーム決定モジュール22と、受信モジュール23と、を含むことがあり、ここで
繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するためのモジュール21は、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように構成されることがあり、
伝送サブフレーム決定モジュール22は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従って、伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するように構成されることがあり、且つ
受信モジュール23は、チャネルの伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するように構成されることがある。
この実施形態による装置の技術的効果としては、信号伝送装置を組み込んだ基地局によれば、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより且つ繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従ってチャネルの伝送サブフレーム数が増大して、受信時間が長くなり、これによりチャネルの受信エネルギーが増大すると共にチャネルのカバー域が拡大することがある。
図17は、本発明による信号伝送装置の第7の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1700は、基地局に組み込まれることがあると共に、対応する基地局によって実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図17に示したように、図16に示した装置に基づいてさらに、この実施形態の信号伝送装置は、周波数リソース決定モジュール24をさらに含むことがあり、ここで
周波数リソース決定モジュール24はチャネルの周波数リソースを決定するように構成されることがあり、またここで
これに対応して、受信モジュール23は、チャネルの周波数リソース及び伝送サブフレームを使用することによって信号を受信するように具体的に構成されることがある。
さらに、チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、周波数リソース決定モジュール24は、
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外48)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、又は
PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外49)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外50)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように、
具体的に構成されることがある。
さらに、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は、1、2若しくは3、又はn/12(nは12未満の整数)である。
具体的には、周波数リソース決定モジュール24がPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外51)
Figure 0006216039
及びPRACHに対応するリソース・ブロックの数に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されているとき、PRACHに対応するリソース・ブロックの数の最小の細分単位はリソース・ブロック1つとなり、したがって、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を例えば、1、2又は3などの整数とすることがある。また周波数リソース決定モジュール14がPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外52)
Figure 0006216039
、PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外53)
Figure 0006216039
に従ってPRACHの周波数リソースを決定するように構成されているとき、PRACHに対応するリソース・ブロックの数の最小の細分単位は1リソース・ブロックが12個のサブキャリアを含むようなサブキャリア1つとなり、したがって、PRACHに対応するリソース・ブロックの数を例えば1/12、1/2、1/4又は5/12などn/12とすることがある。
従来技術では、PRACHに対応するリソース・ブロックの数は一般に6であるが、この実施形態の信号伝送装置では、周波数リソース割当ての細分単位を、より柔軟な信号伝送の間で、より細かくできることが確認できよう。
さらに、当該チャネルがPUSCHである場合に、周波数リソース決定モジュール24は、
PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示に従ってPUSCHの周波数リソースを決定するように具体的に構成されることがある。
さらに、PUSCHのリソース・エレメント・セット指示が、仮想サブキャリアを決定するために使用されている。
図18は、本発明による信号伝送装置の第8の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1800は、基地局に組み込まれることがあると共に、対応する基地局によって実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図18に示したように、図17に示した前掲の装置に基づいてさらに、この実施形態の信号伝送装置は、通知メッセージ送信モジュール25をさらに含むことがあり、ここで、
通知メッセージ送信モジュール25は端末に対して、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを送信し、これにより当該通知メッセージに従ってチャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスを決定するように端末に指令するように構成されることがある。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージはPRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
(外54)
Figure 0006216039
及びPRACHのサブキャリア・オフセット
(外55)
Figure 0006216039
をさらに含むことがあり、これにより端末が通知メッセージに従ってPRACHの周波数リソースを決定できるようにしている。
さらに、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージは、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示をさらに含むことがあり、PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示は端末に対して送信された通知メッセージに含まれ、これにより端末が通知メッセージに従ってPUSCHの周波数リソースを決定できるようにしている。
さらに、通知メッセージに含まれるチャネルの周波数リソースは、少なくとも1つの繰り返し係数又は少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応することがある。
さらに、当該チャネルがPRACHである場合に、通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである。
具体的には、通知メッセージがSIBメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている。
別法として、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PRACHの周波数リソースの情報又はPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPRACHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がPRACHのプリアンブル・インデックスとのジョイント符号化を通じて指示されている。
別法として、通知メッセージをSIBメッセージ又はDCIメッセージとすることがあり、また通知メッセージ送信モジュール25はSIB送信ユニット251と第1のDCI送信ユニット252とを含むことがあり、ここで
SIB送信ユニット251は端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを送信するように構成されることがあり、且つ
第1のDCI送信ユニット252は端末に対して、PRACHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPRACHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するように構成されることがある。
さらに、別法として、当該チャネルがPUSCHである場合に、通知メッセージをRRCメッセージ又はDCIメッセージとすることがある。
具体的には、通知メッセージがRRCメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、RRCメッセージの物理上りリンク共有チャネル構成PUSCH−Configフィールド又は物理上りリンク共有チャネル専用構成PUSCH−ConfigDedicatedフィールドに配置されている。
別法として、通知メッセージがDCIメッセージである場合に、PUSCHの周波数リソースの情報又はPUSCHの繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子がDCIメッセージの拡張フィールドに配置されるか、或いはPUSCHのリソース・エレメント・セット指示又は繰り返し係数若しくは拡張シーケンス識別子が、PUSCHのリソース・ブロック指示情報とのジョイント符号化を通じて指示されている。
別法として、通知メッセージをRRCメッセージ又はDCIメッセージとすることがあり、また通知メッセージ送信モジュール25がRRC送信ユニット253と第2のDCI送信ユニット254とを含むことがあり、ここで
RRC送信ユニット253は端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子を含むRRCメッセージを送信するように構成されることがあり、且つ
第2のDCI送信ユニット254は端末に対して、PUSCHの一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又はPUSCHの一群の繰り返し係数中の1つの繰り返し係数又は一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを送信するように構成されることがある。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図19は、本発明による信号伝送装置の第9の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置1900は、基地局に組み込まれることがあると共に、対応する基地局によって実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図19に示したように、前掲の装置に基づいてさらに、この実施形態の信号伝送装置は、目標電力送信モジュール26をさらに含むことがあり、ここで
目標電力送信モジュール26は端末に対して、チャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを送信し、これにより端末がチャネルの最大送信電力、経路損失及び目標受信電力に従って、当該信号がそのチャネルにおいて繰り返し係数又は拡張シーケンスを使用することにより送信することを要するかどうかを判定できるように構成されることがある。
さらに、システム・メッセージは利用可能な繰り返し係数をさらに含むことや、利用可能な拡張シーケンスの拡張シーケンス識別子をさらに含むことがあり、且つ当該拡張シーケンス及び拡張シーケンス識別子は拡張シーケンスの長さに対応する。
さらに、チャネルの繰り返し係数又は拡張シーケンスの数量を少なくとも2とすることがあり、且つ
伝送サブフレーム決定モジュール22は、この少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームを決定するか、又は各拡張シーケンスの長さを決定すると共に伝送サブフレームを決定するように具体的に構成されることがあり、且つ
受信モジュール23は、チャネルの少なくとも2つの繰り返し係数に対応する伝送サブフレームにおいて又は拡張シーケンスの長さに従って決定された伝送サブフレームにおいて信号を受信するように具体的に構成されることがある。
さらに、当該拡張シーケンスがウォルシュ(Walsh)・シーケンスであるか、又は当該拡張シーケンスが疑似ノイズ(PN)シーケンスから作成されたシーケンスである。
さらに具体的には、拡張シーケンスを、端末が位置しているセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスすることがあり、或いは
拡張シーケンスを、拡張シーケンス識別子、並びに端末のサービングセルのセル識別子及び/又は無線ネットワーク一時的識別子をPNシーケンスの初期化パラメータとして使用することによって作成されたシーケンスすることがある。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図20A及び図20Bは、本発明による信号伝送装置の第10の実施形態の概要構造図である。この実施形態の装置2000は、基地局に組み込まれることがあると共に、対応する基地局によって実行される前掲の方法実施形態の技術的解決法を実行するように構成される。図20A及び図20Bに示したように、前掲の装置に基づいて、この実施形態の信号伝送装置ではさらに、伝送サブフレーム決定モジュール22は、伝送サブフレーム数ユニット221と、伝送サブフレーム決定ユニット222と、を含むことがあり、ここでPRACHチャネルをサポートするために、
伝送サブフレーム数ユニット221は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPRACHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されることがあり、且つ
伝送サブフレーム決定ユニット222は、ランダム・アクセス構成インデックス及び伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するように構成されることがある。
さらに、伝送サブフレーム決定ユニット222は、
ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内のPRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するように、且つ
少なくとも1つの無線フレーム内の利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うように、
具体的に構成されることがある。
さらに、受信モジュール23は、時間ウィンドウ決定ユニット231と、RAR送信ユニット232と、第2の終了ユニット233と、を含むことがあり、ここで
時間ウィンドウ決定ユニット231は、時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び時間ウィンドウの長さを決定する(ここで、時間ウィンドウの開始サブフレームwがサブフレームp2+3の前にあり且つp2が1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号)ように構成されることがあり、
RAR送信ユニット232は、時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて端末にランダム・アクセス応答RARを送信するように構成されることがあり、且つ
第2の終了ユニット233は、サブフレームm2+k2(k2は事前設定の整数)において目下の伝送での信号の受信を停止するように構成されることがある。
さらに、時間ウィンドウ決定ユニット231は、時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニット2311を含むことがあり、ここで時間ウィンドウの開始サブフレームを決定するためのサブユニット2311は、t1及びt2が事前設定の整数であり且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとしてw=p−t1又はw=n+t2であることに従って時間ウィンドウの開始サブフレームwを決定するように具体的に構成されることがある。
さらに、PUSCHチャネルをサポートするために、
伝送サブフレーム数ユニット221は、繰り返し係数又は拡張シーケンスの長さに従うと共にPUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するように構成されることがあり、且つ
伝送サブフレーム決定ユニット222は、原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームとして使用し、この開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するように構成されることがある。
さらに、受信モジュール23は、HARQ−ACKメッセージ送信ユニット234と第1の終了ユニット235とを含むことがあり、ここで、
HARQ−ACKメッセージ送信ユニット234は、サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、端末に対して、基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことを指示するDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを送信するように構成されており、サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号であり、且つ
第1の終了ユニット235は、サブフレームmがサブフレームp+4の前にあり且つk1が事前設定の整数であるとしてサブフレームm1+k1において、目下の伝送での信号の受信を停止するように構成されている。
図21は、本発明に従った通信システムの一実施形態の概要構造図である。図21に示したように、この実施形態の通信システム2100は、少なくとも1つの端末と1つの基地局を含むことがある。ここで、端末は、図11〜図15A及び図15Bに示した信号伝送装置の実施形態のうちの任意の1つの装置を含むことがあり、これに対応して対応する端末が実行する方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行可能であり、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。また基地局は、図16〜図20A及び図20Bに示したような装置実施形態のうちの任意の1つの装置を含むことがあり、対応する基地局が実行する方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法をこれに対応して実行可能であり、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
図22は、本発明に従った端末の一実施形態の概要構造図である。図22に示したように、この実施形態の端末2200は、受信機2201と、送信機2202と、メモリ2203と、プロセッサ2204と、を含むことがあり、ここで
メモリ2203は、命令を記憶するように構成されており、
プロセッサ2204はメモリ2203と結合されており、プロセッサ2204はメモリ2203に記憶された命令を実行するように構成されており、且つプロセッサ2204は対応する端末が実行する信号伝送方法の実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されており、
受信機2201は、プロセッサ2204の命令に従って、基地局が送信した通知メッセージ、システム・メッセージ、その他を受信するように構成されており、且つ
送信機2202は、プロセッサ2204の命令に従って、基地局に信号を送信するように構成されている。
図23は、本発明に従った基地局の一実施形態の概要構造図である。図23に示したように、この実施形態の基地局2300は、受信機2301と、送信機2302と、メモリ2303と、プロセッサ2304と、を含むことがあり、ここで
メモリ2303は、命令を記憶するように構成されており、
プロセッサ2304はメモリ2303と結合されており、プロセッサ2304はメモリ2303に記憶された命令を実行するように構成されており、且つプロセッサ2304は対応する端末が実行する信号伝送方法の実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されており、
受信機2301は、プロセッサ2304の命令に従って、端末が送信した信号を受信するように構成されており、且つ
送信機2302は、プロセッサ2304の命令に従って、端末に通知メッセージ、システム・メッセージ、その他を送信するように構成されている。
この実施形態の装置は、本発明による方法実施形態のうちの任意の1つの技術的解決法を実行するように構成されることがあり、対応する機能モジュールを有しており、且つ同様の実装形態原理及び技術的効果を有しており、ここでは繰り返さない。
当業者であれば本方法実施形態のステップのうちの全部又は一部を関連するハードウェアに指令するプログラムによって実装し得ることを理解されよう。このプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶させることがある。プログラムを実行すると、本方法実施形態のステップが実行される。前掲の記憶媒体には、プログラム・コードを記憶することが可能なROM、RAM、磁気ディスク又は光学ディスクなどの任意の媒体が含まれる。
最後に、前掲の実施形態が単に本発明の技術的解決法を説明することを目的としたものであり、本発明を限定する目的でないことに留意すべきである。前掲の実施形態を参照しながら本発明について詳細に説明してきたが、当業者であれば前掲の実施形態で記載した技術的解決法に対して依然として修正を行うこと、又はその技術的特徴の一部又は全部に対して等価的な置き換えを行うこと、ができること(ただし、これらの修正や置き換えによって、対応する技術的解決法の本質が本発明の実施形態の技術的解決法の範囲を逸脱しない場合に限る)を理解すべきである。

Claims (20)

  1. 信号伝送装置により実行される信号伝送方法であって、当該方法が、
    基地局によって送信された、拡張シーケンス識別子を含む通知メッセージを受信するステップであって、前記通知メッセージに含まれる前記拡張シーケンス識別子を取得し、前記拡張シーケンス識別子に従って拡張シーケンスを決定し、前記拡張シーケンスが、当該拡張シーケンスにおける数値の数を使用することによってチャネルにおいて信号を反復して送信するために使用され、数値の前記数が、前記信号の反復回数であるとともに、各数値が、前記信号の信号振幅重みを示す、受信するステップと、
    記拡張シーケンスの長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
    前記伝送サブフレームを使用することによって前記信号を送信するステップと、
    を含む信号伝送方法。
  2. 信号伝送装置により実行される信号伝送方法であって、当該方法が、
    基地局によって送信されたチャネルの目標受信電力を含むシステム・メッセージを受信するステップと、
    前記チャネルの最大送信電力、経路損失及び前記目標受信電力に従って、前記チャネルが拡張シーケンスを使用することによって送信することを要するかどうかを判定するステップであって、前記拡張シーケンスが、当該拡張シーケンスにおける数値の数を使用することによって前記チャネルにおいて信号を反復して送信するために使用され、数値の前記数が、前記信号の反復回数であるとともに、各数値が、前記信号の信号振幅重みを示す、判定するステップと、
    前記チャネルが前記拡張シーケンスを使用することによって送信することを要すると判定する場合に、前記チャネルの前記拡張シーケンスの長さを決定するとともに、前記拡張シーケンスの前記長さに対応する前記拡張シーケンスを決定するステップと、
    前記拡張シーケンスの前記長さに従って伝送サブフレームであるような時間領域リソースを決定するステップと、
    前記伝送サブフレームを使用することによって前記信号を送信するステップと、
    を含む信号伝送方法。
  3. 前記拡張シーケンスを決定する前記ステップの前に、前記チャネルの周波数リソースを決定するステップをさらに含み、
    前記チャネルの前記伝送サブフレームを使用することによって信号を送信する前記ステップが、前記チャネルの前記周波数リソース及び前記伝送サブフレームを使用することによって前記信号を送信している、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記チャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)又は物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)である、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  5. 前記チャネルがPRACHである場合に、前記チャネルの前記周波数リソースを決定する前記ステップが、
    前記PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
    (外1)
    Figure 0006216039
    及び前記PRACHに対応するリソース・ブロックの数に従って前記PRACHの前記周波数リソースを決定するステップ、又は
    前記PRACHの前記物理リソース・ブロック・オフセット
    (外2)
    Figure 0006216039
    、前記PRACHに対応するリソース・ブロックの数、及び前記PRACHのサブキャリア・オフセット
    (外3)
    Figure 0006216039
    に従って前記PRACHの前記周波数リソースを決定するステップ、
    を含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記チャネルがPRACHであり、且つ前記通知メッセージが、前記PRACHの物理リソース・ブロック・オフセット
    (外4)
    Figure 0006216039
    びサブキャリア・オフセット
    (外5)
    Figure 0006216039
    をさらに含む、請求項に記載の方法。
  7. 前記チャネルがPUSCHであり、且つ前記通知メッセージが、前記PUSCHのリソース・ブロック指示及びリソース・エレメント・セット指示をさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記通知メッセージに含まれる前記チャネルの周波数リソースが、少なくとも1つの拡張シーケンス識別子に対応する、請求項に記載の方法。
  9. 前記チャネルがPRACHである場合に、前記通知メッセージが、システム情報ブロック(SIB)メッセージ及び/又は下りリンク制御情報(DCI)メッセージである、請求項に記載の方法。
  10. 前記通知メッセージが前記SIBメッセージである場合に、前記PRACHの周波数リソースの情報又は前記PRACHの拡張シーケンス識別子が、前記SIBメッセージの物理ランダム・アクセス・チャネル構成情報PRACH−ConfigInfoフィールド、又は物理ランダム・アクセス・チャネル・マシン・タイプ通信構成情報PRACH−ConfigInfoMTCフィールドに配置されている、請求項9に記載の方法。
  11. 前記チャネルがPRACHである場合に、前記基地局によって送信された前記通知メッセージを受信する前記ステップが、
    前記PRACHの一群の周波数リソースの情報又は一群の拡張シーケンス識別子を含むSIBメッセージを受信するステップと、
    前記PRACHの前記一群の周波数リソースの情報中の1つの周波数リソースの情報又は前記一群の拡張シーケンス識別子中の1つの拡張シーケンス識別子を含むDCIメッセージを受信するステップと、
    を含む、請求項に記載の方法。
  12. 前記チャネルがPRACHである場合に、前記拡張シーケンスの前記長さに従って前記伝送サブフレームであるような前記時間領域リソースを決定する前記ステップが、
    記拡張シーケンスの前記長さに従うと共に前記PRACHのフォーマットに従って、前記信号の伝送を繰り返すための伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
    ランダム・アクセス構成インデックス及び前記伝送サブフレーム数Nに従って伝送サブフレームを決定するステップと、
    を含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  13. 前記ランダム・アクセス構成インデックス及び前記伝送サブフレーム数Nに従って前記伝送サブフレームを決定する前記ステップが、
    前記ランダム・アクセス構成インデックスに従って無線フレーム内の前記PRACHの利用可能なサブフレーム番号を決定するステップと、
    少なくとも1つの無線フレーム内の前記利用可能なサブフレーム番号を巡回式に使用すると共に、N個の対応するサブフレームを伝送サブフレームとして決定すること、又は無線フレーム内にあると共に前記利用可能なサブフレーム番号のうちの任意の1つに対応するサブフレームを開始サブフレームとして使用し、前記開始サブフレームから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択すること、を行うステップと、
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記チャネルがPUSCHである場合に、前記拡張シーケンスの前記長さに従って前記時間領域リソースを決定する前記ステップが、
    記拡張シーケンスの前記長さに従うと共に前記PUSCHのフォーマットに従って伝送サブフレーム数Nを決定するステップと、
    原初PUSCHの伝送サブフレームを開始サブフレームmとして使用すると共に、前記開始サブフレームmから始まる連続するN個のサブフレームを伝送サブフレームとして選択するステップと、
    を含む、請求項に記載の方法。
  15. 前記チャネルがPUSCHである場合に、前記チャネルの前記伝送サブフレームを使用することによって前記信号を送信する前記ステップが、
    サブフレーム番号がm1であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたDCIメッセージ又は混成自動反復要求−肯定応答HARQ−ACKメッセージを受信するステップであって、前記サブフレームm1はサブフレームp1+4の前にあり且つp1は1つのPUSCH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、受信するステップと、
    前記DCIメッセージ又は前記HARQ−ACKメッセージによって、前記基地局が目下のPUSCH伝送で信号を首尾よく受信したことが指示された場合に、k1を事前設定の整数であるとしてサブフレームm1+k1において前記目下の伝送を終了するステップと、
    を含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  16. 前記チャネルがPRACHである場合に、前記チャネルの前記伝送サブフレームを使用することによって前記信号を送信する前記ステップが、
    時間ウィンドウの開始サブフレームのサブフレーム番号w及び前記時間ウィンドウの長さを決定するステップであって、前記時間ウィンドウの前記開始サブフレームwはサブフレームp2+3の前にあり、且つp2は1つのPRACH伝送中の最終サブフレームのサブフレーム番号である、決定するステップと、
    前記時間ウィンドウ内のサブフレーム番号がm2であるサブフレームにおいて、基地局によって送信されたランダム・アクセス応答RARを受信するステップと、
    k2が事前設定の整数であるとしてサブフレームm2+k2において目下の伝送を終了するステップと、
    を含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  17. 前記時間ウィンドウの前記開始サブフレームの前記サブフレーム番号wを決定する前記ステップが、
    t1及びt2が事前設定の整数であり、且つn2が1つのPRACH伝送中の開始サブフレームのサブフレーム番号であるとして、w=p2−t1又はw=n2+t2であることに従って前記時間ウィンドウの前記開始サブフレームwを決定するステップを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成される信号伝送装置。
  19. 請求項18に記載の信号伝送装置と基地局とを含む、システム。
  20. 請求項1から17のいずれか一項に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムがその上に記録されたコンピュータ可読記憶媒体。
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