JP6214377B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6214377B2
JP6214377B2 JP2013259130A JP2013259130A JP6214377B2 JP 6214377 B2 JP6214377 B2 JP 6214377B2 JP 2013259130 A JP2013259130 A JP 2013259130A JP 2013259130 A JP2013259130 A JP 2013259130A JP 6214377 B2 JP6214377 B2 JP 6214377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum vector
spectrum
initial value
unit
vector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013259130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015114311A (ja
Inventor
善樹 高橋
善樹 高橋
信弘 鈴木
信弘 鈴木
若山 俊夫
俊夫 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013259130A priority Critical patent/JP6214377B2/ja
Publication of JP2015114311A publication Critical patent/JP2015114311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6214377B2 publication Critical patent/JP6214377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、圧縮センシング(Compressed Sensing)と呼ばれるスパース信号処理によってスペクトラムの高分解能化を実現する信号処理装置に関するものである。
スパース信号処理を行う信号処理装置では、様々なスペクトラムを高分解能化させることができるため、例えば、測角や測位など、様々な応用が期待されている。
スパース信号処理は、高分解能なスペクトラムを得るために、スペクトラムが格納されているベクトルを反復計算によって求めるものである。
以下の非特許文献1では、様々な値のスパースパラメータを用いて、スパース信号処理を実施し、所定の評価式に基づいて、各々のスパース信号処理結果の中から、最適なスパース信号処理結果を選択するLカーブ法と呼ばれる手法を用いている。
このLカーブ法を用いる場合、ユーザがスパースパラメータを設定する手間を省くことができるが、何度もスパース信号処理を実施する必要がある。
細田陽介, 北川高嗣, "L-カーブによる不適切問題の最適正則化について", 日本応用数理 学会論文誌,vol.2, No.1, pp55〜67, 1992年4月.
従来の信号処理装置は以上のように構成されているので、ユーザが適正なスパースパラメータを設定する操作を行わなくても、所望のスパース信号処理結果を得ることができるが、数多くのスパース信号処理を実施する必要があるため、演算量が非常に高くなってしまう課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、演算負荷を高めることなく、高精度なスペクトラムベクトルを求めることができる信号処理装置を得ることを目的とする。
この発明に係る信号処理装置は、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムをスペクトラムベクトルの初期値として算出する初期値算出手段と、初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルと予め設定された閾値を用いて、スペクトラムベクトルの算出処理に用いるスパースパラメータの算出処理を実施するスパースパラメータ算出手段と、初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルとスパースパラメータ算出手段により算出されたスパースパラメータを用いて、スペクトラムベクトルの算出処理を実施するスペクトラムベクトル算出手段とを設け、収束判定手段が、スペクトラムベクトル算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの収束判定を実施し、未だ収束していなければ、そのスペクトラムベクトルの算出結果をスパースパラメータ算出手段に出力して、算出処理の反復をスパースパラメータ算出手段及びスペクトラムベクトル算出手段に指示するようにしたものである。
この発明によれば、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムをスペクトラムベクトルの初期値として算出する初期値算出手段と、初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルと予め設定された閾値を用いて、スペクトラムベクトルの算出処理に用いるスパースパラメータの算出処理を実施するスパースパラメータ算出手段と、初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルとスパースパラメータ算出手段により算出されたスパースパラメータを用いて、スペクトラムベクトルの算出処理を実施するスペクトラムベクトル算出手段とを設け、収束判定手段が、スペクトラムベクトル算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの収束判定を実施し、未だ収束していなければ、そのスペクトラムベクトルの算出結果をスパースパラメータ算出手段に出力して、算出処理の反復をスパースパラメータ算出手段及びスペクトラムベクトル算出手段に指示するように構成したので、演算負荷を高めることなく、高精度なスペクトラムベクトルを求めることができる効果がある。
この発明の実施の形態1による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による信号処理装置のスパース信号処理部4を示す構成図である。 積分処理部3の処理内容を示す説明図である。 初期値計算部5による空間スペクトラムwの正規化処理を示す説明図である。 パラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(n)をスペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いることによる効果を示す説明図である。 この発明の実施の形態2による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図である。
また、図2はこの発明の実施の形態1による信号処理装置のスパース信号処理部4を示す構成図である。
図1及び図2において、アレー受信装置1は複数のアンテナ素子から構成されており、各アンテナ素子の受信信号をA/D変換器2に出力する。
この実施の形態1では、アレー受信装置1が複数のアンテナ素子から構成されており、複数のアンテナ素子が、例えば、放射源(例えば、移動体などの目標)からの電波の直接波又は反射波を受信するものを想定しているが、これに限るものではなく、例えば、アレー受信装置1が複数のマイクロホン(素子)から構成されており、複数のマイクロホンが、放射源からの音波の直接波又は反射波を受信するものであってもよい。
なお、アレー受信装置1を構成する素子(例えば、アンテナ素子、マイクロホン)の種類や、素子の配置は任意でよい。
A/D変換器2は各アンテナ素子の受信信号を同期されたタイミングでサンプリングし、そのサンプリングした受信信号をA/D変換してデジタルデータを積分処理部3に出力する処理を実施する。
積分処理部3は例えばCPUを実装している半導体集積回路(あるいは、ワンチップマイコン)や、各アンテナ素子に対応するメモリ領域を有する記憶装置などから構成されており、A/D変換器2から出力された各アンテナ素子に対応するデジタルデータを、各アンテナ素子に対応するメモリ領域に時系列順に格納する処理を実施する。
また、積分処理部3は予め設定されたサンプル数Nsのデジタルデータを格納すると、サンプル数Nsのデジタルデータであるアレーデータをサンプル時間方向(観測時間方向)及び空間方向(複数のアンテナ素子の配列方向)にコヒーレント積分する処理を実施する。なお、積分処理部3は信号積分手段を構成している。
スパース信号処理部4は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、初期値計算部5、パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8を備えている。
なお、パラメータ計算部6及びスペクトラムベクトル推定部7は、スペクトラムベクトルが収束するまで反復計算を実施する。
初期値計算部5は積分処理部3によるコヒーレント積分後のアレーデータから、スペクトラムベクトルの初期値x(0)として、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出する処理を実施する。なお、初期値計算部5は初期値算出手段を構成している。
パラメータ計算部6は1回目のスパース信号処理では、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)と予め設定された閾値βを用いて、スペクトラムベクトルx(1)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(1)を算出し、2回目以降のスパース信号処理では、収束判定部8からスパース信号処理の反復指令を受けていれば、スペクトラムベクトル推定部7による前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)と閾値βを用いて、スペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(n)を算出する処理を実施する。なお、パラメータ計算部6はスパースパラメータ算出手段を構成している。
スペクトラムベクトル推定部7は1回目のスパース信号処理では、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)とパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(1)を用いて、スペクトラムベクトルx(1)を推定し、2回目以降のスパース信号処理では、収束判定部8からスパース信号処理の反復指令を受けていれば、前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)とパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(n)を用いて、スペクトラムベクトルx(n)を推定する処理を実施する。なお、スペクトラムベクトル推定部7はスペクトラムベクトル算出手段を構成している。
収束判定部8はスペクトラムベクトル推定部7により推定されたスペクトラムベクトルx(n)の収束判定を実施し、未だ収束していなければ、そのスペクトラムベクトルx(n)の推定結果をパラメータ計算部6に出力して、スパース信号処理の反復指令をパラメータ計算部6及びスペクトラムベクトル推定部7に出力する処理を実施する。なお、収束判定部8は収束判定手段を構成している。
表示器9は例えばGPU(Graphics Processing Unit)を搭載している液晶ディスプレイなどから構成されており、収束判定部8により収束していると判定されたスペクトラムベクトル推定部7の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n)を画面に描画することで、スパース信号処理による測角結果である測角値や波源の数などをユーザに提示する。
図1の例では、信号処理装置の構成要素である積分処理部3及びスパース信号処理部4が専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、積分処理部3及びスパース信号処理部4がコンピュータで構成されていてもよい。
積分処理部3及びスパース信号処理部4をコンピュータで構成する場合、積分処理部3及びスパース信号処理部4の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
次に動作について説明する。
アレー受信装置1は、L本のアンテナ素子が放射源(例えば、移動体などの目標)からの電波(到来波)の直接波又は反射波を受信すると、その受信信号をA/D変換器2に出力する。
A/D変換器2は、アレー受信装置1を構成しているL本のアンテナ素子の受信信号を、同期されたタイミングでサンプリングし、そのサンプリングした受信信号をA/D変換してデジタルデータを積分処理部3に出力する。
積分処理部3は、A/D変換器2から各アンテナ素子に対応するデジタルデータを受ける毎に、各アンテナ素子に対応するメモリ領域に対して、そのデジタルデータを時系列順に格納する。
積分処理部3は、予め設定されたサンプル数Nsのデジタルデータを格納すると、サンプル数Nsのデジタルデータであるアレーデータz1をサンプル時間方向及び空間方向にコヒーレント積分する。
図3は積分処理部3の処理内容を示す説明図である。以下、図3を参照しながら、積分処理部3の処理内容を具体的に説明する。
サンプル数がNsで、K波の到来波がアンテナ素子に入射された場合のL×Nsのデジタルデータであるアレーデータz1は、下記の式(1)のように表される。
Figure 0006214377

Figure 0006214377

Figure 0006214377
ここで、Aは到来波の方向情報θを有するステアリングベクトルa(θ)が列方向に並べられているL×Kの行列、Sは到来波の数と時間に応じた変化情報を有するK×Nsの信号行列である。
積分処理部3は、アレー受信装置1のアンテナ素子毎に、メモリ領域から当該アンテナ素子に対応するアレーデータz1を読み出し、そのアレーデータz1の各行の時間サンプル方向(z1の列方向)に対して、フーリエ変換等によるコヒーレント積分を行うことで(図3の(1))、アレーデータz2を得る(図3の(2))。
次に、積分処理部3は、アレーデータz2の一部又は全部の列に対して、行方向のフーリエ変換等によるコヒーレント積分を実施し(図3の(2))、積分後の値を保持する(図3の(3))。
次に、積分処理部3は、保持している積分後の値の中で、値が最も大きくなっている積分処理を行っているアレーデータz2の列要素を抽出し(図3の(4))、その抽出した列要素であるL×1のアレーデータz(要素数Lのデータベクトル)をスパース信号処理部4に出力する。
ここでは、積分処理部3がアレーデータz1をサンプル時間方向及び空間方向(複数のアンテナ素子の配列方向)にコヒーレント積分することで、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)を改善するようにしているが、アレーデータz1をサンプル時間方向又は空間方向にコヒーレント積分するだけでも、ある程度、信号対雑音比は改善する。
スパース信号処理部4の初期値計算部5は、積分処理部3からL×1のアレーデータzを受けると、L×1のアレーデータzを用いて、要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)を算出する。
即ち、初期値計算部5は、積分処理部3からL×1のアレーデータzを受けると、そのアレーデータzと、事前に設定されている辞書行列Adと呼ばれるL×N行列(ステアリングベクトルa(θ)が列方向に並べられている行列)を用いて、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出する。
Figure 0006214377
辞書行列Adが含むステアリングベクトルa(θ)の数Nは任意に決めてよい。また、辞書行列Adが含むステアリングベクトルa(θ)の並べ方は、初期値の空間スペクトラムwに対応するものとする。
到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwは、ビームフォーマ法(離散フーリエ変換)やMUSIC法などによって算出することができるが、ビームフォーマ法によって算出された空間スペクトラムwは、下記の式(5)のように表される。
Figure 0006214377
初期値計算部5は、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出すると、下記の式(6)に示すように、その空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値Pmaxで、各要素の電力を正規化し、要素正規化後の空間スペクトラムを振幅に変換したものを要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)としてパラメータ計算部6に出力する。
Figure 0006214377
ここで、図4は初期値計算部5による空間スペクトラムwの正規化処理を示す説明図である。
この正規化処理は、到来波の電力の大きさの違いによるスパースパラメータλの変動を抑制するように作用するため、計算の安定化に寄与する。
また、初期値計算部5は、下記の式(7)に示すように、空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値Pmaxと、アンテナ素子の本数であるLを用いて、積分処理部3から出力されたL×1のアレーデータzを正規化し、正規化後のアレーデータzであるアレーデータyをスペクトラムベクトル推定部7に出力する。
Figure 0006214377
この正規化処理も、空間スペクトラムwの正規化処理と同様に、計算の安定化に寄与する。
パラメータ計算部6は、1回目のスパース信号処理(n=1)では、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)と予め設定された閾値βを用いて、スペクトラムベクトルx(1)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(1)を算出する。
2回目以降のスパース信号処理(n=2,3,・・・)では、収束判定部8からスパース信号処理の反復指令を受けていれば、スペクトラムベクトル推定部7による前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)と閾値βを用いて、スペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(n)を算出する。
スペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(n)は、下記の式(8)のように表される。
パラメータ計算部6は、下記の式(10)で表されるΛv(x)が最小になるときのスパースパラメータλ(n)をスペクトラムベクトル推定部7に出力する。Λv(x)は後述する評価式Je(x)の勾配の計算によって現れるベクトルである。
Figure 0006214377

Figure 0006214377

Figure 0006214377
ここで、θtは更新過程のスペクトラムベクトルの最大値が対応する方位、βは閾値である。閾値βの決定方法は後述する。
εは0除算を防止するためのスムージングパラメータと呼ばれる値であり、非常に小さな値が設定される。この値はスペクトラムベクトルをプロットした際のノイズフロアに相当する。
式(10)におけるpとεが十分に小さい場合、Λv(x)はスペクトラムベクトルの各要素の逆数としたものに近似できるため、このスペクトラムベクトルの最小値は到来波のピーク電力に対応する。
これに対して、αは到来波の有無を判定する役割を有し、ピーク電力を基準にして、βdB以下のスペクトラムベクトルの要素が反復を重ねる毎に抑圧されるように機能する。
図5はパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(n)をスペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いることによる効果を示す説明図である。
なお、パラメータ計算部6は、スパースパラメータλ(n)を算出する際、受信信号に含まれているK波の到来波の中で電力が最大の到来波の信号雑音比(maxSNR)と、電力が最大の到来波と電力が最小の到来波間の電力差γとから閾値βを決定する。
即ち、パラメータ計算部6は、下記の式(11)を満足する閾値βを事前に決定する。
Figure 0006214377
上記のように閾値βを決定することで、閾値βの値が小さ過ぎることに伴って、電力が低い到来波のピークが反復計算の過程で抑圧されることを防止することができる。また、閾値βの値が大き過ぎることに伴って、雑音によってスプリアスピークが生じることを防止することができる。
スペクトラムベクトル推定部7は、スペクトラムベクトルx(n)の推定処理を実施するが、この推定処理は、下記の式(12)に示す評価式J(x)が最小化するようなスペクトラムベクトルx(n)を反復計算するものである。
Figure 0006214377
この実施の形態1では、評価式J(x)を勾配法によって最小化するが、勾配法でスペクトラムベクトルx(n)を算出するに際し、評価式J(x)に対して、以下のような近似を行う。
Figure 0006214377

Figure 0006214377
したがって、スペクトラムベクトル推定部7は、式(14)の評価式Je(x)が最小化するようなスペクトラムベクトルx(n)を反復計算する。
以下、スペクトラムベクトル推定部7によるスペクトラムベクトルx(n)の推定処理を具体的に説明する。
スペクトラムベクトル推定部7は、1回目のスパース信号処理(n=1)では、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)とパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(1)を用いて、スペクトラムベクトルx(1)を推定する。
2回目以降のスパース信号処理(n=2,3,・・・)では、収束判定部8からスパース信号処理の反復指令を受けていれば、前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)とパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(n)を用いて、スペクトラムベクトルx(n)を推定する。
スペクトラムベクトル推定部7により推定されるスペクトラムベクトルx(n)は、下記の式(15)のように表される。
式(15)に示すスペクトラムベクトルx(n)を推定することは、式(14)の評価式Je(x)が最小化するようなスペクトラムベクトルx(n)を計算することに相当する。
Figure 0006214377

Figure 0006214377

Figure 0006214377
ここで、Hは複素共役転置の演算子である。
収束判定部8は、スペクトラムベクトル推定部7がスペクトラムベクトルx(n)を推定すると、n回目のスパース信号処理におけるスペクトラムベクトルx(n)と、(n−1)回目のスパース信号処理におけるスペクトラムベクトルx(n-1)とを用いて、スペクトラムベクトルx(n)の収束判定を実施する。
即ち、収束判定部8は、下記の式(18)に示す収束判定式を満足していれば、スペクトラムベクトルx(n)が収束していると判定し、その収束判定式を満足していなければ、スペクトラムベクトルx(n)が収束していないと判定する。
Figure 0006214377
ここで、thresholdは予め設定された閾値である。
収束判定部8は、スペクトラムベクトルx(n)が収束していると判定すると、そのスペクトラムベクトルx(n)を高分解能化後のスペクトラムベクトルxとして表示器9に出力する。
一方、スペクトラムベクトルx(n)が収束していないと判定すると、スペクトラムベクトル推定部7によるスペクトラムベクトルx(n)の推定結果をパラメータ計算部6に出力して、スパース信号処理の反復指令をパラメータ計算部6及びスペクトラムベクトル推定部7に出力する。
これにより、パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8における先に示した処理が反復され、スペクトラムベクトルx(n)が収束するまで繰り返される。
表示器9は、収束判定部8から高分解能化後のスペクトラムベクトルxを受けると、例えば、その高分解能化後のスペクトラムベクトルxを画面に描画することで、スパース信号処理による測角結果である測角値や波源の数などをユーザに提示する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、スペクトラムベクトルの初期値x(0)を算出する初期値計算部5と、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)又はスペクトラムベクトル推定部7による前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)と閾値βを用いて、スペクトラムベクトルx(n)の推定処理に用いるスパースパラメータλ(n)を算出するパラメータ計算部6と、初期値計算部5により算出されたスペクトラムベクトルの初期値x(0)又は前回の推定結果であるスペクトラムベクトルx(n-1)とパラメータ計算部6により算出されたスパースパラメータλ(n)を用いて、スペクトラムベクトルx(n)を推定するスペクトラムベクトル推定部7とを設け、収束判定部8が、スペクトラムベクトル推定部7により推定されたスペクトラムベクトルx(n)の収束判定を実施し、未だ収束していなければ、そのスペクトラムベクトルx(n)の推定結果をパラメータ計算部6に出力して、スパース信号処理の反復指令をパラメータ計算部6及びスペクトラムベクトル推定部7に出力するように構成したので、演算負荷を高めることなく、高精度なスペクトラムベクトルxを求めることができる効果を奏する。
また、この実施の形態1によれば、パラメータ計算部6が、スパースパラメータλ(n)を算出する際、受信信号に含まれているK波の到来波の中で電力が最大の到来波の信号雑音比(maxSNR)と、電力が最大の到来波と電力が最小の到来波間の電力差γとから閾値βを決定するように構成したので、閾値βの値が小さ過ぎることに伴って、電力が低い到来波のピークが反復計算の過程で抑圧されることを防止することができるとともに、閾値βの値が大き過ぎることに伴って、雑音によってスプリアスピークが生じることを防止することができる効果を奏する。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図であり、図6において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
受信装置11は1個のアンテナ素子から構成されており、そのアンテナ素子の受信信号をA/D変換器2に出力する。
この実施の形態1では、受信装置11が1個のアンテナ素子から構成されており、そのアンテナ素子が、例えば、放射源(例えば、移動体などの目標)からの電波の直接波又は反射波を受信するものを想定しているが、これに限るものではなく、例えば、受信装置11が1個のマイクロホン(素子)から構成されており、そのマイクロホンが、放射源からの音波の直接波又は反射波を受信するものであってもよい。
データ保持部12は例えばRAMやハードディスクなどの記憶装置から構成されており、A/D変換器2から出力されたデジタルデータを予め設定されたサンプル数Nsだけ格納し、サンプル数Nsのデジタルデータをスパース信号処理部13に出力する。
なお、A/D変換器2は、データ保持部12からサンプル数Nsのデジタルデータがスパース信号処理部13に出力された後、スパース信号処理部13のスパース信号処理が終了するまでの間、受信信号をA/D変換する処理を停止するようにしてもよい。
スパース信号処理部13は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1のスパース信号処理部4と同様に、初期値計算部5、パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8を備えている。
ただし、初期値計算部5やスペクトラムベクトル推定部7で用いられるステアリングベクトル及び辞書行列が、図1のスパース信号処理部4と相違している。
図6の例では、信号処理装置の構成要素であるデータ保持部12及びスパース信号処理部13が専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、データ保持部12及びスパース信号処理部13がコンピュータで構成されていてもよい。
データ保持部12及びスパース信号処理部13をコンピュータで構成する場合、データ保持部12をコンピュータのメモリ上に構成するとともに、スパース信号処理部13の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
次に動作について説明する。
受信装置11は、1本のアンテナ素子が放射源(例えば、移動体などの目標)からの電波(到来波)の直接波又は反射波を受信すると、その受信信号をA/D変換器2に出力する。
A/D変換器2は、受信装置11を構成している1本のアンテナ素子の受信信号を一定の間隔でサンプリングし、そのサンプリングした受信信号をA/D変換してデジタルデータをデータ保持部12に出力する。
データ保持部12は、A/D変換器2から出力されたデジタルデータを時系列順に格納する。
データ保持部12は、予め設定されたサンプル数Nsだけデジタルデータを格納すると、サンプル数Nsのデジタルデータをスパース信号処理部13に出力する。
サンプル数Nsのデジタルデータは、下記の式(19)に示すように、時系列データが格納されているNs×1のデータベクトルzaとして表すことができる。
Figure 0006214377
スパース信号処理部13の初期値計算部5は、データ保持部12からNs×1のデータベクトルzaを受けると、Ns×1のデータベクトルzaを用いて、要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)を算出する。
即ち、初期値計算部5は、周波数スペクトラムに対するスパース信号処理を実現するために、上記実施の形態1と異なるNs×Nの辞書行列Ad2が設定されており、Ns×1のデータベクトルzaとNs×Nの辞書行列Ad2を用いて、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出する。
Figure 0006214377

Figure 0006214377
辞書行列Ad2の列数であるNは離散フーリエ変換のポイント数であり、求める周波数分解能に応じて任意に設定することができる。
到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwは、上述したように、ビームフォーマ法(離散フーリエ変換)やMUSIC法などによって算出することができるが(式(5)を参照)、時系列データを周波数データに変換する方法として、高速フーリエ変換がよく知られており、高速フーリエ変換によって空間スペクトラムwを算出するようにしてもよい。
初期値計算部5は、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出すると、下記の式(22)に示すように、その空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値Pmaxで、各要素の電力を正規化し、要素正規化後の空間スペクトラムを振幅に変換したものを要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)としてパラメータ計算部6に出力する。
Figure 0006214377
また、初期値計算部5は、下記の式(23)に示すように、空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値Pmaxと、サンプル数Nsを用いて、データ保持部12から出力されたNs×1のデータベクトルzaを正規化し、正規化後のデータベクトルzaをアレーデータyとしてスペクトラムベクトル推定部7に出力する。
Figure 0006214377
なお、受信信号の周波数成分に関する情報を事前に取得することができれば、上記の正規化処理を行う前に、空間スペクトラムwの不要な周波数成分に対応する要素を0としてもよい。これは周波数スペクトラムに対するフィルタリングに対応する。
不要な周波数成分を0とすることにより、スペクトラムのスパース性が高まるため収束特性が改善する。
不要な周波数成分を0とする処理を行った場合、データ保持部12から出力されたNs×1のデータベクトルzaは、フィルタリング後の空間スペクトラムwを逆離散フーリエ変換したものとする。
パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
スパース信号処理部13から表示器9に出力されるスペクトラムベクトルx(n)は、周波数スペクトラムの高分解能化が完了しており、短い観測時間で高い周波数分解能が実現する。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による信号処理装置を適用するレーダ装置を示す構成図であり、図7において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
周波数掃引部21は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、受信装置11におけるアンテナ素子の受信信号を周波数成分毎に取得して、Nf×1のデータベクトルzbを生成する処理を実施する。
スパース信号処理部22は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、図1のスパース信号処理部4と同様に、初期値計算部5、パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8を備えている。
ただし、初期値計算部5やスペクトラムベクトル推定部7で用いられるステアリングベクトル及び辞書行列が、図1のスパース信号処理部4と相違している。
図7の例では、信号処理装置の構成要素である周波数掃引部21及びスパース信号処理部22が専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、周波数掃引部21及びスパース信号処理部22がコンピュータで構成されていてもよい。
周波数掃引部21及びスパース信号処理部22をコンピュータで構成する場合、周波数掃引部21及びスパース信号処理部22の処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
次に動作について説明する。
受信装置11は、1本のアンテナ素子が放射源(例えば、移動体などの目標)からの電波(到来波)の直接波又は反射波を受信すると、その受信信号を周波数掃引部21に出力する。
周波数掃引部21は、受信装置11におけるアンテナ素子の受信信号を周波数成分毎に取得して、各周波数成分に対応するメモリに格納し、Nf個の周波数成分を並べているNf×1のデータベクトルzbを生成する。
Figure 0006214377
なお、Nf×1のデータベクトルzbを生成する際、A/D変換後の時系列データの離散フーリエ変換結果を用いるようにしてもよい。
スパース信号処理部22の初期値計算部5は、周波数掃引部21からNf×1のデータベクトルzbを受けると、Nf×1のデータベクトルzbを用いて、要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)を算出する。
即ち、初期値計算部5は、周波数スペクトラムに対するスパース信号処理を実現するために、上記実施の形態1と異なるNf×Nの辞書行列Ad3が設定されており、Nf×1のデータベクトルzbとNf×Nの辞書行列Ad3を用いて、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出する。
Figure 0006214377

Figure 0006214377
到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwは、上述したように、ビームフォーマ法(離散フーリエ変換)やMUSIC法などによって算出することができるが(式(5)を参照)、時系列データを周波数データに変換する方法として、高速フーリエ変換がよく知られており、高速フーリエ変換によって空間スペクトラムwを算出するようにしてもよい。
初期値計算部5は、到来波を含む受信信号の空間スペクトラムwを算出すると、下記の式(27)に示すように、その空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値Pmaxで、各要素の電力を正規化し、要素正規化後の空間スペクトラムを振幅に変換したものを要素数Nのスペクトラムベクトルの初期値x(0)としてパラメータ計算部6に出力する。
Figure 0006214377
また、初期値計算部5は、下記の式(26)に示すように、空間スペクトラムwにおける各要素の電力の最大値PmaxとNfを用いて、周波数掃引部21から出力されたNf×1のデータベクトルzbを正規化し、正規化後のデータベクトルzbをアレーデータyとしてスペクトラムベクトル推定部7に出力する。
Figure 0006214377
パラメータ計算部6、スペクトラムベクトル推定部7及び収束判定部8の処理内容は、上記実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
スパース信号処理部13から表示器9に出力されるスペクトラムベクトルx(n)は、周波数スペクトラムの高分解能化が完了しており、短い観測時間で高い周波数分解能が実現する。
本発明で用いられているスパース信号処理は、入力される観測信号と適切な辞書行列を用意することで離散フーリエ変換、逆離散フーリエ変換への応用が実現できる。これらの応用の共通点は、ベクトルの形で表された観測信号をユーザが用意した行列(辞書行列)と要素のほとんどが0のベクトル(スパースベクトル)の積で表現可能なことである。スパース信号処理は、この信号モデルが成立する限り、前述の応用に限らず、辞書行列と観測信号ベクトルの値を変更することで適用が可能となる。
本発明は、スパース信号処理の演算負荷の軽減のために、スペクトラムの最大値に着目したパラメータ設定を行うパラメータ計算部6を設けることが要点であり、辞書行列や観測信号への制約はない。したがって、本発明は、スパース信号処理が適用可能な信号モデルであれば、辞書行列や観測信号ベクトルによらずに適用が可能である。このように、用途に応じてスパース信号処理部で用いる辞書行列と観測信号の組み合わせを変更した構成も本発明の範囲内である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 アレー受信装置、2 A/D変換器、3 積分処理部(信号積分手段)、4 スパース信号処理部、5 初期値計算部(初期値算出手段)、6 パラメータ計算部(スパースパラメータ算出手段)、7 スペクトラムベクトル推定部(スペクトラムベクトル算出手段)、8 収束判定部(収束判定手段)、9 表示器、11 受信装置、12 データ保持部、13 スパース信号処理部、21 周波数掃引部、22 スパース信号処理部。

Claims (4)

  1. 到来波を含む受信信号の空間スペクトラムをスペクトラムベクトルの初期値として算出する初期値算出手段と、
    前記初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルと予め設定された閾値を用いて、前記スペクトラムベクトルの算出処理に用いるスパースパラメータの算出処理を実施するスパースパラメータ算出手段と、
    前記初期値算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの初期値又は前回の算出結果であるスペクトラムベクトルと前記スパースパラメータ算出手段により算出されたスパースパラメータを用いて、前記スペクトラムベクトルの算出処理を実施するスペクトラムベクトル算出手段と、
    前記スペクトラムベクトル算出手段により算出されたスペクトラムベクトルの収束判定を実施し、未だ収束していなければ、前記スペクトラムベクトルの算出結果を前記スパースパラメータ算出手段に出力して、算出処理の反復を前記スパースパラメータ算出手段及び前記スペクトラムベクトル算出手段に指示する収束判定手段と
    を備えた信号処理装置。
  2. 前記スパースパラメータ算出手段は、前記受信信号に含まれている複数の到来波の中で電力が最大の到来波の信号雑音比と、電力が最大の到来波と電力が最小の到来波間の電力差とから前記閾値を決定することを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記初期値算出手段は、前記受信信号の空間スペクトラムを算出した後、前記空間スペクトラムにおける各要素の最大値で前記各要素を正規化し、要素正規化後の空間スペクトラムを前記スペクトラムベクトルの初期値として前記スパースパラメータ算出手段及び前記スペクトラムベクトル算出手段に出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の信号処理装置。
  4. 前記到来波を含む受信信号がアレー受信装置を構成している複数の素子の受信信号である場合、
    前記複数の素子の受信信号の一定時間分のサンプリングデータを観測時間方向又は前記複数の素子の配列方向にコヒーレント積分、あるいは、前記観測時間方向及び前記配列方向にコヒーレント積分する信号積分手段を備え、
    前記初期値算出手段は、前記信号積分手段によるコヒーレント積分後のサンプリングデータから前記スペクトラムベクトルの初期値を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の信号処理装置。
JP2013259130A 2013-12-16 2013-12-16 信号処理装置 Active JP6214377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013259130A JP6214377B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013259130A JP6214377B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 信号処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015114311A JP2015114311A (ja) 2015-06-22
JP6214377B2 true JP6214377B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=53528216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013259130A Active JP6214377B2 (ja) 2013-12-16 2013-12-16 信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6214377B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5229737B2 (ja) * 2009-02-27 2013-07-03 日本電信電話株式会社 信号解析装置、信号解析方法、プログラム、及び記録媒体
US9177215B2 (en) * 2012-04-10 2015-11-03 International Business Machines Corporation Sparse representation for dynamic sensor networks
CN103399292B (zh) * 2013-07-22 2015-06-03 西安电子科技大学 一种基于软稀疏表示的doa估计方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015114311A (ja) 2015-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Xenaki et al. Grid-free compressive beamforming
CN108324319B (zh) 用于无失真多波束超声接收波束形成的系统和方法
JP4962422B2 (ja) 到来電波方位測定装置、到来電波方位測定方法及び到来電波方位測定プログラム
JP2017534358A (ja) 超音波信号処理回路ならびに関連装置および方法
CN104414687A (zh) 超声波测定装置、超声波图像装置及超声波测定方法
US9871684B2 (en) Devices and methods for hermetic transform filters
Plotnick et al. Fast nearfield to farfield conversion algorithm for circular synthetic aperture sonar
JPH10503849A (ja) 超音波測定信号の適応的最適化方法
WO2012002006A1 (ja) 超音波診断装置及びプログラム
Bai et al. Iterative algorithm for solving acoustic source characterization problems under block sparsity constraints
JP5489813B2 (ja) レーダ画像処理装置
JP2015163087A (ja) 超音波撮像装置
KR20160023325A (ko) 적응적인 수신 빔 집속 방법 및 그 장치
JPWO2015166560A1 (ja) 測角装置及び測角方法
CN111781575B (zh) 一比特信号单快拍波达方向估计方法及相关组件
JP6214377B2 (ja) 信号処理装置
JP5705066B2 (ja) パッシブレーダ装置
Nascimento et al. Acoustic imaging using the Kronecker array transform
Wei et al. Sampling LFM signal with stretch processing based on finite rate of innovation method
JP2015129695A (ja) パルス圧縮レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法
Zhao et al. Large-region acoustic source mapping using a movable array and sparse covariance fitting
JP4920270B2 (ja) 信号到来方向推定装置及び方法、並びに信号分離装置及び方法、コンピュータプログラム
CN105790769B (zh) 基于离散椭球序列的随机解调方法
Wang et al. Generalized sidelobe canceller beamforming method for ultrasound imaging
Wei et al. A novel range alignment method for ISAR based on linear T/R array model

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6214377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250