JP6214234B2 - 荷電粒子線装置、及び試料検査方法 - Google Patents

荷電粒子線装置、及び試料検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、荷電粒子線装置、及び試料検査方法に関し、例えば、静電チャックによって試料を保持する機構を有する荷電粒子線装置、及びそれを用いた試料検査方法に関するものである。
半導体市場では、半導体デバイス等の高集積化や微細化が進み、これら試料の観察、測定、検査を行う荷電粒子線装置の性能改善が求められている。例えば、荷電粒子線装置の一態様である走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)には、高い分解能や測定再現性が要求されている。
SEMは、電子線を試料に照射し、試料表面の原子を励起して放出されるエネルギーの低い二次電子を発生させる。半導体の回路パターンのように凹凸を持った試料のエッジ部分に電子線が照射されると、エッジ効果によって発生する二次電子量が増大し、凹凸に依存するコントラストを持った像が形成される。
半導体検査装置では、試料に電子ビームを照射する場合において、試料と保持台との接触を避け、異物発生を防止することを目的として、静電気による引力を利用した静電チャックで試料を保持する方法を採用している。
一方、試料を保持する方法として静電チャックを用いると、特許文献1に記載されているように試料中心付近から試料外周部に向かうほど、電子線の歪みが発生する。そこで、試料外周を計測するときに静電チャック電圧を変化させ、荷電粒子線の偏向歪を抑える方法を採用している。
特開2010−282825号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術を半導体検査装置に適用すると、静電チャック電圧を変化させるために一定の時間が必要となる。つまり、内周部及び外周部の間でチップ上の検査点(パターン)を移動するときには、当該一定の時間分、待機時間が発生する。このため、試料外周部と内周部の検査を交互に繰り返すと静電チャック電圧の変化回数の増加を招き、スループット低下の要因となっている。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、試料内周部と外周部における静電チャック電圧を変化させる荷電粒子線装置において、スループットを向上させるための技術を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、試料の複数の領域(例えば、試料外周部と内周部)における検査を交互に行う回数を最小にする計測順番を生成する方法を備える。
つまり、本発明は、試料に荷電粒子線を照射して試料の検査を行う荷電粒子線装置に関し、当該荷電粒子線装置は、荷電粒子線を発生させる電子銃と、荷電粒子線を偏向・集束させる電子レンズと、試料を搭載して移動させるためのステージと、ステージ上に試料を保持する静電チャックと、試料に荷電粒子線を照射する際に、試料の複数の検査点の位置によって静電チャックの印加電圧を変化させる制御部と、を有する。ここで、試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されている。そして、制御部は、境界線の情報に基づいて、静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように試料の複数の検査点の検査順序を決定する。この決定された検査順序に従って、荷電粒子線装置は、試料の検査を実行する。
本発明に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。なお、本発明の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。また、本発明の特許請求の範囲又は適用例は、如何なる意味に於いても本発明を限定するものではない。
本発明によれば、静電チャック電圧の変化回数を最小にすることで、荷電粒子線の歪みを抑制しつつ、計測時間を短縮することが可能となる。
本発明の荷電粒子線装置(半導体検査装置)の概略構成を示す図である。 外周部及び内周部の定義を示す図である。 本発明の実施形態による、試料を複数の領域に区分する処理(境界決定処理)を説明するためのフローチャートである。 境界算出処理(境界決定処理)における電子線(ステージ)の移動方向の例を示す図である。 境界算出処理によって算出された等高線の一例を示す図である。 試料計測についての全体処理を説明するためのフローチャートである。 経路生成部の概略動作を説明するための図である。 従来のチップ計測順番を決定する処理を示すフローチャートである。 従来のチップ計測順番の一例を示す図である。 境界上に配置されたチップの例を示す図である。 最終計測位置と試料搬入・搬出口の関係を示す図である。 本発明の実施形態による経路生成処理(計測順番決定処理、或いは検査順序決定処理)を説明するためのフローチャートである。 本発明による経路生成処理によって決定されたチップ計測順番の一例を示す図である。 境界上のチップが存在する場合の計測順番の一例を示す図である。 複数の境界を持つ試料の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。添付図面では、機能的に同じ要素は同じ番号で表示される場合もある。なお、添付図面は本発明の原理に則った具体的な実施形態と実装例を示しているが、これらは本発明の理解のためのものであり、決して本発明を限定的に解釈するために用いられるものではない。
本実施形態では、当業者が本発明を実施するのに十分詳細にその説明がなされているが、他の実装・形態も可能で、本発明の技術的思想の範囲と精神を逸脱することなく構成・構造の変更や多様な要素の置き換えが可能であることを理解する必要がある。従って、以降の記述をこれに限定して解釈してはならない。
更に、本発明の実施形態は、後述されるように、汎用コンピュータ上で稼動するソフトウェアで実装しても良いし専用ハードウェア又はソフトウェアとハードウェアの組み合わせで実装しても良い。
<荷電粒子線装置の構成>
図1は、本発明の実施形態による荷電粒子線装置の概略構成を示す図である。本実施形態では、半導体検査装置を例にして説明することとする。
図1に示すように、半導体検査装置は、電子線源102、レンズ103、及び検出器109を格納した筐体(参照番号なし)と、XYステージ106、及び静電チャック107を格納した試料室104と、試料108を試料室内に搬入、搬出するための搬送機構105と、各ハードウェアを制御する制御部111と、検出器109から出力された信号から生成された画像や計測結果を表示する表示部110と、を有している。
制御部111は、測定情報を入力する測定情報入力部113と、経路生成部112とに接続されている。
ユーザが入力した測定情報により指定された試料108は、搬送機構105によって試料室104内の静電チャック107上に固定される。試料108を固定すると、試料(ウェーハ)108の回転を補正するためにアライメント動作が行われる。その後、経路生成部112は、入力された測定情報を用いて、経路生成プログラムに従い、試料108上の各検査点の検査順序(検査経路)を生成する。そして、制御部111は、入力された測定情報及び生成された経路に従って、XYステージ106を移動する。
XYステージ106が指定位置に移動した後、電子ビーム101が静電チャック107上の試料108に照射される。試料108に電子ビーム101が照射されることにより放出された二次電子から得られた画像や、その画像を基に計測した結果が表示部110に表示される。
<静電チャック電圧の変更範囲>
図2は、静電チャック電圧の変更を行う範囲を示す図である。図2に示されるように、試料108上に境界204を設け、試料108を外周部202と内周部203に区分ける。この外周部202にあるチップ上の検査点を測定条件に設定した場合、制御部111は、内周部203から外周部202へ検査点を移動するときに静電チャック電圧を変更する。同様に、外周部202から内周部203に移動して計測を行う場合も静電チャックの電圧を変更する。
<内周部と外周部の境界算出>
図3乃至5を用いて、内周部と外周部の境界算出処理について説明する。図3は、内周部と外周部の境界算出処理を説明するためのフローチャートである。図4は、境界算出する際のステージ移動の概要を示す図である。図5は、境界算出処理によって得られる等高線を示す図である。
図3において、制御部111は、電子線の歪を受けにくい試料(ウェーハ)108の中心部に電子線が照射されるように、ステージ106を移動し、試料中心のパターンを計測する(S301)。
次に、制御部111は、ステージ106の移動方向を設定する(S302)。移動方向は、図4に示されるように、少なくとも4方向に設定されるが、より多くの方向に設定されれば、より詳細で正確な境界を求めることができる。ここでは、図4に示されるように、+X方向、−X方向、+Y方向、及び−Y方向に設定されるとする。
制御部111は、+X方向に、ステージを所定距離(例えば、10mm)移動させる(S303)。
そして、制御部111の指示に応答して、移動させた地点でのパターンに電子線が照射され、パターン計測が実行される(S304)。
制御部111は、試料108の+X方向における端部に到達したか判断する(S305)。端部に到達していなければ、端部に到達するまでS303及びS304の処理が繰り返され、試料中心から+X方向端部まで、等間隔でパターン計測が実行されることになる。
+X方向における試料108の端部に到達した場合(S305でYesの場合)、制御部111は、設定した全方向についてのパターン計測が終了したか判断する(S306)。全方向についてのパターン計測が終了していない場合には、制御部111は、処理をS302に移行させ、S302からS305までの処理を、設定された全方向について終了するまで繰り返す。これによって、+X方向、−X方向、+Y方向、及び−Y方向の全ての方向に関し、等間隔でのパターン計測結果が得られることになる。全方向についてのパターン計測が終了している場合(S306でYesの場合)、処理はS307に移行する。
続いて、制御部111は、計測した結果から歪の等高線を生成する(S307)。等高線を生成する際には、等高線は曲線近似される。生成された等高線は、例えば、図5に示されるようになる。
そして、制御部111は、予め設定された閾値に従って、試料108における領域の境界を決定する。閾値が1つであれば、試料108は、内周部と外周部の2つの領域に区分されるが、閾値が複数設定されていれば、試料108は、複数の領域に区分されることになる。
<試料計測処理>
図6は、実際に試料を計測するときの全体処理を説明するためのフローチャートである。図7は、経路生成部112の処理概要を示すブロック図である。
経路生成部404(図1の112に対応)は、計測情報入力部113から入力されたパターンの情報から、ユーザの指示に応答して、計測したいパターンの選択を選択する(S401)。
さらに、経路生成部404は、ユーザの指示に応答して、S401で選択したパターンを計測するチップを選択する(S402)。
経路生成部404は、入力された情報(境界情報402及び計測チップ総数)から最適な計測順番405を生成する(S403)。最適な計測順番(検査順序)決定方法には、移動距離が最短となるように順序を求める方法(従来:図8参照)と、スループットを最適化する方法(本発明:図12参照)とがある。
制御部111は、生成された計測順番405に従って、XYステージ106を移動する(S404)。
そして、移動した地点のパターンが計測され(S405)、計測したチップ番号と共に、計測結果が表示部110に表示される(S406)。このうち、XYステージ106の移動(S404)から計測結果表示(S406)までの処理が、チップ総数分繰り返えされる(S407)。
<経路生成処理(S403)の詳細:従来例>
図8は、経路生成処理の詳細(従来例)を説明するためのフローチャートである。図9は、図8の処理によって得られる計測経路の例を示す図である。従来例では、例えば1回の計測による移動距離が短くなるように経路が決められている。
図9に示されるように、計測開始点はアライメント動作完了位置に一番近いチップとし、先にY軸方向の移動を行い、次にX軸方向へ移動する。このようにX軸とY軸を交互に動かしながら全チップを計測する。この方法により計測順番を割りつけると内周部と外周部間の移動(経路601から604)が4回発生し、この移動に伴う静電チャック電圧の変更が発生する。このため、スループットが著しく低下する。
<経路生成処理(S403)の詳細:本発明>
図10乃至12は、本発明の実施形態による経路生成について説明するための図である。図10は、経路生成部による経路生成処理(S403)の詳細を説明するためのフローチャートである。
図12において、経路生成部404は、入力される計測情報群401と境界情報402と計測総数403を受信する(S501)。
経路生成部404は、計測情報群401のチップ番号と境界情報402から、チップを外周、内周、境界上の3つに振り分ける(S502)。境界上に振り分けられたチップは、計測情報群401のパターン位置を用いて外周と内周に振り分けられる。図10は、境界上に位置するチップの例を示す図である。図10に示されるように、試料108の境界204上にチップX702、及びチップY705がある。これらにチップは、境界上に振り分けられることになる。
続いて、経路生成部404は、S502において試料108上の計測チップがどこに該当するかを振り分けた後、チップパターンが境界上にあるか否か判断し(S503)、パターンが境界よりも内側になる場合には、当該パターンを内周に振り分ける(S505)。一方、経路生成部404は、境界上または境界の外側にあるパターンについては、外周に振り分ける(S504)。例えば、図10において、計測パターン703及び706は、チップの右下にあり、境界204がチップを縦に割っている。よって、チップX702(パターン703)は内周部、チップY705(パターン706)は外周部に振り分けられることになる。
次に、経路生成部404は、内周に振り分けられたパターンから計測順番を割りつける(S506)。このとき、アライメント動作完了位置に一番近い計測チップを最初(始点)とし、従来と同じくY軸の移動をしてからX軸の移動をする順番で割りつける。
そして、S506の手順で内周の全てのチップに計測順番を割りつけた後、経路生成部404は、外周の計測順番を割りつける(S507)。外周の計測順番は、内周の最終計測チップに一番近い外周チップが外周計測順番の最初の検査点として割りつけられる。また、外周部における最終計測チップは、試料が試料搬入・搬出口に一番近くなる計測チップを最終計測チップとする。図11は、試料室内の位置関係を示す図である。試料室104には、試料搬入・搬出口803に合わせた試料搬入搬出位置804が定められている。そのため、試料搬入搬出位置804に一番近くなるチップが最終計測位置806となる。図11に示されるように、電子ビームが試料108の右上の位置に照射されるとき、試料108が試料搬入・搬出口803に最短距離の位置にあることになる。
以上の処理手順によって、計測順番(検査順序)405が生成される。
<生成された経路の例>
図12の処理に従って経路が生成されると、図13に示すような計測順番となり、静電チャック電圧の変更は経路1001の1回のみとなる。図13において、始点1002は、アライメント動作終了後において、アライメントマーク1003から最短距離にある内周部のパターンとなる。ただし、計測パターンが境界線上に存在する場合は外周部に振り分けるが、これらのパターンを外周計測順番の最初のパターンとする。
また、図14に示すように、計測パターンが境界線上に存在するチップが複数ある場合は、内周の最終計測チップからの距離が一番近いチップ(境界線上にあるチップ)を優先とし、経路1101から1104に示すような順番を生成する。
なお、本発明において、内周部と外周部の測定順番を入れ替えても発明の本質は失われない。この場合、測定の始点は、アライメントマークから一番近い距離にある外周部の計測チップとなる。また、内周部における最終計測チップは、試料が試料搬入・搬出口に一番近くなる計測チップを最終計測チップとする。
また、図15に示すように境界が複数ある場合においても、本発明の適用は可能である。
<まとめ>
(i)本発明の実施形態による半導体検査装置(荷電粒子線装置)では、制御部が、試料に荷電粒子線を照射する際に、試料の複数の検査点の位置によって静電チャックの印加電圧を変化させる。検査対象の試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されている(実施形態では、内周部と外周部に区分されている。ただし、2つの領域に限らず、境界線を規定するための閾値を複数設定すれば、複数の領域に区分される)。そして、制御部は、境界線の情報に基づいて、静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように試料の複数の検査点の検査順序を決定する。具体的には、領域間を跨ぐ検査点の移動を最小限に抑える。つまり、制御部は、試料上の複数の検査点が試料上の複数の領域のいずれに属するか判定する。そして、制御部は、判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、検査順序を決定する。より具体的には、内周部及び外周部に区分されている場合には、内周部から外周部へ、又は外周部から内周部へ、1回の移動で済むように検査点の検査順序を決定する。つまり、内周部に属する検査点群を全て検査し、当該内周部における検査終了後に外周部に属する検査点群を全て検査するように、或いは、外周部に属する検査点群を全て検査し、当該外周部における検査終了後に内周部に属する検査点群を全て検査するように、検査順序を決定する。このようにすることにより、静電チャックの印加電圧を変更する際に生じる総待機時間を短縮することができ、試料検査のスループットを向上させることができるようになる。
なお、試料は、予め複数の領域に区分されていてもよいし、制御部が、試料がステージに載置された後であって、検査順序を決定する処理を実行する前に、試料における境界線を決定して複数の領域に試料を区分する境界線決定処理を実行するようにして良い。具体的には、境界線決定処理において、制御部は、試料の中心部から複数の動径方向に所定距離ずつ試料端部まで検査点を移動させて計測して得た計測結果に基づいて、荷電粒子線の歪の等高線を生成し、当該等高線の変化と所定の閾値とを比較する。このようにすることにより、同じ種類の試料であっても場所によって生じる歪が異なるような場合にも対応して、より正確な境界線を決定することが可能となる。
(ii)本発明は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ上のメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータのCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現されるようにしてもよい。
さらに、実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することにより、それをシステム又は装置のハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD−RW、CD−R等の記憶媒体に格納し、使用時にそのシステム又は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしても良い。
最後に、ここで述べたプロセス及び技術は本質的に如何なる特定の装置に関連することはなく、コンポーネントの如何なる相応しい組み合わせによってでも実装できることを理解する必要がある。更に、汎用目的の多様なタイプのデバイスがここで記述した教授に従って使用可能である。ここで述べた方法のステップを実行するのに、専用の装置を構築するのが有益であることが判るかもしれない。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。本発明は、具体例に関連して記述したが、これらは、すべての観点に於いて限定の為ではなく説明の為である。本分野にスキルのある者には、本発明を実施するのに相応しいハードウェア、ソフトウェア、及びファームウエアの多数の組み合わせがあることが解るであろう。例えば、記述したソフトウェアは、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、上述の実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていても良い。
加えて、本技術分野の通常の知識を有する者には、本発明のその他の実装がここに開示された本発明の明細書及び実施形態の考察から明らかになる。記述された実施形態の多様な態様及び/又はコンポーネントは、データを管理する機能を有するコンピュータ化ストレージシステムに於いて、単独又は如何なる組み合わせでも使用することが出来る。明細書と具体例は典型的なものに過ぎず、本発明の範囲と精神は後続する請求範囲で示される。
101・・・電子ビーム
102・・・電子線源
103・・・レンズ
104・・・試料室
105・・・搬送機構
106・・・XYステージ
107・・・静電チャック
108・・・試料
109・・・検出器
110・・・表示部
111・・・制御部
112・・・経路生成部
113・・・測定情報入力部
401・・・計測情報群
402・・・境界情報
403・・・計測総数
404・・・経路生成部
405・・・計測順番

Claims (14)

  1. 試料に荷電粒子線を照射して前記試料の検査を行う荷電粒子線装置であって、
    前記荷電粒子線を発生させる電子銃と、
    前記荷電粒子線を偏向・集束させる電子レンズと、
    前記試料を搭載して移動させるためのステージと、
    前記ステージ上に前記試料を保持する静電チャックと、
    前記試料に荷電粒子線を照射する際に、前記試料の複数の検査点の位置によって前記静電チャックの印加電圧を変化させる制御部と、を有し、
    前記試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されており、
    前記複数の領域に対しては、異なる前記静電チャックの印加電圧が設定されており、
    前記制御部は、前記境界線の情報に基づいて、前記静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように前記試料の複数の検査点の検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記複数の検査点が前記複数の領域のいずれに属するか判定し、
    前記判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  3. 請求項において、
    前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
    前記制御部は、
    前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
    前記判定結果を用いて、前記内周領域に属する検査点群を全て検査し、当該内周領域
    における検査終了後に前記外周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  4. 請求項において、
    前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
    前記制御部は、
    前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
    前記判定結果を用いて、前記外周領域に属する検査点群を全て検査し、当該外周領域における検査終了後に前記内周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  5. 請求項2において、
    前記制御部は、予め前記複数の領域に区分されている前記試料を用いて、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  6. 請求項2において、
    前記制御部は、前記試料が前記ステージに載置された後であって、前記検査順序を決定する処理を実行する前に、前記試料における前記境界線を決定して前記複数の領域に前記試料を区分する境界線決定処理を実行することを特徴とする荷電粒子線装置。
  7. 請求項6において、
    前記境界線決定処理は、
    前記制御部が、前記試料の中心部から複数の動径方向に所定距離ずつ試料端部まで検査点を移動させて計測して得た計測結果に基づいて、前記荷電粒子線の歪の等高線を生成し、当該等高線の変化と所定の閾値とを比較することにより、前記境界線を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。
  8. 荷電粒子線装置を用いて、試料を検査する試料検査方法であって、
    前記荷電粒子線装置は、前記荷電粒子線を発生させる電子銃と、前記荷電粒子線を偏向・集束させる電子レンズと、前記試料を搭載して移動させるためのステージと、前記ステージ上に前記試料を保持する静電チャックと、前記試料に荷電粒子線を照射する際に、前記試料の複数の検査点の位置によって前記静電チャックの印加電圧を変化させる制御部と、を有し、
    前記試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されており、
    前記複数の領域に対しては、異なる前記静電チャックの印加電圧が設定されており、
    前記試料検査方法は、
    前記制御部が、前記境界線の情報に基づいて、前記静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように前記試料の複数の検査点の検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。
  9. 請求項8において、
    さらに、前記制御部が、前記複数の検査点が前記複数の領域のいずれに属するか判定するステップと、
    前記制御部が、前記判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定するステップと、
    を有することを特徴とする試料検査方法。
  10. 請求項において、
    前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
    前記判定するステップにおいて、前記制御部は、前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
    前記決定するステップにおいて、前記制御部は、前記判定結果を用いて、前記内周領域に属する検査点群を全て検査し、当該内周領域における検査終了後に前記外周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。
  11. 請求項において、
    前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
    前記判定するステップにおいて、前記制御部は、前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
    前記決定するステップにおいて、前記制御部は、前記判定結果を用いて、前記外周領域に属する検査点群を全て検査し、当該外周領域における検査終了後に前記内周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。
  12. 請求項9において、
    前記制御部は、予め前記複数の領域に区分されている前記試料を用いて、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。
  13. 請求項9において、
    さらに、前記制御部が、前記試料が前記ステージに載置された後であって、前記検査順序を決定する処理を実行する前に、前記試料における前記境界線を決定して前記複数の領域に前記試料を区分する境界線決定処理を実行するステップを有することを特徴とする試料検査方法。
  14. 請求項13において、
    前記境界線決定処理を実行するステップにおいて、前記制御部は、前記試料の中心部から複数の動径方向に所定距離ずつ試料端部まで検査点を移動させて計測して得た計測結果に基づいて、前記荷電粒子線の歪の等高線を生成し、当該等高線の変化と所定の閾値とを比較することにより、前記境界線を決定することを特徴とする試料検査方法。
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