JP6214234B2 - 荷電粒子線装置、及び試料検査方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態による荷電粒子線装置の概略構成を示す図である。本実施形態では、半導体検査装置を例にして説明することとする。
図2は、静電チャック電圧の変更を行う範囲を示す図である。図2に示されるように、試料108上に境界204を設け、試料108を外周部202と内周部203に区分ける。この外周部202にあるチップ上の検査点を測定条件に設定した場合、制御部111は、内周部203から外周部202へ検査点を移動するときに静電チャック電圧を変更する。同様に、外周部202から内周部203に移動して計測を行う場合も静電チャックの電圧を変更する。
図3乃至5を用いて、内周部と外周部の境界算出処理について説明する。図3は、内周部と外周部の境界算出処理を説明するためのフローチャートである。図4は、境界算出する際のステージ移動の概要を示す図である。図5は、境界算出処理によって得られる等高線を示す図である。
図6は、実際に試料を計測するときの全体処理を説明するためのフローチャートである。図7は、経路生成部112の処理概要を示すブロック図である。
図8は、経路生成処理の詳細(従来例)を説明するためのフローチャートである。図9は、図8の処理によって得られる計測経路の例を示す図である。従来例では、例えば1回の計測による移動距離が短くなるように経路が決められている。
図10乃至12は、本発明の実施形態による経路生成について説明するための図である。図10は、経路生成部による経路生成処理(S403)の詳細を説明するためのフローチャートである。
図12の処理に従って経路が生成されると、図13に示すような計測順番となり、静電チャック電圧の変更は経路1001の1回のみとなる。図13において、始点1002は、アライメント動作終了後において、アライメントマーク1003から最短距離にある内周部のパターンとなる。ただし、計測パターンが境界線上に存在する場合は外周部に振り分けるが、これらのパターンを外周計測順番の最初のパターンとする。
(i)本発明の実施形態による半導体検査装置(荷電粒子線装置)では、制御部が、試料に荷電粒子線を照射する際に、試料の複数の検査点の位置によって静電チャックの印加電圧を変化させる。検査対象の試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されている(実施形態では、内周部と外周部に区分されている。ただし、2つの領域に限らず、境界線を規定するための閾値を複数設定すれば、複数の領域に区分される)。そして、制御部は、境界線の情報に基づいて、静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように試料の複数の検査点の検査順序を決定する。具体的には、領域間を跨ぐ検査点の移動を最小限に抑える。つまり、制御部は、試料上の複数の検査点が試料上の複数の領域のいずれに属するか判定する。そして、制御部は、判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、検査順序を決定する。より具体的には、内周部及び外周部に区分されている場合には、内周部から外周部へ、又は外周部から内周部へ、1回の移動で済むように検査点の検査順序を決定する。つまり、内周部に属する検査点群を全て検査し、当該内周部における検査終了後に外周部に属する検査点群を全て検査するように、或いは、外周部に属する検査点群を全て検査し、当該外周部における検査終了後に内周部に属する検査点群を全て検査するように、検査順序を決定する。このようにすることにより、静電チャックの印加電圧を変更する際に生じる総待機時間を短縮することができ、試料検査のスループットを向上させることができるようになる。
102・・・電子線源
103・・・レンズ
104・・・試料室
105・・・搬送機構
106・・・XYステージ
107・・・静電チャック
108・・・試料
109・・・検出器
110・・・表示部
111・・・制御部
112・・・経路生成部
113・・・測定情報入力部
401・・・計測情報群
402・・・境界情報
403・・・計測総数
404・・・経路生成部
405・・・計測順番
Claims (14)
- 試料に荷電粒子線を照射して前記試料の検査を行う荷電粒子線装置であって、
前記荷電粒子線を発生させる電子銃と、
前記荷電粒子線を偏向・集束させる電子レンズと、
前記試料を搭載して移動させるためのステージと、
前記ステージ上に前記試料を保持する静電チャックと、
前記試料に荷電粒子線を照射する際に、前記試料の複数の検査点の位置によって前記静電チャックの印加電圧を変化させる制御部と、を有し、
前記試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されており、
前記複数の領域に対しては、異なる前記静電チャックの印加電圧が設定されており、
前記制御部は、前記境界線の情報に基づいて、前記静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように前記試料の複数の検査点の検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記制御部は、
前記複数の検査点が前記複数の領域のいずれに属するか判定し、
前記判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
前記制御部は、
前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
前記判定結果を用いて、前記内周領域に属する検査点群を全て検査し、当該内周領域
における検査終了後に前記外周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項1において、
前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
前記制御部は、
前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
前記判定結果を用いて、前記外周領域に属する検査点群を全て検査し、当該外周領域における検査終了後に前記内周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項2において、
前記制御部は、予め前記複数の領域に区分されている前記試料を用いて、前記検査順序を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項2において、
前記制御部は、前記試料が前記ステージに載置された後であって、前記検査順序を決定する処理を実行する前に、前記試料における前記境界線を決定して前記複数の領域に前記試料を区分する境界線決定処理を実行することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 請求項6において、
前記境界線決定処理は、
前記制御部が、前記試料の中心部から複数の動径方向に所定距離ずつ試料端部まで検査点を移動させて計測して得た計測結果に基づいて、前記荷電粒子線の歪の等高線を生成し、当該等高線の変化と所定の閾値とを比較することにより、前記境界線を決定することを特徴とする荷電粒子線装置。 - 荷電粒子線装置を用いて、試料を検査する試料検査方法であって、
前記荷電粒子線装置は、前記荷電粒子線を発生させる電子銃と、前記荷電粒子線を偏向・集束させる電子レンズと、前記試料を搭載して移動させるためのステージと、前記ステージ上に前記試料を保持する静電チャックと、前記試料に荷電粒子線を照射する際に、前記試料の複数の検査点の位置によって前記静電チャックの印加電圧を変化させる制御部と、を有し、
前記試料は、少なくとも1つの境界線を介して複数の領域に区分されており、
前記複数の領域に対しては、異なる前記静電チャックの印加電圧が設定されており、
前記試料検査方法は、
前記制御部が、前記境界線の情報に基づいて、前記静電チャックの印加電圧変化が少なくなるように前記試料の複数の検査点の検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項8において、
さらに、前記制御部が、前記複数の検査点が前記複数の領域のいずれに属するか判定するステップと、
前記制御部が、前記判定結果を用いて、一の領域に属する検査点群を全て検査し、当該一の領域の検査終了後に別の領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定するステップと、
を有することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項8において、
前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
前記判定するステップにおいて、前記制御部は、前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
前記決定するステップにおいて、前記制御部は、前記判定結果を用いて、前記内周領域に属する検査点群を全て検査し、当該内周領域における検査終了後に前記外周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項8において、
前記試料は、前記複数の領域として、外周領域と内周領域とに区分されており、
前記判定するステップにおいて、前記制御部は、前記複数の検査点が前記外周領域及び前記内周領域のいずれに属するか判定し、
前記決定するステップにおいて、前記制御部は、前記判定結果を用いて、前記外周領域に属する検査点群を全て検査し、当該外周領域における検査終了後に前記内周領域に属する検査点群を全て検査するように、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項9において、
前記制御部は、予め前記複数の領域に区分されている前記試料を用いて、前記検査順序を決定することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項9において、
さらに、前記制御部が、前記試料が前記ステージに載置された後であって、前記検査順序を決定する処理を実行する前に、前記試料における前記境界線を決定して前記複数の領域に前記試料を区分する境界線決定処理を実行するステップを有することを特徴とする試料検査方法。 - 請求項13において、
前記境界線決定処理を実行するステップにおいて、前記制御部は、前記試料の中心部から複数の動径方向に所定距離ずつ試料端部まで検査点を移動させて計測して得た計測結果に基づいて、前記荷電粒子線の歪の等高線を生成し、当該等高線の変化と所定の閾値とを比較することにより、前記境界線を決定することを特徴とする試料検査方法。
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JP2013132500A JP6214234B2 (ja) | 2013-06-25 | 2013-06-25 | 荷電粒子線装置、及び試料検査方法 |
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