JP6214136B2 - 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6214136B2
JP6214136B2 JP2012156652A JP2012156652A JP6214136B2 JP 6214136 B2 JP6214136 B2 JP 6214136B2 JP 2012156652 A JP2012156652 A JP 2012156652A JP 2012156652 A JP2012156652 A JP 2012156652A JP 6214136 B2 JP6214136 B2 JP 6214136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
cable
image
image reading
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012156652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014022776A (ja
Inventor
正博 井元
正博 井元
康裕 数藤
康裕 数藤
山中 久志
久志 山中
中西 健二
健二 中西
福留 正一
正一 福留
和博 井口
和博 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2012156652A priority Critical patent/JP6214136B2/ja
Publication of JP2014022776A publication Critical patent/JP2014022776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6214136B2 publication Critical patent/JP6214136B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、原稿等を読取る画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
この種の画像読取り装置では、原稿載置ガラスの下方に密着型イメージセンサ(CIS(Contact Image Sensor))を設け、CISにより原稿載置ガラス上に載置された原稿を主走査方向に繰り返し読取りながら、CISを副走査方向に移動させて、原稿を主走査方向及び副走査方向に読取る。
このような画像読取り装置では、CISにより読取られた原稿の画像を示す画像信号を伝送する画像信号伝送ケーブル、及び他の信号や伝送電力を伝送する他のケーブル(例えばCISを移動させるためのモータに駆動信号を伝送する駆動信号伝送ケーブル等)が設けられており、これらのケーブルが引き回されている。
ところが、画像信号伝送ケーブルの画像信号は、外部ノイズの影響を受け易く、例えば駆動信号伝送ケーブルの駆動信号がノイズとなって画像信号に乗ると、読取られた画像に乱れが生じる。このため、一般的には、画像信号伝送ケーブルと駆動信号伝送ケーブルとを離して配置している。例えば、画像信号伝送ケーブルを画像読取り装置の筐体の内部に配置し、駆動信号伝送ケーブルを筐体の外部に配置している。
あるいは、特許文献1では、ノイズの影響を受け易いケーブルとノイズを放射し易いケーブルとを装置本体の左右に振り分け離間させて配置し、これによりケーブル間の信号の干渉や影響を防止している。
また、特許文献2では、電源ハーネスと信号ハーネスをドレインパンを挟んで分離させて配置し、信号ハーネスが電源ハーネスの影響を受けないようにしている。
特開2003−143341号公報 特開2011−257103号公報
ところで、近年、画像読取り装置の更なる省スペース化、小型化、及び薄型化が要望されており、画像信号伝送ケーブル等の各ケーブルの配置スペースが狭くなっている。また、画像読取り装置を支点周りに開閉自在に支持する構成においては、各ケーブルをその支点周りで画像読取り装置から引出して、画像読取り装置の開閉に伴う各ケーブルの移動量を少なくして、各ケーブルにかかる負荷を低減し、また各ケーブルが画像読取り装置の開閉に支障を来たさないようにする必要があり、各ケーブルの配置の自由度が低くなる。更に、各ケーブルの引き回しの作業性が低下しないようにせねばならない。
従って、画像信号伝送ケーブルの画像信号にノイズが乗らないように各ケーブルを配置するのが望ましいものの、その一方で各ケーブルの配置スペースの節減、画像読取り装置の支点周りでの各ケーブルの引出し、各ケーブルの引き回し作業性の改善等の諸条件を満たす必要があり、そのような各ケーブルの配置は困難であった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、画像信号伝送ケーブルの画像信号にノイズが乗らないように各ケーブルを配置しながらも、各ケーブルの配置スペースの節減、画像読取り装置の支点周りでの各ケーブルの引出し、各ケーブルの引き回し作業性の改善等の諸条件を満たすことが可能な画像読取り装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像読取り装置は、原稿の画像を読取る読取り部と、前記読取り部から出力された前記原稿の画像を示す画像信号を伝送する第1ケーブルと、他の信号又は電力を伝送する第2ケーブルとを備えた画像読取り装置であって、前記第1ケーブル及び第2ケーブルは、前記画像読取り装置の筐体の内側から前記筐体に形成された第1開口部及び第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され、前記第1開口部及び第2開口部は、前記第1開口部及び第2開口部の間の壁部を介して隣り合うように配置されている。また、前記第1開口部及び第2開口部の間の壁部は、前記底部から前記底部の上面側及び下面側に延在して設けられている。
このような本発明の画像読取り装置では、第1ケーブル及び第2ケーブルを画像読取り装置の筐体に形成された第1開口部及び第2開口部を通じて外側へと引出している。また、第1開口部及び第2開口部は、第1開口部及び第2開口部の間の壁部を介して隣り合う。従って、第1ケーブル及び第2ケーブルは、概ね一箇所に集められ、第1開口部及び第2開口部に振り分けられて通され、筐体の外側へと引出される。このため、各ケーブルの配置スペースが節減され、各ケーブルの引き回し作業性が改善される。また、第1ケーブル及び第2ケーブルは、第1開口部及び第2開口部の間の壁部の厚みの分だけは離間するので、第1ケーブルの画像信号に対して第2ケーブルの信号や伝送電力がノイズとして乗ることはない。
また、本発明の画像読取り装置においては、前記筐体の外側に、前記第1開口部及び第2開口部を通じて該筐体の外側へと引出された前記第1ケーブル及び第2ケーブルが接続される基板を設けている。
このような基板が設けられた構成においては、第1ケーブル及び第2ケーブルの引き回し長さが短くなり、本発明の適用が有効である。
更に、本発明の画像読取り装置においては、前記画像読取り装置は、他の装置本体に対して支点を中心に開閉可能に取り付けられており、前記第1開口部及び第2開口部を前記支点の近傍に設けている。
この場合は、画像読取り装置の開閉に伴う各ケーブルの移動量が少なくなって、各ケーブルにかかる負荷が低減され、また各ケーブルが画像読取り装置の開閉に支障を来たことがない。
また、本発明の画像読取り装置においては、操作パネルと、前記操作パネルに対して入出力される信号又は電力を伝送する第3ケーブルとを備え、前記第3ケーブルは、前記筐体の内側から前記筐体に形成された第3開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され、前記第3開口部は、前記第1開口部及び第2開口部の少なくとも1つと前記第3開口部との間の壁部を介して隣り合うように配置されている。また、前記第1開口部及び第2開口部の少なくとも1つと前記第3開口部との間の壁部は、前記底部から前記底部の上面側及び下面側に延在して設けられている。
このように操作パネルに対して入出力される信号又は電力を伝送する第3ケーブルを備える場合は、第3ケーブルを通す第3開口部を設けて、第1開口部及び第2開口部の少なくとも1つと第3開口部とが壁部を介して隣り合うようにすることにより、第3ケーブルについても、第1ケーブル及び第2ケーブルと同様の作用効果を得ることができる。
更に、本発明の画像読取り装置においては、前記読取り部により読取られる原稿を搬送する原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置に対して入出力される信号又は電力を伝送する第4ケーブルとを備え、前記第4ケーブルを前記筐体の内側から前記筐体に形成された前記第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出している。
このように原稿搬送装置に対して入出力される信号又は電力を伝送する第4ケーブルを第2開口部を通じて引出した場合、第1ケーブル及び第4ケーブルは、第1開口部及び第2開口部の間の壁部の厚みの分だけは離間するので、第1ケーブルの画像信号に対して第4ケーブルの信号や伝送電力がノイズとして乗ることはない。
また、本発明の画像読取り装置においては、前記筐体の内側で前記第2開口部の一部を覆う覆い壁部を備え、前記第1ケーブルは、前記覆い壁部に沿って配されて前記第1開口部へと導かれ、前記覆い壁部は、前記第1ケーブルと前記第4ケーブルとの間に介在している。
この場合は、第1ケーブルが覆い壁部に沿って配されて第2開口部を超え第1開口部へと導かれる。また、第1ケーブルと第4ケーブルとの間に覆い壁部が介在して、第1ケーブルと第4ケーブルとが離間するので、第1ケーブルの画像信号に対して第4ケーブルの信号や伝送電力がノイズとして乗ることはない。
一方、本発明の画像形成装置は、上記本発明の画像読取り装置と、前記画像読取り装置により読取られた画像を用紙に印刷する印刷部とを備えている。
このような本発明の画像形成装置においても、上記本発明の画像読取り装置と同様の作用効果を相する。
本発明では、第1ケーブル及び第2ケーブルを画像読取り装置の筐体に形成された第1開口部及び第2開口部を通じて外側へと引出している。また、第1開口部及び第2開口部は、第1開口部及び第2開口部の間の壁部を介して隣り合う。従って、第1ケーブル及び第2ケーブルは、概ね一箇所に集められ、第1開口部及び第2開口部に振り分けられて通され、筐体の外側へと引出される。このため、各ケーブルの配置スペースが節減され、各ケーブルの引き回し作業性が改善される。また、第1ケーブル及び第2ケーブルは、第1開口部及び第2開口部の間の壁部の厚みの分だけは離間するので、第1ケーブルの画像信号に対して第2ケーブルの信号や伝送電力がノイズとして乗ることはない。
本発明の画像読取り装置の一実施形態を備えた画像形成装置を正面から見て示す斜視図である。 図1の画像形成装置を示す断面図である。 図1の画像読取り装置及び原稿搬送装置を正面から見て示す断面図である。 画像読取り装置を側方から見て示す断面図である。 画像読取り装置の内部を示す平面図である。 密着型イメージセンサ(CIS)を概略的に示す断面図である。 画像読取り装置のヒンジの近傍箇所にまとめて形成された第1乃至第3開口部及びその周辺を上方から見て拡大して示す平面図である。 (a)、(b)は、第1乃至第3開口部及びその周辺を上方の2方向から見て拡大して示す斜視図である。 第1乃至第3開口部及びその周辺を下方から見て拡大して示す平面図である。 (a)、(b)は、第1乃至第3開口部及びその周辺を下方の2方向から見て拡大して示す斜視図である。 第1乃至第3開口部及び各ケーブルを上方から見て拡大して示す斜視図である。 引出された各ケーブルを基板に接続した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の画像読取り装置の一実施形態を備えた画像形成装置を正面から見て示す斜視図である。この画像形成装置1は、原稿を読取って記録用紙に印刷する複写機能を有しており、画像読取り装置2、原稿搬送装置(ADF)3、印刷部4、及び給紙カセット5等を備えている。
図2は、画像形成装置1を側方から見て示す断面図である。この画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、又は単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。このため、印刷部4においては、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、及び帯電器15を各色に応じた4種類のトナー像を形成するためにそれぞれ4個ずつ設け、それぞれをブラック、シアン、マゼンタ、及びイエローに対応付けて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdを構成している。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、ドラムクリーニング装置14により感光体ドラム13表面の残留トナーを除去及び回収した後、帯電器15により感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させ、光走査装置11により感光体ドラム13表面を露光して、その表面に静電潜像を形成し、現像装置12により感光体ドラム13表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13表面にトナー像を形成する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
引き続いて、中間転写ベルト21を矢印方向Cに周回移動させつつ、ベルトクリーニング装置25により中間転写ベルト21の残留トナーを除去及び回収した後、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像を中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせ、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像を形成する。
中間転写ベルト21と2次転写装置26の転写ローラ26a間にはニップ域が形成されており、用紙搬送経路R1を通じて搬送されて来た記録用紙をそのニップ域に挟み込んで搬送しつつ、中間転写ベルト21表面のカラーのトナー像を記録用紙上に転写する。そして、定着装置17の加熱ローラ31と加圧ローラ32間に記録用紙を挟み込んで加熱及び加圧し、記録用紙上のカラーのトナー像を定着させる。
一方、記録用紙は、ピックアップローラ33により給紙カセット5から引出されて、用紙搬送経路R1を通じて搬送され、2次転写装置26や定着装置17を経由し、排紙ローラ36を介して排紙トレイ39へと搬出される。この用紙搬送経路R1には、記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃えた後、中間転写ベルト21と転写ローラ26a間のニップ域でのカラーのトナー像の転写タイミングに合わせて記録用紙の搬送を開始するレジストローラ34、記録用紙の搬送を促す各搬送ローラ35、排紙ローラ36等が配置されている。
また、記録用紙の表面だけではなく、裏面の印字を行う場合は、記録用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、記録用紙の表裏を反転させ、記録用紙をレジストローラ34へと再度導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
次に、画像形成装置1の本体上部に搭載された画像読取り装置2及び原稿搬送装置3の概略構成を説明する。図3は、画像読取り装置2及び原稿搬送装置3を正面から見て示す断面図である。また、図4は、画像読取り装置2を側方から見て示す断面図である。更に、図5は、画像読取り装置2の筐体45の内部構造等を示す平面図である。
図3において、原稿搬送装置3は、その奥一辺のヒンジ(支点、図示せず)により画像読取り装置2に対して開閉自在に支持されており、その手前部分が上下されることにより開閉される。原稿搬送装置3が開かれると、画像読取り装置2の原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44が開放される。
また、画像読取り装置2は、その奥一辺のヒンジ(支点)42(図5に示す)により画像形成装置1に対して開閉自在に支持されており、その手前部分が上下されることにより開閉される。画像読取り装置2が大きく開かれると、画像形成装置1に内蔵の部品等のメンテナンスを行うことができる。
更に、図5に示すように画像読取り装置2の手前側には、操作パネル41が設けられている。この操作パネル41は、液晶表示装置及びキーボード等を備えている。液晶表示装置の画面には、画像形成装置1の操作を支援するためのイラスト、メッセージ、表示ボタン等が表示される。また、液晶表示装置の画面には、透明なタッチパネルが重ねられており、指が画面に表示されている表示ボタン等に接触すると、タッチパネルにより画面上の表示ボタン等の位置が検出される。キーボードの操作や液晶表示装置の画面上の表示ボタン等の操作により、画像形成装置1、画像読取り装置2、原稿搬送装置3等に対して各種の指示を出すことができる。
図3及び図4に示すように原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44は、画像読取り装置2の筐体45の上側開口部に設けられている。筐体45の上側開口部周縁に縁取り枠45aを設け、縁取り枠45aの内側に原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44を配置して支持し、また各ガラス43、44との間に原稿案内部46を挟み込んでいる。
また、図3乃至図5に示すように筐体45の底部45bに、副走査方向Xに延在するガイド部材48を設けている。
このガイド部材48に主走査方向Yに長い走行体49を載せ、ガイド部材48により走行体49を副走査方向Xにガイドしている。また、走行体49に密着型イメージセンサ(CIS(Contact Image Sensor))51を搭載し、CIS51を原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下面に対して僅かの隙間を開けて保持している。更に、筐体45の内部に移動ユニットMUを設けている。移動ユニットMUは、走行体49に接続された無端状のベルト50を備え、このベルト50を周回移動させて、走行体49を副走査方向Xに移動させる。従って、移動ユニットMUにより走行体49が移動され、ガイド部材48により走行体49がガイドされ、これによりCIS51が原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下方で副走査方向Xに移動されたり位置決めされたりする。
図6は、CIS51を概略的に示す断面図である。図6に示すようにCIS51は、原稿を原稿載置ガラス44又は原稿読取りガラス43を介して照明する一対の棒状光源52、原稿からの反射光を集光するセルフォック(登録商標)レンズアレイ53、及びセルフォックレンズアレイ53を通じて受光した原稿からの反射光を光電変換してアナログの画像信号を出力するラインセンサ54を備えている。
CIS51では、各棒状光源52により原稿読取りガラス43又は原稿載置ガラス44の上の原稿を照明し、セルフォックレンズアレイ53により原稿からの反射光をラインセンサ54に集光し、ラインセンサ54により原稿を主走査方向Yに走査して読取る。
また、図5に示すように移動ユニットMUにおいては、筐体45の底部45bに副走査方向Xに離間して並ぶ一対の軸81、82を突設し、各軸81、82の上端にそれぞれの小プーリ83、84を回転自在に支持し、各小プーリ83、84に無端状のベルト50を架け渡している。図4に示すようにベルト50は、走行体49の底板49aに突設された接続片49fに接続固定されている。
更に、一方の軸82の小プーリ83に大ギヤ86を同芯状に重ねて固定し、小プーリ83と大ギヤ86が共に回転するようにされている。モータ87は、一方の軸82の近傍で筐体45の底部45bに固定されている。モータ87の出力軸に駆動ギヤ88を固定し、駆動ギヤ88と大ギヤ86とを歯合させている。
ここで、モータ87が駆動されて、駆動ギヤ88が回転すると、駆動ギヤ88に歯合している大ギヤ86が回転し、小プーリ83が回転し、ベルト50が周回移動して、小プーリ84が回転する。そして、ベルト50が周回移動すると、ベルト50に接続固定された接続片49fが副走査方向Xに移動し、走行体49がガイド部材48上で副走査方向Xに滑動してガイドされ、CIS51が原稿読取りガラス43及び原稿載置ガラス44の下面に沿って副走査方向Xに移動する。また、モータ87の出力軸の回転方向と回転角度を制御することにより、走行体49及びCIS51の移動方向と移動距離を制御することができる。
また、図4及び図5に示すように筐体45の底部45b上には、走行体49の前側に突設された検出片49gを検出する位置センサ89が設けられている。この位置センサ89により走行体49のイニシャル位置が検出され、この走行体49のイニシャル位置の検出に引き続いて、モータ87の出力軸の回転方向と回転角度が制御されて、走行体49及びCIS51が原稿読取りガラス43の下方の読取り位置に位置決めされたり、走行体49及びCIS51が原稿載置ガラス44の下方で副走査方向Xに移動されたりする。
このような構成の画像読取り装置2においては、移動ユニットMUによりCIS51を副走査方向Xに移動しつつ、CIS51により原稿載置ガラス44上に載置された原稿を読取ったり(第1モード)、移動ユニットMUによりCIS51を位置決めして、CIS51により原稿読取りガラス43上で搬送される原稿を読取ったりする(第2モード)。
詳しくは、第1モードでは、原稿搬送装置3を開いて、原稿を原稿載置ガラス44上に載置し、原稿の先端を原稿案内部46の後端に当接させて、原稿を位置決めし、原稿搬送装置3を閉じる。CIS51は、原稿読取りガラス43の下方の読取り位置で待機しており、移動ユニットMUにより読取り位置から原稿載置ガラス44の下方へと移動され、更に原稿先端から原稿サイズに応じた距離だけ一定速度で副走査方向Xに移動され、原稿を繰り返し主走査方向Yに走査し、その度に、1主走査ラインのアナログ画像信号を出力し、原稿を読取って行く。
第2モードでは、移動ユニットMUによりCIS51が原稿読取りガラス43の下方の読取り位置に位置決めされる。この状態で、原稿搬送装置3の原稿トレイ61上に原稿を載せてセットし、原稿搬送装置3による原稿の搬送を開始させる。原稿搬送装置3では、ピックアップローラ62により原稿トレイ61上の原稿を引出して、原稿を原稿搬送路63を通じて原稿読取りガラス43へと搬送する。このとき、原稿が原稿読取りガラス43の上面を摺接して行き、原稿案内部46により原稿が原稿読取りガラス43の上面から掬い上げられる。更に、原稿は、原稿搬送路63を通じて搬送され、排紙ローラ64から排紙トレイ65へと排出される。原稿搬送路63には、原稿をその先端を揃えてから搬送するレジストローラ66や原稿を搬送する搬送ローラ67等が配置されている。CIS51は、原稿読取りガラス43上を通過して行く原稿を繰り返し主走査方向Yに走査して、この走査の度に、1主走査ラインのアナログ画像信号を出力し、原稿を読取って行く。
このように第1及び第2モードのいずれにおいても、CIS51により原稿が読取られ、CIS51からアナログ画像信号が出力される。図5に示すようにアナログ画像信号は、アナログ画像信号伝送ケーブル71を通じてA/D変換器72に入力され、A/D変換器72によりデジタル画像信号にA/D変換される。そして、デジタル画像信号は、A/D変換器72からデジタル画像信号伝送ケーブル73を通じて筐体45の外部へと導き出され、種々の画像処理を施されてから画像形成装置1の光走査装置11へと伝送され、画像形成装置1の印刷部4により原稿が記録用紙に記録され、この記録用紙が複写原稿として出力される。
ところで、本実施形態の画像読取り装置2においては、図5に示すようにCIS51から出力されたアナログ画像信号を伝送するアナログ画像信号伝送ケーブル71、A/D変換器72から出力されたデジタル画像信号を伝送するデジタル画像信号伝送ケーブル73、移動ユニットMUのモータ87に入力される駆動信号を伝送する駆動信号伝送ケーブル74、位置センサ89に対して入出力されるセンサ信号を伝送するセンサ信号伝送ケーブル75、及び操作パネル41に対して入出力される信号や伝送電力を伝送するパネル信号伝送ケーブル76を備えており、各ケーブル71、73〜76を筐体45の内側で引き回し、各ケーブル73〜76を筐体45の外側へと導き出して、画像形成装置1に内蔵の基板(図示せず)に接続している。また、原稿搬送装置3に対して入出力される信号や伝送電力を伝送する原稿搬送信号伝送ケーブル77を、原稿搬送装置3から画像読取り装置2の筐体45の内側へと導き入れて引き回し、筐体45の外側へと導き出して、画像形成装置1に内蔵の同じ基板に接続している。
これらのケーブルのうちの特にデジタル画像信号伝送ケーブル73については、画像信号にノイズが乗ると、画像品質が低下するため、ノイズの影響を受けないようにする必要がある。例えば、駆動信号伝送ケーブル74には、ノイズの原因となり易いモータ87の駆動信号が伝送されるため、デジタル画像信号伝送ケーブル73を駆動信号伝送ケーブル74から離間させる必要がある。また、他の各ケーブル74〜77についても、信号や伝送電力の干渉を避けるために互いに離間させるのが好ましい。
尚、アナログ画像信号伝送ケーブル71については、筐体45の外側へと導き出されず、他の各ケーブル73〜77に接近したり接触したりすることがなく、他の各ケーブル73〜77の信号や伝送電力の影響を受けることはない。
しかしながら、本実施形態の画像読取り装置2は、省スペース化、小型化、及び薄型化が図られたものであって、それらのケーブル73〜77の配置スペースが狭くなっている。また、画像読取り装置2をヒンジ42により開閉自在に支持していることから、各ケーブル73〜77をヒンジ42周りで画像読取り装置2の筐体45から引出して、画像読取り装置2の開閉に伴う各ケーブル73〜77の移動量を少なくし、各ケーブル73〜77にかかる負荷を低減し、また各ケーブル73〜77が画像読取り装置2の開閉に支障を来たさないようにする必要があり、各ケーブル73〜77の配置の自由度が低くなっている。更に、各ケーブル73〜77の引き回しの作業性が低下しないようにせねばならない。
そこで、本実施形態の画像読取り装置2では、画像読取り装置2のヒンジ(支点)42の近傍箇所(画像読取り装置2の走行体49、CIS51、及び移動ユニットMU等の主要部とヒンジ42との間の箇所)に複数の開口部をまとめて形成し、各ケーブル73〜77をそれぞれの開口部に振り分けて通して筐体45の内側から外側へと導出し、各ケーブル73〜77を画像形成装置1に内蔵の基板に接続している。これにより、各ケーブル73〜77の引き回しの作業性が良好となり、各ケーブル73〜77の配置スペースが節減される。また、各ケーブル73〜77をヒンジ42の近傍箇所に集めて筐体45の外側に引出していることから、画像読取り装置2の開閉に伴う各ケーブル73〜77の移動量が少なくなって、各ケーブル73〜77にかかる負荷が低減され、また各ケーブル73〜77が画像読取り装置2の開閉に支障を来たさないようにすることができる。
また、筐体45の各開口部の間には、それぞれの壁部が介在しており、このために各開口部に通されたそれぞれのケーブルの間の離間距離を少なくとも壁部の厚み以上に維持することができ、これらのケーブルの間の信号や伝送電力の干渉を避けることができる。
次に、本実施形態の画像読取り装置2におけるそのような筐体45の各開口部の構成について詳しく説明する。図7及び図8(a)、(b)は、画像読取り装置2のヒンジ42の近傍箇所にまとめて形成された各開口部及びその周辺を上方から見て拡大して示す平面図及び斜視図である。また、図9及び図10(a)、(b)は、各開口部を下方から見て拡大して示す平面図及び斜視図である。尚、図7〜図10においては、各開口部を明示するために各ケーブル71、73〜77を省略している。
図7〜図10に示すように筐体45の底部45bにおける画像読取り装置2のヒンジ42の近傍部位には、第1開口部91、第2開口部92、及び第3開口部93が形成されている。第1開口部91と第2開口部92との間には第1壁部95が介在している。また、第1開口部91と第3開口部93との間には第2壁部96が介在している。
第1壁部95及び第2壁部96は、筐体45の底部45bの上面側から下面側へと延在している。底部45bの下面側では、矩形枠部98が下方に突出しており、矩形枠部98の対向壁部98a、98bの間に第1壁部95及び第2壁部96が形成され、矩形枠部98により第1乃至第3開口部91〜93が囲まれている。また、底部45bの上面側では、下面側の対向壁部98a、98bにつながる対向壁部99a、99bが上方に突出しており、対向壁部99a、99bの間に第1壁部95及び第2壁部96が形成されている。
更に、底部45bの上面側では、第1壁部95の隣接部位に逆四角錐台状の内側面101bを有するガイド部101が形成され、このガイド部101の内側が第2開口部92となっている。覆い壁部97は、第2壁部96とガイド部101の枠部101aとの間に架け渡されて、第2開口部92の一部を覆っている。
次に、筐体45の第1乃至第3開口部91〜93に通される各ケーブル73〜77について説明する。図11は、第1乃至第3開口部91〜93及び各ケーブル71、73〜77を上方から見て拡大して示す斜視図である。
まず、図5に示すようにアナログ画像信号伝送ケーブル71は、CIS51から引出されたフレキシブルフラットケーブルであり、その幅方向を底部45bに対して垂直にされて、筐体45の底部45b上で副走査方向Xに延在する側隔壁45dの内面に沿って配され、側隔壁45dのスリット45eを通じて側隔壁45dの外側に導かれ、更にA/D変換器72に引き回されて接続されている。そして、図11に示すようにデジタル画像信号伝送ケーブル73は、A/D変換器72から引出されたフレキシブルフラットケーブルであり、その幅方向を底部45bと平行にされて覆い壁部97の上面へと導かれ、覆い壁部97の上面に沿って配されて第2開口部92を超え、更に第1開口部91に通され筐体45の底部45bの下側へと引出されている。
また、図11に示すように駆動信号伝送ケーブル74は、モータ87から引出されたビニールコードであり、筐体45の底部45b上で主走査方向Yに延在するリブ45fの内面に沿って配され、第2開口部92へと導かれ、第2開口部92に通されて筐体45の底部45bの下側へと引出されている。更に、センサ信号伝送ケーブル75は、位置センサ89から引出されたビニールコードであり、駆動信号伝送ケーブル74と交差してリブ45fの外側に引き回され、リブ45fの外面に沿って配され、第2開口部92へと導かれ、第2開口部92に通されて筐体45の底部45bの下側へと引出されている。
更に、パネル信号伝送ケーブル76は、操作パネル41から引出されたフレキシブルフラットケーブルであり、その幅方向を垂直にされて、筐体45の前端壁45gの内面に沿って配され、第3開口部93へと導かれ、90°捻られ折り曲げられてから第3開口部93に通されて筐体45の底部45bの下側へと引出されている。
また、原稿搬送信号伝送ケーブル77は、原稿搬送装置3から引出されたビニールコードであり、原稿搬送装置3から画像読取り装置2の筐体45の内側へと導入されて、ガイド部101へと引き回され、ガイド部101の逆四角錐台状の内側面101bにより導かれ、第2開口部92に通されて筐体45の底部45bの下側へと引出されている。
図12は、筐体45の底部45bの下側へと引出された各ケーブル73〜77を基板に接続した状態を示す斜視図である。図12に示すように画像形成装置1の内側の側部には、制御基板103と、高圧電源基板104とが設けられており、制御基板103が画像読取り装置2のヒンジ42の下方に配置さている。各ケーブル73〜77は、ヒンジ42の近傍箇所にまとめて形成された第1乃至第3開口部91〜93を通じて筐体45の底部45bの下側に引出され、制御基板103に接続されている。
このような構成の画像読取り装置2においては、各ケーブル73〜77を画像読取り装置2のヒンジ42の近傍箇所の第1乃至第3開口部91〜93を通じて筐体45の底部45bの下側に引出して、各ケーブル73〜77をヒンジ42の下方の制御基板103に接続しているので、各ケーブル73〜77の引き回し作業が容易であって、各ケーブル71、73〜77の配置スペースが節減される。また、各ケーブル73〜77をヒンジ42の近傍箇所に集めて筐体45の外側に引出しているので、画像読取り装置2の開閉に伴う各ケーブル73〜77の移動量が少なくて、各ケーブル73〜77にかかる負荷が小さく、また各ケーブル73〜77が画像読取り装置2の開閉に支障を来たすことはない。
一方、駆動信号伝送ケーブル74を通じて伝送されるモータ87の駆動信号は、その電流値が高く、他の各ケーブル73、75〜77の信号に対してはノイズの発生源となる。特に、デジタル画像信号伝送ケーブル73の画像信号は、ノイズ(モータ87の駆動信号)が乗ると、画像品質が低下することから、ノイズの影響を受け易い。
ところが、図5及び図11から明らかなようにデジタル画像信号伝送ケーブル73は、画像読取り装置2のヒンジ42の近傍箇所で駆動信号伝送ケーブル74に接近してはいるものの、デジタル画像信号伝送ケーブル73と駆動信号伝送ケーブル74が第1開口部91と第2開口部92に振り分けて通され、各ケーブル73、74の間に第1壁部95が介在するので、各ケーブル73、74が接触したり接近し過ぎたりすることはなく、デジタル画像信号伝送ケーブル73のデジタル画像信号に駆動信号伝送ケーブル74の駆動信号が乗ることはない。
従って、各画像信号伝送ケーブル71、73の画像信号にはノイズ(モータ87の駆動信号)が乗らず、画像品質が低下することはない。
また、センサ信号伝送ケーブル75のセンサ信号は、画像信号程ではないが、ノイズの影響を受け易い。しかしながら、図11から明らかなようにセンサ信号伝送ケーブル75と駆動信号伝送ケーブル74との間にはリブ45fが介在している。また、リブ45fの一端近傍及び第2開口部92において、センサ信号伝送ケーブル75と駆動信号伝送ケーブル74とが交差又は接触するものの、交差又は接触の長さが短いため、駆動信号伝送ケーブル74の駆動信号がセンサ信号伝送ケーブル75のセンサ信号に対して支障を来たす程の影響を及ぼすことはない。
更に、パネル信号伝送ケーブル76を通じて伝送される信号は、ノイズの影響を受け易い。ところが、図11から明らかなようにパネル信号伝送ケーブル76と駆動信号伝送ケーブル74との間にはリブ45fが介在し、またパネル信号伝送ケーブル76と駆動信号伝送ケーブル74が第3開口部93と第2開口部92に振り分けて通され、第3開口部93と第2開口部92との間に第1開口部91が介在するので、各ケーブル74、76が接触したり接近し過ぎたりすることはなく、パネル信号伝送ケーブル76の信号に駆動信号伝送ケーブル74の駆動信号が乗ることはない。
また、パネル信号伝送ケーブル76及び原稿搬送信号伝送ケーブル77を通じて伝送される伝送電力(電流)は、デジタル画像信号伝送ケーブル73のデジタル画像信号に影響を及ぼす可能性がある。ところが、デジタル画像信号伝送ケーブル73とパネル信号伝送ケーブル76との間には第2壁部96が介在し、またデジタル画像信号伝送ケーブル73と原稿搬送信号伝送ケーブル77との間には覆い壁部97及び第1壁部95が介在するので、デジタル画像信号伝送ケーブル73がパネル信号伝送ケーブル76及び原稿搬送信号伝送ケーブル77に接触したり接近し過ぎたりすることはなく、パネル信号伝送ケーブル76及び原稿搬送信号伝送ケーブル77の伝送電力(電流)がデジタル画像信号伝送ケーブル73のデジタル画像信号に対して支障を来たす程の影響を及ぼすことはない。
また、第1乃至第3開口部91〜93の間には第1壁部95や第2壁部96が介在しているので、デジタル画像信号伝送ケーブル73と、駆動信号伝送ケーブル74と、パネル信号伝送ケーブル76とが互いに接近し過ぎることはなく、信号や伝送電力の干渉が効果的に防止される。
更に、底部45bの下面側では矩形枠部98が下方に突出し、各ケーブル73〜77が矩形枠部98の内側を通っているので、画像読取り装置2がヒンジ42を中心にして大きく開かれても、各ケーブル73〜77が露呈せず、利用者の手が各ケーブル73〜77に不用意に接触するという事態を防止することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 画像形成装置
2 画像読取り装置
3 原稿搬送装置
4 印刷部
5 給紙カセット
11 光走査装置
12 現像装置
13 感光体ドラム
14 ドラムクリーニング装置
15 帯電器
17 定着装置
21 中間転写ベルト
26 2次転写装置
41 操作パネル
42 ヒンジ(支点)
43 原稿読取りガラス
44 原稿載置ガラス
45 筐体
46 原稿案内部
48 ガイド部材
49 走行体
50 ベルト
51 密着型イメージセンサ(読取り部)
71 アナログ画像信号伝送ケーブル
72 A/D変換器
73 デジタル画像信号伝送ケーブル(第1ケーブル)
74 駆動信号伝送ケーブル(第2ケーブル)
75 センサ信号伝送ケーブル
76 パネル信号伝送ケーブル(第3ケーブル)
77 原稿搬送信号伝送ケーブル(第4ケーブル)
91 第1開口部
92 第2開口部
93 第3開口部
95 第1壁部
96 第2壁部
97 覆い壁部
101 ガイド部
103 制御基板(基板)
104 高圧電源基板

Claims (8)

  1. 原稿の画像を読取る読取り部と、前記読取り部から出力された前記原稿の画像を示す画像信号を伝送する第1ケーブルと、他の信号又は電力を伝送する第2ケーブルと、前記読取り部により読取られる原稿を搬送する原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置に対して入出力される信号又は電力を伝送する第4ケーブルとを備えた画像読取り装置であって
    記第1ケーブル及び第2ケーブルは、前記画像読取り装置の筐体の内側から前記筐体に形成された第1開口部及び第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され、
    前記第1開口部及び第2開口部は、前記第1開口部及び第2開口部の間の壁部を介して隣り合うように配置され、
    前記第4ケーブルは、前記筐体の内側から前記筐体に形成された前記第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され、
    前記筐体は、内側で前記第2開口部の一部を覆う覆い壁部が設けられ、
    前記第1ケーブルは、前記覆い壁部に沿って配されて前記第1開口部へと導かれ、
    前記覆い壁部は、前記第1ケーブルと前記第4ケーブルとの間に介在されていることを特徴とする画像読取り装置。
  2. 原稿の画像を読取る読取り部と、前記読取り部から出力された前記原稿の画像を示す画像信号を伝送する第1ケーブルと、他の信号又は電力を伝送する第2ケーブルとを備えた画像読取り装置であって、
    前記第1ケーブル及び第2ケーブルは、前記画像読取り装置の筐体の内側から前記筐体の底部に形成された第1開口部及び第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され
    前記第1開口部及び第2開口部は、前記第1開口部及び第2開口部の間の第1壁部を介して隣り合うように配置され、前記第1壁部は、前記底部から前記底部の上面側及び下面側に延在して設けられていることを特徴とする画像読取り装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取り装置であって、
    前記筐体の外側に、前記第1開口部及び第2開口部を通じて該筐体の外側へと引出された前記第1ケーブル及び第2ケーブルが接続される基板設けられていることを特徴とする画像読取り装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像読取り装置であって、
    前記画像読取り装置は、他の装置本体に対して支点を中心に開閉可能に取り付けられており、前記第1開口部及び第2開口部前記支点の近傍に設けられていることを特徴とする画像読取り装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の画像読取り装置であって、
    操作パネルと、前記操作パネルに対して入出力される信号又は電力を伝送する第3ケーブルとを備え、
    前記第3ケーブルは、前記筐体の内側から前記筐体の底部に形成された第3開口部を通じて前記筐体の外側へと引出され
    前記第3開口部は、前記第1開口部及び第2開口部の少なくとも1つと前記第3開口部との間の第2壁部を介して隣り合うように配置され、前記第2壁部は、前記底部から前記底部の上面側及び下面側に延在して設けられていることを特徴とする画像読取り装置。
  6. 請求項に記載の画像読取り装置であって、
    前記読取り部により読取られる原稿を搬送する原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置に対して入出力される信号又は電力を伝送する第4ケーブルとを備え、
    前記第4ケーブルは、前記筐体の内側から前記筐体の底部に形成された前記第2開口部を通じて前記筐体の外側へと引出されていることを特徴とする画像読取り装置。
  7. 請求項に記載の画像読取り装置であって、
    前記筐体の内側で前記第2開口部の一部を覆う覆い壁部を備え、
    前記第1ケーブルは、前記覆い壁部に沿って配されて前記第1開口部へと導かれ、
    前記覆い壁部は、前記第1ケーブルと前記第4ケーブルとの間に介在されていることを特徴とする画像読取り装置。
  8. 請求項1からのいずれか1つに記載の画像読取り装置と、前記画像読取り装置により読取られた原稿の画像を記録用紙に印刷する印刷部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2012156652A 2012-07-12 2012-07-12 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置 Active JP6214136B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156652A JP6214136B2 (ja) 2012-07-12 2012-07-12 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156652A JP6214136B2 (ja) 2012-07-12 2012-07-12 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014022776A JP2014022776A (ja) 2014-02-03
JP6214136B2 true JP6214136B2 (ja) 2017-10-18

Family

ID=50197252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012156652A Active JP6214136B2 (ja) 2012-07-12 2012-07-12 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6214136B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2735636C2 (ru) * 2018-04-24 2020-11-05 Кэнон Кабусики Кайся Плоский кабель и электронное устройство

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6579749B2 (ja) * 2014-12-26 2019-09-25 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP6651800B2 (ja) * 2015-11-16 2020-02-19 セイコーエプソン株式会社 画像読取装置
JP7123617B2 (ja) * 2018-05-08 2022-08-23 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP7114383B2 (ja) * 2018-07-24 2022-08-08 キヤノン株式会社 画像読取装置
JP7297571B2 (ja) * 2019-07-11 2023-06-26 キヤノン株式会社 画像読取装置及び画像形成装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005074741A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Seiko Epson Corp 電子装置
JP2005236155A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Canon Inc 電子装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2735636C2 (ru) * 2018-04-24 2020-11-05 Кэнон Кабусики Кайся Плоский кабель и электронное устройство
US11133119B2 (en) 2018-04-24 2021-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014022776A (ja) 2014-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6214136B2 (ja) 画像読取り装置、及びそれを備えた画像形成装置
JP5605385B2 (ja) 画像処理装置
US8454014B2 (en) Image forming apparatus and junction unit
US9195213B2 (en) Image forming apparatus including fan to generate air flow in conveyance path in sheet conveyance direction
US9948801B2 (en) Image forming apparatus
JP5675709B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2017224892A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP5413618B2 (ja) 画像形成装置
CN102298286B (zh) 图像形成设备
US11637943B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
JP7151783B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP2012104877A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2012104880A (ja) 画像読取装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2011186879A (ja) キーボードを備える画像処理装置
US9402007B2 (en) Image reading device, image forming apparatus
JP6708487B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2007201773A (ja) 画像形成装置
JP2011061307A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2013083787A (ja) 画像形成装置
JP2011023990A (ja) 画像読取装置およびその画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2024073293A (ja) 画像形成装置
JP2017085400A (ja) 画像形成装置
JP2014066813A (ja) 画像形成装置
JP2022148683A (ja) 画像形成装置
JP2018129632A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6214136

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150