JP6213835B2 - 非接触給電装置の機器検知方法及び非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非接触給電装置の機器検知方法及び非接触給電装置に関するものである。
従来、電磁誘導方式の非接触給電装置は、1次コイルを配置した載置面に電気機器が載置されたことを検知して、1次コイルに高周波電流を通電させて電磁誘導にて電気機器に設けられた受電装置の2次コイルに2次電力を発生させる。
そして、電気機器が1次コイルを配置した載置面に載置されたかどうかの検知方法が種々提案されている。例えば、特許文献1では、電気機器が非接触給電装置に接近することによって1次コイルの自己インダクタンスが変化する点に着目し、通電中に1次コイル端の電圧を検出して、電気機器が1次コイルを接近したかどうか検知している。
特許第469430号公報
ところで、電磁誘導方式の非接触給電装置では、給電能力向上、電気機器への出力電力の増加を実現するために、1次コイルに通電する高周波電流を生成する給電回路(インバータ)の駆動電圧を上げることが行われている。その結果、給電回路(インバータ)の駆動電圧の上昇によって、動作時に大きなスイッチングノイズが発生する問題が生じる。
これに伴って、特許文献1の検知方法のように、通電中の1次コイル端の電圧を検出する場合、1次コイル端に発生する電圧には大きなスイッチングノイズが含まれることになり、精度の高い検出が望めない。しかも、1次コイルの1次電流も増大するため検知能力を維持するためにはフィルタ回路等を設けなければならず回路が大規模化する問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、ノイズの影響を受けることなく精度の高い電気機器の検知を行うことができる非接触給電装置の機器検知方法及び非接触給電装置を提供することにある。
上記課題を解決するための非接触給電装置の機器検知方法は、給電用周波数の高周波電流が通電されて交番磁界を発生する1次コイルに電気機器が配置されたとき、前記1次コイルが前記交番磁界を発生して電磁誘導にて前記電気機器に設けた受電装置の2次コイルに2次電力を発生させるようにした非接触給電装置の機器検知方法であって、前記1次コイルに検知用周波数の高周波電流を通電し、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止直後に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、配線抵抗や内部抵抗等の抵抗成分で決まる過渡特性により減衰する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を検出電圧として検出して、その検出電圧にて電気機器の有無を特定するようにしたことを特徴とする。
また、上記構成において、前記通電停止直後は、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止から、前記相対電圧が、前記電気機器が配置されていない条件で、前記電気機器が配置されたときにその電気機器が配置されていると特定する基準電圧に到達する前までの時間であることが好ましい。
上記課題を解決するための非接触給電装置は、給電用周波数の高周波電流が通電されて交番磁界を発生する1次コイルに電気機器が配置されたとき、前記1次コイルが前記交番磁界を発生して電磁誘導にて前記電気機器に設けた受電装置の2次コイルに2次電力を発生させるようにした非接触給電装置であって、検知用周波数の高周波電流を生成し前記1次コイルに通電する高周波電流生成手段と、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止直後に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、配線抵抗や内部抵抗等の抵抗成分で決まる過渡特性により減衰する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を検出電圧として検出する検出手段と、前記検出手段が検出した検出電圧に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定する特定手段とを有したことを特徴とする。
また、上記構成において、前記通電停止直後は、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止から、前記相対電圧が、前記電気機器が配置されていない条件で、前記電気機器が配置されたときにその電気機器が配置されていると特定する基準電圧に到達する前までの時間であることが好ましい。
また、上記構成において、前記高周波電流生成手段は、前記検知用周波数の高周波電流を複数回間欠に前記1次コイルに通電し、前記検出手段は、その通電停止の度毎に停止直後の検出電圧を検出し、前記特定手段は、前記検出した複数個の検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することが好ましい。
また、上記構成において、前記検出手段は、その通電停止直後の検出電圧を時系列に複数個検出し、前記特定手段は、前記時系列に検出した複数個の検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することが好ましい。
また、上記構成において、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電中に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、配線抵抗や内部抵抗等の抵抗成分で決まる過渡特性により飽和する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を、時系列に複数個サンプリングした相対電圧を第2検出電圧として検出する第2検出手段を有し、前記特定手段は、前記複数個の第2検出電圧に基づいてノイズのレベルを求め、前記ノイズのレベルが小さいとき、前記複数個の第2検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定し、前記ノイズのレベルが大きいとき、前記検出手段が検出する通電停止直後の検出電圧に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することが好ましい。
本発明によれば、ノイズの影響を受けることなく精度の高い電気機器の検知を行うことができる。
実施形態を説明するための非接触給電装置と電気機器を示す全体斜視図。 同じく、給電エリアに設けた1次コイルの配列状態を示す説明図。 同じく、非接触給電装置と電気機器の電気ブロック回路図。 同じく、電気機器の受電装置の電気ブロック回路図。 同じく、基本給電ユニット回路を説明するための電気ブロック回路図。 同じく、ハーフブリッジ回路を説明するための電気回路図。 同じく、基本給電ユニット回路の動作を説明するための各信号波形図。 同じく、検知用周波数を説明するための周波数に対する出力を示す特性図。 同じく、出力電圧の波形の各領域を説明する波形図。 非接触給電装置の別例を説明するための信号波形図。 非接触給電装置の別例を説明するための出力電圧の波形図。 非接触給電装置の別例を説明するための出力電圧の波形図。
以下、本発明を具体化した非接触給電装置の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、非接触給電装置(以下、給電装置という)1とその給電装置1から非接触給電される電気機器(以下、機器という)Eの全体斜視図を示す。
給電装置1は、四角形の板状の筐体2を有し、その上面が平面であって機器Eを載置する載置面3を形成している。載置面3は、複数の四角形状の給電エリアARが区画形成され、本実施形態では、左右方向(横方向)に4個、上下方向(縦方向)方向に6個並ぶように24個の給電エリアARが区画形成されている。
図2に示すように、筐体2内であって、区画形成された各給電エリアARに対応する位置に、給電エリアARの外形形状にあわせて四角形状に巻回された1次コイルL1が配置されている。各給電エリアARの1次コイルL1は、給電エリアAR毎に筐体2内に設けられたそれぞれの基本給電ユニット回路21(図3参照)と接続されている。
各給電エリアARの1次コイルL1は、対応する基本給電ユニット回路21にて給電用周波数fpの高周波電が通電されて交番磁界を放射する。各1次コイルL1は、単独でまたは他の1次コイルL1と協働して通電して、載置面3に載置された機器Eに内設された四角形状に巻回された2次コイルL2に対して非接触給電をする。つまり、筐体2の載置面3に機器Eが載置されると、機器Eの2次コイルL2は、1次コイルL1が放射する給電用周波数fpの交番磁界によって電磁誘導に基づく誘導起電力(2次電力)を発生する。
ここで、給電用周波数fpは、給電エリアARに機器Eが載置された時、機器E側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる共振周波数を給電用周波数fpとしている。従って、機器E側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる給電用周波数fpで1次コイルL1を通電させることにより、機器E側で1次コイルL1から給電された電力が低損失に受電可能となる。
また、各1次コイルL1には、給電用周波数fpの高周波電流の他に、検知用周波数fsの高周波電流が通電されるようになっている。検知用周波数fsの高周波電流は、給電エリアAR(1次コイルL1)に機器Eが載置されたかどうかを検知するために1次コイルL1に通電される。そして、この検知用周波数fsは、以下のように設定している。
図8に示すように、第1共振特性A1は、給電エリアARに何も載置されていない場合の1次コイルL1と1次側共振コンデンサC1(図3参照)の直列回路からなる1次回路における周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。つまり、第1共振特性A1は、給電エリアARに何も載置されていない場合における給電装置1側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
また、第2共振特性A2は、給電エリアARに金属M(図1参照)が載置された場合における給電装置1側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
さらに、第3共振特性A3は、給電エリアARに機器Eが載置された場合における給電装置1側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
そして、この第1〜第3共振特性A1〜A3は、第3共振特性A3、第1共振特性A1、第2共振特性A2の順で共振周波数が高くなることが予め実験、試験等で求められている。しかも、これら周波数帯域は、第1共振特性A1が金属Mや機器Eによるインダクタンスの変動に基づくものであるから、非常に隣接して存在する。
ここで、図8に示すように、第1共振特性A1の特定周波数fk(共振周波数frより高い周波数)にて1次コイルL1を通電している状態で給電エリアARに何も載置しない場合、1次回路のインダクタンス成分は変化しない。そのため、共振特性は第1共振特性A1のまま変化しないことから、1次コイルL1に現れる特定周波数fkに対する出力は中間値Vmidとなる。
また、第1共振特性A1の特定周波数fkにて1次コイルL1を通電している状態で給電エリアARに金属Mを載置した場合、1次回路のインダクタンス成分が載置された金属Mにより変化する。これによって、共振特性が第1共振特性A1から第2共振特性A2にシフトする。その結果、1次コイルL1に現れる特定周波数fkに対する出力は、図8に示すように、最大値Vmaxとなる。
さらに、第1共振特性A1の特定周波数fkにて1次コイルL1を通電している状態で給電エリアARに機器Eを載置した場合、1次回路のインダクタンス成分が載置された機器Eにより変化する。これによって、共振特性が第1共振特性A1から第3共振特性A3にシフトする。その結果、1次コイルL1に現れる特定周波数fkに対する出力は、図8に示すように、最小値Vminとなる。
このことから、第1共振特性A1におけるこの特定周波数fkを、機器検知のための検知用周波数fsとして1次コイルL1を通電する。そして、1次コイルL1に現れる検知用周波数fsに対する出力値(出力電圧Vs)を知ることによって、給電エリアAR上の機器Eの有無、及び、金属Mの有無を検知できることがわかる。
つまり、1次コイルL1に現れる検知用周波数fsに対する出力電圧Vsが最大値Vmax以上のときは、給電エリアAR上の金属Mが載置されていることがわかる。
また、1次コイルL1に現れる検知用周波数fsに対する出力電圧Vsが最小値Vmin以下のときは、給電エリアAR上の機器Eが載置されていることがわかる。
さらに、1次コイルL1に現れる検知用周波数fsに対する出力電圧Vsが最小値Vminと最小値Vminの間にあるときは、給電エリアAR上の機器Eが載置されていないことがわかる。
そして、本実施形態では、これら検知用周波数fs、最大値Vmax、最小値Vminは、事前に試験、実験又は計算等で求められている。
なお、検知用周波数fsの設定は、1次コイルL1上に金属Mを載置する際、金属Mの位置やサイズ等に因らず第1共振特性A1での周波数に対する出力が大きくなるような周波数に設定している。また、検知用周波数fsの設定は、1次コイルL1上に機器Eを載置する際、機器Eの位置やサイズ等に因らず第1共振特性A1での周波数に対する出力が小さくなるような周波数に設定している。
また、機器Eが給電エリアARに載置されたと判断された時、1次コイルL1は給電用周波数fpの高周波電流にて通電される。給電用周波数fpは、前記したように機器E側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる共振周波数としている。
そして、給電のために通電させる際の給電用周波数fpは、検知用周波数fsとの間隔が以下のように設定されている。
図8に示す第4共振特性A4は、給電用周波数fpで最大出力となる共振特性であって、給電エリアARに機器Eが載置された場合の1次コイルL1と対向する機器Eにおいて、前記2次回路における周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。この第4共振特性A4は、1次コイルL1に現れる検知用周波数fsに対する出力は、図8に示すように、最小値Vminよりも小さく0ボルトに近い電圧値Vnになっている。これは、給電用周波数fpと検知用周波数fsの間隔が大きいほど電圧値Vnが小さくなる。
従って、第4共振特性A4の給電用周波数fpで1次コイルL1を通電して給電している給電エリアARがあるとする。そして、その隣接する給電エリアARが検知用周波数fsで1次コイルL1を通電して機器検知している場合、電圧値Vnは小さいことから、給電用周波数fpで1次コイルL1を通電して給電している給電エリアARからの影響は小さい。
ここで、最大値Vmaxと最小値Vminの幅をW1(=Vmax−Vmin)とし、これに対して、第4共振特性A4の検知用周波数fsにおける電圧値Vnと0ボルトの幅をW2(=Vn−0)とする。このとき、W1>W2となる。
従って、第4共振特性A4の給電用周波数fpで1次コイルL1を通電して給電している給電エリアARがあるとする。そして、その隣接する給電エリアARが検知用周波数fsで1次コイルL1を通電して機器検知している場合、W1>W2となることから、給電用周波数fpで1次コイルL1を通電して給電している給電エリアARからの影響は小さい。
つまり、機器E側のインダクタンス成分及びキャパシタンス成分で決まる共振回路において、給電用周波数fpと検知用周波数fsとの間隔がW1>W2となるような、図8に示す第4共振特性A4を持つ共振回路に設定している。
ちなみに、本実施形態では、検知用周波数fsは70kHz付近、給電用周波数fpは140kHz付近に設定している。
次に、給電装置1と機器Eの電気的構成を図3に従って説明する。
(機器E)
まず、機器Eについて説明する。図3において、機器Eは、給電装置1から2次電力を受電する受電装置としての受電回路5と負荷Zを有している。
受電回路5は、図4に示すように、整流回路6と通信回路7を有している。
整流回路6は、機器E側の2次回路を構成する2次コイルL2と2次側共振コンデンサC2の直列回路が接続されている。2次コイルL2は、1次コイルL1が放射する交番磁界に基づいて2次電力を発生し、その2次電力を整流回路6に出力する。
整流回路6は、1次コイルL1の励磁による電磁誘導にて2次コイルL2に発生した2次電力を直流電圧に変換する。そして、整流回路6は、変換した直流電圧を機器Eの負荷Zに供給する。
また、整流回路6が変換した直流電圧は、通信回路7の駆動源としても利用されている。通信回路7は、機器認証信号ID及び給電要求信号RQを生成し、2次コイルL2を介して給電装置1に送信する回路である。機器認証信号IDは、給電装置1に対して該給電装置1にて給電を受けられる機器Eである旨の認証信号である。給電要求信号RQは、給電装置1に対して給電を要求する要求信号である。
機器認証信号ID及び給電要求信号RQは、複数ビットからなる2値化(ハイレベル・ロウレベル)された信号であって、その2値化された信号を、2次側共振コンデンサC2と整流回路6とを接続する受電線に出力する。受電線に2値化された信号が出力されると、給電用周波数fpにて駆動励磁されている1次コイルL1の通電による電磁誘導にて2次コイルL2に流れる2次電流の振幅が2値化された信号に対応して変化する。
この給電用周波数fpの2次電流の振幅変化よって、2次コイルL2が放射する磁束が変化し、その変化した磁束は1次コイルL1に電磁誘導として伝搬し、1次コイルL1に流れる1次電流の振幅を変化させる。
つまり、2値化された信号(機器認証信号ID及び給電要求信号RQ)によって、2次コイルL2の両端子間を流れる給電用周波数fpの2次電流は、振幅変調される。そして、その振幅変調された給電用周波数fpの2次電流の磁束は、1次コイルL1に送信信号として伝搬される。
(給電装置1)
次に、給電装置1について説明する。図3に示すように、給電装置1は、共通ユニット部10と24個の1次コイルL1毎に設けられた基本給電ユニット回路21からなる基本ユニット部20を有している。
(共通ユニット部10)
共通ユニット部10は、電源回路11、基本ユニット部20を統括制御するシステム制御部12、各種データを記憶するメモリ13を備えている。
電源回路11は、整流回路及びDC/DCコンバータを有し、外部から商用電源を入力して整流回路にて整流する。電源回路11は、整流した直流電圧をDC/DCコンバータにて所望の電圧に変換した後、その直流電圧Vddを駆動電源としてシステム制御部12、メモリ13及び基本ユニット部20に出力する。
システム制御部12は、マイクロコンピュータよりなり、基本ユニット部20を制御する。すなわち、システム制御部12は、マイクロコンピュータの制御プログラムに従って、24個の1次コイルL1毎に設けられた基本給電ユニット回路21を統括制御する。
システム制御部12は、各給電エリアARの基本給電ユニット回路21に対して実行する機器検知モード、給電モード及び休止モードを有する。
機器検知モードは、システム制御部12が、各基本給電ユニット回路21の1次コイルL1を検知用周波数fsの高周波電流にてそれぞれ一定期間通電した後にその通電を停止する。そして、システム制御部12は、その通電停止直後の1次コイルL1に流れる1次電流に相対した相対電圧(出力電圧Vs)を取得し、その取得した各相対電圧に基づいて機器E及び金属Mの存在の有無を検知するモードである。
給電モードは、システム制御部12が、機器検知モードの処理で機器Eが載置されていると特定した給電エリアARの基本給電ユニット回路21について、当該基本給電ユニット回路21を給電状態に駆動制御するモードである。
休止モードは、システム制御部12が、機器検知モードの処理で金属Mが載置されていると特定した給電エリアARの基本給電ユニット回路21について、当該基本給電ユニット回路21を休止状態に駆動制御するモードである。
メモリ13は、不揮発性メモリであって、システム制御部12が各種処理動作を行う際に使用する各種のデータを記憶している。また、メモリ13は、24個の各給電エリアARについての記憶領域が割り当てられていて、その割り当てられた記憶領域にはその時々の給電エリアARの情報がそれぞれ記憶されるようになっている。
(基本ユニット部20)
基本ユニット部20は、図3に示すように、各給電エリアAR(各1次コイルL1)に対して設けられた複数(24個)の基本給電ユニット回路21から構成されている。そして、各基本給電ユニット回路21は、システム制御部12との間でデータの授受を行い、システム制御部12にて制御されている。
各基本給電ユニット回路21は、その回路構成が同じであるため説明の便宜上、1つの基本給電ユニット回路21について、図5に従って説明する。
(基本給電ユニット回路21)
図5に示すように、基本給電ユニット回路21は、ハーフブリッジ回路22、ドライブ回路23、電流検出回路24、出力検出回路25及び信号抽出回路26を有している。
(ハーフブリッジ回路22)
図6に示すように、ハーフブリッジ回路22は、公知のハーフブリッジ回路である。ハーフブリッジ回路22は、第1コンデンサCaと第2コンデンサCbを直列に接続した分圧回路と、この分圧回路に対して、第1パワートランジスタQaと第2パワートランジスタQbを直列に接続した直列回路からなる駆動回路が並列に接続されている。第1及び第2パワートランジスタQa,Qbは、本実施形態では、NチャネルMOSFETにて構成されている。
そして、第1コンデンサCaと第2コンデンサCbの接続点N1と、第1パワートランジスタQaと第2パワートランジスタQbの接続点N2との間に、給電装置1側の1次回路を構成する1次コイルL1と1次側共振コンデンサC1の直列回路が接続される。
図7に示すように、第1パワートランジスタQaと第2パワートランジスタQbの各ゲート端子には、ドライブ回路23から駆動信号PSa,PSbが入力される。第1及び第2パワートランジスタQa,Qbは、そのゲート端子にそれぞれ入力される駆動信号PSa,PSbに基づいて交互にオンオフされる。これによって、1次コイルL1を通電する高周波電流が生成される。そして、1次コイルL1は、この高周波電流の通電により、交番磁界を発生する。
(ドライブ回路23)
ドライブ回路23は、システム制御部12から1次コイルL1に流す高周波電流の周波数を制御する制御信号CTを入力し、第1及び第2パワートランジスタQa,Qbのゲート端子にそれぞれ出力する駆動信号PSa,PSbを生成する。つまり、図7に示すように、ドライブ回路23は、制御信号CTに基づいて第1及び第2パワートランジスタQa,Qbを交互にオンオフさせて、1次コイルL1に流す高周波電流の周波数を設定する駆動信号PSa,PSbを生成する。
図7に示すように、駆動信号PSa,PSbは、第1パワートランジスタQaと第2パワートランジスタQbが同時にオンしないようにデットタイムを持たせている。また、第2パワートランジスタQbについては、オフ時間とオン時間を同じで一定にし、第1パワートランジスタQaについては、オン時間を短くしその分オフ時間を長くしている。
ここで、システム制御部12からの制御信号CTは、1次コイルL1を通電する高周波電流の周波数を決定するデータ信号である。
機器検知モードにおいては、システム制御部12は、機器検知のために検知用周波数fsの高周波電流にて1次コイルL1を通電させるための制御信号CTを出力する。従って、機器検知モードにおいては、24個の基本給電ユニット回路21(ドライブ回路23)は、機器検知のための検知用周波数fsの制御信号CTがそれぞれシステム制御部12から出力される。
一方、給電モードにおいては、システム制御部12は、給電のための給電用周波数fpの高周波電流にて1次コイルL1を通電させるための制御信号CTを出力する。従って、給電モードにおいては、24個の基本給電ユニット回路21(ドライブ回路23)は、給電のための給電用周波数fpの制御信号CTがそれぞれシステム制御部12から出力される。
(電流検出回路24)
電流検出回路24は、1次コイルL1の一方の端子とハーフブリッジ回路22の間に設けられ、1次コイルL1に流れるその時々の1次電流を検出し、電流検出信号SG1として出力する。つまり、電流検出回路24は、図7に示す駆動信号PSa,PSbが出力されると、図7に示す電流検出信号SG1を出力する。
(出力検出回路25)
出力検出回路25は、電流検出回路24と接続されている。出力検出回路25は、電流検出回路24が検出した電流検出信号SG1を入力し、電流検出信号SG1に相対した出力電圧に変換し、デジタル値に変換して出力する。出力検出回路25は、包絡線検波回路を含み、電流検出回路24の電流検出信号SG1を同包絡線検波回路にて検波する。つまり、出力検出回路25(包絡線検波回路)は、電流検出信号SG1から該電流検出信号SG1の外側を包んだ図7に示す包絡線波形信号(出力電圧Vs)を生成する。
出力検出回路25は、アナログ値をデジタル値に変換するAD変換器を備え、その時々の出力電圧Vsをデジタル値に変換する。出力検出回路25は、システム制御部12からのサンプリング信号SPに応答してその時の出力電圧Vsのデジタル値を取得して、同システム制御部12に出力するようになっている。
ここで、システム制御部12から各基本給電ユニット回路21の出力検出回路25へのサンプリング信号SPは、それぞれ各出力検出回路25に対して制御信号CTを消失させた直後にサンプリング信号SPをそれぞれ出力するようになっている。つまり、システム制御部12が各出力検出回路25の出力電圧Vsのデジタル値を取得するタイミングは、1次コイルL1に対して検知用周波数fsの高周波電流の通電を停止した直後に設定されている。換言すると、検知用周波数fsの高周波電流の通電が停止されて、図7に示すように出力電圧Vsがゼロボルトに向かって立ち下がり始めた時の、出力電圧Vsのデジタル値を取得する。
詳述すると、図9に示すように、出力電圧Vsは、検知用周波数fsの高周波電流の通電が開始されると、その波形がゼロボルトから上昇し不飽和領域Z1を経て飽和領域Z2になる。そして、出力電圧Vsは、通電が停止されると、その波形が飽和領域Z2から直ちにゼロボルトに向かって減衰していく減衰領域Z3となる。
この出力電圧Vsの推移について、その波形が不飽和領域Z1及び飽和領域Z2にあるときは、1次コイルL1に検知用周波数fsの高周波電流が通電されている時の波形である。つまり、ハーフブリッジ回路22がスイッチング動作して検知用周波数fsの高周波電流を生成し、その高周波電流を1次コイルL1に通電している時の波形である。
従って、ハーフブリッジ回路22のスイッチング動作に起因するスイッチングノイズが高周波電流に含まれて、不飽和領域Z1及び飽和領域Z2における出力電圧Vsの波形に現れる。
これに対して、減衰領域Z3にある波形は、1次コイルL1に検知用周波数fsの高周波電流が通電されていない時の波形である。つまり、ハーフブリッジ回路22がスイッチング動作を停止し検知用周波数fsの高周波電流を生成しないで1次コイルL1が非通電されている時の波形である。換言すると、給電装置1側のインダクタンス成分とキャパシタンス成分、さらに配線抵抗やインダクタンス成分及びキャパシタンス成分の内部抵抗等の抵抗成分で決まる過渡特性により減衰する波形である。
従って、減衰領域Z3における出力電圧Vsの波形には、ハーフブリッジ回路22のスイッチング動作に起因するノイズが現れない。
そこで、本実施形態では、取得タイミングを、ハーフブリッジ回路22のスイッチングノイズのない減衰領域Z3で出力電圧Vsを取得するタイミングと決めている。従って、システム制御部12は、各ドライブ回路23に対して検知用周波数fsを生成するための制御信号CTを消失(1次コイルL1の非通電)直後に、サンプリング信号SPを対応する出力検出回路25にそれぞれ出力するようになっている。その結果、システム制御部12は、スイッチングノイズのない出力電圧Vsのデジタル値を入力することができる。
ここで、取得タイミングを非通電直後としたのは、減衰領域Z3は、時間が経過すると機器Eが載置されていない場合でも出力電圧Vsが機器検知のための最小値Vmin以下に低下するからである。同様に、減衰領域Z3は、時間が経過すると金属Mが載置されている場合でも出力電圧Vsが機器Eの存在の有無を検知するための最大値Vmax以下に低下するからである。
従って、取得タイミングは、機器Eが載置されていない条件で制御信号CTを消失から出力電圧Vsが最小値Vmin以下にならないとともに、金属Mが載置されている条件で制御信号CTを消失から出力電圧Vsが最大値Vmax未満にならないタイミングである。この取得タイミングは、予め試験、実験又は計算等で求めている。
そして、システム制御部12は、取得した各出力検出回路25の出力電圧Vsのデジタル値に基づいて、金属Mの有無、及び、機器Eの有無を特定する。
そして、システム制御部12は、出力電圧Vs(デジタル値)が最大値Vmax以上のときは金属Mが載置されていると特定し、出力電圧Vsが最小値Vmin以下のときは機器Eが載置されていると特定する。また、システム制御部12は、出力電圧Vsが最大値Vmaxと最小値Vminの間にあるときは機器Eが載置されていると特定する。
(信号抽出回路26)
信号抽出回路26は、電流検出回路24と接続されている。信号抽出回路26は、1次コイルL1を給電用周波数fpで通電している間、電流検出回路24からその時の1次コイルL1の1次電流(電流検出信号SG1)を入力する。そして、信号抽出回路26は、載置面3に載置された機器Eの2次コイルL2から送信された振幅変調された送信信号を、電流検出回路24を介して入力する。
信号抽出回路26は、入力した送信信号から機器認証信号ID及び給電要求信号RQを抽出する。信号抽出回路26は、送信信号から機器認証信号ID及び給電要求信号RQの両信号を抽出した時、システム制御部12に許可信号ENを出力する。ちなみに、信号抽出回路26は、機器認証信号ID及び給電要求信号RQのいずれか一方しか抽出しなかった時、又は、両信号とも抽出しなかった時には、システム制御部12に許可信号ENを出力しない。
次に、上記のように構成した非接触給電装置1の作用について説明する。
(機器検知モード)
今、24個の給電エリアAR(1次コイルL1)の基本給電ユニット回路21が順番にシステム制御部12にて一定期間アクセスされ、それが繰り返される。
この時、まず、システム制御部12は、1番目の給電エリアARに設けた基本給電ユニット回路21のドライブ回路23に対して、機器検知のための制御信号CTを出力する。
このとき、システム制御部12はメモリ13に記憶した1番目の給電エリアARの基本給電ユニット回路21のドライブ回路23に検知用周波数fsの制御信号CTを一定時間出力する。ドライブ回路23は、この制御信号CTに応答して1次コイルL1を検知用周波数fsで一定時間通電する。
続いて、システム制御部12は、一定時間経過後、即ち、検知用周波数fsの高周波電流よる1次コイルL1への通電の停止直後にサンプリング信号SPを出力する。システム制御部12は、サンプリング信号SPに応答して出力検出回路25から出力される1番目の給電エリアARの出力電圧Vs(デジタル値)を入力しメモリ13に割り当てられた記憶領域に記憶する。つまり、システム制御部12は、スイッチングノイズが含まれていない減衰領域Z3の出力電圧Vs(デジタル値)を入力する。
次に、システム制御部12は、この出力電圧Vs(デジタル値)に基づいて機器検知の特定を行う。特定は、出力電圧Vsを最大値Vmaxと最小値Vminを比較して行う。1番目の給電エリアARに何もない場合には、出力電圧Vsが最大値Vmaxと最小値Vminの間にある。また、1番目の給電エリアARに機器Eがある場合には、出力電圧Vsが最小値Vmin以下となる。また、1番目の給電エリアARに金属Mがある場合には、出力電圧Vsが最大値Vmax以上となる。
そして、給電エリアARに何もないと特定すると、システム制御部12は、2番目の給電エリアARの機器検知に移る。
なお、システム制御部12は、2番目の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る前に、1番目の該給電エリアARの機器検知の検知結果をメモリ13の1番目の給電エリアARに割り当てられた記憶領域に記憶する。
以後、同様に順番に24番目の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御が行われ、機器検知が行われる。そして、全ての給電エリアARに機器Eが載置されていない場合には、システム制御部12は、2巡目の制御に移り、再び、1番目の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る。
一方、ある給電エリアARにおいて、システム制御部12は、出力電圧Vsが最小値Vmin以下にあると、当該給電エリアARに機器Eが載置されていると特定する。そして、システム制御部12は、当該給電エリアARの基本給電ユニット回路21について給電モードを実行する。
(給電モード)
システム制御部12は、出力電圧Vsに基づいて当該給電エリアARに機器Eが載置されていると特定すると、対応する基本給電ユニット回路21のドライブ回路23に対して給電用周波数fpで通電させるための制御信号CTを出力する。ドライブ回路23は、給電用周波数fpのための制御信号CTに応答して、1次コイルL1を給電用周波数fpで通電する。
この給電用周波数fpで1次コイルL1が通電されると、その磁束が該給電エリアAR上に載置された、機器Eに伝搬する。
このとき、該給電エリアAR上に載置された機器Eの2次コイルL2の間で共振し、機器Eは高い効率の給電を受ける。そして、この高い直流電圧に基づいて機器Eの通信回路7は動作し2値化された信号(機器認証信号ID及び給電要求信号RQ)を出力する。これによって、2次コイルL2の両端子間を流れる給電用周波数fpの2次電流は振幅変調され、振幅変調された給電用周波数fpの2次電流の磁束は、1次コイルL1に送信信号として伝搬される。
信号抽出回路26は、電流検出回路24を介して振幅変調された送信信号を入力する。信号抽出回路26は、入力した送信信号に機器認証信号ID及び給電要求信号RQがあるかどうか判別する。そして、信号抽出回路26は、機器認証信号ID及び給電要求信号RQがある場合には、システム制御部12に許可信号ENを出力する。システム制御部12は、この許可信号ENに応答して、ドライブ回路23に対して給電用周波数fpのための制御信号CTを出力する。ドライブ回路23は、給電用周波数fpのための制御信号CTに応答して、1次コイルL1を給電用周波数fpで通電する。従って、機器Eは給電を受ける。
そして、システム制御部12は、機器Eからの機器認証信号ID等(許可信号EN)を確認しながら、該基本給電ユニット回路21の1次コイルL1への通電を継続しつつ、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る。
なお、システム制御部12は、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る前に、当該給電エリアARは機器Eが載置され給電中ある旨の情報を、メモリ13の当該給電エリアARに割り当てられた記憶領域に記憶する。これによって、次に当該給電エリアARの制御が巡ってきたとき、システム制御部12は、当該給電エリアARについて機器検知モードにならず給電モードを継続し該給電エリアARに載置された機器Eに対して給電を継続する。
ちなみに、該基本給電ユニット回路21の給電を継続している途中において、機器Eからの機器認証信号ID等(許可信号EN)が消失した時、システム制御部12は、該基本給電ユニット回路21の給電のための通電を停止する。
つまり、信号抽出回路26は、機器認証信号ID又は給電要求信号RQがない場合、又はいずれもない場合には、システム制御部12に許可信号ENを出力しない。システム制御部12は、この許可信号ENがないことに基づいて、ドライブ回路23に対して給電用周波数fpのための制御信号CTを消失する。ドライブ回路23は、給電用周波数fpのための制御信号CTの消失に基づいて、給電用周波数fpでの1次コイルL1の給電のための通電を停止する。
そして、当該給電エリアARは、機器検知モードの対象となり、前記した順番で検知用周波数fsの高周波電流にて1次コイルL1が通電されて金属Mの有無及び機器Eの有無の特定が行われる。
一方、ある給電エリアARにおいて、システム制御部12は、出力電圧Vsが最大値Vmax以上あると、当該給電エリアARに金属Mが載置されていると特定する。そして、システム制御部12は、当該給電エリアARの基本給電ユニット回路21について休止モードを実行する。
(休止モード)
システム制御部12は、出力電圧Vsに基づいて当該給電エリアARに金属Mが載置されていると特定すると、対応する基本給電ユニット回路21のドライブ回路23に対して制御信号CTを出力しない。当該給電エリアARを休止状態にする。そして、システム制御部12は、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る。
なお、システム制御部12は、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路21の制御に移る前に、当該給電エリアARは先の機器検知で金属Mが検知された旨の情報を、メモリ13の当該給電エリアARに割り当てられた記憶領域に記憶する。そして、システム制御部12は、次の制御に備える。
そして、システム制御部12は、金属Mが載置されている情報に基づいて、休止状態の給電エリアARについて、最初の金属Mの検知から予め定めた時間(予め定めた巡回した回数)した後、再び機器検知モードを実行するようになっている。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、システム制御部12は、検知用周波数fsの高周波電流の通電を停止させた直後の1次コイルL1に流れる1次電流に相対する出力電圧Vsを取得した。そして、その取得した出力電圧Vsにて機器E及び金属Mの載置の有無を特定するようにした。
従って、通電を停止させた直後に取得した出力電圧Vsは、ハーフブリッジ回路22がスイッチング動作を終了した後の電圧であってハーフブリッジ回路22のスイッチングノイズが含まれない電圧波形から取得した。
その結果、ノイズ除去フィルタを設けることなく給電エリアARに機器E及び金属Mが載置されているかの特定を精度よく行うことができる。
しかも、機器Eへの出力電力の増加を実現するために、ハーフブリッジ回路22に印加する直流電圧Vddを上昇させることによってスイッチングノイズが増大しても該ノイズの影響を受けることはなく精度よく特定することができる。
(2)上記実施形態によれば、検知用周波数fsの高周波電流の通電を停止させた直後の1次コイルL1に流れる1次電流に相対する出力電圧Vsを取得するだけなので、特別な回路を設ける必要がなくシンプルな回路構成で実現できる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、各給電エリアARについて機器検知する際、各1次コイルL1に検知用周波数fsの高周波電流を1回通電し、その1回の通電停止直後の出力電圧Vsを取得して、機器Eが載置されているかどうか特定した。これを、図10に示すように、1つの1次コイルL1に対して検知用周波数fsの高周波電流を複数回(図10では3回)間欠的に連続して通電する。そして、出力検出回路25は、それら通電停止直後の出力電圧Vsを複数個取得する。出力検出回路25は、取得した複数個の出力電圧Vsの平均値を求め、その平均値をシステム制御部12に出力する。
システム制御部12は、取得した複数個の出力電圧Vsの平均値を、最小値Vminと最大値Vmaxと比較する。そして、システム制御部12は、平均値が最大値Vmax以上のときは金属Mが載置されていると特定し、平均値が最小値Vmin以下のときは機器Eが載置されていると特定する。また、システム制御部12は、平均値が最大値Vmaxと最小値Vminの間にあるときは機器Eが載置されていないと特定する。
つまり、検知用周波数fsの高周波電流の通電を停止させた直後に取得する出力電圧Vsを複数回行い、その複数回で得た複数個の出力電圧Vsの平均値を使って給電エリアARに機器E及び金属Mが載置されているかどうかの特定を行う。従って、平均化することで、特定する精度を、より向上させることができる。
なお、この場合、取得した複数個の出力電圧Vsの平均値の演算を、出力検出回路25で行った。これを、出力検出回路25は、取得した複数個の出力電圧Vsをシステム制御部12に出力する。そして、システム制御部12において、この複数個の出力電圧Vsの平均値を求め、その平均値を最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較するようにして実施してもよい。
○上記実施形態では、検知用周波数fsの高周波電流の通電を停止させた直後の出力電圧Vsを1個だけ取得した。
これを、図11に示すように、通電停止から、出力電圧Vsが、機器Eが配置されていない条件で、機器Eが配置された時にその機器Eが配置されていると特定する最小値Vminに到達しない時間までの間に時系列に複数個取得する。なお、図11では、減衰領域Z3にあるポイントP1,P2,P3の3箇所で3個の出力電圧Vsを取得している。
そして、出力検出回路25は、時系列に取得した複数個の出力電圧Vsの平均値を求め、システム制御部12に出力する。システム制御部12は、その平均値に基づいて1次コイルL1に機器Eが配置されたかどうか特定してもよい。この場合、特定に要する時間をかけることなく、特定する精度を、より向上させることができる。
なお、この場合、時系列に取得した複数個の出力電圧Vsの平均値の演算を、出力検出回路25で行った。これを、出力検出回路25は、時系列に取得した複数個の出力電圧をシステム制御部12に出力する。そして、システム制御部12において、時系列に取得した複数個の出力電圧Vsの平均値を求め、その平均値を最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較するようにして実施してもよい。
○上記実施形態では、機器検知を行う場合、通電停止させた直後、すなわち、減衰領域Z3にある出力電圧Vsを取得したが、これを飽和領域Z2にある出力電圧Vsと減衰領域Z3にある出力電圧Vsとを取得し、これらを併用して実施してもよい。
詳述すると、図12に示すように、出力検出回路25において、1次コイルL1が通電中であって、給電装置1側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、配線抵抗や内部抵抗等の抵抗成分で決まる過渡特性で飽和する飽和領域Z2にある出力電圧Vsを時系列に複数個サンプリングする。なお、図12では、飽和領域Z2にあるポイントPa〜Pfの6箇所で6個の出力電圧Vsを取得している。出力検出回路25は、その時々に取得した出力電圧Vs間の偏差を求め、その偏差からノイズの大きさを求めるようにする。
出力検出回路25は、求めたノイズのレベルが予め定めた値より小さい場合には、ノイズによる影響は小さいとして、時系列にサンプリングした複数個の出力電圧Vsの平均値を求める。そして、システム制御部12は、求めた平均値を最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較する。
反対に、求めたノイズのレベルが予め定めた値以上大きかった場合には、ノイズが大きくて飽和領域Z2にある出力電圧Vsを使用できないとして、通電停止させた直後の出力電圧Vsを取得する。そして、システム制御部12は、その取得した出力電圧Vsを最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較する。
従って、ノイズが小さいときには、時系列にサンプリングした複数個の出力電圧Vsの平均値が最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較されるため、精度のよい検知を行うことができる。また、ノイズが大きいときには、通電停止させた直後の出力電圧Vsが最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較されるため、精度のよい検知を行うことができる。
しかも、取得する出力電圧Vsは、同一の波形で行われるため、取得するための時間を増加させることなく最適な検知を行うことができる。
また、ノイズのレベルが予め定めた値以上大きかった場合には、図10に示すように、出力検出回路25は、複数回の通電停止毎に、それら通電停止直後の出力電圧Vsを複数個取得して平均値を求め、その平均値をシステム制御部12に出力する。そして、システム制御部12においてこの平均値を最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較させるように実施してもよい。
勿論、ノイズのレベルが予め定めた値以上大きかった場合には、図11に示すように、出力検出回路25は、検知用周波数fsの高周波電流の通電停止から、減衰領域Z3において時系列に複数個出力電圧Vsを取得する。そして、出力検出回路25は、時系列に取得した複数個の出力電圧Vsの平均値を求め、システム制御部12においてこの平均値を最小値Vmin及び最大値Vmaxと比較させるようにして実施してもよい。
なお、出力検出回路25に代えてシステム制御部12が、時系列にサンプリングした複数個の出力電圧Vsからノイズの大小の判定する処理、及び、ノイズが小さい場合のサンプリングした複数個の出力電圧Vsの平均値の演算を行ってもよい。
○上記実施形態では、2次元方向に1次コイルL1を並設した給電装置1であった。これを、1次元方向に1次コイルL1を複数個並設した給電装置に応用してもよい。勿論、1次コイルL1が1つの給電装置1に応用して実施してもよい。
○上記実施形態では、ハーフブリッジ回路22にて高周波電流を生成したが、フルブリッジ回路等その他の高周波発振回路で実施してもよい。
1…非接触給電装置(給電装置)、2…筐体、3…載置面、5…受電回路、6…整流回路、7…通信回路、10…共通ユニット部、11…電源回路、12…システム制御部(特定手段)、13…メモリ、20…基本ユニット部、21…基本給電ユニット回路、22…ハーフブリッジ回路(高周波電流生成手段)、23…ドライブ回路、24…電流検出回路、25…出力検出回路(検出手段、第2検出手段、特定手段)、26…信号抽出回路、E…電気機器(機器)、Z…負荷、L1…1次コイル、L2…2次コイル、C1,C2…1次側及び2次側共振回路、Ca,Cb…第1及び第2コンデンサ、Qa,Qb…第1及び第2パワートランジスタ、ID…機器認証信号、RQ…給電要求信号、PSa,PSb…駆動信号、CT…制御信号、SG1…電流検出信号、SP…サンプリング信号、fr…共振周波数、fp…給電用周波数、fs…検知用周波数、Vmax…最大値、Vmin…最小値(基準電圧)、Vdd…直流電圧、Vs…出力電圧(検出電圧、第2検出電圧)、Z1…不飽和領域、Z2…飽和領域、Z3…減衰領域、P1〜P3,Pa〜Pf…ポイント。

Claims (7)

  1. 平面であって、給電用周波数の高周波電流が通電されて交番磁界を発生する1次コイルが複数配置された載置面に電気機器が配置されたとき、前記1次コイルが前記交番磁界を発生して電磁誘導にて前記電気機器に設けた受電装置の2次コイルに2次電力を発生させるようにした非接触給電装置の機器検知方法であって、
    前記1次コイルに検知用周波数の高周波電流を通電し、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止直後に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、および、抵抗成分で決まる過渡特性により減衰する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を検出電圧として検出して、その検出電圧にて各前記1次コイルに対して前記電気機器が配置されているかを特定することを特徴とする非接触給電装置の機器検知方法。
  2. 請求項1に記載の非接触給電装置の機器検知方法において、
    前記通電停止直後は、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止から、前記相対電圧が、前記電気機器が配置されていない条件で、前記電気機器が配置されたときにその電気機器が配置されていると特定する基準電圧に到達する前までの時間であることを特徴とする非接触給電装置の機器検知方法。
  3. 平面であって、給電用周波数の高周波電流が通電されて交番磁界を発生する1次コイルが複数配置された載置面に電気機器が配置されたとき、前記1次コイルが前記交番磁界を発生して電磁誘導にて前記電気機器に設けた受電装置の2次コイルに2次電力を発生させるようにした非接触給電装置であって、
    検知用周波数の高周波電流を生成し前記1次コイルに通電する高周波電流生成手段と、
    前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止直後に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、および、抵抗成分で決まる過渡特性により減衰する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を検出電圧として検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した検出電圧に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定する特定手段とを有し
    各前記1次コイルに対して前記電気機器が配置されたかどうか特定することを特徴とする非接触給電装置。
  4. 請求項3に記載の非接触給電装置において、
    前記通電停止直後は、前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電停止から、前記相対電圧が、前記電気機器が配置されていない条件で、前記電気機器が配置されたときにその電気機器が配置されていると特定する基準電圧に到達する前までの時間であることを特徴とする非接触給電装置。
  5. 請求項3又は4に記載の非接触給電装置において、
    前記高周波電流生成手段は、前記検知用周波数の高周波電流を複数回間欠に前記1次コイルに通電し、
    前記検出手段は、その通電停止の度毎に停止直後の検出電圧を検出し、
    前記特定手段は、前記検出した複数個の検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することを特徴とする非接触給電装置。
  6. 請求項3又は4に記載の非接触給電装置において、
    前記検出手段は、その通電停止直後の検出電圧を時系列に複数個検出し、
    前記特定手段は、前記時系列に検出した複数個の検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することを特徴とする非接触給電装置。
  7. 請求項3〜6の何れか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記1次コイルへの前記検知用周波数の高周波電流の通電中に、非接触給電装置側のインダクタンス成分、キャパシタンス成分、および、抵抗成分で決まる過渡特性により飽和する前記1次コイルに流れる1次電流に相対する相対電圧を、時系列に複数個サンプリングした相対電圧を第2検出電圧として検出する第2検出手段を有し、
    前記特定手段は、前記複数個の第2検出電圧に基づいてノイズのレベルを求め、前記ノイズのレベルが小さいとき、前記複数個の第2検出電圧の平均値に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定し、前記ノイズのレベルが大きいとき、前記検出手段が検出した通電停止直後の検出電圧に基づいて前記1次コイルに前記電気機器が配置されたかどうか特定することを特徴とする非接触給電装置。
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