JP5903624B2 - 非接触電力伝達装置の駆動方法及び非接触電力伝達装置 - Google Patents
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Description
また、上記構成において、前記載置面に区画形成された給電エリアは、複数区画形成され、その複数の区画形成された各給電エリアにそれぞれ1次コイルが配置され、各給電エリアの1次コイルは、それぞれ前記第1共振周波数と第2共振周波数とが切替可能に励磁駆動されることが好ましい。
を備え、前記1次コイルを前記第1共振周波数で励磁駆動させている時、前記1次コイルに流れる1次電流に基づいて、金属又は前記金属以外の物体が前記給電エリアに存在しているかどうか判断する存在検知回路と、前記1次コイルを前記第2共振周波数で励磁駆動させている時、前記1次コイルに流れる前記1次電流に基づいて、給電する前記電気機器が前記給電エリアに載置されたかどうか判断する電気機器判断回路とを備えたことを特徴とする。
図1は、非接触電力伝達装置(以下、給電装置という)1とその給電装置1から非接触給電される電気機器(以下、機器という)Eの全体斜視図を示す。
図7に示す第1共振特性ALは、給電エリアARに何も載置されていない場合の1次コイルL1と共振コンデンサC(図3参照)の直列回路からなる1次側回路における周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
さらに、図7に示す第3共振特性CLは、給電エリアARに機器Eが載置された場合の1次コイルL1と対向する機器Eにおいて、2次コイルL2と共振コンデンサCx(図3参照)からなる2次側回路における周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
図7に示す第4共振特性DLは、第2共振周波数fr2で最大出力となる共振特性であって、給電エリアARに機器Eが載置された場合の1次コイルL1と対向する機器Eにおいて、前記2次側回路における周波数に対する1次コイルL1の出力を示す。
(機器E)
まず、機器Eについて説明する。図3において、機器Eは、給電装置1から2次電力を受電する受電装置としての受電回路8と負荷Zを有している。
整流回路8aは、2次コイルL2と共振コンデンサCxの直列回路よりなる機器Eの2次側回路に接続されている。整流回路8aは、給電装置1の1次コイルL1の励磁による電磁誘導にて2次コイルL2に励磁給電された2次電力をリップルのない直流電圧に変換する。このとき、1次コイルL1が前記第2共振周波数fr2で励磁駆動されているため、機器E側で決まる第2共振周波数fr2で動作させることから効率の高い励磁給電が行われる。そして、整流回路8aは、変換した直流電圧を機器Eの負荷Zに供給する。
次に、給電装置1について説明する。図3に示すように、給電装置1は、共通ユニット部10と基本ユニット部20を有している。
図4に示すように、基本給電ユニット回路4は、フルブリッジ回路21、ドライブ回路22、1次電流検出回路23、存在検知回路24及び信号抽出回路25を有している。
ちなみに、物体の存在検知時には、ドライブ回路22は、システム制御部12からの励磁制御信号CTに基づいて、各組を交互にオン・オフ(フル・ブリッジ動作)させて、1次コイルL1を励磁する駆動信号PSa,PSb,PSc,PSdを生成する。このとき、ドライブ回路22は、1次コイルL1を第1共振周波数fr1で励磁駆動されるための駆動信号PSa,PSb,PSc,PSdを生成する。
1次電流検出回路23は、1次コイルL1の一方の端子とフルブリッジ回路21の間に設けられ、1次コイルL1に流れるその時々の1次電流を検出する。
また、存在検知回路24は、存在検知電圧Vkが下側基準値Vk1以下(Vk≦Vk1)にある時、給電エリアARに機器Eが載置されていると判断する。
システム制御部12は、上記のように構成されて24個の基本給電ユニット回路4を統括制御する。システム制御部12は、24個の基本給電ユニット回路4を、スキャンして順次一定の期間制御する。本実施形態では、図1に示す載置面3の左端の縦1列目の各給電エリアARの基本給電ユニット回路4について、最上側の給電エリアARの基本給電ユニット回路4から最下側の給電エリアARの基本給電ユニット回路4に向かって順番に制御する。
(第1共振周波数fr1の設定処理)
まず、金属Mや機器Eの検知のために各給電エリアARの1次コイルL1を励磁する第1共振周波数fr1を設定するため第1共振周波数調整モードについて説明する。
次に、各給電エリアARに載置される機器Eの給電処理について説明する。
今、1つの給電エリアARの基本給電ユニット回路4がシステム制御部12にて一定期間アクセスされる。
このとき、該給電エリアAR上に載置された物体が、機器Eの場合には機器Eの2次コイルL2の間で共振し、機器Eは高い効率の給電を受ける。そして、この高い直流電圧に基づいて機器Eの通信回路8bは動作し2値化された信号(器認証信号ID及び励磁要求信号RQ)を出力する。これによって、2次コイルL2の両端子間を流れる第2共振周波数fr2の2次電流は振幅変調され、振幅変調された第2共振周波数fr2の2次電流の磁束は、1次コイルL1に送信信号として伝搬される。
なお、システム制御部12は、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路4の制御に移る前に、当該給電エリアARには金属Mではない物体が載置されている旨の情報を、不揮発性メモリ13の当該給電エリアARに割り当てられた記憶領域に記憶する。
(1)機器Eに給電中である情報。
(3)金属Mではない物体が載置されている情報。
(4)金属Mが載置されている情報。
1巡し、先に不揮発性メモリ13に記憶された当該給電エリアARの情報が、給電中の情報である場合、システム制御部12は、この情報に基づいて、ドライブ回路22に対して給電のための励磁制御信号CTを継続して出力する。ドライブ回路22は、給電のための励磁制御信号CTに応答して、1次コイルL1を第2共振周波数fr2で励磁駆動する。
1巡し、先に不揮発性メモリ13に記憶された当該給電エリアARの情報が、何も載置されていない情報である場合、システム制御部12は、この情報に基づいて、先の制御と同様にドライブ回路22に対して存在検知のための励磁制御信号CTを出力する。ドライブ回路22は、存在検知のための励磁制御信号CTに応答して、1次コイルL1を第1共振周波数fr1で励磁駆動する。
この励磁駆動によって、存在検知回路24は、1次電流検出回路23からの存在検知電圧Vkが、下側基準値Vk1と上側基準値Vk2の間(Vk1<Vk<Vk2)にある時、同様に、システム制御部12に対して、何も存在しない旨の検出信号SGxを出力する。システム制御部12は、この検出信号SGxに応答して、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路4の制御に移る。
また、このとき、1次電流検出回路23から入力した存在検知電圧Vkが、上側基準値Vk2以上の時、存在検知回路24は、システム制御部12に対して、金属Mが載置されている旨の検出信号SGxを出力する。システム制御部12は、この検出信号SGxに応答して、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路4の制御に移る。
また、このとき、1次電流検出回路23から入力した存在検知電圧Vkが、下側基準値Vk1以下の時、存在検知回路24は、システム制御部12に対して、金属M以外の物体が載置されている旨の検出信号SGxを出力する。システム制御部12は、この検出信号SGxに応答して、システム制御部12は、この検出信号SGxに応答して、ドライブ回路22に対して給電のための励磁制御信号CTを出力する。
この励磁駆動によって、その磁束が該給電エリアAR上に載置された、物体に伝搬する。給電エリアAR上に載置された物体が、機器Eの場合には機器E側で決まる第2共振周波数fr2で動作することから、機器Eは高い効率の給電を受ける。そして、この高い直流電圧に基づいて機器Eの通信回路8bは動作し機器認証信号ID及び励磁要求信号RQを出力する。
一方、信号抽出回路25は、機器認証信号ID又は励磁要求信号RQがない場合、又はいずれもない場合には、システム制御部12に許可信号ENを出力しない。システム制御部12は、この許可信号ENがないことに基づいて、ドライブ回路22に対して給電のための励磁制御信号CTを消失する。ドライブ回路22は、給電のための励磁制御信号CTの消失に基づいて、第2共振周波数fr2による1次コイルL1の給電のための励磁駆動を停止する。そして、システム制御部12は、この励磁制御信号CTを消失して、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路4の制御に移る。
1巡し、先に不揮発性メモリ13に記憶された当該給電エリアARの情報が、金属Mでない物体が載置されている情報である場合、システム制御部12は、この情報に基づいて、先の制御と同様にドライブ回路22に対して給電のための励磁制御信号CTを出力する。ドライブ回路22は、給電のための励磁制御信号CTに応答して、1次コイルL1を第2共振周波数fr2で励磁駆動する。
1巡し、先に不揮発性メモリ13に記憶された当該給電エリアARの情報が、金属Mが載置されている情報である場合、システム制御部12は、この情報に基づいて、ドライブ回路22に対して存在検知のための励磁制御信号CTを出力しない。そして、システム制御部12は、次の給電エリアARの基本給電ユニット回路4の制御に移る。
(1)上記実施形態によれば、給電エリアARに配置した1次コイルL1を第1共振周波数fr1と第2共振周波数fr2を適宜選択して励磁駆動できるようにした。そして、第1共振周波数fr1は、1次コイルL1と共振コンデンサCからなる1次側回路で決まる共振周波数に基づいて設定した励磁周波数である。また、第2共振周波数fr2は、機器Eを載置した状態における機器Eに設けた受電回路8の2次コイルL2のインダクタ成分と共振コンデンサCxの容量成分できまる共振周波数である。
(4)上記実施形態によれば、第2共振周波数fr2にて1次コイルL1を駆動励磁して、給電エリアARに存在する物体が機器Eでないと判断した時、1次コイルL1への第2共振周波数fr2による駆動励磁を停止した。
(5)上記実施形態によれば、給電エリアARに存在する物体が機器Eかどうかの判断は、前記1次コイルの第2共振周波数による駆動励磁に基づいて受電した2次電力にて、機器Eから出力される情報の有無に基づいて判断した。従って、誤検出することなく正確に機器Eを判断することができる。
しかも、本実施形態では、各給電エリアARの1次コイルL1は、順番に巡回して励磁駆動動作を繰り返して、物体の存在検知を行うようにした。従って、その時々でどの給電エリアARに金属Mが載置されたか、又は、機器Eが載置されたかを検出することができる。
(9)上記実施形態によれば、給電エリアARの1次コイルの先の励磁駆動で、該給電エリアARに物体が存在しないと判断されている場合には、第1共振周波数fr1にて1次コイルL1を物体存在検知のために励磁駆動した。そして、新たに該1次コイルL1に流れる1次電流に基づいて、該給電エリアARに存在する物体の有無を判断するようにした。従って、金属Mの検知及び機器Eの存在検知の状態が常時保持され、検知に基づく制御を即座に対応することができる。
従って、各給電エリアARの1次コイルL1毎に、最適な第1共振周波数fr1がその時々で設定され励磁されるため、精度の高い金属検知ができる。
○上記実施形態では、載置面3に24個の給電エリアARを形成したが、これに限定されるものではなく、給電エリアARの数を適宜変更した給電装置1に応用してもよい。
○上記実施形態では、特に載置面3に発光ダイオード等から表示灯を設けなかった。これを、載置面3に、各給電エリアARに対応する数の表示灯を設ける。
○上記実施形態では、第2共振周波数fr2の設定について特に詳細に説明しなかったが、機器Eを各給電エリアARに載置させる。この状態で、1次コイルL1を励磁駆動させ、2次コイルL2と共振コンデンサCxからなる2次側回路を共振させる共振周波数を第2共振周波数fr2として設定するようにしてもよい。
Claims (19)
- 載置面に区画形成された給電エリアに電気機器が載置され、その電気機器に設けた受電装置の2次コイルに対して、前記給電エリアに配置した1次コイルを励磁して電磁誘導を利用して給電を行う非接触電力伝達装置の駆動方法であって、
前記1次コイルとその1次コイルと1次側回路を構成するコンデンサにより決まる周波数付近の第1共振周波数と、前記1次コイルが前記2次コイルが対向された状態において2次側のインダクタ成分と2次側のコンデンサ容量成分により決まる周波数付近の第2共振周波数とで、前記1次コイルを切替可能に励磁駆動させるようにして、
前記第1共振周波数にて前記1次コイルを金属や電気機器の検知のために励磁駆動し、その1次コイルに流れる1次電流に基づいて、前記給電エリアに存在する金属の有無を判断し、
前記給電エリアに前記金属が存在する時、又は、前記給電エリアに何も存在しない時、前記第1共振周波数及び第2共振周波数による前記1次コイルの励磁駆動を休止し、
前記給電エリアに前記金属以外の物体が存在する時、前記第2共振周波数にて前記1次コイルを電気機器の検知のために励磁駆動し、その1次コイルに流れる1次電流に基づいて、前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器かどうかを判断し、
前記物体が電気機器の時、前記第2共振周波数にて前記1次コイルを給電のために励磁駆動を行うことを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項1に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器かどうかの判断は、前記1次コイルの第2共振周波数による駆動励磁に基づいて受電した2次電力にて、電気機器から出力される情報の有無に基づいて判断されることを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項1又は2に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断した時、前記1次コイルへの第2共振周波数による駆動励磁を休止することを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記載置面に区画形成された給電エリアは、複数区画形成され、その複数の区画形成された各給電エリアにそれぞれ1次コイルが配置され、各給電エリアの1次コイルは、それぞれ前記第1共振周波数と第2共振周波数とが切替可能に励磁駆動されることを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項4に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記各給電エリアの1次コイルは、順番に巡回して励磁駆動動作を繰り返すものであり、
励磁制御する給電エリアの1次コイルにおける先の励磁駆動が、給電のための第2共振周波数による励磁駆動の場合、該1次コイルを前記第1共振周波数で励磁駆動することなく前記第2共振周波数で励磁駆動させた後、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項5に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
励磁制御する給電エリアの1次コイルにおける前記先の励磁駆動が、給電エリアに存在する物体が金属と判断されている場合、該1次コイルを第1共振周波数及び第2共振周波数で励磁駆動することなく次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項5又は6に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
励磁制御する給電エリアの1次コイルにおける前記先の励磁駆動が、給電エリアに何も存在しないと判断されている場合、前記第1共振周波数にて前記1次コイルを金属や電気機器の検知のために励磁駆動し、その1次コイルに流れる1次電流に基づいて、前記給電エリアに存在する金属及び金属以外の物体の有無を判断することを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項7に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断した時、前記1次コイルへの第2共振周波数による駆動励磁を休止し、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移り、
前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器と判断した時、前記第2共振周波数で励磁駆動させつつ、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 請求項7に記載の非接触電力伝達装置の駆動方法において、
前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断した時、次に制御される隣接する給電エリアが先の励磁駆動によって、その次の給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断されている時、両給電エリアの1次コイルを同時に前記第2共振周波数で励磁駆動させて、物体が電気機器かどうか判断することを特徴とする非接触電力伝達装置の駆動方法。 - 載置面に区画形成された給電エリアに電気機器が載置され、その電気機器に設けた受電装置の2次コイルに対して、前記給電エリアに配置した1次コイルを励磁して電磁誘導を利用して給電を行う非接触電力伝達装置であって、
前記1次コイルとその1次コイルと1次側回路を構成するコンデンサにより決まる周波数付近の第1共振周波数にて前記1次コイルを励磁駆動させるための第1駆動信号と、前記1次コイルが前記2次コイルが対向された状態において2次側のインダクタ成分とコンデンサ容量成分により決まる周波数付近の第2共振周波数にて前記1次コイルを励磁駆動させるための第2駆動信号とを生成する信号生成回路と、
前記信号生成回路からの前記第1駆動信号又は前記第2駆動信号を入力し、前記第1駆動信号又は前記第2駆動信号に基づいて、前記1次コイルを第1共振周波数又は前記第2共振周波数で励磁駆動させる励磁回路と、
前記信号生成回路に対して、前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とを切り替えて生成するように制御する励磁制御信号を出力する制御回路と
を備え、
前記1次コイルを前記第1共振周波数で励磁駆動させている時、前記1次コイルに流れる1次電流に基づいて、金属又は前記金属以外の物体が前記給電エリアに存在しているかどうか判断する存在検知回路と、
前記1次コイルを前記第2共振周波数で励磁駆動させている時、前記1次コイルに流れる前記1次電流に基づいて、給電する前記電気機器が前記給電エリアに載置されたかどうか判断する電気機器判断回路と
を備えたことを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項10に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、前記信号生成回路から前記第1駆動信号を出力させ、前記励磁回路を介して前記1次コイルを前記第1共振周波数にて励磁駆動させて、前記存在検知回路から前記給電エリアに存在する前記金属又は前記金属以外の物体の有無情報を取得するとともに、
前記制御回路は、前記信号生成回路から前記第2駆動信号を出力させ、前記励磁回路を介して前記1次コイルを前記第2共振周波数にて励磁駆動させて、前記電気機器判断回路から、前記給電エリアに存在する前記金属以外の物体が給電を受ける前記電気機器かどうかの情報を取得することを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項11に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路が取得する前記存在検知回路からの前記給電エリアに存在する物体の有無情報には、前記給電エリアに何も存在しない情報を含むことを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項10〜12のいずれか1つに記載の非接触電力伝達装置において、
前記載置面に区画形成された前記給電エリアは、複数区画形成され、その複数の区画形成された前記各給電エリアにそれぞれ前記1次コイルが配置され、
前記各給電エリアの前記1次コイルに対して、前記信号生成回路、前記励磁回路、前記電気機器判断回路及び前記存在検知回路からなる基本給電ユニット回路を有し、前記各基本給電ユニット回路は、1つの前記制御回路にて統括制御されることを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項13に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、前記各給電エリアの1次コイルは、順番に巡回して励磁駆動されるものであり、
前記制御回路は、励磁制御する給電エリアの1次コイルにおける先の励磁駆動が、給電のための第2共振周波数による励磁駆動であった場合、該1次コイルを前記第1共振周波数で励磁駆動することなく前記第2共振周波数で励磁駆動させた後、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項14に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、励磁制御する給電エリアが前記先の励磁駆動によって、給電エリアに存在する物体が金属と判断されている場合、該1次コイルを前記第1共振周波数及び前記第2共振周波数で励磁駆動することなく次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項14に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、励磁制御する給電エリアが前記先の励磁駆動によって、給電エリアに物体が存在しないと判断されている場合、前記第1共振周波数にて前記1次コイルを金属や電気機器の検知のために励磁駆動し、その1次コイルに流れる1次電流に基づいて、前記給電エリアに存在する物体の有無を判断させることを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項16に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断した時、前記1次コイルへの前記第2共振周波数による駆動励磁を休止し、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移り、
前記制御回路は、前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器と判断した時、前記第2共振周波数で励磁駆動させつつ、次の給電エリアの1次コイルの励磁制御に移ることを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項16に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、前記給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断した時、次に制御される隣接する給電エリアが先の励磁駆動によって、その次の給電エリアに存在する物体が前記電気機器でないと判断されている時、両給電エリアの1次コイルを同時に前記第2共振周波数で励磁駆動させて、物体が電気機器かどうか判断することを特徴とする非接触電力伝達装置。 - 請求項10〜18のいずれか1項に記載の非接触電力伝達装置において、
前記制御回路は、前記第1共振周波数を設定するために、前記励磁回路を介して前記1次コイルを複数の補正共振周波数を励磁させるための励磁制御信号を信号生成回路に出力するとともに、
制御回路は、前記各補正共振周波数にて前記1次コイルを励磁駆動した時、前記存在検知回路からの各補正共振周波数の励磁駆動に基づく情報に基づいて、前記第1共振周波数を求め、その求めた前記第1共振周波数で1次コイルを励磁駆動させるための前記励磁制御信号を前記信号生成回路に出力することを特徴とする非接触電力伝達装置。
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