JP6213097B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出装置に関する。
特許文献1には、ヘッドが使用されないとき(ヘッドの休止時)に、吐出口と対向する空間(吐出空間)を外部空間から隔離した後(キャッピング後)に当該空間を加湿する液体吐出装置が記載されている。この加湿メンテナンスは、ヘッドの長手方向の一端に配置された空気排出口から吐出空間内の空気を排出し、且つ加湿空気を、ヘッドの長手方向の他端に配置された空気供給口から空間内に供給することにより行われる。
特開2011−207091号公報
ところで、ヘッドがキャッピングされていないときは、吐出口が外部空間に露出されている。このため、吐出口の液体が乾燥する。ヘッドが使用されているとき(記録媒体への画像記録時)に、インクの吐出が行われていない吐出口については、吐出口の液体が乾燥する。これらの吐出口の乾燥抑制を目的として、当該吐出口からインクを排出するフラッシングを行う技術が知られている。しかしながら、このようなフラッシングは、液体の消費量が増大する問題を生じる。
そこで、本発明の目的は、吐出口近傍の液体の乾燥を抑制することが可能な液体吐出装置を提供することである。
本発明の液体吐出装置は、記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、記録媒体に液体を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する記録ヘッドと、前記吐出面と対向する対向面及び前記対向面に開口がそれぞれ形成された少なくとも1つの凹部を有し、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体を支持する支持部と、少なくとも水を含む加湿液を貯留する貯留部を有し、前記貯留部の加湿液を前記少なくとも1つの凹部に供給するための供給機構と、前記凹部内の加湿液の液量を検知する検知部と、記録媒体への画像記録が行われる際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御する制御手段とを備えている。そして、各開口の少なくとも一部は、前記対向面の前記吐出口と対向する対向位置と前記対向面の前記搬送方向に関する上流端との間に配置されている。
これによると、画像記録が行われるときには、凹部内に所定量の加湿液が存在する。このため、当該加湿液が吐出面と対向面との間の吐出空間に蒸発する。各開口の少なくとも一部は、対向面の吐出口と対向する対向位置と対向面の搬送方向に関する上流端との間に配置されている。このため、凹部から蒸発した加湿液によって吐出空間であって吐出口と対向する部分の空気中水分量が上昇する。この結果、画像記録中において、吐出口近傍の液体の乾燥を抑制することが可能となる。
本発明において、前記吐出面には、複数の前記吐出口が前記搬送方向と直交する方向に互いに離隔して形成されており、各開口の少なくとも一部は、前記直交する方向に関して、最も外側にある2つの前記吐出口とそれぞれ対向する前記対向面の位置間に配置されていることが好ましい。これにより、記録ヘッドが複数の吐出口を有していても、吐出口近傍の液体の乾燥を抑制することが可能となる。
また、本発明において、すべての前記吐出口が、前記直交する方向に関して、少なくとも1つの開口と重なることが好ましい。これにより、すべての吐出口において、液体の乾燥を抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記少なくとも1つの凹部内には、多孔質材料からなるフォームが設けられていることが好ましい。これにより、凹部内に供給された加湿液を保持することが可能となり、凹部から溢れにくくなる。
また、本発明において、前記供給機構は、前記加湿液を前記貯留部と前記少なくとも1つの凹部との間で循環させることが好ましい。
また、本発明において、前記フォームは、前記吐出口と対向し、前記吐出口から排出された液体を保持する廃液フォームであることが好ましい。これにより、フォームは、吐出口の乾燥を抑制するためのフォームと、廃液フォームとの両方を兼用することが可能となる。
また、本発明において、前記検知部は、前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液面を検知し、前記制御手段は、前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液面の高さが所定高さとなるように、前記供給機構を制御することが好ましい。これにより、吐出口近傍の液体の乾燥を確実に抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記支持部と前記吐出面との間の吐出空間を、前記支持部及び前記吐出面とともに前記吐出口及び前記開口を内包して外部空間から区画する区画部材を有し、前記区画部材が前記吐出空間を外部空間から区画した区画状態と、前記区画部材が前記吐出空間を外部空間に開放した開放状態とを取り得るキャップ機構をさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記吐出空間を前記区画状態とする際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記凹部内の加湿液の液面の高さが前記所定高さとなるように、前記供給機構を制御することが好ましい。これにより、吐出空間の区画状態中においても、吐出口近傍の液体の乾燥を抑制することが可能となる。
また、本発明において、前記制御手段は、所定時間経過する度に、又は、記録媒体への記録枚数が所定枚数になる度に、前記検知部の検知結果に基づいて前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御することが好ましい。これにより、吐出口近傍の液体の乾燥をより一層確実に抑制することが可能となる。
本発明の液体吐出装置によると、画像記録が行われるときには、凹部内に所定量の加湿液が存在する。このため、当該加湿液が吐出面と対向面との間の吐出空間に蒸発する。各開口の少なくとも一部は、対向面の吐出口と対向する対向位置と対向面の搬送方向に関する上流端との間に配置されている。このため、凹部から蒸発した加湿液によって吐出空間であって吐出口と対向する部分の空気中水分量が上昇する。この結果、画像記録中において、吐出口近傍の液体の乾燥を抑制することが可能となる。
本発明の液体吐出装置の一実施形態によるインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図1のプリンタに含まれるヘッドであり、下方から見たときの平面図である。 ヘッドの部分断面図である。 図1のプリンタに含まれるプラテン及び供給機構を示す概略図である。 図1に示すプラテンの斜視図である。 図1に示すプラテンの平面図である。 図1のプリンタに含まれるキャップ機構を示す概略図であり、(a)は吐出空間が開放状態にある状況図であり、(b)は吐出空間が区画状態にある状況図である。 プリンタの電気的構成を示すブロック図である。 プリンタの制御装置が実行する画像記録動作及びこれを実行する際の供給動作の制御内容を示すフロー図である。 プリンタの制御装置が実行するキャッピング動作及びこれを実行する際の供給動作の制御内容を示すフロー図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態としてのインクジェットプリンタ101の全体構成について説明する。
プリンタ101は、直方体形状の筐体101aを有する。筐体101aの天板上部には、排紙部31が設けられている。筐体101aの内部空間には、ブラックインクを吐出するヘッド1、搬送機構8、キャップ機構40、用紙センサ32、供給機構50(図4参照)、プラテン10、及び、制御装置100等が収容されている。
また、筐体101aの内部空間には、給紙トレイ33から排紙部31に向けて、図1に示す黒太矢印に沿って、用紙Pが搬送される搬送経路が形成されている。プリンタ101は、ヘッド1が固定された状態で記録を行う、ライン方式のものである。
筐体101a内には、ブラックのインクを収容するカートリッジ(不図示)が筐体101aに対して着脱可能に配置されている。カートリッジは、チューブを介してヘッド1に接続されている。
ヘッド1は、主走査方向に長尺な略直方体形状を有し、駆動信号に基づいてインクを吐出し画像を形成する。ヘッド1は、ヘッドホルダ13を介して筐体101aに支持されている。ヘッド1は、6つの単位ヘッド1yと、これら単位ヘッド1yを支持する支持部1zとを含む(図2参照)。6つの単位ヘッド1yは、互いに離隔し、主走査方向に千鳥状に配列されている。各単位ヘッド1yは、その下面に、複数の吐出口108が主走査方向に沿って等間隔に形成された吐出面1y1を有する。6つの単位ヘッド1yは、すべての吐出口108が主走査方向に沿って等間隔に配置されるように、支持部1zに支持されている。6つの単位ヘッド1yの吐出面1y1と支持部1zの下面1z1によって、ヘッド1の吐出面1aが構成されている。なお、吐出面1y1と下面1z1は、同一高さレベルに配置されている。
ヘッドホルダ13には、ヘッド1に加えて、キャップ機構40を構成するキャップ41が取り付けられている。キャップ41は、ヘッド1に配設された環状部材であって、平面視でヘッド1を内包する。キャップ機構40の構成、動作、機能等は、後に詳述する。
プラテン10は、直方体形状を有しており、その上面10aがヘッド1の吐出面1aと鉛直方向(主走査方向及び副走査方向と直交する方向)に対向している。プラテン10の上面10aと吐出面1aとの間には、記録に適した所定の間隙が形成されている。また、プラテン10は、吐出面1a及びキャップ41よりも一回り大きな平面サイズを有する。ここで、主走査方向とは、用紙Pの搬送方向Dと直交する方向であり、副走査方向とは、水平面に平行且つ主走査方向に直交する方向である。
用紙センサ32は、ヘッド1よりも搬送方向上流側に配置されている。用紙センサ32は、用紙Pの先端を検知し、検知信号を制御装置100に出力する。
給紙トレイ33は、上面が開口した箱であり、筐体101aに対して着脱可能である。給紙トレイ33は、複数の用紙Pを収容可能である。
搬送機構8は、給紙ローラ34、5つの送りローラ対35〜39及び4つのガイド71〜74を含む。給紙ローラ34は、制御装置100による制御の下、給紙モータ34M(図8参照)の駆動により回転し、給紙トレイ33内で最も上方にある用紙Pを送り出す。5つの送りローラ対35〜39は、搬送経路に沿って、搬送方向上流側からこの順で配置されている。各送りローラ対35〜39のうちの一方のローラは、制御装置100による制御の下、送りモータ35M〜39M(図8参照)の駆動により回転する駆動ローラである。他方のローラは、上記駆動ローラの回転に伴って回転する従動ローラである。4つのガイド71〜74は、搬送経路に沿って、搬送方向上流側からこの順で、送りローラ対35〜39と交互に配置されている。各ガイド71〜74は、対向して配置された一対の板からなる。
供給機構50は、プラテン10に加湿液としての水を供給する。これにより、プラテン10から水が蒸発し、吐出面1aと対向する吐出空間S1の水分量を上昇させることが可能となる。
次に、制御装置100について説明する。制御装置100は、プリンタ各部の動作を制御して、プリンタ101全体の動作を司る。制御装置100は、外部装置(プリンタ101と接続されたPC等)97から供給された記録指令(画像データなど)に基づいて、画像記録動作を制御する。記録指令を受けると、制御装置100は、給紙ローラ34用の給紙モータ34M、各送りローラ対35〜39用の送りモータ35M〜39Mを駆動する。給紙トレイ33から送り出された用紙Pは、送りローラ対35〜39に挟持されつつ、ガイド71〜74の板間を通って、搬送方向に搬送される。用紙Pがプラテン10の上面10aに支持されつつヘッド1の真下を通過する際に、制御装置100の制御により、吐出口108(図2参照)から用紙Pに向けてインクが吐出される。吐出口108からのインク吐出動作は、用紙センサ32から出力された検知信号に基づいて行われる。画像が形成された用紙Pは、筐体101a上部に形成された開口から排紙部31に排出される。
また、制御装置100は、メンテナンス動作によって、ヘッド1のインク吐出特性の回復・維持を行う。メンテナンス動作には、例えば、フラッシング動作、キャッピング動作や加湿液の供給動作等が含まれる。
フラッシング動作では、アクチュエータが駆動されて、吐出口108からインクが吐出される。フラッシング動作は、フラッシングデータ(画像データと異なるデータ)に基づいて行われる。
キャッピング動作では、図7(b)に示すように、キャップ41により吐出空間(吐出面1aとプラテン10との間の隙間)S1が外部空間S2から隔離される(区画状態)。キャッピングによりインクメニスカスの乾燥が抑制される。
供給動作では、後述の検知部60の検知結果に基づいて、加湿液をプラテン10に供給する。検知部60は、キャッピング動作や画像記録動作が行われる際に、プラテン10の加湿液の液量を検知する。キャッピング動作が行われる際に加湿液の供給動作が実行されると、区画状態の吐出空間S1の水分量が上昇するため、吐出口108の乾燥がさらに抑制される。画像記録動作が行われる際に加湿液の供給動作が実行されると、記録中においても吐出空間S1の水分量が上昇するため、吐出口108の乾燥が抑制される。
次に、図3を参照し、ヘッド1について詳細に説明する。
6つの単位ヘッド1yは、互いに同じ構成であり、それぞれ、流路部材20、アクチュエータユニット25、及び、COF(Chip On Film)26を含む。
流路部材20は、略同一サイズの矩形状の金属プレート20a,20b,20c,20d,20e,20f,20g,20h,20iを互いに接着した積層体である。流路部材20には、各吐出口108に至る流路が形成されている。当該流路は、流路部材20に形成された全ての吐出口108に共通の共通流路21と、吐出口108毎に設けられた複数の個別流路22とを含む。個別流路22は、共通流路21の出口からアパーチャ22a及び圧力室22bを介して吐出口108に至る流路である。圧力室22bは流路部材20の上面20yに開口し、吐出口108は流路部材20の下面(すなわち、吐出面1y1)に開口している。
アクチュエータユニット25は、上面20yにおいて、複数の圧力室22bを覆う領域に固定されている。アクチュエータユニット25は、圧力室22b毎に設けられた、複数の圧電アクチュエータを含む。
COF26は、アクチュエータユニット25の上面に固定されている。COF26は、複数の配線が設けられた平型配線基板であり、ドライバIC27(図8参照)が実装されている。COF26の複数の配線は、ドライバIC27の出力端子と圧電アクチュエータの電極とを接続している。
制御装置100による制御の下、ドライバIC27から各圧電アクチュエータに所定の電位が印加されることにより、圧電アクチュエータが選択的に駆動する。これにより、圧力室22b内のインクに吐出口108から吐出するためのエネルギーが付与され、吐出口108からインクが吐出される。
次に、図7を参照し、キャップ機構40について説明する。キャップ機構40は、キャップ41、キャップ昇降機構47及びプラテン10を含む。キャップ41(区画部材)は、一体的に形成されたリップ部材42、ダイアフラム43及び取付部44と、ホルダ45とを有する。リップ部材42,ダイアフラム43及び取付部44は、ゴム(例えば、ブチルゴム)などの弾性材料からなる。ダイアフラム43及び取付部44が、リップ部材42とヘッド1との間を塞いでいる。
リップ部材42は、環状に形成されており、ヘッド1の周囲を取り囲む。また、リップ部材42は、下方に向かって先細りの断面形状を有している。取付部44も、環状に形成されており、ヘッド1を全周に亘って取り囲んでいる。取付部44は、図7に示すように、支持部1zの外周側面に固定されている。
ダイアフラム43は、環状に形成されており、リップ部材42とヘッド1との間に張り渡されている。より具体的には、ダイアフラム43は、可撓性を有した薄膜部材であって、外周端がリップ部材42の内周面に接続し、内周端が取付部44の下面に接続している。これにより、リップ部材42とヘッド1との間が塞がれている。ホルダ45は、環状の剛材料(例えば、ステンレス)からなり、リップ部材42の上面に固定されている。
キャップ昇降機構47は、複数のギア48、及び昇降モータ47M(図8参照)を有している。複数のギア48はホルダ45と接続されている。制御装置100による制御の下、昇降モータ47Mが駆動されると、ギア48が回転してホルダ45が昇降する。このとき、リップ部材42も、共に昇降する。これにより、リップ部材42の先端と吐出面1aとの相対位置が、鉛直方向に変化する。
リップ部材42の先端は、ホルダ45の昇降に伴って、プラテン10の上面10aに当接する当接位置(図7(b)に示す位置)と、上面10aから離隔した離隔位置(図7(a)に示す位置)とを選択的に取る。当接位置は、リップ部材42がプラテン10に当接可能な位置である。リップ部材42が上面10aに当接すると、キャップ41、吐出面1a及びプラテン10により吐出空間S1が外部空間S2に対して区画された区画状態となる。また、離隔位置では、吐出空間S1が外部空間S2から開放された開放状態となる。
次に、供給機構50の構成について、図4〜図6を参照しつつ以下に説明する。供給機構50は、図4に示すように、タンク51、配管52〜54、及び、ポンプ55などを含む。プラテン10は、図5に示すように、上面10aに開口58aがそれぞれ形成された6つの凹部58を有する。各凹部58の開口58aは、単位ヘッド1yの吐出面1y1と同じ平面形状およびサイズを有している。これら6つの凹部58は、図6に示すように、主走査方向に千鳥状に配列されており、開口58aが単位ヘッド1yとそれぞれ対向する位置に配置されている。つまり、各単位ヘッド1yのすべての吐出口108が、対向する凹部58の開口58aと対向している。これにより、ヘッド1のすべての吐出口108が、主走査方向に関して、6つの開口58aと重なっている。
配管53は、図6に示すように、6つの凹部58を通るように、プラテン10内においてU字形状に配設されている。配管53の凹部58を通る部分には、それぞれ複数の開口53aが形成されている。これら開口53aからは、配管53内を流れる加湿液が凹部58内に供給される。各凹部58内には、多孔質材料からなる略直方体形状のフォーム59が配置されている。フォーム59は、その上面がプラテン10の上面10a(開口53a)から突出しないように配置されている。
配管52は、図4に示すように、一端がタンク51と接続され、他端が配管53の一端と接続されている。配管54は、一端が配管53の他端と接続され、他端がタンク51と接続されている。タンク(貯留部)51は、下部空間に加湿液としての水を貯留している。なお、タンク51の上部空間には、空気が存在する。配管52はタンク51の下部空間(水中)と連通し、配管54はタンク51の上部空間(空気中)と連通している。配管52の途中部位には、ポンプ55が設けられている。
この構成において、制御装置100の制御により、ポンプ55が駆動されると、図4及び図5中白抜き矢印方向に加湿液が流れる。つまり、ポンプ55により、タンク51の下部空間の加湿液が配管52から配管53、配管54へと順に流れる。このとき、配管53を流れる加湿液が複数の開口53aから各凹部58内に供給される。各凹部58内にはフォーム59が配置されているので、各フォーム59が加湿液を吸収し保持する。これにより、凹部58内から加湿液が溢れにくくなる。配管54へと流れた加湿液は、タンク51へと戻る。このように本実施形態の供給機構50は、タンク51から供給された加湿液が配管52,53,54を通って再度タンク51へと循環する構成となっている。
6つの凹部58のうち、加湿液の流れ方向に関して、最も下流にある凹部58には、検知部60が配置されている。本実施形態の検知部60は、公知の液面計から構成されている。この液面計は、凹部58内の液面に応じて鉛直方向に昇降するフロートを有し、フロートの位置に応じて、加湿液の液面がいずれの位置にあるか否かを検知し、制御装置100に出力する。なお、制御装置100は、検知部60によって検知された液面が、凹部58の底面より高く上面10aよりも低い所定高さ未満のときにポンプ55を駆動し、各凹部58内に加湿液を供給する。
次に、図8を参照しつつ、制御装置100について説明する。制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)91、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)93、ASIC(Application Specific Integrated Circuit )94等を含む。ROM92には、CPU91が実行するプログラム、各種固定データ等が記憶されている。RAM93には、プログラム実行時に必要なデータ(画像データ等)が一時的に記憶される。つまり、RAM93は、画像データ記憶部151を含む。ASIC94は、ヘッド制御回路152、搬送制御回路153及びメンテナンス制御回路154を含む。また、ASIC94は、入出力I/F(Interface)96を介して、PC(Personal Computer)等の外部装置97とデータ通信可能に接続されている。
画像データ記憶部151は、外部装置97からの画像データ(記録指令)を記憶する。ヘッド制御部152は、画像データに基づいて、ドライバIC27を制御する。
搬送制御回路153は、画像データ(記録指令)に基づいて、用紙Pが搬送方向に沿って所定速度で搬送されるように、給紙モータ34M及び送りモータ35M〜39Mを制御する。
メンテナンス制御回路154は、メンテナンス動作において、昇降モータ47M、及び、ポンプ55を制御する。
なお、本実施形態では、1つのCPU91が各種制御に係る処理を行うが、これに限定されない。例えば、複数のCPUが各種制御に係る処理を分担する形態、ASICが各種制御に係る処理を行う形態、1又は複数のCPUと1又は複数のASICとが協働して各種制御に係る処理を行う形態、等であってもよい。
続いて、図9を参照しつつ、画像記録動作を実行する際の供給動作の一連の制御内容について、説明する。
制御装置100は、図9に示すように、先ず、記録指令の受信の有無を判定する(F1)。記録指令の受信前、リップ部材42は当接位置にある。つまり、吐出空間S1が区画された区画状態とされている。制御装置100は、記録指令を受信すると(F1:YES)、アンキャッピング動作を実行する。このとき、メンテナンス制御回路154は、昇降モータ47Mを駆動し、リップ部材42の先端をプラテン10の上面10aから離隔(当接位置から離隔位置に移動)させる(F2)。これにより、吐出空間S1が、外部空間S2に開放された開放状態となる(図7(a)参照)。
次に、制御装置100は、受信した記録指令に基づく上述の画像記録動作が行われる際(本実施形態においては用紙Pの搬送が開始される直前)に、検知部60によって検知された凹部58の液面が所定高さ未満であるか否かを判定する(F3)。メンテナンス制御回路154は、凹部58の液面が所定高さ未満であると(F3:YES)、供給動作を実行する(F4)。このとき、メンテナンス制御回路154は、ポンプ55を駆動し、各凹部58にタンク51の加湿液を供給する。なお、ステップF3において、凹部58の液面が所定高さであると(F3:NO)、後述のステップF7に進む。ここで、凹部58の液面が所定高さであると、凹部58内には所定量の加湿液が存在する。
次に、制御装置100が、検知部60によって検知された凹部58の液面が所定高さであるか否かを判定する(F5)。メンテナンス制御回路154は、凹部58の液面が所定高さであると(F5:YES)、供給動作を終了する(F6)。このように、各凹部58の加湿液が所定量となるように供給されると、フォーム59の全体に加湿液が吸収され、保持される。フォーム59全体に加湿液が吸収されていると、当該加湿液の蒸発によって吐出空間S1の水分量を効果的に上昇させることができる。このため、画像記録動作が実行される際に、すなわち、吐出面1aがアンキャッピング状態であっても、吐出口108のインクが乾燥しにくくなる。
次に、プリンタ101は、受信した記録指令に基づいて、上述の画像記録動作が開始される。つまり、制御装置100の制御により、用紙Pの搬送が開始され、当該用紙Pに画像が記録され、排紙部31に排出される(F7)。このとき、制御装置100は、画像記録動作の開始から所定時間経過したか否かを判定する(F8)。このとき、所定時間経過していると(F8:YES)、ステップF3〜ステップF6と同様なステップF9〜ステップF12が実行される。なお、ステップF8からステップF9に進むと、画像記録動作の開始から計測した時間をリセットし、再度時間計測を開始する。これにより、ステップF8〜ステップF10において、所定時間経過する度に、供給動作を必要に応じて実行することができる。このため、吐出口108近傍のインクの乾燥をより一層確実に抑制することが可能となる。また、ステップF9において、凹部58の液面が所定高さであると(F9:NO)、後述のステップF13に進む。
次に、制御装置100が、記録指令に基づく記録枚数が所定数に達したか否かを判定する(F13)。制御装置100は、記録枚数が所定数に達すると(F13:YES)、画像記録動作を終了する(F14)。こうして、画像記録動作及びこれを実行する際の供給動作の一連の動作フローが終了する。
続いて、図10を参照しつつ、キャッピング動作を実行する際の供給動作の一連の制御内容について、説明する。
制御装置100は、図10に示すように、先ず、キャッピング指令の受信の有無を判定する(G1)。キャッピング指令の受信前、リップ部材は離隔位置にある。制御装置100は、キャッピング指令を受信すると(G1:YES)、キャッピングを実行する。このとき、メンテナンス制御回路154は、昇降モータ47Mを駆動し、リップ部材42の先端をプラテン10の上面10aに当接(離隔位置から当接位置に移動)させる(G2)。これにより、吐出空間S1が、吐出面1aと上面10aとの間で、外部空間S2から隔離された区画状態となる(図7b参照)。
次に、制御装置100は、キャッピング動作を実行する際(本実施形態においてはリップ部材42が当接位置に配置された直後)に、検知部60によって検知された凹部58の液面が所定高さ未満であるか否かを判定する(G3)。メンテナンス制御回路154は、凹部58の液面が所定高さ未満であると(G3:YES)、供給動作を実行する(G4)。このとき、メンテナンス制御回路154は、ポンプ55を駆動し、各凹部58にタンク51の加湿液を供給する。なお、ステップG3において、凹部58の液面が所定高さであると(G3:NO)、後述のステップG7に進む。
次に、制御装置100が、検知部60によって検知された凹部58の液面が所定高さであるか否かを判定する(G5)。メンテナンス制御回路154は、凹部58の液面が所定高さであると(G5:YES)、供給動作を終了する(G6)。このように、各凹部58の加湿液が所定量となるように供給されると、フォーム59の全体に加湿液が吸収され、保持される。フォーム59全体に加湿液が吸収されていると、当該加湿液の蒸発によって区画状態の吐出空間S1の水分量を効果的に上昇させることができる。このため、ヘッド1のすべての吐出口108のインクが乾燥しにくくなる。
次に、制御装置100は、キャッピング動作の開始(リップ部材42が当接位置に移動したとき)から所定時間経過したか否かを判定する(G7)。このとき、所定時間経過していると(G7:YES)、ステップG3〜ステップG6と同様なステップG8〜ステップG11が実行される。なお、ステップG7からステップG8に進むと、キャッピング動作の開始から計測した時間をリセットし、再度時間計測を開始する。これにより、ステップG7〜ステップG9において、所定時間経過する度に、供給動作を必要に応じて実行することができる。このため、吐出口108近傍のインクの乾燥をより一層確実に抑制することが可能となる。また、ステップG8において、凹部58の液面が所定高さであると(G8:NO)、後述のステップG12に進む。
次に、制御装置100が、プリンタ101の電源をオフにする電源OFF信号又は記録指令の受信の有無を判定する(G12)。電源OFF信号又は記録指令を受信しない場合(G12:NO)は、ステップG7に戻る。一方、電源OFF信号又は記録指令を受信すると(G12:YES)、キャッピング動作を実行する際の供給動作の一連の動作フローが終了する。なお、記録指令を受信した場合は、図9に示す上述の動作フローが実行される。
以上、本実施形態によると、画像記録が行われるときには、凹部58内に所定量の加湿液が存在する。このため、当該加湿液が吐出面1aと上面10aとの間の吐出空間S1に蒸発する。各開口58aは、単位ヘッド1yの吐出面1y1と対向して配置されている。つまり、各開口58aの少なくとも一部は、上面10aの吐出口108と対向する対向位置と上面10aの搬送方向Dに関する上流端との間に配置されている。このため、凹部58から蒸発した加湿液によって吐出空間S1であって吐出口108と対向する部分の空気中水分量が上昇する。この結果、画像記録中において、吐出口108近傍のインクの乾燥を抑制することが可能となる。さらに、各開口58aの少なくとも一部は、主走査方向に関して最も外側にある2つの吐出口108とそれぞれ対向する上面10aの位置間に配置されている。このため、ヘッド1が複数の吐出口108を有していても、吐出口108近傍のインクの乾燥をより抑制することが可能となる。またさらに、すべての吐出口108が、主走査方向に関して、6つの開口58aと重なっている。これにより、すべての吐出口108において、インクの乾燥を抑制することが可能となる。
制御装置100は、供給動作において、凹部58内の加湿液の液面の高さが所定高さとなるように、ポンプ55を駆動する。このため、凹部58内の加湿液量が所定量となって、吐出口108近傍のインクの乾燥を確実に抑制することが可能となる。また、キャップ機構40を有し、吐出空間S1を区画状態とする際に、供給動作において、凹部58内の加湿液の液面の高さが所定高さとなるように、ポンプ55を駆動する。吐出空間S1の区画状態中においても、吐出口108近傍のインクの乾燥をより一層抑制することが可能となる。
上述の実施形態においては、制御装置100が、ステップF8及びステップG7において所定時間経過したか否かを判定し、所定時間経過する度に供給動作を実行する制御内容となっているが、例えば、ステップF8において、記録指令に基づく上限記録枚数(ステップF13の所定数)よりも少ない記録枚数になる度に供給動作を実行する制御内容であってもよい。こうすることでも、上述の実施形態同様の効果を得ることができる。
変形例として、フォーム59は、吐出口108から排出されたインク(例えば、フラッシングで排出されたインク)を保持してもよい。こうすることで、フォーム59は、吐出口108の乾燥を抑制するためのフォームと廃液フォームとの両方を兼用することが可能となる。この場合、この場合、図4中二点鎖線で示すように、廃液タンク57をさらに設け、配管54をタンク51に接続せずに廃液タンク57に接続することが好ましい。こうすることで、フォーム59に排出されたインクがタンク51の加湿液と混ざらなくなるとともに、不要な液体(インクと混ざった加湿液)を廃液タンク57に排出することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態において、凹部58の開口58aは、単位ヘッド1yのすべての吐出口108と対向して配置されているが、これら吐出口108と対向していなくてもよい。この場合、開口の少なくとも一部が上面10aの吐出口108と対向する対向位置と上面10aの搬送方向Dに関する上流端との間に配置されておればよい。これにおいても、凹部から蒸発した加湿液によって吐出空間S1の空気中の水分量が上昇する。この結果、上述の実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、開口の少なくとも一部が、主走査方向に関して、最も外側にある2つの吐出口108とそれぞれ対向する上面10aの位置間に配置されていてもよい。こうすれば、さらに吐出口108のインクの乾燥を抑制することが可能となる。また、凹部58内には、フォーム59が設けられていなくてもよい。
上述の実施形態における検知部60は公知の液面計から構成されているが、吐出口108近傍に配置された湿度センサ及び制御装置とで検知部が構成されていてもよい。この場合の検知部は、制御装置が湿度センサの検知結果(吐出空間S1の湿度)に基づいて凹部内の液量を算出し検知する。これによっても、検知部60と同様の機能を果たすことが可能である。また、検知部は、凹部内の液量を検知可能なものであれば、どのような構成であってもよい。さらに検知部は、2つ以上の凹部58に設けられていてもよい。この場合、いずれかの検知部において、液面が所定高さ未満であれば、当該凹部の液量が所定量となるように供給動作を実行すればよい。また、キャップ機構40が設けられていなくてもよい。この場合、キャップ動作を実行する際の供給動作を行わなくてもよい。
上述の実施形態におけるヘッド1は、6つの単位ヘッド1yを有しているが、1〜5及び7以上の単位ヘッド1yを有していてもよい。また、加湿液としては、水を含んでおればどのような液体であってもよい。
本発明は、ライン式・シリアル式のいずれにも適用可能であり、また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能であり、さらに、インク以外の液体を吐出させることで記録を行う液体吐出装置にも適用可能である。記録媒体は、用紙Pに限定されず、記録可能な様々な媒体であってよい。さらに、本発明は、インクの吐出方式にかかわらず適用できる。例えば、本実施の形態では、圧電素子を用いたが、抵抗加熱方式でも、静電容量方式でもよい。
1 ヘッド(記録ヘッド)
1a 吐出面
8 搬送機構
10 プラテン(支持部)
10a 上面(対向面)
40 キャップ機構
41 キャップ(区画部材)
50 供給機構
51 タンク(貯留部)
58 凹部
58a 開口
59 フォーム
60 検知部
100 制御装置(制御手段)
101 プリンタ(液体吐出装置)
108 吐出口

Claims (13)

  1. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    記録媒体に液体を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出面と対向する対向面及び前記対向面に第1開口がそれぞれ形成された少なくとも1つの凹部を有し、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体を支持する支持部と、
    少なくとも水を含む加湿液を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続され、前記少なくとも1つの凹部を通るように配設された配管とを有し、前記配管における前記少なくとも1つの凹部を通る部分それぞれには第2開口が形成されており、前記貯留部の加湿液を前記配管を介して前記第2開口から前記少なくとも1つの凹部に供給するための供給機構と、
    前記凹部内の加湿液の液量を検知する検知部と、
    記録媒体への画像記録が行われる際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御する制御手段とを備えており、
    第1開口の少なくとも一部は、前記対向面の前記吐出口と対向する対向位置と前記対向面の前記搬送方向に関する上流端との間に配置され
    且つ、各第2開口は、前記凹部内において、当該凹部の前記搬送方向に関する中央よりも上流側に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 前記吐出面には、複数の前記吐出口が前記搬送方向と直交する方向に互いに離隔して形成されており、
    第1開口の少なくとも一部は、前記直交する方向に関して、最も外側にある2つの前記吐出口とそれぞれ対向する前記対向面の位置間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. すべての前記吐出口が、前記直交する方向に関して、少なくとも1つの第1開口と重なることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記少なくとも1つの凹部内には、多孔質材料からなるフォームが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  5. 前記供給機構は、前記加湿液を前記貯留部と前記少なくとも1つの凹部との間で循環させることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  6. 前記フォームは、前記吐出口と対向し、前記吐出口から排出された液体を保持する廃液フォームであることを特徴とする請求項4に記載の液体吐出装置。
  7. 前記検知部は、前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液面を検知し、
    前記制御手段は、前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液面の高さが所定高さとなるように、前記供給機構を制御することを特徴する請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  8. 前記支持部と前記吐出面との間の吐出空間を、前記支持部及び前記吐出面とともに前記吐出口及び前記第1開口を内包して外部空間から区画する区画部材を有し、前記区画部材が前記吐出空間を外部空間から区画した区画状態と、前記区画部材が前記吐出空間を外部空間に開放した開放状態とを取り得るキャップ機構をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記吐出空間を前記区画状態とする際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記凹部内の加湿液の液面の高さが前記所定高さとなるように、前記供給機構を制御することを特徴とする請求項7に記載の液体吐出装置。
  9. 前記制御手段は、所定時間経過する度に、又は、記録媒体への記録枚数が所定枚数になる度に、前記検知部の検知結果に基づいて前記少なくとも1つの凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の液体吐出装置。
  10. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    記録媒体に液体を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出面と対向する対向面及び前記対向面に第1開口がそれぞれ形成された複数の凹部を有し、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体を支持する支持部と、
    少なくとも水を含む加湿液を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続され、前記複数の凹部を通るように配設された配管とを有し、前記配管における前記複数の凹部を通る部分にはそれぞれ第2開口が形成されており、前記貯留部の加湿液を前記配管を介して前記第2開口から前記複数の凹部に供給するための供給機構と、
    前記複数の凹部のうち、前記配管における加湿液の流れ方向に関して、最も下流にある凹部内の加湿液の液量を検知する検知部と、
    記録媒体への画像記録が行われる際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記複数の凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御する制御手段とを備えており、
    第1開口の少なくとも一部は、前記対向面の前記吐出口と対向する対向位置と前記対向面の前記搬送方向に関する上流端との間に配置されていることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 記録媒体を搬送方向に搬送する搬送機構と、
    記録媒体に液体を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する記録ヘッドと、
    前記吐出面と対向する対向面及び前記対向面に第1開口がそれぞれ形成された3以上の凹部を有し、前記搬送機構によって搬送されてきた記録媒体を支持する支持部と、
    少なくとも水を含む加湿液を貯留する貯留部と、前記貯留部に接続され、前記3以上の凹部を通るように配設された1本の配管とを有し、前記1本の配管における前記3以上の凹部を通る部分にはそれぞれ第2開口が形成されており、前記貯留部の加湿液を前記1本の配管を介して前記第2開口から前記3以上の凹部に供給するための供給機構と、
    前記凹部内の加湿液の液量を検知する検知部と、
    記録媒体への画像記録が行われる際に、前記検知部の検知結果に基づいて前記3以上の凹部内の加湿液の液量が所定量となるように、前記供給機構を制御する制御手段とを備えており、
    第1開口の少なくとも一部は、前記対向面の前記吐出口と対向する対向位置と前記対向面の前記搬送方向に関する上流端との間に配置されており、
    前記3以上の凹部は、一直線上には配置されておらず、
    前記1本の配管は、前記3以上の凹部を通るように屈曲部分を有することを特徴とする液体吐出装置。
  12. 前記3以上の凹部は、上流側凹部と、前記上流側凹部よりも前記搬送方向の下流側に配置された下流側凹部とから構成されており、
    前記1本の配管は、
    前記搬送方向と直交する方向に沿って、前記上流側凹部を通るように延在する第1配管部分と、
    前記搬送方向と直交する方向に沿って、前記下流側凹部を通るように延在する第2配管部分と、
    前記第1配管部分と前記第2配管部分とを接続する、前記屈曲部分としての第3配管部分と、
    を有し、
    前記貯留部からの加湿液は、前記第1配管部分、前記第3配管部分、前記第2配管部分の順に流れることを特徴とする請求項11に記載の液体吐出装置。
  13. 前記記録ヘッドは、それぞれが、前記吐出口を有する3以上の単位ヘッドを含み、
    前記3以上の単位ヘッドは、前記搬送方向と直交する方向に千鳥状に配列されており、
    前記3以上の凹部は、前記3以上の単位ヘッドに対応して、前記搬送方向と直交する方向に千鳥状に配列されていることを特徴とする請求項11又は12に記載の液体吐出装置。
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