JP6212754B2 - 光半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光半導体装置及びその製造方法に関する。
光ファイバーを用いた波長多重通信の普及に伴い、1つの素子で様々な波長のレーザ発振が可能な波長可変半導体レーザが開発されている。波長可変半導体レーザは、レーザ発振に対する利得機能と波長選択機能とを備えている。波長を選択する方法としては、共振器内に設けた回折格子、エタロン等の屈折率、角度等を変化させることによって損失又は利得の共鳴波長を変化させる方法、及び、共振器内部の光路長(共振器内部の屈折率もしくは物理的な長さ)を変化させることによって共振器の共振波長を変化させる方法等があげられる。
ここで、屈折率を変化させる方法は、角度又は長さを変化させる方法に比較して機械的な稼動部を必要としないことから、信頼性、製造コスト等の点で有利である。屈折率を変化させる方法には、例えば、光導波路の温度を変化させる方法、電流注入等によって光導波路内のキャリア密度を変化させる方法等がある。光導波路の温度を変化させる方法を採用した波長可変レーザの具体的な例として、例えば、波長選択機能を備えるサンプルドグレーティング分布反射領域(SG−DR:Sampled
Grating Distributed Reflector)を備える半導体レーザ等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この半導体レーザにおいては、複数のSG−DR領域(反射領域)の反射スペクトルを制御することによって、バーニア効果を用いた波長選択が行われてレーザ光が出力される。即ち、この半導体レーザは、2つのSG−DR領域の反射ピークが重なった波長でレーザ光を発振する。したがって、個々のSG−DR領域の反射ピークを制御することによって、発振波長を制御することができる。
上記SG−DR領域の素子表面には、ヒータが設置されていることが多い。このヒータに発熱させることによって、SG−DR領域の光導波路の温度を変化させることができる。それにより、光導波路の屈折率が変化する。したがって、ヒータの発熱量を制御することによって、SG−DR領域の反射ピーク波長を制御することができる。このヒータを発熱させるには電力が必要であるが、半導体レーザは低消費電力化が求められている。そこで、ヒータで発生した熱によって光導波路を効率良く加熱する技術が開発されている(例えば、特許文献2、3参照)。
特開2007−48988号公報 特開2007−273644号公報 特開2007−294914号公報
上述のように、半導体レーザの低消費電力化に向けて、ヒータによる発熱によって光導波路を効率良く加熱する技術が開発されているが、これまでの方法では未だ不十分であり、改善の余地が残されていた。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ヒータによる発熱によって光導波路を効率良く加熱することが可能な光半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた下側クラッド領域と、前記下側クラッド領域上に設けられた光導波路層と、前記光導波路層上に設けられた上側クラッド領域と、前記上側クラッド領域上に配置されたヒータと、前記半導体基板と前記光導波路層の間に配置され、前記下側クラッド領域より小さい熱伝導率を有し、かつ、酸化された半導体層を含む熱伝導抑制層と、を有することを特徴とする光半導体装置である。本発明によれば、ヒータによる発熱によって光導波路層を効率良く加熱することができる。
上記構成において、前記熱伝導抑制層は、前記酸化された半導体層として、前記下側クラッド領域よりも小さい熱伝導率を有する低熱伝導率層が酸化された層を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記クラッド領域は、InPからなり、前記熱伝導抑制層は、前記酸化された半導体層として、Alを含む半導体層が酸化された層を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記熱伝導抑制層は、酸化されたAlGaInAsP層を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記熱伝導抑制層は、多層膜である構成とすることができる。
上記構成において、前記熱伝導抑制層は、酸化されたAlGaInAs層と酸化されたAlInPAs層との多層膜、又はInP層と酸化されたAlInPAs層との多層膜である構成とすることができる。
上記構成において、前記光導波路層は、伝播する光に利得を与える利得部を含むか、あるいは利得を与える利得部と光結合されてなる構成とすることができる。
本発明は、半導体基板上に、半導体層と、前記半導体層上に設けられたクラッド領域と、前記クラッド領域内に設けられた光導波路層と、を有する積層半導体層を形成する工程と、ストライプ状のマスク層を用いて前記積層半導体層をエッチングし、前記光導波路層を有し、前記半導体層の側面が露出したメサストライプを形成する工程と、前記メサストライプに対して酸化雰囲気中で熱処理を行い、前記半導体層の側面から前記半導体層を酸化させる工程と、前記メサストライプ上に、ヒータを形成する工程と、を備えることを特徴とする光半導体装置の製造方法である。本発明によれば、ヒータによる発熱によって光導波路層を効率良く加熱することができる。
上記構成において、前記半導体層は、前記クラッド領域よりも小さい熱伝導率を有する低熱伝導率層を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記半導体層を酸化させる工程は、酸化作用を有する気体を1%以上含む雰囲気中で、300℃以上且つ700℃未満の温度で熱処理を行う構成とすることができる。
上記構成において、前記メサストライプの上面及び側面に絶縁膜を形成する工程を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記半導体層は、多層膜である構成とすることができる。
上記構成において、前記半導体層は、AlGaInAs層とAlInPAs層との多層膜、又はInP層とAlInPAs層との多層膜である構成とすることができる。
本発明によれば、ヒータによる発熱によって光導波路層を効率良く加熱することができる。
図1は、実施例1に係る分布反射器を示す断面図である。 図2は、実施例2に係る半導体レーザチップを示す斜視図である。 図3(a)は、実施例2に係る半導体レーザチップを示す上面図、図3(b)は、図3(a)のA−A間の断面図である。 図4(a)は、図3(b)のB−B間の断面図、図4(b)は、図3(b)のC−C間の断面図である。 図5は、半導体レーザチップの配置を説明するための図である。 図6(a)から図6(c)は、図3(a)のA−A間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その1)である。 図7(a)から図7(c)は、図3(a)のA−A間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その2)である。 図8(a)及び図8(b)は、図3(a)のA−A間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その3)である。 図9(a)から図9(c)は、図3(b)のB−B間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その1)である。 図10(a)及び図10(b)は、図3(b)のB−B間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その2)である。 図11(a)から図11(c)は、図3(b)のC−C間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その1)である。 図12(a)及び図12(b)は、図3(b)のC−C間に相当する箇所における半導体レーザチップの製造方法を示す断面図(その2)である。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための形態を説明する。
実施例1においては、本発明に係る光半導体装置の一例として、分布反射器について説明する。図1は、実施例1に係る分布反射器を示す断面図である。図1のように、分布反射器200は、半導体基板10上に、半導体基板10よりも幅が小さいメサ状の半導体領域12が設けられた構造を有する。即ち、半導体領域12は、半導体基板10から突出した構造を有する。半導体領域12は、例えば半導体基板10の中央部に設けられている。
半導体基板10は、例えばInPからなるが、GaAsからなる場合でもよい。半導体領域12の上面及び側面には、保護膜として機能する絶縁膜14が設けられている。絶縁膜14は、例えばSiO又はSiN等の絶縁体からなる。絶縁膜14は、半導体基板10の露出した上面にも形成されていてもよい。半導体領域12上に、ヒータ16が配置されている。
半導体領域12は、クラッド領域18の中央部に光導波路層20が形成され、光導波路層20と半導体基板10との間に熱伝導抑制層22が形成された構造を有する。クラッド領域18は下側クラッド領域と上側クラッド領域とを含み、光導波路層20は下側クラッド領域と上側クラッド領域との間に挟まれている。半導体領域12の上面から光導波路層20の上面までの距離は、例えば2μmである。光導波路層20の下面から熱伝導抑制層22の上面までの距離は、例えば2μmである。熱伝導抑制層22の厚さは、例えば1μmである。また、半導体領域12の高さは、例えば10μmであり、幅は、例えば10μmである。クラッド領域18は、例えばInPからなる。光導波路層20は、例えば吸収端がレーザ発振波長よりも短波長側にある材料からなる。光導波路層20は、例えばInGaAsP系結晶からなる。
熱伝導抑制層22は、クラッド領域18よりも熱伝導率が小さく、酸化された半導体層からなる。実施例1においては、熱伝導抑制層22は、酸化されたAlGaInAsP層からなる場合を例に説明する。AlGaInAsP層の組成比は、GaAlIn(1−X−Y)As(1−Z)とした場合に、0≦X≦0.08、0.20≦Y≦0.48、0<Z<1であることが好ましい。Alの組成比が20%〜48%の場合に、Alを酸化させることで熱伝導率を下げる効果が得られ易いためである。
熱伝導抑制層22は、酸化作用を有する気体(例えば、O、HO、H)を1%以上含む雰囲気中で、300℃以上且つ700℃未満の温度でGaAlInAsP層を熱処理することによって得ることができる。この熱処理により、GaAlInAsP層の両側面側(即ち、半導体領域12の両側面側)から酸化が進行するためである。なお、半導体領域12の上面又は側面が、InGaAs等の熱処理によって組成が変化しやすい材料の場合は、組成の変化を抑制するために、組成が変化し易い材料の表面にSiN等の絶縁膜を形成することが好ましい。GaAlIn(1−X−Y)As(1−Z)層の酸化は、熱処理の温度が高いほど、Al組成比が大きいほど、層厚が厚いほど、酸化速度が速くなる。例えば、厚さ100nmのAlAs層の場合、酸化層長Wμmと酸化時間Tminとの関係は、W=0.35×T0.5となる。したがって、厚さ100nmのAlAs層を500℃で熱処理する場合、200分で約5μm酸化が進行する。
熱伝導抑制層22は、酸化された半導体層を一部に含む場合でもよいが、熱伝導抑制層22の全幅の半分以上に酸化された半導体層を含む場合が好ましく、幅全体に酸化された半導体層を含む場合がより好ましい。
ヒータ16は、例えばPt、NiCr、TiW等の金属膜からなり、与えられる電力に応じて発熱する。ヒータ16によって発生した熱は、クラッド領域18に与えられる。熱伝導抑制層22が設けられていることから、光導波路層20と半導体基板10との間の熱抵抗が大きくなる。つまり、熱伝導抑制層22によって、ヒータ16で発生した熱が半導体基板10に拡散し難くなる効果を奏する。このため、ヒータ16に投入する電力が小さい場合でも、光導波路層20を効率良く加熱することができる。つまり、ヒータ16の発熱によって、光導波路層20の温度を効率よく制御することができる。
なお、熱伝導抑制層22の屈折率は小さいことが好ましい。光導波路層20を導波する光が熱伝導抑制層22に漏れることを抑制できるためである。Alを含む半導体層は、酸化されることによって屈折率が小さくなることから、熱伝導抑制層22に、Alを含む半導体層が酸化された層を用いることが好ましい。例えば、AlAsを酸化すると、後述するように、Alとなり、屈折率が2.9のAlAsは、屈折率が1.7のAlとなる。また、熱伝導抑制層22の屈折率がクラッド領域18よりも5%以上大きい場合では、光導波路層20での光閉じ込めが弱くならないように、光導波路層20と熱伝導抑制層22との間の距離は2μm以上の場合が好ましい。熱伝導抑制層22の屈折率がクラッド領域18の屈折率以下の場合では、光導波路層20と熱伝導抑制層22との間の距離は0.1μm以上であればよい。
半導体基板10にInPを用いた場合、半導体基板10に格子整合するAlIn(1−X)As(1−Y)の条件は、X=(0.1893−0.1893Y)/(0.3969+0.0086Y)である。As組成比が大きいほど、Al組成比は小さくなり、Al組成比の範囲は0%〜48%となる。As組成比とAlIn(1−X)As(1−Y)の熱伝導率との関係から、大きな熱伝導率を得るには、As組成比は50%程度であることが好ましい。一方、Al組成比が高い方が、酸化による熱伝導率変化が大きいため、AlIn(1−X)As(1−Y)のAl組成比は20%〜48%であることが好ましい。したがって、半導体基板10にInPを用いた場合、熱伝導抑制層22は、酸化されたAlIn(1−X)As(1−Y)層(0.2≦X≦0.48)であることが好ましい。
半導体基板10にGaAsを用いた場合、AlGa(1−X)AsはAlの組成比全域においてGaAsと格子整合する。Al組成比とAlGa(1−X)Asの熱伝導率との関係から、大きな熱伝導率を得るには、Al組成比は50%程度であることが好ましい。Al組成比が高いと酸化による熱伝導率変化が大きいため、Al組成比は40%〜100%であることが好ましい。したがって、半導体基板10にGaAsを用いた場合、熱伝導抑制層22は、酸化されたAlGa(1−X)As層(0.4≦X≦1)であることが好ましい。
実施例1によれば、半導体基板10上に設けられた半導体領域12は、、下側クラッド領域と上側クラッド領域とを含むクラッド領域18と、クラッド領域18内に設けられ、下側クラッド領域と上側クラッド領域とに挟まれた光導波路層20と、光導波路層20と半導体基板10との間に設けられた熱伝導抑制層22と、を含む。熱伝導抑制層22は、クラッド領域18(即ち、下側クラッド領域及び上側クラッド領域)よりも小さい熱伝導率を有し、且つ、酸化された半導体層を含む。これにより、上述したように、クラッド領域18上(即ち、上側クラッド領域上)に設けられたヒータ16による発熱によって、光導波路層20を効率良く加熱することができる。
熱伝導抑制層22の熱伝導率を小さくする観点から、熱伝導抑制層22は、酸化された半導体層として、クラッド領域18に含まれる下側クラッド領域よりも小さい熱伝導率を有する低熱伝導率層が酸化された層を含むことが好ましい。また、熱伝導抑制層22は、例えば酸化されたAlGaInAsP層のように、酸化された半導体層として、Alを含む半導体層が酸化された層を含むことが好ましい。Alを含む半導体層を酸化することで、酸化による熱伝導率変化を大きくすることができ、また、酸化速度を速くすることができるためにAlを含む半導体層を選択的に酸化させることが容易となるためである。なお、III族元素では、Al>Ga>Inの順に酸化がされ易い。
例えば、AlAsを水蒸気中で酸化した場合、2AlAs+HO→Al+AsHの酸化反応が生じる。AsHは蒸発するため、AlAsを酸化すると、Alとなる。Alは絶縁性であるため、AlAsに比べて熱抵抗率が増加する。つまり、AlAs(熱伝導率が90W/mK)を酸化したAlの熱伝導率は0.7W/mKとなり、酸化によって熱伝導率が約1/130になる。また、酸化による体積変化は数%程度である。このように、Alを含む半導体層を酸化する場合では、熱伝導率を小さくする効果が大きい。
AlInAsPの4元混晶を酸化した場合に、仮にAlAsだけがAlOになるとすると、以下の特性が予想できる。AlInAsP(Al組成比:23%、As組成比:50%、熱伝導率:9.0W/mK)を酸化すると、1/2以下の熱伝導率(4.12W/mK)となる。AlInAs(Al組成比:48%)を酸化すると、Al組成比が高いため、さらに熱伝導率が下がる(1.36W/mK)。
熱伝導抑制層22は、熱伝導率を小さくする観点から、全組成に対する酸素の割合がモル比で0.01〜0.6であることが好ましく、0.1〜0.6であることがより好ましく、0.3〜0.6であることがさらに好ましい。
熱伝導抑制層22が厚いほど、ヒータ16による発熱によって光導波路層20を効率良く加熱する効果が大きくなる。しかしながら、熱伝導抑制層22が厚くなりすぎると、半導体領域12のアスペクト比が大きくなり、構造的な強度が弱くなってしまう。このようなことから、熱伝導抑制層22の厚さは、100nm以上且つ10μm以下の場合が好ましく、500nm以上且つ5μm以下の場合がより好ましく、1μm以上3μm以下の場合がさらに好ましい。
熱伝導抑制層22は、単層膜である場合でもよいが、多層膜の場合が好ましい。例えば、酸化されたAlGaInAs層と酸化されたAlInPAs層との多層膜、又はInP層と酸化されたAlInPAs層との多層膜であることが好ましい。熱伝導抑制層22を多層膜とすることで、熱伝導率をより小さくできる効果や、酸化時の体積変化に伴う応力を緩和できる効果が得られる。また、熱伝導抑制層22に、InP層と酸化されたAlGaInAsPSb層との多層膜を用いてもよい。InP基板に格子整合するAlGaInAsPSb層のAl組成比は100%にできるため、酸化による熱伝導率変化を大きくすることが可能となる。
実施例2においては、本発明に係る光半導体装置の一例として、半導体レーザチップについて説明する。図2は、実施例2に係る半導体レーザチップ300を示す斜視図である。図3(a)は、実施例2に係る半導体レーザチップ300を示す上面図、図3(b)は、図3(a)のA−A間の断面図である。図2から図3(b)のように、半導体レーザチップ300は、SG−DR(Sampled
Grating Distributed Reflector)領域α、SG−DFB(Sampled Grating Distributed Feedback)領域β、及びPC(Power
Control)領域γを順に連結させた構造を有する。SD−DR領域αの光進行方向に沿ってメサ溝48が形成されている。
SG−DR領域αは、半導体基板30上に下側クラッド層32a、熱伝導抑制層34、下側クラッド層32b、光導波路層36、上側クラッド層38a、及び絶縁膜40が順に積層され、絶縁膜40上にヒータ42、電源電極44、及びグランド電極46が積層された構造を有する。
SG−DFB領域βは、半導体基板30上に下側クラッド層32a、低熱伝導率層60、下側クラッド層32b、光導波路層62、上側クラッド層38b、コンタクト層64、及び電極66が順に積層された構造を有する。
PC領域γは、半導体基板30上に下側クラッド層32a、低熱伝導率層60、下側クラッド層32b、光導波路層80、上側クラッド層38b、コンタクト層82、及び電極84が順に積層された構造を有する。
SG−DR領域α、SG−DFB領域β、及びPC領域γにおける半導体基板30、下側クラッド層32a、32bは、それぞれ一体的に形成された単一層である。光導波路層36、62、80は、同一面上に形成され、光結合している。
SG−DR領域α側の半導体基板30、下側クラッド層32a、熱伝導抑制層34、下側クラッド層32b、光導波路層36、及び上側クラッド層38aの端面には、低反射膜90が形成されている。一方、PC領域γ側の半導体基板30、下側クラッド層32a、低熱伝導率層60、下側クラッド層32b、光導波路層80、及び上側クラッド層38bの端面には、低反射膜92が形成されている。回折格子94は、光導波路層36、62の下の下側クラッド層32bに所定の間隔をあけて複数形成され、それによってサンプルドグレーティングが形成される。絶縁膜40は、電極66と電極84との境界にも形成されている。半導体基板30の裏面には、裏面電極96が形成されている。
図4(a)は、図3(b)のB−B間の断面図、図4(b)は、図3(b)のC−C間の断面図である。図4(a)のように、SG−DFB領域βにおいては、下側クラッド層32b、光導波路層62、上側クラッド層38b、及びコンタクト層64は、メサストライプ68となっている。メサストライプ68の両側は、埋込層98によって埋め込まれている。埋込層98上にも絶縁膜40が設けられている。
図4(b)のように、SG−DR領域αにおいては、ヒータ42の両側から光導波路層36の両側を通って半導体基板30にかけてメサ溝48が、光導波路層36と並行に形成されている。実施例2においては、メサ溝48によって画定され、且つ光導波路層36を含むメサ半導体領域50が、実施例1における半導体領域12に対応する。メサ半導体領域50上及びメサ溝48の内面を含んで絶縁膜40が形成されている。メサ半導体領域50では、光導波路層36と半導体基板30との間に熱伝導抑制層34が形成されているが、メサ半導体領域50以外の領域では、熱伝導抑制層34と低熱伝導率層60とが形成されている。
半導体基板30は、例えばInPからなる。光導波路層36は、例えば吸収端がレーザ発振波長よりも短波長側にあるInGaAsP系結晶からなり、1.3μm程度のPL波長を有する。光導波路層62は、例えば目的とする波長でのレーザ発振に対して利得を有するInGaAsP系結晶からなる活性層を含み、1.57μm程度のPL波長を有する。光導波路層80は、光を吸収又は増幅することによって出射光出力を変化させるためのInGaAsP系結晶からなり、例えば1.57μm程度のPL波長を有する。
光導波路層36には、SG−DRセグメントが複数形成されている。実施例2においては、光導波路層36にSG−DRセグメントが3つ形成されている。ここで、SG−DRセグメントとは、光導波路層36において回折格子94が設けられている領域と回折格子94が設けられていないスペース部とがそれぞれ1つ連続する領域である。
下側クラッド層32a、32b、上側クラッド層38a、38b、及び埋込層98は、例えばInPからなり、光導波路層36、62、80を伝播するレーザ光を閉じ込める機能を果たす。熱伝導抑制層34は、実施例1の熱伝導抑制層22と同様に、下側クラッド層32a、32bよりも小さい熱伝導率を有し、酸化された半導体層を含む。低熱伝導率層60は、下側クラッド層32a、32bよりも小さい熱伝導率を有する材料からなり、酸化されていない半導体層である。低熱伝導率層60は、例えばAlGaInAsP層からなる。コンタクト層64、82は、InGaAsP系結晶からなる。絶縁膜40は、SiN、SiO等の絶縁体からなる保護膜である。低反射膜90、92は、例えばMgFおよびTiONからなる誘電体膜からなり、0.3%以下程度の反射率を有する。
ヒータ42は、Pt、NiCr、TiW等の金属膜からなり、絶縁膜40上に形成されている。ヒータ42には、電源電極44及びグランド電極46が接続されている。電源電極44、グランド電極46は、Al、Au、Cu等の導電性材料からなる。電極66、84、裏面電極96は、Al、Au、Cu、Ge、Pt、Ti、W、Zn等の導電性材料からなる。
続いて、半導体レーザチップ300の動作について説明する。図5のように、半導体レーザチップ300は、温度制御装置(TEC:Thermo Electric
Coolor)400上に設置されている。温度制御装置400は、ペルチェ素子によって半導体レーザチップ300の温度を制御する装置である。
電極66に所定の電流が供給されると、光導波路層62において光が発生する。発生した光は、光導波路層36、62を伝播しつつ繰り返し反射及び増幅されてレーザ発振する。発振したレーザ光の一部は、光導波路層80において増幅又は吸収された後、低反射膜92を通して外部に出射される。光導波路層80における増幅率又は吸収率は電極84に流す電流に応じて制御することができる。電極84に所定の電流が供給されると、出射光出力が一定に維持される。
また、ヒータ42に電流等の電気信号が供給されると、その大きさに応じて各SG−DRセグメントの温度が調整される。それにより、各SG−DRセグメントの屈折率が変化する。その結果、光導波路層36の反射ピーク波長が変化する。以上のことから、ヒータ42に供給する電流の大きさを制御することによって、半導体レーザチップ300の発振波長を制御することができる。
次に、半導体レーザチップ300の製造方法について説明する。図6(a)から図8(b)は、図3(a)のA−A間に相当する箇所における半導体レーザチップ300の製造方法を示す断面図である。図9(a)から図10(b)は、図3(b)のB−B間に相当する箇所における半導体レーザチップ300の製造方法を示す断面図である。図11(a)から図12(b)は、図3(b)のC−C間に相当する箇所における半導体レーザチップ300の製造方法を示す断面図である。
図6(a)のように、半導体基板30上に、下側クラッド層32a、低熱伝導率層60、下側クラッド層32bをこの順に形成する。これらの形成は、例えば有機金属気相成長(MOVPE:Metal-Organic
Vapor Phase Epitaxy)法を用いることができる。図6(b)のように、下側クラッド層32b上に形成したレジストマスク(不図示)をマスクとして、下側クラッド層32bに対してエッチング処理を施す。エッチング処理は、例えばCHガスとOガスとエッチングガスを用いたRIEエッチングで行うことができる。このエッチング処理により、回折格子94が形成される。
図6(c)のように、例えばMOVPE法を用いて、回折格子94を埋め込みながら、光導波路膜100を形成する。続いて、例えばMOVPE法を用いて、光導波路膜100上に、上側クラッド膜102とコンタクト膜104をこの順に形成する。
図7(a)のように、SG−DR領域α以外の領域にSiO又はSiN等のマスク層(不図示)を形成し、マスク層をマスクとして、SG−DR領域αのコンタクト膜104、上側クラッド膜102、光導波路膜100に対してエッチング処理を施す。これにより、SG−DR領域αにおいて、下側クラッド層32bが露出する。また、SG−DFB領域βにおいて、光導波路層62、上側クラッド層38b、及びコンタクト層64が形成され、PC領域γにおいて、光導波路層80、上側クラッド層38b、及びコンタクト層82が形成される。
図7(b)、図9(a)、及び図11(a)のように、SG−DR領域α以外の領域に形成したSiO又はSiN等のマスク層をマスクとして、SG−DR領域αに、例えばMOVPE法を用いて、光導波路層36と上側クラッド層38aとを形成する。
図9(b)及び図11(b)のように、例えば幅が2μm程度のストライプ状のマスク層(SiO又はSiN)をマスクとして、下側クラッド層32bまでエッチングして、低熱伝導率層60を露出させる。これにより、SG−DR領域αでは下側クラッド層32b、光導波路層36、上側クラッド層38aを含み、SG−DFB領域βでは下側クラッド層32b、光導波路層62、上側クラッド層38b、コンタクト層64を含み、PC領域γでは下側クラッド層32b、光導波路層80、上側クラッド層38b、コンタクト層82を含む第1メサストライプ106が形成される。
図9(c)及び図11(c)のように、第1メサストライプ106の両側に、例えばMOVPE法を用いて、埋込層98を形成する。これにより、SG−DR領域αにおいて、半導体基板30上に、低熱伝導率層60と、低熱伝導率層60上に設けられた下側クラッド層32b、上側クラッド層38a、及び埋込層98からなるクラッド領域と、クラッド領域内に設けられた光導波路層36と、を有する積層半導体層108が形成される。
図7(c)のように、PC領域γにおける第1メサストライプ106上の両端付近のコンタクト層82を除去する。次いで、例えばCVD(化学気相成長法)を用いて、SiO等の絶縁膜を全面堆積した後、コンタクト層64、82上等の絶縁膜を除去して、絶縁膜40を形成する。
図10(a)及び図12(a)のように、SG−DR領域αにおいて、ストライプ状のマスク層110を用いて積層半導体層108を半導体基板30までエッチングして、第1メサストライプ106の両側にメサ溝48を形成する。メサ溝48の形成は、例えばSiClガスをエッチングガスに用いたRIEエッチングを用いることができる。これにより、SG−DR領域αでは、メサ溝48の間に、第2メサストライプ112が形成される。メサ溝48が形成されることで、第2メサストライプ112に含まれる低熱伝導率層60の側面が露出する。
図8(a)、図10(b)、及び図12(b)のように、酸化雰囲気中で熱処理を行い、メサ溝48から5μm程度の範囲の低熱伝導率層60を酸化させる。例えば、水蒸気雰囲気中で500℃、200分間の熱処理を行い、メサ溝48から5μm程度の範囲の低熱伝導率層60を酸化させる。これにより、第2メサストライプ112における低熱伝導率層60が酸化されて熱伝導抑制層34が形成される。なお、この熱処理では、SG−DFB領域β及びPC領域γの低熱伝導率層60はほとんど酸化されず、電気抵抗率は変わらない。このため、上述の半導体レーザチップ300の動作で説明したように、電極66、84から裏面電極96に向けて電流を流すことができる。また、熱処理をする前に、SG−DFB領域β及びPC領域γ上にSiN等の酸化防止膜を形成しておいてもよい。これにより、コンタクト層64、82の表面の酸化及び変質を抑制することができる。その後、SiO等の絶縁膜を全面堆積する。これにより、メサ溝48の内面にも絶縁膜40が形成される。つまり、第2メサストライプ112の上面及び側面に絶縁膜40が形成される。
図8(b)のように、SG−DR領域αの第2メサストライプ112上にヒータ42を形成する。ヒータ42に電気的に接続する電源電極44及びグランド電極46を形成する。SG−DFB領域β及びPC領域γのコンタクト層64、82上の絶縁膜40を除去して、電極66、84をそれぞれ形成する。半導体基板30の裏面に、裏面電極96を形成する。以上の工程を含んで、実施例2に係る半導体レーザチップ300を形成することができる。
実施例2によれば、図11(c)のように、半導体基板30上に、半導体層である低熱伝導率層60と、低熱伝導率層60上に設けられた下側クラッド層32b、上側クラッド層38a、及び埋込層98からなるクラッド領域と、クラッド領域内に設けられた光導波路層36と、を有する積層半導体層108を形成する。図12(a)のように、ストライプ状のマスク層110を用いて積層半導体層108をエッチングし、光導波路層36を有し、低熱伝導率層60の側面が露出した第2メサストライプ112を形成する。図12(b)のように、第2メサストライプ112に対して酸化雰囲気中で熱処理を行い、低熱伝導率層60の側面から低熱伝導率層60を酸化させる。これにより、図4(b)のように、メサ半導体領域50(第2メサストライプ112)において、光導波路層36と半導体基板30との間に、酸化された半導体層を含む熱伝導抑制層34が形成される。よって、メサ半導体領域50上に設けられたヒータ42による発熱によって、光導波路層36を効率良く加熱することができる。
実施例2では、下側クラッド層32a、32bよりも熱伝導率の小さい低熱伝導率層60を酸化させて熱伝導抑制層34を形成する場合を例に示したが、熱伝導抑制層34の熱伝導率がクラッド領域よりも小さくなれば、その他の半導体層を酸化させる場合でもよい。しかしながら、小さな熱伝導率を得る観点から、下側クラッド層32a、32bよりも熱伝導率の小さい低熱伝導率層60を酸化させる場合が好ましい。
低熱伝導率層60の酸化は、上述した条件の場合に限らず、酸化作用を有する気体(O、HO、H)を1%以上含む雰囲気中で、300℃以上700℃未満の温度で熱処理をしてもよい。300℃未満ではほとんど酸化が進まず、700℃以上では、InGaAsPからなる光導波路層36に影響を及ぼして、レーザ光の波長シフトや強度減少等が生じるためである。このように、熱伝導抑制層34を得るための酸化は、酸化が進む温度であって、光導波路層36に影響を及ぼさない温度で行うことが好ましい。また、熱伝導抑制層34を得るための酸化は、400℃以上且つ700℃未満で行うことがより好ましく、400℃以上550℃未満で行うことがさらに好ましい。400℃未満では、酸化速度が遅いためスループットが悪く、550℃以上では、反対に酸化速度が速くなるため制御が難しいためである。
実施例2においても、実施例1と同様に、熱伝導抑制層34は、例えば酸化されたAlGaInAs層と酸化されたAlInPAs層との多層膜、InP層と酸化されたAlInPAs層との多層膜とすることができる。つまり、熱伝導抑制層34を得る前(即ち、酸化前)の半導体層は、AlGaInAs層とAlInPAs層、又はInP層とAlInPAs層、等の多層膜とすることができる。また、実施例2では、光導波路層36が、伝搬する光に利得を与える利得部と光結合している場合を例に示したが、光導波路層36が伝搬する光に利得を与える利得部を含んでいてもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10、30 半導体基板
12 半導体領域
14、40 絶縁膜
16、42 ヒータ
18 クラッド領域
20、36 光導波路層
22、34 熱伝導抑制層
50 メサ半導体領域
32a、32b 下側クラッド層
38a、38b 上側クラッド層
60 低熱伝導率層
108 積層半導体層
110 マスク層
106 第1メサストライプ
112 第2メサストライプ
200 分布反射器
300 半導体レーザチップ
400 温度制御装置

Claims (4)

  1. 下側クラッド領域、光導波路層、及び上側クラッド領域からなる光導波路を含み、波長選択機能を有するサンプルドグレーティング分布反射領域と、前記サンプルドグレーティング分布反射領域に配置され、前記光導波路の温度を変化させることで屈折率を変化させるヒータと、を備える光半導体装置の製造方法において、
    半導体基板上に、半導体層と、前記半導体層上に設けられた前記下側クラッド領域と、前記下側クラッド領域上に設けられた前記光導波路層と、前記光導波路層上に設けられた前記上側クラッド領域と、を有する積層半導体層を形成する工程と、
    ストライプ状の第1のマスク層を用いて前記積層半導体層のうち、前記下側クラッド領域と前記光導波路層と前記上側クラッド領域をエッチングし、前記光導波路層の側面が露出した第1のメサストライプを形成する工程と、
    前記第1のメサストライプの両側に埋め込み層を形成する工程と、
    前記第1のマスク層の幅より大きいストライプ状の第2のマスク層を用いて前記積層半導体層をエッチングし、前記半導体層の側面が露出した第2のメサストライプを形成する工程と、
    前記第2のメサストライプに対して酸化雰囲気中で熱処理を行い、前記半導体基板と前記光導波路層の間に設けられた前記半導体層の側面から前記半導体層の内部まで酸化させる工程と、
    前記第2のメサストライプ上に、前記ヒータを形成する工程と、を備える、光半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体層を酸化させる工程は、酸化作用を有する気体を1%以上含む雰囲気中で、300℃以上且つ700℃未満の温度で熱処理を行う、請求項1に記載の光半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体基板および前記下側クラッド領域は、InPの材料を含み、
    前記半導体層は、GaAlIn(1−X−Y)As(1−Z)(但し、0≦X≦0.08、0.20≦Y≦0.40、0<Z<1.0)を含む、請求項1または2に記載の光半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板と、前記半導体基板上に設けられた下側クラッド領域と、前記下側クラッド領域上に設けられた光導波路層と、前記光導波路層上に設けられた上側クラッド領域と、前記半導体基板と前記光導波路層の間に配置され、前記下側クラッド領域より小さい熱伝導率を有し、かつ、酸化された半導体層を含む熱伝導抑制層と、を含み、前記熱伝導抑制層の側面が露出されたメサストライプと、
    前記メサストライプを含み、波長選択機能を有するサンプルドグレーティング分布反射領域と、
    前記サンプルドグレーティング分布反射領域に配置され、前記光導波路層の温度を変化させることで屈折率を変化させるヒータと、を備え、
    前記熱伝導抑制層は、前記側面から内部まで酸化され、
    前記熱伝導抑制層の熱伝導率が、前記熱伝導抑制層の中央部より前記側面の方が小さい、光半導体装置。
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