JP6212325B2 - 航空手荷物用タグ - Google Patents

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Description

本発明は、航空手荷物用タグに関する。
従来、航空手荷物の管理には、バーコードや非接触型ICタグを利用した航空手荷物タグによる自動認識管理システムが用いられている。
航空手荷物タグは、例えば、次のように用いられている。配送用荷札の基体上の感熱剤塗膜の上のバリアコートの上に多色印字が施され、永久接着剤を配送用荷札の裏面に塗布し、その配送用荷札を接着剤に面するリリース剤を含ませた剥離シートの表面に固着する。また、剥離シートの裏面に印字する。そして、剥離シートと手荷物引取用半券を、配送用荷札から切離して、その後、乗客航空券または同種の他のもののはいった書類束にステープルで止めるか、あるいは、貼付ける。
このような航空手荷物タグは、手荷物に配送用荷札を取り付ける際に、配送用荷札から剥離紙を剥がす必要があるため、剥離紙を剥がすために手間がかかる上に、剥離紙が廃棄物として発生するという課題があった。そのため、剥離紙を用いない航空手荷物タグが望まれていた。
剥離紙を用いない航空手荷物タグとしては、シート状の基体と、基体の片面に塗布形成された感圧性接着剤層と、基体の他方の片面に塗布形成された感熱剤層と、感熱剤塗布面上に印字された表示部と、感圧性接着剤に対して低接着性であり感熱剤塗布面全面を被覆して形成されたリリース剤層とからなり、連続ウェブ状をなすラベルシートが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−222717号公報
特許文献1のラベルシートは、連続ウェブから配送用荷札単位を分離するために設けられたミシン線と、配送用荷札から旅客控用片(手荷物を預けた際に旅客が受け取る、手荷物の識別番号が記載された控え用紙片)や到着宛用片(手荷物を預けた際に航空会社が手荷物に貼付する、手荷物の識別番号が記載された紙片)を分離するために設けられたミシン線とが同じ強度を有するため、これらの分離作業が適切に行われないことがあった。本来、連続ウェブから配送用荷札単位を分離した後、配送用荷札から旅客控用片や到着宛用片を分離するという手順で、手荷物に航空手荷物タグが取り付けられる必要がある。ところが、上記のようにミシン線の強度が等しいと、連続ウェブから配送用荷札単位を分離しようとした際に、配送用荷札から旅客控用片や到着宛用片が分離してしまい、手順通りの作業を行えなくなり、結果として、作業効率が低下するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、作業手順通りに、容易に荷物に取り付けることができる航空手荷物用タグを提供することを目的とする。
本発明の航空手荷物用タグは、シート状の基材と、該基材の一方の面に設けられた粘着剤層およびインレットと、を備えてなる積層シートから構成され、前記積層シートは、長手方向に沿って、第1片、第2片および第3片が順に連接されてなる単位が複数連接されてなり、前記単位同士は、弱分離線を介して連接され、前記第1片と前記第2片、および、前記第2片と前記第3片は、強分離線を介して連接されてなることを特徴とする。
本発明の航空手荷物用タグにおいて、前記弱分離線は、前記積層シートの長手方向に対して垂直な方向に形成されたミシン線からなり、前記強分離線は、複数の平面視略Y字状の切り込みが、前記積層シートの長手方向に対して垂直な方向に間隔を置いて連続して形成されてなることが好ましい。
本発明によれば、積層シートは、長手方向に沿って、第1片、第2片および第3片が順に連接されてなる単位が複数連接されてなり、単位同士は、弱分離線を介して連接され、第1片と第2片、および、第2片と第3片は、強分離線を介して連接されているので、航空手荷物用タグを、作業手順通りに、容易に荷物に取り付けることができる。
本発明の航空手荷物用タグの一実施形態を示す概略平面図であり、(a)は基材の一方の面(表面)側から視た図、(b)は基材の他方の面(裏面)側から視た図である。 図1(a)のA−A線および図1(b)のB−B線に沿う断面図である。 到着宛用片と配送用荷札の間、および、旅客控用片と配送用荷札の間に設けられる強分離線を示す平面図である。 航空手荷物用タグの使用方法を示す概略斜視図である。
本発明の航空手荷物用タグの実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明の航空手荷物用タグの一実施形態を示す概略平面図であり、(a)は基材の一方の面(表面)側から視た図、(b)は基材の他方の面(裏面)側から視た図である。図2は、図1(a)のA−A線および図1(b)のB−B線に沿う断面図である。
本実施形態の航空手荷物用タグ10は、シート状の基材11と、基材11の一方の面11aに設けられた粘着剤層12およびインレット13と、基材11の他方の面11bに設けられた感熱剤層14と、を備えてなる積層シート20から構成されている。
積層シート20は、長手方向に沿って、第1片21、第2片22および第3片23が順に連接されてなる単位(図1および2において、符合20Aで示す。)が、繰り返して複数連接されてなるものである。すなわち、積層シート20の単位20Aにおいて、第1片21と第3片23が両端部を形成している。
積層シート20の単位20A同士は、弱分離線31を介して連接されている。
第1片21と第2片22は、第1強分離線32を介して連接されている。また、第2片22と第3片23は、第2強分離線33を介して連接されている。
さらに、第1片21は、第3強分離線34および第4強分離線35を介して連接する3つの小片24,25,26から構成されている。
なお、第1片21は、例えば、手荷物に貼付される到着宛用片である。第2片22は、例えば、手荷物の取手部分などに固定される配送用荷札である。第3片23は、例えば、手荷物の控えとして、旅客に渡される旅客控用片である。
弱分離線31は、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に形成されたミシン線からなることが好ましい。弱分離線31は、基材11および感熱剤層14にわたって設けられている。
この弱分離線31により、単位20Aを長手方向に引っ張った際に、積層シート20から単位20Aを容易に分離する(切り取る)ことができる。
第1強分離線32、第2強分離線33、第3強分離線34および第4強分離線35は、複数の平面視略Y字状の切り込みが、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に間隔を置いて連続して形成されてなるものが好ましい。第1強分離線32、第2強分離線33、第3強分離線34および第4強分離線35は、基材11および感熱剤層14にわたって設けられている。
平面視略Y字状の切り込みとしては、例えば、図3(a)に示すような直線のみからなる形状の切り込み36や、図3(b)に示すような曲線(半円弧)と直線の組合せからなる形状の切り込み37が挙げられる。
図3(a)において、第2片22から第1片21を分離するために、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向(図3(a)に示す矢印α方向)、すなわち、第1強分離線32を構成する平面視略Y字状の切り込み36の沿在する方向に沿って、第1片21に力を加えると、切り込み36Aに加えられた力は、矢印β方向と矢印β方向に分かれて進むが、この2つの力は次の切り込み36BのV字状の部分で受け止められて、その切り込み36Bに力が加えられる。以下、同様にして、切り込み36Bから切り込み36Cに力が加えられ、切り込み36Cから切り込み36Dに力が加えられることにより、第2片22から第1片21を容易に分離することができる。
なお、連接する切り込み36同士の間で、力が途切れることなく加えられるためには、例えば、切り込み36Aにおける、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向の先端36aが、少なくとも切り込み36Aにおける、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向の2つの後端36b,36cを結ぶ直線γ上にある必要がある。すなわち、切り込み36Aの先端36aは、2つの後端36b,36cを結ぶ直線γよりも切り込み36B側に存在する必要がある。他の切り込み36B,36C,36Dについても同様である。
図3(b)において、第2片22から第1片21を分離するために、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向(図3(b)に示す矢印α方向)、すなわち、第1強分離線32を構成する平面視略Y字状の切り込み37の沿在する方向に沿って、第1片21に力を加えると、切り込み37Aに加えられた力は、矢印β方向と矢印β方向に分かれて進むが、この2つの力は次の切り込み37Bの半円弧状の部分で受け止められて、その切り込み37Bに力が加えられる。以下、同様にして、切り込み37Bから切り込み37Cに力が加えられ、切り込み37Cから切り込み37Dに力が加えられることにより、第2片22から第1片21を容易に分離することができる。
なお、連接する切り込み37同士の間で、力が途切れることなく加えられるためには、例えば、切り込み37Aにおける、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向の先端37aが、少なくとも切り込み37Aにおける、積層シート20の長手方向に対して垂直な方向の2つの後端37b,37cを結ぶ直線γ上にある必要がある。すなわち、切り込み37Aの先端37aは、2つの後端37b,37cを結ぶ直線γよりも切り込み37B側に存在する必要がある。他の切り込み37B,37C,37Dについても同様である。
一方、第1強分離線32、第2強分離線33、第3強分離線34および第4強分離線35に対して、積層シート20の長手方向に対して平行な方向に力を加えても、連接する複数の切り込み36,37には、上述のように力が加えられない。したがって、第1強分離線32、第2強分離線33、第3強分離線34および第4強分離線35に対して、積層シート20の長手方向に対して平行な方向に力を加えても、第1強分離線32、第2強分離線33、第3強分離線34および第4強分離線35において、積層シート20が分離されることはない。
第1片21、第2片22および第3片23の長さおよび幅は、特に限定されるものではなく、適用する手荷物や航空会社などに応じて適宜設定される。
粘着剤層12は、第1片21を構成する基材11の一方の面11a全面と、第2片22における第1片21に連接する部分およびその近傍の部分を構成する基材11の一方の面11aの一部に設けられた粘着剤層12Aと、第2片22における第3片23に連接する部分およびその近傍の部分を構成する基材11の一方の面11aの一部に設けられた粘着剤層12Bとから構成されている。また、粘着剤層12Aと粘着剤層12Bは所定の間隔を置いて設けられており、第2片22を手荷物の取手部分などに挿通した後、ループ状に折り曲げた場合に、粘着剤層12Aと粘着剤層12Bが対向し、密着する位置に設けられている。
インレット13は、基材11の一方の面11aにおいて、粘着剤層12が設けられていない部分であれば、どこに設けられていてもよい。また、インレット13は、接着剤層15を介して、基材11の一方の面11aに設けられている。
基材11としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PET−G)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル樹脂からなる基材;ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン樹脂からなる基材;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ4フッ化エチレンなどのポリフッ化エチレン系樹脂からなる基材;ナイロン6、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂からなる基材;ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、ビニロンなどのビニル重合体からなる基材;ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル系樹脂からなる基材;ポリスチレンからなる基材;ポリカーボネート(PC)からなる基材;ポリアリレートからなる基材;ポリイミドからなる基材;;ガラスエポキシ樹脂からなる基材;上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材などが用いられる。
感熱剤層14を構成する感熱剤としては、特に限定されるものではなく、一般的に感熱紙に用いられる感熱性材料が用いられる。
なお、本実施形態では、基材11と感熱剤層14とが別体の場合を例示したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。本実施形態にあっては、基材11として、感熱剤層が設けられた基材を用いてもよい。
粘着剤層12を構成する粘着剤としては、貼着後も剥離が可能であり、剥離後は再貼付が可能な材料が挙げられる。
このような粘着剤としては、110gf/25mm〜170gf/25mmの剥離力を有する材料が用いられる。このような材料としては、例えば、(1)非剥離性感圧接着剤基剤と、この非剥離性感圧接着剤基剤に対して非親和性の微粒状充填剤とからなる接着剤組成物、(2)粘着主剤と、粘着付与剤と、無機充填剤とを含む配合物に、無機充填剤と反応性を有しないカップリング剤、粘着主剤と相溶性を有しない樹脂などを添加した感圧性の粘着剤などが挙げられる。
上記の接着剤組成物に含まれる非剥離性感圧接着剤基剤としては、単に基材11または基材11の他方の面11bに設けられた感熱剤層14に接触した状態では接着しないが、加圧により接着する性質を有するものが挙げられる。非剥離性感圧接着剤基剤としては、従来の感圧接着剤として慣用されているものの基剤の中から任意に選択して用いることができるが、特に、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとをグラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性などの点で好適である。
上記の接着剤組成物に含まれる微粒状充填剤としては、非剥離性感圧接着剤基剤を構成する各成分によって溶解または膨潤されないものが挙げられる。このような微粒状充填剤としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉末、シラスバルーンなどが挙げられる。本発明においては、これらの微粒状充填剤から選択される2種以上を組み合わせて用いる必要があり、特に、シリカと他の充填剤との組合せが好適である。また、この2種以上の微粒状充填剤としては、粒径の異なるものを選ぶことが好ましく、このように粒径の異なる2種以上を組み合わせて用いることにより粘着剤層12の表面を凹凸状に形成し、剥離性能を向上させることができる。また、上記の非剥離性感圧接着剤基剤にシリカを添加することにより、接着剤組成物の塗膜を強化することができる。さらに、シリカは多孔質であるため、非剥離性感圧接着剤基剤がシリカの表面に付着しやすく、接着力や剥離力を調整しやすい上、シリコーンオイルを用いているプリンタにより、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合でも、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤組成物がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。これらの微粒状充填剤は、平均粒子径が10mμm〜30μmの範囲にあるものが好ましく、平均粒子径が1μm〜20μmの範囲にあるものがより好ましい。
上記の感圧性の粘着剤に含まれる粘着主剤としては、ガラス転移点(Tg)が低く、ベタツキ感(タック感)の強い樹脂などが挙げられる。このような粘着主剤としては、例えば天然ゴム(NR)、エステル化天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などが挙げられる。
上記の感圧性の粘着剤に含まれる粘着付与剤としては、ロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、変成ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル、不均化ロジンエステル、重合ロジンエステルなどが挙げられる。
上記の感圧性の粘着剤に含まれる無機充填剤としては、上記の粘着主剤とは親和性を有しない、マイクロシリカ、合成ゼオライト、活性アルミナゲル、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、タルク、クレー、カオリン、活性白土、シラスバルーンなどの微粒状物質が挙げられる。
また、上記の感圧性の粘着剤には、上記の無機充填剤に加えて、アクリルなどの樹脂ビーズ、精製デンプン、コーンスターチ、セルロース粉末などの微粒状物質を併用してもよい。
上記の感圧性の粘着剤に含まれるカップリング剤としては、上記の無機充填剤との結合性を有し、かつ上記の粘着主剤と親和性を有するものが挙げられる。このようなカップリング剤としては、例えば、ビニルクリクロルシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリス(t−ブチルパーオキシ)シランなどのシラン単独またはこれらの混合物、さらにはこれらの部分加水分解物、または部分共加水分解物;テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネートなどのチタンオルトエステル、チタンアセチルアセトネート、トリエタノールアミンチタネートなどのチタンキレート、ポリヒドロキシチタンステアレート、ポリイソプロポキシチタンステアレートなどのチタンアシレート、以上のような有機チタン化合物単独またはこれらの混合物、アルミニウムイソプロピレート、モノ−sec−ブトキシアルミニウムジイソプロピレートなどのアルミニウムアルコレート、アルミニウムエチルアセトアセテートジイソプロピレートなどのアルミニウムキレート化合物、以上のような有機アルミニウム化合物単独またはこれらの混合物;その他の有機金属化合物;以上のシランおよび有機金属化合物の混合物などが挙げられる。
上記の感圧性の粘着剤に含まれ、上記の粘着主剤と相溶性を有しない樹脂としては、水分散性高分子ポリエステル、ポリビニルアルコール、酸変性ポリビニルアルコール、ケイ素含有水溶性ポリマー、熱可塑性エラストマー、また、低密度ポリエチレンなどの低分子ポリエチレン、アイオノマー、酢酸ビニル−オレフィン共重合体、セルロース誘導体などが挙げられる。これらの樹脂の中でも、ガラス転移温度(Tg)が30℃〜80℃、重量平均分子量が10,000〜25,000、粘度が20〜20,000cps(30℃)のものが好ましい。
インレット13は、特に限定されるものではなく、例えば、フィルム状またはシート状の基材41と、アンテナ42とから概略構成されている。
また、アンテナ42は、互いに対向し、その対向する側にそれぞれ給電点(ICチップと接続する部分)を有する一対のメアンダ状の放射素子43A,43Bを備えた、2つのダイポールアンテナ44A,44Bから構成されている。2つのダイポールアンテナ44A,44Bは、それぞれの給電点で交差し、2回回転対称に配置されている。
インレット13のアンテナ42は、基材41の一方の面41aに、ポリマー型導電インクを用いて所定のパターンにスクリーン印刷、インクジェット印刷などの印刷法により形成されてなるものか、もしくは、導電性箔をエッチングしてなるもの、金属メッキしてなるものである。
ポリマー型導電インクとしては、例えば、銀粉末、金粉末、白金粉末、アルミニウム粉末、パラジウム粉末、ロジウム粉末、カーボン粉末(カーボンブラック、カーボンナノチューブなど)などの導電微粒子が樹脂組成物に配合されたものが挙げられる。
樹脂組成物として熱硬化型樹脂を用いれば、ポリマー型導電インクは、200℃以下、例えば100〜150℃程度でアンテナ42をなす塗膜を形成することができる熱硬化型となる。アンテナ42をなす塗膜の電気の流れる経路は、塗膜をなす導電微粒子が互いに接触することにより形成され、この塗膜の抵抗値は10−5Ω・cmオーダーである。
また、本発明におけるポリマー型導電インクとしては、熱硬化型の他にも、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものが用いられる。
光硬化型のポリマー型導電インクは、光硬化性樹脂を樹脂組成物に含むものであり、硬化時間が短いので、製造効率を向上させることができる。光硬化型のポリマー型導電インクとしては、例えば、熱可塑性樹脂のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特にポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、導電微粒子が60質量%以上配合され、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、溶剤揮発型かあるいは架橋/熱可塑併用型(ただし熱可塑型が50質量%以上である)のものや、熱可塑性樹脂のみ、あるいは熱可塑性樹脂と架橋性樹脂(特にポリエステルとイソシアネートによる架橋系樹脂など)とのブレンド樹脂組成物に、ポリエステル樹脂が10質量%以上配合されたもの、すなわち、架橋型かあるいは架橋/熱可塑併用型のものなどが好適に用いられる。
アンテナ42をなす導電性箔としては、銅箔、銀箔、金箔、白金箔、アルミニウム箔などが挙げられる。
アンテナ42をなす金属メッキとしては、銅メッキ、銀メッキ、金メッキ、白金メッキなどが挙げられる。
また、インレット13には、アンテナ42と電気的に接続するICチップ(図示略)が設けられていてもよい。
ICチップとしては、特に限定されず、アンテナ42を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであれば、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは非接触型ICカードなどのRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
なお、本実施形態では、積層シート20がインレット13を備えている場合を例示したが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態にあっては、積層シート20がインレット13を備えていなくてもよい。
また、本実施形態では、アンテナ42が一対の放射素子43A,43Bを備えた、2つのダイポールアンテナ44A,44Bから構成されている場合を例示したが、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態にあっては、アンテナ42が、面状のダイポールアンテナ、枠状のダイポールアンテナ、ループアンテナなどであってもよい。
次に、図4を参照して、本実施形態の航空手荷物用タグ10の使用方法を説明する。
まず、図4(a)に示すように、ロール状に巻き取られた積層シート20から、単位20A(1単位分)を繰り出す。
次いで、図4(b)に示すように、繰り出した単位20Aを積層シート20の長手方向に引っ張って、弱分離線31に沿って、ロール状に巻き取られた積層シート20から単位20Aを分離する。
次いで、図4(c)に示すように、第1強分離線32に沿って、第1片(到着宛用片)21を積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に引き裂いて、第2片(配送用荷札)22から第1片21を分離する。分離した第1片21は、第3強分離線34や第4強分離線35に沿って分離され、3つの小片24,25,26とされて、手荷物に貼付される。
また、図4(c)に示すように、第2強分離線33に沿って、第3片(旅客控用片)23を積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に引き裂いて、第2片22から第3片23を分離する。分離した第3片23は、手荷物の控えとして、旅客に渡される。
次いで、図4(d)に示すように、第1片21と第3片23が分離されて残った第2片22を、手荷物の取手部分などに挿通した後、ループ状に折り曲げて、粘着剤層12Aと粘着剤層12Bを当接させた状態で、これらの粘着剤層に対応する部分を押圧することにより、第2片22の両端部を接着させる。これにより、第2片22が手荷物の取手部分などに固定される。
本実施形態の航空手荷物用タグ10によれば、積層シート20の単位20A同士は、弱分離線31を介して連接され、第1片21と第2片22は、第1強分離線32を介して連接され、第2片22と第3片23は、第2強分離線33を介して連接されているので、単位20Aを長手方向に引っ張った際には、積層シート20から単位20Aを容易に分離することができる一方で、この操作では、第1片21と第2片22の分離、および、第2片22と第3片23の分離は行われない。また、第1強分離線32に沿って、第1片21を積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に引き裂くことにより、第2片22から第1片21を分離することができる。さらに、第2強分離線33に沿って、第3片23を積層シート20の長手方向に対して垂直な方向に引き裂くことにより、第2片22から第3片23を分離することができる。したがって、本実施形態の航空手荷物用タグ10は、作業手順通りに、容易に荷物に取り付けることができる。
10・・・航空手荷物用タグ、11・・・基材、12・・・粘着剤層、13・・・インレット、14・・・感熱剤層、15・・・接着剤層、20・・・積層シート、20A・・・単位、21・・・第1片(到着宛用片)、22・・・第2片(配送用荷札)、23・・・第3片(旅客控用片)、24,25,26・・・小片、31・・・弱分離線、32・・・第1強分離線、33・・・第2強分離線、34・・・第3強分離線、35・・・第4強分離線、36,37・・・切り込み、41・・・基材、42・・・アンテナ、43A,43B・・・放射素子、44A,44B・・・ダイポールアンテナ。

Claims (2)

  1. シート状の基材と、該基材の一方の面に設けられた粘着剤層と、を備えてなる積層シートから構成され、
    前記積層シートは、長手方向に沿って、第1片、第2片および第3片が順に連接されてなる単位が複数連接されてなり、
    前記単位同士は、弱分離線を介して連接され、
    前記第1片と前記第2片、および、前記第2片と前記第3片は、強分離線を介して連接されてなることを特徴とする航空手荷物用タグ。
  2. 前記弱分離線は、前記積層シートの長手方向に対して垂直な方向に形成されたミシン線からなり、前記強分離線は、複数の平面視略Y字状の切り込みが、前記積層シートの長手方向に対して垂直な方向に間隔を置いて連続して形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の航空手荷物用タグ。
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