〔実施形態1〕
以下、本発明の第1の実施形態について詳細に説明する。
≪活動量測定システムの概略≫
まず始めに、図1を用いて本実施形態に係る活動量測定システム10を構成する装置について、簡単に説明する。図1は、活動量測定システム10の要部構成を示すブロック図である。
活動量測定システム10は、活動量計1にて活動量を測定できなくなった場合に、活動量計1に代って携帯端末2が活動量を測定するシステムである。また、活動量測定システム10は、活動量計1にて活動量が再び測定可能になった場合に、携帯端末2が測定した活動量を含むデータを、活動量計1へと送信するシステムである。すなわち、活動量測定システム10は、活動量計1を主として活動量の測定を行い、活動量計1が電池切れを起こしたときに、補助的に携帯端末2を用いて活動量の測定を行うシステムである。
ここで、活動量とは、ユーザの動作に係る情報を定量化した値と、上記定量化した値から算出した情報とを示す。具体的には、活動量とは、例えば、歩数、消費カロリー、歩行距離、運動強度(METs、Metabolic equivalents)、運動の種類などである。
活動量測定システム10は図示の通り、活動量計1(活動量測定装置)と、携帯端末2(活動量測定補助装置)とで構成される。上述の通り、本実施形態では、本発明に係る活動量測定装置を活動量計にて、また、活動量測定補助装置を携帯端末にて実現した例について説明する。しかしながら、本発明を具現化する形態は上記装置に限定されず、後述の構成を備えることが可能な装置であれば、種々の装置に適用可能である。ただし、活動量計1のように活動量測定の主となる装置は、活動量の測定にあたり、上述のようにユーザの動作および周辺環境に係る情報を検出するため、持ち歩くことが可能な装置であることが望ましい。また、活動量測定の主となる装置は、継続的に活動量の測定が可能な期間(電池の持ち)が、携帯端末2のように補助的に活動量測定を行う装置より長いことが望ましい。
次に、図1を用いて活動量計1および携帯端末2の詳細な構成を説明する。なお、活動量計1および携帯端末2において、本実施形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、活動量計1および携帯端末2は、実施の実情に即して当該省略した構成を含んでいてもよい。
≪活動量計1の要部構成≫
活動量計1は、活動量を測定および記録する装置である。本実施形態に係る活動量計1は、電池により動作し、上述した活動量を少なくとも1種類測定し、携帯端末2と通信を行う装置であればよい。活動量計1の具体例としては、歩数計、高度計、GPS(Global Positioning System)ロガーなどが挙げられる。
なお、活動量計1は、上述した活動量計1としての各種機能を持つ複数の装置から構成されていてもよいが、独立した1つの装置であることが望ましい。
活動量計1は、図示の通り、制御部110(活動量データ送信手段、活動量データ受信手段)と、通信部120と、センサ部130と、計時部140(計時部)と、記憶部150と、電池160とを備えている。
通信部120は、後述する携帯端末2の端末通信部220とデータの送受信を行うものである。通信部120と端末通信部220との通信方式は、データおよび各種通知の送受信を行うことができれば特に限定されない。しかしながら、上述の通り活動量計1は持ち運び可能な装置であることが望ましいので、通信部120と端末通信部220との通信方式は無線通信であることが望ましい。具体的には、通信部120と端末通信部220とは、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi Direct(登録商標)などを用いて通信することが望ましい。
センサ部130は、ユーザの動作および周辺環境に係る情報を検出し、定量化するものである。以降、センサ部130にて定量化された値を「センサ情報」と記載する。検出されたセンサ情報は、現在値データ生成部112へと送信される。
センサ部130は、具体的には、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、GPS受信機、高度(気圧)センサ、温度センサ、湿度センサなどのセンサにより実現される。ゆえに、センサ部130にて検出される「センサ情報」とは、具体的には、歩行動作(1歩)、位置情報(緯度および経度の数値)、高度(気圧)、温度、湿度などを示す。
ここで、センサ情報の検出を、具体例を挙げて説明する。例えば、センサ部130が加速度センサを備え、当該加速度センサにて検出した加速度の波形信号から、センサ情報として歩数を検出するとする。この場合、センサ部130は、加速度センサにより加速度を示す波形信号を取得し、当該波形信号の波形から、既定のアルゴリズムによりユーザの歩行動作に伴う波形の変化を検出し、当該検出を1歩としてカウントする。つまり、この場合、センサ情報は歩数(1歩)を示す値である。
センサ部130は少なくとも1種類のセンサ情報を検出できればよいが、複数のセンサを含み、当該複数のセンサから複数のセンサ情報を検出する構成であってもよい。また、本実施形態においては、センサ部130は活動量計1に内蔵されたセンサとしたが、センサ部130は活動量計1の外部に接続された機器であっても構わない。
計時部140は、現在値データ生成部112に対し時刻を供給するものである。具体的には、計時部140は、時刻を計時し、随時現在値データ生成部112へと送信する。また、計時部140は、所定の時間(例えば10分)が経過したことを、現在値データ生成部112に通知する。
電池160は、活動量計1の電源となる電池である。具体的には、小型の充電池やボタン電池など、従来の活動量計で用いられる電池を電池160として用いることができる。
制御部110は、活動量計1を統括的に制御するものである。制御部110は、例えば、CPU(central processing unit)などで実現される。また、制御部110は、通信部120を介して携帯端末2からの各種通知を送受信する機能と、後述する現在値データ151およびログデータ152を携帯端末2の端末制御部210と送受信する機能とを含む。
制御部110は、さらに詳しくは、測定制御部111(活動量測定開始手段、測定停止手段)と、現在値データ生成部112(活動量測定部、現在値データ生成手段)と、ログデータ生成部113(ログデータ生成手段)と、電池監視部114(電池残量測定手段、通知送信手段)とを含む。
電池監視部114は、電池160の電池残量を測定し、当該電池残量と、充電開始閾値(第1閾値)および充電完了閾値(第2閾値)との大小を判定するものである。電池160の電池残量は、例えば電池160の電池電圧をモニタリングすることにより測定すればよい。
ここで「充電開始閾値」とは、センサ部130での測定、および現在値データ生成部112での活動量の測定を継続できない状態(残量少状態)を示す電池残量の範囲の上限値である。すなわち、充電開始閾値は、電池160の充電が必要か否かを判断する閾値である。また、以降、上記残量少状態を示す通知を「残量少通知」と記載する。
また、「充電完了閾値」とは、電池160の充電または電池交換の完了を示す閾値である。以降、電池160の充電または電池交換の完了の通知を「充電完了通知」と記載する。
電池監視部114は、電池160の電池残量が充電開始閾値以下になった場合、測定制御部111および携帯端末2の通知取得部211に残量少通知を送信する。また、電池監視部114は、電池160の電池残量が充電完了閾値以上になった場合、測定制御部111および携帯端末2の通知取得部211に充電完了通知を送信する。
測定制御部111は、センサ部130および現在値データ生成部112の起動と停止とを切替えるものである。測定制御部111は、電池監視部114から残量少通知を受信した場合、センサ部130を停止させるとともに、現在値データ生成部112へ活動量の測定停止を指示する制御命令を送信する。
測定制御部111はまた、電池監視部114から充電完了通知を受信した場合、センサ部130を起動させるとともに、現在値データ生成部112へ、活動量の測定開始を指示する制御命令を送信する。
現在値データ生成部112は、センサ部130から受信したセンサ情報から活動量を測定し、計時部140から受信した時刻に、上記活動量が対応づけられた現在値データ151を生成および保持するものである。
活動量計1が活動量の測定を行っている場合(残量少状態でない場合)、現在値データ生成部112は、センサ部130からセンサ情報を受信すると、当該センサ情報から活動量を測定し、当該活動量と、計時部140から受信した時刻とから、現在値データ151を生成する。生成した現在値データ151は、現在値データ生成部112にて保持される。なお、現在値データ151の生成処理については後で詳述する。そして、現在値データ生成部112は、計時部140から所定の時間(例えば10分)が経過したことを示す通知を受信した場合、保持している現在値データ151をログデータ生成部113へと送信する。
一方、活動量計1が残量少状態となると(電池切れを起こすと)、現在値データ生成部112は、測定制御部111から活動量の測定停止を指示する制御命令を受信し、センサ情報の受信、活動量の測定、および現在値データ151の生成を停止する。また、現在値データ生成部112がその時点で保持していた現在値データ151は、制御部110により携帯端末2の端末現在値データ生成部213へと送信される。以降、現在値データ生成部112または後述の端末現在値データ生成部213が保持している現在値データ151を、「最新の現在値データ151」と記載する。
一方、活動量計1が一旦残量少状態となった後に、充電または電池交換により電池残量が回復した(電池残量が充電完了閾値以上になった)場合、現在値データ生成部112は、制御部110から、端末現在値データ生成部213が生成した現在値データ151を受信する。また、現在値データ生成部112は、測定制御部111から活動量の測定開始を指示する制御命令を受信すると、センサ部130からのセンサ情報の受信、活動量の測定、および現在値データ151の生成を再開する。
なお、このとき、現在値データ生成部112は、受信した現在値データ151(端末現在値データ生成部213が作成した現在値データ151)の続きを生成する。携帯端末2から受信した現在値データ151の引き継ぎ方法は、後で詳述する。
ログデータ生成部113は、現在値データ151から、単位時間あたりの活動量の履歴を示すログデータ152を生成するものである。
活動量計1が活動量の測定を行っている場合(残量少状態でない場合)、ログデータ生成部113は、現在値データ生成部112から最新の現在値データ151を受信すると、記憶部150に格納されている現在値データ151と、最新の現在値データ151との差分を算出して、単位時間あたりの活動量の履歴(ログ)を生成する。なお、上記ログの生成処理については後で詳述する。以降、記憶部150または後述の端末記憶部250に格納されている現在値データ151(ログデータ生成部113または端末ログデータ生成部214において、1つ前のログを生成する際に現在値データ生成部112から受信し使用した現在値データ151)を、「前回の現在値データ151」と記載する。
そして、ログデータ生成部113は、生成したログを記憶部150のログデータ152へと追加するとともに、上記ログの生成に使用した現在値データ151(現在値データ生成部112から受信した、最新の現在値データ151)を、記憶部150に記憶された現在値データ151(前回の現在値データ151)と置き換える。なお、このとき格納される現在値データ151は、ログデータ生成部113が次回ログを生成するときに記憶部150から読み出される。
記憶部150は、活動量計1にて使用する各種データを記憶するものである。記憶部150には、図示の通り、現在値データ151(前回の現在値データ151)と、ログデータ152とが格納されている。ログデータ152はログデータ生成部113により新しいログが追加される。現在値データ151は、ログデータ152のログの追加とともに、ログデータ生成部113により格納される。また、以下、現在値データ151およびログデータ152のデータ構成について詳述する。
(現在値データのデータ構成)
まず、現在値データ151のデータ構成について説明する。図2は、現在値データ151のデータ構造の一例を示す図である。現在値データ151は図示の通り、「時刻」列と、「総歩数」列と、「総消費カロリー」列と、「総距離」列と、「運動の種類」列と、「現在地」列とを含む。
「時刻」列は、計時部140にて計時された時刻を示す情報を格納する。現在値データ151は、「時刻」列の情報に、他の列の情報(活動量)が対応づけられている。
「総歩数」列と、「総消費カロリー」列と、「総距離」列と、「運動の種類」列と、「現在地」列とは、それぞれ活動量を示す情報である。「総歩数」列は、歩数の累計値、すなわち、活動量測定システム10において、活動量の測定が初期化されてから、「時刻」列が示す時刻までに、活動量計1および携帯端末2にて測定された歩数の総和を格納する。また、「総消費カロリー」「総距離」列は、「総歩数」列の情報から所定のアルゴリズムで算出された消費カロリーの総和および歩行距離の総和をそれぞれ格納する。「運動の種類」列は、ユーザが行った運動の種類を示す情報を格納する。また、「現在値(緯度/軽度)」列は、「時刻」列に格納された時刻における、ユーザの現在の位置を、緯度および経度で示した情報を格納する。
なお、現在値データ151は、時刻に対し、少なくとも1種類の活動量が対応づけられた情報であればよく、そのデータ構造はテーブル形式に限定されない。また、各列に格納する情報の、格納形式は問わない。
また、本実施形態では、現在値データ151は1レコード(行)の情報であり、現在値データ生成部112が現在値データ151を生成するときは、上記1レコードの情報を毎回新規に生成することとした。しかしながら、現在値データ151は、現在値データ生成部112により活動量が測定されるたびに、新しいレコード(行)を順次追加して、そこに当該活動量および時刻を記録していくようなデータ構成であってもよい。
(ログデータのデータ構成)
次に、ログデータ152のデータ構成について説明する。図3は、ログデータ152のデータ構造の一例を示す図である。ログデータ152は図示の通り、「時刻」列と、「運動の種類」列と、「歩数」列と、「カロリー」列と、「距離」列とを含み、1行が、「時刻」列に記載された時間(期間)内に測定された活動量(活動量のログ)を示す。なお、ログデータ152は、単位時間に対し、当該単位時間あたりの活動量が、少なくとも1種類対応づけられた情報であればよく、そのデータ構造はテーブル形式に限定されない。また、各列に格納する情報の、格納形式は問わない。
「時刻」列は、単位時間を示す情報を格納する。ログデータ152は、「時刻」列の情報に、他の列の情報(活動量)が対応づけられている。なお、本実施形態では上記単位時間を10分とし、各単位時間の開始時刻と、終了時刻との情報を格納することとした。
また、「運動の種類」「歩数」「カロリー」「距離」の各列はそれぞれ活動量を示す情報であり、上記所定の単位時間あたりの運動の種類、歩数、カロリー、および距離を示す情報を格納している。
一方、ログデータ152が、位置情報(緯度および経度)を含む場合、単位時間あたりの位置情報から移動の軌跡を算出してもよい。この場合、移動の軌跡をより精度よく算出できるようにするため、上記所定の単位時間は、他の種類の活動量を記録する時に比べ、より細かく区切られた単位時間であることが望ましい。
図4は、ログデータ152が位置情報を含む場合で、位置情報のみ他の活動量と異なる単位時間でログデータを生成した場合のデータ構造の一例を示している。図4に示したログデータも、所定の単位時間(5秒)に対し、活動量(位置情報(経度/緯度))が対応づけられた情報である。このように、位置情報を活動量として測定および記録する場合は、他の活動量とは異なる時間間隔にて位置情報を取得し、記録しておけばよい。
≪携帯端末の要部構成≫
携帯端末2は、活動量を測定および記録する装置である。本実施形態に係る携帯端末2は、活動量計1が測定する活動量に相当する活動量を、少なくとも1種類測定可能であり、活動量計1と通信可能な装置であればよい。携帯端末2の具体例としては、携帯電話、スマートフォン、タブレットPCなどが挙げられる。
さらに、携帯端末2は、活動量計1から活動量を示すデータを取得し、取得したデータをユーザに表示可能な装置であることが望ましい。また、携帯端末2は、活動量計1と通信を行った際に、活動量計1にて計時される時刻を、自機にて計時される時刻に合わせる(時刻合わせをする)ことが可能な装置であることが望ましい。
携帯端末2は、図示の通り、端末制御部210(第2活動量データ送信手段、第2活動量データ受信手段)と、端末通信部220と、端末センサ部230と、端末計時部240(第2計時部)と、端末記憶部250とを備えている。なお、携帯端末2の上記構成はそれぞれ、活動量計1の制御部110、通信部120、センサ部130、計時部140、および記憶部150と対応しており、同様の機能を有している。以下、携帯端末2の各構成において、活動量計1の上記対応する構成と同様の機能については説明を省略する。
端末通信部220は、活動量計1の通信部120とデータの送受信を行うものである。
端末センサ部230は、活動量計1のセンサ部130と同様に、センサ情報を検出するものである。なお、携帯端末2が検出するセンサ情報は、活動量計1が検出するセンサ情報と、その精度および検出頻度が異なっていてもよい。すなわち、携帯端末2が検出するセンサ情報は、活動量計1にて検出されるセンサ情報に相当するものであればよく、完全に同一精度のデータでなくともよい。ただし、上述の通り、携帯端末2は、活動量計1の代わりに活動量を測定する活動量測定装置であるので、活動量計1との間で、活動量の測定精度の差が生じないことが望ましい。したがって、携帯端末2の検出するセンサ情報の精度および検出頻度は、活動量計1のセンサ部130が検出するセンサ情報のそれと同等であることがより望ましい。
また、携帯端末2は、端末センサ部230を備える代わりに、インターネットなどを通じて、端末センサ部230が検出したセンサ情報に相当するデータを取得し、当該データを用いて端末現在値データ生成部213にて活動量を測定してもよい。
端末計時部240は、携帯端末2にて計時部140と同様の機能を担う。具体的には、端末計時部240は、時刻を計時し、随時端末現在値データ生成部213へと送信する。また、端末計時部240は、所定の時間(例えば10分)が経過したことを、端末現在値データ生成部213へと通知する。
端末記憶部250は、携帯端末2にて使用する各種データを記憶するものである。
端末制御部210は、携帯端末2を統括的に制御するものである。また、端末通信部220は、端末通信部220を介して活動量計1からの各種通知を送受信する機能と、現在値データ151およびログデータ152を活動量計1の制御部110と送受信する機能とを含む。
端末制御部210は、さらに詳しくは、通知取得部211(通知受信手段)と、端末測定制御部212(第2活動量測定開始手段、活動量測定停止手段)と、端末現在値データ生成部213(第2活動量測定部、第2現在値データ生成部)と、端末ログデータ生成部214(第2ログデータ生成部)とを含む。なお、携帯端末2の端末測定制御部212と、端末現在値データ生成部213と、端末ログデータ生成部214とはそれぞれ、活動量計1の測定制御部111と、現在値データ生成部112と、ログデータ生成部113とに対応しており、同様の機能を有している。
通知取得部211は、活動量計1から各種通知を受信するものである。具体的には、通知取得部211は、活動量計1の電池監視部114から残量少通知および充電完了通知を受信する。通知取得部211はまた、活動量計1の制御部110から、現在値データ151およびログデータ152の送信および受信の準備完了通知を受信する。
端末測定制御部212は、活動量計1の測定制御部111と同様に、端末センサ部230および端末現在値データ生成部213の起動と停止とを切替えるものである。
端末測定制御部212は、通知取得部211からセンサ情報の検出停止を要求された場合、端末センサ部230を停止させ、端末現在値データ生成部213へ、活動量の測定停止を指示する制御命令を送信する。
端末測定制御部212はまた、通知取得部211からセンサ情報の検出開始を要求された場合、端末センサ部230を起動させ、端末現在値データ生成部213へ、活動量の測定開始を指示する制御命令を送信する。
端末現在値データ生成部213は、活動量計1の現在値データ生成部112と同様に、端末センサ部230から受信したセンサ情報から活動量を測定するものであり、現在値データ151を生成および保持するものである。
端末現在値データ生成部213は、端末測定制御部212から活動量の測定開始を指示する制御命令を受信すると、センサ部130からのセンサ情報の受信、活動量の測定、および現在値データ151の生成を開始する。
一方、端末測定制御部212から活動量の測定停止を指示する制御命令を受信した場合、端末現在値データ生成部213は、センサ情報の受信、活動量の測定、および現在値データ151の生成を停止する。また、端末現在値データ生成部213がその時点で保持していた現在値データ151は、端末制御部210により活動量計1の制御部110へと送信される。
端末ログデータ生成部214は、活動量計1のログデータ生成部113と同様に、ログデータ152を生成するものである。
端末ログデータ生成部214は、通知取得部211にて、活動量計1からのデータ受信の準備完了の通知が受信された場合、端末記憶部250から現在値データ151およびログデータ152を読み出し、それぞれ活動量計1の現在値データ生成部112およびログデータ生成部113へと送信する。また、端末ログデータ生成部214は、活動量計1のログデータ生成部113から現在値データ151およびログデータ152を受信すると、受信したデータを記憶部150へと格納する。
続いて、現在値データ生成部112および端末現在値データ生成部213における、現在値データ151の生成処理の詳細を説明する。なお、以降の説明は、現在値データ生成部112が現在値データ151を生成する際の処理を説明しているが、端末現在値データ生成部213における現在値データ151の生成処理も同様である。
(現在値データの生成)
現在値データ生成部112は、測定制御部111から活動量の測定開始を指示する制御命令を受信すると、センサ部130からのセンサ情報の受信を開始し、当該センサ情報を活動量とし、当該活動量を計時部140から受信している時刻に対応付けた現在値データ151を生成する。以降、現在値データ生成部112は、センサ部130からセンサ情報を取得する毎に、現在値データ151を生成する。
なお、現在値データ生成部112は、現在値データ151を生成するとき、センサ部130から受信したセンサ情報と、その時点で保持している現在値データ151の、上記センサ情報に対応する活動量との間で適宜演算を行った値を活動量として保持してもよい。具体的には、例えばセンサ情報として歩数(1歩を示す値)を受信した場合、現在値データ生成部112は、受信した歩数を、保持している現在値データ151の活動量(総歩数)に加算すればよい。すなわち、現在値データ生成部112は、活動量として歩数の累積値を記録していけばよい。
また、例えば活動量として運動の種類を保持する場合などは、受信したセンサ情報(または算出した活動量)をそのまま現在値データ151に記録してもよいが、センサ情報を一定時間(例えば、計時部140から通知される所定の時間(10分))分だけ別に保持しておき、センサ部130から上記所定の時間が経過したことを通知された際に、上記別に保持していた情報の最頻値、平均値、最大値、および最小値などを活動量とし現在値データ151を生成することとしてもよい。
さらに、現在値データ生成部112は、受信したセンサ情報から測定した活動量の他に、当該活動量にさらに演算処理を行うことにより測定できる値も、活動量として保持してよい。例えば、上述のように活動量として歩数の累計値を保持している場合、現在値データ生成部112は、当該歩数から、消費カロリーや歩行距離を測定し、これらを活動量として現在値データ151に記録してもよい。
次に、ログデータ生成部113および端末ログデータ生成部214における、ログデータ152の生成処理の詳細を説明する。なお、以降の説明は、ログデータ生成部113がログデータ152を生成する際の処理を説明しているが、端末ログデータ生成部214におけるログデータ152の生成処理も同様である。
(ログデータの生成)
ログデータ生成部113は、活動量計1の現在値データ生成部112にて活動量の測定および現在値データ151が行われているとき、所定の時間間隔にて現在値データ生成部112から現在値データ151を受信し、以下に示すログの生成を行う。つまり、ログデータ生成部113は、現在値データを受信する時間間隔(所定の時間間隔)を単位時間としたログを順次生成していく。
ログデータ生成部113は、現在値データ生成部112から現在値データ151(最新の現在値データ151)を受信すると、記憶部150に格納された現在値データ151(前回の現在値データ151)を読み出す。続いて、ログデータ生成部113は、最新の現在値データ151と、前回の現在値データ151とから、単位時間(上記所定の時間間隔)あたりのログを生成する。そして、ログデータ生成部113は、生成したログをログデータ152に追加するとともに、記憶部150に記憶された前回の現在値データ151を、最新の現在値データ151へと置き換える。
具体的には、まず、時刻については、前回の現在値データ151に記録された時刻と、最新の現在値データ151に記録された時刻との差分をとるなどして、単位時間または単位時間を示す情報を算出し、ログに含めればよい。または、予め上記単位時間をログデータ生成部113または記憶部150などで記憶しておき、当該単位時間をログに含めればよい。
次に、現在値データ151に含まれる各種活動量については、例えば総歩数、総消費カロリーなど、センサ情報の累積値を示す情報を活動量として含んでいる場合は、ログデータ生成部113は、当該活動量については、前回の現在値データ151と、最新の現在値データ151との間で差分をとり、その差分の値をログに含めばよい。
また、例えば運動の種類など、上述のように前回の現在値データ151と演算を行わなくでもよい情報である場合は、ログデータ生成部113は、最新の現在値データ151に記録された活動量の値を、そのままログに含めばよい。
また、例えば活動量計1の最初の起動(初期化)直後など、記憶部150に現在値データ151が格納されていない場合(ログデータ生成部113が起動(初期化)後初めて現在値データ151を受信した場合)、ログデータ生成部113は受信した現在値データ151に含まれる各種活動量そのままの値をログに含めばよい。
最後に、活動量計1および携帯端末2が実行する処理の流れについて、図5および図6を用いて説明する。
≪活動量計の電池残量が少なくなった場合の処理の流れ≫
図5は、活動量計1の電池160の電池残量が少なくなり、活動量の測定が維持できない可能性が生じた際の、活動量計1および携帯端末2の処理の流れを示している。
活動量計1は、動作中は、センサ情報から活動量を測定し、現在値データ151およびログを生成している(S10)。ここで、電池監視部114において、モニタリングしている電池160の電池残量が充電開始閾値以下になると(S12でYES)、電池監視部114は測定制御部111に残量少通知を送信する。測定制御部111は、上記要求を受信すると、センサ部130を停止させる。また、測定制御部111は、現在値データ生成部112における活動量の測定を停止させる(S14)。電池監視部114はまた、通信部120を介し携帯端末2の通知取得部211へと残量少通知を送信する(S18)。
一方、携帯端末2の通知取得部211は、端末通信部220を介し残量少通知を受信すると(S30)、データ受信の準備完了を、端末通信部220を介し活動量計1の制御部110へと通知する(S32)。
制御部110は、上記データ受信の準備完了の通知を受信すると(S20)、現在値データ生成部112が保持している現在値データ151(最新の現在値データ151)と、記憶部150に格納された現在値データ151(前回の現在値データ151)とログデータ152とを、通信部120を介し携帯端末2の端末制御部210へと送信する(S22)。端末制御部210は、最新の現在値データ151、前回の現在値データ151、およびログデータ152を受信すると(S34)、最新の現在値データ151は端末現在値データ生成部213に保持させ、前回の現在値データ151、およびログデータ152は端末記憶部250へと格納する。
また、通知取得部211は、残量少通知を受信すると、端末測定制御部212に対し、センサ情報の検出開始を要求する。そして、端末測定制御部212は、上記要求を受け、端末センサ部230を起動させ、端末現在値データ生成部213に活動量の測定開始を指示する。これにより、端末センサ部230においてセンサ情報の検出が開始し、端末現在値データ生成部213は活動量の測定を開始する(S36)。すなわち、携帯端末2の端末現在値データ生成部213は、端末センサ部230から受信したセンサ情報から活動量を測定し、当該活動量から、S34にて端末制御部210が受信した現在値データ151の続きを生成する(S38)。
なお、上述した処理のうち、S14の処理と、S18〜22の処理とは行う順序が逆でもよい。すなわち、活動量計1の電池監視部114が携帯端末2へと残量少通知を送信し、各種データを送信してから、測定制御部111がセンサ部130を停止させてもよい。
また、S20およびS32の処理は必須ではない。すなわち、現在値データ151およびログデータ152の受信準備完了は通知しなくともよい。この場合、活動量計1の電池監視部114がS18にて残量少通知を送信するとともに、制御部110が最新の現在値データ151、前回の現在値データ151、およびログデータ152を端末制御部210へと送信すればよい。また、S22にて活動量計1から携帯端末2へと送信するデータには、少なくとも最新の現在値データ151が含まれており、携帯端末2にて活動量計1が測定した活動量の続きを測定できればよい。したがって、前回の現在値データ151およびログデータ152の送信は必須ではない。
≪活動量計にて充電または電池交換が完了した場合の処理の流れ≫
図6は、活動量計1にて充電または電池交換が完了した場合の処理の流れを示している。活動量計1にて電池160の充電または電池交換が行われ(S40)、電池160の電池残量が充電完了閾値以上になると(S42でYES)、電池監視部114は、通信部120を介して携帯端末2の通知取得部211へと充電完了通知を送信する(S44)。
一方、携帯端末2は、上記充電完了通知を受信するまでは、端末センサ部230にてセンサ情報を検出し、端末現在値データ生成部213にて当該センサ情報から活動量を測定するとともに当該活動量から現在値データ151を生成し、端末現在値データ生成部213にてログを生成し、現在値データ151とともに記録している。ここで、通知取得部211は、端末通信部220を介して上記充電完了通知を受信すると(S60)、端末測定制御部212に対し、センサ情報の測定停止を要求する。端末測定制御部212は、上記要求を受信すると、端末センサ部230を停止させ、端末現在値データ生成部213における活動量の測定を停止させる(S62)。そして、通知取得部211は、上記送信準備が完了すると、端末通信部220を介し、活動量計1の制御部110へと、データ送信の準備完了を通知する(S66)。
一方、活動量計1の制御部110は、データ送信の準備完了の通知を受信すると(S46)、携帯端末2の通知取得部211へとデータ受信の準備完了を通知する(S48)。携帯端末2の通知取得部211がデータ受信の準備完了の通知を受信すると(S68)、端末制御部210は、端末現在値データ生成部213にて保持している現在値データ151(最新の現在値データ151)と、端末記憶部250に格納されている現在値データ151(前回の現在値データ151)と、ログデータ152とを活動量計1の制御部110へと送信する(S70)。
活動量計1の制御部110は、最新の現在値データ151、前回の現在値データ151、およびログデータ152を受信すると(S50)、最新の現在値データ151は現在値データ生成部112に保持させ、前回の現在値データ151、およびログデータ152は記憶部150へと格納する。
また、電池監視部114は、充電完了通知を測定制御部111にも送信し、測定制御部111は、充電完了通知を受信すると、センサ部130を起動させ、現在値データ生成部112に活動量の測定開始を指示する。これにより、センサ部130においてセンサ情報の検出が開始し、現在値データ生成部112は活動量の測定を開始する(S52)。そして、現在値データ生成部112は、センサ部130から受信したセンサ情報から活動量を測定し、当該活動量から、S50にて端末制御部210が受信した現在値データ151の続きを生成する(S54)。
なお、上述した処理のうち、S50の処理と、S52の処理との順序は逆でもよいし、同時でもよい。すなわち、活動量計1は、携帯端末2に対し充電完了通知を送信したときに現在値データ生成部112における活動量の測定を開始させ、その後(または同時に)、携帯端末2から各種データを受信してもよい。また、S62の処理と、S66〜70の処理との順序も逆でもよいし、同時でもよい。すなわち、携帯端末2は、各種データを活動量計1へと送信してから(または送信と同時に)、端末現在値データ生成部213における活動量の測定を停止させてもよい。
また、S46〜48およびS66〜68の処理は必須ではない。すなわち、現在値データ151およびログデータ152の送受信の準備完了は通知しなくともよい。この場合、携帯端末2の端末測定制御部212が端末センサ部230を停止させた後、端末現在値データ生成部213および端末ログデータ生成部214がそれぞれ現在値データ151およびログデータ152を送信すればよい。
また、携帯端末2は、S70にて、端末記憶部250に格納されているログデータ152の全データを送信してもよいが、携帯端末2にて記録したログデータから、活動量計1から受信したログデータを差し引いた差分データを送信することがより望ましい。この場合、活動量計1のログデータ生成部113は、携帯端末2から受信したログデータ152の差分データを、記憶部150に格納されたログデータ152に追加すればよい。
〔実施形態2〕
上記実施形態では、活動量計1は残量少状態となった場合、携帯端末2の端末制御部210へ最新の現在値データ151、前回の現在値データ151、およびログデータ152を送信することとした(図5のS20〜22およびS32〜34)。
しかしながら、本発明に係る活動量測定システム10では、活動量計1は主たる活動量の活動量測定装置である一方、携帯端末2は活動量計1が活動量を測定できない場合に、補助的に活動量の測定を行う装置である。したがって、活動量測定システム10においては、少なくとも活動量計1が、自機が測定した活動量と、携帯端末2が測定した活動量との両方を保持できればよく、携帯端末2は必ずしも上記両方の活動量のデータを保持していなくともよい。
より具体的には、活動量計1および携帯端末2は、図5のS20〜22およびS32〜34における、現在値データ151およびログデータ152の送受信を行わなくともよく、活動量計1は、携帯端末2に対し残量少通知のみを送信すればよい。
この場合、携帯端末2の端末現在値データ生成部213は活動量計1にて生成された現在値データ151を保持しないので、同図のS38にて、活動量計1の現在値データ151に含まれる活動量を考慮せず、端末センサ部230が検出したセンサ情報と、端末計時部240から受信した時刻に基づき現在値データ151を作成すればよい。
また、端末ログデータ生成部214は、端末現在値データ生成部213から受信した最新の現在値データ151からログを生成し、当該ログを新規のログデータ152とすればよい。
そして、活動量計1にて充電が完了したとき、制御部110は、最新の現在値データ151と、前回の現在値データ151と、ログデータ152とを受信し(図6のS50およびS70)、最新の現在値データ151は現在値データ生成部112に保持させ、前回の現在値データ151およびログデータ152をそれぞれ、記憶部150に格納している現在値データ151およびログデータ152と結合させればよい。
具体的には、前回の現在値データ151については、記憶部150に格納している現在値データ151に含まれる各活動量と、受信した現在値データ151とに含まれる各種活動量について、適宜演算を行うことにより、記憶部150に格納している現在値データ151が、携帯端末2にて測定された活動量を含むようにすればよい。また、ログデータ152については、受信したログデータ152に含まれるログのうち、記憶部150に格納されたログデータ152に含まれていないログを、記憶部150に格納されたログデータ152へと追加すればよい。
上記処理により、活動量計1が電池切れで活動量を測定できなかった期間の現在値データ151およびログデータ152が活動量計1にて補完され、記憶部150に記録されることとなる。
また、本実施形態によると、活動量計1から携帯端末2へは通知のみが送信されることとなるので、活動量計1が残量少状態の場合にデータの送信およびそれに係る通知の送受信を行わなくてもよい。したがって、活動量計1が残量少状態となってからより早く、かつより少ない消費電力で、携帯端末2に活動量の測定を指示することができる。
〔実施形態3〕
上記各実施形態では、活動量計1および携帯端末2は、他方の装置から最新の現在値データ151を受信すると、当該データの続きを記録していくこととした。
ここで、最新の現在値データ151の「時刻」列に記録されている時刻と、計時部140または端末計時部240の計時する時刻との間にずれが生じている場合、活動量計1または携帯端末2は、適宜記録された時刻の調節を行ってもよい。
上述の時刻のずれが生じているときで、活動量計1が現在値データ151を受信する側であった場合は、活動量計1は計時部140の時刻を、受信した最新の現在値データ151の「時刻」列に記録された時刻に基づいて修正した上で、最新の現在値データ151の続きを記録していけばよい。すなわち、計時部140の時刻を携帯端末2にて計時された時刻に合わせればよい。
一方、携帯端末2が現在値データ151を受信する側であった場合は、携帯端末2は受信した最新の現在値データ151の「時刻」列に記録された時刻を、自機の端末計時部240にて計時した時刻に置き換えればよい。すなわち、現在値データ151に記録された時刻を、端末計時部240の時刻に合うように修正すればよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
活動量計1および携帯端末2の制御ブロック(特に現在値データ生成部112、ログデータ生成部113、端末現在値データ生成部213および端末ログデータ生成部214)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、活動量計1および携帯端末2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る活動量測定装置(活動量計1)は、電源としての電池(電池160)と、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する活動量測定部(現在値データ生成部112)とを備えるとともに、上記活動量を測定可能な活動量測定補助装置(携帯端末2)と通信を行う活動量測定装置であって、上記電池の電池残量を測定する電池残量測定手段(電池監視部114)と、上記電池残量測定手段が測定した電池残量が、上記活動量測定部が上記活動量の測定を継続できない電池残量になったことを示す第1閾値(充電開始閾値)以下になった場合、上記活動量測定補助装置に対し、上記電池残量を示す通知(残量少通知)を送信することにより、上記活動量測定補助装置に上記活動量の測定を開始させる通知送信手段(電池監視部114)と、を備えている。
上記構成によれば、活動量測定装置は、活動量の測定を継続できない状態(残量少状態)になった場合に、その旨を活動量測定補助装置に通知することにより、活動量測定補助装置に活動量の測定を開始させる。
すなわち、活動量測定装置が活動量の測定を行えなくなった場合でも、活動量測定補助装置が活動量測定装置の代わりに、当該期間中のユーザの動作に係る活動量を測定する。これにより、活動量測定装置にて活動量の測定が行えない期間の分の活動量を、取りこぼしなく測定することができる。
本発明の態様2に係る活動量測定装置は、上記態様1において、時刻を計時する計時部(計時部140)と、上記通知送信手段が上記通知を送信した場合に、上記活動量測定部が測定した活動量を示す活動量データを上記活動量測定補助装置へ送信する活動量データ送信手段(制御部110)と、を備え、上記活動量測定部は、上記計時部の計時に従って、所定の時間毎に上記活動量を示す現在値データを生成する現在値データ生成手段(現在値データ生成部112)を含み、上記活動量データ送信手段は、上記活動量測定補助装置に対し、上記現在値データ生成手段が最後に生成した現在値データ(最新の現在値データ)を少なくとも上記活動量データとして送信して、当該最後に生成した上記現在値データに続けて、上記所定の時間毎に上記現在値データを生成してもよい。
上記構成によれば、活動量測定装置は、活動量の測定を継続できない場合に、最後に生成した現在値データ(最新の現在値データ)を活動量測定補助装置へ送信し、当該最後に生成した現在値データの続きを、活動量測定補助装置に生成させる。
これにより、活動量測定装置は、自機が活動量を測定できない期間の分の現在値データを、活動量測定補助装置にて、自機が活動量の測定を継続して行っているときと同じように生成させることができる。
本発明の態様3に係る活動量測定装置は、上記態様2において、上記活動量測定部は、単位時間内に、上記現在値データ生成手段が上記所定の時間毎に生成した複数の上記現在値データから、上記単位時間毎の上記活動量を示すログデータを生成するログデータ生成手段(ログデータ生成部113)をさらに含み、上記活動量データ送信手段は、上記活動量測定補助装置に対し、上記現在値データ生成手段が最後に上記現在値データを生成した時刻を含む上記単位時間の上記ログデータ、および、それに続く上記ログデータを生成させてもよい。
上記構成によれば、活動量測定装置は、活動量の測定を継続できない場合に、上記活動量測定補助装置にて、自機が最後に現在値データを生成した時刻を含む単位時間のログデータ、およびそれに続くログデータを作成させる。
これにより、活動量測定装置は、自機が活動量を測定できない期間の分のログデータを、活動量測定補助装置にて、活動量測定装置が活動量の測定を継続して行っているときと同じように生成させることができる。
本発明の態様4に係る活動量測定装置(活動量計1)は、電源としての電池(電池160)と、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する活動量測定部(現在値データ生成部112)とを備えるとともに、上記活動量を測定可能な活動量測定補助装置(携帯端末2)と通信を行う活動量測定装置であって、上記電池の電池残量を測定する電池残量測定手段(電池監視部114)と、上記電池残量測定手段が測定した電池残量が、上記電池の充電または交換の完了を示す第2閾値(充電完了閾値)以上になった場合、上記活動量測定補助装置に対し、上記完了を示す通知(充電完了通知)を送信することにより、上記活動量測定補助装置に該活動量測定補助装置が測定した上記活動量を示す活動量データを送信させる通知送信手段(電池監視部114)と、上記通知送信手段が上記通知を送信すると、上記活動量測定部に上記活動量の測定を開始させる活動量測定開始手段(測定制御部111)と、上記通知送信手段が送信した上記通知に応答して上記活動量測定補助装置から送信された上記活動量データを受信する活動量データ受信手段(制御部110)と、を備えている。
上記構成によれば、活動量測定装置は、自機にて充電または電池交換が完了すると、活動量の測定を再開し、活動量測定補助装置から、活動量測定補助装置において測定された活動量を示す活動量データを受信する。これにより、活動量測定装置は、自機が電池切れ(残量少状態)等であったために、自機にて活動量の測定が行えなかった期間の活動量データを取得することができる。したがって、活動量測定装置にて活動量の測定が行えない期間があっても、当該期間の活動量を取りこぼしなく測定することができる。
本発明の態様5に係る活動量測定装置は、上記態様4において、時刻を計時する計時部(計時部140)を備え、上記活動量測定部は、上記計時部の計時に従って、所定の時間毎に上記活動量を示す現値データを生成する現在値データ生成手段(現在値データ生成部112)を含み、上記活動量データ受信手段は、上記活動量測定補助装置から、該活動量測定補助装置にて上記所定の時間毎に生成された上記現在値データのうち、最後に生成された現在値データ(最新の現在値データ)を少なくとも上記活動量データとして受信し、上記現在値データ生成手段は、上記活動量データ受信手段が受信した、上記最後に生成された上記現在値データに続けて、上記所定の時間毎に上記現在値データを生成してもよい。
上記構成によれば、活動量測定装置は、自機の充電または電池交換が完了した場合に、活動量測定補助装置にて最後に生成された現在値データを受信し、当該現在値データの続きを生成する。
したがって、活動量測定装置は、活動量測定補助装置にて測定された、自機が活動量を測定できなかった期間の分の現在値データを活動量測定補助装置から引き継ぐことができる。よって、活動量測定装置は、自機にて活動量の測定を継続して行っているときと同じように現在値データを生成することができる。
本発明の態様6に係る活動量測定装置は、上記態様5において、上記活動量測定部は、単位時間内に、上記現在値データ生成手段が上記所定の時間毎に生成した複数の上記現在値データから、上記単位時間毎の上記活動量を示すログデータを生成するログデータ生成手段(ログデータ生成部113)をさらに含み、上記ログデータ生成手段は、上記活動量測定補助装置が最後に上記現在値データを生成した時刻を含む上記単位時間の上記ログデータ、および、それに続く上記ログデータを生成してもよい。
上記構成によれば、活動量測定装置は、自機の充電が完了した場合に、上記活動量測定補助装置が最後に現在値データを生成した時刻を含むログデータ、および当該ログデータの続きを作成する。
これにより、活動量測定装置は、自機が活動量を測定できない期間の分のログデータを活動量測定補助装置から引き継ぐことができる。よって、活動量測定装置は、自機で活動量の測定を継続して行っているときと同じようにログデータを取得することができる。
本発明の態様7に係る活動量測定補助装置(携帯端末2)は、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する第2活動量測定部(端末現在値データ生成部213)を備えるとともに、上記活動量を測定可能で電源としての電池(電池160)を備えた活動量測定装置(活動量計1)と通信を行う活動量測定補助装置であって、上記活動量測定装置から、上記電池の電池残量が、上記活動量測定装置が上記活動量の測定を継続できない電池残量になったことを示す通知(残量少通知)を受信する通知受信手段(通知取得部211)と、上記通知受信手段が上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部に上記活動量の測定を開始させる第2活動量測定開始手段(端末測定制御部212)と、を備えている。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置から、活動量の測定を継続できない状態(残量少状態)になったことを示す通知を受信すると、自機での活動量の測定を開始する。すなわち、活動量測定補助装置は、活動量測定装置が活動量の測定を行えない間に、活動量測定装置の代わりに活動量の測定を行う。したがって、活動量測定装置が活動量の測定を行えない期間であっても、当該期間中のユーザの動作に係る活動量を取りこぼしなく測定することができる。
本発明の態様8に係る活動量測定補助装置は、上記態様7において、時刻を計時する第2計時部(端末計時部240)と、上記通知受信手段が上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部が測定した活動量を示す活動量データを上記活動量測定装置から受信する第2活動量データ受信手段(端末制御部210)と、を備え、上記第2活動量測定部は、上記計時部の計時に従って、所定の時間毎に上記活動量を示す現在値データを生成する第2現在値データ生成手段(端末現在値データ生成部213)を含み、上記第2活動量データ受信手段は、上記活動量測定装置から、上記活動量測定装置にて上記所定の時間毎に生成された上記現在値データから、最後に生成された現在値データ(最新の現在値データ)を少なくとも上記活動量データとして受信し、上記第2現在値データ生成手段は、上記第2活動量データ受信手段が受信した、上記最後に生成された上記現在値データに続けて、上記所定の時間毎に上記現在値データを生成してもよい。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置の残量少通知を受信するとともに、その時点で活動量測定装置にて生成された現在値データの続きを作成する。これにより、活動量測定補助装置は、活動量測定装置にて測定した活動量に、自機が測定する活動量を引き継いで測定していくことができる。したがって、活動量測定補助装置は、活動量測定装置が活動量を測定できない期間に自機にて作成された第2現在値データを、活動量測定装置が活動量の測定を継続して行っているときと同じように測定することができる。
本発明の態様9に係る活動量測定補助装置は、上記態様8において、上記第2活動量測定部は、単位時間内に、上記第2現在値データ生成手段が上記所定の時間毎に生成した複数の上記現在値データから、上記単位時間毎の上記活動量を示すログデータを生成する第2ログデータ生成手段(端末ログデータ生成部214)をさらに含み、上記第2ログデータ生成手段は、上記活動量測定装置が最後に上記現在値データを生成した時刻を含む上記単位時間の上記ログデータ、および、それに続く上記ログデータを生成してもよい。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置から残量少状態の通知を受信した場合、活動量測定装置から上記活動量測定装置が最後に生成した上記現在値データを受信し、該現在値データが上記活動量測定装置において生成された時刻を含む上記単位時間の上記ログデータ、および、それに続く上記ログデータを生成する。これにより、活動量測定補助装置は、活動量測定装置が活動量を測定できない期間の分のログデータを生成することができる。よって、活動量測定装置は、活動量測定補助装置からログデータを引き継ぐことによって、自機で活動量の測定を継続して行っているときと同じようにログデータを取得することができる。
本発明の態様10に係る活動量測定補助装置(携帯端末2)は、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する第2活動量測定部(端末現在値データ生成部213)を備えるとともに、上記活動量を測定可能で電源としての電池(電池160)を備えた活動量測定装置(活動量計1)と通信を行う活動量測定補助装置であって、上記活動量測定装置から、上記活動量測定装置の上記電池の充電または交換の完了を示す通知(充電完了通知)を受信する通知受信手段(通知取得部211)と、上記通知受信手段が上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部が測定した上記活動量を示す活動量データを上記活動量測定装置へ送信する第2活動量データ送信手段(端末制御部210)と、上記通知受信手段が上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部に上記活動量の測定を停止させる活動量測定停止手段(端末測定制御部212)と、を備えている。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置から充電または電池交換の完了を示す通知を受信すると、第2活動量測定部での活動量の測定を停止し、第2活動量測定部が測定した活動量を示す活動量データを活動量測定装置へと送信する。
したがって、活動量測定補助装置は、活動量測定装置にて活動量の測定を行えない期間の活動量を取りこぼしなく測定し、当該測定した活動量を活動量測定装置へと送信することができる。
本発明の態様11に係る活動量測定補助装置は、上記態様10において、時刻を計時する第2計時部(端末計時部240)を備え、上記第2活動量測定部は、上記第2計時部の計時に従って、所定の時間毎に上記活動量を示す現在値データを生成する第2現在値データ生成手段(端末現在値データ生成部213)を含み、上記第2活動量データ送信手段は、上記活動量測定装置に対し、上記第2現在値データ生成手段が最後に生成した現在値データ(最新の現在値データ)を少なくとも上記活動量データとして送信して、当該最後に生成した上記現在値データに続けて、上記所定の時間毎に上記現在値データを生成させてもよい。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置の充電または電池交換の完了を示す通知を受信すると、上記活動量測定装置に対し、最後に生成した現在値データを少なくとも上記活動量データとして送信して、当該最後に生成した上記現在値データの続きを、活動量測定装置に生成させる。したがって、活動量測定補助装置は、活動量測定装置にて活動量の測定を行えない期間の活動量を取りこぼしなく測定し、当該測定した活動量を活動量測定装置へと送信することができる。
本発明の態様12に係る活動量測定補助装置は、上記態様11において、上記第2活動量測定部は、単位時間内に、上記第2現在値データ生成手段が上記所定の時間毎に生成した複数の上記現在値データから、上記単位時間毎の上記活動量を示すログデータを生成する第2ログデータ生成手段(端末現在値データ生成部213)をさらに含み、上記第2活動量データ送信手段は、上記活動量測定装置に対し、上記第2現在値データ生成手段が最後に上記現在値データを生成した時刻を含む上記単位時間の上記ログデータ、および、それに続く上記ログデータを生成させてもよい。
上記構成によれば、活動量測定補助装置は、活動量測定装置の充電または電池交換の完了を示す通知を受信すると、活動量測定補助装置において生成したログデータを活動量測定装置へと送信するとともに、送信したログデータの続きを上記活動量測定装置に作成させる。これにより、活動量測定補助装置は、活動量測定装置が活動量を測定できない期間の分のログデータを、活動量測定装置が活動量の測定を継続して行っているときと同じように取得させることができる。
本発明の態様13に係る活動量測定装置(活動量計1)の制御方法は、電源としての電池(電池160)と、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する活動量測定部(現在値データ生成部112)とを備えるとともに、上記活動量を測定可能な活動量測定補助装置(携帯端末2)と通信を行う活動量測定装置の制御方法であって、上記電池の電池残量を測定する電池残量測定ステップ(S12)と、上記電池残量測定ステップにて測定した電池残量が、上記活動量測定部が上記活動量の測定を継続できない電池残量になったことを示す第1閾値(充電開始閾値)以下になった場合(S12でYES)で、上記活動量測定補助装置に対し、上記電池残量を示す通知(残量少通知)を送信することにより、上記活動量測定補助装置に上記活動量の測定を開始させる通知送信ステップ(S18)と、を含む。
上記構成によれば、上記態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様14に係る活動量測定装置(活動量計1)の制御方法は、電源としての電池(電池160)と、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する活動量測定部(現在値データ生成部112)とを備えるとともに、上記活動量を測定可能な活動量測定補助装置(携帯端末2)と通信を行う活動量測定装置の制御方法であって、上記電池の電池残量を測定する電池残量測定ステップ(S42)と、上記電池残量測定ステップにて測定した電池残量が、上記電池の充電または交換の完了を示す第2閾値(充電完了閾値)以上になった場合(S42でYES)、上記活動量測定補助装置に対し、上記完了を示す通知(充電完了通知)を送信することにより、上記活動量測定補助装置に該活動量測定補助装置が測定した上記活動量を示す活動量データを送信させる通知送信ステップ(S44)と、上記通知送信ステップにて送信した上記通知に応答して上記活動量測定補助装置から送信された上記活動量データを受信する活動量データ受信ステップ(S50)と、上記通知送信ステップにて上記通知を送信すると、上記活動量測定部に上記活動量の測定を開始させる活動量測定開始ステップ(S52)と、を含む。
上記構成によれば、上記態様4と同様の効果を奏する。
本発明の態様15に係る活動量測定補助装置(携帯端末2)の制御方法は、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する第2活動量測定部(端末現在値データ生成部213)を備えるとともに、上記活動量を測定可能で電源としての電池(電池160)を備えた活動量測定装置(活動量計1)と通信を行う活動量測定補助装置の制御方法であって、上記活動量測定装置から、上記電池の電池残量が、上記活動量測定装置が上記活動量の測定を継続できない電池残量になったことを示す通知(残量少通知)を受信する第2通知受信ステップ(S30)と、上記第2通知受信ステップにて上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部に上記活動量の測定を開始させる第2活動量測定開始ステップ(S36)と、を含む。
上記構成によれば、上記態様7と同様の効果を奏する。
本発明の態様16に係る活動量測定補助装置(携帯端末2)の制御方法は、ユーザの動作に係る情報および周辺環境に係る情報から、上記ユーザの動作に係る活動量を測定する第2活動量測定部(端末現在値データ生成部213)を備えるとともに、上記活動量を測定可能で電源としての電池(電池160)を備えた活動量測定装置(活動量計1)と通信を行う活動量測定補助装置の制御方法であって、上記活動量測定装置から、該活動量測定装置の上記電池の充電または交換の完了を示す通知(充電完了通知)を受信する第2通知受信ステップ(S60)と、上記第2通知受信ステップにて上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部に上記活動量の測定を停止させる活動量測定停止ステップ(S62)と、上記第2通知受信ステップにて上記通知を受信した場合、上記第2活動量測定部が測定した上記活動量を示す活動量データを上記活動量測定装置へ送信する第2活動量データ送信ステップ(S70)と、を含む。
上記構成によれば、上記態様10と同様の効果を奏する。
本発明の態様17に係る活動量測定システムは、本発明の態様1〜3のいずれかに記載の活動量測定装置と、本発明の態様7〜9のいずれかに記載の活動量測定補助装置とを備える。
上記構成によれば、活動量測定装置が活動量の測定を継続できない電池残量になった場合、活動量測定装置の代わりに活動量測定補助装置が活動量の測定を開始する。これにより、活動量測定装置にて活動量の測定が行えない期間の分の活動量を、活動量測定補助装置にて測定する(活動量の測定を引き継ぐ)ことができるという効果を奏する。
本発明の態様18に係る活動量測定システムは、本発明の態様4〜6のいずれかに記載の活動量測定装置と、本発明の態様10〜12のいずれかに記載の活動量測定補助装置とを備える。
上記構成によれば、活動量測定装置にて電池の充電または交換が完了した場合、活動量測定補助装置は、自機での活動量の測定を停止し、自機で測定した活動量を活動量測定装置へと送信する。一方、活動量測定装置は、活動量測定補助装置から活動量を受信し、活動量の測定を開始(再開)する。
これにより、活動量測定装置が活動量を測定可能になると、活動量測定補助装置から活動量測定装置へと活動量の測定を引き継ぐことができ、加えて、活動量測定装置にて活動量の測定が行えなかった期間の分の活動量を、活動量測定補助装置から活動量測定装置へと引き継ぐことができるという効果を奏する。
本発明の各態様に係る活動量測定装置および活動量測定補助装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記活動量測定装置および活動量測定補助装置が備える各手段として動作させることにより上記活動量測定装置および活動量測定補助装置をコンピュータにて実現させる活動量測定装置および活動量測定補助装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。