JP6212229B1 - 自動電圧調整器、及び送電方向判定装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような構成により、通電タップを切り替えた後の電圧動揺が残っている状態において、通電タップの切り替えが行われないようにすることができる。その結果、送電方向の判定において、その電圧動揺に起因する誤判定を回避することができるようになる。
このような構成により、一次側及び二次側の電圧変化量の積算値を用いて送電方向の判定を行う場合において、上記の誤判定を回避することができるようになる。
このような構成により、大小関係を判断する対象が近い値である場合には、送電方向の判定を保留することによって、誤判定を回避することができるようになる。
このような構成により、第1及び第2の値が近い場合には、送電方向の判定を保留することによって、誤判定を回避することができるようになる。
このような構成により、一次側及び二次側の電圧変化量の積算値を用いて送電方向の判定を行う場合において、上記の誤判定を回避することができるようになる。
調整変圧器のタップ幅×計器用変圧器の変圧比/3
となるものであってもよい。
このような構成により、第1の値と第2の値との差の絶対値が、両値の小さい方の値より小さくなった場合に、誤判定の回避のため、送電方向の判定を保留することになる。
このような構成により、自動電圧調整器において、誤判定の可能性の低減された判定結果を用いてタップ切替制御を行うことができるため、より精度の高い通電タップの切り替えを行うことができるようになる。
ΔV1i=|V1(ti)−V1(t(i−1))|
ΔV2i=|V2(ti)−V2(t(i−1))|
ΔΣVi=ΣiΔV1−ΣiΔV2
ΔΣVm>THである場合:送電方向は逆送電である
ΔΣVm<−THである場合:送電方向は順送電である
|ΔΣVm|<THである場合:送電方向は前回の判定結果と同じである
したがって、絶対値が最大の電圧変化量差ΔΣVmに対応する積算期間において、一次側電圧変化量の積算値と二次側電圧変化量の積算値との大小関係を比較して判定を行うことは、その絶対値が最大の電圧変化量差ΔΣVmを用いて判定を行うことである、ということができる。判定器54は、その絶対値が最大の電圧変化量差ΔΣVmと閾値THとを比較することによって判定を行うことになる。
なお、電圧変化量差は、二次側電圧変化量の積算値ΣiΔV2から、一次側電圧変化量の積算値ΣiΔV1を減算した値であってもよい。
|(第1の値)−(第2の値)|<TH
である場合に、「(第1の値)−(第2の値)」の正負が信頼できないと思われる程度の値に設定されることが好適である。例えば、閾値は、計器用変圧器41の出力側の電圧に換算した値が、
調整変圧器のタップ幅×計器用変圧器の変圧比/3
となるものであってもよい。すなわち、電圧計測器21,22の移動平均後の電圧を用いて上記の判定処理が行われる場合には、閾値THとして、調整変圧器11のタップ幅×計器用変圧器41の変圧比/3を用いてもよい。一方、電圧計測器21,22の移動平均後の電圧に対してさらに別の処理(例えば、1/2にする処理等)を行う場合には、調整変圧器のタップ幅×計器用変圧器の変圧比/3の値に対して、その別の処理に応じた換算を行った値を、閾値THとして用いてもよい。そのように、閾値として、上記のものを用いた場合には、第1の値と第2の値との比「第1の値/第2の値」が1/2より大きく、2より小さい範囲内では、前回の判定結果が用いられることになる。すなわち、第1の値:第2の値が、1:2から2:1の範囲では、第1及び第2の値のどちらが大きいかが明確でないとして、前回の判定結果が用いられることになる。なお、閾値THとして、それ以外の値を用いてもよいことは言うまでもない。また、調整変圧器11のタップ幅とは、通電タップの1段階の切り替えに応じて変化する電圧の幅のことである。例えば、通電タップを隣のタップに切り替えることによって調整変圧器11の電圧が100(V)変化する場合には、タップ幅は、100(V)となる。
(ステップS101)判定部23は、逆潮流が検出されたかどうか判断する。そして、逆潮流が検出された場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、逆潮流が検出されるまでステップS101の処理を繰り返す。
なお、図4のフローチャートにおいて、ステップS103〜S106の処理を並列的に行ってもよい。また、ステップS101〜S113の処理は、SVRにおいて順潮流から逆潮流に変わった際にのみ行われてもよい。また、逆潮流が検出されたかどうかに関係なく判定を行う場合には、ステップS101が存在しなくてもよい。また、図4のフローチャートにおける処理の順序は一例であり、同様の結果を得られるのであれば、各ステップの順序を変更してもよい。また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
2 送電方向判定装置
11 調整変圧器
12 タップ切替器
13 逆潮流検出器
14 タップ切替制御器
21、22 電圧計測器
23 判定部
41 計器用変圧器
51、52 積算器
53 差算出器
54 判定器
Claims (7)
- 複数のタップを有する調整変圧器と、
前記調整変圧器の通電タップを切り替えるタップ切替器と、
前記調整変圧器の一次側及び二次側の電圧を計測する電圧計測器と、
前記調整変圧器の電圧の計測結果に応じて前記タップ切替器を制御するタップ切替制御器と、
前記タップ切替器によって通電タップが切り替えられる際に、前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の一次側電圧の変化量に関する第1の値と、前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の二次側電圧の変化量に関する第2の値とについて、第1の値が第2の値よりも大きい場合に、逆送電と判定し、第2の値が第1の値よりも大きい場合に、順送電と判定する判定部と、を備え、
前記タップ切替制御器は、前記判定部による判定結果を用いて前記タップ切替器を制御し、
前記タップ切替器は、通電タップを切り替えた後の不感期間においては、通電タップの切り替えを行わない、自動電圧調整器。 - 前記判定部は、
前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の一次側電圧及び二次側電圧のそれぞれについて、当該単位期間ごとの電圧の変化量の絶対値を所定の積算期間において積算することによって、一次側電圧変化量の積算値及び二次側電圧変化量の積算値を積算期間ごとに取得する積算器と、
各積算期間について、一次側電圧変化量の積算値と二次側電圧変化量の積算値との差である電圧変化量差を算出する差算出器と、
前記差算出器によって積算期間ごとに算出された複数の電圧変化量差における絶対値が最大の電圧変化量差に対応する積算期間において、前記第1の値である一次側電圧変化量の積算値が前記第2の値である二次側電圧変化量の積算値よりも大きい場合に、逆送電と判定し、二次側電圧変化量の積算値が一次側電圧変化量の積算値よりも大きい場合に、順送電と判定する判定器と、を備えた、請求項1記載の自動電圧調整器。 - 前記判定部は、前記第1及び第2の値の大小関係を判断する際に、第1の値が第2の値よりも閾値を超えて大きい場合に、第1の値が第2の値よりも大きいと判断し、第2の値が第1の値よりも前記閾値を超えて大きい場合に、第2の値が第1の値よりも大きいと判断し、第1の値と第2の値との差の絶対値が前記閾値より小さい場合に、前回の判定結果と同じ判定とする、請求項1または請求項2記載の自動電圧調整器。
- 自動電圧調整器において送電方向を判定する送電方向判定装置であって、
前記自動電圧調整器が有する調整変圧器の一次側及び二次側の電圧を計測する電圧計測器と、
前記自動電圧調整器において通電タップが切り替えられる際に、前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の一次側電圧の変化量に関する第1の値と、前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の二次側電圧の変化量に関する第2の値とについて、第1の値が第2の値よりも閾値を超えて大きい場合に、逆送電と判定し、第2の値が第1の値よりも前記閾値を超えて大きい場合に、順送電と判定し、第1の値と第2の値との差の絶対値が前記閾値より小さい場合に、前回の判定結果と同じ判定とする判定部と、を備えた送電方向判定装置。 - 前記判定部は、
前記電圧計測器によって単位期間ごとに計測された前記調整変圧器の一次側電圧及び二次側電圧のそれぞれについて、当該単位期間ごとの電圧の変化量の絶対値を所定の積算期間において積算することによって、一次側電圧変化量の積算値及び二次側電圧変化量の積算値を積算期間ごとに取得する積算器と、
各積算期間について、一次側電圧変化量の積算値と二次側電圧変化量の積算値との差である電圧変化量差を算出する差算出器と、
前記差算出器によって積算期間ごとに算出された複数の電圧変化量差における絶対値が最大の電圧変化量差に対応する積算期間において、前記第1の値である一次側電圧変化量の積算値が前記第2の値である二次側電圧変化量の積算値よりも前記閾値を超えて大きい場合に、逆送電と判定し、二次側電圧変化量の積算値が一次側電圧変化量の積算値よりも前記閾値を超えて大きい場合に、順送電と判定し、一次側電圧変化量の積算値と二次側電圧変化量の積算値との差の絶対値が前記閾値より小さい場合に、前回の判定結果と同じ判定とする判定器と、を備えた、請求項4記載の送電方向判定装置。 - 前記電圧計測器は、計器用変圧器を有しており、
前記閾値は、前記計器用変圧器の出力側の電圧に換算した値が、
前記調整変圧器のタップ幅×当該計器用変圧器の変圧比/3
となるものである、請求項4または請求項5記載の送電方向判定装置。 - 請求項4から請求項6のいずれか記載の送電方向判定装置と、
複数のタップを有する調整変圧器と、
前記調整変圧器の通電タップを切り替えるタップ切替器と、
前記調整変圧器の電圧の計測結果に応じて前記タップ切替器を制御するタップ切替制御器と、を備え、
前記タップ切替制御器は、前記判定部による判定結果を用いて前記タップ切替器を制御する、自動電圧調整器。
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JP2017027111A JP6212229B1 (ja) | 2017-02-16 | 2017-02-16 | 自動電圧調整器、及び送電方向判定装置 |
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JP2014027811A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Kyuhen Co Ltd | 自動電圧調整器及びその制御方法 |
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