JP6212100B2 - エレベータのカゴ - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、エレベータのカゴに関する。
エレベータのカゴは、密室であるため、カゴ内に臭いが付着し、利用者に不快感を与えることがある。また、カゴ内に持ち込まれたウィルスや菌が繁殖し、不衛生な状態になることもある。
そこで、従来、臭気検出センサと、イオン発生器と、を備えたカゴが提案されている。このカゴでは、カゴ内の臭気を臭気検出センサにより検出し、臭気が一定の強さになると、イオン発生器がイオンを発生させる。具体的には、イオン発生器が、その放出針に高電圧を印加し、プラズマ放電を発生させることにより、放出針の周囲の空気をイオン化する。イオン発生器が発生させたイオンにより、臭いの原因物質が酸化分解され、ウィルスなどが不活性化される。この結果、カゴ内を消臭及び抗菌することができる。
イオン発生器の放出針は、放電を繰り返すと、化学変化により劣化することがある。放出針が劣化すると、発生するイオンが減少したり、有害なオゾンが発生したりする恐れがある。このため、上記従来のカゴでは、消臭効果及び抗菌効果を持続させるために、定期的にイオン発生器を交換する必要がある。
また、イオン発生器は、長期間連続して使用すると、寿命が短くなる。このため、イオン発生器を長寿命化するためには、イオン発生器を断続的に駆動させるための制御装置が必要となる。
このように、イオン発生器を備えた従来のカゴでは、消臭効果及び抗菌効果を維持するために、定期的な交換作業や制御システムの構築が必要であった。
特開2004−99205号公報
室内の消臭効果及び抗菌効果を容易に維持できるエレベータのカゴを提供する。
一実施形態に係るエレベータのカゴは、光源と、エレベータのカゴの室内の天井に取り付けられ前記光源が収容される照明ケースと、前記照明ケースに取り付けられ光拡散部材を保持する枠体と、を有する照明装置を備え、
前記光拡散部材に対向して前記枠体を塞ぐように取り付けられる前記透光性シートを、前記枠体の上端全周に亘って形成された溝に嵌合する弾性部材を介して固定し、前記透光性シートが、光触媒化合物を担持する。
第1実施形態に係るカゴの概略構成を示す斜視図。 図1の断面図。 図2の天井部分を拡大した部分拡大断面図。 側板に設けられた開口部の一例を示す平面図。 枠体の一例を示す斜視図。 枠体に対する透光性シートの固定部分を拡大した部分拡大断面図。 換気装置が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図。 換気装置が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図。 枠体に対する透光性シートの固定部分を拡大した部分拡大断面図。 第3実施形態に係るカゴの天井部分を拡大した部分拡大断面図。 換気装置が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図。 換気装置が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図。 第4実施形態に係るカゴの天井部分を拡大した部分拡大断面図。 第5実施形態に係るカゴの概略構成を示す断面図。 図14の天井部分を拡大した部分拡大断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係るエレベータのカゴについて、図1〜図8を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るカゴの概略構成を示す斜視図である。図2は、図1の断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るカゴは、カゴ本体1と、照明器具2と、換気装置3と、を備える。
カゴ本体1は、天井11と、側板12と、床板13と、ドア14と、により構成される。図1の例では、カゴは、ドア14を1つだけ備えるが、2つ備えてもよい。以下では、カゴ本体1の内側を、カゴの室内という。図示省略されているが、カゴの室内には、カゴ呼び釦、戸開、及び戸閉釦などを備える操作パネルが設けられる。
照明器具2は、直接照明であり、室内の天井11に設置される。図3は、図1の天井11部分を拡大した部分拡大断面図である。図3に示すように、照明器具2は、照明ケース21と、光源22と、枠体23と、光拡散部材24と、透光性シート25と、光触媒化合物26と、を備える。
照明ケース21は、照明ケース21の筐体である。光源22及び枠体23は、照明ケース21に対して固定される。照明ケース21を用いることにより、照明器具2の施工性を高めることができる。
図3の照明ケース21は、天板211と、側板212と、を備える。天板211は、天井11に固定される。側板212は、天板211から垂直な方向(図3における下方向)に延びており、少なくとも一部に開口部213を有する。
図4は、側板212に設けられた開口部213の一例を示す平面図である。図4の例では、側板212は、略矩形の開口部213を複数設けられている。側板212は、このような開口部213を、全面に設けられてもよいし、一部に設けられてもよい。また、開口部213の形状は、任意に設計可能である。
ただし、各開口部213は、照明ケース21の内側にゴミや虫など(以下、「ゴミ等」という)が侵入しにくいように、小さく、又は細く形成されるのが好ましい。例えば、図4の開口部213は、長径が20cm以下、短径が2cm以下に形成されるのが好ましい。
このように、側板212に開口部213を設けることにより、照明ケース21の内側の空気と、外側の空気と、を換気させることができる。また、照明ケース21を軽量化することができる。
なお、側板212は、図4のような換気のための開口部213とは別に、後述する換気装置3の換気口32に対応する開口部を有してもよい。
また、照明ケース21は、天板211及び側板212の内面の少なくとも一部に、光源22からの光を反射させる反射材を備えてもよい。反射材は、ミラーであってもよいし、光を反射しやすいように塗装された照明ケース21の内面であってもよい。照明ケース21の内面に反射材を設けることにより、照明器具2の照度を向上させることができる。
光源22は、天板211に固定されており、室内に光を照射する。光源22は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、白熱電球、又は蛍光灯である。図3の例では、照明器具2は、光源22を複数備えるが、1つ備えてもよい。また、光源22は、天井11に直接固定されてもよい。この場合、照明ケース21は、天板211の代わりに、側板212を天井11に固定するためのフランジを備えればよい。
枠体23は、アルミニウムなどの金属やプラスチックにより形成された環状部材であり、天板211と対向するように、側板212の端部(図3における下端)に固定される。光拡散部材24及び透光性シート25は、枠体23に対して固定される。枠体23を用いることにより、照明器具2の施工性を高めることができる。
図5は、枠体23の一例を示す斜視図である。図5の例では、枠体23は、平面視形状が略正方形であり、その上端に、ねじ251及び固定部材252を用いて、透光性シート25が固定されている。ねじ251及び固定部材252について、詳しくは後述する。なお、枠体23の平面視形状は、正方形に限られず、長方形、多角形、円形、楕円形など、側板212の端部に取り付け可能な任意の形状に設計可能である。
光拡散部材24は、アクリル、プラスチック、ガラス、グラスファイバー織物などにより形成された、光を拡散させる板状部材である。光拡散部材24は、図3に示すように、枠体23の一端(図3における下端)を覆うように、枠体23に固定される。光拡散部材24をこのように配置することにより、光源22からの光は、光拡散部材24により拡散され、室内に照射される。これにより、照明器具2は、室内を均一に照射することができる。また、光拡散部材24を配置することにより、照明器具2の内部構造(光源22や照明ケース21の内側)が利用者に対して隠蔽され、照明器具2の美観を向上させることができる。
透光性シート25は、可視光を透過させるシート状部材である。透光性シート25は、枠体23の他端(図3における上端)を覆うように、枠体23に固定される。光源22からの光は、透光性シート25を透過した後、光拡散部材24により拡散される。
透光性シート25をこのように配置することにより、枠体23の内側へのゴミ等の侵入が抑制される。これにより、ゴミ等が光拡散部材24上に堆積することによる、照明器具2の美観の低下を抑制することができる。ゴミ等の侵入を抑制するために、透光性シート25は、枠体23の内側を密閉するのが好ましい。ここでいう密閉とは、ゴミ等が侵入しない程度に枠体23の上端を塞ぐことをいう。
図6は、枠体23に対する透光性シート25の固定部分を拡大した部分拡大断面図である。図6の例では、透光性シート25は、枠体23の上端に、ねじ251及び板状の固定部材252を用いて固定されている。
具体的には、ねじ251が、枠体23の上端に対して固定部材252を押圧するように、枠体23の上端に固定されており、透光性シート25は、枠体23の上端と、固定部材252と、の間に挟んで固定されている。図6に示すように、固定部材252のうち、透光性シート25と接する部分の少なくも一部を、枠体23の上端側に突出させることにより、透光性シート25をより強く固定し、透光性シート25をずれにくくすることができる。
なお、透光性シート25の固定方法は図6の例に限られない。透光性シート25は、枠体23の上端に、接着剤やねじにより、直接的に固定されてもよい。
透光性シート25として、ガラス、アクリル、又はプラスチック製のシートや、繊維状シートなど、任意の透明なシートを利用できる。ただし、本実施形態では、透光性シート25は、光触媒化合物26を担持する担体として利用されるため、繊維状シートであるのが好ましい。透光性シート25として繊維状シートを利用することにより、透光性シート25に対して光触媒化合物26を効率的に固着させることができる。
光触媒化合物26は、光触媒を含む化合物である。光触媒は、光を照射されることにより触媒効果を発揮し、近傍の空気中の酸素や水と反応し、活性酸素や水酸ラジカルを発生させる。活性酸素や水酸ラジカルの酸化力により、空気中の臭いの原因物質が分解され、ウィルスが不活性化される。すなわち、光触媒は、光を照射されると、消臭効果及び抗菌効果を発揮する。
本実施形態において、光触媒化合物26は、図3に示すように、透光性シート25の一面(図3における上面)に塗布され、透光性シート25の上面に層を形成する。すなわち、光触媒化合物26は、透光性シート25に担持される。光触媒化合物26は、透光性シート25に予め塗布されていてもよいし、透光性シート25を枠体23に固定した後に、透光性シート25に塗布されてもよい。いずれの場合も、枠体23を照明ケース21に固定し、光源22を点灯すると、光触媒化合物26は、光源22からの光を照射され、消臭効果及び抗菌効果を発揮する。これにより、カゴの室内が消臭され、抗菌される。
光触媒化合物26は、光触媒として酸化チタンを含む酸化チタン化合物であってもよいし、光触媒として酸化タングステンを含む酸化タングステン化合物であってもよい。光源22からの光は可視光成分を多く含むため、光触媒化合物26は、可視光の照射により触媒効果を強く発揮する酸化タングステンを含む、酸化タングステン化合物であるのが好ましい。
換気装置3は、吸気口31と、排気口32と、をし、吸気口31から吸気した空気を排気口32から排気することにより、室内の空気を循環させる。換気装置3は、図示省略されているが、換気装置3は、空気を吸気及び排気するためのモータやファンを備える。また、図3の例では、換気装置3は、カゴの室内に設置されており、側板212に固定されているが、天井11や側板12に固定されていてもよい。また、換気装置3は、カゴの室外に設置されてもよい。
吸気口31は、照明器具2の外側に向かって開口するように配置される。また、排気口32は、側板212に向かって開口し、側板212の開口部213と少なくとも一部が重複するように配置される。側板212が排気口32と対応する開口部を有する場合は、この開口部に対応するように、排気口32は配置してもよい。
次に、本実施形態におけるカゴの動作について、図7及び図8を参照して説明する。図7及び図8は、換気装置3が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図である。図7及び図8における矢印は、換気装置3が生じさせる気流を模式的に示している。
換気装置3は、図7に示すように、吸気口31から、室内における照明器具2の外側の空気を給気し、排気口32から排気する。排気口32から排気された空気は、開口部213を介して、照明器具2内における、照明ケース21と光触媒化合物26との間の空間に排気される。
この空間に排気された空気は、光源22からの光を照射された光触媒化合物26によって、消臭及び抗菌される。消臭及び抗菌された空気は、図8に示すように、換気装置3が生じさた気流に従って、側板212の開口部213を介して、室内における照明器具2の外側に流出する。照明器具2の外側に流出した空気は、換気装置3の吸気口31から再び給気される。結果として、室内の空気は、照明器具2の外側と、照明器具2の内側(照明ケース21と光触媒化合物26との間の空間)と、の間を循環する。
以上説明した通り、本実施形態に係るカゴは、光源22からの光を照射される光触媒化合物26を備え、この光触媒化合物26により、室内の空気を消臭及び抗菌することができる。光触媒化合物26は、光源22からの光を照射される限り、触媒効果を発揮する。したがって、本実施形態に係るカゴは、消臭効果及び抗菌効果を維持するための特別な保守作業を行うことなく、消臭効果及び抗菌効果を容易に維持することができる。
また、本実施形態では、換気装置3が、室内の空気を、照明器具2の外側と内側との間で循環させる。そして、光触媒化合物26が、この換気装置3が生じさせる気流の流路上に配置される。これにより、室内の空気を効率的に消臭及び抗菌することができる。
なお、以上の説明では、光触媒化合物26は、透光性シート25の上面にのみ塗布されたが、室内の他の部分に塗布されてもよい。例えば、光触媒化合物26は、室内の壁面の一部(天井11、側板12、床板13、及びドア14など)に塗布されてもよいし、照明器具2の一部(天板211、側板212、及び光拡散部材24など)に塗布されてもよい。すなわち、室内の壁面の一部や照明器具2の一部を光触媒化合物26の担体として利用してもよい。いずれの場合も、光触媒化合物26は、光源22からの光を照射され、消臭効果及び抗菌効果を発揮する。
また、換気装置3の吸気口31と排気口32とは逆でもよい。この場合、図7及び図8に示した気流の向きが逆になる。また、カゴは、換気装置3とは別に、室内の空気と室外の空気とを循環させる換気装置を備えてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るエレベータのカゴについて、図9を参照して説明する。本実施形態では、透光性シート25の固定方法の他の例について説明する。図9は、枠体23に対する透光性シート25の固定部分を拡大した部分拡大断面図である。
本実施形態では、図9に示すように、枠体23は、上端に溝231を有する。溝231は、枠体23の上端の全周に形成される。透光性シート25は、溝231と、固定部材253と、の間に挟んで固定される。このため、本実施形態に係る透光性シート25は、溝231に埋め込み可能な可撓性を有する。透光性シート25は、例えば、繊維状シートであるのが好ましい。
本実施形態において、固定部材253は、ゴムやプラスチックにより形成された環状の弾性部材である。固定部材253は、溝231の径より太く形成され、弾性変形した状態で、溝231にはめこまれる。
このような構成により、本実施形態では、透光性シート25を枠体23に固定するための工具が不要となり、照明器具2の施工性を向上させることができる。また、透光性シート25は、固定部材253によりその全周が固定される。これにより、透光性シート25にしわがよりにくくすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るエレベータのカゴについて、図10〜図12を参照して説明する。本実施形態では、光触媒化合物26が透光性シート25に塗布されない場合について説明する。図10は、本実施形態に係るカゴの天井11部分を拡大した部分拡大断面図である。図10のカゴでは、光触媒化合物26は、透光性シート25の上面の代わりに、側板212の内面に塗布されている。他の構成は、第1実施形態と同様である。
図11及び図12は、換気装置3が生じさせる気流を説明する部分拡大断面図である。図11及び図12に示すように、側板212は、換気装置3が生じさせる気流の流路上に位置する。このため、側板212の内面に光触媒化合物26を塗布すると、光触媒化合物26を、換気装置3が生じさせる気流の流路上に配置することができる。したがって、本実施形態に係るカゴであっても、第1実施形態と同様に、室内の空気を効率的に消臭及び抗菌することができる。
なお、側板212の内面に光触媒化合物26を塗布する場合には、側板212の内面に繊維状のシートを貼り、その上に光触媒化合物26を塗布してもよい。これにより、光触媒化合物26を側板212の内面に効率的に固着させることができる。
また、光触媒化合物26は、側板212の内面だけでなく、天板211の内面や、室内の壁面の一部に塗布されてもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るエレベータのカゴについて、図13を参照して説明する。本実施形態では、照明器具2が間接照明である場合について説明する。図13は、本実施形態に係るカゴの天井11部分を拡大した部分拡大断面図である。
図13に示すように、本実施形態に係る照明器具2は、照明ケース21と、光源22と、光触媒化合物26と、反射材27と、を備える。
図13の照明ケース21は、断面L字型の板状部材であり、側板212と、底板214と、を備える。側板212は、一端が天井11に固定されており、天井11から垂直な方向に延びている。底板214は、側板212の他端から、天井11と平行な方向に延びている。光源22は、照明ケース21の底板214上に、天井11に向かって光を照射するように配置される。
反射材27は、天井11に固定され、光源22からの光を照射され、照射された光を反射する。反射材27の反射光により、室内が照らされる。反射材27は、光を反射する任意の材料により形成可能である。
本実施形態において、光触媒化合物26は、反射材27の一面(図13における下面)に塗布されている。すなわち、本実施形態では、反射材27が光触媒化合物26の担体として利用されている。
以上説明した通り、本実施形態に係るカゴは、光触媒化合物26を備え、光触媒化合物26には、光源22から光が照射される。したがって、本実施形態に係るカゴは、第1実施形態と同様に、消臭効果及び抗菌効果を維持するための特別な保守作業を行うことなく、消臭効果及び抗菌効果を容易に維持することができる。
なお、本実施形態では、カゴは、室内の空気を循環させる換気装置3を備えなくてもよい。これは、図13の照明器具2では、光触媒化合物26が照明ケース21から露出しており、ドア14の開閉や利用者の移動により生じる室内の空気の循環だけで、室内の空気を効率的に消臭及び抗菌することができるためである。
また、反射材27の下面に繊維状のシートを貼り、その上に光触媒化合物26を塗布してもよいし、反射材27自体が繊維状のシートにより形成されてもよい。これにより、光触媒化合物26を反射材27の下面に効率的に固着させることができる。
また、照明器具2の構成は、図13のものに限られず、任意に設計可能である。また、光触媒化合物26は、天井11だけでなく、室内の壁面の他の部分に塗布されてもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態に係るエレベータのカゴについて、図14及び図15を参照して説明する。本実施形態では、室内に光触媒化合物26を噴霧する場合について説明する。図14は、本実施形態に係るカゴの概略構成を示す断面図である。図14のカゴは、カゴ本体1と、照明器具2と、換気装置3と、噴霧装置4と、を備える。
図14の例では、換気装置3は、カゴの外側に設置されており、天井11に固定されている。換気装置3は、カゴの外側の空気を給気し、カゴの室内に排気する。これにより、天井11から下方向への気流が生じる。
図15は、図14の天井11部分を拡大した部分拡大断面図である。図15に示すように、噴霧装置4は、貯水タンク41と、パイプ42と、噴霧器43と、を備える。
貯水タンク41は、カゴの外側に設置されており、天井11に固定されている。貯水タンク41は、内部に水溶液44を貯水する。水溶液44は、光触媒化合物26を含む液体である。なお、貯水タンク41は、カゴの室内に設置されていてもよい。
パイプ42は、貯水タンク41と噴霧器43とを接続する。貯水タンク41に貯水された水溶液44は、パイプ42を介して、噴霧器43に供給させる。
噴霧器43は、カゴの室内に設置され、照明器具2に固定されている。噴霧器43は、貯水タンク41からパイプ42を介して供給された水溶液44を噴霧する。噴霧器43が水溶液44を噴霧するタイミングは任意に設計可能である。例えば、噴霧器43は、所定の時間間隔で噴霧してもよいし、ドアの開閉や呼びの登録などのイベントの発生に応じて噴霧してもよい。なお、噴霧器43は、天井11や側壁12に固定されてもよいし、カゴの外側に設置されてもよい。
図15に示すように、噴霧器43は、換気装置3が生じさせる気流に向かって、水溶液44を噴霧する。これにより、噴霧器43が噴霧した水溶液44が、気流に乗って室内に効率的に散布される。
室内に散布された水溶液44は、室内の壁面、照明器具2、及びカゴの利用者などに付着し、照明器具2からの光を照射される。水溶液44が光を照射されると、水溶液44に含まれる光触媒化合物26が触媒効果を発揮し、室内の空気を消臭及び抗菌する。
以上説明した通り、本実施形態に係るカゴは、噴霧装置4によって水溶液44を室内に噴霧し、水溶液44に含まれる光触媒化合物26の触媒効果によって室内の空気を消臭及び抗菌する。したがって、本実施形態に係るカゴは、貯水タンク41に水溶液44を補充するだけで、消臭効果及び抗菌効果を容易に維持することができる。
また、噴霧器43は、換気装置3が生じさせた気流に向かって水溶液44を噴霧する。これにより、水溶液44を効率的に室内に散布し、室内の消臭及び抗菌を効率的に行うことができる。
なお、噴霧装置4の構成は、図15のものに限られない。噴霧装置4として、水溶液44を室内に噴霧可能な任意の装置を利用できる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:カゴ本体、2:照明器具、3:換気装置、4:噴霧装置、11:天井、12:側板、13:床板、21:照明ケース、22:光源、23:枠体、24:光拡散部材、25:透光性シート、26:光触媒化合物、27:反射材、41:貯水タンク、42:パイプ、43:噴霧器、44:水溶液、211:天板、212:側板、213:開口部、214:底板、231:溝、251:ねじ、252,253:固定部材

Claims (1)

  1. 光源と、エレベータのカゴの室内の天井に取り付けられ前記光源が収容される照明ケースと、前記照明ケースに取り付けられ光拡散部材を保持する枠体と、を有する照明装置を備え、
    前記光拡散部材に対向して前記枠体を塞ぐように取り付けられる透光性シートを、前記枠体の上端全周に亘って形成された溝に嵌合する弾性部材を介して固定し、前記透光性シートが、光触媒化合物を担持する、エレベータのカゴ。
JP2015235747A 2015-12-02 2015-12-02 エレベータのカゴ Active JP6212100B2 (ja)

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