JP6211522B2 - ヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾール - Google Patents
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Description
Uは、一般式:
X1は、C−HまたはNを表し、
X2は、SまたはOを表し、
Wは、C、Nを表し、それぞれは、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されているか、
あるいはOを表し、
a、bは、単結合または二重結合を表し、
ただし、WがOならば“a”および“b”は単結合を表し、QがC=Cならば“a”は単結合を表し、
nは、0、1、2、3または4であり、
Qは、C、C−C、C=CまたはC−C−Cを表し、それぞれは、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C8−アルキニル、C6−C14−アリール、C2−C9−ヘテロシクリル、C2−C9−ヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R2は、シアノ、ホルミル、OR7、SR7、C(O)OR7、C(O)SR7、C(S)OR7、C(O)R7、C(S)R7を表すか、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C8−アルキニル、C6−C14−アリール、C2−C9−ヘテロシクリル、C2−C9−ヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
ただし、R2がC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキルまたはアミノ−C1−C6−アルキルであるならば、R1はC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキルまたはアミノ−C1−C6−アルキルではなく、また逆も同様であり、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C6−C14−アリール、C1−C4−アルコキシ、O−(C6−C14−アリール)、S−(C1−C4−アルキル)、S(O)−(C1−C6−アルキル)、C(O)−(C1−C6−アルキル)、C3−C8−トリアルキルシリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルを表し、それぞれは、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいは、それらが結合している炭素原子と一体となって、所望によりハロゲン、酸素、シアノまたはC1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C6−ハロアルキル、C1−C4−ハロアルコキシ、C3−C6−シクロアルキルの同一または異なる基によって一置換または多置換されている、5〜8個の環原子を有する環を形成し、ここで、環は炭素原子からなるが、酸素、硫黄またはNR14から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでもよく、
あるいは、C(O)NR9R10、C(O)R9、C(O)OR9、S(O)2R9、C(S)NR9R10、C(S)R9、S(O)2NR9R10、=N(OR9)を表し、
そして、Nについての置換基として、H、OH、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル−C1−C6−アルキル、C2−C6−アルキニル−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキル、C1−C6−アルコキシ−C1−C6−アルキル、アシルオキシ−C1−C6−アルキル、ヘテロアリール−C1−C6−アルキル、アリール−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキルチオ−C1−C6−アルキル、C1−C4−アルキル−C(O)−C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル−C(O)−C1−C4−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)−C1−C4−アルキル、C1−C4−アルキル−C(O)O−C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル−C(O)O−C1−C4−アルキル、ヘテロシクリル−C(O)O−C1−C4−アルキル、ヘテロシクリル−C1−C6−アルキル、C6−C10−アリール、ヘテロシクリル、ヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりOH、F、Cl、Br、I、シアノ、NH−C(O)R9、NR9R10、C(O)R9、C(O)OR9、C(O)NR9R10、SO2R9、OC(O)R9からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいは、C(O)NR9R10、C(O)R9、C(O)OR9、S(O)2R9、C(S)NR9R10、C(S)R9、S(O)2NR9R10を表し、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、ヘテロシクリル、C2−C8−アルケニル、C2−C8−アルキニル、C1−C8−アルコキシ、C2−C8−アルキニルオキシ、C1−C8−アルキルチオ、C3−C8−トリアルキルシリルを表し、それぞれは、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R7およびR8は、H、C(S)R12、C(O)R12、SO2R12、C(O)OR12、OR12またはC(O)NR12R13を表すか、
あるいは、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C14−アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりF、Cl、Br、OH、=O、シアノ、C1−C6−アルキル、O−C(O)R9、O−P(O)(OR9)2、O−B(OR9)2またはO−(C1−C4−アルキル)からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R9およびR10は、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、アリール、ベンジル、フェネチルを表し、それぞれは、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいはHを表し、
あるいは、C1−C6−アルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、O−(C3−C8−シクロアルキル)、S−(C3−C8−シクロアルキル)、C6−C14−アリール、O−(C6−C14−アリール)、S−(C6−C14−アリール)、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C1−C6−アルキルまたはC1−C4−アルコキシからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R12およびR13はHを表すか、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C14−アリール、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、C1−C6−アルキルまたはC1−C4−アルコキシからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R14は、H、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C(S)R15、C(O)R15、SO2R15、C(O)OR15を表し、
R15はHを表すか、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、C3−C8−シクロアルキル、C6−C14−アリール、ベンジル、フェネチル、フェノキシメチル、ヘテロシクリルまたはヘテロアリールを表し、それぞれは、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、またはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、メチルスルファニル、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、C(O)R12、C(O)OR12、C(O)NR12R13、SO2R12、OC(O)R12からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されている。]
の化合物およびその農芸化学的に活性な塩を提供する。
本発明の式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールおよびその農芸化学的に活性な塩は、植物病原性有害菌類を制御するのに極めて適し、かつ、マイコトキシンを減らすのに極めて適する。上記の本発明の化合物は、特に強い殺菌活性を有し、そして、作物保護において、家庭内および衛生分野において、物質保護において、ならびに、植物および植物部位においてマイコトキシンを減らすためのいずれにも用いられ得る。
Uが、一般式:
X1が、C−Hを表し、
X2が、SまたはOを表し、
Wが、C、Nを表し、それぞれが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されているか、
あるいはOを表し、
a、bが、単結合または二重結合を表し、
ただし、WがOならば“a”および“b”は単結合を表し、QがC=Cならば“a”は単結合を表し、
nが、0、1、2、3または4であり、
Qが、C、C−C、C=CまたはC−C−Cを表し、それぞれが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
あるいは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH2CH=CH2、−C≡CH、−C≡CCH3、−CH2C≡CH、C6−C14−アリール、C2−C9−ヘテロシクリル、C2−C9−ヘテロアリールを表し、それぞれが、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R2が、C(O)OR7、C(O)SR7、C(S)OR7、C(O)R7、C(S)R7を表すか、
あるいは、C1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C8−アルキニル、C6−C14−アリール、C2−C9−ヘテロシクリル、C2−C9−ヘテロアリールを表し、それぞれが、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
ただし、R2がC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキルまたはアミノ−C1−C6−アルキルであるならば、R1はC1−C6−アルキル、C3−C8−シクロアルキル、C1−C6−ハロアルキル、C3−C8−ハロシクロアルキル、C1−C4−アルコキシ−C1−C6−アルキルまたはアミノ−C1−C6−アルキルではなく、また逆も同様であり、
R3およびR4が、互いに独立して、H、F、Cl、Br、I、シアノを表すか、
あるいは、メチル、エチル、シクロプロピル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシを表し、それぞれが、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
あるいは、C(O)NR9R10、C(O)R9、C(O)OR9、S(O)2R9、C(S)NR9R10、C(S)R9、S(O)2NR9R10、=N(OR9)を表し、
そして、Nについての置換基として、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH2CH=CH2、−C≡CH、−C≡CCH3、−CH2C≡CHを表し、それぞれが、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいは、C(O)NR9R10、C(O)R9、C(O)OR9、S(O)2R9、C(S)NR9R10、C(S)R9、S(O)2NR9R10を表し、
あるいは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、tert−ブチルチオ、n−ブチルチオ、sec−ブチルチオ、イソブチルチオを表し、それぞれが、所望によりR11からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R7およびR8が、H、C(S)R12、C(O)R12、SO2R12、C(O)OR12、OR12またはC(O)NR12R13を表すか、
あるいは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、フェニル、ナフタレニル、ベンジル、フェネチル、フェノキシメチル、ピリジニル、ピラジニル、ピリミジニル、フラニル、チエニル、チエタニル、オキセタニル、ピラゾリル、イミダゾリル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、インダニルを表し、それぞれが、所望によりF、Cl、Br、OH、=O、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、またはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシ、メチルスルファニル、ニトロ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アセチル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、O−C(O)R9からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R9およびR10が、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、フェニル、ベンジル、フェネチルを表し、それぞれが、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいはHを表し、
あるいは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、フェニル、メトキシ、エトキシ、テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、2−ピペラジニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イルを表し、それぞれが、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、メトキシからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R12およびR13が、Hを表すか、
あるいは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、−CH=CH2、−CH2CH=CH2、−CH2C≡CH、−C≡CH、フェニルを表し、それぞれが、所望によりF、Cl、Br、I、OH、カルボニル、シアノ、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルまたはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、tert−ブトキシからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されている。
Uが、一般式:
X1が、C−Hを表し、
X2が、SまたはOを表し、
Wが、C、Nを表し、それぞれが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されているか、
あるいはOを表し、
a、bが、単結合または二重結合を表し、
ただし、WがOならば“a”および“b”は単結合を表し、QがC=Cならば“a”は単結合を表し、
nが、0、1、2、3または4であり、
Qが、C、C−CまたはC=Cを表し、それぞれが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R3が、H、F、Cl、メチルを表し、
R4が、H、F、Cl、メチルを表し、
R5が、Cについての置換基として、H、シアノ、F、OH、=O、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピルを表し、それぞれは、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
そして、Nについての置換基として、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピルを表し、それぞれが、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいは、アセチル、プロピオニル、イソブチリル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、メチルスルホニル、エチルスルホニルを表し、
R6が、H、Cl、F、メチル、エチル、シアノ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルを表す。
Uが、一般式:
X1が、C−Hを表し、
Wが、Cを表し、これが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されており、
aおよびbが、単結合を表し、
nが、0、1または2であり、
Qが、CまたはC−Cを表し、それぞれは、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R1およびR2が、互いから独立して、アセチル、n−プロピオニル、イソブチリル、2−メチルブタノイル、3−メチルブタノイル、ラクトイル、フェニルアセチル、シクロプロピルアセチル、シクロプロピルカルボニル、(2−メチルシクロプロピル)カルボニル、シクロブチルカルボニル、ベンゾイル、3−チエニルカルボニル、2−チエニルカルボニル、テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルボニル、3−フェニルプロパノイル、2−フェニルプロパノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、プロポキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニルを表し、
R3が、Hを表し、
R4が、H、Fを表し、
R5が、H、シアノ、F、OH、=O、メチル、エチル、n−プロピル、シクロプロピル、ハロアルキル、シアノアルキルを表し、
R6が、H、Fを表す。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ素;
アリール:非置換または所望により置換されている、6〜14員部分的または完全不飽和単環式、二環式または三環式環系であって、C(=O)、(C=S)の基から選択される3個までの環員を有し、環系の少なくとも1個の環が完全に不飽和であるもの、例えば(これらに限定されない)、ベンゼン、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン、アントラセン、インダン、フェナントレン、アズレン;
アルコキシカルボニル:1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基(上で記載したもの)であって、カルボニル基(−CO−)を介して骨格に結合しているもの;
ハロアルキル:1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分枝鎖のアルキル基(上で記載したもの)であって、これらの基中で幾つかまたは全ての水素原子が上で記載されたハロゲン原子によって置き換えられていてよいもの、例えば(これらに限定されない)、C1−C3−ハロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチルおよび1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル;
1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄または酸素原子を含む5員ヘテロアリール:炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子または1〜3個の窒素原子および1個の硫黄または酸素原子を環員として含んでよい5員ヘテロアリール基、例えば(これらに限定されない)、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イルおよび1,3,4−トリアゾール−2−イル;
ヘテロシクリル:酸素、窒素および硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む、3〜15員飽和または部分的不飽和単環式、二環式または三環式ヘテロ環であって、炭素の環員に加えて、1〜3個の窒素原子および/または1個の酸素または硫黄原子または1個または2個の酸素および/または硫黄原子を含むものであって、環が複数の酸素原子を含むならば、これらが直接隣接しないもの、例えば(これらに限定されない)、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロ−フラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル、2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−2−イルおよび1,2,4−ヘキサヒドロトリアジン−3−イル。
本発明の式[I]のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールを、異なる方法で製造することができる。以下に、可能な方法をまず概略的に示し、次いで詳細に説明する。特記しない限り、記載された基は、下記のスキームに示された意味を有する。
スキーム1
Met2=例えば−B(OR*)2
B(OR*)2=例えば−B(OiPr)2、−B(OH)2、−B(ピナコレート)
Z1=例えばCl、Br、I、−OTos、−OMs
Z2=例えばCl、Br
Z3=例えばCl、−OH
A7=例えばR7、−OR7
Q=C、C−C、C−Si
R1a=C(O)OR7、C(O)SR7、C(S)OR7、C(O)R7、C(S)R7、C(O)NR7R8
R2a=C(O)OR7、C(O)SR7、C(S)OR7、C(O)R7、C(S)R7、C(O)NR7R8
R16=H、Hal、S−アルキル、NR1R2
の化合物およびその塩は新規である。
の化合物およびその塩は新規である。
2 記載された質量は、最も強度の強い[M+H]+イオンの同位体パターンのピークである。[M-H]-イオンが検出された場合は、質量値をa 2でマークした。
一般式[VII]を有する化合物をハロゲン化し、式[V]の化合物を得る。これを環化によって式[IV]の化合物に変換する。あるいは、一般式[VII]を有する化合物を環化し、式[VI]の化合物を得る。式[VI]の化合物をハロゲン化し、式[IV]の化合物を得る。一般式[IV]の化合物を式[IX-a]の化合物とC−Cカップリングで反応させ、それによって式[XI]の化合物を得る(スキーム1)。
一般式[XII]の化合物は、既知の方法によって、5〜7員ラクトンまたはエステルと反応させることによって、式[XIII]の構造に変換される。構造[XIII]の1,3−ジケト化合物は、ヒドラジンで、式[XIV]の構造に変換され得る。構造[XIV]の化合物を活性化剤(例えば塩化トシルまたは塩化メシル)と反応させることによって、構造[VII]のピラゾールが得られる(スキーム2)。
式[XV]のピリジン化合物は式[XVI]のN−オキシドに変換される。後者を、適当な求電子種、例えばトシル無水物と、適当な求核剤、例えば第1級アミン(NH2R17)の存在下で反応させるか、または、続いてこれで処理することによって、式[XVII]の化合物を得る。さらに、式[XVII]のアミノピリジン(式中、R17は、切断可能な保護基、例えばtert−ブチルまたはベンジルを表す)は、酸で、または還元条件下で処理することによって、式[II]の遊離アミノピリジンに変換され得る。
式[VI]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
式[VI]の化合物は、式[VII]の化合物(式中、Z1は脱離基、例えば−Cl、−OMsを表す)を塩基の存在下で環化することによって合成され得る。
この反応のための溶媒として、反応条件下で不活性な全ての通常の溶媒、例えば環状および非環状エーテル(例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、芳香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例えばジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素)、ハロゲン化芳香族炭化水素(例えばクロロベンゼン、ジクロロベンゼン)、ニトリル(例えばアセトニトリル)、カルボン酸エステル(例えば酢酸エチル)、アミド(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド)、ジメチルスルホキシドまたは1,3−ジメチル−2−イミダゾリノンを用いることができ、または、反応を、これらの溶媒の2種以上の混合物中で行うことができる。好ましい溶媒は、ジメチルホルムアミドおよびテトラヒドロフランである。
反応は、さらなる有機または無機塩(ヨウ化リチウム、ヨウ化テトラブチルアンモニウム)の存在下で行われ得る。
式[V]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
式[V]のハロゲン化ピラゾールは、文献の方法によって製造できる。適当なハロゲン化ピラゾールの製造についての1つの方法は、例えば、ハロゲン化溶媒(ジクロロメタンまたはクロロホルム)中での臭素との反応による、対応するピラゾール[VII]の臭素化(例えばHeterocycles 1984, 22, 11, 2523-2527およびWO 2010/68242に記載されている)である。この反応は、室温から溶媒の還流温度の間の温度で行われ得る。
同様に、式[VI]の中間体を式[IV]の化合物に変換し得る。
式[III]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
式[III]の化合物は、記載された方法、例えば、ハロピラゾール[IV]を、ボロン酸エステル、例えばビス(ピナコラト)ジボロン(4,4,4',4',5,5,5',5'−オクタメチル−2,2'−ビ−1,3,2−ジオキサボロラン)と、触媒、例えば1,1'−ビス(ジフェニル−ホスフィノ)フェロセン−パラジウム(II) ジクロリドの存在下、塩基および適当な溶媒の存在下で反応させることによって製造できる(US 0,018,156 A、WO 2007/024843またはEP-A 1 382 603を参照のこと)。
式[XI]および[XII]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
式[XI]の化合物は、例えば、ハロゲン化ピラゾール[IV]を、式[IX-a]のメタレートしたヘテロ環(式中、Met1は、ボロン酸エステルまたはボロン酸、例えばB(OiPr)3、B(OH)2を表す)と、触媒、塩基、必要ならばリガンドおよび適当な溶媒の存在下で、適当な温度で、既知の文献(Top. Curr. Chem. 2002, 219, 11; Organomet. Chem. 1999, 28, 147 およびこれに引用された文献, 2005, 7, 21, 4753-4756)の方法によって、カップリングさせることによって製造できる(スキーム1)。
同様に、スキーム1に記載された式[IV]の化合物からのピラゾール[II]の合成を、この方法で行い得る。
式[XI]の化合物の合成および式[II]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
式[XI]の化合物は、ピラゾールボロン酸[III]を、触媒、塩基および適当な溶媒の存在下、適当な温度で、既知の文献(Top. Curr. Chem. 2002, 219, 11; Organomet. Chem. 1999, 28, 147およびそれに引用された文献)の手順によって、式[X-a]のヘテロ環(式中、Z2は脱離基、例えばClまたはBrを表す)とカップリングさせることによって製造できる。
式[I-a]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム1に示す。
一般式[I-a]を有する化合物(式中、R1aおよびR2aは、C(O)OR7*、C(O)SR7*、C(S)OR7*、C(O)R7*またはC(S)R7*を表す)(対称または非対称ビスアシル化アミノピリジン)は、文献に記載された手順(例えばWO 2004/052880および例えばT.W. Greene, P. G. M. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis, 1999, John Wiley & Sons, Inc.を参照のこと)と類似の手順で、必要であれば酸スカベンジャー/塩基の存在下、対応する一般式[II]を有する化合物を、一般式[VIII]を有する化合物(例えばZ3=Cl、Br、Fまたは−OH)と、カップリング反応させることによって合成できる。ここで、上記のスキーム中の基R3、R4、R6、W、QおよびX1の定義は、上記定義に対応している。
式[XIII]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム2に示す。
一般式[XIII]の化合物(式中、Qは−CH2−、−CH2−CH2−を表す)は、既知の文献の方法(US5344992、WO2005/121106)に従って、塩基(例えば水素化ナトリウム、ナトリウム メチレート)および所望によりアルコール(例えばエタノール)の存在下で、一般式[XII]の化合物を、エステル、例えばγ−ブチロラクトンと反応させることによって得られる。典型的な溶媒は、エーテル(例えばジエチルエーテル、THF)、アミド(DMFまたはNMP)および芳香族炭化水素(例えばトルエン、ベンゼン)を含むか、または、それぞれの溶媒の混合物を適用できる。反応温度は、室温から反応混合物の沸点の間で変わり得る。反応時間は、反応規模および反応温度に応じて変化するが、一般的に、数分間から48時間の間である。
式[XIV]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム2に示す。
一般式[XIV]の化合物は、既知の文献の方法(WO2005/51945)に従って、一般式[XIII]の1,3−ジケトンをヒドラジンまたはその水和物と反応させることによって得られる。不活性な溶媒、例えば環状または非環状エーテル(例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、アルコール(例えばメタノールまたはエタノール)を用いることができる。これらの溶媒の2種以上の混合物中で反応を行うことができる。必要に応じて、塩基、例えばトリエチルアミンを用いてもよい。反応温度は、10℃〜50℃で変わり得るが、室温が好ましい。反応時間は、反応規模および反応温度に応じて変化するが、一般的に、数分間から48時間の間である。反応は、マイクロ波装置(例えばCEM Explorer)中で、高温で行うことができ、それにより反応時間を短くできる。反応終了後、慣用の分離方法を用いて、化合物[XIV]を反応混合物から取る。必要であれば、化合物を、再結晶、蒸留またはクロマトグラフィーによって精製する。
式[VII]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム2に示す。
一般式[VII]の化合物(式中、Z1は脱離基、例えばCl、Br、OMs、OTosを表す)は、既知の文献の方法(R. C. Larock, Comprehensive Organic Transformations, 2nd Edition, 1999, Wiley-VCH, page 689 ff.およびそれに引用された文献)に従って、一般式[XIV]のヒドロキシピラゾールを変換することによって得られる。当該変換の1つの可能な方法は、塩基(例えばトリエチルアミン)および適当な溶媒(例えばジクロロメタン)の存在下で、塩化メタンスルホニルと反応させる方法である。
式[XVI]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム3に示す。
式[XV]の化合物は、既知の文献の方法(US6423713)に従って、適当な溶媒中(例えばジクロロメタン、アセトン、酢酸、テトラヒドロフラン)、酸化剤(例えば過酸化水素、m−クロロ過安息香酸)で処理することによって、式[XVI]の化合物に変換される。反応は、0℃から還流温度の範囲の温度で、30分から約48時間の時間で、行うことができる。
式[XVII]の化合物の合成についての1つの可能な方法をスキーム3に示す。
式[XVI]のN−オキシド化合物は、既知の文献の方法(Org. Lett. 2010, 12, 22, 5254-5257またはWO2010/10154)に従って、適当な求電子種(例えばオキシ塩化リン、トシル無水物、ブロモ−トリス(1−ピロリジニル)ホスホニウム ヘキサフルオロホスフェート)での処理を適当な求核剤R17−NH2(例えばtert−ブチルアミン、アリルアミン、ベンジルアミン)の存在下で行うか、または続いて当該求核剤で処理することによって、式[XVII]のアミノピリジンに変換される。所望により、適当な塩基(例えばジイソプロピルエチルアミンまたはトリエチルアミン)が用いられ得る。
式[XVI]のN−オキシドは、カルボキサミド[XVIII]の存在下で、活性化剤(例えば塩化オキサリル)を使用することによって、文献(Org. Lett. 2006, 8, 9, 1929-1932)に記載された通りに、式[XI-a]の化合物に変換できる。
式[XVII]の化合物(式中、R17は適当な保護基を表す)は、文献記載の方法(WO2010/10154またはUS2010/168185)に従って、例えば酸(トリフルオロ酢酸、臭化水素酸、塩酸)で処理することによって、一般式[II]の化合物に変換できる。あるいは、還元条件下で、例えば、EP1787991に記載された通りに触媒を用いて蟻酸アンモニウムで、または、ウィルキンソン触媒Rh(PPh3)3Clを用いてエタノール−水で(US2005/245530に記載された通りに)、切断を行うことができる。
他の好ましい態様において、本発明の化合物は、トリに投与される。
鞭毛虫類(Mastigophora、Flagellata)、例えば、トリパノソーマ科(Trypanosomatidae)、例えばブルーストリパノソーマ(Trypanosoma b. brucei)、ガンビアトリパノソーマ(T.b. gambiense)、ローデシアトリパノソーマ(T.b. rhodesiense)、コンゴトリパノソーマ(T. congolense)、クルーズトリパノソーマ(T. cruzi)、トリパノソーマ・エバンス(T. evansi)、トリパノソーマ・エキナム(T. equinum)、トリパノソーマ・ルイス(T. lewisi)、トリパノソーマ・ペルカエ(T. percae)、トリパノソーマ・シミアエ(T. simiae)、トリパノソーマ・ビバックス(T. vivax)、ブラジルリーシュマニア(Leishmania brasiliensis)、ドノバンリーシュマニア(L. donovani)、熱帯リーシュマニア(L. tropica)、例えばトリコモナス目(Trichomonadidae)、例えばランブル鞭毛虫(Giardia lamblia)、ジアルジア・カニス(G. canis)
有毛根足虫門(Sarcomastigophora)(根足虫類(Rhizopoda))、例えば、エントアメーバ属(Entamoebidae)、例えば赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)、ハルトマンアメーバ属(Hartmanellidae)、例えばアカントアメーバ種(Acanthamoeba sp.)、ハルトマネラ種(Harmanella sp.)、
アピコンプレックス門(Apicomplexa)(胞子虫類(Sporozoa))、例えばエイメリア科(Eimeridae)、例えばエイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、エイメリア・アデノイデス(E. adenoides)、エイメリア・アラバメンシス(E. alabahmensis)、エイメリア・アナチス(E. anatis)、エイメリア・アンセリナ(E. anserina)、エイメリア・アルロインギ(E. arloingi)、エイメリア・アシャタ(E. ashata)、エイメリア・オーブルネンシス(E. auburnensis)、エイメリア・ボビス(E. bovis)、エイメリア・ブルネッティ(E. brunetti)、エイメリア・カニス(E. canis)、エイメリア・チンチラエ(E. chinchillae)、エイメリア・クルペアラム(E. clupearum)、エイメリア・コランバエ(E. columbae)、エイメリア・コントルタ(E. contorta)、エイメリア・クランダリス(E. crandalis)、エイメリア・デブリエキ(E. debliecki)、エイメリア・ジスペルサ(E. dispersa)、エイメリア・エリプソイダレス(E. ellipsoidales)、エイメリア・ファルシホルミス(E. falciformis)、エイメリア・ファウレイ(E. faurei)、エイメリア・フラベセンス(E. flavescens)、エイメリア・ガロパボニス(E. gallopavonis)、エイメリア・ハガニ(E. hagani)、エイメリア・インテスティナリス(E. intestinalis)、エイメリア・イロクオイナ(E. iroquoina)、エイメリア・イレシデュア(E. irresidua)、エイメリア・ラベアナ(E. labbeana)、エイメリア・ロイカルティ(E. leucarti)、エイメリア・マグナ(E. magna)、エイメリア・マクシマ(E. maxima)、エイメリア・メディア(E. media)、エイメリア・メレアグリディス(E. meleagridis)、エイメリア・メレアグリミティス(E. meleagrimitis)、エイメリア・ミティス(E. mitis)、エイメリア・ネカトリックス(E. necatrix)、エイメリア・ニナコーリアキモバエ(E. ninakohlyakimovae)、エイメリア・オビス(E. ovis)、エイメリア・パルバ(E. parva)、エイメリア・パボニス(E. pavonis)、エイメリア・ペルホランス(E. perforans)、エイメリア・ファサニ(E. phasani)、エイメリア・ピリホルミス(E. piriformis)、エイメリア・プラエコックス(E. praecox)、エイメリア・レシデュア(E. residua)、エイメリア・スカブラ(E. scabra)、エイメリア種、ウサギ肝コクシジウム(E. stiedai)、エイメリア・スイス(E. suis)、ニワトリ盲腸コクシジウム(E. tenella)、エイメリア・トランカタ(E. truncata)、エイメリア・トルッタエ(E. truttae)、エイメリア・ズエルニ(E. zuernii)、グロビジウム種(Globidium spec.)、イソスポーラ・ベリ(Isospora belli)、イソスポラ・カニス(I. canis)、イソスポラ・フェリス(I. felis)、イソスポラ・オーイオエンシス(I. ohioensis)、イソスポラ・リボルタ(I. rivolta)、イソスポラ種、イソスポラ・スイス(I. suis)、シストイソスポラ種(Cystisospora spec.)、クリプトスポリジウム種(Cryptosporidium spec.)、特にクリプトスポリジウム・パルバム(C. parvum);例えばトキソプラズマ科(Toxoplasmadidae)、例えばトキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma gondii)、ハモンディア・ヘイドルニー(Hammondia heydornii)、ネオスポラ・カニナム(Neospora caninum)、ベスノイティア・ベスノイティー(Besnoitia besnoitii);例えばウマニクホウシムシ科(Sarcocystidae)、例えばサルコシスティス・ボビカニス(Sarcocystis bovicanis)、サルコシスティス・ボビホミニス(S. bovihominis)、サルコシスティス・オビカニス(S. ovicanis)、サルコシスティス・オビフェリス(S. ovifelis)、サルコシスティス・ニューロナ(S. neurona)、サルコシスティス種、サルコシスティス・スイホミニス(S. suihominis)、例えばロイコゾ科(Leucozoidae)、例えばロイコザイトゾーン・サイモンディ(Leucozytozoon simondi)、例えばプラスモディウム属(Plasmodiidae)、例えばネズミマラリア原虫(Plasmodium berghei)、熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum)、四日熱マラリア原虫(P. malariae)、卵形マラリア原虫(P. ovale)、三日熱マラリア原虫(P. vivax)、プラスモディウム種、例えばピロプラズマ(Piroplasmea)、例えばバベシア・アルゼンティナ(Babesia argentina)、バベシア・ボビス(B. bovis)、バベシア・カニス(B. canis)、バベシア種、タイレリア・パルバ(Theileria parva)、タイレリア種、例えばアデレイナ(Adeleina)、例えばヘパトゾーン・カニス(Hepatozoon canis)、ヘパトゾーン種。
本発明は、さらに、前段落の方法の1つに従って処理された種子に関する。本発明の種子は、望ましくない微生物から種子を保護する方法で使用される。これらの方法において、少なくとも1種の本発明の化合物で処理された種子が用いられる。
1) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)から得た殺虫性結晶タンパク質またはその殺虫性部分、例えば、オンラインhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/で挙げられた殺虫性結晶タンパク質、例えば、Cryタンパク質クラスCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3AeまたはCry3Bb、またはその殺虫性部分;または
2) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)から得た第2の他の結晶タンパク質の存在下で殺虫性である、バチルス・チューリンゲンシスから得た結晶タンパク質またはその部分、例えばCy34およびCy35結晶タンパク質から構成される2成分毒素;
3) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)から得た2個の異なる殺虫性結晶タンパク質部分を含むハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)のタンパク質のハイブリッド、または、上記2)のタンパク質のハイブリッド、例えばトウモロコシイベントMON98034によって生じたCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);または
4) 標的昆虫類に対してより高い殺虫活性を得るために、および/または、作用する標的昆虫類の範囲を拡張するために、および/または、クローニングまたは形質転換の間にエンコーディングDNA中で誘発された変化のせいで、幾つか、特に1〜10個のアミノ酸が他のアミノ酸によって置き換えられている、上記1)〜3)の何れか1つのタンパク質、例えばトウモロコシイベントMON863またはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質、または、トウモロコシイベントMIR 604におけるCry3Aタンパク質;
5) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)またはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)から得た殺虫性分泌タンパク質またはその殺虫性部分、例えばhttp://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/vip.htmlに挙げられた植物性殺虫性タンパク質(VIP)、例えばVIP3Aaタンパク質クラスのタンパク質;または
6) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)またはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)から得た第2の分泌タンパク質の存在下で殺虫性である、バチルス・チューリンゲンシスまたはバチルス・セレウスから得た分泌タンパク質、例えばVIP1AおよびVIP2Aタンパク質から構成される2成分毒素;
7) バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)またはバチルス・セレウス(Bacillus cereus)から得た異なる分泌タンパク質の複数の部分を含む、ハイブリッド殺虫性タンパク質、例えば上記1)のタンパク質のハイブリッドまたは上記2)のタンパク質のハイブリッド;または
8) 標的昆虫類に対してより高い殺虫力を得るために、および/または作用する標的昆虫類の範囲を拡張するために、および/または、クローニングまたは形質転換の間にエンコーディングDNA中で誘発された変化(依然として殺虫性タンパク質をエンコードしている)のせいで、幾つか、特に1〜10個のアミノ酸が他のアミノ酸によって置き換えられている、上記1)〜3)の何れか1つのタンパク質、例えば綿イベントCOT 102におけるVIP3Aaタンパク質。
a. 植物細胞または植物中で、ポリ(ADPリボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現および/または活性を減少させられる導入遺伝子を含む植物;
b. 植物または植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現および/または活性を減少させられる、ストレス耐性を強化する導入遺伝子を含む植物;
c. ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド シンテターゼ、またはニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを含む、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド サルベージ生合成経路の植物機能性酵素をコードする、ストレス耐性を強化する導入遺伝子を含む植物。
1) 澱粉の物理的化学的性質、特にアミロース含量またはアミロース/アミロペクチン比率、分枝度、平均鎖長、側鎖分布、粘度挙動、耐ゲル性、粒径および/または粒子形態に関して、野生型の植物細胞または植物で合成された澱粉と比較して、特定の適用により良く適合するように変化している修飾デンプンを合成するトランスジェニック植物;
2) 非デンプン炭水化物ポリマーを合成する、または遺伝子修飾していない野生型植物と比較して変化した性質を有する非デンプン炭水化物ポリマーを合成するトランスジェニック植物、例えば、ポリフラクトース、特にイヌリンタイプおよびレバンタイプのポリフラクトースを生産する植物、α−1,4−グルカンを生産する植物、α−1,6−分枝α−1,4−グルカンを生産する植物、およびアルテルナンを生産する植物;
3) ヒアルロン酸を生産するトランスジェニック植物。
a) セルロースシンターゼ遺伝子の変化した形態を含む植物、例えばワタ植物;
b) rsw2またはrsw3相同核酸の変化した形態を含む植物、例えばワタ植物;
c) スクロースホスフェートシンターゼの発現が増加した植物、例えばワタ植物;
d) スクロースシンターゼの発現が増加した植物、例えばワタ植物;
e) 例えば繊維選択的−1,3−グルカナーゼの下方制御により、繊維細胞基部での原形質連絡ゲート開閉のタイミングが変化した植物、例えばワタ植物;
f) 例えば、nodCを含むN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子およびキチンシンターゼ遺伝子の発現により変化した反応性を持った繊維を有する植物、例えばワタ植物。
a) 高オレイン酸含有量を有する油を生産する植物、例えば菜種;
b) 低リノレン酸含有量を有する油を生産する植物、例えば菜種;
c) 低レベルの飽和脂肪酸を有する油を生産する植物、例えば菜種。
うどんこ病の病原体、例えば、ブルメリア種(Blumeria species)、例えばブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis);ポドスファエラ種(Podosphaera species)、例えばポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha);スファエロテカ種(Sphaerotheca species)、例えばスファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea);ウンシヌラ種(Uncinula species)、例えばウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)によって引き起こされる病気;
さび病の病原体、例えば、ギムノスポランギウム種(Gymnosporangium species)、例えばギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae);ヘミレイア種(Hemileia species)、例えばヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix);ファコプソラ種(Phakopsora species)、例えばファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)およびファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae);プッシニア種(Puccinia species)、例えばプッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)、プッシニア・グラミニス(Puccinia graminis)、プッシニア・ストリホルミス(Puccinia striiformis)またはプッシニア・トリティシナ(Puccinia triticina);ウロミセス種(Uromyces species)、例えばウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus)によって引き起こされる病気;
例えばアルテルナリア種(Alternaria species)、例えばアルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani);セルコスポラ種(Cercospora species)、例えばセルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola);クラジオスポルム種(Cladiosporium species)、例えばクラジオスポルム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum);コクリオボルス種(Cochliobolus species)、例えばコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形:ドレックスレラ(Drechslera, syn):ヘルミントスポリウム(Helminthosporium))、または、コクリオボルス・ミヤベアヌス(Cochliobolus miyabeanus);コレトトリクム種(Colletotrichum species)、例えばコレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium);シクロコニウム種(Cycloconium species)、例えばシクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum);ジアポルテ種(Diaporthe species)、例えばジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri);エルシノエ種(Elsinoe species)、例えばエルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii);グロエオスポリウム種(Gloeosporium species)、例えばグロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor);グロメレラ種(Glomerella species)、例えばグロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata);グイグナルジア種(Guignardia species)、例えばグイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli);レプトスファエリア種(Leptosphaeria species)、例えばレプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans)またはレプトスファエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);マグナポルテ種(Magnaporthe species)、例えばマグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea);ミコスファエレラ種(Mycosphaerella species)、例えばミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、ミコスファエレラ・アラキジコラ(Mycosphaerella arachidicola)またはミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis);ファエオスファエリア種(Phaeosphaeria species)、例えばファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum);ピレノホラ種(Pyrenophora species)、例えばピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)またはピレノホラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis);ラムラリア種(Ramularia species)、例えばラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo-cygni)またはラムラリア・アレオラ(Ramularia areola);リンコスポリウム種(Rhynchosporium species)、例えばリンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis);セプトリア種(Septoria species)、例えばセプトリア・アピイ(Septoria apii)またはセプトリア・リコペルシシ(Septoria lycopersici);チフラ種(Typhula species)、例えばチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata);ベンツリア種(Venturia species)、例えばベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis)によって引き起こされる葉枯病(leaf blotch diseases, leaf wilt diseases);
例えば、アルテルナリア種(Alternaria species)、例えばアルテルナリア種(Alternaria spp);アスペルギルス種(Aspergillus species)、例えばアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus);クラドスポリウム種(Cladosporium species)、例えばクラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides);クラビセプス種(Claviceps species)、例えばクラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea);フザリウム種(Fusarium species)、例えばフザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum);ジベレラ種(Gibberella species)、例えばジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae);モノグラフェラ種(Monographella species)、例えばモノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis)によって引き起こされる穂(ear, panicle)(トウモロコシの穂軸を含む)の病気;
黒穂菌類、例えば、スファセロテカ種(Sphacelotheca species)、例えばスファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana);チレチア種(Tilletia species)、例えばチレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(T. controversa);ウロシスチス種(Urocystis species)、例えばウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta);ウスチラゴ種(Ustilago species)、例えばウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴ・ヌダ・トリティシ(U. nuda tritici)によって引き起こされる病気;
例えば、アスペルギルス種(Aspergillus species)、例えばアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus);ボトリチス種(Botrytis species)、例えばボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);ペニシリウム種(Penicillium species)、例えばペニシリウム・エクスパンスム(Penicillium expansum)およびペニシリウム・パルロゼラム(Penicillium purpurogenum);スクレロチニア種(Sclerotinia species)、例えばスクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum)によって引き起こされる果実の腐敗;
例えば、アルテルナリア種(Alternaria species)、例えばアルテルナリア・ブラッシコーラ(Alternaria brassicicola);アファノミセス種(Aphanomyces species)、例えばアファノミセス・エウテイケス(Aphanomyces euteiches);アスコキタ種(Ascochyta species)、例えばアスコキタ・レンチス(Ascochyta lentis);アスペルギルス種(Aspergillus species)、例えばアスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus);クラドスポリウム種(Cladosporium species)、例えばクラドスポリウム・ヘルバレム(Cladosporium herbarum);コクリオボルス種(Cochliobolus species)、例えばコクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形:ドレックスレラ(Drechslera)、ビポラリス(Bipolaris Syn):ヘルミントスポリウム(Helminthosporium));コレトトリクム種(Colletotrichum species)、例えばコレトトリクム・コッコデス(Colletotrichum coccodes);フザリウム種(Fusarium species)、例えばフザリウム・クルモルム(Fusarium culmorum);ジベレラ種(Gibberella species)、例えばジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae);マクロフォミナ種(Macrophomina species)、例えばマクロフォミナ・ファゼオリナ(Macrophomina phaseolina);ミクロドキウム種(Microdochium species)、例えばミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale);モノグラフェラ種(Monographella species)、例えばモノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis);ペニシリウム種(Penicillium species)、例えばペニシリウム・エクスパンスム(Penicillium expansum);フォーマ種(Phoma species)、例えばフォーマ・リンガム(Phoma lingam);ポモプシス種(Phomopsis species)、例えばポモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae);フィトフトラ種(Phytophthora species)、例えばフィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum);ピレノホラ種(Pyrenophora species)、例えばピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea);ピリキュラリア種(Pyricularia species)、例えばピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae);ピシウム種(Pythium species)、例えばピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum);リゾクトニア種(Rhizoctonia species)、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani);リゾプス種(Rhizopus species)、例えばリゾプス・オリーゼ(Rhizopus oryzae);スクレロチウム種(Sclerotium species)、例えばスクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii);セプトリア種(Septoria species)、例えばセプトリア・ノドラム(Septoria nodorum);チフラ種(Typhula species)、例えばチフラ・インカルナタ(Typhula incarnata)によって引き起こされる種子および土壌伝播性の腐敗および立ち枯れ病、および実生の病気;
例えば、ネクトリア種(Nectria species)、例えばネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena)によって引き起こされる癌腫病、虫こぶおよびてんぐ巣病;
例えば、モニリニア種(Monilinia species)、例えばモニリニア・ラキサ(Monilinia laxa)によって引き起こされる立ち枯れ病;
例えば、エキソバシジウム種(Exobasidium species)、例えばエキソバシジウム・ベキサンス(Exobasidium vexans);タフリナ種(Taphrina species)、例えばタフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans)によって引き起こされる、葉、花および果実の変形;
例えば、エスカ種(Esca species)、例えばファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaeomoniella chlamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)またはフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea);ガノデルマ種(Ganoderma species)、例えばガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense)によって引き起こされる木本植物の変形性の病気;
ボトリチス種(Botrytis species)、例えばボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)によって引き起こされる花および種子の病気;
例えば、リゾクトニア種(Rhizoctonia species)、例えばリゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani);ヘルミントスポリウム種(Helminthosporium species)、例えばヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani)によって引き起こされる植物の塊茎の病気;
細菌病原体、例えば、ザントモナス種(Xanthomonas species)、例えばザントモナス・カンペストリス・パソバー・オリゼ(Xanthomonas campestris pv. oryzae);シュードモナス種(Pseudomonas species)、例えばシュードモナス・シリンゲ・パソバー・ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans);エルウィニア種(Erwinia species)、例えばエルウィニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)によって引き起こされる病気。
例えば、アルテルナリア葉斑点病(アルテルナリア種(Alternaria spec.)、アトランス・テヌイッシマ(atrans tenuissima))、炭疽病(コレトトリカム・グロエオスポロイデス・デマティウム亜種トランケイタム(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum))、褐斑病(セプトリア・グリシネス(Septoria glycines))、セルコスポラ葉斑点病および葉枯れ病(セルコスポラ・キクチイ(Cercospora kikuchii))、コアネフォラ葉枯れ病(コアネフォラ・インファンディブリフェラ・トリスポラ(Choanephora infundibulifera trispora)(同義))、ダクチュリオフォラ葉斑点病(ダクチュリオフォラ・グリシネス(Dactuliophora glycines))、べと病(ペロノスポラ・マンシュリカ(Peronospora manshurica))、ドレクスレラ葉枯れ病(ドレクスレラ・グリシニ(Drechslera glycini))、葉輪紋病(frogeye leaf spot)(セルコスポラ・ソジナ(Cercospora sojina))、レプトスファエルリナ葉斑点病(レプトスファエルリナ・トリフォリイ(Leptosphaerulina trifolii))、フィロスティカ葉斑点病(フィロスティカ・ソジャエコラ(Phyllosticta sojaecola))、鞘枯れ病および茎枯病(フォモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae))、うどん粉病(ミクロスファエラ・ディフューザ(Microsphaera diffusa))、ピレノチャエタ葉斑点病(ピレノチャエタ・グリシネス(Pyrenochaeta glycines))、リゾクトニア・エリアル(rhizoctonia aerial)、葉枯れ病およびクモの巣病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、さび病(ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)、ファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae))、黒星病(スファセロマ・グリシネス(Sphaceloma glycines))、ステムフィリウム葉枯れ病(ステムフィリウム・ボトリオサム(Stemphylium botryosum))、輪紋病(コリネスポラ・カッシイコラ(Corynespora cassiicola))などの葉、茎、鞘および種子における菌類病、
例えば、黒根腐病(カロネクトリア・クロタラリアエ(Calonectria crotalariae))、炭腐病(マクロフォミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina))、フザリウム胴枯れ病または立ち枯れ病、根腐れおよび頸部腐敗(フザリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウム・オルトセラス(Fusarium orthoceras)、フザリウム・セミテクタム(Fusarium semitectum)、フザリウム・エクイセチ(Fusarium equiseti))、マイコレプトディスカス根腐れ病(マイコレプトディスカス・テレストリス(Mycoleptodiscus terrestris))、ネオコスモスポラ(neocosmospora)(ネオコスモスポラ・バスインフェクタ(Neocosmospora vasinfecta))、鞘枯れ病および茎枯病(ディアポルセ・ファセオロラム(Diaporthe phaseolorum))、枝枯れ病(ディアポルセ・ファセオロラム亜種カウリボラ(Diaporthe phaseolorum var. caulivora))、フィトフトラ腐敗(フィトフトラ・メガスペルマ(Phytophthora megasperma))、落葉病(フィアロフォラ・グレガータ(Phialophora gregata))、ピチウム腐敗(ピチウム・アファニデルマタム(Pythium aphanidermatum)、ピチウム・イレギュラーレ(Pythium irregulare)、ピチウム・デバリアナム(Pythium debaryanum)、ピチウム・ミリオチラム(Pythium myriotylum)、ピチウム・ウルティマム(Pythium ultimum))、リゾクトニア根腐れ、茎腐敗および立ち枯れ病(リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani))、スクレロティニア茎腐敗(スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum))、スクレロティニア白絹病(スクレロティニア・ロルフシイ(Sclerotinia rolfsii))、チエラビオプシス根腐れ(チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola))などの根および茎基部の菌類病。
・植物部位、例えば葉を処理する場合には、0.1〜10000g/ha、好ましくは10〜1000g/ha、特に好ましくは50〜300g/ha (適用が散水またはドリップによって行われるときは、特にロックウールまたはパーライトなどの不活性な物質が使用されるときは、適用量を減らすことも可能である);
・種子を処理する場合には、100kgの種子当たり2〜200g、好ましくは100kgの種子当たり3〜150g、特に好ましくは100kgの種子当たり2.5〜25g、極めて好ましくは100kgの種子当たり2.5〜12.5g;
・土壌を処理する場合には、0.1〜10000g/ha、好ましくは1〜5000g/ha。
デオキシニバレノール(DON)、ニバレノール、15−Ac−DON、3−Ac−DON、T2−およびHT2−トキシン、フモニシン類、ゼアラレノン、モニリホルミン、フサリン、ジアセトキシスシルペノール(DAS)、ボーベリシン、エンニアチン、フザロプロリフェリン、フザレノール、オクラ毒素、パツリン、麦角アルカロイド類およびアフラトキシン、すなわち、例えば、下記の菌類病によって生じるもの:フザリウム種(Fusarium spec.)、例えばフザリウム・アカミノタン(Fusarium acuminatum)、フザリウム・アベナセウム(F. avenaceum)、フザリウム・クロークウエルレンセ(F. crookwellense)、フザリウム・クルモルム(F. culmorum)、フザリウム・グラミネアム(F. graminearum)(ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae))、フザリウム・エクイセチ(F. equiseti)、フザリウム・フジクロイ(F. fujikoroi)、フザリウム・ムサラム(F. musarum)、フザリウム・オキシスポラム(F. oxysporum)、フザリウム・プロリフェラタム(F. proliferatum)、フザリウム・ポアエ(F. poae)、フザリウム・プソイドグラミネアルム(F. pseudograminearum)、フザリウム・サムブキヌム(F. sambucinum)、フザリウム・スキルピ(F. scirpi)、フザリウム・セミテクタム(F. semitectum)、フザリウム・ソラニ(F. solani)、フザリウム・スポロトリコイデス(F. sporotrichoides)、フザリウム・ラングセチアエ(F. langsethiae)、フザリウム・サブグルチナンス(F. subglutinans)、フザリウム・トリシンクタム(F. tricinctum)、フザリウム・バーティシリオイデス(F. verticillioides)など、ならびに、アスペルギルス種(Aspergillus spec.)、ペニシリウム種(Penicillium spec.)、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea)、スタキボトリス種(Stachybotrys spec.)など。
鞭毛虫類(Mastigophora、Flagellata)、例えば、トリパノソーマ科(Trypanosomatidae)、例えばブルーストリパノソーマ(Trypanosoma b. brucei)、ガンビアトリパノソーマ(T.b. gambiense)、ローデシアトリパノソーマ(T.b. rhodesiense)、コンゴトリパノソーマ(T. congolense)、クルーズトリパノソーマ(T. cruzi)、トリパノソーマ・エバンス(T. evansi)、トリパノソーマ・エキナム(T. equinum)、トリパノソーマ・ルイス(T. lewisi)、トリパノソーマ・ペルカエ(T. percae)、トリパノソーマ・シミアエ(T. simiae)、トリパノソーマ・ビバックス(T. vivax)、ブラジルリーシュマニア(Leishmania brasiliensis)、ドノバンリーシュマニア(L. donovani)、熱帯リーシュマニア(L. tropica)、例えばトリコモナス目(Trichomonadidae)、例えばランブル鞭毛虫(Giardia lamblia)、ジアルジア・カニス(G. canis)、
有毛根足虫門(Sarcomastigophora)(根足虫類(Rhizopoda))、例えば、エントアメーバ属(Entamoebidae)、例えば赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)、ハルトマンアメーバ属(Hartmanellidae)、例えばアカントアメーバ種(Acanthamoeba sp.)、ハルトマネラ属(Harmanella sp.)、
アピコンプレックス門(Apicomplexa)(胞子虫類(Sporozoa))、例えばエイメリア科(Eimeridae)、例えばエイメリア・アセルブリナ(Eimeria acervulina)、エイメリア・アデノイデス(E. adenoides)、エイメリア・アラバメンシス(E. alabahmensis)、エイメリア・アナチス(E. anatis)、エイメリア・アンセリナ(E. anserina)、エイメリア・アルロインギ(E. arloingi)、エイメリア・アシャタ(E. ashata)、エイメリア・オーブルネンシス(E. auburnensis)、エイメリア・ボビス(E. bovis)、エイメリア・ブルネッティ(E. brunetti)、エイメリア・カニス(E. canis)、エイメリア・チンチラエ(E. chinchillae)、エイメリア・クルペアラム(E. clupearum)、エイメリア・コランバエ(E. columbae)、エイメリア・コントルタ(E. contorta)、エイメリア・クランダリス(E. crandalis)、エイメリア・デブリエキ(E. debliecki)、エイメリア・ジスペルサ(E. dispersa)、エイメリア・エリプソイダレス(E. ellipsoidales)、エイメリア・ファルシホルミス(E. falciformis)、エイメリア・ファウレイ(E. faurei)、エイメリア・フラベセンス(E. flavescens)、エイメリア・ガロパボニス(E. gallopavonis)、エイメリア・ハガニ(E. hagani)、エイメリア・インテスティナリス(E. intestinalis)、エイメリア・イロクオイナ(E. iroquoina)、エイメリア・イレシデュア(E. irresidua)、エイメリア・ラベアナ(E. labbeana)、エイメリア・ロイカルティ(E. leucarti)、エイメリア・マグナ(E. magna)、エイメリア・マクシマ(E. maxima)、エイメリア・メディア(E. media)、エイメリア・メレアグリディス(E. meleagridis)、エイメリア・メレアグリミティス(E. meleagrimitis)、エイメリア・ミティス(E. mitis)、エイメリア・ネカトリックス(E. necatrix)、エイメリア・ニナコーリアキモバエ(E. ninakohlyakimovae)、エイメリア・オビス(E. ovis)、エイメリア・パルバ(E. parva)、エイメリア・パボニス(E. pavonis)、エイメリア・ペルホランス(E. perforans)、エイメリア・ファサニ(E. phasani)、エイメリア・ピリホルミス(E. piriformis)、エイメリア・プラエコックス(E. praecox)、エイメリア・レシデュア(E. residua)、エイメリア・スカブラ(E. scabra)、エイメリア種、ウサギ肝コクシジウム(E. stiedai)、エイメリア・スイス(E. suis)、ニワトリ盲腸コクシジウム(E. tenella)、エイメリア・トランカタ(E. truncata)、エイメリア・トルッタエ(E. truttae)、エイメリア・ズエルニ(E. zuernii)、グロビジウム種(Globidium spec.)、イソスポーラ・ベリ(Isospora belli)、イソスポラ・カニス(I. canis)、イソスポラ・フェリス(I. felis)、イソスポラ・オーイオエンシス(I. ohioensis)、イソスポラ・リボルタ(I. rivolta)、イソスポーラ種、イソスポラ・スイス(I. suis)、シストイソスポラ種(Cystisospora spec.)、クリプトスポリジウム種(Cryptosporidium spec.)、特にクリプトスポリジウム・パルバム(C. parvum);例えばトキソプラズマ科(Toxoplasmadidae)、例えばトキソプラズマ・ゴンディ(Toxoplasma gondii)、ハモンディア・ヘイドルニー(Hammondia heydornii)、ネオスポラ・カニナム(Neospora caninum)、ベスノイティア・ベスノイティー(Besnoitia besnoitii);例えばウマニクホウシムシ科(Sarcocystidae)、例えばサルコシスティス・ボビカニス(Sarcocystis bovicanis)、サルコシスティス・ボビホミニス(S. bovihominis)、サルコシスティス・オビカニス(S. ovicanis)、サルコシスティス・オビフェリス(S. ovifelis)、サルコシスティス・ニューロナ(S. neurona)、サルコシスティス種(S. spec.)、サルコシスティス・スイホミニス(S. suihominis)、例えばロイコゾ科(Leucozoidae)、例えばロイコザイトゾーン・サイモンディ(Leucozytozoon simondi)、例えばプラスモディウム属(Plasmodiidae)、例えばネズミマラリア原虫(Plasmodium berghei)、熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum)、四日熱マラリア原虫(P. malariae)、卵形マラリア原虫(P. ovale)、三日熱マラリア原虫(P. vivax)、プラスモディウム種、例えばピロプラズマ(Piroplasmea)、例えばバベシア・アルゼンティナ(Babesia argentina)、バベシア・ボビス(B. bovis)、バベシア・カニス(B. canis)、バベシア種、タイレリア・パルバ(Theileria parva)、タイレリア種(Theileria spec.)、例えばアデレイナ(Adeleina)、例えばヘパトゾーン・カニス(Hepatozoon canis)、ヘパトゾーン種(H. spec)。
1−(4−フルオロフェニル)−6−ヒドロキシヘキサン−1,3−ジオン[XIII-1]
1Lの乾燥ジエチルエーテル中の水素化ナトリウム(60%, 20g, 0.5mol)の混合物に、アルゴン下、0℃で、2mlのエタノールを加え、続いてγ−ブチロラクトン(18.8g, 0.21mol)を加える。次いで、100mlのジエチルエーテル中の4−フルオロフェニルアセトフェノン(29.0g, 0.21mol)の溶液を、0℃でゆっくりと加え、得られた懸濁液を室温までゆっくりと温める。反応混合物を室温で72時間撹拌する。得られた赤褐色の懸濁液に、20mlのエタノールを、続いて200mlの塩化アンモニウム溶液を加える。有機相を分離し、水相を酢酸エチルで抽出する。合わせた抽出物を乾燥し、揮発成分を真空で除去する。次いで油性残渣をヘキサンで磨砕し、1−(4−フルオロフェニル)−6−ヒドロキシヘキサン−1,3−ジオンを固体として得る(28g, 81%)。
1H-NMR (400MHz, CD3CN): δ = 8.03-7.98 (m, 2H), 7.28-7.22 (m, 2H), 6.37 (s, 1H), 3.57 (t, 2H), 2.53 (t, 2H), 1.86-1.70 (m, 2H) ppm
1−(3,4−ジフルオロフェニル)−6−ヒドロキシヘキサン−1,3−ジオン [XIII-2]
1H-NMR (400MHz, CD3CN): δ = 16.1 (s, 1H), 7.80-7.70 (m, 2H), 7.45-7.35 (m, 1H), 6.30 (s, 1H), 3.55 (t, 2H), 2.53 (t, 2H), 1.80 (m, 2H) ppm
1H-NMR (400MHz, CD3CN): δ = 16.1 (s, 1H), 8.05-8.03 (dd, 1H), 7.91-7.87 (m, 1H), 7.40-7.30 (m, 1H), 6.34 (s, 1H), 4.14 (s, 1H), 3.54 (t, 2H), 2.52 (t, 2H), 1.85-1.80 (m, 2H) ppm
1H-NMR (400MHz, DMSO-d6): δ = 16.3 (s, 1H), 8.08-8.01 (m, 2H), 7.38-7.34 (m, 2H), 6.56 (s, 1H), 4.42-4.36 (m, 2H), 4.26 (s, 1H), 3.45-3.30 (m, 2H), 1.70-1.60 (m, 2H), 1.55-1.40 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 2.30
MS (ESI): 239.1 ([M+H]+)
3−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−1−オール [XIV-1]
150mlのエタノール中の1−(4−フルオロフェニル)−6−ヒドロキシヘキサン−1,3−ジオン(38g, 0.17mol)の溶液に、ヒドラジン水和物(17.05g, 0.34mol)を、30分かけてゆっくりと加える(35℃まで発熱)。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、混合物を塩化アンモニウム水溶液に加える。酢酸エチルで抽出し、有機相を蒸発させて、粗生成物を得る。生成物を2×200mlのn−ヘキサンで磨砕することによって精製し、生成物を固体として得る(29g, 77%)。
1H-NMR (400 MHz, d6-DMSO): δ = 12.56 (s, 1H), 7.80-7.76 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.52 (m, 1H), 3.47-3.32 (q, 2H), 2.64 (m, 2H), 1.80-1.70 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.51
MS (ESI): 221.1 ([M+H]+)
3−[3−(3,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−1−オール [XIV-2]
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.69-7.64 (m, 1H), 7.57-7.53 (m, 1H), 7.30-7.23 (m, 1H), 6.41 (s, 1H), 3.53 (t, 2H), 2.74 (t, 2H), 1.85-1.77 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.73
MS (ESI): 239.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 12.68 (s, 1H), 7.93-7.91 (m, 1H), 7.76 (m, 1H), 7.44-7.40 (m, 1H), 6.54 (s, 1H), 4.52 (m, 1H), 3.51-3.40 (q, 2H), 2.65 (m, 2H), 1.80-1.70 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.96
MS (ESI): 255.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 12.56 (s, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 6.44 (s, 1H), 4.39 (m, 1H), 3.44-3.41 (q, 2H), 2.60 (m, 2H), 1.64-1.60 (m, 2H), 1.50-1.40 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.72
MS (ESI): 235.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 12.57 (s, 1H), 7.78 (m, 2H), 7.20 (m, 2H), 6.45 (s, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.43-3.34 (m, 2H), 3.00 (m, 1H), 1.84-1.75 (m, 1H), 1.70-1.62 (m, 1H), 1.21 (d, 3H) ppm
logP (pH 2.7): 1.74
MS (ESI): 235.1 ([M+H]+
3−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロピル メタンスルホネート [VII-1]
250mlのジクロロメタン中の3−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロパン−1−オール(28.6g, 0.13mol)の溶液に、10℃で、ジイソプロピルエチルアミン(25.2g, 0.195mol, 1.5当量)および塩化メタンスルホニル(17.8g, 0.156mol, 1.2当量)を加える。混合物を10℃で30分撹拌し、30分かけてゆっくりと室温まで温める。50mlのNa2CO3水溶液を加え、相を分離する。溶媒を乾燥した後、52gの生成物を得る。
logP (pH 2.7): 2.00
MS (ESI): 299.1 ([M+H]+)*
* 粗生成物は、LCMSで、メシレートとクロリドの混合物(約7:3の比)からなり、さらに精製することなく次の工程に用いる。
3−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロピル メタンスルホネート [VII-2]
logP (pH 2.7): 2.42
MS (ESI): 333.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.69-7.64 (m, 1H), 7.56-7.53 (m, 1H), 7.32-7.25 (m, 1H), 6.46 (s, 1H), 4.24 (t, 2H), 3.01 (s, 3H), 2.78 (t, 2H), 1.20 (t, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 2.17
MS (ESI): 317.1 ([M+H]+)
2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [VI-1]
300mlのN,N'−ジメチルホルムアミド中の粗製の3−[3−(4−フルオロフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル]プロピル メタンスルホネート(52g, 0.122mol)の溶液に、10℃で、ヨウ化ナトリウム(1.84g, 12.2mmol)を加える。次いで、水素化ナトリウム(60%, 5.4g, 0.134mol)を少しずつ加え、混合物を10℃で30分間撹拌し、続いて室温で1時間撹拌する。得られた褐色の懸濁液に、飽和塩化アンモニウムを加え、混合物を酢酸エチルで抽出する。抽出物を乾燥し、真空で蒸発させる。得られた粗生成物を、50mlの水+50mlのn−ヘキサンで磨砕することによって精製する。真空で固体を乾燥した後、22.9g(90%)の生成物を得る。これをさらに精製することなく次の工程に用いる。
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.81-7.78 (m, 2H), 7.16-7.12 (m, 2H), 6.31 (s, 1H), 4.12 (t, 2H), 2.90 (t, 2H), 2.59 (m, 2H). ppm
logP (pH 2.7): 2.39
MS (ESI): 203.1 ([M+H]+)
2−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [VI-2]
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.68-7.60 (m, 1H), 7.58-7.52 (m, 1H), 7.27-7.24 (m, 1H), 6.31 (s, 1H), 4.09 (t, 2H), 2.89 (m, 2H), 2.57 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 2.69
MS (ESI): 221.2 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.86-7.84 (m, 1H), 7.73-7.69 (m, 1H), 7.26-7.21 (m, 1H), 6.31 (s, 1H), 4.07 (t, 2H), 2.88 (m, 2H), 2.61-2.53 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 3.07
MS (ESI): 237.1 ([M+H]+)
3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [IV-1]
600mlのクロロホルム中の2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール(44.5g, 0.22mol)の溶液に、0℃で、N−ブロモスクシンイミド(117g, 0.66mol)を加える。混合物を室温で17時間撹拌する。その後、混合物を水で希釈し、ジクロロメタンで抽出する。合わせた有機相を乾燥し、蒸発させる。得られた粗製の物質を、シリカのカラムクロマトグラフィー(6cm×40cm, 溶出液=ジクロロメタン)によって精製する。さらに、得られた生成物をMTBE−ヘキサン混合物で磨砕することによって精製し、38.2g(61%)の生成物を固体として得る。
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.89-7.84 (m, 2H), 7.20-7.14 (m, 2H), 4.16 (t, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.64-2.55 (m, 2H) ppm
logP (pH 7): 3.21
MS (ESI): 283.0 ([M+H]+)
3−ブロモ−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [IV-2]
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.78-7.71 (m, 1H), 7.71-7.67 (m, 1H), 7.35-7.28 (m, 1H), 4.16 (t, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.64-2.56 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.5): 3.54
MS (ESI): 301.0 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.97-7.94 (dd, 1H), 7.84-7.81 (m, 1H), 7.29 (t, 1H), 4.16 (t, 2H), 2.87 (t, 2H), 2.64-2.55 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.5): 4.01
MS (ESI): 315.0 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 7.75-7.72 (m, 2H), 7.45-7.41 (m, 2H), 7.38-7.33 (m, 1H), 4.27-4.20 (m, 1H), 4.13-4.07 (m, 1H), 3.31-3.24 (m, 1H), 2.83-2.74 (m, 1H), 2.18-2.10(m, 1H), 1.32 (d, 3H) ppm
logP (pH 2.5): 3.56
MS (ESI): 325.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 7.81-7.76 (m, 2H), 7.30-7.24 (m, 2H), 4.52-4.47 (m, 1H), 2.84-2.73 (m, 3H), 2.18-2.10 (m, 1H), 1.42 (d, 3H) ppm
logP (pH 2.5): 3.78
MS (ESI): 343.0 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 7.85 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 4.06 (t, 2H), 2.60 (t, 2H), 2.00-1.93 (m, 2H), 1.85-1.79 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.5): 4.49
MS (ESI): 364.9 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 7.81-7.76 (m, 2H), 7.30-7.24 (m, 2H), 4.39-4.35 (dd, 1H), 3.82-3.77 (dd, 1H), 3.12-3.02 (m, 1H), 2.99-2.89 (dd, 1H), 2.46-2.40 (dd, 1H), 1.21 (d, 3H) ppm
logP (pH 2.5): 3.74
MS (ESI): 343.0 ([M+H]+)
2−(4−フルオロフェニル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [III-1]
アルゴン下、3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール(21.0g, 75mmol)を、300mlの乾燥THFに溶解する。−70℃で、シリンジを介してn−ブチルリチウム(2.5M, 33ml, 1.1当量)を加え、混合物を20分間撹拌する。その後、30mlのTHF中の2−イソプロポキシ−4,4,5,5,−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(15.3g, 82mmol, 1.1当量)の溶液を加え、混合物を−70℃で1時間撹拌する。その後、反応混合物を塩化アンモニウム水溶液で反応停止させ、混合物を室温まで温め、室温で、酢酸エチルで抽出する。乾燥後、溶媒を蒸発させる。粗製の油状物を100mlのn−ヘキサンと混合し、n−ヘキサンを傾斜して油性残渣を得る。残渣をシリカゲルのカラムクロマトグラフィーによって精製し(濃度勾配:シクロヘキサンからEE)、10.4gの生成物(49%)を得る。
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.89-7.85 (m, 2H), 7.11-7.07 (m, 2H), 4.09 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.57 (m, 2H), 1.27 (s, 12H) ppm
logP (pH 2.7): 3.97
MS (ESI): 329.2 ([M+H]+)
2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール [III-2]
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.90-7.82 (m, 1H), 7.75-7.68 (m, 1H), 7.28-7.20 (m, 1H), 4.09 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.57 (m, 2H), 1.29 (s, 12H) ppm
logP (pH 2.7): 4.30
MS (ESI): 347.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 8.10-8.08 (m, 1H), 7.88-7.80 (m, 1H), 7.24-7.20 (t, 1H), 7.28-7.20 (m, 1H), 4.09 (t, 2H), 2.94 (t, 2H), 2.57 (m, 2H), 1.29 (s, 12H) ppm
logP (pH 2.7): 4.73
MS (ESI): 363.1 ([M+H]+)
4−[2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール−3−イル]ピリジン−2−アミン [II-1]
3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール(700mg, 2.5mmol)および[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]カルバミン酸tert−ブチル(727mg, 2.27mmol, 1.1当量)を、10mlの1,4−ジオキサンに溶解する。この混合物に、ビス(トリシクロヘキシルホスフィン)パラジウム(II)−ジクロリド(168mg, 0.22mmol, 0.1当量)および5.4mlの炭酸ナトリウム溶液(2M)を加える。反応混合物にアルゴンを5分間吹き付け、密封する。次に、混合物を150℃で12分間マイクロ波(Biotage)で加熱する。冷却後、不溶性成分をセライトで濾過し、残渣を1,4−ジオキサンで洗浄する。有機相を蒸発させ、粗生成物を、シリカゲルのクロマトグラフィーによって、ジクロロメタン/メタノール(95:5)を溶出液として用いて精製する。溶媒の蒸発後、530mg(72%)の4−[2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール−3−イル]ピリジン−2−アミンを、無色の固体として得る。
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.84-7.82 (d, 1H), 7.49-7.44 (m, 2H), 7.11-7.05 (m, 2H), 6.40-6.38 (dd, 1H), 6.34 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.14 (t, 2H), 3.00 (t, 2H), 2.66-2.59 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.02
MS (ESI): 295.2 ([M+H]+)
4−[2−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール−3−イル]ピリジン−2−アミン [II-2]
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.85-7.83 (d, 1H), 7.57-7.55 (dd, 1H), 7.42-7.38 (m, 1H), 7.21 (t, 1H), 6.44-6.42 (dd, 1H), 6.36 (s, 1), 4.91 (s, 2H), 4.15 (t, 2H), 3.01 (t, 2H), 2.67-2.46 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.28
MS (ESI): 329.1 ([M+H]+)
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 7.86-7.85 (d, 1H), 7.38-7.33 (m, 1H), 7.27-7.19 (m, 2H), 6.43-6.41 (dd, 1H), 6.34 (s, 1), 4.77 (s, 2H, br), 4.15 (t, 2H), 2.99 (t, 2H), 2.67-2.59 (m, 2H) ppm
logP (pH 2.7): 1.08
MS (ESI): 313.1 ([M+H]+)
N−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール−3−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド [XI-1]
140mg(0.50mmol)のN−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2−イル]シクロプロパンカルボキサミドおよび172mg(1.2当量, 0.60mmol)の3−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾールを、3.5mlの1,4−ジオキサンに溶解する。これに、36mgのビス(トリシクロヘキシルホスフィン)−パラジウム(II)ジクロリド(0.05mmol, 0.1当量)および1.2mlの炭酸ナトリウム水溶液(H2O中2M)を加える。反応混合物にアルゴンを5分間吹きつけ、密封する。次に、混合物を120℃で12分間マイクロ波(CEM Explorer)で加熱する。冷却後、不溶性成分を濾過し、塩の残渣を1,4−ジオキサンで洗浄する。有機相を蒸発させ、粗生成物をシリカゲルのクロマトグラフィーによって精製する(溶出液=シクロヘキサン/酢酸エチル)。85mg(43%)のN−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ[1,2−b]ピラゾール−3−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミドを無色の固体として得る。
1H-NMR (400 MHz, CD3CN): δ = 8.84 (s, 1H), 8.08-8.06 (m, 2H), 7.47-7.44 (m, 2H), 7.12-7.06 (m, 2H), 6.80-6.76 (dd, 1H), 4.15 (t, 2H), 3.02 (t, 2H), 2.68-2.60 (m, 2H), 1.82-1.73 (m, 1H), 0.88-0.82 (m, 4H) ppm
logP (pH 2.7): 1.76
MS (ESI): 363.1 ([M+H]+)
N−(シクロプロピルカルボニル)−N−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミド {実施例番号14}
154mg(0.5mmol)の4−[2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−アミンおよび193mg(1.5mmol, 3当量)のヒューニッヒ塩基を、4mlのテトラヒドロフランに溶解する。これに、156mgの塩化シクロプロパンカルボニル(1.5mmol, 3当量)を加え、反応混合物を室温で20時間撹拌する。次いで反応混合物を水で処理し、酢酸エチルで抽出する。有機相をNa2SO4で乾燥させ、溶媒を真空下で除去する。粗製の物質を、シリカのカラムクロマトグラフィーによって精製する(溶出液=シクロヘキサン/酢酸エチル)。180mg(75%)のN−(シクロプロピルカルボニル)−N−{4−[2−(4−フルオロフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イル]ピリジン−2−イル}シクロプロパンカルボキサミドを無色の固体として得る。
1H-NMR (400 MHz, DMSO-d6): δ = 8.50-8.48 (d, 1H), 7.38-7.34 (m, 2H), 7.25-7.24 (m, 1H), 7.18-7.13 (m, 3H), 4.16 (t, 2H), 2.84 (t, 2H), 2.10-2.00 (m, 2H), 1.95-1.90 (m, 2H), 1.85-1.80 (m, 2H), 0.90-0.75 (m, 8H) ppm
logP (pH 2.7): 3.28
MS (ESI): 445.2 ([M+H]+)
λmax値は、200nm〜400nmのUVスペクトルに基づいて、クロマトグラフのシグナルの最大値で決定された。
実施例A
スファエロテカ種(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。次に、植物を、約23℃で、相対湿度約70%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(94%)、2(96%)、3(95%)、5(100%)、6(95%)、7(98%)、8(95%)、9(100%)、10(95%)、11(95%)、12(100%)、13(93%)。
アルテルナリア種(Alternaria)試験(トマト)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。植物を、約22℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に1日間置く。次に、植物を、約20℃、相対湿度96%のインキュベーション・キャビネット中に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(100%)、2(100%)、3(90%)、4(90%)、5(90%)、6(70%)、7(90%)、8(89%)、10(90%)、11(95%)、12(80%)、13(78%)。
レプトスフェリア種(Leptosphaeria)試験(小麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、レプトスフェリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。植物を、22℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に48時間置く。次に、植物を、温度約22℃、相対湿度約90%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(95%)、2(95%)、3(90%)、4(95%)、5(95%)、6(95%)、7(90%)、8(89%)、9(95%)、10(90%)、11(95%)、12(95%)、13(89%)。
ピレノホラ種(Pyrenophora)試験(大麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。植物を、22℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に48時間置く。次に、植物を、温度約20℃、相対湿度約80%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(95%)、2(100%)、3(100%)、4(95%)、5(100%)、6(100%)、7(95%)、8(100%)、9(95%)、10(95%)、11(95%)、12(95%)、13(89%)。
プッシニア種(Puccinia)試験(小麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。植物を、22℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に48時間置く。次に、植物を、温度約20℃、相対湿度約80%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(100%)、2(100%)、3(95%)、5(100%)、6(100%)、7(95%)、8(89%)、9(100%)、10(95%)、11(100%)、12(95%)。
ピリキュラリア種(Pyricularia)試験(米)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。この処理の1日後、ピリキュラリア・オリゼ(Pyricularia oryzae)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。植物を、24℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に48時間置く。次に、植物を、温度約24℃、相対湿度約80%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(80%)、2(70%)、3(90%)、4(95%)、5(95%)、6(90%)、7(70%)、8(95%)、9(90%)、11(70%)、12(80%)。
フィトフトラ種(Phytophthora)試験(トマト)/予防
溶媒=24.5重量部のアセトン、24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。スプレーコーティングが乾燥した後、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)の胞子水性懸濁液を植物に接種する。次に、植物を、約20℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、100ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(94%)、2(95%)、3(91%)、4(95%)、5(83%)、6(91%)、7(95%)、8(83%)、9(79%)、11(86%)。
プラスモパラ種(Plasmopara)試験(ブドウの木)/予防
溶媒=24.5重量部のアセトン、24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。スプレーコーティングが乾燥した後、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)の胞子水性懸濁液を植物に接種し、次いで、植物を、約20℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に1日間置く。次に、植物を、約21℃、相対湿度約90%の温室中に4日間置く。次いで、植物に霧吹きをして、インキュベーション・キャビネット中に1日間置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、100ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(75%)、5(94%)、6(94%)、7(100%)、9(95%)、11(90%)。
ベンツリア種(Venturia)試験(リンゴ)/予防
溶媒=24.5重量部のアセトン、24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。スプレーコーティングが乾燥した後、リンゴ赤さび病の病原体(ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis))の分生子水性懸濁液を植物に接種する。次に、植物を、約20℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に1日間置く。次に、植物を、約21℃、相対湿度約90%の温室に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、100ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:2(71%)、3(95%)、4(95%)、5(99%)、6(98%)、7(100%)、9(100%)。
ボトリチス種(Botrytis)試験(豆)/予防
溶媒=24.5重量部のアセトン、24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、活性化合物の製剤を、若木にスプレーする。スプレーコーティングが乾燥した後、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)を増殖させた寒天の2個の小片をそれぞれの葉の上に置く。接種した植物を、20℃、相対湿度100%の暗室中に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、100ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(88%)、2(87%)、3(88%)、4(95%)、5(100%)、6(89%)、7(99%)、9(96%)、11(74%)。
セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)試験(小麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物または活性化合物の組み合わせの製剤を、若木にスプレーする。
スプレーコーティングが乾燥した後、セプトリア・トリチシ(Septoria tritici)の胞子水性懸濁液を植物にスプレーする。植物を、約20℃、相対湿度100%のインキュベーション・キャビネット中に48時間置き、その後、約15℃、相対湿度100%の半透明なインキュベーション・キャビネット中で60時間置く。植物を、温度約15℃、相対湿度約80%の温室中に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(100%)、2(100%)、3(100%)、5(86%)、6(86%)、7(86%)、10(80%)。
フザリウム・ニバレ(Fusarium nivale)(var. majus)試験(小麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物または活性化合物の組み合わせの製剤を、若木にスプレーする。
スプレーコーティングが乾燥した後、サンドブラストを使用して植物に少し傷を付け、その後、それにフザリウム・ニバレ(Fusarium nivale)(var. majus)の分生子懸濁液をスプレーする。
植物を、温室中、半透明のインキュベーション・キャビネットの下で、温度約10℃、相対湿度約100%で置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(100%)、2(100%)、3(100%)、5(100%)、6(100%)、7(100%)、8(92%)、10(100%)。
フザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)試験(大麦)/予防
溶媒=49重量部のN,N−ジメチルアセトアミド
乳化剤=1重量部のアルキルアリール ポリグリコール エーテル
予防活性を試験するために、記載された適用量で、活性化合物または活性化合物の組み合わせの製剤を、若木にスプレーする。
スプレーコーティングが乾燥した後、サンドブラストを使用して植物に少し傷を付け、その後、それにフザリウム・グラミネアラム(Fusarium graminearum)の分生子懸濁液をスプレーする。
植物を、温室中、半透明のインキュベーション・キャビネットの下で、温度約22℃、相対湿度約100%に置く。
この試験において、下記の本発明の化合物は、500ppmの有効成分の濃度で、70%以上の有効性を示した:1(100%)、2(100%)、3(89%)、5(92%)、6(83%)、7(92%)、8(88%)、10(94%)。
Claims (7)
- 式(I):
Uは、一般式:
X1は、C−Hを表し、
X2は、SまたはOを表し、
Wは、C、Nを表し、それぞれは、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されているか、あるいはOを表し、
a、bは、単結合または二重結合を表し、
ただし、WがOならば“a”および“b”は単結合を表し、QがC=Cならば“a”は単結合を表し、
nは、0、1、2、3または4であり、
Qは、C、C−C、C=CまたはC−C−Cを表し、それぞれは、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R1およびR2が、互いから独立して、ホルムアミド、ホルミル、アセチル、n−プロピオニル、イソブチリル、2−メチルブタノイル、3−メチルブタノイル、3,3−ジメチルブタノイル、メトキシアセチル、(2−メトキシエトキシ)アセチル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、シアノアセチル、ラクトイル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル、(メチルスルファニル)アセチル、2−(4−クロロフェノキシ)プロパノイル、フェニルアセチル、2−フェニルプロパノイル、2−(4−フルオロフェニル)プロパノイル、2−フルオロフェニルプロパノイル、3−フェニルプロパノイル、3−(4−クロロフェニル)プロパノイル、2−(4−フルオロフェニル)プロパノイル、2−(2−フルオロフェニル)プロパノイル、シクロペンチルアセチル、シクロプロピルアセチル、シクロプロピルカルボニル、(1−メチルシクロプロピル)カルボニル、(2−メチルシクロプロピル)カルボニル、(1−クロロシクロプロピル)カルボニル、シクロブチルカルボニル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イルカルボニル、(2−フェニルシクロプロピル)カルボニル、メタクリロイル、3−メチルブタ−2−エノイル、4−メチルペンタ−3−エノイル、ベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、3−チエニルカルボニル、2−チエニルカルボニル、テトラヒドロフラン−2−イルカルボニル、テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルボニル、テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イルカルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、1−シクロプロピル−シクロプロピルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、トリフルオロアセチル、ジフルオロアセチル、1,3−ジチオラン−2−イルカルボニル、2−フルオロ−2−メチルプロパノイル、2−フルオロプロパノイル、2−フルオロ−2−メチルプロパノイル、2−フルオロプロパノイル、5−オキソヘキサノイル、(4−オキソシクロヘキシル)カルボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、プロポキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニルを表し、
R3およびR4は、互いに独立して、H、F、Cl、メチルを表すか、R5が、Cについての置換基として、シアノ、F、OH、=O、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、シクロプロピルを表し、それぞれが、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、そして、Nについての置換基として、H、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロピルを表し、それぞれは、所望によりOH、F、Cl、シアノからなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されているか、
あるいは、アセチル、プロピオニル、イソブチリル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、メチルスルホニル、エチルスルホニルを表し、
R6が、Cl、F、メチル、エチル、シアノ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルを表す、
のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾール誘導体またはその農芸化学的に活性な塩。 - Uが、一般式:
X1が、C−Hを表し、
Wが、Cを表し、これが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって置換されており、
aおよびbが、単結合を表し、
nが、0、1または2であり、
Qが、CまたはC−Cを表し、それぞれが、所望によりR5からなる群の同一または異なる置換基によって一置換または多置換されており、
R1およびR2が、互いから独立して、アセチル、n−プロピオニル、イソブチリル、2−メチルブタノイル、3−メチルブタノイル、ラクトイル、フェニルアセチル、シクロプロピルアセチル、シクロプロピルカルボニル、(2−メチルシクロプロピル)カルボニル、シクロブチルカルボニル、ベンゾイル、3−チエニルカルボニル、2−チエニルカルボニル、テトラヒドロフラン−3−イルカルボニル、3,3,3−トリフルオロプロパノイル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルカルボニル、3−フェニルプロパノイル、2−フェニルプロパノイル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、プロポキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニルを表し、
R3が、Hを表し、
R4が、H、Fを表し、
R5が、シアノ、F、OH、=O、メチル、エチル、n−プロピル、シクロプロピル、ハロアルキル、シアノアルキルを表し、
R6が、Fを表す、
請求項1に記載の式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールまたはその農芸化学的に活性な塩。 - 少なくとも1種の請求項1または2に記載された式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾール、さらに増量剤および/または界面活性剤を含むことを特徴とする、植物病原性有害菌類およびマイコトキシン生産菌類を制御するための組成物。
- 望ましくない微生物を制御するための、請求項1または2に記載された式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールの使用。
- 請求項1または2に記載された式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールを、微生物および/またはその生息地に適用することを特徴とする、植物病原性有害菌類およびマイコトキシン生産菌類を制御する方法。
- 請求項1または2に記載された式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールを、増量剤および/または界面活性剤と混合することを特徴とする、望ましくない微生物を制御するための組成物を製造する方法。
- トランスジェニック植物を処理するための、請求項1または2に記載された式(I)のヘテロシクリルピリ(ミ)ジニルピラゾールの使用。
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