JP6211455B2 - キャブレター用の加温装置 - Google Patents
キャブレター用の加温装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6211455B2 JP6211455B2 JP2014083178A JP2014083178A JP6211455B2 JP 6211455 B2 JP6211455 B2 JP 6211455B2 JP 2014083178 A JP2014083178 A JP 2014083178A JP 2014083178 A JP2014083178 A JP 2014083178A JP 6211455 B2 JP6211455 B2 JP 6211455B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- carburetor
- gas
- blow
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
この点、特許文献1に記載のエンジンの吸気系では、エンジンのシリンダにインシュレーターを介してキャブレターを接続している。また、特許文献1では、インシュレーターとキャブレターとの間に放熱板を介装している。
本発明は、このような実状に鑑み、キャブレターでのアイシングの発生を抑制することを目的とする。
シリンダヘッド8、シリンダ部2及びピストン5によって燃焼室9が形成されている。
オイルタンク4は、クランクケース3と別個に設けられ、エンジン1の潤滑用のオイルを貯留する。
ここで、ピストン5が下死点BDC(Bottom Dead Center)から上死点TDCまで移動するにしたがい、クランク室7内の圧力は負圧になる。逆に、ピストン5が上死点TDCから下死点BDCまで移動するにしたがい、クランク室7内の圧力は正圧になる。それゆえ、クランク室7内の圧力が正圧であるときに、逆止弁10が開弁して、クランク室7からオイルタンク4へ液状又は霧状のオイルが流れる。また、クランク室7内の圧力が負圧であるときに、逆止弁10は閉弁している。
シリンダヘッド8には、吸気ポート15及び排気ポート16が設けられている。吸気ポート15は、インシュレーター20及び加温装置50を介して、キャブレター30に連通している。排気ポート16は、図示しない排気マフラに連通している。
シリンダヘッド8には、吸気ポート15を開閉する吸気バルブ17が設けられている。また、シリンダヘッド8には、排気ポート16を開閉する排気バルブ18が設けられている。ここで、吸気バルブ17及び排気バルブ18は燃焼室9を開閉する。
インシュレーター20とキャブレター30(後述するキャブレター本体63)との間には、キャブレター30用の加温装置50の本体部51が介装されている。加温装置50の
本体部51には、キャブレター30からの混合気が流通可能な混合気通路52が貫通形成されている。
図2は、本実施形態における加温装置50の正面図である。図3は、図2のI−I断面図である。
本体部51は、アルミなどの金属により形成される。本体部51は、混合気の流通方向に厚みを有する平板状である。
本体部51には、前述の混合気通路52が、混合気の流通方向に貫通形成されている。
本実施形態では、高温流体通路53は、後述するブローバイガス送り通路150(図6参照)の一部を構成する。それゆえ、高温流体通路53では、オイルミストを含むブローバイガスが流通する。このブローバイガスは、前述の吸入空気よりも高温の流体である。ここで、ブローバイガスとは、未燃焼の混合気を意味する。
キャブレター30は、空気中に燃料を混合するために、ダイアフラム式燃料ポンプ60を備える。このダイアフラム式燃料ポンプ60は圧力変動を動力にして駆動されている。
尚、ダイアフラム式燃料ポンプ60には、圧力変動に応じて変位するダイアフラム62が設けられている。
キャブレター30はキャブレター本体63を備えている。
キャブレター本体63には、前述の連通路64が形成されている。ダイアフラム62の第1の側(図中上面)にはダイアフラム室61が形成されている。ダイアフラム62の第2の側(図中下面)には、ポンプ室65が形成されている。連通路64の一端は、ダイアフラム室61に接続されている。連通路64の他端側は、吸気通路100又はクランク室7に連通している。
尚、フューエルインレット72は、図示しない吸入管を介して、密閉型の燃料タンク(図示せず)に接続されている。この燃料タンクは、液体の燃料を貯留する。
このようにして、ダイアフラム式燃料ポンプ60では、ダイアフラム室61に供給される圧力変動(空気脈動)によりダイアフラム62が波動運動して、このダイアフラム62の波動運動により、前述の燃料タンクからポンプ室65へ燃料が吸入される。
スロットルバルブ90は、その回転軸を通路88に直交させており、回転レバー90aを操作することによって図中上下方向にスライドしながら回転し、その回転量によってベンチュリ部88bの開度が変位するようにしている。
第1アジャスタスクリュ91には、その回転軸と同軸状に、第2アジャスタスクリュ92が設けられている。第2アジャスタスクリュ92は、図中の上下方向に延びるように設けられている。また、第2アジャスタスクリュ92については、上方から下方に向かって、後述するノズル94の内径寸法と略同一の外径寸法から二段階に外形寸法が小さくなる。
第2アジャスタスクリュ92の先端には、後述するメインジェット96を切り換えるための切り換え部92aが設けられている。
第2アジャスタスクリュ92は、第1アジャスタスクリュ91と同様に、第1アジャスタスクリュ91に対して一方(ねじ締めつけ方向)に回転すると図中下方に移動し、これとは逆に、第1アジャスタスクリュ91に対して他方(ねじ戻し方向)に回転すると図中上方に移動する。
メインジェット96は、所定の開口面積でノズル94の孔94bとメタリングチャンバ81とを連通する第1メインジェット部96aと、第1メインジェット部96aよりも大きい開口面積でノズル94の孔94bとメタリングチャンバ81とを連通する第2メインジェット部96bとを有する。
図6は、本実施形態におけるエンジン1の潤滑装置の概略説明図である。
駆動室121と動弁室122とは接続通路123によって接続されている。
オイルタンク4内の霧状のオイル(オイルミスト)は、第2オイル排出通路125を経て駆動室121に供給され、更に接続通路123を経て動弁室122に供給される。このオイルミストによって、前述の動弁機構を構成する各部品が潤滑される。
連結通路137には、オイルが動弁室122からクランク室7の方向にのみ流れることを許容する一方向弁139が設けられている。
気液分離装置142によって分離されたブローバイガスは、エアクリーナ40内の空気通路、キャブレター30の通路88、吸気通路100、及び、吸気ポート15を通じて、燃焼室9に送られる。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
前述の第1〜第3実施形態と異なる点について説明する。
2 シリンダ部
3 クランクケース
4 オイルタンク
5 ピストン
7 クランク室
8 シリンダヘッド
9 燃焼室
10 逆止弁
11 コネクティングロッド
13 クランク
13a クランク軸
15 吸気ポート
16 排気ポート
17 吸気バルブ
18 排気バルブ
20 インシュレーター
21 通路
30 キャブレター
40 エアクリーナ
41 フィルタ
50 加温装置
51 本体部
52 混合気通路
53 高温流体通路
54 貫通孔
60 ダイアフラム式燃料ポンプ
63 キャブレター本体
88 通路
94 ノズル
100 吸気通路
122 動弁室
140 直通通路
141 オイル戻り通路
142 気液分離装置
150 ブローバイガス送り通路
160 ブローバイガス排出通路
171 第1オイル循環経路
172 第2オイル循環経路
180 吸気通路
Claims (7)
- エンジンの吸気系に設けられて吸入空気と燃料とを混合して混合気を生成するキャブレターを加温する装置であって、
伝熱性を有して前記キャブレターに取り付けられる本体部と、
前記本体部に設けられて前記吸入空気よりも高温の流体が流通する高温流体通路と、
を含んで構成され、
前記流体は、エンジンのブローバイガスを含む、キャブレター用の加温装置。 - 前記流体は、エンジンの潤滑用オイルであって霧状である前記潤滑用オイルを更に含む、請求項1に記載のキャブレター用の加温装置。
- 前記高温流体通路は、前記潤滑用オイルが循環するオイル循環経路の一部を構成する、請求項2に記載のキャブレター用の加温装置。
- 前記エンジンは、
吸気・排気の各バルブ機構を収容した動弁室と、
一端部が前記動弁室に接続されて、前記動弁室からの前記潤滑用オイルと前記ブローバイガスとが流通するブローバイガス送り通路と、
前記ブローバイガス送り通路の他端部が接続されて、前記潤滑用オイルと前記ブローバイガスとを分離する気液分離装置と、
を含んで構成され、
前記動弁室、前記ブローバイガス送り通路、及び、前記気液分離装置は、前記オイル循環経路の一部を構成し、
前記高温流体通路は、前記ブローバイガス送り通路の一部を構成する、請求項3に記載のキャブレター用の加温装置。 - 前記エンジンは、
吸気・排気の各バルブ機構を収容した動弁室と、
一端部が前記動弁室に接続されて、前記動弁室からの潤滑用オイルと前記ブローバイガスとが流通するブローバイガス送り通路と、
前記ブローバイガス送り通路の他端部が接続されて、前記潤滑用オイルと前記ブローバイガスとを分離する気液分離装置と、
気液分離された後の前記ブローバイガスが流通するブローバイガス排出通路と、
を含んで構成され、
前記高温流体通路は、前記ブローバイガス排出通路の一部を構成する、請求項1に記載のキャブレター用の加温装置。 - 前記本体部は、前記キャブレターと前記エンジンの吸気ポートとの間に配置されて、前記キャブレターに取り付けられる、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のキャブレター用の加温装置。
- 前記エンジンは、前記キャブレターと前記吸気ポートとの間に配置されて前記キャブレターからの前記混合気を前記吸気ポートに導く吸気通路を含んで構成され、
前記本体部は、前記混合気が流通可能な混合気通路を備え、
前記混合気通路は、前記吸気通路の一部を構成する、請求項6に記載のキャブレター用の加温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083178A JP6211455B2 (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | キャブレター用の加温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014083178A JP6211455B2 (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | キャブレター用の加温装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015203358A JP2015203358A (ja) | 2015-11-16 |
JP6211455B2 true JP6211455B2 (ja) | 2017-10-11 |
Family
ID=54596961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014083178A Expired - Fee Related JP6211455B2 (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | キャブレター用の加温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6211455B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113074066B (zh) * | 2021-05-12 | 2024-09-24 | 福建省大立通用机电制造有限公司 | 一种耐高温自循环装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53132535U (ja) * | 1977-03-28 | 1978-10-20 | ||
JPS59194547U (ja) * | 1983-06-11 | 1984-12-24 | 株式会社コシダテック | エアガバナ付エンジンの氷結防止装置 |
-
2014
- 2014-04-14 JP JP2014083178A patent/JP6211455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015203358A (ja) | 2015-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9022004B2 (en) | Four-stroke engine | |
JP5455080B2 (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
JP5997790B2 (ja) | 内燃機関の潤滑装置 | |
RU2576563C2 (ru) | Двигатель | |
US8746203B2 (en) | Lubrication apparatus for four-stroke engine | |
JP6211455B2 (ja) | キャブレター用の加温装置 | |
JP2007064155A (ja) | オイルミスト処理装置 | |
JP2004100696A (ja) | 混合気吸込み型2サイクルエンジンの作動方法 | |
US10180091B2 (en) | Breather apparatus for engine | |
JP2011074833A (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
US10273843B2 (en) | Lubricating structure for four-stroke engine | |
JP5978044B2 (ja) | エンジン | |
US20120060790A1 (en) | Lubrication structure for four-stroke engine | |
US10502103B2 (en) | Internal combustion engine with improved lubrication system | |
JP2001082156A (ja) | 4サイクル内燃エンジン | |
JP2017072060A (ja) | エンジンの潤滑装置 | |
JP6345549B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
WO2011074406A1 (ja) | 作業機用エンジン | |
JP5961468B2 (ja) | エンジン | |
JPH10288020A (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
JP2002332817A (ja) | 4サイクルエンジンの潤滑装置 | |
JP2015055243A (ja) | 4サイクルエンジンおよびエンジン発電機 | |
JP2015094216A (ja) | エンジンの燃料供給装置及び運転方法 | |
JP2016211510A (ja) | エンジン装置および携帯型作業機 | |
JP2012241688A (ja) | 4サイクルエンジン及びエンジン作業機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161024 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170818 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6211455 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |