JP6211394B2 - 編地、および編地の編成方法 - Google Patents
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Description
[工程α]…給糸口を移動させ、ベース編目列を編成する。
[工程β]…工程αで編成したベース編目列を構成する編目を、装飾部のデザインを考慮して一方の針床と他方の針床に振り分けた状態とする。
[工程γ]…線材を供給する給線口(line feeder)を振り分け境界の位置まで移動させ、針床の対向方向における一方の針床と他方の針床に振り分けられた編目の間に線材を挟み込ませ、ベース編地の表側の面をコース方向に渡る線材の一部からなる渡り部を形成する。
ウエール方向の異なる位置にある複数のベース編目列を編成する際、これら工程α〜工程γを行なうことで、線材を、ベース編地の編幅内の位置でベース編地の編幅方向に複数回折り返された状態でベース編地におけるウエール方向の異なる複数箇所に取り付け、ベース編地の表側の面に、複数の渡り部から構成される装飾部を形成する。
但し、振り分け境界は、針床の長手方向における一方の針床に振り分けられた編目と他方の針床に振り分けられた編目との境界のうち、給線口の移動方向の前方側にある境界である。なお、一つのベース編目列に上記境界が一つしか形成されない場合は、その唯一の境界が振り分け境界である。
≪編地≫
図1に示す編地1は、本発明の編地の実施形態の一例である。この編地1は、少なくとも前後一対の針床と、それらの針床の編針に編糸を給糸する給糸口と、を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された編地である。この編地1は、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列20で構成されたベース編地2と、ベース編地2を構成する編糸L8とは異なる線材L9によってベース編地2の表側の面に形成される装飾部3と、を備える。なお、図1では、ベース編地2を構成するベース編目列20のうち、二段分のベース編目列20のみを示している。
図1に示す編地1は、例えば2枚ベッド横編機や4枚ベッド横編機などを用いて編成することができる。以下、2枚ベッド横編機を用いて図1の渡り部30,31を編成する例を、図2の編成工程図に基づいて説明する。
図1に示す編地1を編成する編地の編成方法として、振り分け境界20xの位置に空針を設ける図2に示す編成方法の他に、ミス編成を利用する編成方法と、給線口9の蹴り返しを利用する編成方法を挙げることができる。
この編成方法では、ベース編目列を編成する際、振り分け境界の近傍の位置でミス編成を行なう。図2を参照しながら説明すると、S1において給糸口8を右方向に移動させ、FBの編針B〜Iにベース編目列20を編成した後、S2においてFBの編針E,Fに係止される編目の目移しのみを行なう。次いで、給線口9を右方向に移動させ、編針Fと編針Gとの間に形成される振り分け境界の近傍の位置(例えば、FBの編針Gの位置)に停止させる。そして、BBの編針E,Fの編目をFBの編針E,Fに戻した後、次の段のベース編目列20を編成する際、編針Gの位置でミス編成を行なう。このようにミス編成を行なうことで、給線口9から延びる線材L9がベース編目列20に編み込まれることを回避することができる。なお、ミス編成を利用する編成方法を用いて編成された編地では、振り分け境界に相当する箇所においてベース編地の編目が大きくなる。
この編成方法では、給線口9から延びる線材L9がベース編目列20に編み込まれない位置に給線口9を逃がしながらベース編目列20を編成する。図2を参照しながら説明すると、S1において給糸口8を右方向に移動させ、FBの編針B〜Iにベース編目列20を編成した後、S2においてFBの編針E,Fに係止される編目の目移しのみを行なう。次いで、給線口9を右方向に移動させ、給線口9をFBの編針Gの近傍の位置に停止させる。そして、次の段のベース編目列20を編成する際、給線口9を左方向に移動させると共に、給糸口8を左方向に移動させ、FBの編針I,H,Gに編目を編成する。さらに、給線口9と給糸口8を共に右方向に移動させ、線材L9がベース編目列20に編み込まれないようにしてから、給糸口8を再び左方向に移動させ、FBの編針F〜Bに編目を編成する。
実施形態2では、図2に示す編成方法に従って編成された複数の装飾部を組み合わせてなる複合装飾部を備える編地を図3の写真に基づいて説明する。図3(A)は、複合装飾部を備える編地の表側写真、図3(B)はその編地の裏側写真を示す図である。
1 編地
2 ベース編地
20 ベース編目列 2R 所定領域 20x 振り分け境界
3 装飾部
30〜35 渡り部
8 給糸口 L8 編糸
9 給線口 L9 線材
Claims (3)
- 少なくとも前後一対の針床と、それらの針床の編針に編糸を給糸する給糸口と、を備える横編機を用いて編成され、
ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース編地と、前記ベース編地を構成する編糸とは異なる線材によって前記ベース編地の表側の面に形成される装飾部と、を備える編地において、
前記線材が、前記ベース編地の編幅内の位置で前記ベース編地の編幅方向に複数回折り返された状態で前記ベース編地におけるウエール方向の異なる複数箇所に編成によって取り付けられており、
前記ベース編地における前記線材が取り付けられる箇所において、前記線材が、前記ベース編目列における隣接する編目の間を裏側から表側に抜け、同じベース編目列における別の隣接する編目の間を表側から裏側に抜けることで、前記ベース編地の表側の面をコース方向に渡る複数の渡り部が形成されており、これら渡り部によって前記装飾部が形成されている編地。 - 少なくとも前後一対の針床と、それらの針床の編針に編糸を給糸する給糸口と、を備える横編機を用いて、ウエール方向に連続する複数段のベース編目列で構成されたベース編地と、前記ベース編地を構成する編糸とは異なる線材によって前記ベース編地の表側の面に形成される装飾部と、を備える編地を編成する編地の編成方法において、
ウエール方向の異なる位置にある複数のベース編目列を編成する際、
前記給糸口を移動させ、前記ベース編目列を編成する工程αと、
前記工程αで編成したベース編目列を構成する編目を、前記装飾部のデザインを考慮して一方の針床と他方の針床に振り分けた状態とする工程βと、
前記線材を供給する給線口を下記振り分け境界の位置まで移動させ、針床の対向方向における一方の針床と他方の針床に振り分けられた編目の間に前記線材を挟み込ませ、前記ベース編地の表側の面をコース方向に渡る前記線材の一部からなる渡り部を形成する工程γと、
を行なうことで、前記線材を、前記ベース編地の編幅内の位置で前記ベース編地の編幅方向に複数回折り返された状態で前記ベース編地におけるウエール方向の異なる複数箇所に取り付け、
前記ベース編地の表側の面に、複数の渡り部から構成される前記装飾部を形成する編地の編成方法。
但し、振り分け境界は、前記針床の長手方向における前記一方の針床に振り分けられた編目と前記他方の針床に振り分けられた編目との境界のうち、前記給線口の移動方向の前方側にある境界である。 - 前記工程βにおいて、一方の針床と他方の針床に編目を振り分ける際、針床の長手方向における前記振り分け境界の位置に一つ以上の空針を設け、前記振り分け境界における編目の間隔を拡げる請求項2に記載の編地の編成方法。
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