JP6211238B1 - チョークコイル - Google Patents

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Abstract

チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させて、ノイズ低減効果を向上させることができるチョークコイルを得る。コネクタ接続線は、コイル本体から離れるy軸方向に、巻線の、コイル本体のコネクタ導体側から引き出された第1接続線と、第1脚柱または第2脚柱の角部でコネクタ導体から離れるx軸方向に、第1接続線から引き出された第2接続線と、下ヨーク向きのz軸方向に、第2接続線から引き出された第3接続線と、コネクタ導体向きのx軸方向に、第3接続線から引き出された第4接続線と、を有する。

Description

この発明は、電気機器や電子機器等に用いられるチョークコイルに関する。
例えば、負荷装置である交流駆動モータを制御する電力変換装置において、インバータの高速スイッチング動作により、EMI(Electro−Magnetic Interference)によるノイズが発生する。このノイズは、伝導ノイズとなって電源ラインやアースを流れるので、他の電気機器や電子機器等に伝わって誤動作等の悪影響を及ぼす恐れがある。以下、電気機器や電子機器等を、単に電気機器等と称する。
そこで、このノイズを低減するために、ノイズフィルタが用いられる。また、ノイズフィルタとして、チョークコイルを用いることが知られている。なお、チョークコイルとコネクタ等の金属部品とが近接して対向する場合には、チョークコイルと金属部品とが磁界結合し、チョークコイルのノイズ低減効果が低下するという問題があった。
ここで、トロイダルコアに巻かれた、それぞれ入力側部材、入力側折り返し部材、出力側部材、出力側折り返し部材および連結部材を有する1組の巻線において、正極側の入力側部材と負極側の入力側部材とが互いに外側に曲げられた構成を有するチョークコイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−17365号公報
しかしながら、特許文献1において、正極側の入力側部材と負極側の入力側部材とを互いに外側に曲げたのは、チョークコイルと金属部品との位置関係を考慮して、両者の磁界結合を減衰させるためではなく、周辺部材への取り付けを容易にするためである。そのため、チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させることができないという問題がある。
また、特許文献1に記載されたチョークコイルでは、巻線を曲げる回数が1回なので、曲げた巻線と金属部品との距離を充分にとることができない。そのため、チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させることができないという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させて、ノイズ低減効果を向上させることができるチョークコイルを得ることを目的とする。
この発明に係るチョークコイルは、上ヨークと下ヨークとがz軸方向に並べて配置され、第1脚柱と第2脚柱とがz軸方向と直交するy軸方向に並べて配置されて閉磁路を形成する磁性体と、第1脚柱および第2脚柱の少なくとも一方に巻かれた巻線とからなるコイル本体と、巻線とコネクタ導体とを接続するコネクタ接続線と、を備え、コイル本体とコネクタ導体とが、z軸方向およびy軸方向と直交するx軸方向に平行に配置されたチョークコイルであって、コネクタ接続線は、コイル本体から離れるy軸方向に、巻線の、コイル本体のコネクタ導体側から引き出された第1接続線と、第1脚柱または第2脚柱の角部でコネクタ導体から離れるx軸方向に、第1接続線から引き出された第2接続線と、下ヨーク向きのz軸方向に、第2接続線から引き出された第3接続線と、コネクタ導体向きのx軸方向に、第3接続線から引き出された第4接続線と、を有するものである。
この発明に係るチョークコイルによれば、コネクタ接続線は、コイル本体から離れるy軸方向に、巻線の、コイル本体のコネクタ導体側から引き出された第1接続線と、第1脚柱または第2脚柱の角部でコネクタ導体から離れるx軸方向に、第1接続線から引き出された第2接続線と、下ヨーク向きのz軸方向に、第2接続線から引き出された第3接続線と、コネクタ導体向きのx軸方向に、第3接続線から引き出された第4接続線と、を有する。
そのため、チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させて、ノイズ低減効果を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るチョークコイルを示す斜視図である。 従来のチョークコイルにおけるコネクタ接続線を抜粋して示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るチョークコイルにおけるコネクタ接続線を抜粋して示す斜視図である。 従来のチョークコイルにおける磁界分布を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るチョークコイルにおける磁界分布を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るチョークコイルを示す別の斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るチョークコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るチョークコイルを示す等価回路である。 この発明の実施の形態3に係るチョークコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態4に係るチョークコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態5に係るチョークコイルを示す斜視図である。 デュアルモードチョークコイルを示す全体構成図である。 図12に示したデュアルモードチョークコイルのデュアルモードコア部を示す分解斜視図である。 図12に示したデュアルモードチョークコイルのコイル部を示す斜視図である。
以下、この発明に係るチョークコイルの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るチョークコイルを示す斜視図である。図1において、チョークコイル100は、磁性体1を構成する上ヨーク2、下ヨーク3、第1脚柱4および第2脚柱5と、第1脚柱4および第2脚柱5にそれぞれ巻かれた正極巻線6および負極巻線7と、正極巻線6および負極巻線7とコネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9とをそれぞれ電気的に接続する正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11とを備えている。
ここで、上ヨーク2と下ヨーク3とは、z軸方向に並べて配置されている。また、第1脚柱4と第2脚柱5とは、y軸方向に並べて配置されている。上ヨーク2、下ヨーク3、第1脚柱4および第2脚柱5は、ロの字型に接続されて閉磁路を形成している。また、磁性体1と正極巻線6および負極巻線7とで、コイル本体が構成されている。
また、コイル本体とコネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9とは、x軸方向に離れて配置されている。すなわち、コイル本体から見て、コネクタ正極導体8とコネクタ負極導体9とは、x軸方向に離れて配置されている。また、コネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9は、例えば電源コネクタ内の導体である。なお、x軸、y軸およびz軸とは、互いに直交している。
また、正極巻線6は、正極巻線屈曲点12で正極コネクタ接続線10と接続され、負極巻線7は、負極巻線屈曲点13で負極コネクタ接続線11と接続されている。また、正極コネクタ接続線10は、正極コネクタ接続点14でコネクタ正極導体8と接続され、負極コネクタ接続線11は、負極コネクタ接続点15でコネクタ負極導体9と接続されている。
正極コネクタ接続線10は、コイル本体から離れるy軸方向に、正極巻線6の正極巻線屈曲点12から引き出された第1接続線と、コネクタ正極導体8から離れるx軸方向に、第1脚柱4の角部である正極yx変曲点16から引き出された第2接続線と、下ヨーク3向きのz軸方向に、正極xz変曲点17から引き出された第3接続線と、コネクタ正極導体8向きのx軸方向に、第3接続線から引き出された第4接続線と、を有している。なお、図示しないが、負極コネクタ接続線11も同様に配線されている。
以下、図1〜5を参照しながら、上記構成のチョークコイル100の効果について説明する。図2は、従来のチョークコイルにおけるコネクタ接続線を抜粋して示す斜視図である。図3は、この発明の実施の形態1に係るチョークコイルにおけるコネクタ接続線を抜粋して示す斜視図である。
なお、図2では、特許文献1の構成を、図1に示した正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11と対応させて示している。また、図3では、図1に示した正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11を示している。図2および図3に示す正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11には、EMIによるノイズ成分を含む電流が流れている。以下、この電流をノイズ電流と称する。
まず、図2で示した正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11に流れるノイズ電流と、ノイズ電流により発生する磁界について説明する。図2において、正極コネクタ接続線10には、正極巻線屈曲点12からy軸方向にノイズ電流が流れ、正極yx変曲点16からz軸方向にノイズ電流が流れ、正極zx変曲点20からx軸方向にノイズ電流が流れ、正極コネクタ接続点14からz軸方向にノイズ電流が流れる。
同様に、負極コネクタ接続線11には、負極巻線屈曲点13からy軸方向にノイズ電流が流れ、負極yx変曲点18からz軸方向にノイズ電流が流れ、負極zx変曲点21からx軸方向にノイズ電流が流れ、負極コネクタ接続点15からz軸方向にノイズ電流が流れる。
このとき、正極巻線屈曲点12から正極yx変曲点16までを流れるノイズ電流により、xz平面に磁界が発生する。また、正極yx変曲点16から正極zx変曲点20までを流れるノイズ電流により、xy平面に磁界が発生する。また、正極zx変曲点20から正極コネクタ接続点14までを流れるノイズ電流により、yz平面に磁界が発生する。また、正極コネクタ接続点14を通ってコネクタ正極導体8を流れるノイズ電流により、xy平面に磁界が発生する。
このうち、同一平面に発生する磁界は、正極yx変曲点16から正極zx変曲点20までを流れるノイズ電流により発生するxy平面の磁界と、正極コネクタ接続点14を通ってコネクタ正極導体8を流れるノイズ電流により発生するxy平面の磁界とであり、両者の磁界が鎖交する。また、磁界が鎖交すると、相互インダクタンスが発生する。
なお、正極yx変曲点16から正極zx変曲点20までを流れるノイズ電流の向きが−z軸方向であり、正極コネクタ接続点14を通ってコネクタ正極導体8を流れるノイズ電流の向きが+z軸方向であることから、互いに逆方向の電流となり、相互インダクタンスは、マイナスとなる。
そのため、正極コネクタ接続線10のインダクタンスは、正極コネクタ接続線10の自己インダクタンスから2倍の相互インダクタンスを引いた値となり、相互インダクタンスの影響で正極コネクタ接続線10のインダクタンスが低下する。インダクタンスが低下すると、ノイズ電流が大きくなり、ノイズ低減効果が低下する。また、負極コネクタ接続線11についても、正極コネクタ接続線10と同様のことがいえる。
次に、図3で示した正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11に流れるノイズ電流と、ノイズ電流により発生する磁界について説明する。図3において、正極コネクタ接続線10には、正極巻線屈曲点12からy軸方向にノイズ電流が流れ、正極yx変曲点16からx軸方向にノイズ電流が流れ、正極xz変曲点17からz軸方向にノイズ電流が流れ、正極zx変曲点20からx軸方向にノイズ電流が流れ、正極コネクタ接続点14からz軸方向にノイズ電流が流れる。
同様に、負極コネクタ接続線11には、負極巻線屈曲点13からy軸方向にノイズ電流が流れ、負極yx変曲点18からx軸方向にノイズ電流が流れ、負極xz変曲点19からz軸方向にノイズ電流が流れ、負極zx変曲点21からx軸方向にノイズ電流が流れ、負極コネクタ接続点15からz軸方向にノイズ電流が流れる。
このとき、正極巻線屈曲点12から正極yx変曲点16までを流れるノイズ電流により、xz平面に磁界が発生する。また、正極yx変曲点16から正極xz変曲点17までを流れるノイズ電流により、yz平面に磁界が発生する。また、正極xz変曲点17から正極zx変曲点20までを流れるノイズ電流により、xy平面に磁界が発生する。また、正極zx変曲点20から正極コネクタ接続点14までを流れるノイズ電流により、yz平面に磁界が発生する。また、正極コネクタ接続点14を通ってコネクタ正極導体8を流れるノイズ電流により、xy平面に磁界が発生する。
このうち、同一平面に発生する磁界は、正極xz変曲点17から正極zx変曲点20までを流れるノイズ電流により発生するxy平面の磁界と、正極コネクタ接続点14を通ってコネクタ正極導体8を流れるノイズ電流により発生するxy平面の磁界とであり、両者の磁界が鎖交する。また、磁界が鎖交すると、相互インダクタンスが発生する。
なお、正極yx変曲点16から正極xz変曲点17までを流れるノイズ電流により発生するyz平面の磁界と、正極zx変曲点20から正極コネクタ接続点14までを流れるノイズ電流により発生するyz平面の磁界とも同一平面に発生するが、コイル本体とコネクタ正極導体8との距離とは関係ないので、検討の対象外とする。
ここで、図2に示したコネクタ接続線では、正極yx変曲点16から正極zx変曲点20までの正極コネクタ接続線10と、正極コネクタ接続点14からコネクタ正極導体8までの正極コネクタ接続線10との間の距離、すなわち第3接続線の長さは、L1で表される。
また、図3に示したコネクタ接続線では、正極xz変曲点17から正極zx変曲点20までの正極コネクタ接続線10と、正極コネクタ接続点14からコネクタ正極導体8までの正極コネクタ接続線10との間の距離すなわち第3接続線の長さは、L2で表される。
このとき、L2>L1の関係があり、相互インダクタンスは距離に反比例するので、図3に示したコネクタ接続線の方が、図2に示したコネクタ接続線と比較して、相互インダクタンスが減少する。そのため、この発明の実施の形態1に係るチョークコイル100の方が、従来のチョークコイルよりもコネクタ接続線のインダクタンスを大きくすることができ、ノイズ低減効果が向上する。
図4は、従来のチョークコイルにおける磁界分布を示す説明図である。また、図5は、この発明の実施の形態1に係るチョークコイルにおける磁界分布を示す説明図である。なお、図4、図5で表示した断面は、図1に示したA−B−C−D断面である。
図4および図5において、いずれの場合も、磁性体1から離れるほど、磁界強度が小さくなることが分かる。また、図4に示した従来のチョークコイルと比較して、図5に示したこの発明の実施の形態1に係るチョークコイル100では、磁界強度の高い部分が磁性体1の近傍だけになっている。すなわち、図5に示したチョークコイル100では、図4に示した従来のチョークコイルと比較して、コネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9の磁界強度が低くなっている。
つまり、この発明の実施の形態1に係るチョークコイル100では、従来のチョークコイルと比較して、正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11から発生する磁界が、コネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9と鎖交しにくくなっており、ノイズ低減効果が向上する。
以上のように、実施の形態1によれば、コネクタ接続線は、コイル本体から離れるy軸方向に、巻線の、コイル本体のコネクタ導体側から引き出された第1接続線と、第1脚柱または第2脚柱の角部でコネクタ導体から離れるx軸方向に、第1接続線から引き出された第2接続線と、下ヨーク向きのz軸方向に、第2接続線から引き出された第3接続線と、コネクタ導体向きのx軸方向に、第3接続線から引き出された第4接続線とを有する。
そのため、チョークコイルと金属部品との磁界結合を充分に減衰させて、ノイズ低減効果を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1において、図6に示されるように、正極コネクタ接続線10において、コネクタ正極導体8から離れるx軸方向に、第1脚柱4の角部である正極yx変曲点16から引き出された第2接続線は、コイル本体のコネクタ正極導体8とは反対側の端部に設けられた正極xz変曲点17まで延長されて、この正極xz変曲点17で下ヨーク3向きのz軸方向に曲げられてもよい。
これにより、図3に示したコネクタ接続線における第3接続線の長さL3は、図2に示したL1および図3に示したL2と比較して、L3>L2>L1の関係になり、相互インダクタンスがさらに減少し、ノイズ低減効果が向上する。
また、上記実施の形態1において、正極コネクタ接続線10および負極コネクタ接続線11の配線は、上述したものに限定されず、同一平面の鎖交する磁界を減らすために、コネクタ接続線の距離を変更するものであれば、他の配線であってもよい。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係るチョークコイルを示す斜視図である。なお、コイル本体の構成は、上述した実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
図7において、正極巻線6は、正極巻線屈曲点12で正極平板接続線28と接続されている。また、負極巻線7は、図示しないが、負極巻線屈曲点13で負極平板接続線と接続されている。また、正極平板接続線28は、正極巻線屈曲点12からy軸方向に引き出され、正極yx変曲点16でz軸方向に曲げられる。また、z軸方向に曲げられた正極平板接続線28は、正極zx変曲点20で正極の平板22に接続されている。
なお、図示しないが、負極平板接続線は、正極平板接続線28と同様に引き回されて、負極の平板23に接続されている。ここで、正極の平板22および負極の平板23は、ともに金属製である。また、正極の平板22には、コネクタ正極導体8が接続され、負極の平板23には、コネクタ負極導体9が接続されている。
また、筐体26に接続されたGND平板25が、磁性体1の下側に配置されている。ここで、筐体26は、図示しないが、インバータ等のノイズ源が搭載された電気機器等を取り囲むような金属製の筐体である。
また、正極の平板22とGND平板25とが、コモンモードコンデンサ27で接続されている。同様に図示しないが、負極の平板23とGND平板25とが、コモンモードコンデンサで接続されている。ここで、コモンモードコンデンサ27は、チップコンデンサのように小型のコンデンサが適している。
以下、図7および図8を参照しながら、上記構成のチョークコイル100の効果について説明する。図8は、この発明の実施の形態2に係るチョークコイルを示す等価回路である。なお、チョークコイル100は、コモンモードコンデンサ27と併用される場合が多い。
図8において、30はチョークコイル100のインダクタンスを示し、31は正極配線インダクタンスを示し、32はコモンモードコンデンサ27の容量を示し、33はコモンモードコンデンサ27の寄生インダクタンスを示し、35は正極からコモンモードコンデンサ27を経由するノイズ電流を示し、60はノイズ測定装置を示し、37はノイズ測定装置60を経由するノイズ電流を示す。同様に、51は負極配線インダクタンスを示し、52は図示しないコモンモードコンデンサの容量を示し、53はコモンモードコンデンサの寄生インダクタンスを示し、61はノイズ測定装置を示し、57はノイズ測定装置61を経由するノイズ電流を示す。また、36はインバータ等が筐体26に対して電圧変動するノイズ源である。
ノイズ源36により発生したノイズ電流は、正極巻線6および負極巻線7に同相で伝搬する。さらに、ノイズ電流は、正極巻線6から正極平板接続線28、負極巻線7から図示しない負極平板接続線に流れる。このとき、正極側のコモンモードコンデンサ27をバイパスさせるノイズ電流35と、負極側のコモンモードコンデンサをバイパスさせるノイズ電流55とを大きくして、測定装置57および測定装置60をそれぞれ経由するノイズ電流37およびノイズ電流57を小さくすることにより、ノイズ低減効果を向上させることができる。
ここで、コモンモードコンデンサ27をバイパスさせるためには、図8に示した正極配線インダクタンス31、コモンモードコンデンサ27の寄生インダクタンス33、およびGND平板のインダクタンス39を小さくする必要がある。このとき、コモンモードコンデンサ27の寄生インダクタンス33は、コモンモードコンデンサ27の部品特性に依存するので、低減することが困難である。
また、負極側のコモンモードコンデンサをバイパスさせるためには、図8に示した負極配線インダクタンス51、コモンモードコンデンサの寄生インダクタンス53、およびGND平板のインダクタンス59を小さくする必要がある。このとき、コモンモードコンデンサの寄生インダクタンス53は、コモンモードコンデンサの部品特性に依存するので、低減することが困難である。
一方、正極配線インダクタンス31は、正極zx変曲点20からコモンモードコンデンサ27までの長さを短くするほど小さくなり、また、正極zx変曲点20からコモンモードコンデンサ27までの導体を広くするほど小さくすることができる。
また、負極配線インダクタンス51は、図示しない負極zx変曲点からコモンモードコンデンサまでの長さを短くするほど小さくなり、また、負極zx変曲点からコモンモードコンデンサまでの導体を広くするほど小さくすることができる。
そこで、正極の平板22のように平板にすることにより、コモンモードコンデンサ27をバイパスさせるノイズ電流35を大きくして、電源38を経由するノイズ電流を小さくすることができ、ノイズ低減効果が向上する。なお、正極巻線6および正極平板接続線28に重畳したノイズ電流について説明したが、負極巻線7および図示しない負極平板接続線についても同様のことがいえる。
以上のように、実施の形態2によれば、巻線は、正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板、第2平板および第3平板をさらに備え、第1平板に正極コネクタ接続線およびコネクタ正極導体を接続し、第2平板に負極コネクタ接続線およびコネクタ負極導体を接続し、第3平板に金属製の筐体を接続し、第1平板と第3平板とを、コンデンサで互いに接続するとともに、第2平板と第3平板とを、コンデンサで互いに接続している。
そのため、コンデンサの寄生インダクタンスを低下させて、正極コネクタ接続線に流れるノイズ電流と、負極コネクタ接続線に流れるノイズ電流とが互いに同方向である場合のノイズ低減効果を向上させることができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係るチョークコイルを示す斜視図である。図9において、このチョークコイル100は、図7に示したチョークコイル100に対して、正極の平板22と負極の平板23との間にノーマルモードコンデンサ29を設けたものである。なお、その他の構成は、上述した実施の形態2と同様なので、説明を省略する。
以下、上記構成のチョークコイル100の効果について説明する。図9において、正極巻線6に流れるノイズ電流Inと負極巻線7に流れるノイズ電流−Inとが互いに逆方向である場合、ノイズ電流Inをバイパスするために、正極の平板22と負極の平板23との間にノーマルモードコンデンサ29が設けられている。
このとき、正極zx変曲点20からノーマルモードコンデンサ29までのインダクタンスが、ノイズ電流Inがノーマルモードコンデンサ29をバイパスする際の阻害要因となる。なお、インダクタンスは、長さに比例し、幅に反比例する特性をもっている。
そこで、図9に示されるように、正極zx変曲点20からノーマルモードコンデンサ29までの間を、正極の平板22のように幅の広い導体で接続することにより、インダクタンスが小さくなり、ノーマルモードコンデンサ29でバイパスしやすくなる。
また、ノイズ電流Inがノーマルモードコンデンサ29でバイパスすると、コネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9を通じて、電源側にノイズ電流が漏洩しにくくなる。なお、この発明の実施の形態3に係るチョークコイル100において、コモンモードコンデンサ27を除いても、ほぼ同様の効果を得ることができる。
以上のように、実施の形態3によれば、巻線は、正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板および第2平板をさらに備え、第1平板に正極コネクタ接続線およびコネクタ正極導体を接続し、第2平板に負極コネクタ接続線およびコネクタ負極導体を接続し、第1平板と第2平板とを、コンデンサで互いに接続している。
そのため、コンデンサの寄生インダクタンスを低下させて、正極コネクタ接続線に流れるノイズ電流と、負極コネクタ接続線に流れるノイズ電流とが互いに逆方向である場合のノイズ低減効果を向上させることができる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係るチョークコイルを示す斜視図である。図10において、このチョークコイル100は、図9に示したチョークコイル100に対して、正極の平板22、負極の平板23およびGND平板25の形状を変えたものである。なお、その他の構成は、上述した実施の形態3と同様なので、説明を省略する。
ここで、GND平板25は、磁性体1を構成する下ヨーク3の底面を覆うように、凸形状を有している。具体的には、GND平板25は、y方向長さが下ヨーク3のy方向長さよりも長く、下ヨーク3の底面部分だけ−x方向に凸となった形状を有している。また、正極の平板22および負極の平板23と、GND平板25とは、GND平板25のコネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9側の辺が、微小スリットを介して接するように配置されている。
以下、上記構成のチョークコイル100の効果について説明する。図10において、GND平板25を凸形状とすることにより、GND平板25の面積を大きくして、GND平板25と筐体26との接触面積を大きくすることができる。これにより、GND平板25のインピーダンスを小さくすることができる。そのため、正極平板接続線28および負極平板接続線と、コモンモードコンデンサ27と、GND平板25とを経由して、筐体26に至るインピーダンスを小さくすることができる。
したがって、正極平板接続線28および負極平板接続線からコネクタ正極導体8およびコネクタ負極導体9に鎖交する磁界結合の元になるノイズ電流を、コモンモードコンデンサ27とGND平板25とを経由して、筐体26にバイパスさせることができ、ノイズ低減効果を向上させることができる。
以上のように、実施の形態4によれば、第3平板は、下ヨークの底面を覆う形状を有している。具体的には、第3平板は、y軸方向長さが下ヨークのy軸方向長さよりも長い。また、第1平板および第2平板と、第3平板とは、第3平板のコネクタ正極導体およびコネクタ負極導体側の辺が、スリットを介して接するように配置されている。
そのため、ノイズ低減効果を向上させることができる。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5に係るチョークコイルを示す斜視図である。なお、コイル本体の構成は、上述した実施の形態1と同様なので、説明を省略する。図11において、正極巻線6は、正極巻線屈曲点12で正極平板接続線28と接続されている。また、負極巻線7は、負極巻線屈曲点13で負極平板接続線と接続されている。
また、正極平板接続線28は、−z方向に引き出されて、正極の平板22の、GND平板25に最も近い側の辺201の辺上に接続されている。なお、正極平板接続線28は、−z方向に直線的に引き出されずに、曲げられて接続されてもよい。
また、負極平板接続線は、正極平板接続線28と同様に、−z方向に引き出されて、負極の平板23の、GND平板25に最も近い側の辺202の辺上に接続されている。ここで、正極の平板22および負極の平板23は、ともに金属製である。また、正極の平板22には、コネクタ正極導体8が接続され、負極の平板23には、コネクタ負極導体9が接続されている。
また、筐体26に接続されたGND平板25が、磁性体1の下側に配置されている。ここで、筐体26は、図示しないが、インバータ等のノイズ源が搭載された電気機器等を取り囲むような金属製の筐体である。
また、正極の平板22とGND平板25とが、コモンモードコンデンサ27で接続されている。同様に図示しないが、負極の平板23とGND平板25とが、コモンモードコンデンサで接続されている。ここで、コモンモードコンデンサ27は、チップコンデンサのように小型のコンデンサが適している。
また、正極の平板22と負極の平板23との間にノーマルモードコンデンサ29が設けられている。ノーマルモードコンデンサ29の電極は、正極の平板22の、GND平板25に最も近い側の辺201、および負極の平板23の、GND平板25に最も近い側の辺202に接続されている。
以下、上記構成のチョークコイル100の効果について説明する。図11において、正極平板接続線28を、正極の平板22の辺201に接続したことにより、正極の平板22上における正極平板接続線28との接続点とコモンモードコンデンサ27との距離が短くなり、図8に示した正極配線インダクタンス31が小さくなる。
そのため、インバータ等のスイッチングにより発生するノイズ源36の電圧変動により発生したノイズ電流に対して、コモンモードコンデンサ27をバイパスさせるノイズ電流35を大きくして、電源38を経由するノイズ電流37を小さくすることにより、ノイズ低減効果を向上させることができる。
また、図11において、負極平板接続線を、負極の平板23の辺202に接続したことにより、負極の平板23上における負極平板接続線との接続点とコモンモードコンデンサ27との距離が短くなり、ノイズ低減効果を向上させることができる。
また、図11において、正極平板接続線28を、正極の平板22の辺201に接続したことにより、正極の平板22上における正極平板接続線28との接続点とノーマルモードコンデンサ29との距離が短くなり、ノイズ低減効果を向上させることができる。
また、図11において、負極平板接続線を、負極の平板23の辺202に接続したことにより、負極の平板23上における負極平板接続線との接続点とノーマルモードコンデンサ29との距離が短くなり、ノイズ低減効果を向上させることができる。
以上のように、実施の形態5によれば、巻線は、正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板および第2平板をさらに備え、第1平板上の、第2平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、正極コネクタ接続線を接続し、第2平板上の、第1平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、負極コネクタ接続線を接続している。また、巻線は、正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板、第2平板および第3平板をさらに備え、第1平板上の、第3平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、正極コネクタ接続線を接続し、第2平板上の、第3平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、負極コネクタ接続線を接続している。
そのため、ノイズ低減効果を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1〜5において、磁性体1は、上ヨーク2、下ヨーク3、第1脚柱4および第2脚柱5で構成されたロの字型の閉磁路であると説明したが、これに限定されず、閉磁路の磁性体であればロの字型でなくてもよい。
また、上記実施の形態1〜5では、磁性体1に巻かれた巻線として、正極巻線6および負極巻線7の2種類を挙げて説明したが、これに限定されず、巻線は1種類であってもよいし、3種類以上であってもよい。
また、上記実施の形態1〜5において、磁性体1および巻線は、デュアルモードチョークコイルにも適用することができる。図12は、デュアルモードチョークコイルを示す全体構成図である。図12において、デュアルモードチョークコイル101は、デュアルモードコア部102とコイル部103とから構成されている。
図13は、デュアルモードチョークコイルのデュアルモードコア部を示す分解斜視図である。図13において、デュアルモードコア部102は、下部コア104と、第1上部コア106aと、第2上部コア106bとから構成されている。
下部コア104は、第1柱状体105aおよび第2柱状体105bと、これらが形成する軸に対して平行に配置された第3柱状体105cおよび第4柱状体105dとが、平板上に設けられた磁性体から構成されている。
また、第1上部コア106aは、第1柱状体105aおよび第2柱状体105bの上部に接触する平板状の磁性体から構成されている。また、第2上部コア106bは、第1上部コア106aと間隙をおいて配置され、第3柱状体105cおよび第4柱状体105dの上部に接触する平板状の磁性体から構成されている。
図14は、デュアルモードチョークコイルのコイル部を示す斜視図である。図14において、コイル部103は、第1コイル103aと、第2コイル103bとから構成されている。
第1コイル103aは、第1柱状体105aおよび第3柱状体105cのそれぞれに、互いに発生する磁束方向が逆になるように巻回され、直列に接続された2つのコイル導体から構成されている。
また、第2コイル103bは、第2柱状体105bおよび第4柱状体105dのそれぞれに、互いに発生する磁束方向が逆になるように巻回され、直列に接続された2つのコイル導体から構成されている。また、第2コイル103bは、第1柱状体105aに巻回されたコイル導体により発生する磁束方向と第2柱状体105bに巻回されたコイル導体により発生する磁束方向とが、同じになるように配置されている。
1 磁性体、2 上ヨーク、3 下ヨーク、4 第1脚柱、5 第2脚柱、6 正極巻線、7 負極巻線、8 コネクタ正極導体、9 コネクタ負極導体、10 正極コネクタ接続線、11 負極コネクタ接続線、12 正極巻線屈曲点、13 負極巻線屈曲点、14 正極コネクタ接続点、15 負極コネクタ接続点、16 正極yx変曲点、17 正極xz変曲点、18 負極yx変曲点、19 負極xz変曲点、20 正極zx変曲点、21 負極zx変曲点、22 正極の平板、23 負極の平板、25 GND平板、26 筐体、27 コモンモードコンデンサ、28 正極平板接続線、29 ノーマルモードコンデンサ、30 チョークコイルのインダクタンス、31 正極配線インダクタンス、32 コモンモードコンデンサの容量、33 コモンモードコンデンサの寄生インダクタンス、34 インバータ等のノイズ源、35 コモンモードコンデンサを経由するノイズ電流、36 インバータ等のノイズ源、37 電源を経由するノイズ電流、38 電源、39 GND平板のインダクタンス、100 チョークコイル、101 デュアルモードチョークコイル、102 デュアルモードコア部、103 コイル部、103a 第1コイル、103b 第2コイル、104 下部コア、105a 第1柱状体、105b 第2柱状体、105c 第3柱状体、105d 第4柱状体、106a 第1上部コア、106b 第2上部コア、201 GND平板に最も近い正極の平板の辺、202 GND平板に最も近い負極の平板の辺。

Claims (11)

  1. 上ヨークと下ヨークとがz軸方向に並べて配置され、第1脚柱と第2脚柱とが前記z軸方向と直交するy軸方向に並べて配置されて閉磁路を形成する磁性体と、前記第1脚柱および前記第2脚柱の少なくとも一方に巻かれた巻線とからなるコイル本体と、
    前記巻線とコネクタ導体とを接続するコネクタ接続線と、を備え、
    前記コイル本体と前記コネクタ導体とが、前記z軸方向および前記y軸方向と直交するx軸方向に平行に配置されたチョークコイルであって、
    前記コネクタ接続線は、
    前記コイル本体から離れる前記y軸方向に、前記巻線の、前記コイル本体の前記コネクタ導体側から引き出された第1接続線と、
    前記第1脚柱または前記第2脚柱の角部で前記コネクタ導体から離れる前記x軸方向に、前記第1接続線から引き出された第2接続線と、
    前記下ヨーク向きの前記z軸方向に、前記第2接続線から引き出された第3接続線と、
    前記コネクタ導体向きの前記x軸方向に、前記第3接続線から引き出された第4接続線と、を有する
    チョークコイル。
  2. 前記第2接続線は、前記コネクタ導体から最も離れた前記第1脚柱または前記第2脚柱の端部まで延長される
    請求項1に記載のチョークコイル。
  3. 前記巻線は、
    正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、
    負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、
    前記下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板および第2平板をさらに備え、
    前記第1平板に前記正極コネクタ接続線および前記コネクタ正極導体を接続し、
    前記第2平板に前記負極コネクタ接続線および前記コネクタ負極導体を接続し、
    前記第1平板と前記第2平板とを、コンデンサで互いに接続した
    請求項1または請求項2に記載のチョークコイル。
  4. 前記巻線は、
    正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、
    負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、
    前記下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板、第2平板および第3平板をさらに備え、
    前記第1平板に前記正極コネクタ接続線および前記コネクタ正極導体を接続し、
    前記第2平板に前記負極コネクタ接続線および前記コネクタ負極導体を接続し、
    前記第3平板に金属製の筐体を接続し、
    前記第1平板と前記第3平板とを、コンデンサで互いに接続するとともに、前記第2平板と前記第3平板とを、コンデンサで互いに接続した
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のチョークコイル。
  5. 上ヨークと下ヨークとがz軸方向に並べて配置され、第1脚柱と第2脚柱とが前記z軸方向と直交するy軸方向に並べて配置されて閉磁路を形成する磁性体と、前記第1脚柱および前記第2脚柱の少なくとも一方に巻かれた巻線とからなるコイル本体と、
    前記巻線とコネクタ導体とを接続するコネクタ接続線と、を備え、
    前記コイル本体と前記コネクタ導体とが、前記z軸方向および前記y軸方向と直交するx軸方向に平行に配置されたチョークコイルであって、
    前記巻線は、
    正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、
    負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、
    前記下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板および第2平板をさらに備え、
    前記第1平板上の、前記第2平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記正極コネクタ接続線を接続し、
    前記第2平板上の、前記第1平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記負極コネクタ接続線を接続した
    チョークコイル。
  6. 上ヨークと下ヨークとがz軸方向に並べて配置され、第1脚柱と第2脚柱とが前記z軸方向と直交するy軸方向に並べて配置されて閉磁路を形成する磁性体と、前記第1脚柱および前記第2脚柱の少なくとも一方に巻かれた巻線とからなるコイル本体と、
    前記巻線とコネクタ導体とを接続するコネクタ接続線と、を備え、
    前記コイル本体と前記コネクタ導体とが、前記z軸方向および前記y軸方向と直交するx軸方向に平行に配置されたチョークコイルであって、
    前記巻線は、
    正極コネクタ接続線を介してコネクタ正極導体に接続される正極巻線と、
    負極コネクタ接続線を介してコネクタ負極導体に接続される負極巻線と、を有し、
    前記下ヨークの下側の同一平面上に配置され、互いに絶縁されたそれぞれ金属製の第1平板、第2平板および第3平板をさらに備え、
    前記第1平板上の、前記第3平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記正極コネクタ接続線を接続し、
    前記第2平板上の、前記第3平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記負極コネクタ接続線を接続した
    チョークコイル。
  7. 前記第1平板上の、前記第2平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記正極コネクタ接続線を接続し、
    前記第2平板上の、前記第1平板と絶縁を介して接する最も近い位置に、前記負極コネクタ接続線を接続した
    請求項6に記載のチョークコイル。
  8. 前記第3平板は、前記下ヨークの底面を覆う形状を有している
    請求項4、請求項6および請求項7のいずれか1項に記載のチョークコイル。
  9. 前記第3平板は、前記y軸方向長さが前記下ヨークの前記y軸方向長さよりも長い
    請求項8に記載のチョークコイル。
  10. 前記第1平板および前記第2平板と、前記第3平板とは、前記第3平板の前記コネクタ正極導体および前記コネクタ負極導体側の辺が、スリットを介して接するように配置されている
    請求項8または請求項9に記載のチョークコイル。
  11. 前記磁性体および前記巻線は、デュアルモードチョークコイルに適用される
    請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のチョークコイル。
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