JP6210593B2 - 畦塗り作業方法 - Google Patents

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Description

本発明は、作業効率の向上を図ることができる畦塗り作業方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載された畦塗り機(畦塗装置)が知られている。
この従来の畦塗り機は、走行車であるトラクタの後方左右両側に左右土処理部を取付けると共に、左右土処理部の夫々の後側に択一的に位置変更自在に整形部を取付け、トラクタの前進走行によって左畦塗り作業(左塗り作業)と右畦塗り作業(右塗り作業)の両方を行えるように構成したものである。
そして、このような畦塗り機を用いて行う畦塗り作業方法の場合、右畦塗り作業の際には整形部を右土処理部の後方に位置変更し、左畦塗り作業の際には整形部を左土処理部の後方に位置変更する必要がある。
特開平10−174501号公報
このため、前記従来の畦塗り作業方法では、例えば整形部の位置変更に手間が掛かり、作業効率の低下を招くおそれがある。
また、前記従来の左右兼用の畦塗り機は、左右両側に土処理部を備えた構成で、重量が重いため、比較的小型の走行車には連結して使用できない場合がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業効率の向上を図ることができる畦塗り作業方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の畦塗り作業方法は、少なくとも2台の走行車と、これら両走行車のうちの一方の走行車の後部に連結され、前記一方の走行車に対して右側方に突出した状態で右畦塗り作業のみをする右専用畦塗り機と、前記両走行車のうちの他方の走行車の後部に連結され、前記他方の走行車に対して左側方に突出した状態で左畦塗り作業のみをする左専用畦塗り機とを用いて行う畦塗り作業方法であって、前記一方の走行車の前進走行により前記右専用畦塗り機にて右畦塗り作業のみを行い、前記他方の走行車の前進走行により前記左専用畦塗り機にて左畦塗り作業のみを行うものである。
請求項2記載の畦塗り作業方法は、請求項1記載の畦塗り作業方法において、一の作業者が一方の走行車の前進走行により右専用畦塗り機にて右畦塗り作業のみを行うと同時に、他の作業者が他方の走行車の前進走行により左専用畦塗り機にて左畦塗り作業のみを行うものである。
請求項3記載の畦塗り作業方法は、請求項1または2記載の畦塗り作業方法において、右専用畦塗り機は、一方の走行車の前進走行によって圃場を反時計回りに移動し、左専用畦塗り機は、他方の走行車の前進走行によって圃場を時計回りに移動するものである。
請求項4記載の畦塗り作業方法は、請求項1ないし3のいずれか一記載の畦塗り作業方法において、右専用畦塗り機による右畦塗り作業の作業量と左専用畦塗り機による左畦塗り作業の作業量とが同一であるものである。
請求項5記載の畦塗り作業方法は、請求項1ないし4のいずれか一記載の畦塗り作業方法において、右専用畦塗り機は、一方の走行車の後部に連結される機体と、この機体の右側に設けられ、前記一方の走行車の後方部の右側方位置で右畦塗り作業のみをする右作業手段を備え、左専用畦塗り機は、他方の走行車の後部に連結される機体と、この機体に設けられ、前記他方の走行車の後方部の左側方位置で左畦塗り作業のみをする左作業手段を備え、前記右作業手段の構成部品と前記左作業手段の構成部品とがすべて同じであるものである。
本発明によれば、少なくとも2台の走行車と右専用畦塗り機と左専用畦塗り機とを用いて作業を行うことによって、作業効率の向上を図ることができ、しかも、右専用畦塗り機および左専用畦塗り機は、いずれも比較的軽量なため、小回りのきく比較的小型の走行車に連結して使用でき、作業効率の向上を適切に図ることができる。
本発明の畦塗り作業方法を実施するための右専用畦塗り機を示す平面図である。 同上畦塗り作業方法を実施するための左専用畦塗り機を示す平面図である。 同上畦塗り作業方法を実施するための右専用畦塗り機の変形例を示す平面図である。 同上右専用畦塗り機の非作業状態の平面図である。 同上畦塗り作業方法の一実施の形態を説明するための作業説明図である。 同上畦塗り作業方法の他の実施の形態を説明するための作業説明図である。 同上畦塗り作業方法のさらに他の実施の形態を説明するための作業説明図である。
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1において、1aは水田等の圃場を走行可能な比較的小型の走行車であるトラクタである。そして、トラクタ1aの後部には、トラクタ1aに対して右側方に突出した状態でトラクタ1aの前進走行により右畦塗り作業のみをする右専用畦塗り機2が脱着可能に連結されている。
また、図2には、トラクタ1aと同じ比較的小型の走行車であるトラクタ1bが示され、このトラクタ1bの後部には、トラクタ1bに対して左側方に突出した状態でトラクタ1bの前進走行により左畦塗り作業のみをする左専用畦塗り機3が脱着可能に連結されている。なお、トラクタ1aとトラクタ1bとは、基本的構成が同じであり、以下では両者をまとめて「トラクタ1」と称する場合がある。
トラクタ1(1a,1b)は、図1および図2に示されるように、作業者が乗る運転席およびエンジン等からなるトラクタ本体5を備えている。トラクタ本体5の前部の左右両側には前輪(図示せず)が設けられ、トラクタ本体5の後部の左右両側には後輪6が設けられている。
トラクタ本体5の後部の中央側には3点リンク機構(作業機昇降支持装置)7が設けられ、この3点リンク機構7は、1本のトップリンク8および左右2本のロワリンク9等を有している。そして、トラクタ1aの3点リンク機構7には右専用畦塗り機2が連結され、トラクタ1bの3点リンク機構7には左専用畦塗り機3が連結されている。なお図示しないが、トラクタ本体5の後部には、PTO軸が設けられている。
右専用畦塗り機2は、図1に示されるように、トラクタ1aの3点リンク機構7に脱着可能に連結された機体11と、この機体11の右側に設けられ、トラクタ(一方の走行車)1aの後方部の右側方位置(右突出作業位置)でトラクタ1aの右側の後輪6よりも右側方に位置した状態となって右畦塗り作業をする右作業手段12とを備えている。
機体11は、入力軸13を回転可能に保持する軸保持部14を有し、その入力軸13の先端部には、トラクタ1aのPTO軸がジョイントを介して接続されている。また、入力軸13の基端部には、入力軸13に入力された動力を右作業手段12へ伝達する動力伝達手段15が接続されている。
右作業手段12は、入力軸13側からの動力により所定方向に回転しながら田面および畦(元畦)の土を耕耘して盛り上げる盛土体(ロータリ部)16と、この盛土体16の後方位置で入力軸13側からの動力により所定方向に回転しながら盛土体16による盛土を締め固めて新たな畦(新畦)を形成する畦形成体(ディスク部)17とを有している。
つまり、右作業手段12は、機体11の右側前部に回転可能に設けられた盛土体16と、この盛土体16の後方に位置するように機体11の右側後部に回転可能に設けられた畦形成体17とを有している。なお、右作業手段12は、少なくとも盛土体16および畦形成体17を有するものであればよい。
盛土体16は、機体11の軸保持部18にて回転可能に保持された左右方向の回転軸21を有し、この回転軸21には複数の盛土用の耕耘爪22が設けられている。また、盛土体16は、盛土体カバー23にて覆われている。
畦形成体17は、機体11の軸保持部19にて回転可能に保持された左右方向の回転軸26を有し、この回転軸26には截頭円錐状の畦側面形成部27およびおよび円筒状の畦上面形成部28が設けられている。畦側面形成部27は、例えば周方向に並ぶ複数枚の整形板29にて構成されている。畦上面形成部28は、例えば外周面が円筒面状の上面ローラ30にて構成されている。また、畦形成体17は、畦形成体カバー24にて覆われている。なお、畦形成体17は、回転式ではなく、例えば図示しないが、叩き板によって盛土を締め固めて新畦を形成する叩き式でもよい。
左専用畦塗り機3は、図2に示されるように、右専用畦塗り機2とは左右対称のもので、右専用畦塗り機2と同様、トラクタ1bの3点リンク機構7に脱着可能に連結された機体31と、この機体31の左側に設けられ、トラクタ(他方の走行車)1bの後方部の左側方位置(左突出作業位置)でトラクタ1bの左側の後輪6よりも左側方に位置した状態となって左畦塗り作業をする左作業手段32とを備えている。なお、この左作業手段32の構成部品は、上述した右専用畦塗り機2の構成部品とすべて同じである。
機体31は、入力軸33を回転可能に保持する軸保持部34を有し、その入力軸33の先端部には、トラクタ1bのPTO軸がジョイントを介して接続されている。また、入力軸33の基端部には、入力軸33に入力された動力を左作業手段32へ伝達する動力伝達手段35が接続されている。
左作業手段32は、入力軸33側からの動力により所定方向に回転しながら田面および畦(元畦)の土を耕耘して盛り上げる盛土体(ロータリ部)36と、この盛土体36の後方位置で入力軸33側からの動力により所定方向に回転しながら盛土体36による盛土を締め固めて新たな畦(新畦)を形成する畦形成体(ディスク部)37とを有している。
つまり、左作業手段32は、機体31の左側前部に回転可能に設けられた盛土体36と、この盛土体36の後方に位置するように機体31の左側後部に回転可能に設けられた畦形成体37とを有している。なお、左作業手段32は、少なくとも盛土体36および畦形成体37を有するものであればよい。
盛土体36は、機体31の軸保持部38にて回転可能に保持された左右方向の回転軸41を有し、この回転軸41には複数の盛土用の耕耘爪42が設けられている。また、盛土体36は、盛土体カバー43にて覆われている。
畦形成体37は、機体31の軸保持部39にて回転可能に保持された左右方向の回転軸46を有し、この回転軸46には截頭円錐状の畦側面形成部47およびおよび円筒状の畦上面形成部48が設けられている。畦側面形成部47は、例えば周方向に並ぶ複数枚の整形板49にて構成されている。畦上面形成部48は、例えば外周面が円筒面状の上面ローラ50にて構成されている。また、畦形成体37は、畦形成体カバー44にて覆われている。なお、畦形成体37は、回転式ではなく、例えば図示しないが、叩き板によって盛土を締め固めて新畦を形成する叩き式でもよい。
なお、図3および図4には、右専用畦塗り機2の変形例が示されている。すなわち、右専用畦塗り機2は、図1の作業部固定タイプには限定されず、図3および図4の作業部可動タイプでもよい。
この作業部可動タイプの右専用畦塗り機2は、右作業手段12がトラクタ1aの後方部の右側方位置(右突出作業位置)に位置する作業状態と、右作業手段12がトラクタ1aの後方位置(格納非作業位置)に位置する非作業状態とに選択的に切換可能となっている。
つまり、機体11は、固定機枠51と、この固定機枠51に平行リンク53を介して連結され右作業手段12を支持する可動機枠52とを有している。また、固定機枠51と可動機枠52との間には、伸縮可能な伸縮手段であるシリンダ(電動油圧シリンダ)55が架設されている。
そして、シリンダ55の伸び動作によって可動機枠52が固定機枠51に対して右方向へ移動し、右作業手段12が作業位置である右突出作業位置に位置する(図3参照)。また、シリンダ55の縮み動作によって可動機枠52が固定機枠51に対して左方向へ移動し、右作業手段12が非作業位置である格納非作業位置に位置する(図4参照)。
なお、図示しないが、左専用畦塗り機3についても、図2の作業部固定タイプには限定されず、作業部可動タイプでもよい。また、畦塗り機2,3は、例えば図示しないが、元畦の上面部を削る上面削り体を有する構成等でもよい。
次に、上述した少なくとも2台、例えば同じ2台のトラクタ1(1a,1b)と右専用畦塗り機2および左専用畦塗り機3とを用いて行う畦塗り作業方法について図5を参照して説明する。
この図5に示す畦塗り作業方法は、例えば同じ2台のトラクタ1a,1bと、トラクタ1aに連結した1台の右専用畦塗り機2と、トラクタ1bに連結した1台の左専用畦塗り機3とを用いて行う畦塗り作業方法の例である。
この場合、一の作業者がトラクタ1aのトラクタ本体5の運転席に乗り、一の作業者とは異なる他の作業者がトラクタ1bのトラクタ本体5の運転席に乗る。
そして、例えば周囲の4辺に畦を有する矩形状をなす一の圃場(例えば水田)において、一の作業者がトラクタ1aの前進走行により右専用畦塗り機2の右作業手段12にて右畦塗り作業のみを行うと同時に、他の作業者がトラクタ1bの前進走行により左専用畦塗り機3の左作業手段32にて左畦塗り作業のみを行う。
このとき、右専用畦塗り機2は、その一の圃場内でトラクタ1aの前進走行によって圃場を反時計回りに移動し、この移動途中で、実線の矢印のように「1」→「2」→「3」→「4」の順で断続的に右畦塗り作業をする。つまり、この右専用畦塗り機2は、各元畦の長手方向一端側半分を修復して新畦にする。
一方、左専用畦塗り機3は、その一の圃場内でトラクタ1bの前進走行によって圃場を時計回りに移動し、この移動途中で、一点鎖線の矢印のように「1」→「2」→「3」→「4」の順で断続的に左畦塗り作業をする。つまり、この左専用畦塗り機3は、各元畦の長手方向他端側半分を修復して新畦にする。
こうして、例えば一の圃場において、元畦の長手方向端部に未処理部を残すことなく、1台の右専用畦塗り機2と1台の左専用畦塗り機3とで、半分ずつ同一作業量(同一作業時間)、畦塗り作業を行う。なお、例えば一の圃場に隣接する他の圃場の畦に対しても作業をする場合には、その畦塗り作業を繰り返す。
また、例えば互いに隣接する複数の圃場の畦(元畦)に対して畦塗り作業(畦修復作業)をする場合に、同じ圃場で右畦塗り作業と左畦塗り作業とを同時に行うことがないようにしてもよい。すなわち例えば、一の圃場で全畦の半分について右専用畦塗り機2で右畦塗り作業を行っている間に他の圃場で全畦の半分について左専用畦塗り機3で左畦塗り作業を行い、その後、一の圃場で残り半分について左専用畦塗り機3で左畦塗り作業を行っている間に他の圃場で残り半分について右専用畦塗り機2で右畦塗り作業を行うようにしてもよい。
そして、上記の畦塗り作業方法によれば、一の作業者がトラクタ1aの前進走行のみで右専用畦塗り機2にて右畦塗り作業を行うと同時に、他の作業者がトラクタ1bの前進走行のみで左専用畦塗り機3にて左畦塗り作業を行うことができるため、例えば従来必要であった整形部の位置変更やトラクタのバック走行等を行うことなく畦全長にわたって畦塗り作業ができ、よって作業効率の向上を図ることができる。
また、右専用畦塗り機2および左専用畦塗り機3は、いずれも比較的軽量なため、小回りのきく比較的小型のトラクタ1に連結して安定的に使用でき、よって作業効率の向上を適切に図ることができ、しかも、両畦塗り機2,3は、専用機で構成がシンプルなため、安価でメンテナンスも容易でかつ耐久性も良好であり、よって作業者の負担軽減を図ることもできる。また、両畦塗り機2,3は、その構成がシンプルなため、大型のトラクタ1で使用しても壊れにくく、耐久性が良好である。
さらに、一の作業者が右専用畦塗り機2を用いて右畦塗り作業のみを専ら行い、他の作業者が左専用畦塗り機3を用いて左畦塗り作業のみを専ら行うことで、作業の安定化を図ることができる。すなわち、従来の畦塗り作業方法では、1人の作業者が右畦塗り作業と左畦塗り作業とを交互に行うため、作業の不安定化を招くおそれがあるが、本実施の形態の畦塗り作業方法では、別々の作業者が右畦塗り作業或いは左畦塗り作業を専門に行うため、作業の安定化を図ることができる。
また、右専用畦塗り機2による右畦塗り作業の作業量(作業時間)と、左専用畦塗り機3による左畦塗り作業の作業量(作業時間)とが互いに同一(略同一を含む)であるため、作業効率の向上をより一層適切に図ることができる。
なお、図6に示す畦塗り作業方法であっても、図5の場合と同様の作用効果を奏することができる。
この図6に示す畦塗り作業方法は、例えば同じ3台のトラクタ1a,1b,1cと、トラクタ1aに連結した1台の右専用畦塗り機2と、トラクタ1bに連結した1台の左専用畦塗り機3と、トラクタ1cに連結した1台の右専用畦塗り機2とを用いて行う畦塗り作業方法の例である。
この場合、一の作業者がトラクタ1aのトラクタ本体5の運転席に乗り、一の作業者とは異なる他の作業者がトラクタ1bのトラクタ本体5の運転席に乗り、さらに異なる他の作業者がトラクタ1cのトラクタ本体5の運転席に乗る。
そして、例えば周囲の4辺に畦を有する矩形状をなす一の圃場(例えば水田)において、一の作業者がトラクタ1aの前進走行により右専用畦塗り機2の右作業手段12にて右畦塗り作業のみを行うと同時に、他の作業者がトラクタ1bの前進走行により左専用畦塗り機3の左作業手段32にて左畦塗り作業のみを行い、かつ同時にさらに他の作業者がトラクタ1cの前進走行により右専用畦塗り機2の右作業手段12にて右畦塗り作業のみを行う。
このとき、各右専用畦塗り機2は、その一の圃場内でトラクタ1a,1cの前進走行によって圃場を反時計回りにそれぞれ移動し、この移動途中で、実線の矢印のように「1」→「2」の順で断続的に右畦塗り作業をする。一方、左専用畦塗り機3は、その一の圃場内でトラクタ1bの前進走行によって圃場を時計回りに移動し、この移動途中で、一点鎖線の矢印のように「1」→「2」→「3」→「4」の順で断続的に左畦塗り作業をする。
こうして、例えば一の圃場において、元畦の長手方向端部に未処理部を残すことなく、2台の右専用畦塗り機2と1台の左専用畦塗り機3とで、3分の1ずつ同一作業量、畦塗り作業を行う。なお、例えば一の圃場に隣接する他の圃場の畦に対しても作業をする場合には、その畦塗り作業を繰り返す。
また、この例においても例えば互いに隣接する複数の圃場の畦(元畦)に対して畦塗り作業(畦修復作業)をする場合に、同じ圃場で右畦塗り作業と左畦塗り作業とを同時に行うことがないようにしてもよい。
さらに、例えば2つの圃場の畦に対して畦塗り作業をする場合において、一方の圃場で全畦の3分の2について一の右専用畦塗り機2で右畦塗り作業を行っている間に他方の圃場でも全畦の3分の2について他の右専用畦塗り機2で右畦塗り作業を行い、かつその間に2つの両圃場で残り部分(一方の圃場の3分の1+他方の圃場の3分の1)について左専用畦塗り機3で左畦塗り作業を行うようにしてもよい。
また、例えば3台のトラクタ1と2台の左専用畦塗り機3と1台の右専用畦塗り機2とを用いて、同じように3分の1ずつ同一作業量、畦塗り作業を行うことも可能である。
また一方、例えば図7に示すように、トラクタ1aの前進走行により右専用畦塗り機2にて右畦塗り作業を行う際に生じる、圃場の4つの隅部における元畦の未処理部(トラクタ1aの長さ分)についてのみ、トラクタ1bの前進走行により左専用畦塗り機3にて左畦塗り作業を行うようにしてもよい。
そして、この場合に、例えば5台のトラクタ(5人の作業者)1と4台の右専用畦塗り機2と1台の左専用畦塗り機3とを用いて、例えば4つの各圃場で略全畦(未処理部以外の部分)について各右専用畦塗り機2で右畦塗り作業を行っている間に、4つのすべての圃場での未処理部について左専用畦塗り機3で左畦塗り作業を行うようにしてもよい。
なお、いずれの実施の形態においても、右専用畦塗り機2による右畦塗り作業の作業量と左専用畦塗り機3による左畦塗り作業の作業量とが、必ずしも同一である必要はない。例えば右畦塗り作業の作業量が左畦塗り作業の作業量よりも多くなるように作業を行ってもよく、また逆に右畦塗り作業の作業量が左畦塗り作業の作業量よりも少なくなるように作業を行ってもよい。
また、トラクタ1の台数は複数(2台以上)であれば任意であり、右専用畦塗り機2および左専用畦塗り機3の台数も任意である。
さらに、複数の作業者で畦塗り作業を行う場合には限定されず、例えば1人の作業者が右専用畦塗り機2による右畦塗り作業と左専用畦塗り機3による左畦塗り作業とを順次行うようにしてもよい。
1 走行車であるトラクタ
2 右専用畦塗り機
3 左専用畦塗り機
12 右作業手段
32 左作業手段

Claims (5)

  1. 少なくとも2台の走行車と、
    これら両走行車のうちの一方の走行車の後部に連結され、前記一方の走行車に対して右側方に突出した状態で右畦塗り作業のみをする右専用畦塗り機と、
    前記両走行車のうちの他方の走行車の後部に連結され、前記他方の走行車に対して左側方に突出した状態で左畦塗り作業のみをする左専用畦塗り機とを用いて行う畦塗り作業方法であって、
    前記一方の走行車の前進走行により前記右専用畦塗り機にて右畦塗り作業のみを行い、前記他方の走行車の前進走行により前記左専用畦塗り機にて左畦塗り作業のみを行う
    ことを特徴とする畦塗り作業方法。
  2. 一の作業者が一方の走行車の前進走行により右専用畦塗り機にて右畦塗り作業のみを行うと同時に、他の作業者が他方の走行車の前進走行により左専用畦塗り機にて左畦塗り作業のみを行う
    ことを特徴とする請求項1記載の畦塗り作業方法。
  3. 右専用畦塗り機は、一方の走行車の前進走行によって圃場を反時計回りに移動し、
    左専用畦塗り機は、他方の走行車の前進走行によって圃場を時計回りに移動する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の畦塗り作業方法。
  4. 右専用畦塗り機による右畦塗り作業の作業量と左専用畦塗り機による左畦塗り作業の作業量とが同一である
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の畦塗り作業方法。
  5. 右専用畦塗り機は、
    一方の走行車の後部に連結される機体と、
    この機体の右側に設けられ、前記一方の走行車の後方部の右側方位置で右畦塗り作業のみをする右作業手段を備え、
    左専用畦塗り機は、
    他方の走行車の後部に連結される機体と、
    この機体に設けられ、前記他方の走行車の後方部の左側方位置で左畦塗り作業のみをする左作業手段を備え、
    前記右作業手段の構成部品と前記左作業手段の構成部品とがすべて同じである
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の畦塗り作業方法。
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