JP6210359B2 - 再封機能を備えた容器 - Google Patents
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Description
図1Aは、容器10を示す斜視図である。容器10は、対応する形状で切り出されたブランク板10Aを折り曲げて製函することにより作製される。図1Bは、図1Aに示す容器10を作製するためのブランク板10Aを示す平面図である。なお図1Bに示すブランク板10Aは、容器10に組立てられたときに外側に位置する面を描いたものである。
次に、容器10に形成されている、容器10を開封するための切断部について説明する。図1Aおよび図1Bに示すように、容器10には、第1側面15と後面14との間の境界上または後面14上に位置する一端40aから、第2側面16と後面14との間の境界上または後面14上に位置する他端40bまで、第1側面15、前面13および第2側面16を通って延びる一連の第1切断部40が形成されている。また容器10には、その一端50aが第1側面15上または後面14上において第1切断部40に接続されるとともにその他端50bが第2側面16上または後面14上において第1切断部40に接続され、かつ、第1側面15と天面11との間の境界、および第2側面16と天面11との間の境界に交わる、一連の第2切断部50がさらに形成されている。なお、第1切断部40および第2切断部50の具体的な構成が特に限られることはなく、ミシン目や切り欠きなど、所定の切断方向に沿って容器10を引き裂くことができる様々な構成が用いられ得る。なお図1Aおよび図1Bにおいては、第1切断部40および第2切断部50並びに切断部40,50の各構成要素には、点線の引き出し線を用いることによって符号が付されている。
図1Aおよび図1Bに示すように、第1切断部40は、一端40aから第1側面15と前面13との間の境界まで第1側面15上を延びる第1部分41と、他端40bから第2側面16と前面13との間の境界まで第2側面16上を延びる第2部分42と、第1部分41と第2部分42との間で前面13上を延びる第3部分43と、を含んでいる。また第1切断部40は、接合片27のうち製函された後に第1側面15上の第1部分41と重なる部分に形成された第4部分44をさらに含んでいてもよい。
本実施の形態において、第2切断部50は、第1切断部40の一端40aと第2切断部50の一端50aとが一致し、かつ第1切断部40の他端40bと第2切断部50の他端50bとが一致するよう、構成されている。このような第2切断部50は、図1Aおよび図1Bに示すように、一端50aから第1側面15と天面11との間の境界まで第1側面15上を延びる第1部分51と、他端50bから第2側面16と天面11との間の境界まで第2側面16上を延びる第2部分52と、第1部分51と第2部分52との間で天面11上または前面13上を延びる第3部分53と、を含んでいる。
次に図2を参照して、容器10に収容される内袋60について説明する。図2は、内袋60を示す正面図である。
はじめにブランク板10Aを準備し、次に、後面14と第1側面15との間の境界、および前面13と第2側面16との間の境界に沿って、すなわち側辺34cおよび側辺33dに沿って、ブランク板10Aを折り曲げる。その後、接着剤Adを用いて接合片27を第1側面15に接合する。これによって、前面13と第1側面15とが接合片27を介して連結された状態にあるブランク板が得られる。以下、このような状態にあるブランク板を折り畳みブランク板10Bと称することもある。図3A(a)および図3A(b)はそれぞれ、折り畳みブランク板10Bを示す断面図および平面図である。また図3Bは、図3A(b)に示す折り畳みブランク板10Bを裏側から、すなわち後面14および第2側面16側から見た場合を示す平面図である。なお、接合片27上に接着剤Adを塗布するタイミングが特に限られることはない。例えば、側辺34cおよび側辺33dに沿ってブランク板10Aを折り曲げた後に接合片27に接着剤Adを塗布してもよく、ブランク板10Aを折り曲げる前に接合片27に接着剤Adを塗布してもよい。
次に、容器10の再封方法について説明する。はじめに消費者は、第1切断部40の他端40bに形成されたタブTをつまみ、このタブTを、第1切断部40の第2部分42および第2切断部50の第2部分52に沿って前面13側へ引っ張る。これによって、容器10の第2側面16が第2側面上部16aと第2側面下部16bとに分離される。次に消費者は、タブTを、第1切断部40の第3部分43および第2切断部50の第3部分53に沿って第1側面15側へ引っ張る。これによって、容器10の前面13が前面上部13aと前面下部13bとに分離される。最後に消費者は、タブTを、第1切断部40の第1部分41および第2切断部50の第1部分51に沿って後面14側へ引っ張る。これによって、容器10の第1側面15が第1側面上部15aと第1側面下部15bとに分離される。このようにして、図6(a)に示すように容器10を開封することができる。また、容器10のうち第1切断部40よりも天面11側に位置する部分から構成される蓋部70と、容器10のうち第1切断部40よりも底面12側に位置する部分から構成される本体部75とを、開封と同時に形成することができる。本体部75は、内袋60を収容することができる程度の寸法で構成されている。なお一般に、開封される前の内袋60には、内容物とともに、空気あるいは窒素などの気体が充填されているため、内袋60の体積が大きくなっている。しかしながら、一旦内袋60が開封されると、そのような気体が消散して内袋60の体積が減少するため、内袋60を本体部75内に容易に収容することができるようになる。なお、開封された状態にある容器を符号10Cで示すこともある。
はじめに図7A乃至図8(a)(b)(c)を参照して、蓋部70を本体部75に係止するための構造が設けられた容器10の例について説明する。
次に図9および図10(a)(b)(c)(d)を参照して、第1ダストフラップ23および第2ダストフラップ24を天面11に強固に固定するための構造が設けられた容器10について説明する。
次に図11Aおよび図11Bを参照して、第1側面15上における第2切断部50の経路に関する変形例について説明する。
次に図12A乃至図13(a)(b)を参照して、第2切断部50の第3部分53の経路に関する変形例について説明する。
上述の第4の変形例においては、第3部分53が、天面11と後面14との間の境界に向かって凸となるよう形成された突出部53aを含む例を示したが、これに限られることはなく、図14Aおよび図14Bに示すように、突出部53aは、前面13と底面12との間の境界に向かって凸となるよう形成された突出部53bを含んでいてもよい。第4の変形例の場合と同様に、前面13の上辺33aであって突出部53bに対応する箇所には罫線53fが形成されていてもよい。このような突出部53bを形成することにより、図15(a)(b)に示すように、蓋部70の上辺33aに、すなわち図15(b)に示す再封された容器10Dにおいて蓋部70の下縁となる部分に突出片11cを形成することができる。
次に図16A乃至図17(a)(b)を参照して、第2切断部50の第1部分51および第2部分52の経路に関する変形例について説明する。
次に図18A乃至図19(a)(b)を参照して、第1切断部40の経路に関する変形例について説明する。
また上述の本実施の形態および各変形例においては、容器10内に内袋60が収容される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、食品などが、内袋60を用いることなく容器10内に直接収容されてもよい。
10A ブランク板
10B 折り畳みブランク板
10C 開封された容器
10D 再封された容器
11 天面
11a 段差
11b 切り欠き
11c 突出片
12 底面
13 前面
13c 舌片
13d 差し込み口
14 後面
15 第1側面
16 第2側面
21 天下面
21a 貫通孔
22 底上面
23〜26 第1〜第4ダストフラップ
27 接合片
33a〜36a 上辺
33b〜36b 下辺
33c,33d,34c,34d 側辺
40 第1切断部
40a 一端
40b 他端
41 第1部分(一端から第1側面と前面との間の境界までの部分)
42 第2部分(他端から第2側面と前面との間の境界までの部分)
43 第3部分(第1部分と第2部分との間を延びる部分)
50 第2切断部
50a 一端
50b 他端
51 第1部分(一端から第1側面と天面との間の境界まで延びる部分)
52 第2部分(他端から第1側面と天面との間の境界まで延びる部分)
53 第3部分(第1部分と第2部分との間を延びる部分)
60 内袋
62 熱接着部分
63 易開封部分
70 蓋部
75 本体部
Claims (9)
- 再封機能を備えた容器であって、
前記容器は、互いに対向する天面および底面と、前記天面と前記底面との間で広がり、互いに対向する前面および後面と、前記前面と前記後面との間で広がる第1側面および第2側面と、を含み、
前記容器には、前記第1側面と前記後面との間の境界上または前記後面上に位置する一端から、前記第2側面と前記後面との間の境界上または前記後面上に位置する他端まで、前記第1側面、前記前面および前記第2側面を通って延びる一連の第1切断部が形成されており、
前記容器には、その一端が前記第1側面上または前記後面上において前記第1切断部に接続されるとともにその他端が前記第2側面上または前記後面上において前記第1切断部に接続され、かつ、前記第1側面と前記天面との間の境界、および前記第2側面と前記天面との間の境界に交わる、一連の第2切断部がさらに形成されており、
前記第2切断部は、前記天面、前記前面および前記第1側面が交わる点、並びに、前記天面、前記前面および前記第2側面が交わる点を通って延びており、
前記第2切断部のうち前記第1側面上を延びる部分は、前記天面、前記前面および前記第1側面が交わる点の近傍において、前記第1側面と前記前面との間の境界よりも前記第1側面の上辺に近接するよう延びている、容器。 - 前記後面に、前記第1切断部の一端および他端の間を延びる罫線が形成されている、請求項1に記載の容器。
- 前記第2切断部は、前記前面のうち前記第1切断部よりも前記天面側に位置する部分を前記第1切断部とともに囲うよう形成されている、請求項1または2に記載の容器。
- 前記第1切断部の一端と前記第2切断部の一端とが一致しており、かつ前記第1切断部の他端と前記第2切断部の他端とが一致している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の容器。
- 前記第2切断部の一端が、前記前面と前記第1側面との間の境界上において前記第1切断部に接続されており、かつ、前記第2切断部の他端が、前記前面と前記第2側面との間の境界上において前記第1切断部に接続されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の容器。
- 前記第1側面の上辺に連接された第1ダストフラップと、前記第2側面の上辺に連接された第2ダストフラップと、をさらに含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の容器。
- 前記第1切断部のうち前記前面を通る部分は、前記容器が前記第1切断部および前記第2切断部に沿って開封された後に前記前面に舌片が形成されるよう、前記前面の上辺に向かって部分的に突出しており、
前記第1ダストフラップおよび前記第2ダストフラップには、前記容器が再封される際に前記舌片を係止することができる切り欠きが形成されている、請求項6に記載の容器。 - 前記前面の上辺または前記後面の上辺に連接された天下面をさらに含み、
前記天面の下面には前記天下面が接着剤を介して接着されており、前記天下面の下面には前記第1ダストフラップおよび前記第2ダストフラップが接しており、
前記天下面のうち前記第1ダストフラップおよび前記第2ダストフラップと接する部分に貫通孔が形成されている、請求項6または7に記載の容器。 - 前記第1切断部の一端から前記天面までの距離が、前記第1側面の幅以上となっている、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の容器。
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Family Applications (1)
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2013
- 2013-03-27 JP JP2013066633A patent/JP6210359B2/ja active Active
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