JP6210342B2 - 粥腫切除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血管内に発生した粥腫を切除する粥腫切除装置に関する。
従来より、血管内に発生した粥腫を切除する粥腫切除装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された回転アテレクトミー装置は、モータを有するコントローラ(粥腫切除装置)と、このコントローラから延びており、血管内に挿入される可撓性管状体(カテーテル)と、を備えている。この可撓性管状体の先端部には、モータにより回転されるカッターが設けられている。回転されたカッターは、粥腫を削って切除する。
また、特許文献1に記載された回転アテレクトミー装置では、コントローラ内にバッテリ、及び電源回路(基板)が配置されている。電源回路は、スイッチングレギュレータを有しており、モータに一定電圧を入力する。
特開平11−347040号公報
粥腫切除装置を用いた粥腫の切除においては、血管内に可撓性管状体を挿入する。この可撓性管状体により血液の流れが阻害されるので、粥腫を切除する作業に要する時間を短くして患者への負担を軽減する必要がある。
粥腫の切除作業に要する時間を短くするために、モータの回転数を変更可能として粥腫の切除作業を容易にしたり、粥腫切除装置を扱い易くしたりすることが考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示された電源回路では、モータの回転数を変更できない。また、コントローラ内にバッテリ及び電源回路が配置されているので、ケーブルがなく扱い易くなっているが、バッテリ及び電源回路(基板)の分だけコントローラが大型化しており、扱い易さが半減してしまっている。
コントローラを小型化するために、バッテリと直流モータとを、電源スイッチを介して直接接続することが考えられる。そうすると、粥腫を切除できるだけの十分なトルクが得られるように、モータの定格電圧より大きな電圧をモータに入力しなければなければならなくなり、モータの故障や、モータにおける発熱量の増大や、バッテリの損耗率の増大(使用可能時間の低下)の問題が生じてしまう。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粥腫の切除に要する時間を短縮できる手段を提供することにある。
(1) 本発明の粥腫切除装置には、側壁に開口を有する管体と、当該管体内を軸線方向へ移動可能に設けられたカッターと、を具備するカテーテルが接続される。本発明の粥腫切除装置は、上記カテーテルが接続される接続部及びグリップを有しており、電池が装着されるソケットが内部に設けられた本体筐体と、入力端子、出力端子、及びADJ端子を有する三端子レギュレータが実装されており、上記本体筐体内に配置された基板と、上記電池と上記三端子レギュレータの入力端子との間に電気的に接続された電源スイッチと、上記本体筐体内に配置されており、かつ上記三端子レギュレータの出力端子に接続されており、上記カテーテルのカッターを回転駆動させる直流モータと、上記基板において、上記三端子レギュレータの出力端子とADJ端子との間に設けられた分圧回路と、を備えている。
三端子レギュレータ及び分圧回路により、定格電圧を直流モータに常に入力できる。よって、電池の故障を抑制でき、電池の損耗を抑えることができ、また、粥腫を切除できるだけの駆動力を直流モータから得ることができる。
また、電池、電源スイッチ、直流モータ、及び基板が本体筐体内に配置されているので、本体筐体にケーブルを接続する必要がなく、使用者は、手に持った本体筐体を自由に動かし得る。また、三端子レギュレータを使用しているので、スイッチングレギュレータを使用する場合に比べ、装置を小型化できる。ケーブルを接続する必要がなく、かつ小型化できるので、装置が扱い易くなる。
(2) 上記直流モータに並列接続された発光素子が設けられていてもよい。発光素子の点灯、消灯により、直流モータが動作しているか否かを容易に確認することができる。また、発光素子により、不具合箇所の特定が容易になる。
(3) 好ましくは、上記本体筐体は、上記電源スイッチを操作する押しボタンを有する。
(4) 好ましくは、上記本体筐体は、厚み方向が扁平であり、当該厚み方向と直交する長手方向に細長い直方体状の外形であり、上記本体筐体の上記長手方向及び上記厚み方向に沿った第1側壁に凹みが形成されており、上記本体筐体における上記長手方向の一方の端部側であって上記第1側壁と反対の第2側壁側に、軸方向を上記長手方向に沿わせて、上記カテーテルが嵌められる接続筒が設けられており、上記本体筐体の端部に、上記押しボタンが配置されている。
(5) 好ましくは、上記発光素子は、上記本体筐体の外部から点灯が確認可能である。
本発明によれば、電池が本体筐体に配置される一体型において、三端子レギュレータを用いたことにより、電池の故障を抑制でき、電池の損耗を抑えることができ、粥腫を切除できるだけの駆動力を直流モータから得ることができ、また、装置を小型化できるので、粥腫の切除に要する時間を短縮できる。
図1は、第1実施形態の粥腫切除装置100の外観斜視図である。 図2は、図1のIIにおけるシャフト11の軸線を通るカテーテル10の断面図である。 図3は、血管50においてバルーン23が拡張された状態を示す模式図である。 図4は、血管50において粥腫51が切除された状態を示す模式図である。 図5は、粥腫切除装置100の回路図である。 図6は、ポテンショメータ93及びタイマIC94の配線を示す回路図である。 図7は、第2実施形態の粥腫切除装置101の左側面側の外観斜視図である。 図8は、粥腫切除装置101の右側面側の外観斜視図である。 図9(A)は、粥腫切除装置101の正面図であり、図9(B)は、粥腫切除装置101の背面図である。 図10は、粥腫切除装置101の左側面図である。 図11は、粥腫切除装置101の右側面図である。 図12(A)は、粥腫切除装置101の平面図であり、図12(B)は、粥腫切除装置101の下面図である。 図13は、粥腫切除装置101の内部の模式図である。 図14(A)は、図10のA−A断面の上部拡大図である。 図15は、粥腫切除装置101の回路図である。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態は本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様を変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
[粥腫切除装置100の概要]
図1に示される粥腫切除装置100は、血管50内に発生した粥腫51(図3)を切除する医療器具として用いられる。粥腫切除装置100は、机や台に載置される電源本体70と、電源本体70とケーブル16により電気的に接続されており、手に持って使用される操作本体60と、を備えている。操作本体60には、カテーテル10が接続されている。
[カテーテル10]
図2に示されるように、カテーテル10は、シャフト11と、シャフト11内に設けられたカッター12と、シャフト11の先端を構成する先端部13と、シャフト11の基端に接続された基端部14(図1)と、備えている。
図2に示されるように、シャフト11は、内部にカッター12を内包できるチューブである。シャフト11は、例えばステンレス製の円管や合成樹脂製の円管から構成されており、血管50(図3)の湾曲形状に応じて弾性的に湾曲する柔軟性を有している。シャフト11の先端及び基端はそれぞれ開口している。シャフト11の外径は、挿入すべき血管50、例えば冠状動脈の内径に応じて設定されている。シャフト11の内径は、カッター12の外径に応じて設定されている。シャフト11の外径及び内径は、シャフト11の軸線方向17に渡ってほぼ均等である。シャフト11の軸線方向17の長さは、ヒトの四肢などのカテーテル挿入部から患部までの長さを考慮して設定されている。
図2に示されるように、シャフト11の側壁において、先端部13の近傍には開口20が形成されている。開口20は、シャフト11の側壁の一部が切欠されることにより形成されている。開口20の形状や大きさは、患部に形成されているであろう粥腫51(図3)の形状や大きさを考慮して設定されている。シャフト11が、管体に相当する。
図2に示されるように、シャフト11の内部空間において開口20の近傍には、カッター12が配置されている。カッター12は、刃部21とシャフト22とを有する。刃部21は、概ね円筒形状であり、その外径は、シャフト11の内径より若干小さい。刃部21の先端側には、複数の刃が中心から放射状に延びるように形成されている。同図には現れていないが、刃部21の中心には、軸線方向17に沿って貫通孔が形成されている。
シャフト22は、刃部21の基端から基端部14(図1)の外側まで延出されている。シャフト22は細長な管であり、その内部空間が、刃部21の貫通孔と連通している。シャフト22の内部空間及び刃部21の貫通孔は、ガイドワイヤ(不図示)を挿通するためのものである。シャフト22は、操作本体60に設けられた直流モータM(図5)により回転される。シャフト22が回転されることにより、刃部21が回転する。また、シャフト22が軸線方向17へ移動されることにより、刃部21がシャフト11の内部空間を軸線方向17へ移動する。
図2に示されるように、シャフト11に対して開口20と反対側となる位置には、バルーン23が設けられている。バルーン23は、シャフト11の側壁から外側へ膨らむことが可能なものであり、カテーテル10が血管50(図3)に挿入されるまでは、折り畳まれてシャフト11の側壁に密着している。バルーン23の素材としては、生体適合性を有する材料が好ましく、具体的には、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる。
図2に示されるように、バルーン23の基端側は、シャフト11の側壁に沿って設けられた外管24に接続されている。外管24の内部空間は、バルーン23の内部空間と連通されている。外管24は、基端部14(図1)まで延出されている。外管24の内部空間は、基端部14のポート41の内部空間と連通されている。基端部14のポート41から注入された生理食塩水などの液体がバルーン23内に流入されることによって、血管50(図3)内においてバルーン23が膨らむ。外管24は、ポリアミド、ポリアミドエラストマーやポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックの成形体である。
図2に示されるように、シャフト11の先端には、先端部13が接続されている。先端部13は、ブレードチューブ31と、縮径部32と、先端チップ33とを有する。ブレードチューブ31は、両側が開口した円管である。ブレードチューブ31は、ポリアミド、ポリアミドエラストマーやポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックが不図示の芯材により補強されたものである。ブレードチューブ31は、シャフト11の先端に接続されて、その内部空間がシャフト11の内部空間と連通されている。縮径部32は、両側が開口してテーパ形状に外径が縮径した円管である。縮径部32は、ブレードチューブ31の先端に接続されて、その内部空間がブレードチューブ31の内部空間と連通されている。
縮径部32は、ポリアミド、ポリアミドエラストマーやポリエーテルアミドなどの弾性変形可能な軟質プラスチックからなる。縮径部32の基端側の内径は、ブレードチューブ31の先端の外径と同程度であり、ブレードチューブ31の先端に縮径部32が外側から嵌め込まれて熱溶着されている。縮径部32の先端側の内径は、先端チップ33の中央部分の外径と同程度である。
先端チップ33は、両側が開口しており、基端36側において外径がテーパ形状に拡がった円管である。先端チップ33は、縮径部32の先端に接続されて、その内部空間が縮径部32の内部空間と連通されている。先端チップ33の先端35は、縮径部32の先端から軸線方向17の外側へ突出されている。先端チップ33の基端36側は、縮径部32の内部空間を軸線方向17へ延出されており、基端36は、ブレードチューブ31の内部空間に至っている。
図1に示されるように、シャフト11の基端には基端部14が設けられている。基端部14は、シャフト11の内部空間と連続する内部空間を有する筒状の部材である。基端部14は、ポリプロピレンやABSなどの樹脂の成形体である。基端部14は、シャフト11を血管50(図3)へ挿抜するときなどの操作において持ち手となり得る。
基端部14には、軸線方向17(図2)に対して交差する方向へ延出されたポート41が設けられている。ポート41にシリンジなどの他のデバイスが接続されて、他のデバイスから流出入される生理食塩水などの流体が、基端部14から外管24(図2)へ流出入する。なお、基端部14には、シャフト11(図2)の内部空間と連続する他のポートが設けられていてもよい。このようなポートは、例えば、切除した粥腫51の切片52(図4)を回収する目的などに用いられる。
[操作本体60]
図1に示されるように、操作本体60は、使用者が握るグリップ62が設けられた筐体61を備えている。筐体61が、第1筐体に相当する。筐体61内には、カッター12のシャフト22(図2)を回転させる直流モータM(図5)が配置されている。図5に示されるように、直流モータMの一方の入力端子M1は、ケーブル16(図1)を介して、後述される三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)に接続されている。他方の入力端子M2は、ソケット72の負極端子72Bを介して電池Eの負極と電気的に接続されている。
[電源本体70]
図1に示される電源本体70は、机や台に載置されて使用される。電源本体70は、筐体71を備えている。筐体71が、第2筐体に相当する。筐体71には、図5に示される電源スイッチSW1と、電池が装着されるソケット72と、検知回路80やドライブ回路90を実現する種々の電子部品と、が設けられている。検知回路80は、電池の電圧低下を検知する回路である。ドライブ回路90は、直流モータMを駆動させる回路である。以下の説明において、「接続される」とは、リード線や基板のパターンにより電気的に接続されることを意味する。
[ソケット72]
図5に示されるソケット72は、複数個の電池を装着可能に設けられている。複数個の電池は、ソケット72において直列接続される。複数個の電池を纏めて電池Eとして以下説明がされる。ソケット72は、電池Eの正極に当接する正極端子72Aと、電池の負極に当接する負極端子72Bと、を有している。
[電源スイッチSW1]
電源スイッチSW1には、使用者により操作されて移動される可動切片と、この可動切片により接続または開放される2つの端子と、を有する機械式のものが使用されている。電源スイッチSW1の端子の一方は、ソケット72の正極端子72Aと接続されている。電源スイッチSW1の端子の他方は、後述される分圧抵抗回路82及び三端子レギュレータ81,91と接続されている。図1に示されるように、可動切片を移動させる操作レバー73は、電源本体70の筐体71の外部に露出されている。操作レバー73が操作されて電源スイッチSW1がオンされると、三端子レギュレータ91に直流電流が供給され、直流モータMが駆動される。
[検知回路80]
図5に示されるように、検知回路80は、三端子レギュレータ81と、電圧調整抵抗R6と、発光ダイオードLEDと、分圧抵抗回路82と、NPNトランジスタからなるスイッチング素子Qと、保護回路83と、を備えている。発光ダイオードLEDが、報知部に相当する。
三端子レギュレータ81には、入力端子(IN)、出力端子(OUT)、及びGND端子を有するものが使用されている。三端子レギュレータ81の入力端子は、電池Eと接続されていない方の電源スイッチSW1の端子に接続されている。電源スイッチSW1がオンされると、電池Eから直流電流が三端子レギュレータ81に供給される。三端子レギュレータ81のGND端子は接地されている。
三端子レギュレータ81の出力端子には、電圧調整抵抗R6の一端が接続されている。電圧調整抵抗R6の他端は、発光ダイオードLEDのアノードに接続されている。三端子レギュレータ81が出力する直流電流は、電圧調整抵抗R6を介して発光ダイオードLEDに流れる。発光ダイオードLEDに流れる直流電流の電流値は、電圧調整抵抗R6の抵抗値により調整される。
発光ダイオードLEDのカソードは、保護回路83を介してスイッチング素子Qのコレクタに接続されている。スイッチング素子Qのコレクタは、保護回路83が有する抵抗R3を介して三端子レギュレータ81の出力端子と接続されている。スイッチング素子Qのエミッタは、ソケット72の負極端子72Bに接続されている。
スイッチング素子Qのベースに駆動電圧が印加されてスイッチング素子Qがオンされると、発光ダイオードLEDに直流電流が流れ、発光ダイオードLEDが点灯する。スイッチング素子Qがオフされると、発光ダイオードLEDに直流電流を流す回路の一部が開放され、発光ダイオードLEDが消灯する。保護回路83は、発光ダイオードLEDを保護する回路であり、4個のNAND回路83Aと、3個の抵抗R3〜R5と、コンデンサC1とにより構成されたものが使用されている。保護回路83には既存の構成のものを使用できるので、詳細な説明は省略される。
スイッチング素子Qは、分圧抵抗回路82によりオンオフされる。分圧抵抗回路82は、電池Eと接続されていない方の電源スイッチSW1の端子に一端が接続された分圧抵抗R1と、分圧抵抗R1の他端に一端が接続された可変抵抗VR1と、可変抵抗VR1の他端に接続された分圧抵抗R2と、を有している。スイッチング素子Qのベースは、可変抵抗VR1と分圧抵抗R2との接続端に接続されている。
電源スイッチSW1がオンされると、電池Eの電圧が、分圧抵抗R1及び可変抵抗VR1と、分圧抵抗R2とにより分圧されて出力される。分圧比は、(分圧抵抗R1及び可変抵抗VR1の合成抵抗の抵抗値):(分圧抵抗R2の抵抗値)となる。
電池Eの電圧が十分に高く、分圧抵抗回路82が出力する電圧がスイッチング素子Qの駆動電圧(しきい値電圧)よりも大きいと、スイッチング素子Qがオンされる。そうすると、発光ダイオードLEDが点灯する。電池Eの電圧が低下し、分圧抵抗回路82が出力する電圧がスイッチング素子Qの駆動電圧よりも小さくなっていると、スイッチング素子Qはオンしない。そうすると、発光ダイオードLEDは点灯しない。よって、電源スイッチSW1をオンしたときに発光ダイオードLEDが点灯するか否かにより、電池Eの電圧が所定電圧以上か否かを判断できる。または、粥腫切除装置100の使用中に発光ダイオードLEDが消灯することにより、電池Eの電圧が所定電圧未満となったと判断できる。
所定電圧は、分圧抵抗回路82の分圧比により決まる。この分圧比は、可変抵抗VR1により調整できる。可変抵抗VR1の抵抗値は、納品前などに、仕様に応じて調整される。例えば、直流モータMを駆動可能な残り時間が10分や20分や30分のときに発光ダイオードLEDが点灯しなくなるように、可変抵抗VR1の抵抗値が調整される。
[ドライブ回路90]
ドライブ回路90は、直流モータMを駆動させる回路である。ドライブ回路90は、三端子レギュレータ91と、分圧抵抗R7と、可変抵抗VR2〜VR7を有する抵抗群92と、切換スイッチSW2と、を備えている。切換スイッチSW2は、6個の可変抵抗VR2〜VR7のうちから1つの可変抵抗を選択して三端子レギュレータ91に接続してカッター12の回転速度を変えるためのものである。以下、詳細な説明がされる。
三端子レギュレータ91には、入力端子(IN)、出力端子(OUT)、及びADJ端子を有する三端子レギュレータが使用されている。三端子レギュレータ91の入力端子は、電池Eと接続されていない方の電源スイッチSW1の端子に接続されている。電源スイッチSW1がオンされると、電池Eから直流電流が三端子レギュレータ91に供給される。
三端子レギュレータ91の出力端子とADJ端子との間には、分圧抵抗R7が接続されている。また、ADJ端子は、可変抵抗VR2〜VR7の一端にそれぞれ接続されている。可変抵抗VR2〜VR7の他端は、切換スイッチSW2により、ソケット72の負極端子72Bと接続または開放される。よって、三端子レギュレータ91は、切換スイッチSW2が選択した可変抵抗の抵抗値と、分圧抵抗R7との分圧比に応じた電流値の直流電流を出力する。
切換スイッチSW2には、ソケット72の負極端子72Bに共通端子が接続された2回路6接点のロータリスイッチが使用されている。6接点のロータリスイッチを使用するのは、6個の可変抵抗VR2〜VR7を使用するからである。2回路のロータリスイッチを使用するのは、並列接続された2個のポテンショメータ93(図6)をそれぞれ可変抵抗VR2〜VR7とするからである。2個のポテンショメータ93をそれぞれ可変抵抗VR2〜VR7とするのは、可変抵抗の抵抗値の範囲を調整するためである。詳細には、最大設定抵抗値が10kΩの2個のポテンショメータ93を並列接続し、最大設定値が5kΩの可変抵抗VR2〜VR7としている。12個のポテンショメータ93により、6個の可変抵抗VR2〜VR7が構成されている。
切換スイッチSW2は、図1に示される摘み75により、接点が切り換えられる。摘み75が同図に示される「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」に合わされると、それぞれ可変抵抗VR2、VR3、VR4、VR5、VR6、VR7がソケット72の負極端子72Bと接続される。
図6に示されるように、ポテンショメータ93の抵抗値の設定は、タイマIC94により行われる。タイマIC94は、一定の電圧を出力する定電圧源Vcc(+5V)により駆動される。図6の回路図には示されていないが、定電圧源Vccは、電源スイッチSW1がオンされると、定電圧(+5V)となる。定電圧源Vccが定電圧となると、タイマIC94は、予め設定された数のパルス(矩形波)を出力する。このパルスは、ポテンショメータ93に入力される。ポテンショメータ93は、入力されたパルスの数をカウンタによりカウントし、カウント値に応じた抵抗値となる。このように、ポテンショメータ93の抵抗値は、電源スイッチSW1がオンされるごとに、タイマIC94により設定される。タイマIC94が、設定器に相当する。
6個のタイマIC94が電源本体70の筐体71に設けられている。1つのタイマIC94は、並列接続された2個のポテンショメータ93の抵抗値を同時に設定する。つまり、1つのタイマIC94は、可変抵抗VR2〜VR7のいずれか1つの可変抵抗の抵抗値を設定する。可変抵抗VR2〜VR7は、6個のタイマIC94により、互いに相違する抵抗値にそれぞれ設定される。詳細には、摘み75(図1)が「1」を指し示しているときに直流モータMに並列接続される可変抵抗VR2の抵抗値は、可変抵抗VR2〜VR7のうち、最も小さい抵抗値とされている。可変抵抗VR3の抵抗値は、可変抵抗VR2の抵抗値よりも大きく設定されている。可変抵抗VR4の抵抗値は、可変抵抗VR3の抵抗値よりも大きく設定されている。可変抵抗VR5の抵抗値は、可変抵抗VR4の抵抗値よりも大きく設定されている。可変抵抗VR6の抵抗値は、可変抵抗VR5の抵抗値よりも大きく設定されている。可変抵抗VR7の抵抗値は、可変抵抗VR6の抵抗値よりも大きく設定されている。よって、摘み75を「1」から「6」へ向かって回すと、回路に接続される抵抗(可変抵抗VR2〜VR7)の抵抗値が段階的に大きくなる。そうすると、三端子レギュレータ91の出力電流が段階的に大きくなり、直流モータMの回転速度(無負荷状態)が段階的に速くなる。よって、カッター12の回転速度が段階的に速くなる。
[実施例]
図5に示されるソケット72は、定格電圧が3Vの6個の電池を装着可能に設けられている。つまり、電池Eの定格電圧は、18Vである。
分圧抵抗R1には、18kΩの抵抗が使用される。分圧抵抗R2には、1.3kΩの抵抗が使用される。可変抵抗VR1には、最大抵抗値が50kΩの可変抵抗が使用される。スイッチング素子Qには、日本電気株式会社(登録商標)製の汎用トランジスタ2SC945が使用される。三端子レギュレータ81には、Digi−Key(登録商標)社製の78L05が使用される。電圧調整抵抗R6には、560Ωの抵抗が使用される。
保護回路83を構成する抵抗R3、R4には、10kΩの抵抗が使用される。抵抗R5には、4.7MΩの抵抗が使用される。コンデンサC1には、0.47μFのコンデンサ(キャパシタ)が使用される。NAND回路83Aには、汎用ロジックICであるU4011が使用される。
三端子レギュレータ91には、LINEAR TECHNOLOGY(登録商標)社製のLT1085が使用される。分圧抵抗R7には、180Ωの抵抗が使用される。図6に示されるポテンショメータ93は、Xicor(登録商標)社のX9313である。図6に示されるタイマIC94は、RENESAS(登録商標)社のμPD5555である。ポテンショメータ93及びタイマIC94に接続される抵抗R及びコンデンサCは、LT1085及びμPD5555の仕様に応じた抵抗値及び容量に設定される。
[粥腫切除装置100の使用方法]
以下に、図1、3、4が参照されつつ粥腫切除装置100の使用方法が説明される。
まず、図1に示される摘み75を「1」に合わせ、無負荷状態における直流モータMの回転速度を最も遅くなるようにしておく。また、バルーン23を収縮させておく。また、電源スイッチSW1(図5)を一度オンにし、電池Eの電圧が十分に高いことを確認した後、電源スイッチSW1をオフにする。
次に、カテーテル10の先端部13を血管50に挿入する。各図には示されていないが、先端部13を血管50に挿入するに際して、予めガイドワイヤが血管50に挿入される。ガイドワイヤの血管50への挿入は、公知の手法により行われる。血管50に挿入されたガイドワイヤを、先端部13の先端チップ33の内部空間から、シャフト11の内部空間、さらにカッター12の刃部21の貫通孔、シャフト22の内部空間へ順に挿入しながら、カテーテル10の先端部13を血管50に挿入する。
図3に示されるように、先端部13が粥腫51に到達し、シャフト11の開口20が粥腫51と対向すると、シャフト11の血管50への挿入が終了される。その後、ガイドワイヤが粥腫切除カテーテル10の基端側から引き抜かれる。また、カッター12のシャフト22が直流モータMに接続される。
図3に示されるように、粥腫51にシャフト11の開口20が対向した状態において、ポート41から外管24へ流入された流体により、収縮状態のバルーン23が拡張される。拡張されたバルーン23が、粥腫51と反対側の血管50の内壁に当接することによって、開口20が粥腫51に密着され、粥腫51の一部が開口20からシャフト11の内部空間へ入れられる。
続いて、電源スイッチSW1がオンにされる。そうすると、直流モータMが駆動され、カッター12のシャフト22を介して刃部21が回転される。使用者により、刃部21が粥腫51に当接する向きへシャフト22が移動される。使用者は、刃部21が粥腫51に当接した時に手に受ける感触により、粥腫51の硬さを判断する。粥腫51の硬さは、石灰化の程度により相違する。使用者は、粥腫51が比較的軟らかいと判断すると、摘み75(図1)を「1」に合わせたまま、シャフト22を更に移動させて刃部21を粥腫51に押し付け、粥腫51を切除する。使用者は、粥腫51が硬いと判断すると、硬さの程度に合わせて摘み75を「2」〜「6」のいずれかに合わせ、直流モータMの回転速度(無負荷状態)を速くする。その後、使用者は、シャフト22を更に移動させて刃部21を粥腫51に押し付け、粥腫51を切除する。
図3に示されるように、切除された粥腫51の欠片52は、シャフト11の内部空間を通じてブレードチューブ31に回収される。粥腫51の切除が終了すると、バルーン23が収縮されて、カテーテル10が血管50から引き抜かれて撤収される。
[第1実施形態の作用効果]
本実施形態では、粥腫51の硬さに合わせて刃部21の回転速度を速くすることができるので、粥腫51を速やかに切除することができる。また、切換スイッチSW2を用いて可変抵抗VR2〜VR7を切り換えることにより、刃部21の回転速度を瞬時に速くできる。その結果、粥腫51の切除に要する時間を短くでき、患者の負担を軽減できる。
また、本実施形態では、直流モータMに並列接続させる抵抗に、固定抵抗ではなく可変抵抗VR2〜VR7を使用しているので、直流モータMに並列接続させる抵抗の抵抗値を、納品前に仕様に合わせて容易に調整できる。
また、本実施形態では、可変抵抗VR2〜VR7をポテンショメータ93により構成しているので、抵抗体の上を可動片がスライドする機械式の可変抵抗を用いる場合に比べ、経年変化による抵抗値の誤差の増大を抑えることができる。また、可変抵抗VR2〜VR7をポテンショメータ93により構成しているので、可変抵抗VR2〜VR7の抵抗を使用者が誤って変えてしまうことを防止できる。
また、本実施形態では、タイマIC94を駆動させる定電圧源Vccは、電源スイッチSW1がオンされると定電圧(+5V)となるので、ポテンショメータ93は、電源スイッチSW1がオンされるたびに抵抗値がセットされる。よって、可変抵抗VR2〜VR7の抵抗値が誤った設定のまま維持されることがなく、安全性が高められる。
また、本実施形態では、電池Eが装着されるソケット72は、電源本体70の筐体71に設けられている。よって、手に持って使用される操作本体60にソケット72を設けた場合に比べ、電池の重量の分だけ操作本体60を軽くできる。その結果、粥腫切除装置100の取り扱いが容易になる。また、大容量の電池、または、多くの電池を使用でき、粥腫切除装置100を連続して使用できる時間を長くできる。
また、本実施形態では、切換スイッチSW2を電源本体70に設けているので、切換スイッチSW2を操作する際に操作本体60が誤って動いてしまうことがない。
また、本実施形態では、発光ダイオードLEDの点灯、消灯により、電池Eの電圧が粥腫切除装置100を使用するのに十分なほど高いか否かを容易に判断できる。
また、本実施形態では、スイッチング素子Qをオンオフさせる分圧抵抗回路82に可変抵抗VR1を使用しているので、電池Eの電圧がどの程度低下したときに発光ダイオードLEDを消灯させるかを、納品前などに仕様に応じて容易に調整できる。
[変形例]
上述の実施形態では、可変抵抗VR2〜VR7を有する抵抗群92、及び切換スイッチSW2が電源本体70に設けられた例が説明された。しかしながら、抵抗群92及び切換スイッチSW2は、操作本体60に設けられていてもよい。手に持って使用する操作本体60に切換スイッチSW2が設けられると、電源本体70を使用者の傍に置く必要がなくなり、粥腫切除装置100の使い勝手が良くなる。
また、上述の実施形態では、電池が装着される電源本体70と、手に持って使用する操作本体60とを分けた例が説明された。しかしながら、電源本体70と操作本体60とを一体としてもよい。具体的には、操作本体60に、ソケット72、電源スイッチSW1、検知回路80、ドライブ回路90、及び直流モータMが設けられる。本変形例では、上述の実施形形態よりも重くなるが、操作本体60にケーブル16を接続する必要がなくなる。ケーブル16が接続されないので、粥腫切除装置100の取り扱いが容易になる。
また、上述の実施形態では、6個の可変抵抗VR2〜VR7が用いられた例が説明された。しかしながら、2〜5個または7個以上の可変抵抗が用いられてもよい。また、可変抵抗の代わりに、抵抗値が互いに相違する複数個の固定抵抗が用いられてもよい。固定抵抗を用いることにより、粥腫切除装置100の製造コストを低減できる。
また、上述の実施形態では、ロータリスイッチを切換スイッチSW2に用いた例が説明された。しかしながら、スライドスイッチを切換スイッチSW2として用いてもよい。
また、上述の実施形態では、発光ダイオードLEDを用いて電池Eの電圧低下を報知する例が説明された。しかしながら、発光ダイオードLEDの代わりに、スピーカや、表示パネルが用いられてもよい。スピーカを用いた場合、音声により電池Eの電圧低下が報知される。表示パネルを用いた場合、表示パネルに表示される文字や図形(絵)により、電池Eの電圧低下が報知される。
また、上述の実施形態では、電源本体70にソケット72が設けられた例が説明された。しかしながら、ソケット72の代わりに、交流電流を直流電流に変換して出力するAC−DCコンバータが設けられていてもよい。この場合、検知回路80は不要である。
また、上述の実施形態では、抵抗群92とソケット72の負極端子72Bとの間に切換SW2を設けた例が説明された。しかしながら、分圧抵抗R7と抵抗群92との間に切換SW2が設けられていてもよい。
また、上述の実施形態では、三端子レギュレータ81を介して電池Eから供給される直流電流により発光ダイオードLEDが点灯される例が説明された。しかしながら、発光ダイオードLEDに直流電流を供給する電池が電池Eとは別に筐体71に設けられていてもよい。この構成においても、スイッチング素子Qのオンオフにより、発光ダイオードLEDが点灯または消灯される。
なお、上述の実施形態における抵抗や可変抵抗は、単一の抵抗素子により構成されてもよいし、複数個の抵抗素子の合成抵抗として構成されていてもよい。
[第2実施形態]
本実施形態では、図7に示される粥腫切除装置101が説明される。粥腫切除装置101は、電池E1(図13)を本体筐体110内に内蔵する一体型である。なお、以下では、第1実施形態と同じ構成には同一の参照符号が付され、説明が省略されている。
使用者は、中指、薬指、及び小指を本体筐体110の凹み114、115,116に添えて粥腫切除装置101を把持する。使用者は、人指し指を用いて押しボタン35を押し、電源スイッチSW3(図13)をオンオフする。また、使用者は、親指を用いてカテーテル10のスライドバー25をスライド方向26へスライドさせる。このスライドバー25はカッター12(図2)と連動している。つまり、使用者は、人指し指を用いて電源スイッチSW3をオンにしてカッター12を回転させ、親指を用いてスライドバー25をスライドさせてカッター12を粥腫に押し当て、粥腫を切除する。このように、本実施形態の粥腫切除装置101は、片手(右手)で使用し得るものである。
図7〜図12の斜視図及び6面図に示されるように、本体筐体110は、使用者が片手で把持できる扁平で細長い直方体状の外形を有している。本体筐体110の長手方向27、及び厚み方向28に沿う第1側壁111には、使用者の中指、薬指、及び小指が添えられる凹み114、115、116が設けられている。つまり、本体筐体110全体がグリップとなっている。
本体筐体110は、電源基板45や直流モータM(図13)等を内部空間に配置できるように、ベース121とカバー122との2部品を組み合わせて組み立てられる。ベース121とカバー122とは、厚み方向28において本体筐体110を等分に分割した外形を有している。
図8に示されるように、カバー122は、2本のネジ103によってベース121にネジ止めされている。具体的には、カバー122には、ネジ103が挿通される2個の開口(不図示)が設けられている。一方、ベース121には、ネジ103がねじ込まれる2個のねじ孔(不図示)が設けられている。カバー122は、電源基板45や直流モータM等をベース121に配置した後、ベース121に被せられ、2個のネジ103によってベース121にネジ止めされる。
ベース121とカバー122との間には、防水手段が設けられている。防水手段は、例えば、ベース121及びカバー122に周端縁のほぼ全周に亘って設けらられたリブと溝である。このリブと溝との嵌合によって防水が行われる。また、ベース121とカバー122との間に配置されたパッキンや接着剤等を用いて防水が行われてもよい。
図7に示されるように、本体筐体110には、カテーテル10が外嵌される筒形状の接続筒117(接続部に相当する)が設けられている。接続筒117は、使用者が本体筐体110を把持したときに、親指をスライドバー25に添えることができる位置に設けられている。具体的には、接続筒117は、長手方向27の一方の端部である第1端部118側であって、かつ第1側壁111とは反対の第2側壁112側に、軸方向を長手方向27に沿わせて設けられている。
図13に示されるように、本体筐体110内には、ジョイント123が配置されている。ジョイント123内には、スライドバー25がスライドされたときにカテーテル10の一部が進退する。ジョイント123は、長手方向27に沿って延びる円筒形状に形成されており、接続筒117の奥側(図13における下側)に配置されている。
接続筒117の隣(図13における右隣)には、直流モータMが配置されている。直流モータMは、シャフト109の軸方向を長手方向27に沿わせて配置されている。このシャフト109には、ギア108が固着されている。ギア108は、接続筒117内に回転自在に配置されたギア102と噛み合っている。ギア102は、回転軸55を介してカッター12と連動されている。このように、直流モータMの駆動力は、ギア102、108及び回転軸55を介してカッター12に伝達され、カッター12が回転される。直流モータMの駆動は、押しボタン35を介して電源スイッチSW3によってオンオフされる。
図13及び図14に示されるように、押しボタン35は、本体筐体110の開口120に嵌め込まれている。開口120は、本体筐体110の第1端部118側の第3側壁113に開口されている。開口120の縁と押しボタン35との間には、防水のためのパッキンが配置されてもよい。当該パッキンは、押しボタン35が押されていないときに、押しボタン35及び開口120の縁に密着し、開口120から本体筐体110内への水の浸入を防止する。
電源スイッチSW3は、押しボタン35の奥側(図14における下側)に配置されており、スイッチ基板44に実装されて固定されている。押しボタン35が使用者によって押し操作されると、押しボタン35によって電源スイッチSW3の操作部が押し操作される。
電源スイッチSW3には、使い勝手を考慮して、押し操作されるごとにオンオフが切り替わるオルタネート型(プッシュオン・プッシュオフ型)のプッシュスイッチが使用されている。但し、スライドスイッチや、レバースイッチや、モーメンタリ型のプッシュスイッチ等が電源スイッチSW3として用いられていてもよい。電源スイッチSW3は、リード線を介して電源基板45と電気的に接続されている。
図14に示されるように、押しボタン35は、開口120に挿通された軸部36と、本体筐体101の外側に配置された操作部37とを有している。操作部37と本体筐体101の第3側壁113との間には、隙間が空けられている。この隙間には、ストッパ65が配置されていてもよい。
直流モータMの駆動は、発光ダイオードLED2の点灯によって確認が可能となっている。詳しく説明がされる。図7に示されるように、ベース121の第1端部118側には、ベース121の外面から僅かに(数mm)凹む凹み105が設けられている。凹み105には、透光性を有する不図示の銘板が貼り付けられている。また、凹み105の中央部には、貫通孔106が開口されている。図14に示されるように、発光ダイオードLED2は、貫通孔106の奥側(図14における右側)に配置されている。発光ダイオードLED2は、後述されるように、直流モータMが駆動されると点灯される。
使用者は、貫通孔106及び透光性の銘板を介して、発光ダイオードLED2の点灯、消灯を確認し、これにより、直流モータM(図13)の駆動を確認する。なお、凹み105がベース121に設けられているのは、使用者が右手で粥腫切除装置101を持ったときに、発光ダイオードLED2が手で覆われないようにするためである。
発光ダイオードLED2や直流モータMは、電池E1からなる電源47(図15)によって駆動される。電源47は、6〜30V、好ましくは9〜12Vの電圧を有す。この電源47が用いられるのは、直流モータMの定格電圧(9V)以上の電圧(12V)を電源47とし、かつ、粥腫の切除に必要な直流モータMの駆動時間(例えば、5000秒)を確保するためである。
図13に示されるように、本体筐体110内には、電源基板45が配置されている。電源基板45は、長手方向27におけるスイッチ基板44と電池E1との間であって、直流モータMの隣(図13(A)における右隣)に配置されている。
図13及び図14に示されるように、電源基板45には、三端子レギュレータ91や、発光ダイオードLED2(図14)等の種々の電子部品が実装されている。以下、電池E1、スイッチ基板44、及び電源基板45によって構成される図15の回路について、詳しく説明がされる。なお、以下において、「接続される」とは、スイッチ基板44及び電源基板45のパターン(プリント配線)やリード線によって電気的に接続されていることを意味する。
電源47(電池E1)は、電源基板45と接続されている。電源スイッチSW3の一方の端子は、電源基板45において電源47と接続され、他方の端子は、三端子レギュレータ91の入力端子(IN)と接続されている。よって、電源スイッチSW3のオンオフにより、電源47から三端子レギュレータ91への電圧の入力をオンオフできる。
電源基板45には、三端子レギュレータ91等を保護する保護ダイオードD1が実装されている。保護ダイオードD1のアノードは、電源47と接続され、保護ダイオードD1のカソードは、三端子レギュレータ91の入力端子(IN)と接続されている。保護ダイオードD1は、電流の逆流を防止し、三端子レギュレータ91等を保護する。
三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)とADJ端子との間には、三端子レギュレータ91の出力電圧を決める分圧回路46が接続されている。分圧回路46は、三端子レギュレータ91の出力電圧を分圧して三端子レギュレータ91のADJ端子に入力する回路である。
分圧回路46は、電源基板45に実装された分圧抵抗R11、R12により構成されている。分圧抵抗R11は、一端において三端子レギュレータ91のADJ端子と接続されており、他端において分圧抵抗R12の一端に接続されている。分圧抵抗R12の他端は接地(仮想接地)されている。三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)は、分圧抵抗R11と分圧抵抗R12との接続端に接続されている。分圧回路46は、三端子レギュレータ91の出力電圧を、分圧抵抗R11の抵抗値と分圧抵抗R12の抵抗値との比に基づいて分圧し、ADJ端子に入力する。三端子レギュレータ91は、ADJ端子に入力された電圧に基づき、負荷(直流モータMの抵抗値)の大きさによらず、一定電圧を出力する。分圧抵抗R11、R12の抵抗値は、直流モータMの定格電圧である9Vを三端子レギュレータ91が出力するように設定されている。
また、三端子レギュレータ91には、回路保護等のため、コンデンサC2、C3及びダイオードD2、D3が接続されている。コンデンサC2は、電源基板45に実装され、一端において接地(仮想接地)されており、他端において三端子レギュレータ91の入力端子(IN)と接続されている。コンデンサC3は、電源基板45に実装され、一端において接地(仮想接地)されており、他端において三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)と接続されている。ダイオードD2は、電源基板45に実装され、アノードにおいて三端子レギュレータ91のADJ端子と接続されており、カソードにおいて三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)と接続されている。ダイオードD3は、電源基板45に実装され、アノードにおいて三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)と接続されており、カソードにおいて三端子レギュレータ91の入力端子(IN)と接続されている。
また、三端子レギュレータ91の出力端子(IN)には、動作確認用の発光ダイオードLED2が保護抵抗R13を介して接続されている。具体的には、保護抵抗R13は、電源基板45に実装され、一端において三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)と接続されており、他端において、発光ダイオードLED2のアノードと接続されている。発光ダイオードLED2のカソードは接地(仮想接地)されている。電源スイッチSW3がオンされると、直流モータMが駆動されるとともに、発光ダイオードLED2が点灯される。
また、三端子レギュレータ91の出力端子(OUT)は、電源基板45のパターン及びリード線を介して直流モータMの入力端子の一端と接続されている。直流モータMの入力端子の他端は、電源基板45において接地(仮想接地)されている。
電源基板45には、保護ダイオードD4が実装されている。保護ダイオードD4は、直流モータMに対して並列接続されている。
また、電源基板45には、回路の保護や、直流モータMの入力電圧の変動の抑制を行うコンデンサC4が実装されている。コンデンサC4は、直流モータMに対して、並列接続されている。
[粥腫切除装置101の使用方法]
使用者は、右手の中指、薬指、小指を凹み114、115、116に添え、人指し指を押しボタン35に添え、親指をスライドバー25に添えて、本体筐体110を右手で把持する。使用者は、実施形態1の場合と同様の操作を行って、バルーン23(図3)を拡張させ、粥腫51の一部を開口20(図2)からシャフト11の内部空間へ入れる。
次に、使用者は、人指し指を用いて押しボタン35を押し、電源スイッチSW3をオンにして直流モータMを駆動させる。このとき、直流モータMは、三端子レギュレータ91から定格電圧である9Vを入力され、定格電圧において駆動される。
押しボタン35を押し操作した使用者は、発光ダイオードLED2の点灯により、直流モータMが駆動していることを確認する。直流モータMが駆動していることを確認した使用者は、親指を用いてスライドバー25をスライドさせ、カッター12を粥腫51に押し当てて粥腫51を切除する。
粥腫51を切除した使用者は、人指し指を用いて押しボタン35を押し、電源スイッチSW3をオフにして直流モータMの駆動を停止させる。使用者は、発光ダイオードLED2の消灯により、直流モータMが停止したことを確認する。
一の施術において、上述された粥腫の切除が複数回行われる。施術が終了すると、使用された粥腫切除装置101は、例えば、破棄される。つまり、施術ごとに未使用の粥腫切除装置101が使用される。
[第2実施形態の効果]
三端子レギュレータ91及び分圧回路46を用いることにより、定格電圧(9V)を直流モータMに入力することができる。よって、電池を直流モータに直結する構成に比べ、直流モータMの故障の発生を抑制でき、また、電池E1の損耗を抑えることができる。電池E1の損耗を抑えることにより、使用可能時間が延び、または、容量の小さな電池を使用して粥腫切除装置101を小型化することができる。また、定格電圧未満の電圧で直流モータMが駆動されないので、粥腫を確実に切除できる。
また、電源47(電池E1)、電源スイッチSW3、直流モータM、及び電源基板45が本体筐体110内に配置されているので、本体筐体110にケーブルを接続する必要がなく、使用者は、手に持った粥腫切除装置101を自由に動かすことができ、粥腫切除装置101の使い勝手が良い。
また、三端子レギュレータ91を用いているので、スイッチングレギュレータを用いた場合よりも、粥腫切除装置101を小型化できる。詳しく説明がされる。一般に、三端子レギュレータはスイッチングレギュレータよりも構成が簡単であり、小型である。しかしながら、三端子レギュレータは、スイッチングレギュレータに比べ発熱量が多く、一般的には、ヒートシンク等の放熱手段とともに使用される。そうすると、一般的には、放熱手段により、三端子レギュレータを用いた方が装置が大型化する。三端子レギュレータでは、放熱手段を用いない場合、温度が高くなるほど、出力可能な負荷電流量(最大出力電流値)が低下する。本実施形態において、放熱手段を用いない場合における三端子レギュレータ91から出力可能な負荷電流量が、粥腫の切除に必要な電流量より大きく、直流モータMを確実に回転駆動できることが確認された。つまり、手に持って使用される大きさの本体筐体110において、放熱手段(ヒートシンク)を用いなくても、直流モータMを十分に回転駆動できることが確認された。よって、三端子レギュレータ91を用いることにより、電源基板45を小さくして粥腫切除装置101を小型化することができる。
なお、スイッチングレギュレータも、三端子レギュレータも、一定電圧を出力する電子部品である点において同じであるが、動作原理の違いに起因する長所及び短所がそれぞれ存在する。それ故、全ての装置において、スイッチングレギュレータを三端子レギュレータに不可なく互換できるとは限らない。一方、スイッチングレギュレータの代わりに三端子レギュレータを使用して放熱手段(ヒートシンク等)を設けると装置が大型化するので、三端子レギュレータを使用することが装置の小型化に直結するとは限らない。本実施形態では、粥腫切除装置101の大きさ、必要な直流モータMのパワー、必要な直流モータMの駆動時間等において、三端子レギュレータ91を使用することによって、粥腫切除装置101を小型化できることが確認された。
粥腫切除装置101を小型化でき、また、ケーブルがなく粥腫切除装置101を自由に動かすことができ、また、定格電圧未満の電圧で直流モータMが駆動されないので、短時間で粥腫を確実に切除することができる。
また、三端子レギュレータ91に加え、コンデンサC4を直流モータMに並列接続したことにより、粥腫の切除の前後において急激に変化する直流モータMの抵抗値に対して、直流モータMへの入力電圧の変動を更に効率良く抑えることができる。
また、発光ダイオードLED2により、直流モータMの動作確認を容易に行うことができる。詳しく説明がされる。発光ダイオードLED2が設けられていない場合において、直流モータMの動作音が小さいと、直流モータMが回転しているか否かを容易に判断することはできない。発光ダイオードLED2が設けられたことにより、直流モータMの動作音によらず、直流モータMが回転しているか否かを、発光ダイオードLED2の点灯、消灯によって容易に確認できる。これにより、直流モータMが駆動していない状態でカッター12が粥腫に押し当てられることが抑制される。また、一の粥腫を切除をした後、次の粥腫を切除するまでの間において、直流モータMが誤って駆動されたままとなることが抑制される。その結果、電池E1が不要に消耗することが防止される。
また、発光ダイオードLED2により、不具合の原因の判断が容易になる。詳しく説明がされる。例えば、電源スイッチSW3をオンしても直流モータMが回転しない不具合が製造ラインにおいて発生したとする。このとき、発光ダイオードLED2が点灯すれば、直流モータMの不具合や、直流モータMと電源基板45との間の接続不良と判断できる。発光ダイオードLED2が点灯しなければ、三端子レギュレータ91や電源スイッチSW3などの実装部品の不具合や、スイッチ基板44と電源基板45との間の接続不良と判断できる。このように、発光ダイオードLED2の点灯、消灯により、不具合の原因の判断が容易になる。
また、ストッパ65(図14)により、使用前に誤って電源スイッチSW3がオンされることがなくなる。上述されたように、電源スイッチSW3には、押し操作されるごとにオン、オフが切り換わるものが使用されている。よって、輸送中などにおいて電源スイッチSW3が誤ってオンされると、直流モータMが駆動し続け、電池E1が消耗する。ストッパ65が設けられたことにより、未使用の粥腫切除装置101の電池E1の電池残量が確実に確保される。
第2実施形態では、発光ダイオードLED2を用いた例が説明された。しかしながら、ネオンランプ等の他の発光素子が発光ダイオードLED2の代わりに用いられてもよい。
また、第2実施形態では、スイッチ基板44と電源基板45との2つの基板が設けられた例が説明された。しかしながら、電源スイッチSW3を電源基板45に実装してスイッチ基板44が省略されてもよい。
10・・・カテーテル
12・・・カッター
16・・・ケーブル
45・・・電源基板(基板)
46・・・分圧回路
60・・・操作本体
61・・・筐体(第1筐体)
62・・・グリップ
70・・・電源本体
71・・・筐体(第2筐体)
72・・・ソケット
80・・・検知回路
82・・・分圧抵抗回路
91・・・三端子レギュレータ
92・・・抵抗群
93・・・ポテンショメータ
94・・・タイマIC(設定器)
100、101・・・粥腫切除装置
110・・・本体筐体
117・・・接続筒(接続部)
E、E1・・・電池
M・・・直流モータ
R7・・・分圧抵抗
SW2・・・切換スイッチ
SW3・・・電源スイッチ
VR1〜VR7・・・可変抵抗
Q・・・スイッチング素子
LED・・・発光ダイオード(報知部)
LED2・・・発光ダイオード(発光素子)

Claims (4)

  1. 側壁に開口を有する管体と、当該管体内を軸線方向へ移動可能に設けられたカッターと、を具備するカテーテルが接続される粥腫切除装置であって、
    上記カテーテルが接続される接続部及びグリップを有しており、電池が装着されるソケットが内部に設けられた本体筐体と、
    入力端子、出力端子、及びADJ端子を有する三端子レギュレータが実装されており、上記本体筐体内に配置された基板と、
    上記電池と上記三端子レギュレータの入力端子との間に電気的に接続された電源スイッチと、
    上記本体筐体内に配置されており、かつ上記三端子レギュレータの出力端子に接続されており、上記カテーテルのカッターを回転駆動させる直流モータと、
    上記基板において、上記三端子レギュレータの出力端子とADJ端子との間に設けられた分圧回路と、を備え
    上記本体筐体は、長手方向に細長い外形を有しており、
    上記本体筐体の上記長手方向に沿った第1側壁に凹みが形成されており、
    上記本体筐体における上記長手方向の一方の端部であって、上記長手方向おいて上記第1側壁と反対の第2側壁側に、上記カテーテルが嵌められる接続筒が設けられており、
    上記本体筐体の端部に、上記電源スイッチを操作する押しボタンが配置されている粥腫切除装置。
  2. 上記直流モータに並列接続された発光素子を上記本体筐体内に備えた請求項1に記載の粥腫切除装置。
  3. 上記本体筐体は、厚み方向が扁平であり、当該厚み方向と直交する上記長手方向に細長い直方体状の外形であり、
    上記第1側壁は、上記本体筐体の上記長手方向及び上記厚み方向に沿っており、
    上記接続筒は、軸方向が上記長手方向に沿っている請求項1又は2に記載の粥腫切除装置。
  4. 上記発光素子は、上記本体筐体の外部から点灯が確認可能である請求項に記載の粥腫切除装置。

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