JP6209782B2 - 蓄圧式ユニットインジェクタ - Google Patents

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Description

この発明は,例えば,ハイブリッド自動車等に使用されるディーゼルエンジンに適用される蓄圧式ユニットインジェクタに関する。
従来,ディーゼルエンジンの燃料噴射装置は,燃料噴射装置を高圧に溜めて,高圧の燃料を燃料噴射ノズルに送り,ノズル部における針弁を弁シートから開放して高圧の燃料を噴射するコモンレール式燃料噴射装置が開発されている。該コモンレール式燃料噴射装置は,2000バール以上の燃料を多段噴射できることが可能なため最新のエンジンで採用されている。該燃料噴射装置は,燃料の噴射系の最大の欠点は,コストが高いことであり,噴射系部品のコストと噴射系以外のエンジン部品が同じといわれる程高額である。そのため,ディーゼルエンジンは,極めて高い熱効率を有しながら走行距離の短い日本では普及しない原因の1つと言われている。
従来,内燃機関の燃料噴射装置として,圧電素子の応答性を活かし,ソレノイド式燃料噴射ノズルの耐リーク性や取付性を活かし,コントロールピストンのリフト量を十分に確保するものが知られている。該内燃機関の燃料噴射装置は,コントロールピストンによってニードル弁に連結してニードル弁の摺動を制御し,燃料チャンバ内に配置されたリターンスプリングがニードル弁を噴口閉鎖方向に付勢し,電圧変化によって変位する圧電素子によってコントロールピストンのリフトが制御される。圧電素子の変位は,変位拡大機構のてこの作用によって,変位を拡大してコントロールピストンに伝達し,コントロールピストンとニードル弁のリフト量を確保するものである(例えば,特許文献1参照)。
また,燃料噴射ノズルの噴射率制御装置として,副噴射及び主噴射を適切に行い,エンジンの燃焼を向上させて窒素酸化物の排出を低減するものが知られている。該燃料噴射ノズルは,スプリングの上端に圧接されたフリーピストンを上下方向に摺動可能に設け,ピストンの上面に積層型圧電素子を当接し,圧電素子の端子間に電圧を印加することにより圧電素子が上下方向に伸縮してスプリングの弾性力を変化させる。上記燃料噴射ノズルは,エンジンの運転状態を検出するセンサの検出出力に基づいてコントローラが圧電素子を制御するものである(例えば,特許文献2参照)。
また,本出願人は,針弁に作用するスプリングのばね力を駆動体を用いて制御することによって燃料噴射を繊細に制御することを可能にしたユニットインジェクタを開発して先に特許出願した。該ユニットインジェクタは,ノズルを配設したノズルホルダ内に設けられたバランスチャンバ内に配設され且つ針弁をノズルに形成された弁シートに押し付けるスプリングとスプリングのばね力に対抗する方向に力を作用させる積層圧電アクチュエータとを備えている。該ユニットインジェクタは,スプリングホルダ内に形成されたバランスチャンバ内に,スプリングと積層圧電アクチュエータとは直列に配設されているものである(例えば,特許文献3参照)。
特開平9−217666号公報 特開平05−44591号公報 特開2012−137019号公報
しかしながら,従来のコモンレール用燃料噴射ノズルは,ソレノイドにより油圧を制御してノズル針弁を持ち上げて燃料を噴射しているが,この方法では,複雑な油圧システムを必要とすると共に,油圧によって作動させるため,応答性に限界があった。また,ユニットインジェクタにおける針弁は,プランジャで作られる圧力により自動的に動き,燃料を噴射する構造であるため,噴射状態を細かく制御することには向いていない。プランジャで作られた高圧燃料を電磁ソレノイドで逃がす構造を追加して噴射を複数回噴射できるようにしたものが開発されているが,針弁をアクチュエータで直接駆動していないため,細かい制御はコモンレール式燃料噴射装置に劣ると共に,上記のような構造を追加するため構造が複雑になり,コモンレール式燃料噴射装置の利点が損なわれる。
ところで,燃料噴射装置において,針弁を駆動する補助手段として圧電素子即ちピエゾ素子が利用されているが,上記の背景技術のように,いずれも燃料噴射ノズルのヘッド部に配設され,針弁を押し下げるスプリングのばね力に対抗するものとして満足できないものであった。
この発明の目的は,上記の問題を解決することであり,針弁を押えつけている力即ち針弁の閉弁力を,ピエゾアクチュエータで直接解放することによって,構造をシンプルに構成すると共に,閉弁力をピエゾアクチュエータで直接解放するため,針弁の作動力を小さく構成して針弁の作動に高い応答性を確保し,また,エンジンのサイクルに応答してプランジャピストンで燃料を加圧するので,加圧燃料を容易に確保でき,更に,加圧した燃料を蓄圧するので,動力を有効に利用でき,エンジン1サイクル中の噴射回数も従来のものより多く噴射することが可能になり,排気ガスの有害物質の排出を削減し,エンジン性能を向上させることに貢献できる蓄圧式ユニットインジェクタを提供することである。
この発明は,先端部に噴孔,前記噴孔へ燃料を供給する燃料溜まり部,及び前記燃料を前記燃料溜まり部に供給する燃料通路が形成されたノズル本体,エンジンのサイクルに対応して作動するカム,前記カムによって上下動するプランジャピストン,前記ノズル本体内に形成され且つ前記プランジャピストンによって前記燃料を前記サイクル毎に加圧するための燃料加圧室,前記燃料の燃料圧に応答してリフトして前記噴孔を開放する針弁,並びに前記ノズル本体内に配設された少なくとも押圧ばねのばね力で前記噴孔を閉方向に前記針弁を押圧するプッシュロッドを備えている蓄圧式ユニットインジェクタにおいて,
前記ノズル本体内に一端が支持配設され且つ他端が前記プッシュロッドの端部に対向して配設されたアクチュエータ,及び前記燃料加圧室の加圧された加圧燃料が加圧燃料通路を通じて蓄圧される蓄圧室を備えており,
前記プッシュロッドは,一端に前記押圧ばねの前記ばね力を受ける端面プレート部を且つ他端に前記針弁に対向するロッド部を備えており,前記アクチュエータは,ピエゾアクチュエータであって中実構造に形成され,前記プッシュロッドの前記端面プレート部と前記ロッド部との間に形成された前記プッシュロッドの筒部に収容されており,前記アクチュエータは,前記一端が前記ノズル本体に支持配設され且つ前記他端が前記プッシュロッドの前記端面プレートに対向して配設され,前記アクチュエータの作動で前記プッシュロッドが前記端面プレートを介して前記押圧ばねの前記ばね力に抗して前記プッシュロッドをリフトさせ,
前記アクチュエータは,コントローラからの指令に応答して作動されて前記プッシュロッドをリフトさせ,前記針弁は,前記プッシュロッドのリフトによってフリーになって燃料圧でリフトして前記噴孔が開放され,開放された前記噴孔を通じて前記燃料通路及び前記燃料溜まり部からの前記加圧燃料が噴射されることを特徴とする蓄圧式ユニットインジェクタに関する。
また,この発明は,先端部に噴孔,前記噴孔へ燃料を供給する燃料溜まり部,及び前記燃料を前記燃料溜まり部に供給する燃料通路が形成されたノズル本体,エンジンのサイクルに対応して作動するカム,前記カムによって上下動するプランジャピストン,前記ノズル本体内に形成され且つ前記プランジャピストンによって前記燃料を前記サイクル毎に加圧するための燃料加圧室,前記燃料の燃料圧に応答してリフトして前記噴孔を開放する針弁,並びに前記ノズル本体内に配設された少なくとも押圧ばねのばね力で前記噴孔を閉方向に前記針弁を押圧するプッシュロッドを備えている蓄圧式ユニットインジェクタにおいて,
前記ノズル本体内に一端が支持配設され且つ他端が前記プッシュロッドの端部に対向して配設されたアクチュエータ,及び前記燃料加圧室の加圧された加圧燃料が加圧燃料通路を通じて蓄圧される蓄圧室を備えており,
前記アクチュエータの前記一端が前記ノズル本体に配設されたアクチュエータ台座,又は前記ノズル本体に配設されたピストン台座に配設されたアクチュエータ台座に支持され,前記アクチュエータ台座と前記ピストン台座との隙間に供給される燃料によって構成される燃料圧ピストンと,前記燃料圧ピストンに予め決められた所定の前記燃料圧を維持するため前記ノズル本体に設けられた前記燃料圧ピストンに前記燃料を供給する燃料通路に設けられた逆止弁とを備えており,前記逆止弁は前記アクチュエータの作動に応答して前記燃料圧ピストンへ前記燃料を供給する前記燃料通路を閉鎖して前記燃料圧ピストンの前記燃料圧を高圧にして前記アクチュエータと前記アクチュエータ台座とを密着させ
前記アクチュエータは,コントローラからの指令に応答して作動されて前記プッシュロッドをリフトさせ,前記針弁は,前記プッシュロッドのリフトによってフリーになって燃料圧でリフトして前記噴孔が開放され,開放された前記噴孔を通じて前記燃料通路及び前記燃料溜まり部からの前記加圧燃料が噴射されることを特徴とする蓄圧式ユニットインジェクタに関する
また,この蓄圧式ユニットインジェクタにおいて,前記アクチュエータは,ピエゾアクチュエータであって前記プッシュロッドが挿通する中央孔付きの筒体に形成され,一端が前記ノズル本体に支持配設され且つ他端が前記筒体の前記中央孔に挿通された前記プッシュロッドの端部に形成されたフランジ部に対向し,前記アクチュエータの作動によって前記プッシュロッドが前記フランジ部を介して前記押圧ばねの前記ばね力に抗して前記プッシュロッドをリフトさせるものである。
更に,この蓄圧式ユニットインジェクタは,前記アクチュエータの前記一端と前記アクチュエータ台座との隙間,及び/又は前記アクチュエータの前記他端と前記プッシュロッドの前記フランジ部との隙間を,可及的に零に近づける調整をするため,前記隙間にシムが介在されて調整されるものである。
また,前記アクチュエータ台座は,前記燃料圧ピストンに所定の力を発生させるための受圧面積を有しており,前記燃料圧ピストンに維持される前記燃料圧は,前記針弁に作用する前記高圧燃料による燃料圧より小さい値に設定されている。また,前記燃料圧ピストンに発生する燃料圧は,燃料タンクより供給された燃料を前記逆止弁で前記燃料通路を閉鎖して維持されるものである。
また,前記押圧ばねは,一端が前記ノズル本体に支持され且つ他端が前記プッシュロッドに直接又は前記プッシュロッドと前記蓄圧室に連通する前記ノズル本体に形成された加圧燃料室との間に介在した押圧ピストンに支持されているものである。更に,前記針弁による前記噴孔を閉鎖する力は,前記プッシュロッドに付勢する前記押圧ばねのばね力,又は前記押圧ばねのばね力と前記加圧燃料室の加圧燃料により作動する前記押圧ピストンを介して負荷される加圧燃料圧である。
また,前記アクチュエータはピエゾ素子を積層して形成されたピエゾアクチュエータであり,前記ピエゾアクチュエータは,前記コントローラからの指令に応答して通電されて付勢され,予め決められた所定の長さに伸びて前記プッシュロッドをリフトさせる。
また,燃料タンクから燃料ポンプによって前記燃料加圧室に供給された燃料が前記燃料加圧室で加圧された加圧燃料,又は前記燃料加圧室から加圧燃料通路を経て燃料蓄圧室に蓄圧された加圧燃料は,前記加圧燃料通路を通じて前記燃料溜まり部に供給される。また,前記燃料加圧室で加圧された前記加圧燃料を前記燃料蓄圧室に送り込む加圧燃料通路には,逆止弁が設けられており,前記逆止弁の作用によって前記燃料加圧室の出口側の前記加圧燃料通路を遮断して,前記燃料蓄圧室,前記加圧燃料通路,及び前記燃料溜まり部の前記加圧燃料を所定の燃料圧に維持している。更に,前記燃料溜まり部から前記針弁と前記ノズル本体との隙間からオーバフローした燃料,及び前記燃料蓄圧室の予め決められた燃料圧以上の過圧燃料は,オーバフロー燃料通路を通じて前記燃料タンクに回収される。
この蓄圧式ユニットインジェクタは,上記のように,針弁には燃料圧が常に作用しているので,アクチュエータ,特にピエゾアクチュエータの伸びによって,押圧ばねを収縮させ,押圧ばねのばね力がピエゾアクチュエータの伸びによって打ち消され,針弁がばね力から解放されると,針弁が燃料圧でリフトして噴孔を開弁させることができる。また,この蓄圧式ユニットインジェクタは,エンジンのサイクル毎即ちエンジンの作動に応答してプランジャピストンを作動し,プランジャピストンで燃料加圧室の燃料を加圧し,更に加圧した燃料を高圧燃料通路を通じて蓄圧室で蓄圧できるので,常時,容易に加圧した高圧燃料を確保することができる。また,針弁には,燃料溜まりに供給された高圧燃料の燃料圧力により,噴孔を開放する方向に開弁力が作用している。針弁の開弁力は,針弁の摺動部の断面積から針弁のシート部の断面積を差し引いた面積に燃料圧力を乗じた値の力になっている。これに対して,針弁には,押圧ばねのばね力が作用して針弁を閉弁方向に押し付けている。そこで,この蓄圧式ユニットインジェクタは,ピエゾ素子の積層体から成るピエゾアクチュエータの伸びにより針弁を押さえ付けている力をプッシュロッドを介して解放すると,針弁は,燃料圧力による燃料圧で開放方向に動く即ちリフトさせることができる。ピエゾアクチュエータは,例えば,ピエゾアクチュエータに直流電圧150Vが印加されると,ピエゾ積層体の全長が10mmであると,アクチュエータ台座を基準にして,伸び量が10μm〜15μmであり,ピエゾ積層体が全長30mmの場合には,150Vの印加で30μm〜45μmになり,ピエゾ積層体の伸び量は電圧にほぼ比例するものである。即ち,ピエゾアクチュエータの伸び量は,ピエゾ積層体に印加される電圧に比例するものになっている。ピエゾアクチュエータは,プッシュロッドのフランジ部と台座ピストン又はノズル本体との間に挟まれて配設されているが,プッシュロッドのフランジ部とピエゾアクチュエータの端部との間に発生する隙間は,多くのノズル部品の公差即ちバラツキを集積した値であるので,ピエゾアクチュエータは,そのバラツキを考慮して,上記隙間を短めに設定する必要があるが,本願発明では燃料圧ピストンで上記隙間を埋めることにより,ピエゾアクチュエータを有効に機能させることができる。
また,コモンレール用燃料噴射ノズルの組立中に,部品バラツキによる隙間の長さを測定し,その隙間に見合ったシム等で隙間を調整しても,5μm程度の隙間で調整することは難しい。更に,針弁のシート部のなじみ,各々の部品の線膨張を考慮すると,隙間には10μm〜15μmの範囲の余裕が必要である。そこで,その隙間にアクチュエータ台座を配設して,燃料圧ピストンによって常に隙間を零にすることによって,針弁をリフトさせるのに,ピエゾアクチュエータの伸びを有効に活用することができる。また,ピエゾアクチュエータに対する受圧面積を大きく(逆止弁を含む)することで,ピエゾアクチュエータの力を受けても,燃料が圧縮されて台座が低くなる長さを最小にすることができる。アクチュエータ台座の受圧部に係る圧力が大き過ぎると,その圧だけ台座面が上昇し,針弁が開放するので,その燃料圧は燃料タンクから高圧ポンプで送油する程度の圧力が望ましい。この場合,台座の縮む長さは,3〜5μm程度である。更に,針弁を閉弁方向に押え付けるために燃料圧ピストンを用いることで,燃料圧力が高いときには,押さえ付け力も自動で高くなり,シール性を確保できる。押圧ばねのばね力だけであると,高圧時の開弁力に打ち勝つために大型化になり好ましくないものであるが,本願発明は,ピエゾアクチュエータの作動即ち伸び量がプッシュロッドに直接的に作用してプッシュロッドを針弁から解放させるので,極めて応答性が良好になる。また,プッシュロッドが挿通する筒形にピエゾアクチュエータを形成すると,構造そのものは簡単になる。或いは,ピエゾアクチュエータが挿通する筒形にプッシュロッドを形成すると,プッシュロッドの形状が複雑になるが,ピエゾアクチュエータを中実形に構成することができ,ピエゾアクチュエータの加工が簡単になる。
この発明による蓄圧式ユニットインジェクタを組み込んだ燃料噴射装置の概略を示す説明図である。 この発明による蓄圧式ユニットインジェクタの第1実施例を示す断面図である。 図2の蓄圧式ユニットインジェクタのノズルボディ部位の拡大断面図である。 図2の蓄圧式ユニットインジェクタのプランジャバレル部位の拡大断面図である。 図2の蓄圧式ユニットインジェクタの蓄圧室の拡大断面図である。 この発明による蓄圧式ユニットインジェクタの第2実施例を示す断面図である。 この発明による蓄圧式ユニットインジェクタの第3実施例を示す断面図である。 この発明による蓄圧式ユニットインジェクタの第4実施例を示し,蓄圧式ユニットインジェクタにおけるプッシュロッドとピエゾアクチュエータの領域であって,特に,中空状のプッシュロッドと中実状のピエゾアクチュエータとを示す拡大断面図である。 第4実施例の蓄圧式ユニットインジェクタにおける図8のA−A断面を示す断面図である。 第4実施例の蓄圧式ユニットインジェクタにおけるアクチュエータ台座を示す平面図である。 図10のアクチュエータ台座を示す正面図である。 図2,図6,及び図7に示す蓄圧式ユニットインジェクタに組み込まれたピエゾアクチュエータを示す説明図である。 図8に示す蓄圧式ユニットインジェクタに組み込まれたピエゾアクチュエータを示す説明図である。
以下,図面を参照して,この蓄圧式ユニットインジェクタの実施例について説明する。この蓄圧式ユニットインジェクタは,例えば,ディーゼルエンジンを搭載したバイブリッド車に適用して好ましいものである。まず,図1〜図5を参照して,この蓄圧式ユニットインジェクタの第1実施例を説明する。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,ノズル本体1に設けたねじ部51によってエンジンのボディ等に固定されている。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,高圧燃料パイプ27からの燃料がノズル本体1内に形成されている高圧燃料通路8を通じて燃料供給部68から燃料加圧室22に供給され,エンジンサイクルに応答して偏心カム55でプランジャピストン60が上下動に作動され,燃料30が燃料加圧室22で加圧される。プランジャピストン60が偏心カム55で下降させられると,プランジャピストン60で燃料供給部68が閉鎖され,更にプランジャピストン60が下降すると,燃料加圧室22の高圧燃料30Hが加圧される。燃料加圧室22で加圧された燃料30は逆止弁65を通って加圧燃料通路70を通って燃料溜まり部33に供給される。燃料溜まり部33の高圧燃料30Hは,プッシュロッド5がアクチュエータ3,3Aで上昇することによって針弁2が高圧燃料圧によってリフトし,噴孔17が開放して加圧された高圧燃料30Hが燃焼室やエンジンに燃料噴射軌跡18に沿って噴射される。
図1〜図3に示すように,蓄圧式ユニットインジェクタ50には,燃料タンク20に収容された燃料30が燃料ポンプ19によって低圧燃料パイプ28を通って加圧用燃料調整弁21へ供給され,加圧用燃料調整弁21で加圧された燃料30が高圧燃料パイプ27を通って供給される。コントローラ24は,車速,エンジン状態の検出情報90に応じて燃焼室即ちエンジンに送り込む燃料流量を制御するように構成されている。蓄圧式ユニットインジェクタ50におけるバランスチャンバ42に漏洩した燃料はオーバーフロー燃料通路12を通じてオーバーフロー燃料戻しパイプ29から燃料タンク20に戻される。また,蓄圧室23に蓄圧された燃料の所定の圧力以上の過圧燃料は,過圧燃料戻し通路11からオーバーフロー燃料戻しパイプ29を通じて燃料タンク20に戻される。また,ノズル本体1は,中空部に針弁2が組み込まれて燃料溜まり部33が形成され且つ先端部で中空部から伸びる噴孔17が形成されたノズルボディ1B,燃料加圧室22が形成された上部に位置するプランジャバレル1U,プランジャバレル1Uの下面に位置して押圧ピストン6を収容した支持体1S,支持体1Sの下面に位置してアクチュエータ3とプッシュロッド5が配設された中間体1M,中間体1Mとノズルボディ1Bとの間に位置するピストン台座16,プランジャバレル1Uから一体的に伸び出して蓄圧室23を支持する支持フレーム1F,及びこれらを収容し且つねじ部51を備えたノズルケース1Cから構成されている。ノズルケース1Cには,ノズル本体1を構成するプランジャバレル1U,支持体1S,中間体1M,及びノズルボディ1Bが収容固定されている。針弁2は,ノズルボディ1に収容された針弁摺動部46となる大径部2L,周囲に燃料通路49を形成する小径部2S,支持フレーム1F,及びノズルボディ1Bの円錐孔54に位置する先端側の円錐弁部2Vから成り,大径部2Lと小径部2Sとの境がノズルボディ1Bの燃料溜まり部33に位置して段部45に形成されている。加圧燃料通路70は,プランジャバレル1U,支持部1S,中間部1M,及びノズルボディ1Bに連通して形成されると共に,蓄圧室23に蓄圧された加圧燃料30Pを燃料溜まり部33へと供給するため支持フレーム1Fに形成されている。ノズルケース1Cには,蓄圧式ユニットインジェクタ50をエンジンのシリンダヘッド等に取り付けるため,外周面にねじ部51が設けられている。
プランジャバレル1Uには,図2や図4に示すように,その中空孔にプランジャピストン60が挿通されると共に,高圧燃料通路8,オーバフロー通路12,低圧燃料通路10,及び加圧燃料通路70が形成されている。プランジャピストン60の端部には,コッタ58によってスプリング押さえ61が固定されている。スプリング押さえ61とプランジャバレル1Uとの間には,プランジャピストン60を押し上げるスプリング62が配設されている。タペット57は,プランジャピストン60の上端面に当接してスプリング押さえ61の上面に配設されている。タペット57の上面の摺動面63には,偏心カムタペット59が摺動自在に配設されている。偏心カムタペット59は,エンジンのサイクルに応答して回転するカム軸56に設けた偏心カム55に当接し,偏心カム55の回転で上下動するように構成されている。また,プランジャバレル1Uから伸び出した支持フレーム1Fには,蓄圧室23を支持すると共に,加圧燃料通路70が形成されている。また,ノズル本体1を構成する支持体1Sには,オーバフロー通路12,低圧燃料通路10及び加圧燃料通路70,71が形成されると共に,燃料加圧室22を加圧燃料通路70に連通する連通路である加圧燃料通路72が形成されている。また,プランジャバレル1Uの中空孔の下部には,支持体1Sの上面とプランジャピストン90の下面とで囲まれる燃料加圧室22が形成されている。支持体1Sには,燃料加圧室22とは反対側に押圧ピストン6が嵌入収容される凹部91が形成されている。支持体1Sの凹部91には,押圧ピストン6との間に,加圧燃料通路70,71を通じて蓄圧室23に連通する加圧燃料室23Fが形成されている。押圧ピストン6は,蓄圧室23からの加圧燃料30Pが加圧燃料通路70,71を通じて加圧燃料室23F内に供給された加圧燃料30Pにより作動され,加圧燃料30Pの加圧燃料圧を受けてプッシュロッド5を押し下げ方向に押圧している。加圧燃料30Pは,燃料加圧室22で高圧燃料30Hが加圧され,次いで逆止弁65を通って加圧燃料室23Fに蓄圧されるので,予め決められた所定の燃料圧に維持されているものである。加圧燃料室23Fと蓄圧室23とを連通する加圧燃料通路72には,ボール66とスプリング67から成る逆止弁65が配設され,逆止弁65は,蓄圧室23側の加圧燃料圧を所定の値に維持する機能を果たしている。燃料加圧室22には,高圧燃料通路8を通って高圧燃料30Hが供給され,燃料加圧室22でプランジャピストン60の作動で加圧された加圧燃料30Pは,プランジャバレル1Uに形成された加圧燃料通路72,逆止弁65を通じて加圧燃料通路70へ送り出され,加圧燃料30Pの一部は,蓄圧室23に蓄圧される。
また,図5に示すように,プランジャバレル1Uに一体構造の支持フレーム1Fには,燃料加圧室22で加圧された加圧燃料30Pを蓄圧する蓄圧室23がねじ部69でねじ止めして,加圧燃料通路70がシール部78で密封して取り付けられている。蓄圧室23には,加圧燃料通路70を通って蓄圧された加圧燃料30Pを予め決められた所定の燃料圧に調整するため,一種の安全弁を構成する蓄圧圧力調整弁9が取り付けられている。蓄圧圧力調整弁9は,ボール9Bと皿ばね73から構成され,蓄圧室23を形成する蓄圧室本体23Bにねじ部81で取り付けられたプラグ80に組み込まれている。プラグ80は,蓄圧室本体23Bに対してねじ部81でねじ止めして,過圧燃料戻し通路11がシール部77で密封されて取り付けられる。蓄圧室本体23Bに形成されている過圧燃料戻し通路11にボール9Bと皿ばね73から成る蓄圧圧力調整弁9を配設し,蓄圧圧力調整弁9は,それを過圧燃料戻し通路が形成されたボルト74でねじ部76を螺入して押さえ,ボルト74にナット75を螺入して蓄圧室本体23Bに固定されている。プラグ80には,過圧燃料戻し通路11に連通する出口パイプ11Pを設けた蓋79で密封されている。また,支持フレーム1Fにおける加圧燃料通路70の終端は,封止プラグ13で封止されている。蓄圧圧力調整弁9から排出された過圧燃料は,過圧燃料戻し通路11及びオーバフロー燃料戻し通路29を通って燃料タンク20に回収される。
蓄圧式ユニットインジェクタ50には,ノズル本体1を構成する中間体1Mには,低圧燃料通路10及び加圧燃料通路70が形成されている。中間体1Mとノズルボディ1Bとの間に介在したピストン台座16には,アクチュエータ台座15がピストン台座16の段部43に隙間39を形成して着座すると共に,針弁2の上端面47との間に隙間40を形成して着座している。また,ピストン台座16には,アクチュエータであるピエゾアクチュエータ3を支持するアクチュエータ台座15が配設されている。ピエゾアクチュエータ3は,特に図12に示されるように,貫通孔86である中空孔3Hが形成され,±電極4がその外周面の長手方向に伸びている。加圧燃料通路70は,プランジャバレル1U,支持体1S,中間体1M,及びノズルボディ1Bに連通して形成されている。低圧燃料通路10は,プランジャバレル1U,支持体1S,及び中間体1Mに連通して形成されている。オーバフロー燃料通路12は,プランジャバレル1U及び支持体1Sに連通して形成され,中間体1Mに形成されたバランスチャンバ42に連通している。また,支持体1Sの凹部91に収容支持された押圧ピストン6の下面は,プッシュロッド5のフランジ部35の上面に当接している。
蓄圧式ユニットインジェクタ50は,概して,先端に噴孔17,噴孔17へ加圧燃料30Pを供給する燃料溜まり部33,及び加圧燃料30Pを燃料溜まり部33に供給する加圧燃料通路70が形成されたノズル本体1,加圧燃料30Pの燃料圧に応答してリフトして噴孔17を開放して加圧燃料30Pを噴孔17から噴射させる針弁2,並びにノズル本体1内に配設された押圧ばね7のばね力で噴孔17を閉方向に針弁2を押圧するプッシュロッド5を備えている。また,針弁2は,ノズルボディ1B内で上下動するが,プッシュロッド5による押し下げ力から解放されると,加圧燃料30Pの燃料圧で上昇してノズルボディ1Bに設けた噴孔17が開放して加圧燃料30Pが噴孔17から噴射される。ノズルボディ1Bには,上部の大径孔52,下部の小径孔53,大径孔52と小径孔53との間の燃料溜まり部33,弁シート41が形成される先端側の円錐孔54,及び円錐孔54の部位に形成された噴孔17が形成されている。針弁2は,ノズルボディ1Bの大径孔52内で摺動する大径部2L,ノズルボディ1Bの小径孔53内で上下動する小径部2S,大径部2Lと小径部2Sとの間の燃料溜まり部33に位置する段部45,及びノズルボディ1Bの円錐孔54内で上下動して円錐孔54に形成された弁シート41に着座する円錐弁部2Vから構成されている。プッシュロッド5は,ノズル本体1の中間体1Mのバランスチャンバ42内に配設されたピエゾアクチュエータ3の中空孔3Hに挿通され,プッシュロッド5の先端部はバランスチャンバ42の下部に配設されたアクチュエータ台座15の中空孔を挿通して針弁2へと伸びている。針弁2の上部の当接面を構成する上端面47には,押圧ばね7のばね力で押し下げられたプッシュロッド5の先端面48が当接している。従って,針弁2は,プッシュロッド5が押圧ばね7のばね力より解放されると,フリーになって燃料圧のみが作用することになる。また,針弁2に付勢される燃料圧即ち針弁2の開弁力は,ノズルボディ1Bの大径孔52の直径をD1とし,針弁2の円錐弁部2Vが着座するノズルボディ1Bの円錐孔54に形成された弁シート41の直径をD2とすると,針弁2の摺動部であるノズルボディ1Bの大径孔52の断面積〔π(D1/2)2 〕から針弁2の円錐弁部2V又はノズルボディ1Bの弁シート41の断面積〔π(D2/2)2 〕を差し引いた面積〔π(D1/2)2 −π(D2/2)2 〕〕に燃料圧力を乗じた値の力になっている。これに対して,針弁2には,押圧ばね7のばね力が作用して針弁2を閉弁方向に押し付けている。
蓄圧式ユニットインジェクタ50では,特に,中間体1Mのバランスチャンバ42内で押圧ピストン6の外周囲には,プッシュロッド5を閉弁方向に押し下げる押圧ばね7が収容されており,中間体1Mを貫通するバランスチャンバ42には,プッシュロッド5及びプッシュロッド5の周囲に配設されたピエゾ素子の積層体であるピエゾアクチュエータ3は配設されている。ピエゾアクチュエータ3は,挿通孔3Hが形成された中空状に形成され,挿通孔3Hにはプッシュロッド5が挿通されている。ノズルボディ1Bと中間体1Mとの間には,ピストン台座16が介在されており,ピストン台座16とピエゾアクチュエータ3との間にはアクチュエータ台座15を介し,ピエゾアクチュエータ3はアクチュエータ台座15に支持されている。ピストン台座16に形成された凹部44には,逆止弁14を構成するスプリング32が配設されている。中間体1Mに形成された低圧燃料通路10の端部は,逆止弁14を構成するボール31がスプリング32に押し付けられて着座するシート部に形成されている。針弁2は,ノズルボディ1Bに形成された弁シート41に着座している。加圧燃料30Pは,プランジャバレル1U,支持体1S,ピストン台座16,及びノズルボディ1Bに形成された加圧燃料通路70,ノズルボディ1Bに形成された燃料溜まり部33,支持体1Sに形成された加圧燃料通路71を通って加圧燃料室23F,及び針弁2とノズルボディ1との間で針弁周りに形成された燃料通路49へと供給される。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,加圧燃料30Pが針弁2に作用し,針弁2を上下動させることになる。針弁2が上下動することによって,針弁2が着座する弁シート41に離接することになり,針弁2によってノズルボディ1Bに形成されている噴孔17が開閉され,燃料溜まり部33の燃料が開口した噴孔17から噴射されるように構成されている。
蓄圧式ユニットインジェクタ50は,特に,ノズル本体1内のプッシュロッド5の周囲でノズル本体1に一方の端部36が支持配設され且つ他方の端部37がプッシュロッド5の端部に形成されたフランジ部35に対向して予め決められた所定の伸びに応じた力を発生させてプッシュロッド5を開弁方向にリフトさせるアクチュエータとしてのピエゾアクチュエータ3を備えており,ピエゾアクチュエータ3の作動によってプッシュロッド5をリフトさせ,プッシュロッド5のリフトで針弁2がフリーになり,針弁2が燃料圧でリフトして噴孔17を開放して加圧燃料30Pを噴孔17から噴射することを特徴としている。本願発明では,アクチュエータとしては,ピエゾ素子を積層して形成されたピエゾアクチュエータ3を用いている。また,プッシュロッド5の上端である端部37には,フランジ部35が一体構造に形成されている。ピエゾアクチュエータ3の一端即ち端部36は,ピエゾアクチュエータ3の座面を形成するアクチュエータ台座15又はノズル本体1に直接支持されており,ピエゾアクチュエータ3の他端即ち端部37はプッシュロッド5のフランジ部35に対向している。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,ピエゾアクチュエータ3の一端即ち一方の端部36とノズル本体1又はアクチュエータ台座15との隙間34C及びピエゾアクチュエータ3の他端即ち端部37とプッシュロッド5のフランジ部35との隙間38を,可及的に無くするため,アクチュエータ台座15の肩部材とピストン台座16の段部43との隙間39に燃料を供給して形成される燃料圧ピストン39Pの作動によって調整されている。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,エンジン,車両装置等からの情報90に応じてコントローラ24からの指示がライン25を通じて加圧用燃料の流量弁21に送られ,また,配線26を通じてピエゾアクチュエータ3の電極4(+と−)に電圧が印加され,印加された電圧に応じた伸びがピエゾアクチュエータ3に発生し,その伸びに応じた力を発生させてプッシュロッド5を押圧ばね7のばね力と押圧ピストン6の押圧力に抗して開弁方向にリフトさせ,プッシュロッド5のリフトによって針弁2がフリーになり,針弁2が燃料圧でリフトして噴孔17が開放し, 噴孔17から加圧燃料30Pが燃焼室に噴射される。即ち,針弁2には,大径部2Lの断面積から弁シート41に着座した円錐弁部2Vの断面積を差し引いた面積に燃料圧力を乗じた値が働き,針弁2はリフトすることになる。そこで,蓄圧式ユニットインジェクタ50は,針弁2を押し下げるプッシュロッド5に作用する押圧ばね7のばね力と押圧ピストン6の押圧力がピエゾアクチュエータ3の伸びで解放されると,針弁2を押し下げる力が無くなり,針弁2は燃料圧でリフトすることになる。
また,蓄圧式ユニットインジェクタ50は,アクチュエータ台座15の肩部15Sがピストン台座16の段部43に配設して支持されており,アクチュエータ台座15の肩部15Sとピストン台座16の段部43との間に隙間39が形成される。隙間39には,ピストン台座16に形成された逆止弁14と低圧燃料通路10を通じて低圧燃料が供給され,それによって隙間39が燃料圧ピストン39Pに構成されている。隙間39には,ノズル本体1に形成された燃料路である低圧燃料通路10からピストン台座16に形成された逆止弁14に低圧燃料が供給される。燃料圧ピストン39Pは,ピエゾアクチュエータ3が付勢されると,ピエゾアクチュエータ3の端部36がアクチュエータ台座15を押し下げ,隙間39に存在する燃料30が加圧され,ボール31が中間部1Mに形成された低圧燃料通路10の端部の弁座に着座して,低圧燃料通路10が閉鎖されることによって構成される。燃料圧ピストン39Pは,特に,部材間で発生する隙間38,39を可及的に零にして,ピエゾアクチュエータ3の作動を有効にする機能を有している。逆止弁14は,ピエゾアクチュエータ3が作動に応答して燃料圧ピストン39Pの燃料路10を閉鎖するように作用する。また,アクチュエータ台座15は,燃料圧ピストン39Pに所定の力を発生させるための受圧面積を有しており,燃料圧ピストン39Pへ供給する燃料圧は,針弁2に作用する高圧燃料30Hによる燃料圧より小さい値に設定されている。また,燃料圧ピストン39Pの燃料による燃料圧は,燃料タンク20より供給された燃料の供給圧力である。
また,蓄圧式ユニットインジェクタ50では,燃料溜まり部33に供給される加圧燃料30Pは,燃料タンク20の燃料を加圧する燃料加圧室22からの加圧燃料を蓄圧した蓄圧室23から供給されている。また,燃料溜まり部33から針弁2とノズル本体1との隙間からオーバフローした燃料は,バランスチャンバ42からノズル本体1に形成されているオーバフロー燃料通路12を通じてオーバフロー燃料戻しパイプ29を通って燃料タンク20に戻される。また,加圧用燃料調量弁21から供給される高圧燃料30Hより低い燃料圧に設定されている低圧燃料は,燃料タンク20から燃料ポンプ19によってノズル本体1に形成された低圧燃料通路10を通じて供給される。
次に,図6を参照して,蓄圧式ユニットインジェクタの第2実施例を説明する。第2実施例の蓄圧式ユニットインジェクタは,図2に示した第1実施例から支持体1Sに支持された押圧ピストン6を除去したものである。ノズル本体1は,第1実施例と比較すると,支持体1Sに支持された押圧ピストン6が無く,プランジャバレル1Uの中空部に形成される燃料加圧室22がプランジャピストン60の下面64と支持体1Sの上面とで囲まれるスペースに形成されている。蓄圧式ユニットインジェクタ50は,支持体1Sの下面とプッシュロッド5のフランジ部35の上面との間に押圧ばね7が配設されている。即ち,押圧ばね7は,支持体1Sに形成された凹部内に支持され,プッシュロッド5のフランジ部35に直接当接し,押圧ばね7のばね力がプッシュロッド5に直接付勢されている。従って,ノズル本体1の中間体IMに形成されたバランスチャンバ42は,ストレートな中空に形成されており,バランスチャンバ42内にプッシュロッド5,及びプッシュロッド5の周囲にピエゾアクチュエータ3が配設されている。第2実施例は.第1実施例と比較して,作動そのものは同様であるので,同様の部材には同一の符号を付して,重複する説明を省略する。
次に,図7を参照して,この蓄圧式ユニットインジェクタの第3実施例を説明する。第3実施例の蓄圧式ユニットインジェクタ50は,図2に示した第1実施例からアクチュエータ台座15を無くし,それに伴って低圧燃料通路10及び逆止弁14を無くしてシンプルに構成したものである。第3実施例の蓄圧式ユニットインジェクタ50は,逆止弁14を持たない構造であるので,ピエゾアクチュエータ3の端部36の端面はアクチュエータ台座15Pにシム34を介して支持されており,第1実施例や第2実施例のような燃料圧ピストンの機能が無く,部材間で生じる隙間,例えば,ピエゾアクチュエータ3とフランジ部35との隙間38及びピエゾアクチュエータ3とアクチュエータ台座15Pとの隙間等の調整がシム34によって行なわれているので,各種の部材を高精度に作製する必要がある。第3実施例は.第1実施例や第2実施例と比較して,作動そのものは同様であるので,同様の部材には同一の符号を付して,重複する説明を省略する。
次に,図8〜図11を参照して,この蓄圧式ユニットインジェクタの第4実施例を説明する。第4実施例は,先の第1実施例や第2実施例と比較して,アクチュエータとしてピエゾアクチュエータと,コントローラからの指令に応答してピエゾアクチュエータの作動即ち伸びによってリフトするプッシュロッドを備えている点は同一の技術的思想である。また,第1実施例や第2実施例は,ピエゾアクチュエータ3がプッシュロッドを挿通させる中央孔3H付きの筒体に形成され,ピエゾアクチュエータ3に挿通するプッシュロッド5の端部に形成されたフランジ部35に対向し,アクチュエータ3の作動によってプッシュロッド5がフランジ部35を介して押圧ばね7のばね力に抗してプッシュロッド3をリフトさせている。これに対して,第4実施例は,特に図13に示すように,ピエゾアクチュエータ3Aが中実状に形成されており,プッシュロッド5Aが筒形の中空孔5Hを備えた筒部5Dに形成され,筒部5Dの中空孔5Hにピエゾアクチュエータ3Aを挿通収容されている。即ち,プッシュロッド5Aは,一端に押圧ばね7のばね力を受ける端面プレート部5Cを備え,他端に針弁2に対向するロッド部5Bを備えており,端面プレート部5Cとロッド部5Bとの間が中空孔5Hを備えた筒部5Dに形成されている。ピエゾアクチュエータ3Aは,プッシュロッド5Aの端面プレート部5Cとロッド部5Bとの間に形成されたプッシュロッド5Aの筒部5D内に収容されており,ピエゾアクチュエータ3Aは,一端面3Lがノズル本体1に支持されたアクチュエータ台座15Aに支持配設され且つ他端面3Uがプッシュロッド5Aの端面プレート5Cに対向して接触配設されており,ピエゾアクチュエータ3Aの作動で,プッシュロッド5Aが端面プレート55Cを介して押圧ばね7のばね力に抗してプッシュロッド5Aをリフトさせるものである。
第4実施例では,ピエゾアクチュエータ3Aは,特に,図13に示すように,丸形,四角形,楕円形等の中実構造であり,製造コストを低減できるものである。また,プッシュロッド5Aについては,筒部5Dの針弁2側の端部に一体構造になっているロッド部5Bの周囲に一対の三日月状孔85が形成されている。ロッド部5Bの下端面5Lは,プッシュロッド5の非リフト時に針弁2の上端面を押圧して針弁2を閉弁する押圧面を形成している。ロッド部5Bの上端面5Uは,隙間38Aを形成してピエゾアクチュエータ3Aの下端面3Lに対向しており,プッシュロッド5Aのリフト時にピエゾアクチュエータ3Aの下端面3Lに接触する。言い換えれば,下端面3Lと上端面5Uとの間の隙間38Aは,ピエゾアクチュエータ3Aの印加によって伸びる伸び量よりも少なくとも大きいか同じに設定されている。アクチュエータ台座15Aは,その下端部の肩部15Sがピストン台座16の段部43に隙間39で形成される燃焼圧ピストン39Pを介して支持されており,上端部にはプッシュロッド3Aの一対の三日月状孔85にそれぞれ挿通する一対の三日月状凸部84が設けられている。また,アクチュエータ台座15Aには,プッシュロッド5Aのロッド部5Bが挿通する中央孔87が形成されている。ピエゾアクチュエータ3Aは,その下端面3Lがアクチュエータ台座15Aの一対の三日月状凸部84の上端面15Uで配設支持されており,上端面3Uがプッシュロッド5Aの端面プレート5Cに対向して接触配設されている。第4実施例は,ピエゾアクチュエータ3Aがコントローラ24の指令で印加されると,ピエゾアクチュエータ3Aが伸びて,プッシュロッド5Aの端面プレート部5Cを押圧ばね6のばね力に抗して押し上げ,プッシュロッド5Aがリフトすると,プッシュロッド5Aのロッド部5Bの下端面5Lが針弁2の上端面から離れ,針弁2が押圧ばね6のばね力から解放される。針弁2が押圧ばね6のばね力から解放されると,針弁2は,燃料圧でリフトし,噴孔17が開放し,燃料30が噴孔17から燃料噴射軌跡18に沿って燃焼室(図示せず)に噴射される。ここで,第4実施例は.第1実施例〜第3実施例と比較して,作動そのものは基本的には同様であるので,同様の部材には同一の符号に添字Aを付して,重複する説明を省略する。
この発明による蓄圧式ユニットインジェクタは,例えば,バイブリッド車におけるディーゼルエンジンに適用して好ましいものである。
1 ノズル本体
2 針弁
3,3A ピエゾアクチュエータ
4 電極
5,5A プッシュロッド
6 押圧ピストン
7 押圧ばね
高圧燃料通路
10 低圧燃料通路
11 過圧燃料戻し通路
12 オーバーフロー燃料通路
14 逆止弁
15,15A アクチュエータ台座
16 ピストン台座
17 噴孔
19 燃料ポンプ
20 燃料タンク
22 燃料加圧室
23 蓄圧室
23F 加圧燃料室
24 コントローラ
30 燃料
30H 高圧燃料
30P 加圧燃料
33 燃料溜まり部
34 シム
34C,38,39,39A,40 隙間
35 フランジ部(プッシュロッド)
36,37 端部
39P 燃料圧ピストン
49 燃料通路
50 蓄圧式ユニットインジェクタ
60 プランジャピストン
70,71,72 加圧燃料通路
91 押圧ピストン収容用の凹部

Claims (12)

  1. 先端部に噴孔,前記噴孔へ燃料を供給する燃料溜まり部,及び前記燃料を前記燃料溜まり部に供給する燃料通路が形成されたノズル本体,エンジンのサイクルに対応して作動するカム,前記カムによって上下動するプランジャピストン,前記ノズル本体内に形成され且つ前記プランジャピストンによって前記燃料を前記サイクル毎に加圧するための燃料加圧室,前記燃料の燃料圧に応答してリフトして前記噴孔を開放する針弁,並びに前記ノズル本体内に配設された少なくとも押圧ばねのばね力で前記噴孔を閉方向に前記針弁を押圧するプッシュロッドを備えている蓄圧式ユニットインジェクタにおいて,
    前記ノズル本体内に一端が支持配設され且つ他端が前記プッシュロッドの端部に対向して配設されたアクチュエータ,及び前記燃料加圧室の加圧された加圧燃料が加圧燃料通路を通じて蓄圧される蓄圧室を備えており,
    前記プッシュロッドは,一端に前記押圧ばねの前記ばね力を受ける端面プレート部を且つ他端に前記針弁に対向するロッド部を備えており,前記アクチュエータは,ピエゾアクチュエータであって中実構造に形成され,前記プッシュロッドの前記端面プレート部と前記ロッド部との間に形成された前記プッシュロッドの筒部に収容されており,前記アクチュエータは,前記一端が前記ノズル本体に支持配設され且つ前記他端が前記プッシュロッドの前記端面プレートに対向して配設され,前記アクチュエータの作動で前記プッシュロッドが前記端面プレートを介して前記押圧ばねの前記ばね力に抗して前記プッシュロッドをリフトさせ,
    前記アクチュエータは,コントローラからの指令に応答して作動されて前記プッシュロッドをリフトさせ,前記針弁は,前記プッシュロッドのリフトによってフリーになって燃料圧でリフトして前記噴孔が開放され,開放された前記噴孔を通じて前記燃料通路及び前記燃料溜まり部からの前記加圧燃料が噴射されることを特徴とする蓄圧式ユニットインジェクタ。
  2. 先端部に噴孔,前記噴孔へ燃料を供給する燃料溜まり部,及び前記燃料を前記燃料溜まり部に供給する燃料通路が形成されたノズル本体,エンジンのサイクルに対応して作動するカム,前記カムによって上下動するプランジャピストン,前記ノズル本体内に形成され且つ前記プランジャピストンによって前記燃料を前記サイクル毎に加圧するための燃料加圧室,前記燃料の燃料圧に応答してリフトして前記噴孔を開放する針弁,並びに前記ノズル本体内に配設された少なくとも押圧ばねのばね力で前記噴孔を閉方向に前記針弁を押圧するプッシュロッドを備えている蓄圧式ユニットインジェクタにおいて,
    前記ノズル本体内に一端が支持配設され且つ他端が前記プッシュロッドの端部に対向して配設されたアクチュエータ,及び前記燃料加圧室の加圧された加圧燃料が加圧燃料通路を通じて蓄圧される蓄圧室を備えており,
    前記アクチュエータの前記一端が前記ノズル本体に配設されたアクチュエータ台座,又は前記ノズル本体に配設されたピストン台座に配設されたアクチュエータ台座に支持され,
    前記アクチュエータ台座と前記ピストン台座との隙間に供給される燃料によって構成される燃料圧ピストンと,前記燃料圧ピストンに予め決められた所定の前記燃料圧を維持するため前記ノズル本体に設けられた前記燃料圧ピストンに前記燃料を供給する燃料通路に設けられた逆止弁とを備えており,前記逆止弁は前記アクチュエータの作動に応答して前記燃料圧ピストンへ前記燃料を供給する前記燃料通路を閉鎖して前記燃料圧ピストンの前記燃料圧を高圧にして前記アクチュエータと前記アクチュエータ台座とを密着させ,
    前記アクチュエータは,コントローラからの指令に応答して作動されて前記プッシュロッドをリフトさせ,前記針弁は,前記プッシュロッドのリフトによってフリーになって燃料圧でリフトして前記噴孔が開放され,開放された前記噴孔を通じて前記燃料通路及び前記燃料溜まり部からの前記加圧燃料が噴射されることを特徴とする蓄圧式ユニットインジェクタ。
  3. 前記アクチュエータは,ピエゾアクチュエータであって前記プッシュロッドが挿通する中央孔付きの筒体に形成され,一端が前記ノズル本体に支持配設され且つ他端が前記筒体の前記中央孔に挿通された前記プッシュロッドの端部に形成されたフランジ部に対向し,前記アクチュエータの作動によって前記プッシュロッドが前記フランジ部を介して前記押圧ばねの前記ばね力に抗して前記プッシュロッドをリフトさせることを特徴とする請求項2に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  4. 前記アクチュエータの前記一端と前記アクチュエータ台座との隙間,及び/又は前記アクチュエータの前記他端と前記プッシュロッドの前記フランジ部との隙間を,可及的に零に近づける調整をするため,前記隙間にシムが介在されて調整されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  5. 前記アクチュエータ台座は,前記燃料圧ピストンに所定の力を発生させるための受圧面積を有しており,前記燃料圧ピストンに維持される前記燃料圧は,前記針弁に作用する前記高圧燃料による燃料圧より小さい値に設定されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  6. 前記燃料圧ピストンに発生する燃料圧は,燃料タンクより供給された燃料を前記逆止弁で前記燃料通路を閉鎖して維持されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  7. 前記押圧ばねは,一端が前記ノズル本体に支持され且つ他端が前記プッシュロッドに直接又は前記プッシュロッドと前記蓄圧室に連通する前記ノズル本体に形成された加圧燃料室との間に介在した押圧ピストンに支持されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  8. 前記針弁による前記噴孔を閉鎖する力は,前記プッシュロッドに付勢する前記押圧ばねのばね力,又は前記押圧ばねのばね力と前記加圧燃料室の加圧燃料により作動する前記押圧ピストンを介して負荷される加圧燃料圧であることを特徴とする請求項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  9. 前記アクチュエータはピエゾ素子を積層して形成されたピエゾアクチュエータであり,前記ピエゾアクチュエータは,前記コントローラからの指令に応答して通電されて付勢され,予め決められた所定の長さに伸びて前記プッシュロッドをリフトさせることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  10. 燃料タンクから燃料ポンプによって前記燃料加圧室に供給された燃料が前記燃料加圧室で加圧された加圧燃料,又は前記燃料加圧室から加圧燃料通路を経て燃料蓄圧室に蓄圧された加圧燃料は,前記加圧燃料通路を通じて前記燃料溜まり部に供給されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  11. 前記燃料加圧室で加圧された前記加圧燃料を前記燃料蓄圧室に送り込む加圧燃料通路には,逆止弁が設けられており,前記逆止弁の作用によって前記燃料加圧室の出口側の前記加圧燃料通路を遮断して,前記燃料蓄圧室,前記加圧燃料通路,及び前記燃料溜まり部の前記加圧燃料を所定の燃料圧に維持していることを特徴とする請求項10に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
  12. 前記燃料溜まり部から前記針弁と前記ノズル本体との隙間からオーバフローした燃料,及び前記燃料蓄圧室の予め決められた燃料圧以上の過圧燃料は,オーバフロー燃料通路を通じて前記燃料タンクに回収されることを特徴とする請求項10又は11に記載の蓄圧式ユニットインジェクタ。
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