JP6208496B2 - ケーソン沈設方法 - Google Patents

ケーソン沈設方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6208496B2
JP6208496B2 JP2013173493A JP2013173493A JP6208496B2 JP 6208496 B2 JP6208496 B2 JP 6208496B2 JP 2013173493 A JP2013173493 A JP 2013173493A JP 2013173493 A JP2013173493 A JP 2013173493A JP 6208496 B2 JP6208496 B2 JP 6208496B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caisson
blade edge
ground
replacement column
base plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013173493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015040458A (ja
Inventor
信幸 三浦
信幸 三浦
賢二 福島
賢二 福島
元樹 加藤木
元樹 加藤木
善彦 杜若
善彦 杜若
勝博 仲野
勝博 仲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2013173493A priority Critical patent/JP6208496B2/ja
Publication of JP2015040458A publication Critical patent/JP2015040458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6208496B2 publication Critical patent/JP6208496B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Foundations (AREA)

Description

本発明は、ケーソンを地盤中に沈設するケーソン沈設方法に関する。
建築構造物の基礎工事や、地下構造物の築造の工法の一つとして、ケーソン沈設工法がある。この工法は、有底筒状に形成され筒底の下部に地盤掘削用の作業室を備えたニューマチックケーソン(函)や底無しの筒からなるオープンケーソン等のケーソンを地盤上に配置し、これらケーソンの周壁内側の地盤及び周壁下端の刃口部下の地盤を掘削しつつ、その自重により又は荷重を加える等して、ケーソンを所定の深さまで徐々に沈下させて設置し、地盤中に基礎及び地下構造物を構築する工法である。
この種の工法におけるケーソンの沈設方法としては、例えば、特許文献1に開示されたケーソン沈設方法が知られている。特許文献1に記載されたケーソン沈設方法では、ケーソンの沈下領域の地盤の支持力を均一化することを目的として、ケーソン沈下前に、沈下領域における刃口部下の地盤を、砂又は砂利柱が互いに連接してなる連続壁体に置き換えている。これにより、ケーソン沈下時におけるケーソンの傾きを抑制して、ケーソンを沈設可能にしている。
特公昭58−043532
ところで、地盤中にケーソンを沈設するこの種のケーソン沈設方法では、ケーソンを沈下させる力である沈下力(ケーソンの自重等)を、この沈下力に抵抗する力である沈下抵抗力より高くなるようにすることにより、ケーソンを沈下させている。つまり、ケーソン沈設方法においては、主にケーソンの周壁と周壁周りの地盤との間の摩擦力に抗してケーソンを沈下させている。
しかしながら、例えば、ケーソンの沈下領域の地盤が粘土層等の粘着力の高い土質の場合、ケーソンの周壁内側及び刃口部下の地盤を掘削しても、ケーソンの沈下速度が非常に遅く、見かけ上、沈下がなかなか進まないことがある。そして、この状態でそのまま掘削を続けて刃口部と地盤との間に隙間ができた状態で、ケーソンが急激に沈下(急沈)することがある。これは、粘着力の高い地盤の場合、ケーソンの静止状態からケーソンの沈下開始後のごく初期までの間においては、ケーソンの周壁に粘土層等の地盤が粘着した状態で非常にゆっくりと沈下していくところ、ある程度沈下すると粘性に起因する摩擦力による沈下抵抗力が急激に低下するためであると考えられる。
このように、ケーソンが急沈すると、刃口部と掘削地盤の底部との衝突により振動及び騒音が発生し、ケーソンの沈設施工の周辺に悪影響を及ぼすことがあると共に、沈設施工の安全上問題がある。また、急沈によりケーソンの地盤中への建込精度不良を引き起こす。そして、作業室を備えたニューマチックケーソンを利用する場合には、ケーソンの急沈により作業室内の気圧が急激に上昇する可能性があり作業環境上問題があると共に、作業室内の圧気がケーソン外に漏れて、沈設施工の周辺の地表から噴出する可能性もある。
そして、ケーソンを支持可能な地耐力を有する支持層が地盤の比較的深い位置にあり、ケーソンをより深い位置まで沈下させなければならない沈設施工現場が多くなっており、急沈を抑制することが重要な課題となっている。このため、ケーソンの沈下領域の地盤が粘着力の高い土質であっても、ケーソンの急沈を抑制可能な工夫が求められている。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、地盤が粘着力の高い土質であっても、ケーソンを急沈させることなく沈設することが可能なケーソン沈設方法を提供することを目的とする。
上記課題に対して、本発明に係るケーソン沈設方法は、その一態様として、刃口部を備えるケーソンを、地盤の地表面側から所定深さまで沈下させて設置するケーソン沈設方法であって、前記ケーソンの沈下領域における前記刃口部下に位置する刃口部下地盤に、該刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い、単粒度の砕石又は単粒度の砂利からなる土質材料で構成した置換柱体を予め構築し、前記刃口部を前記置換柱体の上端面上に据え付けた後、前記ケーソンを刃口部下方向に前記所定深さまで沈下させて設置する構成とした。
また、本発明に係るケーソン沈設方法は、その別の態様として、刃口部を備えるケーソンを、地盤の地表面側から所定深さまで沈下させて設置するケーソン沈設方法であって、前記ケーソンの沈下領域における前記刃口部下に位置する刃口部下地盤に、該刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料で構成した置換柱体を予め構築し、前記刃口部を前記置換柱体の上端面上に据え付けた後、前記ケーソンを刃口部下方向に前記所定深さまで沈下させて設置し、前記刃口部下地盤に互いに連通しないように間隔を空けて、該刃口部下地盤の地表から下方に向かって複数の孔を削孔し、固化型注入材を注入するための挿通管を前記孔内のうちの前記ケーソンの沈下予定領域外の領域に配置した後に、前記複数の孔内に、前記土質材料をそれぞれ充填して、前記置換柱体を構築する構成とした。
本発明に係るケーソン沈設方法の上記一態様によると、ケーソンの刃口部下に位置する刃口部下地盤にこの刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料で構成した置換柱体を予め構築し、刃口部を置換柱体の上端面上に据え付け、その後、ケーソンを刃口部下方向に沈下させている。これにより、例えば、ケーソンの沈下領域の地盤が、粘土層等の粘着力の高い土質の場合であっても、その土質の一部を粘着力の低い土質に適度に置換した後に、ケーソンの沈下作業を行うことができるため、粘性の高い土質に起因するケーソンの急沈を抑制して、ケーソンを徐々に沈下させることができる。
このようにして、地盤が粘着力の高い土質であっても、ケーソンを急沈させることなく沈設することが可能なケーソン沈設方法を提供することができる。これにより、刃口部と掘削地盤の底部との衝突による振動及び騒音の発生を抑制することができ、ケーソンの沈設施工の周辺に悪影響を及ぼすことなく沈設施工が可能である。そのため、鉄道の線路、振動を嫌う重要構造物、民家等が近接している場所においても、ケーソン沈設工法を採用して建築構造物の基礎工事等を行うことができる。また、ケーソンの急沈を抑制することができるため、沈設施工の安全性を向上することもできる。そして、ケーソンを徐々に沈下させることができるため、ケーソンの地盤中への建込精度を向上させることができる。また、ニューマチックケーソンを利用する場合であっても、作業室内の急激な気圧上昇の発生を防止することができると共に、作業室内の圧気がケーソン外に漏れて、沈設施工の周辺の地表等から噴出するエアブローを抑制することができる。
また、土質材料は、砕石又は砂利である。これにより、置換柱体は、刃口部下地盤の周囲の地盤より通気性が高くなる。したがって、ケーソン沈設施工中に、作業室内の圧気が地盤側に漏れることがあったとしても、通気性の高い置換柱体を通じて地表側へ圧気を排気することができる。したがって、ケーソンの沈設施工領域から離れた場所の地上に、圧気が排気されることをより効果的に防止することができる。
また、ニューマチックケーソンの沈設施工は、同時期に、隣接して複数個所で行われることがあると共に、地盤に砂層が含まれている場合があり、この場合、作業室内の圧気が砂層を貫流して砂層内のガス等を隣接するニューマチックケーソン側の作業室に流入させてしまうことがある。したがって、置換柱体を、地盤に含まれる砂層よりも通気性が高くなるように構成することにより、沈設施工が隣接して複数個所で行われている場合であっても、上記のような貫流を防止することができる。
さらに、土質材料として単粒度の砕石や単粒度の砂利を用いることにより、ケーソンの周壁に作用する沈下抵抗力を効果的に低減することができる。
本発明に係るケーソン沈設方法の上記別の態様によると、刃口部下地盤に互いに連通しないように間隔を空けて、刃口部下地盤の地表から下方に向かって複数の孔を削孔し、固化型注入材を注入するための挿通管を孔内のうちのケーソンの沈下予定領域外の領域に配置した後に、複数の孔内に、土質材料をそれぞれ充填して、置換柱体を構築する。これにより、挿通管と干渉することなくケーソンを地盤上に配置することができる。
本発明の第1実施形態におけるケーソンの概略構成を示す図であり、ケーソン沈設後の状態を示している。 図1に示すA−A線矢視断面図である。 第1実施形態におけるケーソン沈設工法の施工手順を説明するための概念図であり、ボーリング工程を示す図である。 図3に示すB−B線矢視断面図である。 図3に続く置換柱体構築工程を示す図である。 図5に続く第1ロットケーソンの設置工程を示す図である。 図6の第1ロットケーソンの刃口部と置換柱体との位置関係を示す部分拡大断面図である。 図6に続く第1ロットの掘削沈下工程を示す図である。 図8に示すC−C線矢視断面図である。 第2ロットケーソンの設置工程を示す図である。 第1〜第5ロットケーソンを設置した状態を示す図である。 ケーソン内部への中埋めコンクリートの打設工程を示す図である。 図12に続く頂版設置工程を示す図である。 沈設が完了したケーソン上に橋脚を配置した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるケーソン沈設工法の施工手順を説明するための概念図であり、挿通管配置工程を示す図である。 孔内の挿通管の配置状態を説明するためのイメージ図である。 第2実施形態における第1ロットケーソンの設置工程を示す図である。 図17の第1ロットケーソンの刃口部と置換柱体との位置関係を示す部分拡大断面図である。 第2実施形態におけるケーソン沈設工法における固化体構築工程を示す図である。
以下、添付図面参照して本発明に係るケーソン沈設方法の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態におけるケーソンの概略構成を説明するためのイメージ図である。本実施形態においては、ケーソンとしてニューマチックケーソン1を利用し、このニューマチックケーソン1を沈設させて橋脚100の基礎を構築するケーソン沈設工法に、本発明に係るケーソン沈設方法を適用した場合について、以下に説明する。
本実施形態における地盤は、地表側の上層G1と、この上層G1の下方に隣接し上層G1より地耐力の高い支持層G2とを含む地盤で構成されているものとする。この上層G1の地盤は、例えば、主に砂混じりシルト等の、比較的粘着力の高い土質である粘土層からなる。また、支持層G2は、例えば、泥岩層からなり、ニューマチックケーソン1及び橋脚100を支持可能な地耐力を有しているものとし、図1に示すように、ニューマチックケーソン1の後述する刃口部6の先端を、支持層G2に貫入させた状態で地盤中に沈設させるものとする。
前記ニューマチックケーソン1は、全体的には、上下方向に延びる円筒形状又は角筒形形状をなし、周壁2を有している。なお、本実施形態では、ニューマチックケーソン1は、図2に示すように、円筒形状であるものとする。
ニューマチックケーソン1は、また、沈設された状態で、下から順に、ケーソン基部3と、ケーソン中間部4と、ケーソン頂部5とにより構成されている。
前記周壁2は、ケーソン基部3、ケーソン中間部4及びケーソン頂部5の外周壁からなる。例えば、ケーソン中間部4及びケーソン頂部5の外周壁は、それぞれケーソン基部3の外周壁から外方にはみ出さないような形状で形成されている。周壁2の下端側、すなわち、ケーソン基部3における周壁2の下端側には、刃口部6が形成されている。
また、図2に示すように、周壁2は、地盤中に沈設される際に、その周囲の一部が主に粘土層等の粘着力の高い上層G1で覆われていると共に、周囲の残りの部分が上層G1(主に粘土層)より粘着力の低い土質材料21からなる置換柱体22で覆われている。
前記ケーソン基部3は、周壁2の下端側に刃口部6を備えてなるものであり、この刃口部6の内側に地盤掘削用の作業室7が形成されている。
具体的には、ケーソン基部3は、円筒状の刃口部6と、この円筒の上端を覆い作業室7の天井となる作業天井壁8とからなる。以下において、このケーソン基部3を、第1ロットケーソン11と呼ぶ。
前記刃口部6は、ケーソン沈下時に地盤に貫入するものであり、この刃口部6における周壁2は、ケーソン中間部4及びケーソン頂部5の外周壁より外方に、例えば数センチ程度はみ出すように形成されている。これにより、ケーソン沈下時におけるケーソン中間部4及びケーソン頂部5の周壁と上層G1の地盤との間の摩擦抵抗を、軽減するようにしている。
前記作業室7は、作業員や掘削機等により地盤を掘削するための地盤掘削用の空間である。作業室7内には外部から空気等が供給されており、作業室7内は圧気状態になっている。これにより、地盤から作業室7内への地下水、泥及びガス等の流入を防止して、掘削作業の安全及び効率化を図っている。
前記作業天井壁8には、図1に示すように、貫通孔8aが形成されている。この貫通孔8aは、ケーソン沈設施工時に作業天井壁8の上面に設置される筒状のマンロック及びマテリアルロック(図示省略)の内部空間と連通する。図1では、貫通孔8aは、図の簡略化のため1つのみ示したが、実際には、マンロック内部との連通用、マテリアルロック内部との連通用、作業室7の圧気用の配管及び作業室7内のガスモニタリング用等の孔がそれぞれ、適宜の位置に形成されている。なお、マンロックには、上方開口部から下方開口部を経て作業室7まで到達する階段が形成されており、この階段を通って、作業員が作業室7内に入室可能とされている。また、マンロックには、途中に減圧室が設けられており、作業員は圧気された作業室7での作業終了後、この減圧室を経由して地表側に出るようになっている。そして、図示省略のマテリアルロックは、作業室7において掘削した土砂をクレーン等によって排出する際等に利用される。
前記ケーソン中間部4は、第1ロットケーソン11の上部に構築され、例えば、円筒状に形成されケーソン沈設深さに応じて適宜個数に分割されている。
本実施形態において、ケーソン中間部4は、例えば、3分割されているものとして、下側から第2ロットケーソン12、第3ロットケーソン13、第4ロットケーソン14と呼ぶものとする。各ケーソン12,13,14は、後述するように第1ロットケーソン11が上層G1内を沈下するに従って鉛直方向に順次設置される。
前記ケーソン頂部5は、ケーソン中間部4の上部に構築されものであり、例えば、円筒状ケーソン51と、この円筒状ケーソン51の開口を閉塞する頂版となる円柱状の頂版52とを含んで構成される。円筒状ケーソン51は、例えば、その周壁2(外周壁)の外径をケーソン中間部4と合せて形成され、内径をケーソン中間部4の内径より大きくして形成される。以下において、この円筒状ケーソン51を、第5ロットケーソン15と呼ぶ。
次に、本発明に係るケーソン沈設方法の第1実施形態を、ケーソンとして上記ニューマチックケーソン1を用いた場合について、図2〜図13を参照して説明する。図3及び図4は、ボーリング工程、図5は、置換柱体構築工程、図6及び図7は、第1ロットケーソン11の設置工程、図8及び図9は、第1ロットの掘削沈下工程、図10は、第2ロットケーソン12の設置工程、図11は、第1〜第5ロットケーソン11〜15の設置状態、図12は、中埋めコンクリートの打設工程、図13は、頂版設置工程をそれぞれ示す。
なお、各図において、前述したマンロック及びマテリアルロックや、圧気用等の配管等については、図の簡略化のため図示省略している。
本実施形態におけるケーソン沈設方法は、ニューマチックケーソン1を地盤の地表面側から所定深さまで沈下させて設置する方法であって、ニューマチックケーソン1の沈下領域における刃口部6下に位置する刃口部下地盤に、この刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料21で構成した置換柱体22を予め構築し、刃口部6をこの置換柱体22の上端面上に据え付けた後、ニューマチックケーソン1を刃口部下方向に上記所定深さまで沈下させて設置する構成であり、具体的には、以下に詳述する、「ボーリング工程」、「置換柱体構築工程」、「ケーソン設置工程」及び「ケーソン掘削沈下工程」を含んで構成される。
まず、図3及び図3に示すB−B線矢視断面図である図4に示すように、ニューマチックケーソン1の沈下領域における刃口部6下に位置する刃口部下地盤(粘土層からなる上層G1)に、複数の孔20を、互いに連通しないように間隔を空けて、該地盤の地表から下方に向かって、例えば、泥岩層からなる支持層G2の手前まで削孔する。各孔20は、それぞれの孔中心が、例えば、図4に示すように、刃口部6周りの周壁2の輪郭線Lの線上に沿うようにして、削孔されている。孔20は、例えば、周方向に等角度のピッチ(例えば、20°)で削孔されている。
なお、孔20の角度ピッチは、上層G1の粘着力、ニューマチックケーソン1の自重及び沈設箇所の深さ等に基づいて適宜定めればよい。この工程が、「ボーリング工程」である。また、このボーリング工程の前に、ニューマチックケーソン1の沈下領域及び孔20を囲むように、所定深さまでシートパイル(鋼矢板)SPを予め地盤中に建て込み、ニューマチックケーソン1の沈設施工時における地表側での土留めを行っている。
次に、図5に示すように、上記ボーリング工程で削孔された各孔20内に、孔20の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料21をそれぞれ充填して、土質材料21の置換柱体22を構築する。これにより、ニューマチックケーソン1を粘着力の高い粘土層である上層G1内を沈下させる際の沈下抵抗力を効果的に低下させることができる。この工程が、「置換柱体構築工程」である。
また、本実施形態において、土質材料21は、砕石であり、置換柱体22は、孔20の周囲の地盤(主に粘土層からなる上層G1)より通気性が高くなるように構成されている。砕石は、具体的には、単粒度砕石を用いるとよい。
そして、図6及び刃口部6周辺の拡大図である図7に示すように、置換柱体22の上端面上に刃口部6を据え付けて、ニューマチックケーソン1の第1ロットケーソン11を設置する。具体的には、第1ロットケーソン11の周壁2の輪郭線Lが、各孔20の孔中心に合うように配置する。
なお、以下において、この第1ロットケーソン11の上述した設置工程と、図10及び図11で示した各ロットのケーソン12,13,14,15の設置工程とが、「ケーソン設置工程」である。
図6及び図7のように、第1ロットケーソン11を地盤上に設置した後、周壁2の内側の地盤(上層G1)と、刃口部6下の置換柱体22と、刃口部6下の各置換柱体22間の地盤(上層G1)とを順次掘削して、図8に示すように、第1ロットケーソン11を刃口部下方向に沈下させる。
具体的には、第1ロットケーソン11の設置後、作業室7内を圧気し、その後、マンロックから作業者が作業室7内に入り、第1ロットケーソン11の設置前に沈下領域の地盤上に配置した掘削機械等により、地盤及び各置換柱体22を掘削する。なお、掘削は、これに限らず、例えば、作業天井壁8に天井走行式ケーソン及び監視カメラ(図示省略)を設置して、作業室7外から遠隔操作にて掘削可能に構成してもよい。
上層G1の掘削は、例えば、図6及び図7の状態で、まず、周壁2の内側のうち刃口部6下以外の領域の地盤を掘削し、次に、刃口部6下の置換柱体22と、刃口部6下の各置換柱体22間の地盤(上層G1)の掘削を行う。刃口部6下における掘削は、より具体的には、図8に示すC−C矢視断面図である図9に示すように、例えば、刃口部6下の所定の各角度位置における置換柱体22間の地盤(1)の掘削及びその地盤(1)に隣接する両隣の置換柱体22の地盤(1)側部分の掘削を1つの掘削単位とし、この掘削単位の掘削を周方向に一つ飛ばしで順次行っていき((2)〜(9))、一周したところで残りの掘削を上記同様に1つ飛ばしで順次行っていく((10)〜(18))。これを所定深さまで繰り返すことによって、第1ロットケーソン11を刃口部下方向に徐々に沈下させる。なお、掘削順はこれに限らず、例えば、対角をなす領域毎(例えば、(1)−(15)、(8)−(13)等)に順次行っていく等、適宜決めることができる。
このようにして、地盤(上層G1)及び置換柱体22の上記順次掘削により、第1ロットケーソン11を所定の深さまで沈下させ、第1ロットケーソン11の掘削沈下工程が完了する。その後、図10に示すように、第1ロットケーソン11の上部に第2ロットケーソン12を設置する。
次に、図10において、第1ロットケーソン11の第1ロット掘削沈下工程と同様にして、第2ロット掘削沈下工程を行い、その後、更に、第3〜第5ロットのケーソン(13,14,15)の設置及びそれぞれに対応する第3〜第5ロット掘削沈下工程を行い、図11に示すように、第1ロットケーソン11の刃口部6を支持層G2に貫入させる。そして、作業室7内の設備、マンロック、マテリアルロック及び各種配管等を撤去する。
なお、前述の第1ロット掘削沈下工程と、図10及び図11で示した第2ロット〜第5ロットケーソン(12,13,14,15)にそれぞれ対応する第2ロット掘削沈下工程〜第5ロット掘削沈下工程とが、「ケーソン掘削沈下工程」である。
そして、図12に示すように、作業室7内への中埋めコンクリート16aを打設すると共に、第2ロットケーソン12〜第4ロットケーソン14の内部へ同様に中埋めコンクリート16bを打設する。なお、第2ロットケーソン12〜第4ロットケーソン14の内部へは、中埋めコンクリート16bに替って水を投入するようにしてもよいし、埋戻土を投入するようにしてもよいし、何も投入せず空洞にしてもよい。
次に、図13に示すように、頂版52を第5ロットケーソン15の内部に配置して、第5ロットケーソン15の開口を閉塞し、ニューマチックケーソン1の躯体が完成する。このようにして、ニューマチックケーソン1をその刃口部6が支持層G2に貫入する深さまで沈下させて設置し、橋脚の基礎を構築する工事が完了する。その後、図14に示すように、頂版52の上に橋脚が設置され橋脚下端を土砂等で埋戻すと共にシートパイルSPを撤去し、橋脚の設置が完了する。
本実施形態によるケーソン沈設方法によれば、ニューマチックケーソン1の刃口部6下に位置する刃口部下地盤にこの刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料21で構成した置換柱体22を予め構築し、刃口部6をこの置換柱体22の上端面上に据え付け、その後、ニューマチックケーソン1を刃口部下方向に沈下させている。これにより、例えば、ニューマチックケーソン1の沈下領域の地盤が、粘土層等の粘着力の高い土質の場合であっても、その土質の一部を粘着力の低い土質に適度に置換した後に、ニューマチックケーソン1の沈下作業を行うことができるため、粘性の高い土質に起因するケーソンの急沈を抑制して、ケーソンを徐々に沈下させることができる。
このようにして、地盤が粘着力の高い土質であっても、ケーソンを急沈させることなく沈設することが可能なケーソン沈設方法を提供することができる。これにより、刃口部6と掘削地盤の底部との衝突による振動及び騒音の発生を抑制することができ、ケーソンの沈設施工の周辺に悪影響を及ぼすことなく沈設施工が可能である。そのため、鉄道の線路、振動を嫌う重要構造物、民家等が近接している場所においても、ケーソン沈設工法を採用して建築構造物の基礎工事等を行うことができる。また、ケーソンの急沈を抑制することができるため、沈設施工の安全性を向上することもできる。そして、ケーソンを徐々に沈下させることができるため、ケーソンの地盤中への建込精度を向上させることができる。また、ニューマチックケーソンを利用する場合であっても、作業室内の急激な気圧上昇の発生を防止することができると共に、作業室内の圧気がケーソン外に漏れて、沈設施工の周辺の地表等から噴出するエアブローを抑制することができる。
また、本実施形態においては、土質材料21として単粒度砕石を用いたが、これに限らず、単粒度の砂利を用いてもよい、土質材料21として単粒度砕石や単粒度の砂利を用いることにより、周壁2に作用する沈下抵抗力を効果的に低減することができる。
また、本実施形態においては、土質材料21は、砕石であり、置換柱体22は、刃口部下地盤の周囲の地盤より通気性が高くなるように構成されている。これにより、ケーソン沈設施工中に、作業室7内の圧気が地盤(上層G1)側に漏れることがあったとしても、沈下領域外に残存し、通気性の高い置換柱体22を通じて地表側へ圧気を排気することができる。したがって、ケーソンの沈設施工領域から離れた場所の地上に、圧気が排気されることをより効果的に防止することができる。なお、土質材料21は、前述した様に、砕石に限らず、砂利であってもよい。
また、このようなニューマチックケーソン1の沈設施工は、同時期に、隣接して複数個所で行われることがあると共に、上層G1に砂層が含まれている場合があり、この場合、作業室7内の圧気が砂層を貫流して砂層内のガス等を隣接するニューマチックケーソン1側の作業室7に流入させてしまうことがある。したがって、置換柱体22を、上層G1に含まれる砂層よりも通気性が高くなるように構成することにより、沈設施工が隣接して複数個所で行われている場合であっても、上記のような貫流を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態におけるケーソン沈設方法について、図15〜図19を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一の要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態におけるケーソン沈設方法は、ニューマチックケーソン1を所定深さまで沈下させた後に、置換柱体22内に固化型注入材Gを注入して固化体を構築することを含んで構成されている。具体的には、「挿通管配置工程」と、「固化体構築工程」とを更に備えて構成されている。
前記挿通管配置工程は、置換柱体構築工程の前に、図15及び図16に示す挿通管17を孔20に配置する工程である。この挿通管17は、例えば、図16に示すように、貫通孔18が適宜形成されたストレーナ部17sを下端側に備えており、その最下端部は円錐状のキャッブ19で閉止されている。この挿通管配置工程において、図16に示すように、挿通管17を、孔20内のうち、ニューマチックケーソン1の沈下領域外の領域に配置する。挿通管17の円錐状のキャップ19を地盤に貫入させ、挿通管17の上端を孔20の開口から地表側に突設させた状態で配置する。
挿通管配置工程の後、図17及び図18に示すように、孔20内に土質材料21を充填して置換柱体22を構築し、その後、第1ロットケーソン11を各孔20の孔中心に合わせて配置する。これにより、挿通管17と干渉することなく第1ロットケーソン11を地盤上に配置している。
前記固化体構築工程は、各ロットのケーソン11〜15の設置及び掘削沈下工程の後、詳しくは、図19に示すように、ニューマチックケーソン1の躯体が完成した後、挿通管17を介して置換柱体22内に、セメントミルク等の固化型注入材(グラウト)Gを注入して固化体22sを構築する工程である。固化型注入材Gは、挿通管17の下端側から置換柱体22内の上方に向かって、土質材料21(砕石又は砂利)の隙間に徐々に注入され、土質材料21と結合する。
本実施形態におけるケーソン沈設方法においては、ニューマチックケーソン1の躯体が完成した後、挿通管17を介して、ニューマチックケーソン1の周囲の置換柱体22内に、固化型注入材G(グラウト)を注入して固化体22sを構築する構成であるため、ニューマチックケーソン1の周りにおいて、置換柱体22(砕石や砂利)に置換され、そのままでは、沈設施工前の現地盤より強度が弱くなってしまう場合であっても、固化型注入材Gの注入によってその部分を固化させて強度を高めることができる。したがって、例えば、躯体完成後に、地盤を施工前の現地盤と同等以上の強度に復旧することが要求される場合であっても、固化型注入材Gを適宜選択することによって、置換柱体22に置換した部分を現地盤と同等以上の強度に復旧させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記第1及び第2実施形態において、ボーリング工程において削孔する各孔20の中心は、刃口部6の輪郭線Lの線上に沿うものとしたが、これに限らず、例えば、輪郭線Lから一定距離だけ外方又は内方にオフセットした輪郭線上に沿うようにしてもよい。この場合、刃口部6が全周にわたって、少なくとも各孔20の開口部と重複するように、オフセット量を調整する。オフセット量が大きすぎると、ニューマチックケーソン1の沈下時における周壁2と上層G1(置換柱体22によって置換されていない部分)との接触面積が広くなる。
また、上記第1及び第2実施形態において、ニューマチックケーソン1の第1ロットケーソン11を、各孔20の孔中心に合わせて配置するものとしたが、第1ロットケーソンの設置は、これに限らず、前述したように孔中心を輪郭線Lから外方又は内方のオフセットさせた場合は、孔20の開口と刃口部6の重複面積が刃口部6の周方向に沿って略均一になるように配置すればよい。
上記説明では、ニューマチックケーソン1を橋脚100の基礎としたが、ニューマチックケーソン1は、橋脚に限らず他の建築構造物の基礎として用いることができる。また、ニューマチックケーソン1は、建築構造物の基礎に限らず、地下構造物として用いることもできる。また、ケーソンとして、ニューマチックケーソン1を利用した場合で説明したが、ケーソンの種類は、これに限らず、底無しの筒からなる一般的なオープンケーソンであってもよい。また、ケーソンの外形は、円形のみでなく、多角形状のあらゆる形状を適用することができる。
1・・・・ニューマチックケーソン(ケーソン)
6・・・・刃口部
7・・・・作業室
20・・・孔
21・・・土質材料(砕石、砂利)
22・・・置換柱体
22s・・固化体
G・・・・固化型注入材

Claims (6)

  1. 刃口部を備えるケーソンを、地盤の地表面側から所定深さまで沈下させて設置するケーソン沈設方法であって、
    前記ケーソンの沈下領域における前記刃口部下に位置する刃口部下地盤に、該刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い、単粒度の砕石又は単粒度の砂利からなる土質材料で構成した置換柱体を予め構築し、
    前記刃口部を前記置換柱体の上端面上に据え付けた後、前記ケーソンを刃口部下方向に前記所定深さまで沈下させて設置するケーソン沈設方法。
  2. 前記刃口部下地盤に互いに連通しないように間隔を空けて、該刃口部下地盤の地表から下方に向かって複数の孔を削孔し、固化型注入材を注入するための挿通管を前記孔内のうちの前記ケーソンの沈下予定領域外の領域に配置した後に、前記複数の孔内に、前記土質材料をそれぞれ充填して、前記置換柱体を構築する、請求項1に記載のケーソン沈設方法。
  3. 刃口部を備えるケーソンを、地盤の地表面側から所定深さまで沈下させて設置するケーソン沈設方法であって、
    前記ケーソンの沈下領域における前記刃口部下に位置する刃口部下地盤に、該刃口部下地盤の周囲の地盤より粘着力の低い土質材料で構成した置換柱体を予め構築し、
    前記刃口部を前記置換柱体の上端面上に据え付けた後、前記ケーソンを刃口部下方向に前記所定深さまで沈下させて設置し、
    前記刃口部下地盤に互いに連通しないように間隔を空けて、該刃口部下地盤の地表から下方に向かって複数の孔を削孔し、固化型注入材を注入するための挿通管を前記孔内のうちの前記ケーソンの沈下予定領域外の領域に配置した後に、前記複数の孔内に、前記土質材料をそれぞれ充填して、前記置換柱体を構築するケーソン沈設方法。
  4. 前記土質材料は、砕石又は砂利であり、
    前記置換柱体は、前記刃口部下地盤の周囲の地盤より通気性が高くなるように構成されている、請求項に記載のケーソン沈設方法。
  5. 前記砕石又は前記砂利は、単粒度の砕石又は単粒度の砂利である、請求項4に記載のケーソン沈設方法。
  6. 前記ケーソンを前記所定深さまで沈下させた後に、前記挿通管を介して前記置換柱体内に固化型注入材を注入して固化体を構築することを含む、請求項3〜5のいずれか一つに記載のケーソン沈設方法。
JP2013173493A 2013-08-23 2013-08-23 ケーソン沈設方法 Active JP6208496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173493A JP6208496B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ケーソン沈設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013173493A JP6208496B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ケーソン沈設方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015040458A JP2015040458A (ja) 2015-03-02
JP6208496B2 true JP6208496B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=52694768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013173493A Active JP6208496B2 (ja) 2013-08-23 2013-08-23 ケーソン沈設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6208496B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS568174B2 (ja) * 1973-06-29 1981-02-21
JPS5843532B2 (ja) * 1978-07-13 1983-09-27 鹿島建設株式会社 ケ−ソンの沈設工法
JPS60184128A (ja) * 1984-03-02 1985-09-19 Shimizu Constr Co Ltd ケ−ソン沈下工法
JPS62101718A (ja) * 1985-10-30 1987-05-12 Oomotogumi:Kk 硬土地盤またはこれに類似の地盤に適するケ−ソン沈設工法
JP3976253B2 (ja) * 2002-07-01 2007-09-12 大成建設株式会社 ケーソンの沈設方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015040458A (ja) 2015-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101067707B1 (ko) 현장타설 콘크리트말뚝과 그라우팅 기둥을 이용한 주열식 토류벽 차수 시공방법
KR100957599B1 (ko) 가설흙막이 구조물을 이용한 지하구조물 시공방법
JP2020522635A (ja) オープンケーソン施工構造及びその施工方法
US20220098817A1 (en) Method for constructing structure
KR100832490B1 (ko) 오버랩원통관과 충진용호스를 이용한 주열식차수벽의 설치공법
JP5502538B2 (ja) 杭施工方法および杭施工装置
JP5690864B2 (ja) 山留め壁の構築方法、場所打ち杭の構築方法
KR101045625B1 (ko) Cip 공법을 이용한 지하 연속 흙막이벽 구축공법
KR101975297B1 (ko) 흙과 물의 유입을 방지할 수 있는 항만, 하천, 댐, 콘크리트 건물 공사에 사용되는 다중벽체 시공용 지지파일 및 그 지지파일을 이용한 다중벽체 시공방법
KR20150025409A (ko) 소구경강관을 이용한 터널구조 및 이의 시공방법
JP6259271B2 (ja) ケーソン沈設方法及び地中柱体群
CN216839456U (zh) 钢管桩桩端后注浆装置
JP2014202007A (ja) 山留め壁及びその構築方法
JP2007247339A (ja) 新設基礎構造
JP5648085B2 (ja) 杭の構築方法
JP6208496B2 (ja) ケーソン沈設方法
CN114411745A (zh) 钢管桩桩端后注浆装置及其施工方法
KR101021913B1 (ko) 흙막이 공사용 차수 가시설 시공방법
KR20190012368A (ko) 소형 천공장비를 이용한 인접건물 근접구간 소구경 합성파일 벽체 및 이의 시공방법
WO2009139510A1 (en) Construction method for continuous cut-off wall using overlap casing
JP4583099B2 (ja) 免震体形成工法
KR100968431B1 (ko) 알시디 확공비트를 이용한 산업시설용 자켓구조물의설치방법
KR100731573B1 (ko) 복선터널의 중간지지대 시공방법
JP4905296B2 (ja) 山留め壁の構築方法及び山留め壁
CN205857212U (zh) 波纹钢围堰挖孔空心桩

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6208496

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250