JP6207079B2 - 積層トレー分離搬出方法と装置 - Google Patents
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Description
このトレー分離装置は、複数個積み重ねた積層トレーの最下端トレーの両端縁部を係止する弾性力を有した係止部材を設け、吸着器によって弾性力に抗して係止部材を乗り越えさせて分離するようにしている。
吸盤が先端部に取りつけられたアームが、最下端トレー底面の上方に向っての延長面上付近であって、少なくともトレーから離れた位置の機枠に搖動自在に支持されていて、
該吸盤を、押圧具が後退し押圧状態が解かれ自重で後続トレーから離された状態の最下端トレーにおける下方にずらせた側端部側に偏った位置に吸着させ、
前記アームを、支持部を中心として搖動させることで最下端トレーを側端部側に到るほど大きく、支持部を要とする扇状に移動させて分離することを特徴とする積層トレー分離搬出方法とされる。
又、トレーが複数個積層された積層トレーにおける下端部付近を側面から押圧して最下端トレーが分離される度に後退する押圧具と、最下端トレーの側端部付近に当接してトレーを支持する支持部材と、吸盤をトレーの底面に吸着させて分離するトレーの分離手段と、分離されたトレーの搬出手段とを備え、最下端トレーがいずれかの側端部をトレーの積層方向に沿って下方にずらせた状態で支持されるように支持部材が配設され、前記吸盤が下方にずらせた側端部側に偏って配設された積層トレー分離搬出装置であって、
吸盤が先端部に取り付けられたアームが、最下端トレー底面の上方に向っての延長面上付近であって、少なくともトレーから離れた位置の機枠に搖動自在に支持されたことを特徴とする積層トレー分離搬出装置とされる。
貯留タンク2は、積層トレーを自重により傾斜方向に沿って滑落可能に収容し、崩れないように保持するために積層トレーの周囲を規制するトレーガイドが適宜設けられる。
本例においては、傾斜した積層トレーの下側にトレーの左右両隅部を規制するガイド7a,7aと、トレーの幅方向における中間部を規制する丸棒からなるガイド7b、7bがトレー収納部全域に亘って設けられている。
尚、本例においては積層トレーを自重で滑落可能にしているが、適宜重錘などを使用した強制送り装置を装備したものであってもよい。
この支持部材8,8・・は、方形のトレー1の四隅部に対向する位置に設けられたガイド7a、7cに固着され、図2(イ)におけるB−B断面形状が図2(ロ)に示されるようにトレーが分離される方向に沿って傾斜面が形成された部材であって、この傾斜面に積層トレーの最下端トレー1の四隅部が当接して支持される。
又、支持部材8,8・・は、必ずしも本実施例のようにトレー1の四隅部に当接して支持するものでなくとも例えば図1に示された最下端トレー1の左右両側壁部の適宜な箇所に当接して支持する左右一組の支持部材でもよい。
これらガイドや支持部材は図示しない調節手段で収容されるトレーの大きさ(幅、長さ寸法)に合わせて適宜位置調整される。
仮想水平面上に置かれた積層トレーの最下端トレー1の四隅部に当接する支持部材8、8・・の内、いずれかの隣接する二隅部(図3においては右側の二隅部)を支持する支持部材8,8をトレーの積層方向即ち積層トレーの側端が形成する外形線(図3における仮想線表示された左右外形線)に沿って下方に向けてC寸法だけずらせている。
このずらせた寸法Cは、最下端トレー1が自重で支持部材8,8・・を越えて落下してしまうまでを上限とし、トレーの柔軟性や、大きさなどを考慮し、支持部材8,8・・で保持されるトレーを後述する分離手段の吸盤で吸着してトレー1を撓ませ変形させながら損傷させることなく、支持部材8,8・・の傾斜面を滑らせ乗り越えさせることができる適度な寸法に設定される。
このように隣接する二隅部を支持する支持部材8,8を下方にずらせた状態にすると、最下端トレー1は図3に示されるようにずらせた側の側端部が自重で下方にずれて後続する次のトレーから離れた状態となる。
もともと積層トレーは互いに密着した状態にあり最下端トレーが分離手段によって分離される際に後続する次のトレーと重なったままで同時に分離されることがあるが、上述したように事前に離されるとこのことを防止する。
本例における分離手段は、図示しない真空ポンプなどの吸引装置に連結された吸盤3を最下端トレー1の底面に吸着させて移動させることで分離する分離装置としている。
吸盤3は、合成樹脂などの可撓性を有する材質が使用され椀型の吸着部の基部は横方向に膨らませてより柔軟性を高めてトレーの底面への吸着適応性を高めている。
この吸盤3は、機枠4に揺動自在に支持されたアーム5の先端部に取り付けられて、他端に連接されたエアーシリンダーなどの伸縮装置6によって最下端トレー1の底部に吸着できる位置から分離されたトレーが受け取られる位置(図1における仮想線表示位置)を過ぎるまで揺動させてトレーを分離する構成であり、伸縮装置6の作動に関連して図示しない吸気弁が開閉され吸盤3がトレー1の底部に接したときには吸着できるよう開かれ、又、吸盤3がトレー1に吸着した状態でトレー受け部(後述するガイド)近くまで到着したときには閉じられてトレー1が離されるように制御される。
吸盤3が最下端トレー1の底部に吸着する際のトレー1との相対位置は、ずらせたトレーの側端部側に偏って配設される。このように構成すれば前述したように、最下端トレーが、ずらされた側端部側から離される上に、その近くを吸着させることになり一層分離し易くなる。
本例における搬出手段としては、分離されたトレー1を傾斜させた案内面で受けて滑走させるガイド9が設けられていて、分離されたトレー1は次工程に向けて搬送する搬送コンベヤの始端部まで送り出される。
このガイド9は、図1に示されるように上面が積層トレーの傾斜方向(図1における右下がり方向)に沿って傾斜した案内面を形成しているので、分離されたトレー1はガイド9の上面、即ち案内面で受けられ滑走して搬出され、搬送コンベヤ10の始端部で受け取られる。
このようにガイド9の上面(案内面)が積層トレーの傾斜方向に沿って傾斜している上に、傾斜した積層トレーの下側の支持部材8,8が下方にずれているので、最下端トレー1は傾斜方向の先端部から自重で離れて図1の仮想線表示のようにガイド9の上面に沿った姿勢で分離されるのでスムーズに受け取られて滑走し搬出される。
この搬送コンベヤ10は、チェンなどの無端帯からなり所定位置にトレーの後端部に接する係止片11が取り付けられていて、ガイド9から送り出されるトレー1を受取り確実に所定位置まで搬送することができる。
尚、搬出手段としてのガイド9に替えて搬送コンベヤ10の始端部を吸盤3で分離されるトレーの下方まで適宜延設して直接受け取るようにしてもよい。
収納された積層トレーの最下端トレー1は、トレー1の4隅部が支持部材8に当接して支持されるが、傾斜した積層トレーの下側(傾斜方向の下面側、図1における右側)の二隅部を支持する一組の支持部材8、8が積層方向(図3における仮想線表示された左右外形線の延長方向)に沿って下方にずらせて配設されているので、最下端トレー1はずらせた支持部材8,8側から自重で後続のトレーから離された状態となる。
そのときに吸気が開かれるが、最下端トレー1は後続のトレーからずらされた側端部側が離れた状態なので確実に吸盤3に吸着される。
ついで伸縮装置6が伸長し吸盤3がトレーを吸着したまま下降するが、トレー1はずらせた側端部側から支持部材8,8に形成された傾斜面を滑りながら撓んで乗り越え分離され、ガイド9近くに到達すれば吸気が閉じられ解放されてガイド9上に置かれる。吸盤3は更に下降して終端部位置(仮想線表示位置)まで移動する。
このようにトレー1は図3の仮想線表示のように積層トレーの傾斜方向に向けて傾斜したガイド9に沿うような姿勢でガイド9に形成された案内面上に落とされ滑走して搬出され待機する搬送コンベヤ10の始端部上に乗り移る。搬送コンベヤ10もトレー1への収納物が投入されるタイミングに関連して、乗り移ったトレー1を所定の投入位置まで搬送する。このような動作が図示しない制御装置によって繰り返される。
尚、本例においては代表的なトレーとして方形のトレーを使用した場合について説明したがトレーの形状は多角形、楕円形、丸型などにも適応される。
支持部材も最下端トレーが落下しないよう、しかもトレーのいずれか一側の側端部を積層方向に沿って下方にずらせた状態で支持できるものであって、最下端トレーが分離手段で分離される際に支障にならなければよい。
3 吸盤
8 支持部材
9 ガイド
10 搬送コンベヤ
Claims (2)
- トレーが複数個積層された積層トレーにおける下端部付近を側面から押圧して最下端トレーが分離される度に後退する押圧具と、最下端トレーの側端部付近に当接してトレーを支持する支持部材と、吸盤をトレーの底面に吸着させて分離するトレーの分離手段と、分離されたトレーの搬出手段とを備え、最下端トレーがいずれかの側端部をトレーの積層方向に沿って下方にずらせた状態で支持されるように支持部材が配設され、前記吸盤が下方にずらせた側端部側に偏って配設された積層トレー分離搬出装置において、
吸盤が先端部に取り付けられたアームが、最下端トレー底面の上方に向っての延長面上付近であって、少なくともトレーから離れた位置の機枠に搖動自在に支持されていて、
該吸盤を、押圧具が後退し押圧状態が解かれ自重で後続トレーから離された状態の最下端トレーにおける下方にずらせた側端部側に偏った位置に吸着させ、
前記アームを、支持部を中心として搖動させることで最下端トレーを側端部側に到るほど大きく、支持部を要とする扇状に移動させて分離することを特徴とする積層トレー分離搬出方法。 - トレーが複数個積層された積層トレーにおける下端部付近を側面から押圧して最下端トレーが分離される度に後退する押圧具と、最下端トレーの側端部付近に当接してトレーを支持する支持部材と、吸盤をトレーの底面に吸着させて分離するトレーの分離手段と、分離されたトレーの搬出手段とを備え、最下端トレーがいずれかの側端部をトレーの積層方向に沿って下方にずらせた状態で支持されるように支持部材が配設され、前記吸盤が下方にずらせた側端部側に偏って配設された積層トレー分離搬出装置であって、
吸盤が先端部に取り付けられたアームが、最下端トレー底面の上方に向っての延長面上付近であって、少なくともトレーから離れた位置の機枠に搖動自在に支持されたことを特徴とする積層トレー分離搬出装置。
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