JP6206968B2 - 移動電源車 - Google Patents
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Description
発電装置を車両に搭載した移動電源車であって、
上記車両は、上記車両を始動するときの電力を供給する車載バッテリーと、上記車両の走行中に上記車載バッテリーに充電するためのダイナモと、上記車載バッテリーおよび上記ダイナモを含む電気系統をボディアースするための車体とを備え、
上記発電装置は、発電用エンジンと、上記発電用エンジンによって稼動する交流発電機とを備え、
上記車両には、上記交流発電機を上記車体へのボディアースとは別に大地に直接アースするためのアース部材が、上記車体から電気的に絶縁した状態で取り付けられている
ことを要旨とする。
すなわち、
上記アース部材により、上記交流発電機が上記車体とは別に大地に直接アースされているため、漏電ブレーカーの作動の確実性が確保された。
上記アース部材が上記車体から電気的に絶縁した状態で取り付けられているため、作業者の感電に対する安全性を確保できる。すなわち、上記アース部材と上記車体のあいだが導通されていると、交流発電機の配線に絶縁不良等の不具合が生じたときに、作業者が車体と配線に同時に触れると感電事故が起こる。本発明では、上記アース部材と上記車体のあいだが絶縁されているため、万一作業者が車体と配線に同時に触れたとしても感電事故は起こらなくなる。
また、アース部材が車両に取り付けられていることから、現場に出動するときにアース部材を積み忘れて発電できなかったり、アース部材を現場に忘れて帰って、つぎの出動のときに慌てるといったトラブルを未然に防止できる。
上記進退ユニットの操作によってアース部材を大地に接地させたり離したりすることができ、かなづち等の工具を必要としない。したがって、出動するときに工具を積み忘れて現場で慌てたり、工具を忘れて現場に帰って、つぎの出動のときに慌てるといったトラブルを未然に防止できる。
上記車両を始動するときの電力を供給する車載バッテリーと、上記発電用エンジンを始動するときの電力を供給するバッテリーを兼用するため、バッテリー1個分の軽量化を計ることができる。特に、軽トラックのような車載重量の小さな小型車両に発電装置を搭載する場合に有利である。小型車両であれば、中型の自動車免許を保有していれば運転して出動できるため、極めて汎用性が高くなる。
また、車両が走行できる状態であれば発電用エンジンを始動できることから、上記発電用エンジンを始動するためのバッテリーを放電させてしまって、現場に出動したものの交流発電機を起動できず、電気の供給ができないといったトラブルを未然に防止できる。
上記直流発電機によって上記車載バッテリーが充電されるように構成されている場合には、
発電用エンジンが稼動すれば走行しなくても直流発電機で上記車載バッテリーが充電される。したがって、車載バッテリーの容量が残り少なく発電用エンジンを起動するのがギリギリであったようなときでも、つぎの走行に支障をきたさない。
〔概要の構成〕
図1は、本発明を適用した第1実施形態の移動電源車10を示す図である。
図2は、上記移動電源車10の構成を説明するブロック図である。
図3は、上記移動電源車10の電気系統を説明する結線図である。
図4は、進退ユニットを示す図である。
上記車両2は、上記車両2を始動するときの電力を供給する車載バッテリー21と、上記車両2の走行中に上記車載バッテリー21に充電するためのダイナモ22と、上記車載バッテリー21および上記ダイナモ22を含む電気系統をボディアースするための車体9とを備えている。
上記発電装置1は、発電用エンジン15と、上記発電用エンジン15によって稼動する交流発電機16とを備えている。
上記移動電源車10では、上記車載バッテリー21が、上記発電用エンジン15を始動するときの電力を供給するバッテリーとして兼用されている。つまり、車両に搭載した車載バッテリー21の電力で発電用エンジン15を始動する。図示しない始動スイッチは、走行用エンジンのセルモーターを始動するキースイッチとは別個に、例えば発電装置1側に設けることができる。
上記移動電源車10には、ガス供給設備12において、液化ガスボンベ4から0.9MPaの高圧で供給を受けたガス燃料を2.8kPaの低圧で発電用エンジン15に供給するための単段圧力調節器13を備えている。上記単段圧力調節器13は、1時間あたり6.5kgのLPガスを供給できるものを使用した。上記単段圧力調節器13によって2.8kPaの低圧に調節されたガス燃料は、低圧ホース14を介して発電用エンジン15に供給される。この例では、長さ10mの低圧ホース14を搭載しておいた。
上記移動電源車10には、上記交流発電機16で発電された単相100V/200Vの交流電気を三相200Vに変換するインバーター5が搭載されている。この例では、上記インバーターの出力は、3.7kW(6.7kVA)である。このように、上記交流発電機16からは、単相100V/200Vの電気が発電されるが、その一部をインバーター5を通し、三相200Vに変換して出力する。したがって、単相100V/200Vの一般家庭用電源を供給できるとともに、三相200Vにより、例えばエレベーターなどの駆動電力を供給することもできる。
上述したように、上記車体9には、上記車載バッテリー21および上記ダイナモ22を含む電気系統がボディアースされている。すなわち、車両2における各電気系統のマイナス側が車体9に接続され、プラス側だけが配線されている。
図5は、本発明の第2実施形態の構成を説明するブロック図である。
図6は、上記第2実施形態の電気系統を説明する結線図である。
以上に述べたように、上記各実施形態の移動電源車10によれば、つぎの作用効果を奏する。
上記アース部材11により、上記交流発電機16が上記車体9とは別に大地に直接アースされているため、漏電ブレーカーの作動の確実性が確保された。
上記アース部材11が上記車体9から電気的に絶縁した状態で取り付けられているため、作業者の感電に対する安全性を確保できる。すなわち、上記アース部材11と上記車体9のあいだが導通されていると、交流発電機16の配線に絶縁不良等の不具合が生じたときに、作業者が車体9と配線に同時に触れると感電事故が起こる。本発明では、上記アース部材11と上記車体9のあいだが絶縁されているため、万一作業者が車体9と配線に同時に触れたとしても感電事故は起こらなくなる。
また、アース部材11が車両9に取り付けられていることから、現場に出動するときにアース部材11を積み忘れて発電できなかったり、アース部材11を現場に忘れて帰って、つぎの出動のときに慌てるといったトラブルを未然に防止できる。
上記進退ユニット8の操作によってアース部材11を大地に接地させたり離したりすることができ、かなづち等の工具を必要としない。したがって、出動するときに工具を積み忘れて現場で慌てたり、工具を忘れて現場に帰って、つぎの出動のときに慌てるといったトラブルを未然に防止できる。
上記車両2を始動するときの電力を供給する車載バッテリー21と、上記発電用エンジン15を始動するときの電力を供給するバッテリーを兼用するため、バッテリー1個分の軽量化を計ることができる。特に、軽トラックのような車載重量の小さな小型車両に発電装置1を搭載する場合に有利である。小型車両であれば、中型の自動車免許を保有していれば運転して出動できるため、極めて汎用性が高くなる。
また、車両2が走行できる状態であれば発電用エンジン15を始動できることから、上記発電用エンジン15を始動するためのバッテリーを放電させてしまって、現場に出動したものの交流発電機16を起動できず、電気の供給ができないといったトラブルを未然に防止できる。
上記直流発電機17によって上記車載バッテリー21が充電されるように構成されているため、
発電用エンジン15が稼動すれば走行しなくても直流発電機17で上記車載バッテリー21が充電される。したがって、車載バッテリー21の容量が残り少なく発電用エンジン15を起動するのがギリギリであったようなときでも、つぎの走行に支障をきたさない。
図7および図8は、本発明の第3実施形態の電気系統を説明する結線図である。
図7は、図3に示した形態の変形例であり、交流発電機16で発電した電気を、単相100V電源および三相200V電源で利用する例である。
図8は、図6に示した形態の変形例であり、交流発電機16で発電した電気を、もっぱら単相100V電源として利用する例である。
上記接地用コンデンサ27に替えて、高抵抗を介して中性相をアース部材11に結線してもよい。
それ以外は、上述した第1実施形態および第2実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付して説明を省略している。
上述した説明ではガス燃料がLPガスである例を説明したが、天然ガス等に代表されるような他のガス燃料でもよい。また、上記ガス燃料としては、化石燃料も適用できるし、それ以外のガス燃料を適用することを妨げる趣旨ではない。
2:車両
3:荷台部
4:液化ガスボンベ
5:インバーター
6:分電盤
7:配電盤
8:進退ユニット
9:車体
10:移動電源車
11:アース部材
12:ガス供給設備
13:単段圧力調節器
14:低圧ホース
15:発電用エンジン
16:交流発電機
17:直流発電機
18:主幹漏電単相ブレーカー
19:主幹漏電三相ブレーカー
20:単相子ブレーカー
21:車載バッテリー
22:ダイナモ
23:単相100Vコンセント
24:三相200Vコンセント
25:ハンドル
26:絶縁ケース
27:接地用コンデンサ
Claims (4)
- 発電装置を車両に搭載した移動電源車であって、
上記車両は、上記車両を始動するときの電力を供給する車載バッテリーと、上記車両の走行中に上記車載バッテリーに充電するためのダイナモと、上記車載バッテリーおよび上記ダイナモを含む電気系統をボディアースするための車体とを備え、
上記発電装置は、発電用エンジンと、上記発電用エンジンによって稼動する交流発電機とを備え、
上記車両には、上記交流発電機を上記車体へのボディアースとは別に大地に直接アースするためのアース部材が、上記車体から電気的に絶縁した状態で取り付けられている
ことを特徴とする移動電源車。 - 上記アース部材を地面に対して進退させるための進退ユニットを有している
請求項1記載の移動電源車。 - 上記車載バッテリーが、上記発電用エンジンを始動するときの電力を供給するバッテリーとして兼用されている
請求項1または2記載の移動電源車。 - 上記発電装置は、上記発電用エンジンによって稼動する直流発電機をさらに備え、
上記直流発電機によって上記車載バッテリーが充電されるように構成されている
請求項1〜3のいずれか一項に記載の移動電源車。
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