JP6206584B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は、プロジェクタ装置に関する。
投影光を出力する投影器と、投影器を冷却する空気の流れを形成するファンと、投影器及びファンを収容する筐体とを備えたプロジェクタ装置がある。また、この種のプロジェクタ装置のなかには、投影器の出射部と、筐体内の空気を排出する排気口とが筐体の一の側壁部において並んで配置されたプロジェクタ装置がある。
特開2002−258248号公報 特開2005−301088号公報 特開2006−215118号公報 特開2006−337510号公報 国際公開第2011/039834号パンフレット
このようなプロジェクタ装置では、投影器からの排熱により加熱され排気口から排出された熱風が投影光の経路に入り込むと、この熱風により投影画像にゆらぎが生じるヒートウェーブ現象が発生する虞がある。
本願の開示技術は、投影画像にゆらぎが生じるヒートウェーブ現象が発生することを抑制できるプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願の開示する技術によれば、ヘッド部と、プロジェクタ部とを備えるプロジェクタ装置が提供される。ヘッド部は、ミラーを有する。プロジェクタ部は、ミラーに投影光を出力する投影器と、投影器を冷却する空気の流れを形成するファンと、投影器及びファンを収容する筐体とを有する。このプロジェクタ部は、ヘッド部におけるミラーが設けられた側にヘッド部と離間して並ぶ。
ミラーによる反射光の経路は、プロジェクタ部よりも、ヘッド部及びプロジェクタ部が並ぶ方向と交差する方向の一方側に位置する。筐体におけるヘッド部側の壁部は、被覆部と延長部とを有する。被覆部は、投影光が出射される出射部が設けられると共にヘッド部によって覆われており、延長部は、被覆部とヘッド部との間の空間に対して反射光の経路側と反対側に延びる。この延長部には、空間側と反対側に筐体内の空気を排出する排気口が形成されている。
本願の開示する技術によれば、投影画像にゆらぎが生じるヒートウェーブ現象が発生することを抑制できる。
プロジェクタ装置の斜視図である。 プロジェクタ装置の要部拡大斜視図である。 プロジェクタ装置の要部拡大斜視図である。 プロジェクタ部の内部構成を示す斜視図である。 プロジェクタ部の内部構成を示す斜視図である。 プロジェクタ装置の要部拡大縦断面図である。 プロジェクタ装置の背面図である。 プロジェクタ装置の左側面図である。 プロジェクタ装置の右側面図である。 プロジェクタ部の内側における空気の流れを示す斜視図である。 プロジェクタ部の内側における空気の流れを示す斜視図である。 プロジェクタ部の内側における空気の流れを示す斜視図である。 プロジェクタ部の内側における空気の流れを示す一部断面を含む斜視図である。 プロジェクタ部の内側及びヘッド部の内側における空気の流れを示す縦断面図である。 プロジェクタ装置の変形例を示す斜視図である。
以下に、本願の開示する技術の一実施形態を説明する。
図1に示されるように、プロジェクタ装置10は、ベース12と、アーム14と、ヘッド部16と、プロジェクタ部18とを備える。各図に示される矢印FR、矢印RH、矢印UPは、プロジェクタ装置10の前側、右側、上側をそれぞれ示す。
ベース12は、平板状に形成されている。このベース12の右後側の角隅部には、固定金具20が設けられており、この固定金具20により、ベース12は、机などの設置対象物に固定される。
ベース12の表面は、投影面22として形成されており、アーム14は、投影面22における右後側の角隅部から上側に延びている。このアーム14は、上側に向かうに従ってプロジェクタ装置10の前側且つ左側に向かうように投影面22の法線方向に対して傾斜している。ヘッド部16は、アーム14の上端部に固定されており、プロジェクタ部18は、ヘッド部16よりも下方においてアーム14に固定されている。
ヘッド部16は、図2に示されるように、ダイキャスト製である構造部材24に形成された板状のヘッド本体26と、このヘッド本体26を覆う樹脂製のカバー部28とを有する。このヘッド部16の下面には、四角平板状のミラー30が設けられている。
また、ヘッド本体26の下面には、「カメラ」の一例である一対のステレオカメラ32及びキャプチャカメラ34と、「照明」の一例である複数のLED(Light Emitting Diode)36とが固定されている。この一対のステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36は、「熱源」の一例でもあり、作動時に発熱する。
この一対のステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36は、カバー部28に収容されている。カバー部28の下壁部144における一対のステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36と対応する位置には、光を透過する窓部38がそれぞれ設けられている。
図3に示されるように、ヘッド本体26の上面には、ヘッド部16の上側に延びる複数のフィン40が形成されている。この複数のフィン40は、ヒートシンク42を形成している。
プロジェクタ部18は、図4に示されるように、投影器46と、可動部材48と、回転部材50とを有する。投影器46は、レンズユニット52と、出力部54とを有する。出力部54は、さらにRGB(Red Green Blue)光源56と、このRGB光源56に熱的に接触するヒートシンク58とを含む。投影器46は、板状の可動部材48に固定されており、可動部材48は、この可動部材48と略同様の大きさで形成された板状の回転部材50に支持されている。
可動部材48及び回転部材50の四隅には、可動部材48と回転部材50との間の距離を調整する第一調整部120A,120B,120C,120Dが設けられている。この複数の第一調整部120A〜120Dにおいて可動部材48と回転部材50との間の距離が別々に調整されることにより、回転部材50に対する可動部材48の取付角度が調整される。
また、図3に示されるように、プロジェクタ部18は、板金製である支持部材64に形成された板状の支持部66と、樹脂製の筐体68とを有する。上述の回転部材50(図4参照)は、支持部66の法線方向に延びる軸部70により支持部66に回転可能に支持されている。支持部66と回転部材50との間には、支持部66に対する回転部材50の回転角度を調整する第二調整部130が設けられている。
そして、複数の第一調整部120A〜120Dによって可動部材48の取付角度が調整されると共に、第二調整部130によって回転部材50の回転角度が調整されることにより、レンズユニット52の光軸の方向が変更される。また、このようにレンズユニット52の光軸の方向が変更されることにより、レンズユニット52から出力される投影光L1のミラー30への入射角が変更される。
図5に示されるように、プロジェクタ部18は、上記各部材に加え、ファン72を有する。このファン72は、一例として軸流ファンであり、支持部66に固定されている。このファン72と、支持部66と、上述の投影器46と、可動部材48と、回転部材50(図4参照)とは、筐体68に収容されている。筐体68は、図6に示されるように、前側筐体100及び後側筐体102に分割されている。
また、図6に示されるように、プロジェクタ部18は、制御ユニット74を有する。制御ユニット74は、制御基板76と、シールド板78とを有する。制御基板76は、回転部材50側と反対側から支持部66に固定されている。この制御基板76は、上述の投影器46、ステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36(図2参照)等の動作を制御する。シールド板78は、支持部66側と反対側から制御基板76を覆っている。この制御ユニット74は、筐体68に収容されている。
図2に示されるように、ヘッド部16のヘッド本体26が形成された構造部材24には、アーム14側に延びる第一連結部80が形成されている。また、図3に示されるように、プロジェクタ部18の支持部66が形成された支持部材64には、アーム14側に延びる第二連結部82が形成されている。
アーム14は、直線状に延びるフレーム84と、このフレーム84を収容する中空部材86とを有する。フレーム84には、被連結部88が形成されており、この被連結部88には、上述の第一連結部80及び第二連結部82が連結される。この第一連結部80及び第二連結部82が被連結部88に連結されることにより、ヘッド部16及びプロジェクタ部18は、フレーム84に支持されている。
ヘッド部16及びプロジェクタ部18がフレーム84に支持された状態では、図2に示されるように、プロジェクタ部18は、ヘッド部16におけるミラー30が設けられた側(この場合、下側)にヘッド部16と離間して並んでいる。上述の第一連結部80及び第二連結部82は、ヘッド部16及びプロジェクタ部18の横方向の一方側に設けられており、このヘッド部16及びプロジェクタ部18は、アーム14に片持ち状に支持されている。
また、ヘッド部16のカバー部28には、第一連結部80に沿って延びて第一連結部80を収容する延出部90が一体に設けられている。この延出部90の下端部と、中空部材86の上端部とは接続されている。
次に、プロジェクタ装置10における光学的な構造の詳細及び光学的な動作について説明する。
図4に示される投影器46では、出力部54から投影光L1が出力されると、この投影光L1は、レンズユニット52を通過し、このレンズユニット52からミラー30に向けて上側に出力される。図6に示されるように、投影器46には、レンズユニット52と対向して出射部92が設けられている。この出射部92は、例えば、レンズカバーである。また、投影器46を収容する筐体68における出射部92と対応する位置には、穴94が形成されている。レンズユニット52から出力された投影光L1は、出射部92を透過し、この出射部92から穴94を通じて出射される。
本実施形態では、ヘッド部16及びプロジェクタ部18がアーム14の長手方向に並んでおり、投影器46からは、アーム14の長手方向に沿ってヘッド部16側(ミラー30側)に投影光L1が出力される。つまり、図6では、ヘッド部16及びプロジェクタ部18が並ぶ方向が矢印+A,−Aで示されており、投影器46からは、矢印+A側に投影光L1が出力される。
ミラー30に入射した投影光L1は、ミラー30で反射され、このミラー30によって反射された投影光L1の反射光L2は、プロジェクタ部18の前方を通過する。ミラー30は、投影器46から投影光L1が出力された場合にプロジェクタ部18の前方に下向きの反射光L2(図1の投影面22に向かう反射光L2)が生じるように、その傾斜角度が設定されている。
なお、図6では、ヘッド部16及びプロジェクタ部18が並ぶ方向と交差する方向(一例として水平方向)が矢印+B,−Bで示されている。反射光L2の経路104は、プロジェクタ部18の前方、すなわち、プロジェクタ部18よりも矢印+B側に位置する。矢印+Bで示される方向は、「ヘッド部及びプロジェクタ部が並ぶ方向と交差する方向の一方側」の一例であり、矢印−Bで示される方向は、「ヘッド部及びプロジェクタ部が並ぶ方向と交差する方向の他方側」の一例である。
上述の反射光L2は、プロジェクタ部18の前方を通過し、ベース12上の投影面22に照射される。図1に示されるように、投影面22に反射光L2が照射されると、この投影面22上に投影画像96が形成される。また、投影面22上に投影画像96が形成されているときには、図2に示される一対のステレオカメラ32及びキャプチャカメラ34が作動する。一対のステレオカメラ32は、投影面22側の方向を撮影し、キャプチャカメラ34は、投影面22を撮影する。
そして、図1に示される投影面22上に形成された投影画像96は、キャプチャカメラ34(図2参照)によって撮影される。また、投影画像96を加工するためにヘッド部16と投影面22との間に操作者の手が挿入された場合には、この手の動きがステレオカメラ32(図2参照)で撮影される。キャプチャカメラ34及びステレオカメラ32で得られた投影画像96データは、図6に示される制御基板76に出力され、この制御基板76で処理される。
また、制御基板76は、複数のLED36(図2参照)を適宜作動させる。複数のLED36は、作動に伴い、投影面22に向けて光を照射する。
次に、プロジェクタ装置10における冷却構造の詳細及び冷却動作について説明する。
図7,図8に示されるように、筐体68は、上壁部110と、下壁部112と、前壁部114と、後壁部116と、側壁部118とを有する。筐体68の上壁部110は、「筐体におけるヘッド部側の壁部」の一例である。この上壁部110は、図6に示されるように、前側筐体100の上壁部である被覆部120と、後側筐体102の上壁部である延長部122とを有する。上述の出射部92は、上壁部110のうちより具体的には被覆部120に設けられている。この被覆部120は、ヘッド部16における後壁部116側の一部分である後端部分124とアーム14の長手方向に向かい合っており、このヘッド部16の後端部分124によって覆われている。
このヘッド部16の後端部分124と、被覆部120との間には、空間126が確保されている。この空間126を形成する後端部分124と被覆部120とは、反射光L2の経路104側と反対側の方向(矢印−Bの方向)に向かうに従ってアーム14の長手方向に沿った距離が減少するようにそれぞれ水平方向に対して傾斜している。そして、この後端部分124と被覆部120との間に形成された空間126は、反射光L2の経路104側と反対側の方向(矢印−Bの方向)に向かうに従って縮小するテーパ状に形成されている。上述の出射部92は、この空間126に面している。
延長部122は、被覆部120に対する後壁部116側に位置する。この延長部122は、上述の空間126に対して反射光L2の経路104側と反対側、すなわち、プロジェクタ部18の後側(矢印−Bの方向)に延びている。この延長部122は、反射光L2の経路104側と反対側に向かうに従ってヘッド部16から離れるように(矢印−Aの方向に向かうように)、水平方向に対して傾斜している。
この延長部122には、この延長部122の厚み方向に貫通する第一排気口128が形成されている。この第一排気口128は、「排気口」の一例であり、上述のように水平方向に対して傾斜する延長部122の厚み方向に貫通することにより、プロジェクタ部18に対する上側且つ後側(矢印Cの方向)に向けて開口する。つまり、この第一排気口128は、プロジェクタ部18に対するヘッド部16側の第一方向(矢印+Aの方向)と、プロジェクタ部18に対する反射光L2の経路104側と反対側の第二方向(矢印−Bの方向)との合成方向(矢印Cの方向)に向けて開口する。
また、この第一排気口128の開口方向及び開口位置は、より具体的には、次のように設定されている。すなわち、図14に示されるように、第一排気口128における被覆部120側の端部128Aを通り第一排気口128が向く方向(矢印Cの方向)に沿って延びる仮想直線130が設定される。そして、この仮想直線130が設定された場合に、この仮想直線130は、空間126における反射光L2の経路104側と反対側で且つヘッド部16側の端部126Aよりも反射光L2の経路104側と反対側(矢印−B側)に位置する。
また、筐体68は、図8に示されるように、上述の第一排気口128に加えて、第二排気口132及び第三排気口134を有する。第二排気口132は、上壁部110と下壁部112とを繋ぐ側壁部118のうち前側筐体100に形成された側壁部118Aに形成されており、第三排気口134は、側壁部118のうち後側筐体102に形成された側壁部118Bに形成されている。この第三排気口134は、第二排気口132に対する反射光L2の経路104側と反対側(矢印−B側)に位置する。
また、筐体68は、第一吸気口136を有する。この第一吸気口136は、「吸気口」の一例であり、下壁部112のうち後側筐体102に形成された下壁部112Aに形成されている。下壁部112は、「筐体におけるヘッド部側と反対側の壁部」の一例である。さらに、図13に示されるように、アーム14の内側には、第二吸気口138が形成されている。アーム14におけるプロジェクタ部18側の壁部には、スリット140が形成されており、第二吸気口138は、スリット140を通じて筐体68の内側と連通している。この第一吸気口136の開口面積と第二吸気口138の開口面積との合計面積は、ファン72の吸気側の開口面積よりも大に設定されている。
図7〜図9に示されるように、ヘッド部16のカバー部28は、上壁部142と、下壁部144と、前壁部146と、後壁部148と、一対の側壁部150,152とを有する。この複数の壁部のうちカバー部28の後側(矢印−B側)に位置する後壁部148には、ヘッド部16の横方向に延びるスリット状の排出口154が形成されている。また、一対の側壁部150,152には、ヘッド部16の前後方向に延びるスリット状の開口156,158がそれぞれ形成されている。
以上の冷却構造を有するプロジェクタ装置10では、ファン72が作動すると次のようにプロジェクタ部18及びヘッド部16の内部に空気の流れが形成され、プロジェクタ部18及びヘッド部16の内部が冷却される。
すなわち、図10に示されるように、ファン72が作動すると、第一吸気口136から筐体68の内側に空気a1が吸入される。第一吸気口136から吸入された空気a1は、シールド板78と筐体68の後壁部116との間を通過し、ファン72に吸入される。
また、図13に示されるように、ファン72が作動すると、アーム14の内側に形成された第二吸気口138からは空気a2が吸入される。この第二吸気口138から吸入された空気a2は、スリット140を通じて筐体68の内側に取り入れられ、ファン72に吸入される。このファン72に吸入された空気a1,a2は、ファン72の軸方向における反対側から吐出される。
そして、図11に示されるように、ファン72から吐出された空気の一部a3は、ヒートシンク58に形成された複数のフィンの間を通過し、ファン72から吐出された空気の他の一部a4は、ヒートシンク58に形成された別のフィンの間を通過する。ファン72から吐出された空気の一部a3は、ヒートシンク58に形成された複数のフィンの間を通過した後、第二排気口132及び第三排気口134(図10も参照)から排出される。
一方、ファン72から吐出された空気の他の一部a4は、ヒートシンク58に形成された別のフィンの間を通過した後、図12に示されるように、第一排気口128から排出される。このように、本実施形態では、ファン72が作動すると、筐体68の内側において投影器46等を通過する空気の流れが形成される。そして、この空気の流れにより、筐体68内の投影器46等が冷却される。第一排気口128から排出されて形成される空気の流れF1には、図14に示されるように、シールド板78と筐体68の後壁部116との間を通過する空気a5も含まれる。
ここで、第一排気口128は、上述のように、プロジェクタ部18に対する上側且つ後側(矢印Cの方向)に向けて開口する。このため、図14に示されるように、第一排気口128からは、空間126側と反対側(より具体的には、プロジェクタ部18に対する上側且つ後側)に空気が排出される。
また、このように第一排気口128から空間126側と反対側に空気が排出されると、この第一排気口128から排出される空気の流れF1により、空間126には、反射光L2の経路104側と反対側へ流れる対流F2が生じる。ファン72の回転数、第一排気口128の開口面積、第一排気口128の開口方向、及び、空間126の形状等は、第一排気口128から排出される空気の流れF1により対流F2が生じさせることができるように最適に設定されている。
また、上述のように第一排気口128からプロジェクタ部18に対する上側且つ後側に空気が排出されると、カバー部28の内側の空気が排出口154を通じてヘッド部16の後側に引き出される。そして、排出口154を通じてカバー部28の内側から外側に向かう空気の流れF3が形成される。また、排出口154から排出される空気の流れF3が形成されることにより、カバー部28に収容されたヒートシンク42、一対のステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36(図2参照)等が冷却される。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、出射部92が設けられた被覆部120と、この被覆部120を覆うヘッド部16の後端部分124との間には、空間126が確保されている。また、プロジェクタ部18の筐体68に形成された上壁部110には、空間126に対して反射光L2の経路104側と反対側に延びる延長部122が形成されている。この延長部122には、ファン72の作動に伴い筐体68内の空気を排出する第一排気口128が形成されており、この第一排気口128からは、空間126側と反対側に筐体68内の空気が排出され、空気の流れF1が形成される。
従って、投影器46からの排熱により加熱された熱風が第一排気口128から排出された場合でも、この熱風が、投影光L1の経路及びミラー30による反射光L2の経路に入り込むことを抑制できる。これにより、投影画像96(図1参照)にゆらぎが生じるヒートウェーブ現象が発生することを抑制できる。
また、上述のように第一排気口128から空間126側と反対側に筐体68内の空気が排出された場合に、空間126には、第一排気口128から排出される空気の流れF1により、反射光L2の経路104側と反対側へ流れる対流F2が生じる。従って、この対流F2により、第一排気口128から排出された熱風が、投影光L1の経路及び反射光L2の経路に入り込むことをより一層効果的に抑制できる。
しかも、空間126は、反射光L2の経路104側と反対側の方向(矢印−Bの方向)に向かうに従って縮小するテーパ状に形成されている。従って、空間126内を反射光L2の経路104側と反対側に向かう対流F2が生じたときには、反射光L2の経路104側と反対側に向かうに従って対流F2の流速を高めることができる。これにより、第一排気口128から排出された熱風が、投影光L1の経路及び反射光L2の経路に入り込むことを抑制する効果をさらに高めることができる。
また、空間126内に上述の対流F2が形成されることにより、被覆部120に設けられた出射部92に埃などの異物が付着することも抑制できる。これにより、出射部92から出射された投影光L1によって形成される投影画像96をより鮮明にすることができる。
また、出射部92(例えば、レンズカバー)は、空間126に面している。従って、投影光L1の出射に伴い出射部92が加熱された場合でも、空間126に生じる対流F2により出射部92を冷却することができる。
また、第一排気口128は、プロジェクタ部18に対するヘッド部16側の第一方向(矢印+Aの方向)と、プロジェクタ部18に対する反射光L2の経路104側と反対側の第二方向(矢印−Bの方向)との合成方向(矢印Cの方向)に向けて開口する。このため、第一排気口128からは、プロジェクタ部18に対する上側且つ後側に空気が排出される。一方、ヘッド部16に設けられたカバー部28の後壁部148には、排出口154が形成されている。
そして、上述のように第一排気口128からプロジェクタ部18に対する上側且つ後側に空気が排出されて空気の流れF1が形成されたときには、カバー部28の内側の空気が排出口154を通じてヘッド部16の後側に引き出される。これにより、排出口154を通じてカバー部28の内側から外側に向かう空気の流れF3が形成される。従って、カバー部28に収容されたヒートシンク42、一対のステレオカメラ32、キャプチャカメラ34、及び、複数のLED36(図2参照)等を冷却することができる。
また、筐体68の下壁部112に形成された第一吸気口136に加え、アーム14の内側には、筐体68の内側と連通する第二吸気口138(図13参照)が形成されている。従って、この第二吸気口138が形成された分、吸気のための開口面積を確保することができるので、ファン72の圧力損失を低減することができる。これにより、ファン72の風量を確保することができるので、ファン72による冷却性能を向上させることができる。
また、第一吸気口136は、筐体68の下壁部112に形成されている。従って、プロジェクタ部18の上方から舞い降りてくる埃等の異物を第一吸気口136で吸い込んでしまうことを抑制できる。
また、第一吸気口136の開口面積と第二吸気口138の開口面積との合計面積がファン72の吸気側の開口面積よりも大に設定されているので、吸気の圧力及び流入速度が低減することを抑制できる。しかも、この第一吸気口136及び第二吸気口138は、ファン72と離れた位置に形成されている。これにより、ファン72に吸入される埃の粒度を低減することができるので、例えば、ファン72から吐出された空気により冷却されるヒートシンク42の目詰まりを抑制できる。
また、上述の第一排気口128、第二排気口132、第三排気口134、第一吸気口136、及び、第二吸気口138は、ファン72と離れた位置に形成されている。従って、ファン72が作動した場合でも、各排気口及び各吸気口での風切音を抑制できる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図15に示されるように、ヘッド部16及びプロジェクタ部18におけるアーム14と反対側の部分には、プロジェクタ装置10の高さ方向に延びる連結部160によって連結されていても良い。このように連結部160を備えると、第一排気口128から排気される際に、プロジェクタ装置10の側方から空間126に空気が流入することを抑制することができる。これにより、空間126の対流F2(図14参照)をより効率的に形成することができる。
また、本実施形態において、プロジェクタ装置10は、好ましくはステレオカメラ32及びキャプチャカメラ34を備えるが、ステレオカメラ32及びキャプチャカメラ34を備えなくても良い。
また、アーム14は、好ましくは柱状に形成されるが、柱状以外の形状で形成されても良い。
また、プロジェクタ装置10において、投影面22は、好ましくは水平面とされるが、水平面以外の面でも良い。また、投影面22が水平面以外の面である場合に、アーム14は、投影面22からどの方向に延びても良い。
また、プロジェクタ装置10は、好ましくはベース12を備えるが、ベース12を備えなくても良い。また、プロジェクタ装置10がベース12を備えない場合に、アーム14は、机や土台の上面に形成された投影面22から延びても良い。
また、プロジェクタ装置10では、投影画像96がベース12に設けられた投影面22に形成される。しかしながら、プロジェクタ装置10がベース12を備えない場合には、投影画像96がベース12以外の場所に設けられた投影面22に形成されても良い。
また、プロジェクタ装置10は、好ましくは第二排気口132及び第三排気口134を備える。しかしながら、プロジェクタ装置10は、例えば筐体68からの排気を確保できる場合には、第二排気口132及び第三排気口134の両方、又は、第二排気口132及び第三排気口134のどちらか一方を備えなくても良い。
また、プロジェクタ装置10は、好ましくは第二吸気口138を備えるが、例えばファン72による冷却性能を確保できる場合には、第二吸気口138を備えなくても良い。
また、第一排気口128は、好ましくは図14で示される矢印Cの方向に向けて開口する。しかしながら、第一排気口128は、空間126側と反対側に筐体68内の空気を排出できれば、図14で示される矢印Cの方向の通りに開口していなくても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。

Claims (7)

  1. ミラーを有するヘッド部と、
    前記ミラーに投影光を出力する投影器、前記投影器を冷却する空気の流れを形成するファン、及び、前記投影器及び前記ファンを収容する筐体を有し、前記ヘッド部における前記ミラーが設けられた側に前記ヘッド部と離間して並ぶプロジェクタ部と、
    を備え、
    前記ミラーによる反射光の経路は、前記プロジェクタ部よりも、前記ヘッド部及び前記プロジェクタ部が並ぶ方向と交差する方向の一方側に位置し、
    前記筐体における前記ヘッド部側の壁部は、前記投影光が出射される出射部が設けられると共に前記ヘッド部によって覆われた被覆部と、前記被覆部と前記ヘッド部との間の空間に対して前記反射光の経路側と反対側に延びる延長部とを有し、
    前記延長部には、前記空間側と反対側に前記筐体内の空気を排出する排気口が形成されている、
    プロジェクタ装置。
  2. 前記空間には、前記排気口から排出される空気の流れにより、前記反射光の経路側と反対側へ流れる対流が生じる、
    請求項1に記載のプロジェクタ装置。
  3. 前記排気口は、前記プロジェクタ部に対する前記ヘッド部側の第一方向と、前記プロジェクタ部に対する前記反射光の経路側と反対側の第二方向との合成方向に向けて開口する、
    請求項1又は請求項2に記載のプロジェクタ装置。
  4. 前記空間は、前記反射光の経路側と反対側の方向に向かうに従って縮小するテーパ状に形成されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置。
  5. 前記出射部は、前記空間に面している、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置。
  6. 投影面から上側に延び、前記ヘッド部及び前記プロジェクタ部を支持するアームをさらに備え、
    前記筐体における前記ヘッド部側と反対側の壁部には、第一吸気口が形成され、
    前記アームの内側には、前記筐体の内側と連通する第二吸気口が形成されている、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置。
  7. 前記ヘッド部は、熱源と、前記熱源を収容するカバー部とを有し、
    前記カバー部には、前記ヘッド部及び前記プロジェクタ部が並ぶ方向と交差する方向の他方側に位置する後壁部が形成され、
    前記後壁部には、排出口が形成されている、
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクタ装置。
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