JP6205804B2 - 車両の目的地到達推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、走行駆動源として電動機を用いる電動車両に搭載される目的地到達推定装置に関し、特に、走行予定経路で走行に消費する消費電力量を推定した上で、この量と車載エネルギ量相当の供給電力量を対比し、走行可能か否か推定する車両の目的地到達推定装置に関する。
車両の動力源として電動機(モータ)を搭載し、この電動機に電池(バッテリ)より電力供給して電動機の出力で走行する電動車両が実用化されており、この電動車両では搭載するエネルギの量から車両の走行可能距離を推定している。
例えば、車載のエネルギの量として電池の現在の充電レベル(SOC:State Of Charge)を求め、充電レベルに基づく放電可能電力量と車両の走行に必要な消費電力量とに基づき走行可能距離を予測している。あるいは、内燃機関(エンジン)により駆動される発電機で電池が充電される場合は、車載のエネルギの量として現在の充電レベルに加え、現在の燃料残量相当だけ充電レベルを更新できることより、その残量燃料に基づく放電可能電力量を含む全供給電力量と車両の消電力量とを対比して走行可能距離の把握が可能である。
例えば、特許文献1には、自動車に収容されたエネルギの量、例えば、燃料タンクの内容量または車両用バッテリの充電状態を検出して自動車の走行可能距離を推定する方法が記載されている。ここでは、ルート特性、および引き続き利用可能なエネルギの量に基づいて車両の走行可能距離を推定している。
ところで、車両の消費電力量は車両の乗車人数や積載貨物量により車両総重量が変化する点と,走行予定経路における上り勾配,下り勾配での位置エネルギが変化する点とにより、消費電力が大きく変わる。
更に、車両の走行速度や加速度が実際には個人差がある点より、これに伴い消費電力量が変化する。更に、これらの各要因に加え、走行予定経路における渋滞情報がリアルタイム(現時点)で変化することより、この渋滞状況の変化が起因して消費電力予測にずれが生じやすいという問題がある。更に、エアコン消費電力の変化によっても車両の消費電力予測が変化し、走行可能距離の推定がずれるという問題もある。
なお、特許文献2には車載空調機と電動機とを備える電動車両の車載ナビゲーション装置が記載される。ここには電池(バッテリ)の残存容量(充電レベル)情報に基づいて電動車両の走行可能距離を算出し、更に、車載空調機の走行予定経路上における駆動状況の変化を予測し、予測結果に基づいて、走行可能距離を補正する手段が記載される。
特許文献3のハイブリッド電気自動車の表示装置では、バッテリの残存容量(SOC)を求め、更に燃料残量に基づきエンジンを一定負荷で駆動したときにジェネレータで発電可能な発電可能電力量Pgaを求め、これらより全電力エネルギTPsを求めておく。更に、バッテリ充電電力量Pbc(rev)及びバッテリ放電電力量Pbr(rev)、発電電力量Pg(rev)、回生電力量Pr(rev)を算出し、これらより全供給電力量Ps、全消費電力量Pcを求める。更に、過去の所定期間における走行パターンを加味するため、所定期間における全消費電力量Pcと全供給電力量Psに基づいて、所定期間Tにおける電力エネルギ収支量、ひいては電力エネルギ収支率Ete、電力エネルギ収支率Eleを演算する。その上で、走行可能時間Ta(=TPs/Ete)や、走行可能距離La(=TPs/Ele)を求めている。
特開2011−102801号公報 特開2012−78251号公報 特許第3614341号公報
特許文献1,2,3はいずれもが車載の利用可能なエネルギ量に基づいて、現時点以後の車両の走行可能距離を推定している。なお、特許文献3には過去の所定期間における走行パターンを加味することで、走行予定経路中の走行条件の同じ経路での消費電力量を演算可能である。しかし、走行予定経路の経路情報は他車の走行状況による影響を受け、この点に関して特許文献1,2,3はいずれもがこれを十分に考慮しているとは言えず、特に、現在の渋滞経路情報を考慮するものではない。
ところで、電動車両は出発地において、車両に収容されたエネルギの量、例えば、燃料タンクの内容量または車両用バッテリの充電状態を確認して、自動車の走行可能距離を推定する。この際、車載の残留エネルギ量が目的地到達が可能な十分な量である場合は問題がない。しかし、車載の残留エネルギ量が目的地に到達可能な量に近い場合には精度のよい判断を必要とすることとなる。この際、ドライバーはバッテリの充電が必要と判断すると充電スタンド等に入り、再充電することとなり、あるいは、目的地に達する前に残留エネルギ量の範囲で十分に到達可能な地点に立つ充電スタンドを予め探しておく必要がある。
このような状況下にあり、車載の残留エネルギ量が目的地に到達可能な量あるか否かの判断はできるだけ、精度の高い装置を採用して判断することが望ましい。
そこで、走行予定経路で目的地に達するまでの走行に必要な消費電力量予測値をできるだけ精度よく算出することが要求される。その際、走行予定経路の道路情報に加え、現在の道路状況が通常時とどの程度ずれているか、即ち、他車の走行情報である渋滞状態を予め判断する必要がある。それに伴い現在走行した場合における消費電力量を算出し、車載の残留エネルギ量により目的地に到達可能か否か精度良く判断する必要があるが、特許文献1,2,3等の従来装置はこれらの要件を満たしていない。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、走行予定経路の経路情報や現在の渋滞状態を考慮して目的地到達が可能か否かを精度よく判断できる車両の目的地到達推定装置を提供することにある。
本願請求項1の発明は、車両の始動から停止までに電動機が使用した消費電力量を取得し、所定の車速と当該車速に達した際の加速度とに関連付けた消費電力量データとして蓄積する消費電力量蓄積手段と、前記車両の始動から停止までに、所定の車速ごとに当該車速に達した際の加速度を順次取得し加速度使用率データとして複数の車速域に区分して蓄積する加速度使用率蓄積手段と、前記車両のバッテリからの充電レベル情報に基づき供給可能電力量予測値を算出する供給可能電力量予測値算出手段と、前記車両の走行予定経路を設定し、前記走行予定経路の少なくとも距離情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得する設定手段と、前記設定手段により取得した前記渋滞情報に前記走行予定経路の渋滞を示す情報が含まれている場合、前記車両が前記走行予定経路で消費する消費電力量予測値を前記距離情報と前記消費電力量データと、前記複数の車速域のうち最も低速域における前記加速度使用率データに基づき算出する消費電力量予測値算出手段と、前記供給可能電力量予測値と前記消費電力量予測値に基づき前記走行予定経路が走破可能かを判断する走行可否判定手段と、を備えたことを特徴とする。
本願請求項2の発明は、請求項1に記載の車両の目的地到達推定装置において、前記設定手段は、前記走行予定経路での現在の渋滞情報を外部ネットワークより受取ることを特徴とする。
本願請求項3の発明は、請求項1又は2記載の車両の目的地到達推定装置において、前記車両に搭載されると共に、検出した現在地から指定した目的地までの走行予定経路の経路情報を表示する表示装置を備え、前記走行可否判定手段からの目的地到達か否かの判断結果を前記表示装置で表示する、ことを特徴とする。
請求項1の発明は、設定手段により走行予定経路の少なくとも距離情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得し、設定手段により取得した渋滞情報に走行予定経路の渋滞を示す情報が含まれている場合、消費電力量予測値算出手段により、車両が走行予定経路で消費する消費電力量予測値を、距離情報と消費電力量データと、複数の車速域のうち最も低速域における加速度使用率データに基づき算出し、その上で、走行可否判定手段が供給可能電力量予測値算出手段が求めた供給可能電力量予測値と前記消費電力量予測値に基づき走行予定経路を走破可能か否かを精度良く判断できる。
請求項の発明は、設定手段により、走行予定経路での現在の少なくとも距離情報と、渋滞情報とを含む経路情報を車外のネットワークより取得し、これを用いて目的地到達が可能か否かを判断するので、走行予定経路での目的地到達が可能か否かを精度よく判断できる。
請求項の発明は、車両に搭載され、走行予定経路の経路情報を表示する表示装置により、目的地到達か否かの判断情報を確実に表示できる。
本発明の車両の目的地到達推定装置を搭載する車両のブロック図である。 図1の目的地到達推定装置の制御部が行う電力演算説明図で、(a)は総消費電力、(b)は走行消費電力、(c)は渋滞用の走行消費電力、(d)上り実効重量、(e)下り実効重量の説明図である。 図1の目的地到達推定装置の走行時の道路情報収集の説明図である。 図1の目的地到達推定装置の走行消費電力マップの一例である。 図1の目的地到達推定装置の速度、加速度に対する使用頻度相当の値のマップ(速度、加速度ヒストグラム)の一例である。 図1の目的地到達推定装置で用いる走行消費電力の実績演算データの蓄積処理ルーチンのフローチャートである。 図1の目的地到達推定装置で用いる走行消費電力の予測値演算処理ルーチンのフローチャートである。 図1の目的地到達推定装置で用いるエアコン消費電力マップの一例である。 図1の目的地到達推定装置で用いるエアコン消費電力実績情報の取得及び走行予定経路でのエアコン消費電力予測値演算処理を説明する図である。
以下、本発明の第1の実施の形態である車両の目的地到達推定装置について説明する。
本発明の車両の目的地到達推定装置は、走行予定経路で目的地に達するまでに消費する消費電力量予測値と車載の残留エネルギ量相当の供給可能電力量予測値を対比し、走行予定経路の走破が可能かを判断するに際して、以下の特徴を有する。
要するに、車両走行に先立ち、その走行中に変化する速度、加速度運転域に関連して得られた走行消費電力量と走行中に変化する速度、加速度運転域の使用頻度相当値とを取得する。更に、これら値を所定反映比率で更新して走行消費電力量演算データとして蓄積する手段を備える。その上で、消費電力量予測値算出手段により蓄積されている車両の走行消費電力量演算データにより演算された今回の走行消費電力量と今回の経路長とに基づき走行消費電力量予測値を算出する点が特徴となっている。
なお、車両の始動から停止までとは、例えば電気自動車では車両のスタートスイッチが運転者により押されることによりONにされ、車両が走行可能な起動状態又はREADY状態となった時から、車両のスタートスイッチが運転者によりOFFにされ、車両の電源が落とされた時までを指す。ただし、運転者のスイッチ操作に係わらずリモートスイッチなどにより事前に車両が起動していた場合も、始動から停止までの時間に含める。
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態としての車両の目的地到達推定装置の全体構成を説明する。ここでの車両の目的地到達推定装置は電動車両Cである電気自動車(EV)に搭載される。車両Cには、車両の目的地到達推定装置の車載端末100を成す制御部10及び車両制御装置(PCU)60と、表示装置である車載ナビゲーション装置20と、制御部10にネットワーク受信部101を介して接続される車外のサーバー30と、車両制御装置(PCU)60及び車載の電池(バッテリー)40に接続されモータ(電動回転機)1を制御する電力制御装置(MCU)50と、車両制御装置60と信号の授受を行い車両の空調機(エアコン)710を駆動制御する空調駆動装置70とを備える。
車両制御装置(PCU)60は車両の運転情報を取り込み、電力制御装置(MCU)50及び制御部10と信号の授受を行い、車両の駆動制御を行う。運転情報としては車両の速度センサ601、加速度センサ602(車速センサ出力に基づき算出するよう構成してもよい)、モータ1の出力値を出力する消費電力計603、バッテリの残存容量(SOC)を出力するバッテリ残存容量計604、を備える。
表示装置である車載ナビゲーション装置20は操作部210、表示部220、GPS電波を受信して現在地を算出する判定部230、表示部220の表示制御等を行う表示制御部240、表示制御部240とのデータの授受を行うデータ記憶部250を備える。操作部210は操作者が入力した入力指示情報を受けて表示制御部240に指示情報を入力する入力手段を成す。表示制御部240は判定部230からの現在地情報に応じ、所定表示モードでの表示を行う表示機能部241と、入力指定された目的地までの走行予定経路を表示する経路表示機能部242と、サーバー30より制御部10を介して受信した走行予定経路の情報や、GPS電波を受信し制御部10に出力可能に渋滞情報等を一次蓄積するデータ蓄積部243と、現在の走行予定経路の渋滞情報を読み取り、案内表示する渋滞表示機能部244を備える。
ここで、これら操作部210及び表示制御部240は、後述の消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110と協働して本発明での設定手段の機能部を成している。即ち、操作部210及び表示制御部240及び消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110は、車両の走行予定経路を設定し、後述するように、走行予定経路の少なくとも距離情報と、時間情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得する機能部を成す。
制御部10と車両制御装置(PCU)60は送受信可能に接続されて車両の車載端末100を成し、これらが表示装置(車載ナビゲーション装置)20と、電力制御装置(MCU)50と、空調制御装置70と、車外のサーバー30とに接続される。
制御部10はネットワーク接続部101よりネットワークを介してサーバー30に接続される。制御部10は、走行消費電力演算データを蓄積処理し、サーバー30との間で送受信する消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110と、加速度使用率蓄積手段120と、供給可能電力量予測値算出手段130と、設定手段140と、渋滞補正値算出手段150と、消費電力量予測値算出手段160と、走行可否判定手段170との機能部を備える。
ここで、消費電力量蓄積手段110は車両の始動から停止までに電動機が使用した消費電力量を取得し、消費電力量データとして蓄積する。加速度使用率蓄積手段120は車両の始動から停止までに、車速ごとに車速に達した際の加速度を順次取得し加速度使用率データとして蓄積する。供給可能電力量予測値算出手段130は車両のバッテリからの充電レベル情報に基づき供給可能電力量予測値を算出する。設定手段140は車両の走行予定経路を設定し、走行予定経路の少なくとも距離情報と、時間情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得する。渋滞補正値算出手段150は渋滞情報から、加速度使用率データを補正する渋滞補正値を算出する。消費電力量予測値算出手段160は車両が走行予定経路で消費する消費電力量予測値を経路情報と消費電力量データと渋滞補正値で補正された前記加速度使用率データに基づき算出する。走行可否判定手段170は供給可能電力量予測値と消費電力量予測値に基づき走行予定経路が走破可能かを判断する。
更に、制御部10を具体的に説明する。
ここで、消費電力量蓄積手段110は車両の始動から停止までに電動機が使用した消費電力量を取得し、消費電力量データを蓄積するため走行消費電力データ蓄積手段としてサーバー30を備える。サーバー30は消費電力量蓄積手段110の一部であり、ネットワーク受信部101を介して送受信可能に車外に配備され、消費電力量蓄積手段110の消費電力量データの蓄積機能部として機能する。
消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110は、車両の始動から停止までに電動機1が使用した消費電力量を取得し、消費電力量データとして蓄積する。
具体的には、車両運転者による走行が成される毎にその時の経路情報に応じた速度、加速度相当の走行消費電力量(kwh/km)と、該速度、加速度に達する使用頻度相当の値(加速度使用率とも記す)δとをそれぞれ取得した上で所定反映比率で更新して消費電力量データを取り込み、サーバー30に送って蓄積処理する。ここで、制御部10の消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110は車両の始動から停止までに電動機1が使用した消費電力量Pwを取得し、消費電力量データとして蓄積するよう機能する。
具体的には、図3に示すように、車両Cが走行予定経路E0である平坦路E1,上り路E2,下り路E3を走行するとする。この際、消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110は走行予定経路E0で用いる走行消費電力マップmp1(図3の左側近傍)を作成し、取得する。
まず、消費電力量蓄積手段を成す平坦路消費電力算出マップmp1は、車両の始動から停止までに電動機1が使用した消費電力量を取得し、消費電力量データとして蓄積する。
平坦路E1での単位距離あたりの平坦路消費電力量を読み取るよう作成され、平坦路E1の走行毎に最新データで更新され、その一例を図4に示す。図4は過去の平坦路走行時の実績データより求めた平坦路E1での各速度域とその速度域に達した際の加速度情報と関連つけた単位距離あたりの相当の平坦路走行消費電力量(kwh/km)を実績値を反映して作成された走行消費電力マップmp1を示す。
この走行消費電力マップmp1では、各速度域(km/h)と、同車速域に達する加速度(m/s)が複数域に区分されて、両値の交差する書込みエリアに単位距離あたりの走行消費電力量(kwh/km)値が書き込まれている。ここでは単位距離あたりの走行消費電力量(kwh/km)値が消費電力計603により単位距離毎に計測され、その計測値の所定走行距離毎の平均値を求める。更に、この平均値からなる最新値の走行消費電力量(kwh/km)は先行する値に対して所定反映比率α(例えば0.2)で受入、書き換え、更新することで、運転者の車速での癖である運転特性を反映する程度を適宜調整できる。
次に、制御部10の加速度使用率蓄積手段120は車両の始動から停止までに、車速ごとに車速に達した際の加速度を順次取得し加速度使用率データである速度、加速度ヒストグラムmh1としてそれぞれ作成し、蓄積する。
ここで、図5は、平坦路走行での電力消費運転で用いる加速度使用率を各速度に達する際使用した加速度のデータ個数を加速度使用率の実績値として求めた加速度使用率蓄積手段である速度、加速度ヒストグラムmh1を示す。
この速度、加速度ヒストグラムmh1は、車両の始動から停止までに、変化する各速度(km/h)の所定走行距離毎の平均速度を求める。その車速毎に、同車速に達する際使用した加速度(m/s)のデータ数の比率(全データ数に対する比率)を加速度使用率の実績値として取得する。同使用率の値は先行する車速毎に得られている加速度使用率の値に対して所定反映比率β(例えば0.2)で受入、書き換え、更新されることで、運転者の加速での癖である運転特性を反映する程度を適宜調整できる。得られた更新データはサーバー30に送信され、書き換え蓄積される。
ここで、加速度ヒストグラムmh1中の加速度使用率である加速度(m/s)のデータ数の比率は、全書込みエリアの値(全データ数)の加算合計が1となるように設定され、全エリアの加速度使用率が車両Cの1走行中での
加速度使用率を示すように設定している。
次に、制御部10の消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110が行う上り路E2走行での電力消費運転で用いる加速度使用率データである速度、加速度ヒストグラムmh2を説明する。この上り路E2で用いる速度、加速度ヒストグラムmh2は上り坂の程度や運転者の意思により速度使用率データ(電力消費(消費量+増加)の値の使用率)が平均値に修正されて蓄積される。このデータは上り路走行毎に更新されるもので、平坦路のヒストグラムmh1と同様のパターンで作成され、図3の中央近傍に全体概略図を示す。
この場合も、速度(km/h)と、その速度域に達した際の加速度(m/s)が複数の車速域に区分され、両値の交差する書込みエリアに上り路E2走行域に達する毎に、速度、加速度に達する加速度使用率の実績値を書き込み、更新する。更新データはサーバー30に蓄積される。
次に、制御部10の消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110が行う下り路E3走行で用いる加速度使用率データである速度、加速度ヒストグラムmh3を説明する。この下り路E3で用いる速度、加速度ヒストグラムmh3は下り路走行毎に更新され、下り坂の程度や運転者の意思により、電力消費(消費量+増加)あるいは電力回生(消費量―増加)の加速度使用率の値が平均値に修正されて蓄積される。この下り路E3で用いる速度、加速度ヒストグラムmh3は平坦路のヒストグラムmh1と同様のパターンで作成され、図3の右側近傍に全体概略図を示す。
この場合も、速度(km/h)、加速度(m/s)が複数の車速域に区分され、両値の交差する書込みエリアに下り路走行域に達する毎に、速度、加速度に達する加速度使用率の実績値を書き込み、更新する。更新データはサーバー30に蓄積される。
次に、制御部10は設定手段140を備え、この設定手段140は車両の走行予定経路E0を設定し、走行予定経路の少なくとも距離情報と、時間情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得する。
この設定手段140は、表示装置20であるナビゲーション装置20側の操作部210、表示制御部240及び車外のサーバー30と協働して機能する。
ここで、設定手段140は操作部210及び表示制御部240を介して、サーバー30側より経路情報を取得する処理を行う。経路情報としては走行予定経路の距離情報E0,E1,E2,E3と、時間情報(現時点から目的地到達の予想経過時間)と、渋滞情報(渋滞消費電力量予測値Pad)とが取得される。
まず、設定手段140は車両Cの走行予定経路E0を設定する。図3に示すように、出発地点より目的地点に向かうとして、それら位置データを操作部210より表示装置であるナビゲーション装置20に入力し、表示部220に走行予定経路E0が表示される。一方、サーバー30からは走行予定経路E0、平坦路E1,上り路E2,下り路E3の道路情報が取り込まれる。
更に、設定手段140は走行予定経路E0の距離と、走行予定経路の出発地での現在の時間と現時点から目的地到達に要する通常時の走行モードでの予想目的地到達時間とを演算し、表示装置20で表示する。
更に、設定手段140は走行予定経路E0の出発地で現在の渋滞情報を取得する。
ここで、サーバー30から走行予定経路E0内にある他車情報である渋滞域情報が送信されると、それが平坦路E1,上り路E2,下り路E3のどのエリアか判定する。次いで、サーバー30側より平坦路E1,上り路E2,下り路E3における当該各領域間の他車の最新の各平均車速vf1、vf2、vf3を読み取る。
ここで、渋滞補正値算出手段150は渋滞情報から、加速度使用率データを補正する渋滞補正値を算出する。即ち、渋滞補正値算出手段150は、サーバー30から取得した蓄積されていた速度、加速度に達する加速度使用率の実績値に対し、渋滞補正値を算出する。
この場合、渋滞情報の出ている走行域の距離区間での加速度使用率を渋滞用δjに修正する。即ち、渋滞区間の走行域での距離加速度使用率データを補正し、例えば、車速域を0〜10速度(km/h)で、加速度域を0.5〜1.0(m/s)に修正し、このデータに沿い走行すると推定する。
次に、制御部10の消費電力量予測値算出手段160を説明する。この消費電力量予測値算出手段160は車両が走行予定経路で消費する消費電力量予測値を経路情報と消費電力量データと渋滞補正値(加速度使用率の渋滞用δj)で補正された加速度使用率データに基づき算出する。
具体的に説明する。図3に示すように、車両Cが出発地点より目的地点に向かうと仮定して、表示装置であるナビゲーション装置20に入力し、表示部220に走行予定経路E0が表示される。一方、サーバー30を介して設定手段180は走行予定経路E0、平坦路E1,上り路E2,下り路E3の道路情報を取り込む。
その上で、制御部10の消費電力量予測値算出手段120は走行予定経路E0全域を平坦路と見做して走行消費電力マップmp1を用い、これと速度、加速度ヒストグラムmh1を呼び出し、両値が互いに対向するエリアの値(図4,5の実績値)を読み取り、乗算し、全値を加算し、単位距離あたりの平坦路走行相当分消費電力量Pw1/L(kwh/km)を演算する。その上で、この単位距離あたりの平坦路走行相当分消費電力量Pw1/L(kwh/km)に走行予定経路E0を平坦路E1と見做しての走行距離Re0を乗算することで、走行予定経路E0全域の消費電力量予測値PwA1(=Pw1×Re0:kwh/km)が求められる。
更に、消費電力量予測値算出手段160は上り路E2での消費電力補正分を算出する。
この際、上り路E2を平坦路E1相当分消費電力量Pw2がすでにPwA1に含まれている。
このため、このPw2を補正して、上り路E2で追加消費されると見做される、図2(b)に示すような、上り勾配消費電力量(=MG/η×h)(kwh/km)を補正値として演算する。
ここでは、図2(d)に示すような、上り実効重量を演算式(=MG/η)で算出する。ここでM(車両総重量)とG(重力加速度)の乗算値をη(消費電力量のうち位置エネルギーに変換される割合)で除算し、上り実効重量(図2(b)、(d)、図3のmp2参照)を求める。その上り実効重量に上り路E2の標高差h(サーバー30からのデータによる)を乗算して、上り路補正値としての上り勾配消費電力量(=MG/η×h)を求める。
なお、M(車両総重量)は所定標高差dhの上り路走行毎に消費電力量(消費電力計603で求める)を求め、上り勾配消費電力量(=MG/η×h)の式に代入して逆算する。この逆算で求めたM(車両総重量)は最新の乗員や荷物の変動を考慮した車体総重量となる。このような値を車体基準値(前回値を使用)に所定比率で反映させ、更新することで、精度よい最新のM(車両総重量)を使用保持できる。
更に、消費電力量予測値算出手段160は下り路E3での消費電力量補正分を算出する。この際、下り路E3を平坦路E1相当分消費電力量Pw3がすでにPwA1に含まれている。
このため、このPw3を補正して、下り路E3で負の消費、即ち発電されると見做される、図2(b)に示すような、下り勾配回生発電電力量(=−εMGh’)(kwh/km)で補正する。
ここでは、M(車両総重量)とG(重力加速度)とε(位置エネルギーのうち走行、回生に変換される割合)を乗算し、下り実効重量εMG(図2(d)、(e)、図3のmp3参照)を求める。
更に、下り実効重量εMGに下り路E3での下り標高差h’を乗算して、下り回生電力である負の下り勾配消費電力量(=−εMGh’)を求める。なお、この下り勾配消費電力量の値は下り路E3での発電エネルギであるので、消費に対する負の値として演算処理する。なお、この回生エネルギにつき後述の給電力算出手段130において補足説明する。
次に、制御部10の消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110は走行予定経路E0で用いるエアコン消費電力量マップme1(図8参照)を作成し、蓄積する。
空調(エアコン)駆動装置70に駆動制御されるエアコン710は走行予定経路E0での出発時より目的地到達の間において、外気温度や指定温度差により消費電力量が異なる。
ここで車両Cの乗員が出発地で好みのエアコン指定温度をセットし、走行を継続して目的地に向かう場合に、外気温度の相違、および出発時の指定温度の相違を考慮したエアコン消費電力量(kw)の実績値に応じたエアコン消費電力マップme1を作成した。
ここでエアコン710は車両の走行開始時に指定温度に向かいフル作動する空調初期作動モードで駆動し、空調安定後には空調定常運転モードでの駆動に入り、その状態で目的地に向かう。この際、エアコン指定温度と外気温度とがエアコン消費電力の変動にかかわり、この乗員の指定温度Tenの好み(癖)と外気温度Tonの相違の2点を考慮したエアコン消費電力マップme1を作成し、更新する。
図8にはエアコン消費電力マップme1の一例を示す。ここで、空調初期運転モードより空調定常運転モードにわたる経過時間域と外気温度域の両値が交差する各書込みエリアに、実測値データであるエアコン運転電力量(kw)をエアコン消費電力計701、外気温度計(温度センサ)720より取り込み、実績値で更新し、書き込んでいる。この際、各書込みエリアのエアコン運転電力量(kw)は先行する値に対して最新値を所定反映比率α’(例えば0.2)で受入、書き換え、更新することで、作動モードの変化や、運転者の指定温度、外気温度との差を含むエアコン消費電力特性を反映したエアコン消費電力マップme1を更新し、サーバー30に蓄積できる。
このような演算の後で、消費電力量予測値算出手段160は、図2(b)の走行消費電力量演算式を用い、走行予定経路E0の全行程での消費電力量予測値PwAを演算する。
まず、平坦路E1,上り路E2,下り路E3から成る走行予定経路E0の全域を平坦路相当域とした平坦路相当の消費電力量予測値PwA1を求める。
その上で、平坦路相当の消費電力量予測値PwA1に、上り勾配消費電力量(=MG/η×h)と、下り勾配消費電力量(=−εMGh’)との補正処理を加えて全走行路での走行消費電力予測値PwAを演算する。
このような消費電力量予測値算出手段160の消費電力演算において、設定手段140からの渋滞補正指令が入力していると、走行消費電力量予測値PwAを渋滞情報で補正する。
ここで消費電力量予測値算出手段160が渋滞補正値算出手段150と協働して行う渋滞補正機能を説明する。
消費電力量予測値算出手段160は走行予定経路の出発地での現在の渋滞に応じた渋滞消費電力量予測値Padを算出する。ここで、サーバー30から走行予定経路E0内にある他車情報である渋滞域情報が送信されると、それが平坦路E1,上り路E2,下り路E3のどのエリアか判定する。次いで、サーバー30側より平坦路E1,上り路E2,下り路E3における当該各領域間の他車の最新の各平均車速vf1、vf2、vf3を読み取る。
次いで、平坦路E1の渋滞補正値δ1(加速度使用率を渋滞用δjの値に修正)を求める。ここでは、渋滞区間の走行域での加速度使用率データを補正し、例えば、渋滞のため、車速域を0〜10速度(km/h)で、加速度域を0.5〜1.0(m/s)に修正し、このデータに沿い走行すると推定する。
更に、上り路E2では上り路E2で用いる速度、加速度ヒストグラムmh2の加速度使用率を渋滞補正値(加速度使用率を渋滞用δj)として同様に求める。更に、下り路E3で刃下り路E3で用いる速度、加速度ヒストグラムmh3の加速度使用率を渋滞補正値(加速度使用率を渋滞用δj)として同様にして求める。
このような消費電力量予測値算出手段160は渋滞補正値算出手段150からの渋滞補正指令を受けると、この指令に沿い、走行消費電力量を渋滞情報で補正される。
即ち、消費電力量予測値算出手段160は平坦路E1で用いる走行消費電力マップmp1の消費電力値(車速、加速度共に最小値で設定される単位距離あたりの消費電力値)と、速度、加速度ヒストグラムmh1で算出の加速度使用率(この場合δ1内の値)を乗算して平坦路E1での渋滞に応じた渋滞消費電力量予測値Pad1を算出する。更に、上り路E2で用いる走行消費電力マップmp2の消費電力量(車速、加速度共に最小値で設定される単位距離あたりの消費電力量)と、速度、加速度ヒストグラムmh2で算出の使用頻度数(渋滞補正値δ1)を乗算して上り路E2での渋滞に応じた渋滞消費電力量予測値Pad2を算出する。更に、下り路E3で用いる走行消費電力マップmp3の消費電力量(車速、加速度共に最小値で設定される単位距離あたりの消費電力値)と、速度、加速度ヒストグラムmh3で算出の使用頻度数(渋滞補正値δ1)を乗算して下り路E3での渋滞に応じた渋滞消費電力量予測値Pad3を算出する。
このような渋滞時の補正処理により、消費電力量予測値算出手段160は、図2(c)の速度、加速度ヒストグラムmh1〜mh3の渋滞時補正値δ1(例えば図5の破線域の値)を用いて走行消費電力演算式を修正し、走行予定経路E0の全行程での補正済み走行消費電力予測値PwAjを演算する。これにより、他車の走行実績を反映したより実走行(リアルタイムの走行)に近い消費電力量予測を行える。
次に、消費電力量蓄積手段(データ処理手段)110の供給可能電力量予測値算出手段130を説明する。
供給可能電力量予測値算出手段130は車両の電池(バッテリ)40からの充電レベル情報に基づき供給可能電力量予測値Qpbを算出する。
ここでは出発地におけるバッテリの残存容量(SOC)がバッテリ残存容量計604で読み取られ、残存容量(SOC)である充電レベル情報に基づく放電可能電力量より供給電力量Qpbが供給電力量予測値として算出できる。
更に、車両Cの下り路E3走行時に下り標高差h’の走行に応じモータ1が発電量である下り勾配消費電力(=−εMGh’)を発電する。本来、この値も供給電力量予測値Qpbに含まれるが、ここでの下り勾配消費電力(=−εMGh’)は上述の通り、消費電力量の減算値として走行消費電力算出手段120での演算処理の要件にすでに含まれるので、ここではこの値を考慮しない。
このような経緯より、供給電力算出手段130は電池(バッテリ)40からの充電レベル情報に基づく放電可能電力量に応じた発電量のみから供給電力量予測値Qpbが算出される。
次に、データ処理手段110の空調消費電力算出手段150を説明する。
空調消費電力算出手段150は車両Cの空調を行う空調機(エアコン)710の走行予定経路E0上における駆動状況に応じたエアコン消費電力量予測値を算出するもので、空調機(エアコン)710のエアコン駆動装置70と信号の授受を行う。エアコン駆動装置70は車両制御装置(PCU)60からの駆動指令に応じて空調制御を行う。
走行予定経路E0における駆動状況として現在地(出発地)の現在値温度Tsを温度センサ720から、目的地の外気温度Teをサーバー30から、操作者のエアコン指定温度Trをエアコン駆動装置70から読み取る。その上で、前述のデータ処理手段110で作成され蓄積されているエアコン消費電力マップme1を用い、目的地までの経過時間を演算した上でエアコン消費電力量予測値Pa1を演算する。この場合、エアコン消費電力量予測値Pa1は経過時間(図8の運転開始時(0〜0.5)からの経過時間h参照)の経過時間域の値pawnを外気温(℃)に応じて読み取り、エアコン消費電力量予測値Pa1(=pawa+pawb+pawc+・・・・+pawn)を演算する。
ここで、エアコン消費電力マップme1は実績値で更新されている。即ち、出発地の現在値温度Tsと目的地に向かう場合の各外気温度差、指定温度Trと外気温度Teの温度差、および出発時の指定温度に向かいフル作動する空調初期運転モード期間と、その後の空調安定後の空調定常運転モード期間での消費電力の変動を反映して更新されている。
このため、空調消費電力算出手段150はエアコン消費電力マップme1を用いることで、作動モードの変化や、運転者の指定温度、外気温度との差を考慮したエアコン消費電力量予測値Pa1を取得できる。
このようなエアコン消費電力量予測値Pa1を取得後、消費電力量予測値算出手段160は、図2(a)のように、走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAを走行予定経路E0の走行消費電力量予測値PwA(or PwAj)にエアコン消費電力量予測値Pa1を加算して求める。
この後、制御部10の走行可否判定手段170は走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAと供給可能電力量予測値算出手段130から供給電力量予測値Qpbを対比する。ここで、(全走行消費電力量予測値:PwAA<供給電力量予測値:Qpb)であるか否かを判断し、満たされると走行予定経路の走破が可能と判断し、即ち、目的地到達が可能なエネルギ搭載状態であると精度よく判断できる。
その上で、走行可否判定手段170は目的地到達が可能、あるいは、不可能であることを表示装置20の表示制御部240を介して表示部220で行う。
その表示部220の判断表示に応じて、運転者は目的地到達が不可能であると、出発前に再充電を行うか、適宜到達可能と推定される地点の充電スタンドを確認して走行に入ることが出来る。
次に、このような車両の目的地到達推定装置の制御処理における走行実績情報の蓄積処理を図6のフローチャートに沿い、走行消費電力量予測を図7のフローチャートに沿い、エアコン消費電力量予測とエアコン実績情報の蓄積処理を図9のフローチャートに沿い、説明する。
車両Cの走行時に図6の走行実績情報の蓄積処理のステップs1に達すると、平坦路E1ではステップs2に、上り路E2ではステップs3に、下り路E3ではステップs4に進む。ステップs3で単位距離あたりの走行消費電力マップ(図4のmp1)を実績値で更新し、平坦路走行中はステップs5、s3が繰り返される。平坦路を抜けるとステップs6,7に進み、平坦路の平均速度を計算し、平坦路E1の速度、加速度ヒストグラムmh1の所定速度化速度エリアを更新する。
次いで、上り路E2区間にステップs2で入り、次いで通過すると、ステップs8〜s10に進む。ここで、上り実効重量mp2を演算式(=MG/η)でもとめ、蓄積処理し、ついで、上り路の平均速度計算をし、更に、上り路E2の速度、加速度ヒストグラムmh2(図3参照)が更新される。
次いで、下り路E3区間にステップs4で入り、次いで通過すると、ステップs11〜s13に進む。ここで、下り実効重量mp3を演算式(=εMG)でもとめ、蓄積処理し、ついで、下り路の平均速度計算をし、更に、下り路E3の速度、加速度ヒストグラムmh3(図3参照)が更新される。
車両Cの走行時に図7の走行消費電力量予測処理のステップa0に達すると表示装置であるナビゲーション装置20にルート設定指示が入力されるのを待つ。入力でステップa1、a2でサーバー30の地図データベース30−1よりルート(走行予定路E0)の標高データh、h’を取得し、平坦路E1、上り路E2、下り路E3の区分け、距離データの取得をする。ステップa3、a4、a5では、まず、サーバーの自車実績情報データベース30−2から単位距離あたりの走行消費電力マップmp1を呼び出し、次いでサーバーの他車の実績情報データベース30−3から自車が通過する予定時間の当該区間の他車の平均車速を予測値として取得する。次いで、当該平均速度域の速度、加速度ヒストグラムmhnを取得する。
この場合、平坦路E1、上り路E2、下り路E3で用いる速度、加速度ヒストグラムmh1〜mh3の値は、特に、走行予定域に渋滞情報が入力していると、修正され、渋滞補正値δ1(加速度使用率を渋滞用δjの値に修正)が採用される。ここでは、渋滞区間の走行域での加速度使用率データは渋滞のため、車速域を0〜10速度(km/h)で、加速度域を0.5〜1.0(m/s)に修正される。この処理により、渋滞している走行予定域の走行は低速化され、消費燃料量が増加することと成る。
次いで、ステップa6では平坦路相当のルート(走行予定路E0)走行での単位距離あたりの平坦路走行相当分消費電力量Pw1/L(kwh/km)を演算し、ステップa7に達する。ここでは平坦路E1でステップa12に、上り路E2ではステップa8に、下り路E3ではステップa9に進む。ステップa8、a10で標高差hの上り路E2では上り実効重量を演算式(=MG/η)を用いて演算し、これに上り路E2の標高差hを乗算して、単位距離あたりの上り路走行相当分消費電力量Pw2/L(kwh/km)を演算し、上り勾配消費電力量(=MG/η×h)を補正値として求める。
ステップa9、a11で標高差h’の下り路E3であると、下り実効重量を演算式(=εMG)で求め、これに下り路E3の標高差h’を乗算して、単位距離あたりの下り路走行相当分消費電力量Pw3/L(kwh/km)を負の補正値(回生発電量)として演算する。
これらのいずれかよりステップa12、a13に達する。ここでは、平坦路相当の消費電力量予測値PwA1(走行予定路E0全域の値)に、上り勾配消費電力量(=MG/η×h)と、下り勾配消費電力量(=−εMGh’)との補正処理を加えて全走行路E0での走行消費電力量予測値PwAを演算する。更に、全区間の消費電力量予測が完了するのを待ち、完了すると、ステップa14において、最新のエアコン消費電力量予測値Pa1を取得し、エアコン消費電力量予測値Pa1の加算処理をし、走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAを算出する。
ここで、図9のフローチャートのエアコン実績情報の蓄積処理でのステップb1に達すると、表示装置であるナビゲーション装置20にルート設定指示が入力されるのを待つ。入力でステップb2〜b6の処理を行う。
ステップb2ではサーバーの他車の実績情報データベース30−3から自社が通過する予定時間の当該区間の他車の平均車速を予測値として取得し、目的地までの走行時間を予測する。更に、サーバーの気象情報データベース30−4からルート上の走行時間帯の外気温度の予測値を取得する。更に、サーバーのエアコン消費電力実績情報データベース30−5からルート走行中のエアコン消費電力Pa1(=pawa+pawb+pawc+・・・・+pawn)を演算し、予測値を取得する。更に、走行中において、エアコン消費電力実績値をエアコン消費電力計701より順次取得し、蓄積し、エアコン消費電力実績情報データベース30−5に蓄積する。
更に、ステップb6においては走行継続を判断し、ステップb2〜b6を繰り返し、目的地到着で処理を終了する。
このような図9のフローチャートのエアコン実績情報の蓄積処理が成されることで、図7の走行消費電力予測処理のステップa11では最新のエアコン消費電力計603、外気温度計720より取り込んだ実績値で演算済みのルート走行中のエアコン消費電力Pa1を取得する。
その上でステップa14に達し、そこで走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAを走行予定経路E0の走行消費電力量予測値PwAにエアコン消費電力量予測値Pa1を加算して求め、走行消費電力量予測を終了する。
この後、制御部10のデー走行可否判定手段160において、走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAと供給電力算出手段130から供給電力量予測値Qpbを対比し、PwAA<Qpb)を判断する。更に、満たされると判断すると目的地到達が可能との表示を表示装置20の表示制御部240を介して表示部220で行うことが出来る。
このように本発明の車両の目的地到達推定装置によれば、予め、走行消費電力量の実績演算データを該実績演算データの蓄積手段(サーバー)30に蓄積し、その上で今回の車両の走行予定経路E0の経路情報に応じた走行消費電力量予測値PwAを実績演算データmp1に基づき算出する。次いで、供給電力量算出手段130が走行予定経路E0内の下り坂経路E3に応じた回生発電量及びバッテリ40からの充電レベル情報SOCに基づく放電可能電力量より供給電力量予測値Qpbを算出し、更に、渋滞消費電力量算出手段140が走行予定経路の現在の渋滞に応じた渋滞消費電力量予測値を算出する。これら各予測値に基づき目的地到達が可能か否かを制度良く判断できる。特に、走行予定経路の現在の渋滞状態を考慮して全走行消費電力量を予測できるので、目的地到達が可能か否かを最新の他車両の走行実績として取り入れた道路状態に応じて精度よく判断できる。
また、補正値δ1(渋滞補正値)は、走行予定経路を走行する他車の走行実績データに基づいて算出される。この他車の走行実績データには速度、加速度ヒストグラムや走行消費電力量データなどが含まれる。
また、これまでに走行した道路において、渋滞区間における走行データを渋滞走行データとして蓄積し、渋滞走行データからヒストグラムの補正値δ1を算出してもよい。この場合、この補正値δ1は、速度、加速度ヒストグラムを渋滞した道路に最適化したマップへ補正する渋滞補正値である。また、渋滞走行データは、渋滞区間走行時に使用された速度、加速度を取得し、蓄積される。そして、補正値δ1は該渋滞走行データと速度、加速度ヒストグラムを比較することにより算出される。
このように、走行予定経路E0での現在の他車両の渋滞情報を車外のネットワーク30より読み取り、現在の渋滞情報に応じた渋滞消費電力量(増量修正されている)を算出し、これを用いて目的地到達が可能か否かを判断するので、最新の渋滞情報を容易に確保でき、目的地到達が可能か否かを精度よく判断できる。
更に、供給電力算出手段がバッテリの充電レベル情報に基づく放電可能電力量を算出し、これらに基づき供給可能電力量予測値を算出する。その供給可能電力量予測値を用いて目的地到達が可能か否かを判断するので、目的地到達が可能か否かを精度よく判断できる。
なお、本実施形態では消費電力量予測値の演算中に車両Cの下り路E3の走行中にエンジン1の発電機が発電可能な発電可能電力量相当の発電エネルギを負の消費電力量である下り勾配消費電力量(=−εMGh’)とし設定して走行消費電力量予測値中に含んでいる。このため、本来発電機が発電可能な下り勾配での発電電力量(=−εMGh’)を供給電力算出手段130の供給電力量予測値Qpに含ませていない。
そこで、このような構成に代えて、他の第2実施形態としての車両の目的地到達推定装置を構成してもよい。この第2実施形態は次の構成のみが第1実施形態と相違するので、他の構成部位の重複説明を略す。この場合において、消費電力量予測値算出手段160’において、エンジン1の発電機が発電可能な発電可能電力量相当の下り勾配での発電電力量(=−εMGh’)を消費電力量予測値Pwに含まない構成とする。その上で、エンジン1の発電機の発電可能電力量相当の下り勾配での発電電力量(=εMGh’)を供給可能電力量予測値算出手段130’において、回生発電量である正の値である供給電力量とする。この供給電力量に、更に、バッテリ40の充電レベル情報に基づく放電可能電力量相当の供給電力量を加算して供給電力量予測値Qpを精度良く算出することができる。
この消費電力量予測値算出手段160’による消費電力量予測値Pwと供給可能電力量予測値算出手段130’による供給電力量予測値Qpとを用いて、Pw<Qpを判断し、目的地到達が可能なエネルギ搭載状態であるか否かを判断してもよい。この場合も、図1の装置と同様の作用効果を得ることが出来る。
上述の車両の目的地到達推定装置は走行予定経路E0の全走行消費電力量予測値PwAAを走行予定経路E0の走行消費電力量予測値PwAにエアコン消費電力量予測値Pa1を加算して求め、消費電力を精度良く算出している。これに対し、車両Cがエアコンを装備しない場合には、エアコン消費電力量予測値Pa1を加算しないで走行予定経路E0の全走行消費電力予測値PwAAを求めて、装置の簡素化を図るようにしてもよい。
上述の車両の目的地到達推定装置は電気自動車(EV)に装着されているが、プラグインハイブリッド車両(PHEV)にも適用でき、その場合には回生発電量と放電可能電力量と発電可能電力量とを加算して供給電力量を算出することとなる。
上述の車両の目的地到達推定装置はネットワークを介して車外のサーバー30にデータの蓄積を行うとしたが、場合により、サーバー30を車内に装備してもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 モータ(電動回転機)
10 制御部
20 表示装置
30 サーバー(実績演算データの蓄積手段)
110 消費電力量蓄積手段(データ処理手段)
120 加速度使用率蓄積手段
130 供給可能電力量予測値算出手段
140 設定手段
150 渋滞補正値算出手段
160 消費電力量予測値算出手段
170 走行可否判定手段
α 走行消費電力値の所定反映比率
β 所定反映比率
δ 加速度使用率(速度、加速度に達する使用頻度相当値)
δ1 加速度使用率の渋滞用の値
mp1(n) 走行消費電力量演算データ
mh1(n) 速度、加速度ヒストグラム
C 車両
E0 走行予定経路
E1 走行予定経路
E2 上り路
E3 下り路
MG/η×h 上り勾配消費電力量
−εMGh’ 下り勾配消費電力量(回生発電量)
Pad 渋滞消費電力量予測値
Pw 走行消費電力量
Pw11 平坦路走行相当分消費電力量
Pwn 走行相当分消費電力量
Pw2/L 単位距離あたりの走行相当分消費電力量
Pw21 上り路走行相当分消費電力量
PwA 走行消費電力量予測値
PwAA 全走行消費電力量予測値
Qpb 供給電力量予測値
SOC バッテリの残存容量(充電レベル情報)

Claims (3)

  1. 車両の始動から停止までに電動機が使用した消費電力量を取得し、所定の車速と当該車速に達した際の加速度とに関連付けた消費電力量データとして蓄積する消費電力量蓄積手段と、
    前記車両の始動から停止までに、所定の車速ごとに当該車速に達した際の加速度を順次取得し加速度使用率データとして複数の車速域に区分して蓄積する加速度使用率蓄積手段と、
    前記車両のバッテリからの充電レベル情報に基づき供給可能電力量予測値を算出する供給可能電力量予測値算出手段と、
    前記車両の走行予定経路を設定し、前記走行予定経路の少なくとも距離情報と、渋滞情報とを含む経路情報を取得する設定手段と、
    前記設定手段により取得した前記渋滞情報に前記走行予定経路の渋滞を示す情報が含まれている場合、前記車両が前記走行予定経路で消費する消費電力量予測値を前記距離情報と前記消費電力量データと、前記複数の車速域のうち最も低速域における前記加速度使用率データに基づき算出する消費電力量予測値算出手段と、
    前記供給可能電力量予測値と前記消費電力量予測値に基づき前記走行予定経路が走破可能かを判断する走行可否判定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の目的地到達推定装置。
  2. 請求項1に記載の車両の目的地到達推定装置において、
    前記設定手段は、前記走行予定経路での現在の渋滞情報を外部ネットワークより受取る
    ことを特徴とする車両の目的地到達推定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の目的地到達推定装置において、
    前記車両に搭載されると共に、検出した現在地から指定した目的地までの走行予定経路の経路情報を表示する表示装置を備え、前記走行可否判定手段からの目的地到達か否かの判断結果を前記表示装置で表示する、
    ことを特徴とする車両の目的地到達推定装置。
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