JP6205666B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機に関し、表示装置の画像表示の前方に可動役物装置を備え、その画像表示部の遮蔽範囲を可能な限り減少させ、画像表示部の表示内容と協働した協調演出を実行し易くすることを課題とする。【解決手段】 画像表示部(61)の前面を開放又は遮蔽する方向に移動可能な左右一対のスライド部(400,500)と、スライド部(400,500)の遮蔽方向への移動時に、その上部又は下部から各々突出して、画像表示部(61)の前面方向に移動する上下一対のアーム部(600,700)と、各スライド部(400,500)が開放方向への移動時には、対応する各スライド部(400,500)側に各々収納され、各スライド部(400,500)が遮蔽方向への移動時には、各々回転移動して画像表示部(61)の前面側に突出する回転突出部材(800,900)と、を備えた。【選択図】 図10

Description

この発明は、遊技機に関し、表示装置の画像表示の前方に可動役物装置を備えたものである。
従来、液晶パネル(LCD)からなる可変表示装置の下部に、可動役物装置を配置し、可動役物装置の可動体を可変表示装置の前方に出没させるようにしたパチンコ機が知られている(特許文献1の段落「0015」及び「0019」、並びに図7及び図21参照)。
従来の可動体は、左右一対形成され、各可動体は半リング状に形成され、下方から上方に回転した後、互いに接近し、リングを完成させていた(特許文献の段落「0024」及び「0028」〜「0031」、並びに図15、図18及び図21参照)。
特開2011−206344号公報
上記した従来のパチンコ機の可動役物装置は、半リング状に形成された左右一対の可動体を回転・移動させていたので、その動作中に液晶パネルの前面を遮る範囲が大きく、液晶パネルが見難く、叉、液晶パネルが見難いことが原因し、液晶パネルの映像と可動体の動きを連動させた協調演出を困難にしているという問題点であった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、画像表示部の左右両側から左右一対のスライド部を出現させ、左右のスライド部の上下に配置した計4個の回転突出部材を画像表示部の中央部に向かって移動・回転させることで、画像表示部の遮蔽範囲を可能な限り減少させ、画像表示部の表示内容と協働した協調演出を実行し易くさせることができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明と同様の目的に加え、回転部材、円形ギア及び平板状のギアから構成される歯車機構により、回転突出部材の移動・回転をスムーズに、且つ円滑に行わせることができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、リンク部材を挟んでその上下の第1アームを対称に動作させることができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、各回転部材との間により形成された領域から画像表示部の画像が遊技者から目視可能とすることで、当該領域から目視可能な画像を強調することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項2〜4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、リンク部材の移動量に比較し、第2アームの移動量を大きくすることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、遊技媒体(例えばメダル)の投入を検出するための遊技媒体検出手段(例えばメダルセンサー39、ベットスイッチ31)と、遊技媒体検出手段(例えばメダルセンサー39、ベットスイッチ31)により遊技媒体(例えばメダル)の投入が検出されたことを条件に遊技を開始する遊技部(例えば主としてリールユニット50)と、遊技部(例えば主としてリールユニット50)での遊技の進行に応じて画像を表示する画像表示部(61)を備えた表示装置(60)とを備える遊技機(10)において、遊技機(10)には、表示装置(60)の前側近傍に配置され、例えば図5及び図6に示すように、画像表示部(61)の前方に出没可能に移動する可動役物装置(70)を備え、可動役物装置(70)は、画像表示部(61)の左右両側に配置され、画像表示部(61)の前面を開放(例えば図5参照)又は遮蔽する方向(例えば図6参照)に移動可能な左右一対のスライド部(400,500)と、各スライド部(400,500)に設けられ、スライド部(400,500)の遮蔽方向(例えば図6参照)への移動時に、その上部又は下部から各々突出して、画像表示部(61)の前面方向に移動する上下一対のアーム部(600,700)と、各アーム部(600,700)の突出端部に各々軸支され、各スライド部(400,500)が開放(例えば図5参照)方向への移動時には、対応する各スライド部(400,500)側に各々収納され(例えば図5及び図6参照)、各スライド部(400,500)が遮蔽方向(例えば図6参照)への移動時には、例えば図7に示すように、各々回転移動して画像表示部(61)の前面側に突出する回転突出部材(800,900)と、を備えたことを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、遊技媒体(例えばメダル)の投入を検出するための遊技媒体検出手段(例えばメダルセンサー39、ベットスイッチ31)と、遊技媒体検出手段(例えばメダルセンサー39、ベットスイッチ31)により遊技媒体(例えばメダル)の投入が検出されたことを条件に遊技を開始する遊技部(例えば主としてリールユニット50)と、遊技部(例えば主としてリールユニット50)での遊技の進行に応じて画像を表示する画像表示部(61)を備えた表示装置(60)とを備える遊技機(10)において、遊技機(10)には、表示装置(60)の前側近傍に配置され、例えば図5及び図6に示すように、画像表示部(61)の前方に出没可能に移動する可動役物装置(70)を備え、可動役物装置(70)は、回転突出部材(800,900)とともに回転する回転部材(621)と、画像表示部(61)の左右両側に配置され、該画像表示部(61)の前面を開放(例えば図5参照)又は遮蔽する方向(例えば図6参照)に移動可能な左右一対のスライド部(400,500)とを備え、左右一対のスライド部(400,500)には、スライド部(400,500)に対して左右に移動可能なリンク部材(1300)と、スライド部材(400,500)に軸支され、リンク部材(1300)の移動に伴い回転可能な第1アーム(610)と、第1アーム(610)に軸支され、第1アーム(610)の回転に伴い、スライド路(1410)内を突出又は収納動作を行う第2アーム(620)と、を備え、 第2アーム(620)には、スライド路(1410)内に設けられた平板状のギア(1420)に連動して第2アーム(620)の移動に伴い回転する円形ギア(622)を備え、円形ギアは、第2アーム(620)の移動に伴う円形ギア(622)の回転を回転部材(621)に伝えることにより、回転部材(621)が回転するように形成し、第2アーム(620)がスライド路(1410)内を突出動作するときには、回転部材(621)が回転移動して画像表示部(61)の前面側に突出し、第2アーム(620)がスライド路(1410)内を収納動作するときには、回転部材(621)が回転移動して画像表示部(61)の前面側から収納するようにしたことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の構成に加え、次の構成を備える。
すなわち、請求項3に記載の発明は、左右一対の各スライド部(400,500)には、上下に第1アーム(610)を各々備え、上下の第1アーム(610)の間に、リンク部材(1300)を配置し、リンク部材(1300)の開放(例えば図5参照)又は遮蔽方向(例えば図6参照)への移動に伴い、リンク部材(1300)を介して上下方向に線対称に、上下の第1アーム(610)が移動するようにしたことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項3に記載の発明の構成に加え、次の構成を備える。
すなわち、請求項4に記載の発明は、各回転部材(621)が、画像表示部(61)の前面側に、例えば図7に示すように、別の各回転部材(621)と対向するように、各々突出した状態で配置され、各回転部材(621)との間により形成された領域(例えば窓部1100)から画像表示部(61)の画像が遊技者から目視可能にしたことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項2〜4に記載の発明の構成に加え、次の構成を備える。
すなわち、請求項5に記載の発明は、第1アーム(610)に、
スライド部400,500に軸支する回転軸部613と、回転軸部613からリンク部材1300に向かって延び、当該リンク部材1300と一体的に移動するリンク部材側連結部611と、回転軸部613を挟んで、リンク部材側連結部611と反対方向に延び、第2アーム620と一体的に移行する第2アーム側連結部612と、を備え、回転軸部613からリンク部材連結部611迄の長さを、回転軸部613から第2アーム側連結部612迄の長さより短く形成することにより、リンク部材側連結部611の移動距離に対し、第2アーム側連結部612の移動距離を長くするようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、画像表示部の左右両側から左右一対のスライド部を出現させ、左右のスライド部の上下に配置した計4個の回転突出部材を画像表示部の中央部に向かって移動・回転させることで、画像表示部の遮蔽範囲を可能な限り減少させ、画像表示部の表示内容と協働した協調演出を実行し易くさせることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果に加え、回転部材、円形ギア及び平板状のギアから構成される歯車機構により、回転突出部材の移動・回転をスムーズに、且つ円滑に行わせることができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、リンク部材を挟んでその上下の第1アームを対称に動作させることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項3に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、各回転部材との間により形成された領域から画像表示部の画像が遊技者から目視可能とすることで、当該領域から目視可能な画像を強調することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項2〜4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、リンク部材の移動量に比較し、第2アームの移動量を大きくするができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図柄の配列を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技制御手段の概要を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技状態の概要を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、可動役物装置の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図5に対応し、左右のスライド部を遮蔽位置に移動した状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図5に対応し、回転突出部材を突出・回転させた状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図5に対応し、四方の可動役物装置の背面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図8に対応し、左右のスライド部を遮蔽位置に移動した状態の背面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図8に対応し、四方の回転突出部材を突出・回転させた状態の背面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図9において、向かって右側の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図11に対応し、上下の回転突出部材を突出・回転させた状態の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図11の上側の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図13に対応し、上部の回転突出部材を突出・回転させた状態の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図13に対応し、リンク部材を取り外した状態の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図14に対応し、リンク部材を取り外した状態の一部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態であって、演出動作パターンを説明するための説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、図17の変形例を説明するための説明図である。
(遊技機10)
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。
なお、遊技機10としてのスロットマシンを例示したが、これに限定されず、パチンコ機でもよい。
遊技機10は、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口を開閉自在に覆う前扉12とを備えている。
前扉12には、ほぼ中央に、筐体11の内部を透過可能な図柄表示窓部13が形成され、当該図柄表示窓部13の裏側には、後述するリールユニット50が配置されている。
(前扉12)
前扉12には、上方より次の各部を備えている。
なお、各部について後述する。
(1)上パネル部20
(2)操作部30
(3)下パネル部40
なお、前扉12の各部は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(上パネル部20)
上パネル部20には、次の各部を備えている。
(1)リールユニット50
リールユニット50には、前扉12に形成された透過可能な図柄表示窓部13の裏側に配置されている。
リールユニット50には、表面に図柄51が表示された複数の回転リール52〜54、ここでは3個の左リール52、中リール53、右リール54が回転可能に配置されている。各回転リール52〜54は、図示しないが、ステッピングモータ等の駆動源により個別に回転・停止可能に構成されている。
なお、複数の回転リール52〜54として、左リール52、中リール53、右リール54の3個を例示したが、これに限定されず、例えば2個、或いは4個以上設けてもよい。
各回転リール52〜54は、3個全てが停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄51が、図柄表示窓部13を通して見えるように配置されている。
図柄表示窓部13の表面には、有効ライン55が表示されている。有効ライン55として、各回転リール52〜54の中段とを結んだ1本の直線が表示されている。有効ライン55は、後述の遊技結果判定手段230の判定対象となるラインを意味する。なお、有効ライン55として、「直線」を例示したが、これに限定されず、直線は、左リール52、中リール53、右リール54の順に、「上段・中段・下段」或いは「下段・中段・上段」のように傾斜していたり、「上段・中段・中段」や「中段・中段・下段」のうように折れ曲がったり、「上段・中段・上段」、「上・下段・上段」、「下段・中段・下段」或いは「下段・上段・下段」のように「V」字や「山形」に形成してもよく、叉、「1本」にも限定されず、2本以上としてもよい。
また、図柄51については、図2を用いて後述する。
(2)表示装置50
表示装置50は、遊技の進行に応じて画像を表示する画像表示部51を備えたものである。表示装置50には、例えば液晶ディスプレイを使用しているが、これに限定されない。
表示装置50には、後述する図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70を、表示装置50の前側近傍に配置している。
(3)上部ランプ21
上部ランプ21は、画像表示部51の上方中央に位置し、各種の演出に使用される。
(4)第1演出ランプ22
第1演出ランプ22は、画像表示部51の図1において、向かって左斜め上方に位置し、「ハート」を模した形状に形成され、「レベルアップ要素」を演出するために使用される。
(5)第2演出ランプ23
第2演出ランプ23は、画像表示部51の図1において、向かって左横に位置し、上下方向に複数に区画され、ストックの獲得等を演出するために使用される。
(6)第3演出ランプ24
第3演出ランプ24は、画像表示部51の図1において、向かって右横に位置し、「時計」を模したもので、期待度等を演出するために使用される。
(7)上部スピーカー25
上部スピーカー25は、画像表示部51の左右両側に一対配置され、各種の効果音を出力するものである。
(操作部30)
操作部30には、次の各部を備えている。
(1)ベットスイッチ31
ベットスイッチ31は、操作部30の図1において、向かって左側に位置し、先にクレジットとして内部的にカウントされているメダルのうちからベットするためのものである。
なお、ベットスイッチ31として、1個のスイッチを例示したが、複数個設けてもよい。
クレジットメダルは、クレジット機能により機内に貯留された遊技媒体の一例であるメダルをいう。クレジット機能は、遊技開始の条件として、後述するメダル投入口33から予めメダルを投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能な機能をいい、具体的には投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル数とする。
遊技媒体として、メダルを例示したが、これに限定されず、例えばパチンコ球等でもよい。
(2)チャンススイッチ32
チャンススイッチ32は、ベットスイッチ31の図1において右隣に位置し、演出に用いられるスイッチである。
(3)メダル投入口33
メダル投入口33は、操作部30の図1において、向かって右側に位置し、遊技媒体の一例であるメダルを機内に投入するためのものである。内部には、図1においては図示しないが、図3に示すメダルセンサー37が配置され、正規なメダルを電子的に検出している。
(4)スタートスイッチ34
スタートスイッチ34は、操作部30の下の段の図1において、向かって左側に位置し、遊技者の操作により3個の回転リール52〜54の回転を開始させるためのものである。
スタートスイッチ34は、レバー状に形成され、メダルの投入又は後述するベットスイッチ31の操作を条件に、回転リール52〜54の回転を開始させるためのものである。すなわち、このスタートスイッチ34は、遊技者の操作により回転リール52〜54の図柄51の変動表示を開始させるためのものである。
(5)ストップスイッチ35〜37
ストップスイッチ35〜37は、操作部30の下の段の中央に位置し、複数、例えば3個、左ストップスイッチ35、中ストップスイッチ36、右ストップスイッチ37から構成している。
3個の各ストップスイッチ35〜37は、押しボタン状に形成され、3個の回転リール52〜54の各々に対応して設けられ、スタートスイッチ34の操作により回転中の3個の回転リール52〜54を個別に停止可能なものである。
左ストップスイッチ35は、左リール52に、中ストップスイッチ36は中リール53に、右ストップスイッチ37は右リール54にそれぞれ対応している。
(6)精算スイッチ38
精算スイッチ38は、操作部30の下の段の中央に位置し、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すためのものである。
(下パネル部40)
下パネル部40には、次の各部を備えている。
(1)下パネル41
下パネル41は、中央に位置し、絵柄や文字等が表示され、図示しないが、照明により点灯するように構成されている。
(2)下部スピーカー42
下部スピーカー42は、下パネル41の下側の左右一対に配置され、上部スピーカー25とともに、各種の効果音を出力するものである。
(3)メダル払出口43
メダル払出口43は、下パネル41の下側中央に位置し、内部に配置され、図1においては図示しないが、図3に示すホッパーユニット80から払い出されたメダルが通過する開口である。
(4)メダル受け皿44
メダル受け皿44は、メダル払出口43の下側に配置され、メダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するためのものである。
(図2を用いた図柄51の説明)
図柄51について、図2を用いて説明する。
図柄51は、リール枠56の周囲に貼り付けられるリールテープ57の表面に、所定の間隔で複数、例えば21個表示されている。
なお、図柄51の個数として、21個を例示したが、これに限定されず、例えば20個でもよい。
図柄51の種類としては、「赤7」(R7)、「青7」(B7)、「白7」(W7)、「ベル」(BE)、「リプレイ」(RP)、「チェリー」(CH)、「スイカ」(WM)、「バー」(BR)、「ブランク」(BL)があるが、これらに限定されない。
なお、図2の図柄番号(コマ番号)は、回転リール52〜54の外周表面に物理的に付されているものではなく、仮想的な番号であって、各図柄51の停止を制御するためのプログラムである。
(遊技制御手段100)
遊技制御手段100は、遊技機10の内部に位置し、複数種類、例えば、図示しないがメイン制御基板とサブ制御基板から構成されている。各制御基板は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、タイマ割込などの割込機能を持ち、ROMに記憶されたプログラムを実行して、種々の処理を行う。ROMは、CPUが実行するプログラムや各種テーブル等の固定的なデータを記憶し、RAMは、CPUがプログラムを実行する際の一時的な記憶領域、例えば遊技機10の状態を記憶するための記憶領域や、役抽選の抽選結果を記憶するための記憶領域として使用される。
そして、ROM等の記憶部に記憶される各種のプログラム及びデータをCPUが読み込むことで、メイン制御基板とサブ制御基板を全体として概観したときには、遊技制御手段100として機能する。また、メイン制御基板を単独で概観すると、メイン制御手段200として、叉、サブ制御基板を単独で概観すると、サブ制御手段300としてそれぞれ機能する。
メイン制御基板とサブ制御基板との通信は、メイン制御基板からサブ制御基板への一方向の通信に限定される。サブ制御基板からメイン制御基板への逆方向の通信は禁止され、逆方向の通信による不正行為を防止している。
(メイン制御手段200)
メイン制御手段200は、遊技機10の全体の動作を制御するものである。
メイン制御手段200の入力段には、メダルセンサー39、ベットスイッチ31、スタートスイッチ34、ストップスイッチ35〜37及び精算スイッチ38等がそれぞれ接続されている。
メイン制御手段200の出力段には、サブ制御手段300のほか、リールユニット50及びホッパーユニット80等がそれぞれ接続されている。
メイン制御手段200には、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(9)については後述する。
(1)役抽選手段210
(2)リール制御手段220
(3)遊技結果判定手段230
(4)払出制御手段240
(5)通常遊技制御手段250
(6)ボーナス遊技制御手段260
(7)メイン側ART制御手段270
(8)メイン側役物動作制御手段280
(9)送信制御手段290
なお、メイン制御手段200の手段は、上記した(1)〜(9)に限定されない。
(サブ制御手段300)
サブ制御手段300は、メイン制御手段200からの信号(コマンドや情報)を受けて、遊技の進行に応じた演出を制御し、主に遊技内容に関する情報を遊技者に報知する演出を行うためのものである。
サブ制御手段300の入力段には、メイン制御手段200のほか、チャンススイッチ32等がそれぞれ接続されている。
サブ制御手段300の出力段には、表示装置60、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70、図1を用いて説明した各種のランプ群21〜24及びスピーカー群25,42等がそれぞれ接続されている。
サブ制御手段300には、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)〜(5)については後述する。
(1)受信制御手段310
(2)通常遊技演出制御手段320
(3)ボーナス遊技演出制御手段330
(4)サブ側ART制御手段340
(5)サブ側役物動作制御手段350
なお、サブ制御手段300の手段は、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(役抽選手段210)
役抽選手段210は、当選役を決定する役抽選を実行するものである。すなわち、役抽選手段210は、スタートスイッチ34の操作を契機に、複数の役のいずれかに当選か又はハズレかの役抽選を行うためのものである。役抽選手段210は、役に当選したか否かを決定するための抽選テーブルを、複数備えており、メイン制御手段200のROM上に記憶されている。役抽選手段210は、予め定めた抽選データと、所定範囲の整数値を繰り返してカウントするループカウンタを有する所定の乱数発生手段(乱数発生回路)が発生した乱数のうちから抽出した乱数とを比較して、当選か否かを判定する。
本実施の形態では、役として、大別すると、「小役」(メダルの払い出しを伴う役)、「再遊技役」(遊技者所有のメダルを使用することなく次回の遊技を開始可能とする役、いわゆるリプレイ役)、「移行役」(遊技状態の移行を伴う役、例えば「ボーナス移行役」)が設けられている。役のうち、「ボーナス移行役」については、次ゲームへの持ち越しが可能である。
役抽選の当選確率は、複数段階、本実施の形態では、6段階(設定1〜設定6)設定されており、設定1が最も低く、設定6が最も高くなるように設定されている。
(リール制御手段220)
リール制御手段220は、リールユニット50のステッピングモータ等の駆動源(図示せず)の駆動を制御することで、各回転リール52〜54の駆動・停止制御を行うものである。
リール制御手段220は、役抽選手段210の抽選結果と、各ストップスイッチ35〜37が操作されたときの対応する回転リール52〜54の回転位置とに基づいて、各回転リール52〜54の回転を停止させる。
(遊技結果判定手段230)
遊技結果判定手段230は、全ての回転リール52〜54が停止した際における有効ライン55上の図柄51の組合せに基づいて入賞等の判定をするためのものである。
(払出制御手段240)
払出制御手段240は、ホッパーユニット80の駆動を制御することで、遊技結果判定手段230の判定結果に基づいて、メダル払い出し等の所定の処理を行うためのものである。払出制御手段240は、遊技結果判定手段230の判定の結果、小役が入賞していると判定されると、所定枚数のメダルの払い出しを行う。
(通常遊技制御手段250)
通常遊技制御手段250は、図4を用いて後述する「通常遊技」の進行を制御するものである。ここで、「通常遊技」は、図4を用いて後述する「ボーナス遊技」及び「ART遊技」を除く遊技状態をいう。
(ボーナス遊技制御手段260)
ボーナス遊技制御手段260は、図4を用いて後述する「ボーナス遊技」を制御するものである。
ここで、「ボーナス遊技」は、いわゆる「BB」「RB」の連続作動状態をいい、役抽選手段210においてボーナス移行役に当選し、ボーナス移行役の図柄を揃えることで移行する。
(メイン側ART制御手段270)
メイン側ART制御手段270は、図4を用いて後述する「ART遊技」を制御するものである。
ここで、「ART遊技」は、「RT状態」で、且つ「AT状態」の遊技状態をいう。
ここで、「RT状態」は、いわゆる「リプレイタイム」ともよばれ、図4を用いて後述する「通常遊技」よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く設定されている状態をいう。
ここで、「AT状態」は、いわゆる「アシストタイム」ともよばれ、サブ制御手段300の後述する報知制御手段341の作動状態であり、役抽選手段210により当選した小役の押し順が報知され、報知された押し順に従ってストップスイッチ35〜37を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる状態をいう。
「ART遊技」への移行は、図4を用いて後述する「通常遊技」及び「ボーナス遊技」において、後述する「ART抽選手段271」によるART抽選に当選し、図示しないが、前兆状態や準備遊技を経て移行する。
メイン側ART制御手段270は、次の手段を備える。なお、メイン側ART制御手段270の手段は、次の(1)に限定されない。
(1)ART抽選手段271
ART抽選手段271は、「ART遊技」への移行の可否をART抽選により決定するものである。ART抽選は、図4を用いて後述する「通常遊技」及び「ボーナス遊技」において実行される。
(メイン側役物動作制御手段280)
メイン側役物動作制御手段280は、メイン制御手段200側において、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70の出没及び演出動作を、メイン制御手段200による遊技の進行に応じて制御するものである。
ここで、「出没及び演出動作」のうち、「出没動作」としては、後述するが、図5及び図6に示すように、可動役物装置70の左右のスライド部400,500を開放位置(図5参照)から遮蔽方向(図6参照)に移動することをいう。
ここで、「出没及び演出動作」のうち、「演出動作」としては、後述するが、図6及び図7に示すように、可動役物装置70の四方に配置された計4個の回転突出部材800,900を突出・回転させ、リング形を完成させることをいう。
また、メイン側役物動作制御手段280は、画像表示部61に表示された画像に対応した出没及び演出動作を可動役物装置70に行わせるようにしている。
ここで、「画像表示部61に表示された画像」としては、図示しないが、回転突出部材800,900を突出・回転させ、リング形を完成させた際に、その中央に形成される前後に貫通した円形の窓部1100(図7参照)を通じて見える画像の領域に、円形の光る画像を表示させる等することが可能である。
メイン側役物動作制御手段280には、次の手段を備える。
なお、メイン側役物動作制御手段280の手段は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)動作決定手段281
動作決定手段281は、可動役物装置70による出没及び演出動作を実行させるか否かを決定するものである。
また、動作決定手段281は、抽選手段による抽選結果に基づいて、可動役物装置70による出没及び演出動作を実行させるか否かを決定するようにしている。
ここで、「抽選手段」は、通常遊技から遊技者に有利な複数の有利遊技に移行するか否かの抽選を行うものである。
ここで、「抽選手段」としては、役抽選手段210やART抽選手段271が相当する。なお、「抽選手段」として、役抽選手段210とART抽選手段271とを例示したが、これに限定されず、いずれか一方だけでもよい。
ここで、「有利遊技」としては、図4を用いて後述する「ボーナス遊技」や「ART遊技」が相当する。なお、「有利遊技」として、「ボーナス遊技」と「ART遊技」とを例示したが、これに限定されず、いずれか一方だけでもよい。
ここで、「抽選手段による抽選結果」としては、役抽選手段210による役抽選、例えば「ボーナス移行役」の当選や、ART抽選手段271による「ART抽選」の当選が相当する。なお、「抽選結果」として、「ボーナス移行役」の当選や、「ART抽選」の当選を例示したが、これに限定されず、いずれか一方だけでもよい。
ここで、「複数の有利遊技」としては、「ボーナス遊技」と「ART遊技」とを合わせて複数種類、例えば2種類と考えても良いし、或いは各「ボーナス遊技」と各「ART遊技」の複数種類の遊技から構成してもよい。
(2)演出動作パターン決定手段282
演出動作パターン決定手段282は、動作決定手段281によって出没及び演出動作の実行が決定されたことを条件に、サブ制御手段300の後述する演出パターン記憶手段351に記憶された演出パターンのうち、可動役物装置70に実行させる出没及び演出動作のパターンを決定するものである。
ここで、「演出パターン」としては、図17を用いて後述する「演出動作パターン」が相当する。なお、「演出パターン」として、図17に示す「演出動作パターン」を例示したが、これに限定されず、図18を用いて後述する「演出動作パターン」を使用してもよい。
また、演出動作パターン決定手段282は、抽選手段による抽選結果に基づいて、可動役物装置70に実行させる出没及び演出動作のパターンを決定するようにしている。
ここで、「パターン」としては、図17を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンが相当する。なお、「パターン」としては、図17に示す「演出動作パターン」の一つのパターンを例示したが、これに限定されず、図18を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンとしてもよい。
(送信制御手段290)
送信手段290は、サブ制御手段300へ信号(コマンドや情報)を送信するためのものである。
(受信制御手段310)
受信手段310は、送信手段290からの信号(コマンドや情報)を受信するものである。
(通常遊技演出制御手段320)
通常遊技演出制御手段320は、表示装置60、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70、図1を用いて説明した各種のランプ群21〜24及びスピーカー群25,42等を用いて、図4を用いて後述する「通常遊技」の演出を制御するものである。
(ボーナス遊技演出制御手段330)
ボーナス遊技演出制御手段330は、表示装置60、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70、図1を用いて説明した各種のランプ群21〜24及びスピーカー群25,42等を用いて、図4を用いて後述する「ボーナス遊技」の演出を制御するものである。
(サブ側ART制御手段340)
サブ側ART制御手段340は、表示装置60、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70、図1を用いて説明した各種のランプ群21〜24及びスピーカー群25,42等を用いて、図4を用いて後述する「ART遊技」の演出を制御するものである。
サブ側ART制御手段340には、次の手段を備える。
なお、サブ側ART制御手段340の手段は、次の(1)に限定されない。
(1)報知制御手段341
報知制御手段341は、メイン制御手段200のメイン側ART制御手段270からストップスイッチ35〜37の押し順を報知させるコマンドを受信した場合に、主として表示装置60を用いて、当該ストップスイッチ35〜37の押し順を報知させる演出等を実行するものである。
(サブ側役物動作制御手段350)
サブ側役物動作制御手段350は、サブ制御手段300側において、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70の出没及び演出動作を、メイン制御手段200による遊技の進行に応じて制御するものである。
また、サブ側役物動作制御手段350は、画像表示部61に表示された画像に対応した出没及び演出動作を可動役物装置70に行わせるようにしている。
サブ側役物動作制御手段280には、次の手段を備える。
なお、メイン側役物動作制御手段280の手段は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)演出パターン記憶手段351
演出パターン記憶手段351は、可動役物装置70による出没及び演出動作のパターン、すなわち図17を用いて後述する「演出動作パターン」を複数種類記憶するものである。
ここで、「パターン」としては、図17を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンが相当する。なお、「パターン」としては、図17に示す「演出動作パターン」の一つのパターンを例示したが、これに限定されず、図18を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンとしてもよい。
ここで、「複数種類」としては、図17を用いて後述する「演出動作パターン」の場合には「パターン1〜6」(P1〜P6)の6種類が相当する。なお、「複数種類」として、「6種類」を例示したが、これに限定されず、例えば2種類〜5種類或いは7種類譲渡してもよい。
(2)動作制御手段352
動作制御手段352は、メイン制御手段200の前述した演出動作パターン決定手段282により決定した出没及び演出動作のパターンを、可動役物装置70に行わせるものである。
動作制御手段352は、図5〜図16を用いて後述する可動役物装置70において、上側に配置され、左右一対のスライド部400,500を開放・遮蔽方向に移動する第1駆動源である第1モータ1040、及び左右一対のスライド部400,500にそれぞれ配置され、第2駆動源である左右の第2モータ1500の駆動を制御するとともに、計4個の回転突出部材800,900にそれぞれ配置され、突出・回転時に点灯・点滅する役物ランプ820,910の点灯状態を制御する。
ここで、「パターン」としては、図17を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンが相当する。なお、「パターン」としては、図17に示す「演出動作パターン」の一つのパターンを例示したが、これに限定されず、図18を用いて後述する「演出動作パターン」の一つのパターンとしてもよい。
(図4に示す遊技状態の説明)
つぎに、図4を用いて「遊技状態」について説明する。
「遊技状態」は、遊技の進行については、図3に示すメイン制御手段200の通常遊技制御手段250、ボーナス遊技制御手段260、メイン側ART制御手段270により主として制御され、演出についてはサブ制御手段300の通常遊技演出制御手段320、ボーナス遊技演出制御手段330、サブ側ART制御手段340により制御されている。
「遊技状態」は、大別すると、次の種類がある。
なお、「遊技状態」の種類は、次の(1)〜(3)に限定されず、各種の前兆状態や準備状態を含んでいてもよい。また、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)通常遊技
(2)ボーナス遊技
(3)ART遊技
(通常遊技)
「通常遊技」は、「ボーナス遊技」及び「ART遊技」を除く遊技状態をいう。
「通常遊技」においては、図3に示す役抽選手段210による役抽選のほか、ART抽選手段271によるART抽選が実行される。役抽選の結果、ボーナス移行役に当選した場合にも、更にART抽選が実行される。
ボーナス移行役に当選した場合には、ボーナス移行役の図柄を揃えることで、「ボーナス遊技」に移行する。ART抽選に単独で当選した場合には、図示しないが、前兆状態や準備状態を経て「ART遊技」に移行する。
また、いわゆる「天井」が設けられ、合計ゲーム数が所定ゲーム数、例えば「999G」に到達時に、「ART遊技」に移行が確定する。また、「ボーナス遊技」中において到達時においても、「ART遊技」に移行が確定する。「ART遊技」中に到達時においては、いわゆる「ストック」を獲得し、「ART遊技」の継続が確定する。
(ボーナス遊技)
「ボーナス遊技」は、いわゆる「BB」「RB」の連続作動状態をいう。
「ボーナス遊技」は、ゲーム性の異なる2種類のボーナスが搭載され、純増枚数としては第1、第2ボーナスの場合には、「204枚」、第3ボーナスの場合には「54枚」獲得可能である。第1、第2ボーナスは、払い出し枚数の合計が所定枚数、例えば「297枚」を超えると終了する。第3ボーナスの場合には、所定回数の払い出し、例えば「6回」の払い出しか、所定ゲーム数、例えば「6G」で終了する。
「ボーナス遊技」の終了後、ART抽選に非当選の場合には、「通常遊技」に移行する。これに対し、ART抽選に当選の場合には、図示しないが、前兆状態や準備状態を経て「ART遊技」に移行する。
(ART遊技)
「ART遊技」は、「RT状態」で、且つ「AT状態」の遊技状態をいう。
ここで、「RT状態」は、いわゆる「リプレイタイム」ともよばれ、図4を用いて後述する「通常遊技」よりも再遊技役(リプレイ役)の当選の確率が高く設定されている状態をいう。
ここで、「AT状態」は、いわゆる「アシストタイム」ともよばれ、サブ制御手段300の後述する報知制御手段341の作動状態であり、役抽選手段210により当選した小役の押し順が報知され、報知された押し順に従ってストップスイッチ35〜37を操作することで、当選した小役の図柄の組み合わせを停止表示させることができる状態をいう。
「ART遊技」は、所定ゲーム数、例えば「40G」若しくは「100G」と、継続バトル(4G)を1セットとする。所定ゲーム数は、上乗せが可能であり、図示しないが、3種類の上乗せ特化ゾーンが設けられている。セットは、継続が可能であり、いわゆる「ストック」を獲得し、継続可能である。
セットが終了後、「ストック」が無い場合には、「ART遊技」を終了し、「ボーナス遊技」に移行する。
(可動役物装置70)
可動役物装置70について、図5〜図16を用いて説明する。
まず、可動役物装置70は、図8〜図10に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、可動役物装置70のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)スライド部400,500
スライド部400,500は、画像表示部61の左右両側に配置され、該画像表示部61の前面を開放(図5)又は遮蔽する方向(図6及び図7)に移動可能なものである。
(2)上下一対のアーム部600,700
上下一対のアーム部600,700は、各スライド部400,500に軸支されつつ、リンク部材設けられ、該スライド部400,500の遮蔽方向(図6及び図7)への移動時に、図7に示すように、その上部又は下部から各々突出して、画像表示部61の前面方向に移動するものである。
(3)回転突出部材800,900
回転突出部材800,900は、各アーム部600,700の突出端部に各々軸支され、前記各スライド部400,500が開放方向への移動時には、図5に示すように、対応する各スライド部400,500側に各々収納され、各スライド部400,500が遮蔽方向への移動時には、図7に示すように、各々回転移動して画像表示部61の前面側に突出するものである。
(スライド部400,500)
具体的には、左右一対のスライド部400,500は、図6及び図7に示すように、画像表示部61の上側に固定された上下のガイドレール410,510にスライド可能に取り付けられている。左右のスライド部400,500は、図8及び図9に示すように、共通する1つのスライド駆動装置1000の駆動力により、画像表示部61の前面を開放する方向(図8)と、遮蔽する方向(図9)とに移動する。
スライド駆動装置1000は、ラックギア・アンド・ピニオン機構を利用し、具体的には左右のスライド部400,500の移動方向に沿って設けられ、上下に離れて対向する上下の計2個のラックギア1010,1020と、上下のラックギア1010,1020の間隔内で、対向する歯とかみ合い、画像表示部61の略中央に位置する1個のピニオンギア1030と、ピニオンギア1030を回転する1個の第1駆動源である第1モータ1040とから構成されている。
第1モータ1040を駆動すると、左右のスライド部400,500は、図8に示す画像表示部61の前面を開放する位置から、図9に示す遮蔽する方向に移動する。このとき、左右のスライド部400,500は、段階的に移動し、図示しないが、図8と図9との中間位置を第1段階目とし、図9に示す位置を第2段階目とする。
なお、スライド駆動装置1000として、ラックギア・アンド・ピニオン機構を例示したが、これに限定されず、例えば無端ベルトを利用したベルト駆動機構を用いてもよい。
(回転突出部材800,900)
上下の回転突出部材800,900は、図5〜図7に示すように、画像表示部61の左右方向に線対称に形成され、左右のスライド部400,500に各々設けられ、計4個から構成されている。
各回転突出部材800,900は、リングの1/4の扇形に形成され、図7に示すように、各々回転移動して画像表示部61の前面側に突出した状態において、リングを形作り、リングの中央に画像表示部61の画像が見える円形の窓部1100が形成されているようにしている。
回転突出部材800,900には、その表面に複数個のLED等から構成された役物ランプ820,910が設けられ、回転時等に点滅・点灯する。
(アーム部600,700)
上下のアーム部600,700は、図9及び図10に示すように、基端部が左側のスライド部500に各々支持され、突出端部に上下の回転突出部材800,900が各々軸支され、画像表示部61の上下方向に略線対称に形成されている。
上下のアーム部600,700は、左側のスライド部500に上下方向に線対称に形成されていることから、以下、上側のアーム部600を例に挙げて一旦説明し、その後、上下のアーム部600,700の共通した1個のアーム駆動装置1200について説明する。
上側のアーム部600は、図11及び図12に示すように、後述するリンク部材1300に軸支され、リンク部材1300の開放方向への移動に伴い、遮蔽方向へ移動する第1アーム610と、第1アーム610の先端に軸支され、第1アーム610の移動に伴い、後述するケース1400のスライド路1410内を突出又は収納動作を行う第2アーム620とを備える。
リンク部材1300は、左右のスライド部400,500、ここでは左側のスライド部500に対して左右に移動可能なものである。リンク部材1300が、図11に示す位置から、図12に示すように、画像表示部61において、向かって右側に移動することで、第1アーム610の回転に伴って、第2アーム620が突出するとともに、突出端部に軸支された上側の回転突出部材800がリングを形成するように時計回りに回転する。
(第1アーム610)
第1アーム610は、図13及び図14に示すように、リンク部材1300の左右の移動に伴って、上側の回転突出部材800を画像表示部61の中央に向かって斜め下側に移動するとともに、上側の回転突出部材800を時計回りに回転するリンク機構を構成する。
第1アーム610には、スライド部400,500に軸支する回転軸部613と、回転軸部613からリンク部材1300に向かって延び、当該リンク部材1300と一体的に移動するリンク部材側連結部611と、回転軸部613を挟んで、リンク部材側連結部611と反対方向に延び、第2アーム620と一体的に移行する第2アーム側連結部612と、を備える。
また、回転軸部613からリンク部材連結部611迄の長さを、回転軸部613から第2アーム側連結部612迄の長さより短く形成することにより、リンク部材側連結部611の移動距離に対し、第2アーム側連結部612の移動距離を長く設定する。
リンク部材側連結部611は、浮動軸であり、当該浮動軸はリンク部材1300に形成された上下に長い長穴1320に沿って移動する。第2アーム側連結部612は、第1アーム610の長手方向に沿って延びる長穴であり、当該長穴には、第2アーム620に設けられた後述する連結軸624がはまり込む。連結軸624は、第1アーム610の回転軸部613を中心とした回転時に、長穴である第2アーム側連結部612中を相対的に移動する。
なお、第1アーム610から、上側の回転突出部材800を移動・回転するリンク機構を構成したが、これに限定されず、歯車機構やラックギア・アンド・ピニオンから構成してもよい。
(第2アーム620)
第2アーム620は、図13及び図14に示すように、ケース1400のスライド路1410内に突出又は収納可能に支持されている。
第2アーム620には、その一端部に、上側の回転突出部材800とともに回転する回転部材621と、スライド路1410内に設けられた平板状のギア1420に連動して第2のアーム620の移動に伴い回転する円形ギア622とを備える。第2アーム620の他端部には、第1アーム610の長穴である第2アーム側連結部612にはまり合う連結軸624が設けられている。第2アーム620は、その連結軸624が長穴である第2アーム側連結部612にはまり合うことで、第1アーム610と連結される。
円形ギア622は、第2アーム620の移動に伴う円形ギア622の回転を回転部材621に伝えることにより、上側の回転突出部材800が回転するように形成し、第2アーム620がスライド路1410内を突出動作するときには、回転部材621が回転移動して画像表示部61の前面側に突出し、第2アーム620がスライド路1410内を収納動作するときには、回転部材621が回転移動して画像表示部61の前面側から収納する。
平板状のギア1420は、スライド路1410内に第2アーム620の移動方向に沿って形成されている。
回転部材621は、外周の一部、すなわち上側の回転突出部材800の回転範囲内に円形ギア622の歯にかみ合う歯が形成されている。
円形ギア622には、偏芯した位置に突出ピン623を設け、ケース1400側に突出ピン623がはまり込む凹部1430を設けている。突出ピン623は、図13に示すように、第2アーム620がスライド路1410内に収納された位置において、凹部1430内にはまり込み、第2アーム620の突出を防止するとともに、上側の回転突出部材800の回転を防止する。
また、ケース1400には、第2アーム620の移動方向に沿って長い長穴1440を設けている。長穴1440には、第1アーム610の第2アーム側連結部612がはまり込み、第2アーム側連結部612の移動範囲を規制している。長穴1440の図11において、向かって左端に位置する場合が、スライド路1410内での第2アーム620の収納位置であり、図12において、向かって左端に位置する場合が、スライド路1410からの第2アーム620の最大突出位置である。
(リンク部材1300)
リンク部材1300は、図11及び図12に示すように、左側のスライド部500の高さの略中央に、すなわち上下の回転突出部材800,900の間に位置し、左側のスライド部500に対し、画像表示部61の左右方向に移動可能に支持されている。リンク部材1300を、上下の回転突出部材800,900の間に設けたのは、上下の回転突出部材800,900を共通した1個の第2駆動源である第2モータ1500で駆動させるためのである。
なお、上下の回転突出部材800,900を共通した1個の第2駆動源である第2モータ1500で駆動させたが、これに限定されず、図示しないが、2個の駆動源を設けてもよいし、モータのほか、電磁ソレノイドを用いてもよい。
第2モータ1500は、図15及び図16に示すように、左側のスライド部500に固定され、第2モータ1500とリンク部材1300との間には、左側のスライド部500に対し、リンク部材1300を左右方向に移動させるリンク機構が設けられている。
具体的には、左側のスライド部500には、第2モータ1500の歯車にかみ合う駆動歯車1600を軸支し、駆動歯車1600の偏芯した位置から駆動軸1610を突出させる。
これに対し、リンク部材1300には、図13及び図14に示すように、駆動歯車1600の偏芯した駆動軸1610がはまり込む、上下方向に長い長穴1310を設けている。
長穴1310においては、図13における上側に位置する上端部に、駆動歯車1600の偏芯した駆動軸1610がはまり込んだ位置を基本とする。駆動軸1610が、図14に示すように、長穴1310中で下降し、下側に位置する下端部にはまり込んだ位置に移動すると、左側のスライド部500に対し、リンク部材1300が同図中において、向かって右側に移動する。
リンク部材1300が左側に移動すると、第1アーム610の浮動軸であるリンク部材側連結部611が、リンク部材1300に設けられた上下方向に長い長穴1320にはまり込んでいることから、第1アーム610が回転軸部613を中心に回転し、上側の回転突出部材800を移動・回転する。同様に、下側の回転突出部材900も、リンク部材1300の右側への移動に伴って、上側の回転突出部材800と同期して、下側アーム部700を介して移動・回転する。
(動作の説明)
つぎに、上記した構成を有する可動役物装置70の動作について説明する。
図5及び図8の状態において、第1モータ1040を駆動すると、ピニオンギア1030と上下のラックギア1010,1020とがかみ合い、左右のスライド部400,500は、図5に示す画像表示部61の前面を開放する位置から、図6及び図9に示す遮蔽する方向に移動する。このとき、左右のスライド部400,500は、段階的に移動し、図示しないが、図5と図6或いは図8と図9との中間位置である第1段階目迄、移動して停止する。
つづいて、第1モータ1040を駆動すると、左右のスライド部400,500は、図6に示す位置を第2段階目迄、移動して停止する。
つぎに、第2モータ1500を駆動すると、リンク部材1300が移動し、これに連動して第1アーム610が回転することで、図7及び図10に示すように、スライド路1410から第2アーム620が徐々に突出する。
このとき、第2アーム620の突出に伴い、スライド路1410内に設けられた平板状のギア1420とのかみ合いにより円形ギア622が回転し、更にこれにかみ合う回転部材621が回転することで、図10に示すように、計4個の回転突出部材800,900が中央に突出しながら回転し、リングを形作り、リングの中央に形成された円形の窓部1100を通し、画像表示部61の画像が見えるようにしている。
また、計4個の回転突出部材800,900の突出・回転時には、役物ランプ820,910が点滅・点灯する。
なお、第2モータ1500を逆転させると、逆の動作により計4個の回転突出部材800,900が、図9に示すように、左右のスライド部400,500に収納され、更に第1モータ1040を逆転させると、図6及び図9に示す遮蔽する位置から、図5及び図8に示す画像表示部61の前面を開放する方向に移動する。
(図17に示す演出動作パターン)
つぎに、図17を用いて、可動役物装置70による「演出動作パターン」について説明する。
「演出動作パターン」は、図3に示すサブ制御手段300側の演出パターン記憶手段351に記憶され、メイン制御手段200側の演出動作パターン決定手段282により一つが決定され、決定された一つの「演出動作パターン」がサブ制御手段300側の動作制御手段352により実行される。
動作制御手段352は、第1モータ1040、及び第2モータ1500の駆動を制御する。なお、このとき、動作制御手段352は、役物ランプ820,910の点灯状態を制御するが、「演出動作パターン」の説明においては省略する。
可動役物装置70による演出をするか否かは、図3に示すメイン制御手段200側の動作決定手段281により決定され、例えば役抽選手段210により「ボーナス移行役」に当選を契機として、当該ゲーム、或いは以降のゲームにおいて可動役物装置70による演出が実行される。その結果、図7に示すように、四方に配置された計4個の回転突出部材800,900によりリング形が完成された場合には、「ボーナス移行役」の当選を遊技者に告知することができる。
また、例えば、図3に示すART抽選手段271により「ART抽選」に当選を契機として、当該ゲーム、或いは以降のゲームにおいて可動役物装置70による演出が実行される。その結果、図7に示すように、リング形が完成された場合には、「ART抽選」の当選を遊技者に告知することができる。
「演出動作パターン」は、図17に示すように、複数種類、例えば第1〜第6パターン(P1〜P6)が設定されている。
各第1〜第6パターン(P1〜P6)は、次の動作に分かれている。
(1)デフォルト(D)
「デフォルト」は、図5及び図8に示すように、画像表示部61の前面を開放した状態である。なお、「デフォルト」を、図17において「D」とも記載する。
(2)一段階目の移動(M1)
「一段階目の移動」は、デフォルト状態において第1モータ1040を駆動(ON、正転)し、左右のスライド部400,500を開放位置から遮蔽方向に移動し、図示しないが、図5と図6との中間位置に左右のスライド部400,500を移動した状態である。また、このとき、第2モータ1500は、非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「一段階目の移動」を、図17において「M1」とも記載する。
(3)二段階目の移動(M2)
「二段階目の移動」は、一段階目の移動位置において第1モータ1040を駆動(ON、正転)し、図6及び図9に示すように、左右のスライド部400,500を遮蔽方向に移動した状態である。また、このとき、第2モータ1500は非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「二段階目の移動」を、図17において「M2」とも記載する。
(4)三段階目の移動、すなわちリングの完成(M3)
「三段階目の移動」、すなわち「リングの完成」は、左右のスライド部400,500を遮蔽位置において第2モータ1500を駆動(ON、正転)し、図7及び図10に示すように、四方に配置された計4個の回転突出部材800,900を突出・回転させ、リング形を完成させた状態である。このとき、第1モータ1040は、非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「三段階目の移動」或いは「リングの完成」を、図17において「M3」とも記載する。
(5)エンド(E)
「エンド」は、デフォルト状態への復帰であり、第1モータ1040や第2モータ1500を駆動(逆転)させることで実行される。「エンド」を、図17において「E」とも記載する。
つぎに、上記動作は、次の契機に分かれて実行される。
(1)スタートスイッチON
「スタートスイッチON」は、図1及び図3に示すスタートスイッチ34を、オフ(OFF)状態からオン(ON)に移行させた時である。
(2)第1停止
「第1停止」は、図1及び図3に示すストップスイッチ35〜37のうち、最初に操作したスイッチの「ボタンを押した際」であり、このとき、スイッチはオフ(OFF)状態からオン(オン)に移行する。なお、「ボタンを押した際」を例示したが、これに限定されず、「ボタンを押した状態から離した際」としてもよい。
(3)第2停止
「第2停止」は、図1及び図3に示すストップスイッチ35〜37のうち、2番目に操作したスイッチの「ボタンを押した際」であり、このとき、スイッチはオフ(OFF)状態からオン(オン)に移行する。なお、「ボタンを押した際」を例示したが、これに限定されず、「ボタンを押した状態から離した際」としてもよい。
(4)第3停止(ON)
「第3停止(ON)」は、図1及び図3に示すストップスイッチ35〜37のうち、3番目、すなわち最後に操作したスイッチの「ボタンを押した際」であり、このとき、スイッチはオフ(OFF)状態からオン(オン)に移行する。
(5)第3停止(OFF)
「第3停止(OFF)」は、上記「第3停止(ON)」に続き、スイッチの「ボタンを押した状態から離した際」であり、このとき、スイッチはオン(ON)からオフ(OFF)状態に復帰する。
(第1パターン)
「第1パターン」(P1)においては、「第1停止」を契機として、「一段階目の移動」(M1)が実行され、続いて「第2停止」を契機として、「二段階目の移動」(M2)が実行され、更に「第3停止(ON)」を契機として、「リングの完成」(M1)が実行される。その後、「第3停止(OFF)」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第1パターン」(P1)は、基本的なパターンであり、遊技者の操作に伴って、可動役物装置70が動作し、遊技者の達成感が高い。
(第2パターン)
「第2パターン」(P2)においては、「第3停止(ON)」を契機として、「一段階目の移動」(M1)、「二段階目の移動」(M2)、「リングの完成」(M1)が連続して実行される。その後、「第3停止(OFF)」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第2パターン」(P2)は、「第1停止」及び「第2停止」で、可動役物装置70が動作せず、「第3停止(ON)」で突然、動作するため、遊技者に「憔悴感」と「満足感」とを同時に与えられ、遊技をスリリングなものとできる。
(第3パターン)
「第3パターン」(P3)においては、「スタートスイッチON」を契機として、「一段階目の移動」(M1)、「二段階目の移動」(M2)、「リングの完成」(M1)が連続して実行される。その後、「第3停止(OFF)」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第3パターン」(P3)は、「スタートスイッチON」で予期せずに突然、可動役物装置70が動作するため、遊技者に「驚き」と「喜び」を同時に与えられ、遊技をスリリングなものとできる。
(第4パターン)
「第4パターン」(P4)においては、「第3停止(OFF)」を契機として、「一段階目の移動」(M1)、「二段階目の移動」(M2)、「リングの完成」(M1)が連続して実行される。その後、所定時間が経過すると、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第4パターン」(P4)は、「第1停止」、「第2停止」及び「第3停止(ON)」で、可動役物装置70が動作せず、「第3停止(ON)」で突然、動作するため、遊技者に「憔悴感」と「満足感」とを同時に与えられ、第2パターン(P2)と比較して、遊技を一層、スリリングなものとできる。
(第5パターン)
「第5パターン」(P5)においては、「第1停止」を契機として、「一段階目の移動」(M1)が実行され、続いて「第2停止」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第5パターン」(P5)では、「リングの完成」(M1)に至らず、可動役物装置70が全く動作しない場合と比較すれば、「ボーナス移行役」や「ART抽選」の当選の確率が高いが、「リングの完成」(M1)した場合と比較すれば、「ボーナス移行役」や「ART抽選」の当選の確率が低いことを遊技者に告知することができる。すなわち、本「第5パターン」(P5)では、停止操作途中でエンドになってしまう場合で想定できる具体例として、当該遊技においてART当選、ARTゲーム数の上乗せ、ボーナス当選等、遊技者にとってより有利な状況になる可能性を有した遊技かもしれないという期待感を持たせつつも、結果としては外れた場合に選択され得るパターンが想定可能である。
(第6パターン)
「第6パターン」(P6)においては、「第1停止」を契機として、「一段階目の移動」(M1)が実行され、続いて「第2停止」を契機として、「二段階目の移動」(M2)が実行され、更に「第3停止(ON)」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)に復帰する。
本「第6パターン(P6)」では、「リングの完成」(M1)に至らず、第5パターン(P5)と比較すれば、「ボーナス移行役」や「ART抽選」の当選の確率が高いが、「リングの完成」(M1)した場合と比較すれば、「ボーナス移行役」や「ART抽選」の当選の確率が低いことを遊技者に告知することができる。すなわち、本「第6パターン(P6)」では、第5パターンよりもより期待感を引っ張る意味合いで選択され得るパターンであり、遊技者からすれば、第5パターンよりも、より期待感の高い演出とできる。
(図18に示す演出動作パターンの他の実施の形態)
図18を用いて、「演出動作パターン」の他の実施の形態について説明する。
本演出動作パターンは、図17に示したパターンと逆のものであり、「リングの完成」(M1)の状態を崩し、左右のスライド部400,500を遮光位置から開放方向に移動し、画像表示部61の前面を開放した状態に戻すものである。
本実施の形態によれば、「リングの完成」(M1)の状態を崩し、画像表示部61の前面を開放した状態に戻すというミッションを達成したことにより、「ボーナス移行役」の当選を遊技者に告知することができる。また、本実施の形態において、「リングの完成」(M1)の状態において、下に隠れて見難い画像を画像表示部61に表示させておき、画像表示部61の前面を開放した状態に戻すことで、下に隠れていた画像を初めて見ることができるようにしたり、鮮明に見ることができるようにしてもよい。
「演出動作パターン」は、図18に示すように、複数種類、例えば第1〜第6パターン(P1〜P6)が設定されている。
各第1〜第6パターン(P1〜P6)は、次の動作に分かれている。
(1)デフォルト(D)
「デフォルト」は、図7及び図10に示す「リングの完成」である。なお、「デフォルト」を、図18において「D」とも記載する。
(2)一段階目の移動(M1)
「一段階目の移動」は、デフォルト状態において第2モータ1500を駆動(ON、逆転)し、図7及び図10に示した「リング」を構成する計4個の回転突出部材800,900の状態から逆転・収納させていく第1段階目の状態である。このとき、第1モータ1040は、非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「一段階目の移動」を、図18において「M1」とも記載する。
(3)二段階目の移動(M2)
「二段階目の移動」は、回転突出部材800,900の収納状態において、第1モータ1040を駆動(ON、逆転)し、左右のスライド部400,500を遮蔽位置から開放方向に移動し、図示しないが、図5と図6との中間位置に左右のスライド部400,500を移動した第2段階目の状態である。また、このとき、第2モータ1500は、非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「二段階目の移動」を、図18において「M2」とも記載する。
(4)三段階目の移動、すなわち「リングの復帰」(M3)
「三段階目の移動」は、二段階目の移動位置において第1モータ1040を駆動(ON、逆転転)し、左右のスライド部400,500を開放方向に移動し、画像表示部61の前方を開放させた第3段階目の状態である。また、このとき、第2モータ1500は、非駆動状態(OFF)を維持する。なお、「三段階目の移動」或いは「リングの復帰」を、図18において「M3」とも記載する。
(5)エンド(E)
「エンド」は、デフォルト状態への復帰であり、第1モータ1040や第2モータ1500を駆動(正転)させることで実行される。「エンド」を、図18において「E」とも記載する。
つぎに、上記動作の契機は、図17を用いて説明した「演出動作パターン」と同じであるので説明を省略する。
ここでは、「第1パターン」(P1)について説明し、「第2パターン」(P2)以降については説明を省略する。
「第1パターン」(P1)においては、「第1停止」を契機として、「一段階目の移動」(M1)が実行され、続いて「第2停止」を契機として、「二段階目の移動」(M2)が実行され、更に「第3停止(ON)」を契機として、「リングの収納」(M1)が実行される。その後、「第3停止(OFF)」を契機として、「エンド」(E)が実行され、「デフォルト」(D)、すなわちリングが復帰する。
本「第1パターン」(P1)は、基本的なパターンであり、遊技者の操作に伴って、可動役物装置70が動作し、遊技者の達成感が高い。
10 遊技機 11 筐体
12 前扉 13 図柄表示窓部
20 上パネル部 21 上部ランプ
22 第1演出ランプ 23 第2演出ランプ
24 第3演出ランプ 25 上部スピーカー
30 操作部 31 ベットスイッチ
32 チャンススイッチ 33 メダル投入口
34 スタートスイッチ 35 左ストップスイッチ
36 中ストップスイッチ 37 右ストップスイッチ
38 精算スイッチ 39 メダルセンサー
40 下パネル部
41 下パネル 42 下部スピーカー
43 メダル払出口 44 メダル受け皿
50 リールユニット 51 図柄
52 左リール 53 中リール
54 右リール 55 有効ライン
56 リール枠 57 リールテープ
60 表示装置 61 画像表示部
70 可動役物装置 80 ホッパーユニット
100 遊技制御手段 200 メイン制御手段
210 役抽選手段 220 停止制御手段
230 遊技結果判定手段 240 払出制御手段
250 通常遊技制御手段 260 ボーナス遊技制御手段
270 メイン側ART制御手段 271 ART抽選手段
280 メイン側役物動作制御手段
281 動作決定手段 282 演出動作パターン決定手段
290 送信制御手段
300 サブ制御手段 310 受信制御手段
320 通常遊技演出制御手段 330 ボーナス遊技演出制御手段
340 サブ側ART制御手段 341 報知制御手段
350 サブ側役物動作制御手段
351 演出パターン記憶手段 352 動作制御手段
400 左側のスライド部 410 上側のガイドレール
500 右側のスライド部 510 下側のガイドレール
600 上側のアーム部
610 第1アーム 611 リンク部材側連結部
612 第2アーム側連結部 613 回転軸部
620 第2アーム 621 回転部材
622 円形ギア 623 突出ピン
624 連結軸
700 下側のアーム部 800 上側の回転突出部材
810 回転部材 820 役物ランプ
900 下側の回転突出部材 910 役物ランプ
1000 スライド駆動装置
1010 上側のラックギア 1020 下側のラックギア
1030 ピニオンギア 1040 第1モータ(第1駆動源)
1100 窓部
1200 アーム駆動装置 1300 リンク部材
1310 長穴 1320 長穴
1400 ケース
1410 スライド路 1420 平板状のギア
1430 凹部 1440 長穴
1500 第2モータ(第2駆動源)
1600 駆動歯車 1610 駆動軸

Claims (5)

  1. 遊技媒体の投入を検出するための遊技媒体検出手段と、
    前記遊技媒体検出手段により遊技媒体の投入が検出されたことを条件に遊技を開始する遊技部と、
    前記遊技部での遊技の進行に応じて画像を表示する画像表示部を備えた表示装置と、を備える遊技機において、
    前記遊技機には、
    前記表示装置の前側近傍に配置され、前記画像表示部の前方に出没可能に移動する可動役物装置を備え、
    前記可動役物装置は、
    前記画像表示部の左右両側に配置され、当該画像表示部の前面を開放又は遮蔽する方向に移動可能な左右一対のスライド部と、
    前記各スライド部に設けられ、当該スライド部の遮蔽方向への移動時に、その上部又は下部から各々突出して、前記画像表示部の前面方向に移動する上下一対のアーム部と、
    前記各アーム部の突出端部に各々軸支され、前記各スライド部が開放方向への移動時には、対応する前記各スライド部側に各々収納され、前記各スライド部が遮蔽方向への移動時には、各々回転移動して前記画像表示部の前面側に突出する回転突出部材と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技媒体の投入を検出するための遊技媒体検出手段と、
    前記遊技媒体検出手段により前記遊技媒体の投入が検出されたことを条件に遊技を開始する遊技部と、
    前記遊技部での遊技の進行に応じて画像を表示する画像表示部を備えた表示装置と、を備える遊技機において、
    前記遊技機には、
    前記表示装置の前側近傍に配置され、前記画像表示部の前方に出没可能に移動する可動役物装置を備え、
    前記可動役物装置は、
    回転突出部材とともに回転する回転部材と、
    前記画像表示部の左右両側に配置され、当該画像表示部の前面を開放又は遮蔽する方向に移動可能な左右一対のスライド部と、を備え、
    前記左右一対のスライド部には、当該スライド部に対して左右に移動可能なリンク部材と、
    前記スライド部に軸支され、前記リンク部材の移動に伴い回転可能な第1アームと、
    前記第1アームに連結され、前記第1アームの回転に伴い、スライド路内を突出又は収納動作を行う第2アームと、を備え、
    前記第2アームには、前記スライド路内に設けられた平板状のギアに連動して前記第2アームの移動に伴い回転する円形ギアを備え、
    前記円形ギアは、前記第2アームの移動に伴う前記円形ギアの回転を前記回転部材に伝えることにより、前記回転部材が回転するように形成し、
    前記第2アームが前記スライド路内を突出動作するときには、前記回転部材が回転移動して画像表示部の前面側に突出し、
    前記第2アームが前記スライド路内を収納動作するときには、前記回転部材が回転移動して前記画像表示部の前面側から収納するようにしたことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2記載の遊技機であって、
    左右一対の各スライド部には、上下に第1アームを各々備え、
    前記上下の第1アームの間に、前記リンク部材を配置し、
    前記リンク部材の開放又は遮蔽方向への移動に伴い、前記リンク部材を介して上下方向
    に線対称に、前記上下の第1アームが移動するようにしたことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3記載の遊技機であって、
    前記各回転部材は、
    前記画像表示部の前面側に、別の前記各回転部材と対向するように、各々突出した状態で配置され、前記各回転部材との間により形成された領域から前記画像表示部の画像が遊技者から目視可能にしたことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項2〜4のいずれか1の請求項に記載の遊技機であって、
    前記第1アームには、
    前記スライド部に軸支する回転軸部と、
    前記回転軸部から前記リンク部材に向かって延び、当該リンク部材と一体的に移動するリンク部材側連結部と、
    前記回転軸部を挟んで、前記リンク部材側連結部と反対方向に延び、前記第2アームと一体的に移行する第2アーム側連結部と、を備え、
    前記回転軸部から前記リンク部材側連結部迄の長さを、
    前記回転軸部から前記第2アーム側連結部迄の長さより短く形成することにより、前記リンク部材側連結部の移動距離に対し、前記第2アーム側連結部の移動距離を長くするようにしたことを特徴とする遊技機。
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