JP6204613B2 - 磁石アレイ及び磁気浮上平面モータ - Google Patents

磁石アレイ及び磁気浮上平面モータ Download PDF

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Description

本発明は集積回路製造分野、特に磁石アレイ及び磁気浮上平面モータに関わるものである。
フォトリソグラフィ装置分野において、移動ステージの移動は複数の自由度を有する移動装置によって駆動される必要がある。磁浮平面移動装置は、六つの自由度の非干渉的な移動を実現することが可能であるのみならず、更にこの種の移動装置は中間駆動部分を省略することができ、構造はコンパクトであって、移動ステージの移動効率の向上に寄与し、より高い位置決め精度と加速度を実現することができる。
駆動磁浮平面移動装置を駆動するのは、六自由度の磁気浮上平面モータであって、該磁気浮上平面モータは可動コイル型と可動磁石型に区分される。中でも可動磁石型磁気浮上平面モータは、その可動子によってケーブルの制限を減少させることから、フォトリソグラフィ装置の移動ステージへの応用において、より広範な使用が期待されている。現在、プリント回路基板を固定子とする可動磁石型磁気浮上平面モータが存在し、その構造様式は図1に示す通りであって、磁気浮上平面モータ1は固定子コイル11と磁石アレイ12を有する。更に固定子コイル11は、第一、第二、第三、第四セクション、即ち11A、11B、11C、11Dという四つのセクションに区分される。図2に示す通り、前記磁石アレイ12は、第一、第二、第三、第四磁石アレイである12A、12B、12C、12Dを有する。磁気浮上平面モータ1の稼働時には、第一、第二セクションである11A、11Bのコイルの通電により、第一磁石アレイ12A及び第二磁石アレイ12BがZ方向及びX方向の出力が生成するように誘導される。第三、第四セクションである11C、11Dのコイルの通電により、第三磁石アレイ12C及び第四磁石アレイ12DがZ方向及びY方向の出力が生成するように誘導される。前記四つの磁石アレイは磁力発生装置とも言え、それぞれが垂直方向及び水平方向の推力を生成することができるため、全ての磁気浮上平面モータの可動子部分を六つの自由度で移動するように駆動することが可能となる。各磁石アレイの磁化方向は図3に示す通りであり、単一の磁力発生装置は異なる極性の磁石を接続して長さを4τにした一次元ハルバッハ(Halbach)磁石アレイである。
一次元ハルバッハ磁石アレイを用いた磁気浮上平面モータにはモータの推力が小さいという課題が有った。
本発明は磁石アレイ及び磁気浮上平面モータを提供し、従来の技術における磁気浮上平面モータの推力が小さいという課題を解決するものである。
上述の技術的課題を解決するため、本発明は、概ね正方形であり、少なくとも一対の一次元ハルバッハ(Halbach)磁石アレイと一対の二次元ハルバッハ磁石アレイがXY平面内に排列されることによって構成され、前記二次元ハルバッハ磁石アレイが前記正方形の一本の対角線の両端の位置に配置される磁石アレイを提供する。
好ましくは、前記二次元ハルバッハ磁石アレイが、N磁石と、N磁石の周囲を囲むように配置されるS磁石とH磁石とを有し、前記H磁石の磁化方向がS磁石を指向する。
好ましくは、前記二次元ハルバッハ磁石アレイのN磁石とS磁石が正方形であり、二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に三角形のN磁石又はS磁石が配置される。
好ましくは、前記N磁石とS磁石が八角形であり、二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に1/2八角形又は1/4八角形のN磁石又はS磁石が配置される。
好ましくは、前記N磁石とS磁石が緊密に排列され、前記二次元ハルバッハ磁石アレイのH磁石がN磁石とS磁石を排列した後に形成される空隙中に位置する。
好ましくは、前記H磁石が前記N磁石とS磁石の間に配置され、かつN磁石とS磁石を排列した後に形成される空隙中に充填される。
好ましくは、N磁石とS磁石を排列した後に形成される間隙中に位置するH磁石の磁化方向がS磁石を指向し、更にX方向及びY方向のいずれとも45度の角度を呈する。
好ましくは、前記少なくとも一対の一次元ハルバッハ磁石アレイが一対の第一磁石アレイと一対の第二磁石アレイとを含み、更に第二磁石アレイ中の磁石が前記第一磁石アレイ中の磁石の長さより長い。
好ましくは、XY平面上において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイの中心に位置する磁石と前記第一、第二磁石アレイの中心に位置する磁石が同一極性の磁石である。
好ましくは、前記第一磁石アレイと第二磁石アレイがいずれも平行に配置される長方形のN磁石と、S磁石と、N磁石とS磁石の間に配置されるH磁石によって構成される。
好ましくは、前記一次元ハルバッハ磁石アレイの数と前記二次元ハルバッハ磁石アレイの数が同数であり、前記一次元ハルバッハ磁石アレイと二次元ハルバッハ磁石アレイが接続されて正方形を形成する。
本発明は、前記磁石アレイと、前記磁石アレイの下方に位置するコイルアレイとを含む、磁気浮上平面モータを更に提供する。
好ましくは、前記磁気浮上平面モータが前記磁石アレイ上に配置されるバックアイアン(裏側鉄部材)を更に有する。
好ましくは、前記コイルアレイがX方向の出力に用いられる第一コイルと、Y方向の出力に用いられる第二コイルとを有し、前記第一、第二コイルの配線方向が相互に交差し、かつ重なって配線される。
好ましくは、前記コイルアレイがPCBコイルアレイである。
好ましくは、前記第一、第二コイルの間に絶縁体が配置される。
好ましくは、前記磁石アレイが可動子、コイルアレイが固定子であって、前記固定子が相間ピッチ4τ/3の接続方式を採用し、更に磁石アレイ中の一次元ハルバッハ磁石アレイ中のN磁石と隣接するS磁石の間の磁極ピッチと前記二次元ハルバッハ磁石アレイ中のN磁石と隣接するS磁石の間のピッチが等しく、かつτで表示される。
従来の技術に比べ、本発明は以下の優位性を有する。本発明の磁石アレイは二次元ハルバッハ磁石アレイと一次元ハルバッハ磁石アレイを相互に結合する方式を採用するため、同等サイズのシンプルな一次元磁石アレイに比べ、モータの推力定数が増加する。
図1は従来技術の磁気浮上平面モータの俯瞰図である。
図2は従来技術の磁気浮上平面モータ中の磁石アレイの配置を示す図である。
図3は従来技術の磁石アレイの磁化を示す図である。
図4は本発明の実施例1中の磁気浮上平面モータの側面図である。
図5は本発明の実施例1中の磁気浮上平面モータの磁気浮上アレイの配置を示す図である。
図6〜8はそれぞれ本発明の実施例1中の磁石アレイの二次元ハルバッハ磁石アレイの配置を示す図(第一磁石アレイは四角形である)である。
図9は本発明の実施例1中の磁石アレイの一次元ハルバッハ磁石アレイの配置を示す図(第一磁石アレイ)である。
図10は本発明の実施例1中の磁石アレイの一次元ハルバッハ磁石アレイの配置を示す図(第二磁石アレイ)である。
図11は本発明の実施例1中の磁気浮上平面モータのコイル配線方式を示す図である。
図12は本発明の実施例1中の磁気浮上平面モータの動作メカニズムを示す図である。
図13は本発明の実施例1中のY方向の磁石アレイの接続方式を示す図である。
図14は本発明の実施例1中のX方向の磁石アレイの接続方式を示す図である。
図15は本発明の実施例1中の磁石アレイの二次元ハルバッハ磁石アレイの配置を示す図(第一磁石アレイは長方形である)である。
図16は本発明の実施例2中の磁石アレイの配置を示す図である。
図17は本発明実施例2中の磁気浮上平面モータの動作原理を示す図である。
図18は本発明の実施例2中の磁石アレイの拡大図である。
図19は本発明の実施例3中の磁石アレイの配置を示す図である。
図20は本発明の実施例3中の磁石アレイの一次元ハルバッハ磁石アレイの配置を示す図である。
図21は本発明の実施例3中の磁気浮上平面モータのコイル配線方式を示す図である。
図1〜3中、1−磁気浮上平面モータ、11−モータ固定子、11A−第一セクション、11B−第二セクション、11C−第三セクション、11D−第四セクション、12−磁石アレイ、12A−第一磁石アレイ、12B−第二磁石アレイ、12C−第三磁石アレイ、12D−第四磁石アレイである。
図4〜15中、100−磁石アレイ、110−二次元ハルバッハ磁石アレイ、111−N磁石、112−S磁石、113−H磁石、120−第一磁石アレイ、130−第二磁石アレイ、200−モータ固定子、210−第一コイル、220−第二コイル、230−絶縁体、300−バックアイアンである。
図16〜18中、100’−磁石アレイ、110’−二次元ハルバッハ磁石アレイ、110A−第一二次元ハルバッハ磁石アレイ、110B−第二二次元ハルバッハ磁石アレイ、120’−一次元ハルバッハ磁石アレイ、120A−第一一次元ハルバッハ磁石アレイ、120B−第二一次元ハルバッハ磁石アレイである。
210’A、210’B−第一コイル、220’A及び220’B−第二コイルである。
図19〜図21中、100”−磁石アレイ、110”−一次元ハルバッハ磁石アレイである。
本発明の上述の目的、特徴及び優位性をより明確に説明するため、以下、図面を参照し、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。本発明の図面は、もっぱら本発明の実施例を説明するためのものであり、いずれも簡略化された様式であって、正確な大きさを反映するものでないことは言うまでもない。
実施例1
図4を参照するに、本実施例において、磁気浮上平面モータは、モータ可動子とモータ固定子200とを有し、前記モータ可動子は、磁石アレイ100と磁石アレイ100上に配置されるバックアイアン300を有する。前記モータ固定子200はプリント回路基板を用いて製造され、X方向の出力を生成するために用いられる第一コイル210とY方向の出力を生成するために用いられる第二コイル220を有し、第一コイル210と第二コイル220は相互に直交し、かつ重なって配置され、更にコイル間に絶縁体230が配置される。
図5を重点的に参照するに、前記磁石アレイ100は一次元ハルバッハ磁石アレイと二次元ハルバッハ磁石アレイ110によって構成される。また、二次元ハルバッハ磁石アレイ110は二組設けられる。一次元ハルバッハ磁石アレイは、第一磁石アレイ120と第二磁石アレイ130とを有し、第二磁石アレイ130は、前記第一磁石アレイ120と比較すると、同一極性の磁石の長さが延長されているだけである。
図6〜8を重点的に参照するに、本実施例において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイ110は、三種の磁化方向の磁石が接続されて構成される。前記三種の磁石は、紙面に垂直に外側に向かうように磁化されるN磁石111と、紙面に垂直に内側に向かうように磁化されるS磁石112と、水平方向に磁化され、磁化方向が常にS磁石112を指向するH磁石113である。二次元ハルバッハ磁石アレイ110は、XとY方向におけるN−S磁極ピッチが全てτであって、一辺の長さが4τの正方形アレイである。
具体的には、前記二次元ハルバッハ磁石アレイ110中の三種の磁化方向の磁石は複数種類の接続方式を有する。
一種類目は、図6に示す通り、前記N磁石111とS磁石112は正方形、二次元ハルバッハ磁石アレイ110の最も外側に位置するN磁石(S磁石としても良い)は三角形であって、N磁石111とS磁石112の間にH磁石113が配列される。本発明の他の実施形態において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に三角形の磁石を配置せずに、H磁石113を挟んで二つの方向に配置される正方形のN磁石111とS磁石112によって配列部分を形成することもできる。
二種類目は、図7に示す通り、前記N磁石111とS磁石112は八角形、二次元ハルバッハ磁石アレイ110の最も外側に位置するN磁石(S磁石としても良い)は1/2八角形(二次元ハルバッハ磁石アレイ110の辺縁部分に位置する)又は1/4八角形(二次元ハルバッハ磁石アレイ110の頂角部分に位置する)である。更にN磁石111とS磁石112が緊密に排列され、H磁石113がN磁石111とS磁石112が排列された後に形成される空隙中に位置し、その磁化方向がS磁石112を指向し、かつ水平方向に45度の角度を呈する。本発明の他の実施形態において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に1/2八角形又は1/4八角形の磁石を配置せずに、H磁石113を挟んで二つの方向に配置される八角形のN磁石111とS磁石112によって配列部分を形成することもできる。
三種類目は、図8に示す通り、前記N磁石111とS磁石112は同じく八角形であり、H磁石113がN磁石111とS磁石112の間に配置され、かつN磁石111とS磁石112が排列された後に形成される空隙中に充填される。空隙中に位置するH磁石113の磁化方向がS磁石112を指向し、かつ水平方向に45度の角度を呈し、またその他の位置のH磁石113の磁化方向がS磁石112を指向する。
図9〜10を重点的に参照するに、前記一次元ハルバッハ磁石アレイ中、第一、第二磁石アレイ120、130はいずれも磁化方向が紙面から外側を指向するN磁石と、磁化方向が紙面から内側を指向するS磁石と、磁化方向がS磁石を指向するH磁石とが接続されて構成され、第一、第二磁石アレイ120、130と二次元ハルバッハ磁石アレイ110とが接続される一辺の辺長が4τである。
図5を重点的に参照するに、磁石アレイ100中のN磁石111とS磁石112間の磁極ピッチがτに設定され、二つの二次元ハルバッハ磁石アレイ110のXとY方向における離間距離はいずれもDfであり、前記第一磁石アレイ120のX方向における離間距離がDfであって、前記二つの第二磁石アレイ130のY方向における離間距離がDfである。本実施例において、離間距離とは二つの磁石アレイの中心線間の垂直距離のことを言い、更にDfが関係式Df=(N+0.5)τを満たし、式中のNが4以上の整数である。
前記磁気浮上平面モータ中、モータ可動子200のコイル配線方式は図11に示す通りであり、離間距離が4τ/3の配線方式を採用する。
図12を重点的に参照するに、前記磁気浮上平面モータの動作方式とコイルの通電の関係は以下の通りである。
第一コイル210の通電時、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第一磁石アレイ120がX方向とZ方向の出力を生成することを誘導する。
第二コイル220の通電時、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第二磁石アレイ130がY方向とZ方向の出力を生成することを誘導する。このように第一コイル210と第二コイル220各二組が配置され、これにより各コイルの通電をそれぞれ制御することで、モータ可動子の六自由度の移動を実現することができる。
更に、図13に示す通り、Y方向において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第一磁石アレイ120の間で以下の条件を満たす。二次元ハルバッハ磁石アレイ110のXY平面における幾何学的中心に配置される磁石と第一磁石アレイ120のXY平面における幾何学的中心に配置される磁石は同一極性の磁石であって、その磁化方向は同一であり、かつ両者のXY平面における幾何学的中心が同一のYZ平面上に位置する。二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第一磁石アレイ120のN−S磁極ピッチがいずれもτであり、接続辺の辺長がいずれも4τであることから、図12の第一コイル210の通電時、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第一磁石アレイ120が同一方向であるX方向及び/又はZ方向の出力を生成するという条件を満たすことができる。
同様に、図14に示す通り、X方向において、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第二磁石アレイ130の接続と配置は以下の条件を満たす。二次元ハルバッハ磁石アレイ110のXY平面における幾何学的中心に配置される磁石と第二磁石アレイ130のXY平面における幾何学的中心に配置される磁石は同一極性の磁石であって、両者のXY平面における幾何学的中心は同一のXZ平面上に位置し、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第二磁石アレイ130のN−S磁極ピッチがいずれもτであり、接続辺の辺長がいずれも4τであることから、図12の第二コイル220の通電時、二次元ハルバッハ磁石アレイ110と第二磁石アレイ130が同一方向であるY方向及び/又はZ方向の出力を生成するという条件を満たす。
前記第一磁石アレイ120は図5に示される四角形であっても、図15に示される長方形であっても良いことは言うまでもなく、本実施例は前記第一磁石アレイ120と第二磁石アレイ130の長さ、幅について制限を設けるものではない。
実施例2
本実施例と実施例1の相違点は磁石アレイの配置が異なる点である。
具体的には図16に示す通り、磁石アレイ100’は二個の二次元ハルバッハ磁石アレイ110’と二個の一次元ハルバッハ磁石アレイ120’が接続されて構成される。二次元ハルバッハ磁石アレイ110’は、第一、第二の二次元ハルバッハ磁石アレイ110Aと110Bを含む。一次元ハルバッハ磁石アレイ120’は、第一、第二の一次元ハルバッハ磁石アレイ120Aと120Bを含む。
磁石アレイ100’の動作方式とコイルの通電の関係は図17に示す通りである。
第一のコイル210’Bの通電が、第一の二次元ハルバッハ磁石アレイ110Aと第一の一次元ハルバッハ磁石アレイ120AがX方向及びZ方向の出力を生成することを誘導し、第二のコイル220’Bの通電が、第二の二次元ハルバッハ磁石アレイ110BがY方向及びZ方向の出力を生成することを誘導することで、モータ可動子のZ、Rx、Ry、Rz方向の移動を保持する。
第二のコイル220’Aの通電が、第一の二次元ハルバッハ磁石アレイ110Aと第二の一次元ハルバッハ磁石アレイ120BがY方向及びZ方向の出力を生成することを誘導し、第一のコイル210’Aの通電が、第二の二次元ハルバッハ磁石アレイ110BがX方向の出力とZ方向の出力を生成ることを誘導することで、モータのZ、Rx、Ry、Rz方向の移動を保持する。
本実施例の磁石アレイ100’はコンパクトなレイアウトを採用し、モータ可動子全体を磁石で覆うことによって、空間利用率を向上させるものである。更に、磁石アレイ100’はモジュールとして接続や拡張を行い易いことから、図18に示される、より大きいサイズの磁石アレイ100’を構成することが可能である。
実施例3
本実施例と実施例1及び実施例2との相違点は、モータ固定子中のコイル配線方式が異なる点である。
図19に示す通り、本実施例において、磁石アレイ100’’は四個の一次元ハルバッハ磁石アレイ110’’によって構成される。単独の磁石アレイ110’’は、図20に示す通りであり、N磁石、S磁石、H磁石が接続されて構成され、磁性鋼中のN−S磁極ピッチはτであって、異なる極性の磁石の接続総長は5τである。前記平行に配置された二つの一次元ハルバッハ磁石アレイ110’’のX方向/Y方向における離間距離はDfであり、Dfは関係式Df=(N+0.5)τを満たし、式中のNは5以上の整数である。
以上より、前記磁石アレイ100’’に対応する、モータ固定子のコイル配線方式は図21に示す通りであり、離間距離5τ/3の配線方式を採用し、空間利用率を向上させる。
本分野の技術者ならば、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、発明に様々な修正及び変更を加えることができるのは明らかである。従って、本発明のこれらの修正及び変更は本発明の請求の範囲及びその同等の技術範囲内に含まれることは言うまでもなく、本発明もまたこれら修正及び変更をその範囲内に含めることを意図するものである。

Claims (20)

  1. 概ね正方形であり、少なくとも一対の一次元ハルバッハ磁石アレイと一対の二次元ハルバッハ磁石アレイがXY平面内に配列されることによって構成され、
    前記二次元ハルバッハ磁石アレイが前記正方形の一本の対角線の両端の位置に配置され、
    前記二次元ハルバッハ磁石アレイに隣接する前記一対の一次元ハルバッハ磁石アレイの磁石の配列の方向が相違し、かつ、その方向が互いに垂直の関係であり、
    前記正方形の他の一本の対角線の両端に、前記一次元ハルバッハ磁石アレイが配置される、
    磁石アレイ。
  2. 前記二次元ハルバッハ磁石アレイが、
    N磁石と、N磁石の周囲を囲むように配置されるS磁石とH磁石とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁石アレイ。
  3. 前記二次元ハルバッハ磁石アレイの前記N磁石と前記S磁石が正方形であって、
    前記H磁石の磁化方向が前記S磁石を指向する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁石アレイ。
  4. 前記二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に三角形のN磁石又はS磁石が更に配置される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の磁石アレイ。
  5. 前記二次元ハルバッハ磁石アレイのN磁石とS磁石が八角形である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁石アレイ。
  6. 前記二次元ハルバッハ磁石アレイの最も外側に1/2八角形又は1/4八角形のN磁石又はS磁石が更に配置される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の磁石アレイ。
  7. 前記N磁石とS磁石が緊密に配列され、前記H磁石がN磁石とS磁石を配列した後に形成される空隙中に位置する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の磁石アレイ。
  8. 前記H磁石が前記N磁石とS磁石の間に配置され、かつN磁石とS磁石を配列した後に形成される空隙中に充填されることを特徴とする請求項5に記載の磁石アレイ。
  9. N磁石とS磁石の間に位置するH磁石の磁化方向がS磁石を指向し、
    N磁石とS磁石を配列した後に形成される間隙中に位置するH磁石の磁化方向がS磁石を指向し、
    かつX方向及びY方向のいずれとも45度の角度を呈する、
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の磁石アレイ。
  10. 前記少なくとも一対の一次元ハルバッハ磁石アレイが一対の第一磁石アレイと一対の第二磁石アレイとを含み、
    第二磁石アレイ中の磁石が前記第一磁石アレイ中の磁石の長さより長い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁石アレイ。
  11. XY平面上において、前記二次元ハルバッハ磁石アレイの中心に位置する磁石と、前記第一、第二磁石アレイの中心に位置する磁石が同一極性の磁石である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の磁石アレイ。
  12. 前記第一磁石アレイと前記第二磁石アレイがいずれも平行に配置される長方形のN磁石と、S磁石と、N磁石とS磁石の間に配置されるH磁石によって構成される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の磁石アレイ。
  13. 前記一次元ハルバッハ磁石アレイの数と前記二次元ハルバッハ磁石アレイの数が同数であり、
    前記一次元ハルバッハ磁石アレイと前記二次元ハルバッハ磁石アレイが接続されて正方形を形成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁石アレイ。
  14. 磁石アレイであって、複数の請求項1に記載の磁石アレイをX方向及びY方向に配置して形成される正方形の磁石アレイ。
  15. 請求項1又は請求項14に記載の磁石アレイと、前記磁石アレイの下方に位置するコイルアレイと、を有する磁気浮上平面モータ。
  16. 前記磁石アレイ上に配置されるバックアイアンを更に有する、
    ことを特徴とする請求項15に記載の磁気浮上平面モータ。
  17. 前記コイルアレイがX方向の出力に用いられる第一コイルと、Y方向の出力に用いられる第二コイルとを有し、
    前記第一、第二コイルの配線方向が相互に交差し、かつ重なって配線される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の磁気浮上平面モータ。
  18. 前記コイルアレイがPCBコイルアレイである、
    ことを特徴とする請求項15に記載の磁気浮上平面モータ。
  19. 前記第一、第二コイルの間に絶縁体が配置される、
    ことを特徴とする請求項17に記載の磁気浮上平面モータ。
  20. 前記磁石アレイが可動子、前記コイルアレイが固定子であって、
    前記固定子が相間ピッチ4τ/3の接続方式を採用し、
    前記磁石アレイ中の一次元ハルバッハ磁石アレイ中のN磁石と隣接するS磁石の間の磁極ピッチと、前記二次元ハルバッハ磁石アレイ中のN磁石と隣接するS磁石の間のピッチが等しく、かつτで表示される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の磁気浮上平面モータ。
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