JP6203797B2 - 収納容器の蓋 - Google Patents
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Description
図1〜図6に示すように、本発明の収納容器の蓋は、後縁4B側に固定の第1ハンドル部1を一体に有する主蓋体4と、主蓋体4に枢着されて上下揺動自在のアーチ型の第2ハンドル部2と、主蓋体4に枢着された副蓋体5とを、備えている。
本発明に係る収納容器の蓋は、容器本体20の上端外周面のネジ部に螺着されて使用される。容器本体20には主に水やお茶やジュース等の液体を収納し、あるいは、小麦粉やシリアル、フレーク等の粉体を収納しても良い(図示省略)。
図5に示すように、第2ハンドル部2は、図中2点鎖線で示す上方起立状態M1と、後方に倒れた後方折畳状態M0に、揺動切替自在として構成されている。上方起立状態M1で、第2ハンドル部2は、水平面に対し略鉛直姿勢まで上方へ起立し、後方折畳状態M0で、第2ハンドル部2がアーチ型の切欠部30に収納され、第2ハンドル部2は、ほぼ水平状まで後方に倒れた姿勢となる。なお、第1ハンドル部1の上面には、切欠部30に連通する平面視半円状の指入れ用の凹部35が形成され(図6参照)、切欠部30に収納された第2ハンドル部2を指で容易に起立できるよう構成されている。
図4と図6に示すように、副蓋体5は、主蓋体4の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した施蓋状態P0から、水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態P1に揺動開閉自在として構成されている。施蓋状態P0から開蓋状態P1までの副蓋体5の(軸心L1廻りの)揺動角度を、開閉角度θとすると、この開閉角度θを、80°〜110°に設定するのが好ましい。開閉角度θが、80°未満であると、注ぎ口3から液体をスムーズに注出できない虞れがあり、110°を超えると、副蓋体5を開く際に大きな回転モーメントが必要となり好ましくない。なお、主蓋体4の前後中間位置とは、主蓋体4の円形部分(蓋本体部28)の直径をDとすると、前後方向中央線Cの前後合わせて0.3Dの幅寸法Wを有する帯状領域Eとする。
副蓋体5は、主蓋体4の爪部16に係止可能な係止舌片32が前端縁に設けられている。副蓋体5は、施蓋状態P0で、係止舌片32が爪部16に係止して停止保持される。図6に示す平面視に於て、主蓋体4と、施蓋状態P0の副蓋体5と、後方折畳状態M0の第2ハンドル部2とが、全体として(係止舌片32を除いて)円形になるように形成されている。
副蓋体5は、軸受部23,23が、枢支壁29,29の内方に突出する軸部19,19の先端に嵌着されている。言い換えると、第2ハンドル部2と副蓋体5は、軸部19,19を共用し、同一軸心上の枢着軸心L1,L2廻りに揺動自在として枢着される。この構成により、部品点数が少なくなって、構造を簡素化できると共に、枢支壁29,29に枢結軸を一体形成する場合に比べて、主蓋体4の金型を容易に成形できる利点がある。
主蓋体4と、第2ハンドル部2と、副蓋体5とは、分離組付自在であって、取外して別々に洗浄することができ、取付ける際も、迅速かつ容易に組み立てることができる。
弾性帯体7は、例えば、シリコン樹脂やエラストマー等の弾性材から成り、注ぎ口3を施蓋する第1栓部17と、通気孔6を施蓋する第2栓部18とを、一体に有している。弾性帯体7は、第1栓部17と第2栓部18を繋ぐ連結帯状部13よりも厚さ寸法が増大するよう形成された厚肉片部33を、一端部7a寄りに有している。厚肉片部33の厚さ寸法tは、3mm〜6mmに設定され、第1栓部17と第2栓部18を除く厚肉片部33以外の部分(連結帯状部13)の厚さ寸法t0を1.0mm〜2.5mmに設定するのが好ましく、厚肉片部33は比較的分厚く形成されている。
弾性帯体7は、取付孔部21に嵌着可能なキノコ型の嵌入凸部26を第1栓部17に対応して配設し、第2栓部18内には、取付ピン22が差込まれる差込凹部27が形成されている。弾性帯体7の一端部7aには、半円状の凹部9を有している。弾性帯体7は、取付ピン22を差込凹部27に差込むと共に、嵌入凸部26を取付孔部21に嵌め込んで、副蓋体5に取着される。このとき、弾性帯体7は、弯曲ガイド部25に当接して、一端部7aを前方に向けて弯曲する。次に、副蓋体5を、主蓋体4の上方から押し付けて、軸受部23,23を軸部19,19に外嵌する。副蓋体5の軸受部23,23が(弾性変形しつつ)軸部19,19に対しパチンと音を立てながら嵌着される。図2に示すように、主蓋体4に上方から副蓋体5を取り付けることで、前方弯曲状の弾性帯体7の一端部7aが短筒部8の後端面に突き当る。つまり、副蓋体5に弾性帯体7を取着し、次に、副蓋体5を主蓋体4の上方から軸部19,19に嵌着するのと同時に、弾性帯体7が短筒部8の後端壁部8Bに突き当たってJ字状弯曲姿勢となる。従って、主蓋体4に対する副蓋体5の取付けがワンタッチで完了する。
図7に示すように、施蓋状態P0では、短筒部8と弾性帯体7が、副蓋体5の内側に収納されている。副蓋体5の上端面15が後方下傾状であって、前縁側の高さが大きくなる為、主蓋体4の前縁4A側に配設された短筒部8の高さ寸法Hを十分に確保できる。また、弾性帯体7が副蓋体5の枢着軸心L2に近い位置で確実に横倒U字状の弯曲姿勢に弾性変形して、曲げ復元モーメントMを発生して、副蓋体5に上方へ開く力を付勢する。
また、図4に示すように、開蓋状態P1で、副蓋体5が鉛直状姿勢まで起立した際、上端面15が、水平面に対し90°より傾斜角度αだけ大きく傾むくこととなり、実際の副蓋体5の開閉角度θより大きく揺動して開いたように見える。なお、傾斜角度αが上記下限値未満であると、副蓋体5の前縁側の高さが確保できず、上限値を超えると、高さが過大となり好ましくない。同一面状の上端面12,14,15が、ほぼフラットとなり、蓋全体の高さが最小限に抑えられ、かつ、外観上美しく形成されている。本発明に於て、同一面状とは、平面視に於ける上端面12,14,15の全面積の内の85%以上が同一平面上に配設されていることを示し、弾性帯体7の嵌入凸部26が上端面15に露出している箇所と、第1ハンドル部1の上面に設けた指入れ用凹部35(図6参照)と、主蓋体4及び第2ハンドル部2と副蓋体5の隙間に於ける谷部と、の合計面積が、全面積の内の15%未満に抑えられている。
2 第2ハンドル部
3 注ぎ口
4 主蓋体
4A 前縁
4B 後縁
5 副蓋体
7 弾性帯体
8 短筒部
12 上端面
14 上端面
15 上端面
M1 上方起立状態
M0 後方折畳状態
P0 施蓋状態
P1 開蓋状態
L1 枢着軸心
L2 枢着軸心
α 傾斜角度
Claims (2)
- 後縁(4B)側に固定の第1ハンドル部(1)を有し容器本体(20)に螺進退自在に螺着される平面視円形の主蓋体(4)と、該主蓋体(4)に枢着されて上方起立状態(M1)と後方折畳状態(M0)に揺動切替自在の半円弧状のアーチ型第2ハンドル部(2)と、上記主蓋体(4)に枢着され外端縁が平面視で半円弧状の副蓋体(5)とを、備え、後方折畳状態(M 0 )の上記第2ハンドル部(2)の外端縁と施蓋状態(P 0 )の上記副蓋体(5)の上記外端縁によって上記主蓋体(4)の上記平面視円形と略同一の平面視円形が形成され、
上記副蓋体(5)は、上記主蓋体(4)の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した上記施蓋状態(P0)から水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態(P1)に揺動開閉自在とされ、
さらに、上記第2ハンドル部(2)の枢着軸心(L 1 )と上記副蓋体(5)の枢着軸心(L 2 )は、同一軸心上に配設されていることを特徴とする収納容器の蓋。 - 上記主蓋体(4)の前縁(4A)側には、注ぎ口(3)が内設された上方突出状に注ぎ用短筒部(8)が形成され、かつ、該短筒部(8)の後方外端面に突き当たるように配設され上記副蓋体(5)を開く方向に弾発付勢する弾性帯体(7)を備え、上記施蓋状態(P 0 )で、上記短筒部(8)と横倒U字状の上記弾性帯体(7)が、上記副蓋体(5)の内側に収納され、
上記施蓋状態(P 0 )の上記副蓋体(5)の上端面(15)と、上記主蓋体(4)の上端面(14)と、上記後方折畳状態(M 0 )の上記第2ハンドル部(2)の上端面(12)が、水平面に対し傾斜角度(α)で後方下傾状として同一面状に配設されている請求項1記載の収納容器の蓋。
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JP2015182598A JP6203797B2 (ja) | 2015-09-16 | 2015-09-16 | 収納容器の蓋 |
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JP2017056968A JP2017056968A (ja) | 2017-03-23 |
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Family Applications (1)
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