JP6203797B2 - 収納容器の蓋 - Google Patents

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本発明は、収納容器の蓋に関する。
従来、後縁側に垂下状のハンドルを一体に備えた蓋を、容器の開口部に螺着して、冷たい水やお茶等の液体を収容する収納容器が知られている(特許文献1参照)。
特開2009−132420号公報
特許文献1記載の収納容器は、冷蔵庫の中間高さに設けられた両開きのドアの内側に収納する場合には、後縁側のハンドルを把持して取り出すことができ至便であるが、しかし、冷蔵庫の下部に配設された引出し式の収納室に収納した場合には、後縁側のハンドルには手が届きにくく、蓋の上部に形成された注出蓋支持部を掴むにも、指を掛けて持ち上げるのが難しく扱いにくかった。また、注出蓋支持部の下側に空間を設けた分だけ蓋の高さ寸法が大きくなり、冷蔵庫の両開きのドアに収納する際、その高さが邪魔になるという欠点があった。しかも、副蓋体は、注ぎ口を閉じた施蓋状態から僅かに上方に回動して開蓋状態となって、収納容器を大きく傾けた場合には、副蓋体が邪魔になって液体をスムーズに注出できなかった。
そこで、本発明は、冷蔵庫の下部から容易に持ち上げて取り出すことができ、かつ、液体をスムーズに注出できる収納容器の蓋を提供することを目的とする。
本発明に係る収納容器の蓋は、後縁側に固定の第1ハンドル部を有し容器本体に螺進退自在に螺着される平面視円形の主蓋体と、該主蓋体に枢着されて上方起立状態と後方折畳状態に揺動切替自在の半円弧状のアーチ型第2ハンドル部と、上記主蓋体に枢着され外端縁が平面視で半円弧状の副蓋体とを、備え、後方折畳状態の上記第2ハンドル部の外端縁と施蓋状態の上記副蓋体の上記外端縁によって上記主蓋体の上記平面視円形と略同一の平面視円形が形成され、上記副蓋体は、上記主蓋体の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した上記施蓋状態から水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態に揺動開閉自在とされ、さらに、上記第2ハンドル部の枢着軸心と上記副蓋体の枢着軸心は、同一軸心上に配設されているものである。
また、上記主蓋体の前縁側には、注ぎ口が内設された上方突出状に注ぎ用短筒部が形成され、かつ、該短筒部の後方外端面に突き当たるように配設され上記副蓋体を開く方向に弾発付勢する弾性帯体を備え、上記施蓋状態で、上記短筒部と横倒U字状の上記弾性帯体が、上記副蓋体の内側に収納され、上記施蓋状態の上記副蓋体の上端面と、上記主蓋体の上端面と、上記後方折畳状態の上記第2ハンドル部の上端面が、水平面に対し傾斜角度で後方下傾状として同一面状に配設されているものである。
本発明に係る収納容器の蓋によれば、冷蔵庫の下部に配設された引出し式の収納室に収納した場合であっても、第2ハンドル部を上方起立状態として把持して、容易に取り出すことができる。また、第2ハンドル部を使用しないときは、後方折畳状態とすれば邪魔になることもない。副蓋体が開蓋状態で、略鉛直姿勢まで上方へ起立して、スムーズに液体を注出できる。
本発明の実施の一形態を示した斜視図である。 本発明の実施の一形態を示した斜視図である。 本発明の実施の一形態を示した分解斜視図である。 本発明の収納容器の蓋の側面図である。 本発明の収納容器の蓋の側面図である。 本発明の収納容器の蓋の平面図である。 本発明の収納容器の蓋の側面図であり、(A)は断面側面図であり、(B)は弾性帯体に生じる応力を示す側面図である。 本発明の収納容器の蓋の断面側面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1〜図6に示すように、本発明の収納容器の蓋は、後縁4B側に固定の第1ハンドル部1を一体に有する主蓋体4と、主蓋体4に枢着されて上下揺動自在のアーチ型の第2ハンドル部2と、主蓋体4に枢着された副蓋体5とを、備えている。
本発明に係る収納容器の蓋は、容器本体20の上端外周面のネジ部に螺着されて使用される。容器本体20には主に水やお茶やジュース等の液体を収納し、あるいは、小麦粉やシリアル、フレーク等の粉体を収納しても良い(図示省略)。
主蓋体4は、例えば、PPやABS等の合成樹脂から成り、平面視円形状の蓋本体部28を有し、蓋本体部28に上方突出状の低突隆部11が形成されている。低突隆部11の前縁側には、左右一対の枢支壁29,29を有し、枢支壁29,29には、軸差込み用の孔部が左右方向に貫設されている。主蓋体4の前半部には、注ぎ口3が内設された上方突出状に注ぎ用短筒部8が形成され、また、注ぎ口3は、主蓋体4の(天井壁の)前縁4A近傍に配設され、短筒部8の前端壁部8Aは主蓋体4の前縁4Aに在って、弯曲しつつ上方前傾状として、液体を注ぎ易いように形成されている。さらに、この短筒部8は、側面視、後方へ傾斜すると共に、後端壁部8Bは、背が低く略水平状上端面を有し、この後端壁部8Bの一部を肉厚として、小径の通気孔6が上下に貫設されている。また、蓋本体部28の前縁4A側外周面には、爪部16が突設されている。主蓋体4の後半部には、主蓋体4の天井壁上面と低突隆部11の後縁側の円弧状外周面によって、第2ハンドル収納用切欠部30が形成されている。切欠部30は、横断面矩形状であって、全体がアーチ型に形成され、低突隆部11と第1ハンドル部1の間に、第2ハンドル部2を収納するための隙間が形成されている。なお、低突隆部11の上面と第1ハンドル部1の上面は、同一面状に配設されている。
図6に示すように、第2ハンドル部2は、蓋本体部28の約半円周分の大きさの半円弧状(アーチ型)に形成され、両端部の内面に内方へ向けて軸部19,19が突設されている。第2ハンドル部2は、枢支壁29,29の孔部に軸部19,19を差し込んで枢着されている。軸部19,19は、枢支壁29,29を貫通して先端が内側対向面に突出している。なお、枢支壁29,29には、軸逃がし切欠部31,31が形成され、第2ハンドル部2を弾性変形させて拡開しつつ、軸部19,19を孔部に差し込めるよう構成されている。
図5に示すように、第2ハンドル部2は、図中2点鎖線で示す上方起立状態Mと、後方に倒れた後方折畳状態Mに、揺動切替自在として構成されている。上方起立状態Mで、第2ハンドル部2は、水平面に対し略鉛直姿勢まで上方へ起立し、後方折畳状態Mで、第2ハンドル部2がアーチ型の切欠部30に収納され、第2ハンドル部2は、ほぼ水平状まで後方に倒れた姿勢となる。なお、第1ハンドル部1の上面には、切欠部30に連通する平面視半円状の指入れ用の凹部35が形成され(図6参照)、切欠部30に収納された第2ハンドル部2を指で容易に起立できるよう構成されている。
副蓋体5は、例えば、EastmanTritanコポリエステル(登録商標)によって構成され、全体が透明である。副蓋体5は、高い透明度と光沢を兼ね備えた美しい外観を備えると共に、デザイン性、容易な加工特性を有し、さらに、耐熱性・耐冷性に優れ、かつ、頑丈で高強度に形成されている。副蓋体5の前縁側外周面は、平面視円弧状であって、蓋本体部28の約半円周分の大きさに形成されている。
図4と図6に示すように、副蓋体5は、主蓋体4の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した施蓋状態Pから、水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態Pに揺動開閉自在として構成されている。施蓋状態Pから開蓋状態Pまでの副蓋体5の(軸心L廻りの)揺動角度を、開閉角度θとすると、この開閉角度θを、80°〜110°に設定するのが好ましい。開閉角度θが、80°未満であると、注ぎ口3から液体をスムーズに注出できない虞れがあり、110°を超えると、副蓋体5を開く際に大きな回転モーメントが必要となり好ましくない。なお、主蓋体4の前後中間位置とは、主蓋体4の円形部分(蓋本体部28)の直径をDとすると、前後方向中央線Cの前後合わせて0.3Dの幅寸法Wを有する帯状領域Eとする。
副蓋体5は、主蓋体4の爪部16に係止可能な係止舌片32が前端縁に設けられている。副蓋体5は、施蓋状態Pで、係止舌片32が爪部16に係止して停止保持される。図6に示す平面視に於て、主蓋体4と、施蓋状態Pの副蓋体5と、後方折畳状態Mの第2ハンドル部2とが、全体として(係止舌片32を除いて)円形になるように形成されている。
図6に示すように、第2ハンドル部2の枢着軸心Lと副蓋体5の枢着軸心Lは、同一軸心上に配設されている。
副蓋体5は、軸受部23,23が、枢支壁29,29の内方に突出する軸部19,19の先端に嵌着されている。言い換えると、第2ハンドル部2と副蓋体5は、軸部19,19を共用し、同一軸心上の枢着軸心L,L廻りに揺動自在として枢着される。この構成により、部品点数が少なくなって、構造を簡素化できると共に、枢支壁29,29に枢結軸を一体形成する場合に比べて、主蓋体4の金型を容易に成形できる利点がある。
主蓋体4と、第2ハンドル部2と、副蓋体5とは、分離組付自在であって、取外して別々に洗浄することができ、取付ける際も、迅速かつ容易に組み立てることができる。
図2と図7に示すように、副蓋体5を開く方向に弾発付勢する弾性帯体7を備え、弾性帯体7は、長手方向一端部7aが短筒部8の後端面に突き当たるように配設されている。
弾性帯体7は、例えば、シリコン樹脂やエラストマー等の弾性材から成り、注ぎ口3を施蓋する第1栓部17と、通気孔6を施蓋する第2栓部18とを、一体に有している。弾性帯体7は、第1栓部17と第2栓部18を繋ぐ連結帯状部13よりも厚さ寸法が増大するよう形成された厚肉片部33を、一端部7a寄りに有している。厚肉片部33の厚さ寸法tは、3mm〜6mmに設定され、第1栓部17と第2栓部18を除く厚肉片部33以外の部分(連結帯状部13)の厚さ寸法tを1.0mm〜2.5mmに設定するのが好ましく、厚肉片部33は比較的分厚く形成されている。
図7に示すように、副蓋体5が閉じた施蓋状態Pで、弾性帯体7(厚肉片部33)は、横倒U字状に弯曲し、弯曲内面は上下当接せず、前方(図7の左方向)に開口状を保っている。図7(B)に示すように、弾性帯体7(厚肉片部33)には、図中矢印Yにて示す弯曲内層側の弾性圧縮応力、及び、矢印Yにて示す弯曲外層側の弾性引張応力が生じている。弾性帯体7は、U字状に弯曲させることで、弾性圧縮応力及び弾性引張応力による曲げ復元モーメントMを発生し、副蓋体5を上方へ開く方向に弾発付勢するように構成されている。
図8に示すように、副蓋体5が上方起立状の開蓋状態Pでは、弾性帯体7は、厚肉片部33が伸びきった姿勢には復元せずに、J字状弯曲姿勢で弾性圧縮応力及び弾性引張応力が残留しており、小さいながらも曲げ復元モーメントMを発生し続けている。言い換えると、弾性帯体7は、開蓋状態Pに於て、復元力に余力を残している。
図3に示すように、弾性帯体7は、副蓋体5に対し着脱自在であって、容易に取外して洗浄することができ、取付けも容易に行える。副蓋体5には、弾性帯体7を嵌着するための取付孔部21が貫設され、かつ、内面に取付ピン22が立設されている。さらに、副蓋体5には、弾性帯体7の一端部7aを前方に弯曲させる弯曲ガイド部25が形成されている。
弾性帯体7は、取付孔部21に嵌着可能なキノコ型の嵌入凸部26を第1栓部17に対応して配設し、第2栓部18内には、取付ピン22が差込まれる差込凹部27が形成されている。弾性帯体7の一端部7aには、半円状の凹部9を有している。弾性帯体7は、取付ピン22を差込凹部27に差込むと共に、嵌入凸部26を取付孔部21に嵌め込んで、副蓋体5に取着される。このとき、弾性帯体7は、弯曲ガイド部25に当接して、一端部7aを前方に向けて弯曲する。次に、副蓋体5を、主蓋体4の上方から押し付けて、軸受部23,23を軸部19,19に外嵌する。副蓋体5の軸受部23,23が(弾性変形しつつ)軸部19,19に対しパチンと音を立てながら嵌着される。図2に示すように、主蓋体4に上方から副蓋体5を取り付けることで、前方弯曲状の弾性帯体7の一端部7aが短筒部8の後端面に突き当る。つまり、副蓋体5に弾性帯体7を取着し、次に、副蓋体5を主蓋体4の上方から軸部19,19に嵌着するのと同時に、弾性帯体7が短筒部8の後端壁部8Bに突き当たってJ字状弯曲姿勢となる。従って、主蓋体4に対する副蓋体5の取付けがワンタッチで完了する。
図7と図8に示すように、副蓋体5を施蓋状態Pへ閉じると、弾性帯体7が開蓋状態PのJ字状弯曲姿勢から横倒U字状の弯曲姿勢に弾性変形する。弾性帯体7は、副蓋体5の枢着軸心L近傍の狭い範囲(厚肉片部33)で局部的に弾性変形し、弯曲内層側の弾性圧縮応力及び弯曲外層側の弾性引張応力による曲げ復元モーメントMを発生して、副蓋体5に上方へ開く力を付勢している。即ち、副蓋体5は、枢着軸心Lに近い位置で、弾性帯体7による上方への曲げ復元モーメントMを受ける。このため、弾性帯体7の上記復元モーメントMは、上記枢着軸心L廻りの上方への回転モーメントとして有効に働く。また、弾性帯体7の肉厚や大きさを無用に大きく設定せずに済む利点がある。また、副蓋体5は、主蓋体4(蓋本体部28)の約半分の大きさであるため、副蓋体5を枢着軸心L廻りに上方に回転させる慣性モーメントが小さく、副蓋体5を開く際に弾性帯体7が副蓋体5に与えるべき弾性エネルギー(曲げ復元モーメントM)は少なくて済む。弾性帯体7が副蓋体5に曲げ復元モーメントMを付勢する際に、弾性帯体7の一端部7aが短筒部8に突き当たって固定され、弾性帯体7の一端部7aが前方に逃げることなく、副蓋体5に曲げ復元モーメントMを確実に付与することが可能となる。
図8に示すように、主蓋体4は、大きく開口する注ぎ口3の後方に、小さく開口する通気孔6が接近して配置されており、通気孔6は、吸入小筒部10の内周面によって形成されている。吸入小筒部10は下方突出状として、短筒部8の後端部に一体に形成され、下端部が大きく垂下状となるように設けられている。この構成により、弾性帯体7の第1栓部17と第2栓部18によって、注ぎ口3と通気孔6の両方を同時に施蓋(密封)することができ、また、図示省略するが、収納容器を斜めに傾けて注ぎ口3から液体を注出する際、吸入小筒部10の下端部が液体に浸入して通気孔6から空気をスムーズに吸入でき、通気孔6から液体が漏れ出ることなく注ぎ口3から液体をスムーズに注出できる。
図4と図5に示すように、施蓋状態Pの副蓋体5の上端面15と、主蓋体4の上端面14と、後方折畳状態Mの第2ハンドル部2の上端面12が、同一面状に配設され、同一面状の上端面12,14,15が、水平面に対し傾斜角度αで後方下傾状として形成されている。傾斜角度αは、3°〜10°に設定するのが好ましい。より好ましくは、6°〜8°に設定する。
図7に示すように、施蓋状態Pでは、短筒部8と弾性帯体7が、副蓋体5の内側に収納されている。副蓋体5の上端面15が後方下傾状であって、前縁側の高さが大きくなる為、主蓋体4の前縁4A側に配設された短筒部8の高さ寸法Hを十分に確保できる。また、弾性帯体7が副蓋体5の枢着軸心Lに近い位置で確実に横倒U字状の弯曲姿勢に弾性変形して、曲げ復元モーメントMを発生して、副蓋体5に上方へ開く力を付勢する。
また、図4に示すように、開蓋状態Pで、副蓋体5が鉛直状姿勢まで起立した際、上端面15が、水平面に対し90°より傾斜角度αだけ大きく傾むくこととなり、実際の副蓋体5の開閉角度θより大きく揺動して開いたように見える。なお、傾斜角度αが上記下限値未満であると、副蓋体5の前縁側の高さが確保できず、上限値を超えると、高さが過大となり好ましくない。同一面状の上端面12,14,15が、ほぼフラットとなり、蓋全体の高さが最小限に抑えられ、かつ、外観上美しく形成されている。本発明に於て、同一面状とは、平面視に於ける上端面12,14,15の全面積の内の85%以上が同一平面上に配設されていることを示し、弾性帯体7の嵌入凸部26が上端面15に露出している箇所と、第1ハンドル部1の上面に設けた指入れ用凹部35(図6参照)と、主蓋体4及び第2ハンドル部2と副蓋体5の隙間に於ける谷部と、の合計面積が、全面積の内の15%未満に抑えられている。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、弾性帯体7の形状は自由に変更することができ、また、弾性帯体7の副蓋体5への取着方法は上述の実施形態に限定されない。また、第2ハンドル部2は、門型に形成されていても良い。
以上のように、本発明に係る収納容器の蓋は、後縁4B側に固定の第1ハンドル部1を有する主蓋体4と、該主蓋体4に枢着されて上方起立状態Mと後方折畳状態Mに揺動切替自在のアーチ型の第2ハンドル部2と、上記主蓋体4に枢着された副蓋体5とを、備え、上記副蓋体5は、上記主蓋体4の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した施蓋状態Pから水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態Pに揺動開閉自在としたので、冷蔵庫の下部に配設された引出し式の収納室に収納した場合であっても、第2ハンドル部2を上方起立状態Mとして把持して、容易に取り出すことができる。また、第2ハンドル部2を使用しないときは、後方折畳状態Mとすれば邪魔になることもない。副蓋体5が開蓋状態Pで、略鉛直姿勢まで上方へ起立して、スムーズに液体を注出できる。
また、上記第2ハンドル部2の枢着軸心Lと上記副蓋体5の枢着軸心Lは、同一軸心上に配設されているので、部品点数が少なくなって、構造を簡素化でき、強度上も好ましく、主蓋体4の金型を容易に成形できる。
また、上記主蓋体4の前縁4A側には、注ぎ口3が内設された上方突出状に注ぎ用短筒部8が形成され、かつ、該短筒部8の後方外端面に突き当たるように配設され上記副蓋体5を開く方向に弾発付勢する弾性帯体7を備え、上記施蓋状態Pで、上記短筒部8と横倒U字状の上記弾性帯体7が、上記副蓋体5の内側に収納され、上記施蓋状態Pの上記副蓋体5の上端面15と、上記主蓋体4の上端面14と、上記後方折畳状態Mの上記第2ハンドル部2の上端面12が、水平面に対し傾斜角度αで後方下傾状として同一面状に配設されているので、短筒部8の高さ寸法Hを十分に確保でき、スムーズに液体を注出でき、かつ、弾性帯体7が副蓋体5の枢着軸心Lに近い位置で確実に横倒U字状の弯曲姿勢に弾性変形して、曲げ復元モーメントMを発生でき、確実に副蓋体5を上方へ開くことができる。同一面状の上端面12,14,15が、ほぼフラットとなり、高さが最小限に抑えられ、かつ、外観上美しく形成できる。
1 第1ハンドル部
2 第2ハンドル部
3 注ぎ口
4 主蓋体
4A 前縁
4B 後縁
5 副蓋体
7 弾性帯体
8 短筒部
12 上端面
14 上端面
15 上端面
上方起立状態
後方折畳状態
施蓋状態
開蓋状態
枢着軸心
枢着軸心
α 傾斜角度

Claims (2)

  1. 後縁(4B)側に固定の第1ハンドル部(1)を有し容器本体(20)に螺進退自在に螺着される平面視円形の主蓋体(4)と、該主蓋体(4)に枢着されて上方起立状態(M)と後方折畳状態(M)に揺動切替自在の半円弧状のアーチ型第2ハンドル部(2)と、上記主蓋体(4)に枢着され外端縁が平面視で半円弧状の副蓋体(5)とを、備え、後方折畳状態(M )の上記第2ハンドル部(2)の外端縁と施蓋状態(P )の上記副蓋体(5)の上記外端縁によって上記主蓋体(4)の上記平面視円形と略同一の平面視円形が形成され、
    上記副蓋体(5)は、上記主蓋体(4)の前後中間位置に枢着され、前方へ倒した上記施蓋状態(P)から水平面に対し略鉛直姿勢まで起立した開蓋状態(P)に揺動開閉自在とされ、
    さらに、上記第2ハンドル部(2)の枢着軸心(L )と上記副蓋体(5)の枢着軸心(L )は、同一軸心上に配設されていることを特徴とする収納容器の蓋。
  2. 上記主蓋体(4)の前縁(4A)側には、注ぎ口(3)が内設された上方突出状に注ぎ用短筒部(8)が形成され、かつ、該短筒部(8)の後方外端面に突き当たるように配設され上記副蓋体(5)を開く方向に弾発付勢する弾性帯体(7)を備え、上記施蓋状態(P )で、上記短筒部(8)と横倒U字状の上記弾性帯体(7)が、上記副蓋体(5)の内側に収納され、
    上記施蓋状態(P )の上記副蓋体(5)の上端面(15)と、上記主蓋体(4)の上端面(14)と、上記後方折畳状態(M )の上記第2ハンドル部(2)の上端面(12)が、水平面に対し傾斜角度(α)で後方下傾状として同一面状に配設されている請求項1記載の収納容器の蓋。
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