JP3233765U - 扇子 - Google Patents

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JP3233765U
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bones
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fan
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一久 栗元
一久 栗元
裕貴 渡辺
裕貴 渡辺
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クラフトハウス株式会社
有限会社ニツシン
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Abstract

【課題】今までになかった発想で要に着目し、1つの要であっても、一般的に知られている閉じた状態と開いた状態だけでなく、第2の開いた状態の形に変化させ、しかもそれを維持させることを可能にした扇子を提案する。
【解決手段】複数の骨3、5が1つの要部7によって繋げられ、骨を閉じた状態と開いた状態とに変化する扇子1は、要部は柔軟性がある弾力部材で形成され、開いた状態の複数の骨の配置が、同一平面状の配置に加えて、曲面状の配置にさらに変化でき、開かれて曲面状に配置された複数の骨の位置関係を維持するフック9を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、扇子に関し、特に、通常の閉じた状態及び開いた状態に加えて、形をさらに変化させることが可能な扇子に関する。
扇子は、扇いで風を起こす道具の1つとされ、歴史的にも古くからあり、儀礼や芸能においても用いられてきた。
形態は、それぞれが外側に位置する2つの親骨とその間に位置する複数の中骨とが要部によって繋げられている。親骨は、一般的に、中骨よりも太い。折り畳んだ和紙が骨に張られており、開くと段になるように展開する。このように、閉じた状態から開いた状態に変化する。骨の材質は、一般的には、竹製又は木製のものが多い。要の材質は、金属、プラスチックなどが用いられる。要が壊れると、扇子としての用をなさなくなることから最も重要な部分であり、「肝心要」の語源と言われている。
扇子についても工夫されたものもある。例えば、特許文献1の技術は、要部に熱可塑性樹脂を用い、端部に熱を加えて溶解し、冷却することによりきのこ状のかしめ部を自然に形成するものである。また、特許文献2の技術は、部材をできるだけ樹脂で作るものが提案されている。さらに、特許文献3の技術は、今までの形と異なるものとして、2つの扇子を繋いだ構造をしているものが提案されている。
ところで、新型コロナウイルスが発生するコロナ禍では、食事の場所での飛沫を防止することが大きな課題になっており、食事中に扇子で口元を隠すことも提案されることもある。このような動きもあり、特許文献4のように、扇面を植物由来原料を用いた高機能透明プラスチック製であって細菌が付着しにくい素材にして飛沫防止を行い、さらにドアオープナーの役割を果たすフック部分を設けてドアを開閉させるための取っ手等の握持対象に直接接触せずに利用できるものも提案されている。
特開2010−82420号公報 特開2014−42627号公報 特開2015−217276号公報 実登3229640号公報
しかしながら、従来の扇子では、要が最も重要なことから壊れないような強度にすることへの固定観念がありすぎた。
ゆえに、本考案は、今までになかった発想で要に着目し、1つの要であっても、一般的に知られている閉じた状態と開いた状態だけでなく、第2の開いた状態の形に変化させ、しかもそれを維持させることを可能にした扇子を提案することを目的とする。
本考案の第1の観点は、複数の骨が1つの要部によって繋げられ、前記複数の骨を閉じた状態と開いた状態とに変化する扇子であって、前記要部は柔軟性がある弾性部材で形成され、前記開いた状態の前記複数の骨の配置が、同一平面状の配置に加えて、曲面状の配置にさらに変化でき、前記開かれて前記曲面状に配置された前記複数の骨の位置関係を維持する固定手段を備えたものである。
本考案は、第1の観点において、前記要部が樹脂で形成された部材である。
本考案は、第1又は第2の観点において、前記固定手段が前記要部に取り付けられるフックであり、前記フックを前記複数の骨のうちの最も離れた外側の骨に引っ掛けて固定するものである。
本考案によれば、要を柔軟性がある弾性部材としたことにより、一つの要であっても開いた状態の複数の骨の配置を曲面状にさらに変化できる。このような第2の開いた形に変化させたことで、例えば、口元に凹側を向ければ、同一平面状の場合に比べて飛沫感染をより防止することが可能になる。また、このような曲面状の配置を固定できることから、手の力で曲面状を維持する力も不要で済む。さらに、曲面状に開いた状態に形が固定された扇子は、立体的になり、台上に凸側を上に向けて置けば凹側に空間ができ、茶菓子などを覆うこともでき、飛沫感染防止はもちろんのこと、日本文化における新たな作法などへも発展させることが可能になる。
本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す正面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す背面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す左側面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す右側面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す底面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す正面側からの斜視図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す正面拡大図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の通常の開いた状態を示す底面拡大図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す正面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す背面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す左側面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す右側面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す平面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す底面図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の閉じた状態を示す斜視図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の開いた状態であってさらに変化した状態を示す前方斜視図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の開いた状態であってさらに変化した状態を示す後方斜視図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の開いた状態であってさらに変化した状態を示す拡大前方斜視図である。 本考案の実施の形態に係る扇子の開いた状態であってさらに変化した状態を示す拡大後方斜視図である。
以下、図面を参照して、本願考案の実施例について述べる。なお、本願考案の実施の形態は、以下の実施例に限定されるものではない。
扇子1は、両方の外側のそれぞれに親骨3があり、2つの親骨3の間に複数の中骨5が配置されている。親骨3及び中骨5に亘らせて和紙などが張られて扇面6が形成される。そして、シリコンゴム等の柔軟性がある素材(樹脂など)で形成された要部7が親骨3及び中骨5の一方端を貫いて繋げている。ここで、要部7は、金属等の硬いものである通常の要部と異なり、柔軟性があることから、図17〜図20に示すように、扇面6を半円錐状様の曲面形状にできる。また、要部7には、フック9が要部7を軸にして回動自在に取り付けられている。図19及び図20に示すように、フック9がより離れた位置の親骨3に引っ掛けられ、扇面6を半円錐状様の曲面形状を維持して形を固定できるようになっている。なお、フック9は、回動できることから、扇面6を閉じるときには、親骨3と平行に扇子本体に収納できるものになっており、邪魔にならないように工夫されている。
このような要部7及びフック9という構成により、扇面が平面形状の通常の開いた状態(図1〜図8)及び閉じた状態(図9〜図16)以外に、さらに変化して、扇面6を半円錐状様の曲面形状を維持して形を固定できることから、凹面を口側に向ければ、通常の開いた状態よりも、食事中に扇子で口元を隠すことができ、飛沫防止がより行える。
また、飛沫防止以外にも、例えば、会席やお茶席などで手元を隠すなどの新たなしぐさの他、扇子を使う伝統芸能等などで新たな文化的なしぐさなどが出来得ることになる。
1・・・扇子、3・・・親骨、5・・・中骨、6・・・扇面、7・・・要部、9・・・フック

Claims (3)

  1. 複数の骨が1つの要部によって繋げられ、前記骨を閉じた状態と開いた状態とに変化する扇子であって、
    前記要部は柔軟性がある弾力部材で形成され、
    前記開いた状態の前記複数の骨の配置が、同一平面状の配置に加えて、曲面状の配置にさらに変化でき、
    前記開かれて前記曲面状に配置された前記複数の骨の位置関係を維持する固定手段を備えた、扇子。
  2. 前記要部は、樹脂で形成された部材である、請求項1記載の扇子。
  3. 前記固定手段は、前記要部に取り付けられるフックであり、
    前記フックを前記複数の骨のうちの最も離れた外側の骨に引っ掛けて固定する、請求項1又は2記載の扇子。
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